JPH1047191A - スピル装置及びライン圧制御装置を有する燃料噴射ポンプ - Google Patents

スピル装置及びライン圧制御装置を有する燃料噴射ポンプ

Info

Publication number
JPH1047191A
JPH1047191A JP9126484A JP12648497A JPH1047191A JP H1047191 A JPH1047191 A JP H1047191A JP 9126484 A JP9126484 A JP 9126484A JP 12648497 A JP12648497 A JP 12648497A JP H1047191 A JPH1047191 A JP H1047191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
spill
fuel
fuel injection
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9126484A
Other languages
English (en)
Inventor
Ilija Djordjevic
イリジャ・ジョルジェヴィク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanadyne Automotive Corp
Original Assignee
Stanadyne Automotive Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanadyne Automotive Corp filed Critical Stanadyne Automotive Corp
Publication of JPH1047191A publication Critical patent/JPH1047191A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M41/00Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
    • F02M41/08Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
    • F02M41/14Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons
    • F02M41/1405Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis
    • F02M41/1411Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis characterised by means for varying fuel delivery or injection timing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムローブの丸い凸状の端部に作用する反力
を大きく低減する。 【解決手段】 ポンプボディ37に設けられ径方向のポ
ンププランジャ孔36に交差する軸線方向の弁孔106
と、径方向に対向する一対のスピルポート122を有す
るスピル弁部材104と、スピル弁部材の径方向の溝内
に配置され、アクチュエータロッド102の半径方向内
方への運動をスピル弁部材の開弁位置への軸線方向の運
動に変換し、これによりポンププランジャ38と同期し
て各燃料噴射事象をスピルにより終了させる自己心出し
アクチュエータシュー103と、ディストリビュータロ
ータに設けられディストリビュータポート49より遅れ
側に位置する入口ポート202を有し、燃料噴射事象が
スピルにより終了された直後に各作動中の燃料導管より
非作動中の燃料導管へ燃料を戻す横断方向のコネクタ孔
200とを有するスピル弁100を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに同軸に配置
された外側のカムリング及び内側のポンプボディであっ
て、ポンプボディはポンプ室を郭定する一つ又はそれ以
上の径方向のポンププランジャ孔を有する外側のカムリ
ング及び内側のポンプボディと、各ポンププランジャ孔
内に配置された一対の互いに対向するポンププランジャ
とを有し、カムリング及びポンプボディはポンププラン
ジャをカムリングにより内方へ周期的に駆動して燃料の
高圧のチャージをポンプ室より内燃機関の燃料噴射ノズ
ルへ供給するよう互いに他に対し相対回転可能である型
式の燃料噴射ポンプに係る。尚上述の型式の燃料噴射ポ
ンプはこれ以降「上述の型式の燃料噴射ポンプ」と呼ば
れる。
【0002】本発明は、更に詳細には、(a)ポンププ
ランジャの内方へのポンプストロークの終了前に燃料の
高圧のチャージをスピルにより終了させる新規にして改
良されたスピル装置を有し、若しくは(b)燃料の高圧
のチャージをポンプ室より燃料噴射ノズルへ順次分配供
給するロータリディストリビュータを有し(これ以降
「ロータリディストリビュータ型燃料噴射ポンプ」と呼
ばれる)、(1)燃料の高圧のチャージを受けるべく各
ノズル燃料導管内のライン圧の噴射前制御を行い、若し
くは(2)二次燃料噴射を防止すると共に作動中の燃料
導管より燃料噴射ポンプへ燃料が過剰に戻されることを
防止すべく作動中の燃料導管のライン圧の噴射後制御を
行う新規にして改良されたライン圧制御装置を有する上
述の型式の燃料噴射ポンプに係る。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
構成の上述の型式の燃料噴射ポンプのなかには、プラン
ジャの内方へのポンプストロークの終了までポンプ室内
の供給圧が高い状態のままであるものがある。従って主
としてかかる高い供給圧により発生される高い反力がカ
ムリングのカムローブの丸い凸状の端部に及ぼさせる。
かくして高い応力が発生するので、燃料噴射装置は従来
より一般に最大供給圧が所望の圧力又は最適の圧力より
もかなり低い値になるよう設計されている。
【0004】
【発明の概要】本発明の主要な目的は、上述の型式の燃
料噴射ポンプに使用されるスピル装置であって、カムロ
ーブの丸い凸状の端部に作用する反力を大きく低減すべ
く、ポンププランジャの内方へのポンプストロークの終
了前にポンプ室より自動的に燃料をスピル(排出)させ
る新規にして改良されたスピル装置を提供することであ
る。
【0005】本発明の他の一つの目的は、上述の型式の
燃料噴射ポンプに使用されるスピル装置であって、各燃
料噴射事象をタイムリーに且つ適宜に自動的にスピルに
より終了させる新規にして改良されたスピル装置を提供
することである。
【0006】本発明の他の一つの目的は、上述の型式の
燃料噴射ポンプに使用されるスピル装置であって、
(a)各燃料噴射事象の継続時間を低減し、(b)内燃
機関のエミッション(例えば黒煙)を低減し、(c)内
燃機関の効率及び内燃機関の出力を増大させ、(d)燃
料消費量を低減する新規にして改良されたスピル装置を
提供することである。
【0007】本発明の他の一つの目的は、上述の型式の
燃料噴射ポンプに使用されるスピル装置であって、各燃
料噴射事象の終了時に最適の燃料流量の変化を与える新
規にして改良されたスピル装置を提供することである。
【0008】本発明の他の一つの目的は、ロータリディ
ストリビュータ型の燃料噴射ポンプに使用されるライン
圧制御装置であって、燃料の高圧のチャージを受けるよ
う各燃料導管を予め調整する新規にして改良されたライ
ン圧制御装置を提供することである。この目的には、何
もしなければスピルされる燃料の大部分を作動中の燃料
導管より非作動中の燃料導管へ戻し、これにより燃料の
高圧のチャージを受ける非作動中の燃料導管を順次予め
調整することを補助するライン圧制御装置を提供するこ
とが含まれる。
【0009】本発明の更に他の一つの目的は、ロータリ
ディストリビュータ型の燃料噴射ポンプに使用されるラ
イン圧制御装置であって、作動中の燃料導管よりポンプ
室へ戻される燃料の量を低減する新規にして改良された
ライン圧制御装置を提供することである。
【0010】本発明の更に他の一つの目的は、ロータリ
ディストリビュータ型の燃料噴射ポンプに使用されるラ
イン圧制御装置であって、二次噴射を防止すべく作動中
の燃料噴射ノズルよりの反射圧力波を減衰させる新規に
して改良されたライン圧制御装置を提供することであ
る。
【0011】本発明の更に他の一つの目的は、ロータリ
ディストリビュータ型の燃料噴射ポンプに使用されるラ
イン圧制御装置であって、燃料噴射後に各作動中の燃料
導管より戻る燃料の量を制御すると共に、燃料噴射ノズ
ルへの燃料の高圧供給とは独立し且つこれに悪影響を及
ぼさない新規にして改良されたライン圧制御装置を提供
することである。
【0012】本発明の他の一つの目的は、ロータリディ
ストリビュータ型の燃料噴射ポンプに使用されるスピル
装置若しくはライン圧制御装置であって、上述の一つ又
はそれ以上の機能及び利点を有し、構造が簡単であり、
従来の構成のロータリディストリビュータ型燃料噴射ポ
ンプに容易に適用可能であり、ポンプの通常の作動に悪
影響を及ぼすことがなく、保守を要することなく長期間
に亘り良好に且つ信頼性よく作動する新規にして改良さ
れたスピル装置若しくはライン圧制御装置を提供するこ
とである。
【0013】
【発明の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を
好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0014】図1及び図2は本発明の実施形態が組み込
まれたスピル装置8及びライン圧制御装置9を有する燃
料噴射ポンプ10を示している。ポンプ10はハウジン
グ12を有し、ハウジング12はガバナ室16を与える
ハウジングキャビティ14を有している。ロータ18及
びロータ駆動軸20がハウジング12内に同軸に配置さ
れている。ロータ18は同軸のスリーブ部材13により
囲繞されている。ポンプ10は一般に内燃機関速度の半
分の速度にてポンプ駆動軸20が内燃機関により回転駆
動されるよう内燃機関に取り付けられるよう構成されて
いる。
【0015】ロータ19の外端にはベーン型のトランス
ファーポンプ22が設けられている。燃料は燃料タンク
(図示せず)よりハウジング入口24及び領域25内に
設けられたスクリーンフィルタを経てトランスファーポ
ンプの入口28へ供給される。トランスファーポンプの
出口環状通路29(図1参照)がヘッド53及びスリー
ブ13に設けられた通路30及び31を介してロータリ
入口計量弁33に接続されている。トランスファーポン
プ制御装置35が過剰の燃料をトランスファーポンプの
入口28へ戻すことによりトランスファーポンプ22の
出口圧力を制御する。制御装置35は、出口圧力がポン
プ速度と共に増大(例えばアイドル運転速度時の40 p
si(2.8kg/cm2 )より最大運転速度時の110 psi
(7.7kg/cm2 )まで増大)し、これにより内燃機関
の要求に適合すると共に速度に関連する圧力を与えてポ
ンプ10の幾つかの制御機能を達成するよう、出口圧力
を制御する。
【0016】ポンプロータ18は一つ又はそれ以上の径
方向孔36を有するポンプボディ37を与えており、各
径方向孔は一対の互いに対向するポンププランジャ38
を受け入れている。径方向孔36により形成されたポン
プ室39が、入口計量弁33、複数個の半径方向入口ポ
ート40(そのうちの二つが図1に図示されている)、
ロータ18に設けられた一対の傾斜入口通路42、入口
通路42をポンプ室39に接続する径方向に互いに対向
する一対のV形通路43を経て燃料を受ける。燃料はポ
ンプ室39よりV形通路43、傾斜入口通路42のうち
の一つ、傾斜ディストリビュータ孔48、ディストリビ
ュータポート49を経てスリーブ13に設けられた複数
個のディストリビュータ出口ポート50(そのうちの一
つのみが図示されている)へ高圧にて供給される。出口
ポート50は液圧ヘッド53の周りに周方向に互いに隔
置されたフィッティング51及びフィッティング51を
内燃機関の燃料噴射ノズル(図示せず)に接続する対応
する燃料導管(図示せず)を経て燃料ノズルに接続され
ている。
【0017】ポンプボディ37は同軸のカムリング54
により囲繞されている。ポンプロータ18が回転するこ
とにより内側のポンプボディ37及び外側のカムリング
54が互いに他に対し相対的に回転駆動される。カムリ
ング54は内側カム面を有し、該カム面はプランジャ3
8を周期的に内方へ駆動してポンプ室39より燃料を高
圧にて供給するための周方向に互いに隔置された複数個
のカムローブを有している。またカムリング54は燃料
の高圧のチャージの供給タイミングを変更すべくタイミ
ングピストン55により周方向に調節されるようになっ
ている。各プランジャ38とカムリング54との間には
ロータ組立体56が配置されている。各ロータ組立体5
6はカムリング54と係合可能なカムフォロワとしての
ローラと、ポンプボディ37に設けられた軸線方向溝内
に配置されたローラ支持シュー58とを含み、ローラ支
持シューは対応するプランジャ38の平坦な外側端面と
係合可能な平坦な内側端面を有している。
【0018】入口ポート40はプランジャ38の外方へ
の吸入ストローク時に傾斜入口通路42と整合するよう
共通の横断平面内にてロータ18の周りに周方向に互い
に隔置されている。同様にディストリビュータ出口ポー
ト50はプランジャ38の内方へのポンプストローク時
にディストリビュータポート49と順次整合するよう共
通の横断平面内にてロータ18の周りに周方向に互いに
隔置されている。
【0019】駆動軸20の周りに周方向に互いに隔置さ
れた複数個のガバナ錘62がスリーブ64を介してガバ
ナプレート66を支持枢軸68の周りに一方の枢動方向
へ付勢している。ガバナプレート66はガバナばね組立
体70により他方の枢動方向へ付勢されており、ばね組
立体70の付勢力はスロットルにより駆動されるカム7
2により設定される。またガバナプレート66は計量弁
33に固定されたアーム76及びガバナプレート66と
アーム76とを相互に接続するリンク及びばね機構78
(その一部のみが図示されている)により、入口計量弁
33の角度位置を制御するよう接続されている。
【0020】プランジャ38の外方への吸入ストローク
中に計量された量の燃料がポンプ室39へ供給される。
この場合の燃料の量はトランスファーポンプ22よりポ
ンプ室39へ至る燃料に対する絞り度合を変化させるこ
とによってロータリ計量弁33により制御される。ポン
プ速度がガバナ錘62とガバナばね組立体70との互い
に対向する力の釣り合いにより設定される平衡速度より
も高くなると、ガバナ弁33を閉弁方向へ回転させ、こ
れにより燃料に対する絞り度合を増大する。逆にポンプ
速度が平衡速度以下に低下すると、ガバナ弁33を開弁
方向へ回転させて燃料に対する絞り度合を低減する。
【0021】スピル装置8はポンププランジャ38の内
方へのポンプストローク中の或る予め定められた点に於
いてポンプ室39をハウジングキャビティ14に接続
し、これにより各燃料噴射事象をスピルにより終了させ
る。スピルによる終了はカムフォロワ58がカムローブ
の丸い凸状の端部に係合する前に完了し或いは少なくと
も開始することが好ましい。従ってポンプ室の圧力が部
分的に又は完全に解放され、これにより燃料による反力
が大きく低下した後にローラ56がカムローブの丸い凸
状の端部に係合する。
【0022】図3及び図4は本発明のスピル装置8を示
しており、スピル装置8はスピル弁100と、半径方向
に延在し径方向に互いに対向する一対の弁アクチュエー
タロッド102と、中間カムシュー103とを含んでい
る。スピル弁100はロータ18のポンプボディ37に
設けられ径方向孔36に交差する軸線に沿う孔106内
に配置されたスプール型の弁部材104を有している。
弁部材104は圧縮ばね108により図3に示された閉
弁位置へ向けて軸線方向外方(図1乃至図3で見て右
方)へ付勢される。閉弁ばねとして作用する圧縮ばね1
08は弁部材104に設けられた軸線に沿うばね室孔1
10内に配置され、駆動軸20の内端面111とばね室
孔110の対向する内端面113との間に弾装されてい
る。また圧縮ばね108はばねの短い端部が破損し弁部
材104と駆動軸20との間に侵入し、これにより弁部
材104の内方への開弁移動を阻害する虞れを低減すべ
く、両端に二つ又は三つのデッド巻回を有していること
が好ましい。
【0023】弁部材104には横断方向の(径方向の)
スピル孔120が設けられている。スピル孔120の外
端部には径方向に互いに対向する一対のスピルポート1
22又は周縁スピル環状通路124(図4参照)が設け
られている。スピル孔120は弁部材104に設けられ
た短い軸線方向孔126によりばね室110に接続され
ており、また駆動軸20に設けられた軸線方向孔128
及び径方向孔129によりハウジングキャビティ14に
接続されている。後述の如く、弁部材104は圧縮ばね
108のばね力に抗して駆動され、これによりスピルポ
ート122(又はスピル環状通路124)をポンプ室3
9と連通接続して燃料噴射事象をスピルにより終了させ
る。
【0024】二つのアクチュエータロッド102はポン
プボディ37に設けられた径方向孔130内に配置され
ている。径方向孔130は弁孔106の外端115と交
差しており、ポンププランジャ孔36と角度の点で整合
した状態にてこれに隣接している。弁部材104の外端
にはアクチュエータロッド102の内端を受ける横断方
向(径方向)の溝132が径方向のスピル孔120に平
行に設けられている。アクチュエータロッド102は溝
132の互いに平行に対向する平坦な側面と係合可能な
二つの互いに平行で平坦な側面134を有し、これによ
りロッド102は溝132内にて自由に摺動可能である
と共に、アクチュエータロッド102及び弁部材104
が対応する孔130及び106内にて回転することがな
いようになっている。アクチュエータロッド102は平
坦な横断方向の外端面136を有し、該外端面は隣接す
るプランジャ38のためのローラシュー58の平坦な内
側端面と面係合するようになっている。
【0025】各アクチュエータロッド102は平坦な内
側端面140を有し、型端面は中間カムシュー103の
外端に設けられた対向する斜めの円弧面142に面係合
するようになっている。各対の互いに係合する面140
及び142はアクチュエータロッド102の軸線及び弁
部材104の軸線に対し好ましくは45°の角度にて傾
斜しており、これによりロッド102の半径方向内方へ
の運動がカムシュー103及び弁部材104の軸線方向
内方への運動に変換されるようになっている。中間カム
シュー103はアクチュエータロッド102の間にて半
径方向に浮動する自己心出し式の弁アクチュエータとし
て作用する。またカムシュー103はその平坦な内端面
144が弁部材の溝132の内端に於いて弁部材104
の対向する径方向の平坦面146と面係合した状態にて
弁部材の溝132内に受け入れられている。またカムシ
ュー103は溝132の互いに対向する平坦な側面に係
合する互いに平行で平坦な側面148を有し、これによ
りカムシュー103が溝132内にて自由に摺動可能で
あると共に溝132内にて回転することがないようにな
っている。
【0026】ローラシュー58がそれらの最も外方の位
置にあるときには(図には示されていない調節可能なリ
ーフスプリングストッパに係合しているときには)、
(a)弁部材104の外端117は圧縮ばね108によ
り軸線方向孔106の端面115に対し付勢され、
(b)カムシュー103及びアクチュエータロッド10
2は対応する二つのローラシュー58の間に或る限られ
た半径方向の遊びを有する(例えばカムシュー103及
びアクチュエータロッド102は0.020inch(0.
051mm)半径方向に運動することができる)。この遊
びは溝132の軸線方向長さをカムシュー103の軸線
方向長さよりも大きく設定することにより確保される。
孔106の端面115は径方向の孔130の壁よりも軸
線方向外方に位置している。弁部材104の外端117
が端面115に対し付勢されているので、弁部材104
及びアクチュエータロッド102はスピル開始前にポン
プサイクル中に発生する動的な力に起因して振動するこ
とがないよう拘束される。この振動減衰効果はスピルポ
ート122のエッジ150とポンプ室36の壁との間に
適正な距離を維持することにより正確なスピルタイミン
グを達成することに寄与する。
【0027】ローラ組立体56がカムリング54により
内方へ駆動されると、ローラシュー58が最初に内方へ
移動することによって半径方向の遊びが排除される。ロ
ーラシュー58がその後内方へ移動し、これに伴って弁
部材104が内方へ変位する際にも、アクチュエータロ
ッド102はカムシュー103及びローラシュー58と
係合した状態を維持する。カムシュー103はかかる係
合状態を維持するよう必要に応じて弁部材の溝132内
にて半径方向に摺動する。カムシュー103の半径方向
の自己心出し機能により、プランジャ38が半径方向内
方へポンプストロークする間、カムシュー103に釣り
合った力を与え、これにより弁部材104が滑らかに良
好に内方へ変位するよう、アクチュエータロッド102
の同時の半径方向の運動が調整される。カムリング54
の軸線とロータ18の軸線とが偏心(例えば0.020
inch(0.051mm)又はそれ以上)しており、そのた
め互いに対向するローラシュー58の内方へのストロー
クのタイミングが変動する場合にも、上述の調整が行わ
れる。従って弁部材104は各燃料噴射サイクル中の同
一時点に於いてスピルポート122(又はスピル環状通
路124)をポンプ室39と連通するよう駆動される。
かかる連通はローラ56がカムリング54のカムローブ
の丸い凸状の端部に係合する前に開始し、従って弁部材
104が少なくとも最初のうちはカムリング54のカム
面の最も急峻な部分により迅速に駆動される。また弁部
材104は、スピルによる燃料噴射事象の終了がローラ
56がカムローブの凸状の外端部に係合する前に完了し
又は少なくとも開始するよう、燃料噴射事象をスピルに
より終了させる。
【0028】特定のポンプに於いて作動するよう実際に
組み込まれる特定のカムシュー103は、他のポンプに
関連する部材の全ての公差を受け入れるよう実験的に選
定されることが好ましい。例えば既知の第一の軸線方向
長さを有する第一のカムシュー103が組み込まれる。
次いでスピルタイミングが観測される。試行錯誤によ
り、或いはルックアップテーブルに基づき、第一のカム
シューが既知の第二の軸線方向長さを有する第二のカム
シューに置き換えられる。かくしてローラ56がカムリ
ング54の凸部に近付く時点に対するスピルの開始時点
を最適化するようスピルタイミングが調節される。
【0029】図4に於いて、二つのスピルポート122
が好ましくは直線的な横断方向のリーディングエッジ、
即ち弁の軸線に垂直な横断平面内に存在するリーディン
グエッジ150を有するよう形成されている。各リーデ
ィングエッジ150は周方向の幅Wを有し、この幅Wは
スピル孔120の直径と同一であってもよく、またこれ
よりも大きくても小さくてもよい。図5に示されている
如く、二つのスピルポート122の平面に一つの周方向
スピル環状通路124が設けられてもよい。二つのスピ
ルポート122又はスピル環状通路124のリーディン
グエッジの幅は、スピルポート122又はスピル環状通
路124がポンプ室39と連通する際のスピル流量に影
響する。リーディングエッジの幅Wは最適のスピル流量
を与え、従って燃料噴射終了時に於ける燃料流量の変化
が最適になるよう、各ポンプ毎に決定される。所望のス
ピルポートの形状を有する弁部材104が組み込まれ、
最適のスピル流量が達成されるよう必要に応じて弁部材
を容易に交換することができる。
【0030】図6及び図7にはライン圧制御装置9が詳
細に図示されている。ロータ18には横断方向のコネク
タ孔200がディストリビュータ出口ポート50の平面
内に設けられている。実質的に径方向に延在し半径方向
にオフセットされた直線的なコネクタ孔200が図示さ
れている。コネクタ孔200は、燃料噴射事象がスピル
により終了された直後であって、ディストリビュータポ
ート49が作動中の出口ポート50′との整合を解除す
るよりも数°早い時点に於いてコネクタ入口ポート20
2が作動中のディストリビュータ出口ポート50′と整
合するよう設けられている。コネクタ入口ポート202
は所望のタイミングを達成するようディストリビュータ
ポート49よりも数°遅れた位置に設けられている。コ
ネクタ出口ポート204はコネクタ入口ポート202が
作動中の出口ポート50と整合すると非作動中のディス
トリビュータ出口ポート50″のうちの一つと整合す
る。従って作動中の燃料導管は燃料噴射事象がスピルに
より終了された直後にロータ18の数°に亘る回転中に
横断方向のコネクタ孔200により作動中の燃料導管に
一時的に接続される。尚本明細書に於いて、「整合」と
は燃料の流れが可能であるに十分なほどオーバーラップ
することを意味する。
【0031】作動中の燃料導管よりの反射圧力波を減衰
させるべく、コネクタ孔200には好ましくはコネクタ
入口ポート202に近接してスナッバオリフィス208
が設けられている。スナッバオリフィス208は二次燃
料噴射を防止すると共に作動中の燃料導管より非作動中
の燃料導管へ燃料が過剰に戻されることを防止し、これ
により作動中の燃料導管が部分的に負圧状態になること
を低減する大きさに設定されている。かくして作動中の
燃料導管よりの過剰の燃料が直接非作動中の燃料導管へ
導かれ、これにより非作動中の燃料導管が燃料の高圧の
チャージを受ける状態に調整されることが補助される。
また作動中の燃料導管前のライン圧の噴射後の制御は、
作動中の燃料導管及びノズルへの燃料の高圧供給とは完
全に独立した態様にて達成される。
【0032】ロータ18には、コネクタ出口ポート20
4がディストリビュータ出口ポート50との整合を解除
した後に各ディストリビュータ出口ポート50と整合す
るよう、第二の、即ち遅れ側のライン予備調整ポート2
10が設けられている。この遅れ側のポート210はト
ランスファーポンプの出口29に接続され、ディストリ
ビュータ出口ポート50と整合することにより下流側の
ライン圧を実質的にトランスファーポンプの出口圧力に
調節する。かくして噴射される燃料の量が初期的なライ
ン圧の変動に起因してノズル毎に変動することがないよ
う、非作動中の各燃料導管は各燃料噴射事象前に予め調
節される。
【0033】本発明のこの局面の一つの重要な利点は破
損したノズルばねやノズルニードルが開弁位置にて詰ま
った場合に最も明らかになる。非作動中のポート50″
のシリンダは排気相にあり、従って欠陥を生じたノズル
を経て制御されない態様にて吐出される燃料は排気ガス
と共にシリンダより排出し、これにより内燃機関に構造
的な損傷が及ぶことが防止される。
【0034】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態が組み込まれたスピル
装置及びライン圧制御装置を有する燃料噴射ポンプを一
部破断し一部断面にて示す縦断面図である。
【図2】図1に示された燃料噴射ポンプのロータ部分を
示す縦断面図である。
【図3】スピル装置を詳細に示すべく燃料噴射ポンプを
一部破断し一部断面にて示す拡大部分縦断面図である。
【図4】図3に示された弁部材の前方部分及び対応する
駆動構造を示す拡大分解斜視図である。
【図5】スピル装置の修正された弁部材の前方部分を示
す斜視図である。
【図6】ライン圧制御装置を詳細に示す燃料噴射ポンプ
ボディの横断面図である。
【図7】図6に示されたポンプボディの一部を示す拡大
横断面図である。
【符号の説明】
8…スピル装置 9…ライン圧制御装置 10…燃料噴射ポンプ 12…ハウジング 18…ロータ 20…ポンプ駆動軸 22…トランスファーポンプ 37…ポンプボディ 38…ポンププランジャ 39…ポンプ室 54…カムリング 100…スピル弁 102…アクチュエータロッド 103…カムシュー 104…弁部材

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同軸の関係をなすアウタカムリング
    及びインナホンプボディであって、前記ポンプボディは
    少なくとも一つの径方向のポンププランジャ孔を備えた
    ポンプ室を有するアウタカムリング及びインナポンプボ
    ディと、各ポンププランジャ孔に配置された一対の互い
    に対向するポンププランジャと、前記カムリング及び前
    記ポンプボディは前記ポンププランジャを前記カムリン
    グにて周期的に内方へ駆動し、これにより前記ポンプ室
    より燃料噴射される燃料の高圧のチャージを供給するよ
    う相対的に回転可能であることと、前記ポンプ室より燃
    料をスピルし、これにより燃料の高圧のチャージの供給
    をスピルにより終了させるスピル機構とを有し、前記ス
    ピル機構は前記ポンプボディに設けられ前記ポンプ室と
    連通する軸線方向の弁孔と、前記弁孔内にて閉弁位置ま
    で一方の軸線方向に変位可能であると共に前記弁室より
    燃料をスピルさせるべく開弁位置まで反対の軸線方向に
    変位可能なスピル弁部材とを有するスピル弁と、前記弁
    部材を前記閉弁位置へ向けて前記一方の方向に付勢する
    手段と、前記弁部材を前記開弁位置へ向けて前記反対の
    軸線方向に駆動し前記ポンププランジャの内方への移動
    と同期して燃料の高圧のチャージの供給を終了させる弁
    駆動機構とを含むロータリ燃料噴射ポンプに於いて、前
    記スピル弁部材は該弁部材の軸線に垂直な横断平面内に
    設けられたリーディングスピルエッジを有する少なくと
    も一つの周縁スピルポートを有し、前記スピルポートは
    前記スピル弁の前記弁部材が前記閉弁位置より前記開弁
    位置まで前記反対の軸線方向に駆動される際に前記ポン
    プ室と連通するようになることを特徴とするロータリ燃
    料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】前記スピル弁部材は互いに平行に対向する
    側面と平坦な径方向端部の端面とを有する径方向溝を有
    し、前記弁駆動機構は前記ポンプボディに設けられた径
    方向のアクチュエータロッド孔と、前記ポンププランジ
    ャの内方への移動と同期して前記カムリングにより半径
    方向内方へ駆動されるよう前記アクチュエータロッド孔
    内に配置された一対の半径方向のアクチュエータロッド
    と、前記径方向溝内にて半径方向に運動し前記アクチュ
    エータロッドに係合して前記アクチュエータロッドの半
    径方向内方への運動を前記弁部材の前記反対の軸線方向
    の運動に変換するよう前記端面に係合した状態にて前記
    径方向溝内に配置された自己心出しアクチュエータシュ
    ーとを有していることを特徴とする請求項1に記載の燃
    料噴射ポンプ。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータシュー及び前記アクチ
    ュエータロッドは前記アクチュエータロッドの半径方向
    内方への運動を前記弁部材の前記反対軸線方向の運動に
    変換する互いに共働するカム面を有していることを特徴
    とする請求項2に記載の燃料噴射ポンプ。
  4. 【請求項4】前記互いに共働するカム面は前記弁部材及
    び前記アクチュエータロッドの軸線に対し実質的に45
    °の角度にて延在する平面内に存在することを特徴とす
    る請求項3に記載の燃料噴射ポンプ。
  5. 【請求項5】前記スピル弁部材はスプール弁であり、前
    記周縁スピルポートの少なくとも二つを有していること
    を特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ポンプ。
  6. 【請求項6】前記スピル弁部材は径方向のスピル孔を有
    し、前記二つの周縁スピルポートは前記径方向のスピル
    孔の外端に設けられていることを特徴とする請求項5に
    記載の燃料噴射ポンプ。
  7. 【請求項7】前記アクチュエータシュー及び前記アクチ
    ュエータロッドの内端は前記アクチュエータシュー及び
    前記アクチュエータロッドの回転を阻止すべく前記弁部
    材の前記径方向溝の前記互いに平行に対向する側面に係
    合可能な互いに平行な外側側面を有することを特徴とす
    る請求項2に記載の燃料噴射ポンプ。
  8. 【請求項8】互いに同軸の関係をなすアウタカムリング
    及びインナホンプボディであって、前記ポンプボディは
    少なくとも一つの径方向のポンププランジャ孔を備えた
    ポンプ室を有するアウタカムリング及びインナポンプボ
    ディと、各ポンププランジャ孔に配置された一対の互い
    に対向するポンププランジャと、前記カムリング及び前
    記ポンプボディは前記ポンププランジャを前記カムリン
    グにて周期的に内方へ駆動し、これにより前記ポンプ室
    より燃料噴射される燃料の高圧のチャージを供給するよ
    う相対的に回転可能であることと、前記ポンプ室より燃
    料をスピルし、これにより燃料の高圧のチャージの供給
    をスピルにより終了させるスピル機構とを有し、前記ス
    ピル機構は前記ポンプボディに設けられ前記ポンプ室と
    連通する軸線方向の弁孔と、前記弁孔内にて閉弁位置ま
    で一方の軸線方向に変位可能であると共に前記弁室より
    燃料をスピルさせるべく開弁位置まで反対の軸線方向に
    変位可能なスピル弁部材とを有するスピル弁と、前記弁
    部材を前記閉弁位置へ向けて前記一方の方向に付勢する
    手段と、弁駆動機構とを含み、前記弁駆動機構は前記ポ
    ンプボディに設けられた径方向のアクチュエータロッド
    孔と、前記ポンププランジャの内方への移動と同期して
    前記カムリングにより半径方向内方へ駆動され前記弁部
    材を前記開弁位置へ向けて前記反対の軸線方向に駆動す
    るよう前記アクチュエータロッド孔内に配置された一対
    の半径方向のアクチュエータロッドとを含むロータリ燃
    料噴射ポンプに於いて、前記スピル弁部材は互いに平行
    に対向する側面と平坦な径方向端部の端面とを有する径
    方向溝を有し、前記弁駆動機構は更に前記ポンプボディ
    に設けられた径方向のアクチュエータロッド孔と、前記
    ポンププランジャの内方への移動と同期して前記カムリ
    ングにより半径方向内方へ駆動されるよう前記アクチュ
    エータロッド孔内に配置された一対の半径方向のアクチ
    ュエータロッドと、前記径方向溝内にて半径方向に運動
    し前記アクチュエータロッドに係合して前記アクチュエ
    ータロッドの半径方向内方への運動を前記弁部材の前記
    反対の軸線方向運動に変換するよう前記端面に係合した
    状態にて前記径方向溝内に配置された自己心出しアクチ
    ュエータシューとを有していることを特徴とする燃料噴
    射ポンプ。
  9. 【請求項9】前記スピル弁部材は該弁部材の軸線に垂直
    な横断平面内に設けられたリーディングスピルエッジを
    有する少なくとも一つの周縁スピルポートを有し、前記
    スピルポートは前記スピル弁の前記弁部材が前記閉弁位
    置より前記開弁位置まで前記反対の軸線方向に駆動され
    る際に前記ポンプ室と連通するようになることを特徴と
    する請求項8に記載の燃料噴射ポンプ。
  10. 【請求項10】前記アクチュエータシュー及び前記アク
    チュエータロッドは前記アクチュエータロッドの半径方
    向内方への運動を前記弁部材の前記反対の軸線方向の運
    動に変換する互いに共働するカム面を有していることを
    特徴とする請求項8に記載の燃料噴射ポンプ。
  11. 【請求項11】前記互いに共働するカム面は前記弁部材
    及び前記アクチュエータロッドの軸線に対し実質的に4
    5°の角度にて延在する平面内に存在することを特徴と
    する請求項10に記載の燃料噴射ポンプ。
  12. 【請求項12】前記スピル弁部材はスプール弁であり、
    前記周縁スピルポートの少なくとも二つを有しているこ
    とを特徴とする請求項9に記載の燃料噴射ポンプ。
  13. 【請求項13】前記スピル弁部材は径方向のスピル孔を
    有し、前記二つの周縁スピルポートは前記径方向のスピ
    ル孔の外端に設けられていることを特徴とする請求項1
    2に記載の燃料噴射ポンプ。
  14. 【請求項14】前記アクチュエータシュー及び前記アク
    チュエータロッドの内端は前記アクチュエータシュー及
    び前記アクチュエータロッドの回転を阻止すべく前記弁
    部材の前記径方向溝の前記互いに平行に対向する側面に
    係合可能な互いに平行な外側側面を有することを特徴と
    する請求項8に記載の燃料噴射ポンプ。
  15. 【請求項15】前記燃料噴射ポンプはディストリビュー
    タロータ及び前記ポンプボディを互いに同軸に整合した
    状態にて与えるポンプロータと、ディストリビュータロ
    ータ孔及び該ディストリビュータロータ孔の周りに周方
    向に互いに隔置された複数個のディストリビュータ出口
    ポートを有するディストリビュータヘッドを含み、前記
    ディストリビュータロータは前記ディストリビュータロ
    ータ孔内に回転可能に配置され、燃料の高圧のチャージ
    を分配供給すべく前記ディストリビュータ出口ポートと
    順次整合するよう設けられた周縁ディストリビュータポ
    ートを有し、前記ディストリビュータロータは横断方向
    のコネクタ孔を有し、該コネクタ孔は前記ディストリビ
    ュータポートが前記作動中のポートとの整合を解除する
    と各作動中のディストリビュータ出口ポートと整合する
    よう前記周縁ディストリビュータポートの遅れ側に設け
    られたコネクタ入口ポートと、前記ディストリビュータ
    ポートが前記作動中のポートとの整合を解除すると他の
    一つのディストリビュータ出口ポートと整合するよう設
    けられたコネクタ出口ポートとを有していることを特徴
    とする請求項8に記載の燃料噴射ポンプ。
  16. 【請求項16】ポンプボディ及びディストリビュータロ
    ータを互いに同軸に整合した状態にて与えるポンプロー
    タと、前記ポンプボディは前記ポンプロータの軸線より
    半径方向外方へ延在する軸線を有する複数個のポンププ
    ランジャ孔を備えたポンプ室を有していることと、各ポ
    ンププランジャ孔内に配置されたポンププランジャと、
    前記ポンプボディを囲繞し前記ポンププランジャを往復
    動させて燃料の吸入チャージを前記ポンプ室へ供給する
    と共に前記ポンプ室より燃料の高圧のチャージを燃料噴
    射されるよう供給するカムリングと、ディストリビュー
    タロータ孔及び該ディストリビュータロータ孔の周りに
    周方向に互いに隔置された複数個のディストリビュータ
    出口ポートを有するディストリビュータヘッドとを含
    み、前記ディストリビュータロータは前記ディストリビ
    ュータロータ孔内に回転可能に配置され、燃料の高圧の
    チャージを分配供給すべく前記ディストリビュータ出口
    ポートと順次整合するよう設けられた周縁ディストリビ
    ュータポートを有するロータリ燃料噴射ポンプに於い
    て、前記ディストリビュータロータは横断方向のコネク
    タ孔を有し、該コネクタ孔は前記ディストリビュータポ
    ートが前記作動中のポートとの整合を解除すると各作動
    中のディストリビュータ出口ポートと整合するよう前記
    周縁ディストリビュータポートの遅れ側に設けられたコ
    ネクタ入口ポートと、前記ディストリビュータポートが
    前記作動中のポートとの整合を解除すると他の一つのデ
    ィストリビュータ出口ポートと整合するよう設けられた
    コネクタ出口ポートとを有していることを特徴とする燃
    料噴射ポンプ。
  17. 【請求項17】前記ディストリビュータに設けられた前
    記横断方向のコネクタ孔は前記作動中のポートよりの反
    射圧力波を減衰させるスナッバオリフィスを有すること
    を特徴とする請求項16に記載の燃料噴射ポンプ。
  18. 【請求項18】前記燃料噴射ポンプは更に前記ディスト
    リビュータポートが各作動中のディストリビュータ出口
    ポートとの整合を解除する前に前記ポンププランジャと
    同期して燃料の高圧のチャージの供給をスピルにより終
    了させるべく前記ポンプ室より燃料をスピルさせるスピ
    ル機構を含んでいることを特徴とする請求項16に記載
    の燃料噴射ポンプ。
JP9126484A 1996-04-30 1997-04-30 スピル装置及びライン圧制御装置を有する燃料噴射ポンプ Pending JPH1047191A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/640,239 US5685275A (en) 1996-04-30 1996-04-30 Fuel injection pump with spill and line pressure regulating systems
US640239 2003-08-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1047191A true JPH1047191A (ja) 1998-02-17

Family

ID=24567415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9126484A Pending JPH1047191A (ja) 1996-04-30 1997-04-30 スピル装置及びライン圧制御装置を有する燃料噴射ポンプ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5685275A (ja)
JP (1) JPH1047191A (ja)
FR (1) FR2748065A1 (ja)
GB (1) GB2312713B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6113361A (en) * 1999-02-02 2000-09-05 Stanadyne Automotive Corp. Intensified high-pressure common-rail supply pump
JP3525883B2 (ja) * 1999-12-28 2004-05-10 株式会社デンソー 燃料噴射ポンプ
US7059301B2 (en) * 2003-02-20 2006-06-13 Caterpillar Inc. End of injection rate shaping
DE10356257B4 (de) * 2003-12-02 2007-08-09 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer Brennkraftmaschine
US8015964B2 (en) 2006-10-26 2011-09-13 David Norman Eddy Selective displacement control of multi-plunger fuel pump
US7406949B2 (en) * 2006-11-06 2008-08-05 Caterpillar Inc. Selective displacement control of multi-plunger fuel pump
US7823566B2 (en) 2008-03-31 2010-11-02 Caterpillar Inc Vibration reducing system using a pump

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1046951A (en) * 1964-02-25 1966-10-26 Cav Ltd Liquid fuel injection pumps for use with internal combustion engines
JPS5461553A (en) * 1977-10-25 1979-05-17 Ricoh Co Ltd Simultaneous multi-beam modulating apparatus
US4232644A (en) * 1978-01-19 1980-11-11 Lucas Industries Limited Fuel pumping apparatus
US4246876A (en) * 1979-01-19 1981-01-27 Stanadyne, Inc. Fuel injection system snubber valve assembly
US4453896A (en) * 1980-12-17 1984-06-12 The Bendix Corporation Distributor pump with floating piston single control valve
US4446835A (en) * 1980-12-31 1984-05-08 Lucas Industries Limited Liquid fuel injection pumping apparatus
US4499884A (en) * 1982-12-08 1985-02-19 Lucas Industries Public Limited Company Fuel injection pumps
ES2023489B3 (es) * 1987-03-14 1992-01-16 Lucas Ind Plc Bomba de combustible.
JPH01310162A (ja) * 1988-01-16 1989-12-14 Lucas Ind Plc 燃料ポンプ装置
GB8823846D0 (en) * 1988-10-11 1988-11-16 Lucas Ind Plc Fuel pumping apparatus
US5012785A (en) * 1989-06-28 1991-05-07 General Motors Corporation Fuel injection delivery valve with reverse flow venting
US5007517A (en) * 1989-12-27 1991-04-16 Dana Corporation Adjustable hysteresis damper
GB9319363D0 (en) * 1993-09-18 1993-11-03 Lucas Ind Plc Fuel pumps

Also Published As

Publication number Publication date
FR2748065A1 (fr) 1997-10-31
US5685275A (en) 1997-11-11
GB2312713A (en) 1997-11-05
GB9706878D0 (en) 1997-05-21
GB2312713B (en) 1999-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05288128A (ja) 分配型燃料噴射ポンプ
JPS5854262B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射ポンプ
JP2506488B2 (ja) 燃料噴射ポンプ
JPH1047191A (ja) スピル装置及びライン圧制御装置を有する燃料噴射ポンプ
JPS61167158A (ja) 内燃機関用燃料噴射ポンプ
JP3027185B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射ポンプ
US4667641A (en) Injection pump with radially mounted spill control valve
US5642715A (en) Distributor type fuel injection pump
US4537170A (en) Distribution type fuel injection pump
KR0171552B1 (ko) 연료분사장치
US4589394A (en) Injection timing control device in a distributor-type fuel injection pump
JPH08210223A (ja) 内燃機関に用いられる燃料高圧ポンプ
US5129380A (en) Fuel injection pump
JPH0114416B2 (ja)
JPH01501807A (ja) 内燃機関の燃料噴射ポンプ
JP3906775B2 (ja) 分配型燃料噴射ポンプ
JPS6349553Y2 (ja)
JPS6231669Y2 (ja)
KR100328646B1 (ko) 분배형연료분사펌프와이것을사용한연료분사시스템
JPH04232373A (ja) 燃料吸入排出装置
JPH0213152B2 (ja)
JP3037398B2 (ja) 分配型燃料噴射ポンプ
JPH05332170A (ja) 分配型燃料噴射ポンプの噴射時期調整装置
JPS6226369A (ja) 燃料噴射装置
JPH05126008A (ja) インナカム式分配型燃料噴射ポンプ