JPH08311744A - ジェットルームにおける圧縮空気使用制御方法及びジェットルームに用いる圧縮空気供給装置 - Google Patents
ジェットルームにおける圧縮空気使用制御方法及びジェットルームに用いる圧縮空気供給装置Info
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- JPH08311744A JPH08311744A JP7118642A JP11864295A JPH08311744A JP H08311744 A JPH08311744 A JP H08311744A JP 7118642 A JP7118642 A JP 7118642A JP 11864295 A JP11864295 A JP 11864295A JP H08311744 A JPH08311744 A JP H08311744A
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- D03D47/3033—Controlling the air supply
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- D03D51/00—Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
- D03D51/18—Automatic stop motions
- D03D51/44—Automatic stop motions acting on defective operation of loom mechanisms
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- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ジェットルームにおける圧縮空気の使用状態を
適切に制御する。 【構成】圧縮空気供給装置5は、吐出流量決定回路6
と、吐出流量切換手段を構成するインバータ7と、吐出
流量切換手段を構成するパルスモータ8と、固定容量型
の圧縮機9と、圧力検出手段となる開閉差式の圧力スイ
ッチ10と、使用禁止判定回路14とからなる。圧力ス
イッチ10は圧縮機9からジェットルーム1に到る圧縮
空気の供給経路11上の圧力を検出する。使用禁止判定
回路14は、圧力スイッチ10のON状態が設定期間以
上続くと、期間検出回路15は織機制御コンピュータC
0 に対して運転停止信号を出力する。
適切に制御する。 【構成】圧縮空気供給装置5は、吐出流量決定回路6
と、吐出流量切換手段を構成するインバータ7と、吐出
流量切換手段を構成するパルスモータ8と、固定容量型
の圧縮機9と、圧力検出手段となる開閉差式の圧力スイ
ッチ10と、使用禁止判定回路14とからなる。圧力ス
イッチ10は圧縮機9からジェットルーム1に到る圧縮
空気の供給経路11上の圧力を検出する。使用禁止判定
回路14は、圧力スイッチ10のON状態が設定期間以
上続くと、期間検出回路15は織機制御コンピュータC
0 に対して運転停止信号を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットルームにおけ
る圧縮空気使用制御方法及びジェットルームに用いる圧
縮空気供給装置に関するものである。
る圧縮空気使用制御方法及びジェットルームに用いる圧
縮空気供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジェットルームに圧縮空気を供給する装
置が実開平3−53582号公報、特開平3−1049
62号公報に開示されている。実開平3−53582号
公報の装置では、吐出圧力の異なる複数の空気供給手段
と複数台のジェットルームとを供給パイプで繋ぎ、複数
の空気供給手段とジェットルームとの導通を選択するた
めの切換弁を供給パイプ上に設けている。前記切換弁の
切換選択によって所望の吐出圧力の空気供給手段とジェ
ットルームとが導通し、所望の吐出圧力の空気がジェッ
トルームに供給される。
置が実開平3−53582号公報、特開平3−1049
62号公報に開示されている。実開平3−53582号
公報の装置では、吐出圧力の異なる複数の空気供給手段
と複数台のジェットルームとを供給パイプで繋ぎ、複数
の空気供給手段とジェットルームとの導通を選択するた
めの切換弁を供給パイプ上に設けている。前記切換弁の
切換選択によって所望の吐出圧力の空気供給手段とジェ
ットルームとが導通し、所望の吐出圧力の空気がジェッ
トルームに供給される。
【0003】特開平3−104962号公報の装置では
複数台のジェットルームのそれぞれの圧力調整器から圧
力情報をコントローラに出力し、圧縮空気の供給経路上
のタンク内の圧力を検出する圧力センサから圧力情報を
コントローラに出力している。コントローラは複数の圧
力調整器から得られる圧力値の最大値に基づいて2つの
理論基圧値を算出し、これら2つの理論基圧値と圧力セ
ンサから得られる検出圧力値とを比較する。検出圧力値
が高い方の理論基圧値を越えるとコントローラは圧縮機
をOFFし、検出圧力値が低い方の理論基圧値を下回る
とコントローラは圧縮機をONする。このような圧縮機
のON−OFF制御により圧縮空気の供給圧力が前記設
定された2つの理論基圧値の範囲に収められる。
複数台のジェットルームのそれぞれの圧力調整器から圧
力情報をコントローラに出力し、圧縮空気の供給経路上
のタンク内の圧力を検出する圧力センサから圧力情報を
コントローラに出力している。コントローラは複数の圧
力調整器から得られる圧力値の最大値に基づいて2つの
理論基圧値を算出し、これら2つの理論基圧値と圧力セ
ンサから得られる検出圧力値とを比較する。検出圧力値
が高い方の理論基圧値を越えるとコントローラは圧縮機
をOFFし、検出圧力値が低い方の理論基圧値を下回る
とコントローラは圧縮機をONする。このような圧縮機
のON−OFF制御により圧縮空気の供給圧力が前記設
定された2つの理論基圧値の範囲に収められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ジェットルームへ供給
される圧縮空気の供給圧力が何らかの理由によって望ま
しい圧力よりも低下した場合には、緯糸の緯入れが良好
に行われないといった悪影響が出る。しかし、前記した
従来装置では供給圧力の異常低下に伴う緯入れ不良発生
に対する対策は何ら開示されていない。
される圧縮空気の供給圧力が何らかの理由によって望ま
しい圧力よりも低下した場合には、緯糸の緯入れが良好
に行われないといった悪影響が出る。しかし、前記した
従来装置では供給圧力の異常低下に伴う緯入れ不良発生
に対する対策は何ら開示されていない。
【0005】本発明は、ジェットルームへ圧縮空気を供
給する圧縮空気供給装置から供給される圧縮空気の供給
圧力に応じてジェットルームにおける圧縮空気の使用状
態を適切に制御することを目的とする。
給する圧縮空気供給装置から供給される圧縮空気の供給
圧力に応じてジェットルームにおける圧縮空気の使用状
態を適切に制御することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、ジェットルームへ圧縮空気を供給する圧縮空気
供給装置から供給される圧縮空気の供給圧力を検出し、
検出された供給圧力が予め設定された圧力以下に低下し
た場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用を停
止するようにした。
明では、ジェットルームへ圧縮空気を供給する圧縮空気
供給装置から供給される圧縮空気の供給圧力を検出し、
検出された供給圧力が予め設定された圧力以下に低下し
た場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用を停
止するようにした。
【0007】請求項2の発明では、ジェットルームへ圧
縮空気を供給する圧縮空気供給装置から供給される圧縮
空気の供給圧力を検出し、検出された供給圧力が予め設
定された圧力以下となる期間が予め設定した期間以上と
なった場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用
を停止するようにした。
縮空気を供給する圧縮空気供給装置から供給される圧縮
空気の供給圧力を検出し、検出された供給圧力が予め設
定された圧力以下となる期間が予め設定した期間以上と
なった場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用
を停止するようにした。
【0008】請求項3の発明では、圧縮空気の使用停止
をジェットルームの運転停止と共にもたらすようにし
た。請求項4の発明では、ジェットルームへ圧縮空気を
供給する圧縮空気供給装置から供給される圧縮空気の供
給圧力を検出し、検出された供給圧力が予め設定された
圧力以上に上昇した場合にはジェットルームにおける圧
縮空気の使用を許容するようにした。
をジェットルームの運転停止と共にもたらすようにし
た。請求項4の発明では、ジェットルームへ圧縮空気を
供給する圧縮空気供給装置から供給される圧縮空気の供
給圧力を検出し、検出された供給圧力が予め設定された
圧力以上に上昇した場合にはジェットルームにおける圧
縮空気の使用を許容するようにした。
【0009】請求項5の発明では、圧縮空気の使用の許
容をジェットルームの運転開始の許容と共にもたらすよ
うにした。請求項6の発明では、ジェットルームへ供給
するための圧縮空気を作る圧縮機と、前記圧縮機から前
記ジェットルームに到る圧縮空気の供給経路上の圧縮空
気の供給圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出
手段によって検出された供給圧力が予め設定された圧力
以下に低下した場合にはジェットルームに対して圧縮空
気使用停止信号を出力する使用禁止判定手段とを備えた
圧縮空気供給装置を構成した。
容をジェットルームの運転開始の許容と共にもたらすよ
うにした。請求項6の発明では、ジェットルームへ供給
するための圧縮空気を作る圧縮機と、前記圧縮機から前
記ジェットルームに到る圧縮空気の供給経路上の圧縮空
気の供給圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出
手段によって検出された供給圧力が予め設定された圧力
以下に低下した場合にはジェットルームに対して圧縮空
気使用停止信号を出力する使用禁止判定手段とを備えた
圧縮空気供給装置を構成した。
【0010】請求項7の発明では、ジェットルームへ供
給するための圧縮空気を作る圧縮機と、前記圧縮機から
前記ジェットルームに到る圧縮空気の供給経路上の圧縮
空気の供給圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検
出手段によって検出された供給圧力が予め設定された圧
力以下となる期間を検出する期間検出手段と、前記期間
検出手段によって検出された期間が予め設定された期間
以上となる場合にはジェットルームに対して圧縮空気使
用停止信号を出力する使用禁止判定手段とを備えた圧縮
空気供給装置を構成した。
給するための圧縮空気を作る圧縮機と、前記圧縮機から
前記ジェットルームに到る圧縮空気の供給経路上の圧縮
空気の供給圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検
出手段によって検出された供給圧力が予め設定された圧
力以下となる期間を検出する期間検出手段と、前記期間
検出手段によって検出された期間が予め設定された期間
以上となる場合にはジェットルームに対して圧縮空気使
用停止信号を出力する使用禁止判定手段とを備えた圧縮
空気供給装置を構成した。
【0011】請求項8の発明では、前記圧縮空気使用停
止信号をジェットルームの運転を停止するための運転停
止信号とした。請求項9の発明では、ジェットルームへ
供給するための圧縮空気を作る圧縮機と、前記圧縮機か
ら前記ジェットルームに到る圧縮空気の供給経路上の圧
縮空気の供給圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力
検出手段によって検出された供給圧力が予め設定された
圧力以上に上昇した場合にはジェットルームにおける圧
縮空気使用を許容する使用許容信号を出力する使用許容
判定手段とを備えた圧縮空気供給装置を構成した。
止信号をジェットルームの運転を停止するための運転停
止信号とした。請求項9の発明では、ジェットルームへ
供給するための圧縮空気を作る圧縮機と、前記圧縮機か
ら前記ジェットルームに到る圧縮空気の供給経路上の圧
縮空気の供給圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力
検出手段によって検出された供給圧力が予め設定された
圧力以上に上昇した場合にはジェットルームにおける圧
縮空気使用を許容する使用許容信号を出力する使用許容
判定手段とを備えた圧縮空気供給装置を構成した。
【0012】請求項10の発明では、前記使用許容信号
をジェットルームの運転の開始を許容するための運転許
容信号とした。請求項11の発明では、ジェットルーム
における圧縮空気使用状況を伝達する使用状況伝達手段
からの伝達情報に基づいて前記使用開始許容信号を出力
するか否かを前記使用許容判定手段にて判定するように
した。
をジェットルームの運転の開始を許容するための運転許
容信号とした。請求項11の発明では、ジェットルーム
における圧縮空気使用状況を伝達する使用状況伝達手段
からの伝達情報に基づいて前記使用開始許容信号を出力
するか否かを前記使用許容判定手段にて判定するように
した。
【0013】
【作用】請求項1及び請求項6の発明では、検出された
供給圧力が設定された圧力よりも低下すると、ジェット
ルームにおける圧縮空気の使用が停止される。従って、
検出された供給圧力が設定された圧力よりも低下する
と、圧縮空気の噴射によって緯入れされる緯糸の緯入れ
が停止し、圧力低下による緯入れ不良が発生することは
ない。
供給圧力が設定された圧力よりも低下すると、ジェット
ルームにおける圧縮空気の使用が停止される。従って、
検出された供給圧力が設定された圧力よりも低下する
と、圧縮空気の噴射によって緯入れされる緯糸の緯入れ
が停止し、圧力低下による緯入れ不良が発生することは
ない。
【0014】請求項2及び請求項7の発明では、検出さ
れた供給圧力が設定された圧力よりも低下する期間が設
定された期間以上になると、圧縮空気の噴射によって緯
入れされる緯糸の緯入れが停止する。従って、圧力低下
による緯入れ不良が発生することはない。
れた供給圧力が設定された圧力よりも低下する期間が設
定された期間以上になると、圧縮空気の噴射によって緯
入れされる緯糸の緯入れが停止する。従って、圧力低下
による緯入れ不良が発生することはない。
【0015】請求項3の発明では、ジェットルームにお
ける圧縮空気の使用の停止はジェットルームの運転停止
に連動し、織機の運転が停止すると、緯入れが停止す
る。請求項4及び請求項9の発明では、検出された供給
圧力が予め設定された圧力以上に上昇すると、ジェット
ルームにおける圧縮空気の使用が許容される。従って、
ジェットルームにおける緯入れは供給圧力が予め設定さ
れた圧力以上に初めて上昇した後に開始される。
ける圧縮空気の使用の停止はジェットルームの運転停止
に連動し、織機の運転が停止すると、緯入れが停止す
る。請求項4及び請求項9の発明では、検出された供給
圧力が予め設定された圧力以上に上昇すると、ジェット
ルームにおける圧縮空気の使用が許容される。従って、
ジェットルームにおける緯入れは供給圧力が予め設定さ
れた圧力以上に初めて上昇した後に開始される。
【0016】請求項11の発明では、ジェットルームに
おける使用状況伝達手段が圧縮空気の使用状況を使用許
容判定手段に伝達する。使用状況が緯入れ停止状態にあ
る場合、使用許容判定手段は検出された供給圧力が予め
設定された圧力以上に初めて上昇したときを捉えて圧縮
空気の使用を許容する。
おける使用状況伝達手段が圧縮空気の使用状況を使用許
容判定手段に伝達する。使用状況が緯入れ停止状態にあ
る場合、使用許容判定手段は検出された供給圧力が予め
設定された圧力以上に初めて上昇したときを捉えて圧縮
空気の使用を許容する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図1
〜図4に基づいて説明する。1はジェットルームであ
り、織機駆動モータ2は織機制御コンピュータC0 の作
動制御を受ける。織機制御コンピュータC0 は起動スイ
ッチ3のON操作に基づいて織機駆動モータ2の作動制
御及び電磁開閉弁4の励消磁制御を遂行する。ジェット
ルーム1では緯糸が緯入れ用メインノズル(図示略)に
よって経糸開口内へ射出される。経糸開口内へ射出され
た緯糸は複数の緯入れ用補助ノズル(図示略)のリレー
噴射によって経糸開口内を飛走する。図1では緯入れ用
メインノズルへの圧縮空気の供給及び停止の切換を行な
う電磁開閉弁及び緯入れ用補助ノズルへの圧縮空気の供
給及び停止の切換を行なう電磁開閉弁は電磁開閉弁4で
一括して表してある。緯入れ用メインノズルには電磁開
閉弁4及び圧力調整器13が並列接続されている。
〜図4に基づいて説明する。1はジェットルームであ
り、織機駆動モータ2は織機制御コンピュータC0 の作
動制御を受ける。織機制御コンピュータC0 は起動スイ
ッチ3のON操作に基づいて織機駆動モータ2の作動制
御及び電磁開閉弁4の励消磁制御を遂行する。ジェット
ルーム1では緯糸が緯入れ用メインノズル(図示略)に
よって経糸開口内へ射出される。経糸開口内へ射出され
た緯糸は複数の緯入れ用補助ノズル(図示略)のリレー
噴射によって経糸開口内を飛走する。図1では緯入れ用
メインノズルへの圧縮空気の供給及び停止の切換を行な
う電磁開閉弁及び緯入れ用補助ノズルへの圧縮空気の供
給及び停止の切換を行なう電磁開閉弁は電磁開閉弁4で
一括して表してある。緯入れ用メインノズルには電磁開
閉弁4及び圧力調整器13が並列接続されている。
【0018】5は圧縮空気供給装置である。圧縮空気供
給装置5は1台のジェットルーム1に対して1台使用さ
れる。圧縮空気供給装置5は、吐出流量決定回路6と、
吐出流量切換手段を構成するインバータ7と、吐出流量
切換手段を構成するパルスモータ8と、固定容量型の圧
縮機9と、圧力検出手段となる開閉差式の圧力スイッチ
10と、使用禁止判定回路14とからなる。圧力スイッ
チ10は圧縮機9からジェットルーム1に到る圧縮空気
の供給経路11上の圧力を検出する。供給経路11上の
圧力が第1の基準圧力P1 を越えると圧力スイッチ10
がOFFする。このOFF状態は供給経路11上の圧力
が第2の基準圧力P2 (<P1 )に減圧するまで保持さ
れる。供給経路11上の圧力が第2の基準圧力P2 を下
回ると圧力スイッチ10がONする。このON状態は供
給経路11上の圧力が第1の基準圧力P1 に昇圧するま
で保持される。
給装置5は1台のジェットルーム1に対して1台使用さ
れる。圧縮空気供給装置5は、吐出流量決定回路6と、
吐出流量切換手段を構成するインバータ7と、吐出流量
切換手段を構成するパルスモータ8と、固定容量型の圧
縮機9と、圧力検出手段となる開閉差式の圧力スイッチ
10と、使用禁止判定回路14とからなる。圧力スイッ
チ10は圧縮機9からジェットルーム1に到る圧縮空気
の供給経路11上の圧力を検出する。供給経路11上の
圧力が第1の基準圧力P1 を越えると圧力スイッチ10
がOFFする。このOFF状態は供給経路11上の圧力
が第2の基準圧力P2 (<P1 )に減圧するまで保持さ
れる。供給経路11上の圧力が第2の基準圧力P2 を下
回ると圧力スイッチ10がONする。このON状態は供
給経路11上の圧力が第1の基準圧力P1 に昇圧するま
で保持される。
【0019】図2は圧縮空気供給装置5の制御回路を示
す。インバータ7は三相交流電源12の出力周波数を変
換したパルス信号をパルスモータ8に出力する。パルス
モータ8は変換周波数に比例した回転速度で回転し、固
定容量型の圧縮機9はパルスモータ8の回転速度に応じ
た容量の圧縮空気を吐出する。即ち、供給経路11にお
ける単位時間当たりの吐出流量はパルスモータ8の回転
速度が高くなるほど多くなる。
す。インバータ7は三相交流電源12の出力周波数を変
換したパルス信号をパルスモータ8に出力する。パルス
モータ8は変換周波数に比例した回転速度で回転し、固
定容量型の圧縮機9はパルスモータ8の回転速度に応じ
た容量の圧縮空気を吐出する。即ち、供給経路11にお
ける単位時間当たりの吐出流量はパルスモータ8の回転
速度が高くなるほど多くなる。
【0020】吐出流量決定回路6を構成する伝達スイッ
チ3Aは織機制御コンピュータC0からのON−OFF
指令に連動する。織機制御コンピュータC0 は起動スイ
ッチ3のON操作に応答して伝達スイッチ3AをONす
る。運転停止信号Sが織機制御コンピュータC0 に入力
すると、織機制御コンピュータC0 は伝達スイッチ3A
をOFFする。
チ3Aは織機制御コンピュータC0からのON−OFF
指令に連動する。織機制御コンピュータC0 は起動スイ
ッチ3のON操作に応答して伝達スイッチ3AをONす
る。運転停止信号Sが織機制御コンピュータC0 に入力
すると、織機制御コンピュータC0 は伝達スイッチ3A
をOFFする。
【0021】使用禁止判定回路14は、常開接点OP14
と期間検出回路15とからなる。常開接点OP14が開状
態から閉状態に切り換えられた時点からこの閉状態が設
定期間T1 以上続くと、期間検出回路15は織機制御コ
ンピュータC0 に対して運転停止信号Sを出力する。
と期間検出回路15とからなる。常開接点OP14が開状
態から閉状態に切り換えられた時点からこの閉状態が設
定期間T1 以上続くと、期間検出回路15は織機制御コ
ンピュータC0 に対して運転停止信号Sを出力する。
【0022】インバータ7における端子7aは共通端
子、端子7b,7c,7dは変換周波数選択用の端子で
ある。図3の曲線E1 は圧縮機9の回転速度を表す。曲
線E2は端子7a,7b間の電気的接続及び電気的遮断
の切換を表す曲線である。図2における常閉接点CL11
及び常開接点OP21が共に閉じると、端子7a,7b間
が電気的に接続する。曲線E3 は端子7a,7c間の電
気的接続及び電気的遮断の切換を表す曲線である。図2
における常開接点OP12及び常閉接点CL22が共に閉じ
ると、接点7a,7c間が電気的に接続する。曲線E4
は端子7a,7d間の電気的接続及び電気的遮断の切換
を表す曲線である。常開接点OP13,OP 23の一方が閉
じると、接点7a,7d間が電気的に接続する。
子、端子7b,7c,7dは変換周波数選択用の端子で
ある。図3の曲線E1 は圧縮機9の回転速度を表す。曲
線E2は端子7a,7b間の電気的接続及び電気的遮断
の切換を表す曲線である。図2における常閉接点CL11
及び常開接点OP21が共に閉じると、端子7a,7b間
が電気的に接続する。曲線E3 は端子7a,7c間の電
気的接続及び電気的遮断の切換を表す曲線である。図2
における常開接点OP12及び常閉接点CL22が共に閉じ
ると、接点7a,7c間が電気的に接続する。曲線E4
は端子7a,7d間の電気的接続及び電気的遮断の切換
を表す曲線である。常開接点OP13,OP 23の一方が閉
じると、接点7a,7d間が電気的に接続する。
【0023】接点7a,7b間、接点7a,7c間及び
接点7a,7d間がいずれも電気的遮断状態のときには
インバータ7はパルス信号を出力しない。接点7a,7
b間が電気的遮断状態、接点7a,7c間及び接点7
a,7d間が電気的接続状態にあるときにはインバータ
7は圧縮機9の回転速度をN3 とする変換周波数のパル
ス信号を出力する。接点7a,7b間及び接点7a,7
d間が電気的接続状態、接点7a,7c間が電気的遮断
状態にあるときにはインバータ7は圧縮機9の回転速度
を第2の回転速度N2 (>N3 )とする変換周波数のパ
ルス信号を出力する。接点7a,7b間及び設定7a,
7c間が電気的遮断状態、接点7a,7d間が電気的接
続状態にあるときにはインバータ7は圧縮機9の回転速
度を第1の回転速度N1 (>N2 )とする変換周波数の
パルス信号を出力する。
接点7a,7d間がいずれも電気的遮断状態のときには
インバータ7はパルス信号を出力しない。接点7a,7
b間が電気的遮断状態、接点7a,7c間及び接点7
a,7d間が電気的接続状態にあるときにはインバータ
7は圧縮機9の回転速度をN3 とする変換周波数のパル
ス信号を出力する。接点7a,7b間及び接点7a,7
d間が電気的接続状態、接点7a,7c間が電気的遮断
状態にあるときにはインバータ7は圧縮機9の回転速度
を第2の回転速度N2 (>N3 )とする変換周波数のパ
ルス信号を出力する。接点7a,7b間及び設定7a,
7c間が電気的遮断状態、接点7a,7d間が電気的接
続状態にあるときにはインバータ7は圧縮機9の回転速
度を第1の回転速度N1 (>N2 )とする変換周波数の
パルス信号を出力する。
【0024】図3の曲線E5 は伝達スイッチ3AのON
−OFF状態を表す。伝達スイッチ3AのON−OFF
状態はジェットルーム1の起動スイッチ3のON−OF
F状態に対応する。曲線E6 は圧力スイッチ10のON
−OFF状態を表す。曲線E 7 は供給経路11上の圧力
変動を表す。ジェットルーム1が運転停止状態かつ圧縮
機9が非作動状態にあるときには供給経路11上の圧力
は大気圧に近い低圧となっており、開閉差式の圧力スイ
ッチ10はON状態にある。時間t0 は三相交流電源1
2の投入時を表す。三相交流電源12が投入されると、
リレーCR1 が励磁し、常閉接点CL11が開くと共に、
常開接点OP12,OP13が閉じる。この状態では接点7
a,7b間が電気的遮断状態、接点7a,7c間及び接
点7a,7d間が電気的接続状態になる。即ち、三相交
流電源12が投入されると圧縮機9が回転速度N3 で回
転開始する。圧縮機9の作動により圧縮空気が供給経路
11を介してジェットルーム1へ供給される。
−OFF状態を表す。伝達スイッチ3AのON−OFF
状態はジェットルーム1の起動スイッチ3のON−OF
F状態に対応する。曲線E6 は圧力スイッチ10のON
−OFF状態を表す。曲線E 7 は供給経路11上の圧力
変動を表す。ジェットルーム1が運転停止状態かつ圧縮
機9が非作動状態にあるときには供給経路11上の圧力
は大気圧に近い低圧となっており、開閉差式の圧力スイ
ッチ10はON状態にある。時間t0 は三相交流電源1
2の投入時を表す。三相交流電源12が投入されると、
リレーCR1 が励磁し、常閉接点CL11が開くと共に、
常開接点OP12,OP13が閉じる。この状態では接点7
a,7b間が電気的遮断状態、接点7a,7c間及び接
点7a,7d間が電気的接続状態になる。即ち、三相交
流電源12が投入されると圧縮機9が回転速度N3 で回
転開始する。圧縮機9の作動により圧縮空気が供給経路
11を介してジェットルーム1へ供給される。
【0025】直線E8 は期間検出回路15からの運転停
止信号Sの出力無しを表す。供給経路11上の圧力が第
1の基準圧力P1 を越えると圧力スイッチ10がOFF
し、リレーCR1 が消磁する。リレーCR1 が消磁する
と、常閉接点CL11が閉じると共に、常開接点OP12,
OP13が開く。この状態では接点7a,7b間、接点7
a,7c間及び接点7a,7d間がいずれも電気的遮断
状態となる。従って、インバータ7はパルス信号の出力
を停止し、圧縮機9の作動が停止する。供給経路11上
の圧縮空気は圧力調整器13を介して緯入れ用メインノ
ズルへ供給されている。圧力調整器13は第2の基準圧
力P2 よりもかなり低い圧力P 0 に設定されている。圧
力調整器13は圧力P0 よりも高い圧力の圧縮空気を圧
力P0 に減圧して緯入れ用メインノズルに供給する。こ
の供給エアは緯入れ用メインノズルから圧力P0 で噴射
する。圧力P0 は低圧であり、緯入れ待機中の緯糸の先
端部の姿勢が低圧のエア噴射によって直線状に整えられ
る。緯入れ待機中の緯糸の先端部の直線状の姿勢は緯入
れミス発生の抑止に寄与する。
止信号Sの出力無しを表す。供給経路11上の圧力が第
1の基準圧力P1 を越えると圧力スイッチ10がOFF
し、リレーCR1 が消磁する。リレーCR1 が消磁する
と、常閉接点CL11が閉じると共に、常開接点OP12,
OP13が開く。この状態では接点7a,7b間、接点7
a,7c間及び接点7a,7d間がいずれも電気的遮断
状態となる。従って、インバータ7はパルス信号の出力
を停止し、圧縮機9の作動が停止する。供給経路11上
の圧縮空気は圧力調整器13を介して緯入れ用メインノ
ズルへ供給されている。圧力調整器13は第2の基準圧
力P2 よりもかなり低い圧力P 0 に設定されている。圧
力調整器13は圧力P0 よりも高い圧力の圧縮空気を圧
力P0 に減圧して緯入れ用メインノズルに供給する。こ
の供給エアは緯入れ用メインノズルから圧力P0 で噴射
する。圧力P0 は低圧であり、緯入れ待機中の緯糸の先
端部の姿勢が低圧のエア噴射によって直線状に整えられ
る。緯入れ待機中の緯糸の先端部の直線状の姿勢は緯入
れミス発生の抑止に寄与する。
【0026】圧縮機9の作動停止により供給経路11上
の圧力が低下する。供給経路11上の圧力が第2の基準
圧力P2 を下回ると圧力スイッチ10がONし、圧縮機
9が回転速度N3 で回転開始する。従って、伝達スイッ
チ3AがOFF状態にあるとき、つまり起動スイッチ3
がOFF状態にあるときの供給経路11上の圧力は第1
の設定圧力P1 と第2の設定圧力P2 との間に規定され
る。
の圧力が低下する。供給経路11上の圧力が第2の基準
圧力P2 を下回ると圧力スイッチ10がONし、圧縮機
9が回転速度N3 で回転開始する。従って、伝達スイッ
チ3AがOFF状態にあるとき、つまり起動スイッチ3
がOFF状態にあるときの供給経路11上の圧力は第1
の設定圧力P1 と第2の設定圧力P2 との間に規定され
る。
【0027】時間t1 は伝達スイッチ3AのON時であ
る。図示の場合には時間t1 における供給経路11上の
圧力は減圧状態にあり、接点7a,7b間、接点7a,
7c間及び接点7a,7d間がいずれも電気的遮断状態
にある。即ち、圧縮機9は非作動状態にある。伝達スイ
ッチ3AがONすると、リレーCR2 が励磁し、常開接
点OP21,OP23が閉じると共に、常閉接点CL22が開
く。この状態では接点7a,7b間及び接点7a,7d
が電気的接続状態になると共に、接点7a,7c間が電
気的遮断状態になる。即ち、供給経路11上の圧力が減
圧状態にあるときに起動スイッチ3がONすると、圧縮
機9が第2の回転速度N2 で回転する。
る。図示の場合には時間t1 における供給経路11上の
圧力は減圧状態にあり、接点7a,7b間、接点7a,
7c間及び接点7a,7d間がいずれも電気的遮断状態
にある。即ち、圧縮機9は非作動状態にある。伝達スイ
ッチ3AがONすると、リレーCR2 が励磁し、常開接
点OP21,OP23が閉じると共に、常閉接点CL22が開
く。この状態では接点7a,7b間及び接点7a,7d
が電気的接続状態になると共に、接点7a,7c間が電
気的遮断状態になる。即ち、供給経路11上の圧力が減
圧状態にあるときに起動スイッチ3がONすると、圧縮
機9が第2の回転速度N2 で回転する。
【0028】起動スイッチ3がONすると織機制御コン
ピュータC0 は織機駆動モータ2を作動すると共に、電
磁開閉弁4の励消磁制御を遂行する。電磁開閉弁4の励
消磁により緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズ
ルがそれぞれジェットルーム1回転中の所定の回転角度
範囲でエアを噴射する。このエア噴射によって緯糸の緯
入れが行われる。緯入れ用エア噴射による圧縮空気の消
費量は第2の回転速度N2 で作動する圧縮機9から供給
される圧縮空気の供給量を上回り、供給経路11上の圧
力が低下してゆく。供給経路11上の圧力が第2の基準
圧力P2 を下回るとリレーCR1 が励磁する。両リレー
CR1 ,リレーCR2 が励磁の状態では常閉接点C
L11,CL22が開き、常開接点OP12,OP13,O
P21,OP23が閉じる。この状態では接点7a,7b間
及び接点7a,7c間が電気的遮断状態となり、接点7
a,7d間が電気的接続状態となる。従って、圧縮機9
は第1の回転速度N1 で回転する。緯入れ用メインノズ
ル及び緯入れ用補助ノズルからの緯入れ用エア噴射によ
る圧縮空気の消費量は第1の回転速度N1 で作動する圧
縮機9から供給される圧縮空気の供給量を下回る。従っ
て、供給経路11上の圧力が上昇してゆく。
ピュータC0 は織機駆動モータ2を作動すると共に、電
磁開閉弁4の励消磁制御を遂行する。電磁開閉弁4の励
消磁により緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズ
ルがそれぞれジェットルーム1回転中の所定の回転角度
範囲でエアを噴射する。このエア噴射によって緯糸の緯
入れが行われる。緯入れ用エア噴射による圧縮空気の消
費量は第2の回転速度N2 で作動する圧縮機9から供給
される圧縮空気の供給量を上回り、供給経路11上の圧
力が低下してゆく。供給経路11上の圧力が第2の基準
圧力P2 を下回るとリレーCR1 が励磁する。両リレー
CR1 ,リレーCR2 が励磁の状態では常閉接点C
L11,CL22が開き、常開接点OP12,OP13,O
P21,OP23が閉じる。この状態では接点7a,7b間
及び接点7a,7c間が電気的遮断状態となり、接点7
a,7d間が電気的接続状態となる。従って、圧縮機9
は第1の回転速度N1 で回転する。緯入れ用メインノズ
ル及び緯入れ用補助ノズルからの緯入れ用エア噴射によ
る圧縮空気の消費量は第1の回転速度N1 で作動する圧
縮機9から供給される圧縮空気の供給量を下回る。従っ
て、供給経路11上の圧力が上昇してゆく。
【0029】供給経路11上の圧力が第1の基準圧力P
1 を上回るとリレーCR1 が消磁する。従って、両リレ
ーCR1 ,CR2 が励磁状態からリレーCR1 が消磁か
つリレーCR2 が励磁状態に切り換わり、圧縮機9が第
1の回転速度N1 から第2の回転速度N2 に減速する。
この減速により供給経路11上の圧力が第1の基準圧力
P1 から第2の基準圧力P2 に向けて減圧してゆく。即
ち、起動スイッチ3がON状態にあるときの供給経路1
1上の圧力は第1の基準圧力P1 と第2の基準圧力P2
との間に規定される。
1 を上回るとリレーCR1 が消磁する。従って、両リレ
ーCR1 ,CR2 が励磁状態からリレーCR1 が消磁か
つリレーCR2 が励磁状態に切り換わり、圧縮機9が第
1の回転速度N1 から第2の回転速度N2 に減速する。
この減速により供給経路11上の圧力が第1の基準圧力
P1 から第2の基準圧力P2 に向けて減圧してゆく。即
ち、起動スイッチ3がON状態にあるときの供給経路1
1上の圧力は第1の基準圧力P1 と第2の基準圧力P2
との間に規定される。
【0030】吐出流量決定回路6は圧力スイッチ10の
圧力検出状態及びジェットルーム1の使用状況を反映す
る使用状況伝達手段となる伝達スイッチ3AのON−O
FF状態に基づいてパルスモータ8の回転速度を4段階
に制御する。即ち、起動スイッチ3のOFF状態では吐
出流量設定回路6は、2つの基準圧力P1 ,P2 と検出
圧力との比較に基づいて圧縮機9の回転速度を0とする
吐出流量規定モードと、N3 とする吐出流量規定モード
とのいずれかに決定する。又、起動スイッチ3のON状
態では吐出流量設定回路6は、2つの基準圧力P1 ,P
2 と検出圧力との比較に基づいて圧縮機9の回転速度を
第2の回転速度N2 とする第1の吐出流量規定モード
と、圧縮機9の回転速度を第1の回転速度N1 とする第
2の吐出流量規定モードとのいずれかに決定する。
圧力検出状態及びジェットルーム1の使用状況を反映す
る使用状況伝達手段となる伝達スイッチ3AのON−O
FF状態に基づいてパルスモータ8の回転速度を4段階
に制御する。即ち、起動スイッチ3のOFF状態では吐
出流量設定回路6は、2つの基準圧力P1 ,P2 と検出
圧力との比較に基づいて圧縮機9の回転速度を0とする
吐出流量規定モードと、N3 とする吐出流量規定モード
とのいずれかに決定する。又、起動スイッチ3のON状
態では吐出流量設定回路6は、2つの基準圧力P1 ,P
2 と検出圧力との比較に基づいて圧縮機9の回転速度を
第2の回転速度N2 とする第1の吐出流量規定モード
と、圧縮機9の回転速度を第1の回転速度N1 とする第
2の吐出流量規定モードとのいずれかに決定する。
【0031】起動スイッチ3がON状態のときにはジェ
ットルーム1における圧縮空気の消費が多大である。圧
縮空気消費が多大なときに圧縮機のON−OFF制御に
よって圧縮空気供給を制御するのでは圧縮空気の供給圧
力の急低下が避けられない。供給圧力の急低下は緯入れ
ミスをもたらす。本実施例では圧縮機9の2つの設定さ
れる回転速度N1 ,N2 を適正に選択すれば基準圧力P
1 ,P2 間の幅を狭めることができ、緯入れ用エア噴射
圧の変動は良好な緯入れに支障を来さない範囲に規制で
きる。しかも、供給経路11上の圧力変動が基準圧力P
1 ,P2 間に規制され、供給圧力の急低下は生じない。
ットルーム1における圧縮空気の消費が多大である。圧
縮空気消費が多大なときに圧縮機のON−OFF制御に
よって圧縮空気供給を制御するのでは圧縮空気の供給圧
力の急低下が避けられない。供給圧力の急低下は緯入れ
ミスをもたらす。本実施例では圧縮機9の2つの設定さ
れる回転速度N1 ,N2 を適正に選択すれば基準圧力P
1 ,P2 間の幅を狭めることができ、緯入れ用エア噴射
圧の変動は良好な緯入れに支障を来さない範囲に規制で
きる。しかも、供給経路11上の圧力変動が基準圧力P
1 ,P2 間に規制され、供給圧力の急低下は生じない。
【0032】又、基準圧力P1 ,P2 は緯糸種類、ジェ
ットルームの回転速度等を考慮して決められるが、基準
圧力P1 ,P2 を変更する場合には圧縮機9の回転速度
も変更することが望ましい。変速駆動モータとなるパル
スモータ8と共に吐出流量切換手段を構成するインバー
タ7は圧縮機9の回転速度の選択設定を容易にする。
ットルームの回転速度等を考慮して決められるが、基準
圧力P1 ,P2 を変更する場合には圧縮機9の回転速度
も変更することが望ましい。変速駆動モータとなるパル
スモータ8と共に吐出流量切換手段を構成するインバー
タ7は圧縮機9の回転速度の選択設定を容易にする。
【0033】圧縮機の異常発生、圧力洩れといった何ら
かの理由により、供給圧力が基準圧力P2 よりも低下し
た状態が続くおそれはある。このような供給圧力の異常
低下が続けば、緯糸の緯入れが良好に行われず、緯糸が
緯入れ末端の所定位置に到達しない場合が生じる。緯入
れ末端の所定位置には緯糸の到達を検出する緯糸検出器
が設置されており、緯糸が緯入れ末端の所定位置に到達
しない場合には緯糸検出器が運転停止信号を織機制御コ
ンピュータC0 に出力する。あるいは緯糸が緯入れ末端
の所定位置に到達した場合にも、緯糸の緯入れ姿勢が悪
くて織物品質が低下するおそれがある。
かの理由により、供給圧力が基準圧力P2 よりも低下し
た状態が続くおそれはある。このような供給圧力の異常
低下が続けば、緯糸の緯入れが良好に行われず、緯糸が
緯入れ末端の所定位置に到達しない場合が生じる。緯入
れ末端の所定位置には緯糸の到達を検出する緯糸検出器
が設置されており、緯糸が緯入れ末端の所定位置に到達
しない場合には緯糸検出器が運転停止信号を織機制御コ
ンピュータC0 に出力する。あるいは緯糸が緯入れ末端
の所定位置に到達した場合にも、緯糸の緯入れ姿勢が悪
くて織物品質が低下するおそれがある。
【0034】図4の曲線E71はジェットルーム1の運転
中に供給圧力が基準圧力P1 に達しないで低下してゆく
1例を表す。この例では圧力スイッチ10が時間t2 で
ONした後に供給圧力が基準圧力P1 まで昇圧せずに基
準圧力P2 よりも低下してゆくという圧力洩れ発生の場
合が想定されている。圧力スイッチ10がONするとリ
レーCR1 が励磁し、常開接点OP14が閉じる。常開接
点OP14の閉状態が設定期間T1 内に開状態に変われ
ば、期間検出回路15は運転停止信号Sを出力しない。
常開接点OP14の閉状態が設定期間T1 以上続くと、期
間検出回路15は運転停止信号Sを出力する。曲線E81
は期間検出回路15からの運転停止信号Sの出力の有無
を表す。曲線E11,E21,E31,E41,E51,E61は曲
線E1 ,E 2 ,E3 ,E4 ,E5 ,E6 にそれぞれ対応
する。図4では時間t2 にて圧力スイッチ10がONし
てから設定期間T1 後まで圧力スイッチ10がOFFし
ないため、常開接点OP14の閉状態が設定期間T1 以上
続く。そのため、期間検出回路15は時間t2 から設定
期間T1 後の時間t3 に運転停止信号Sを織機制御コン
ピュータC0 に出力する。
中に供給圧力が基準圧力P1 に達しないで低下してゆく
1例を表す。この例では圧力スイッチ10が時間t2 で
ONした後に供給圧力が基準圧力P1 まで昇圧せずに基
準圧力P2 よりも低下してゆくという圧力洩れ発生の場
合が想定されている。圧力スイッチ10がONするとリ
レーCR1 が励磁し、常開接点OP14が閉じる。常開接
点OP14の閉状態が設定期間T1 内に開状態に変われ
ば、期間検出回路15は運転停止信号Sを出力しない。
常開接点OP14の閉状態が設定期間T1 以上続くと、期
間検出回路15は運転停止信号Sを出力する。曲線E81
は期間検出回路15からの運転停止信号Sの出力の有無
を表す。曲線E11,E21,E31,E41,E51,E61は曲
線E1 ,E 2 ,E3 ,E4 ,E5 ,E6 にそれぞれ対応
する。図4では時間t2 にて圧力スイッチ10がONし
てから設定期間T1 後まで圧力スイッチ10がOFFし
ないため、常開接点OP14の閉状態が設定期間T1 以上
続く。そのため、期間検出回路15は時間t2 から設定
期間T1 後の時間t3 に運転停止信号Sを織機制御コン
ピュータC0 に出力する。
【0035】織機制御コンピュータC0 は、運転停止信
号Sの入力に応答して織機駆動モータ2の作動の停止及
び電磁開閉弁4の消磁を指令すると共に、伝達スイッチ
3AのOFFを指令する。従って、伝達スイッチ3Aの
OFFによりリレーCR2 が消磁し、常閉接点CL22が
閉じると共に、常開接点OP21,OP23が開き、パルス
モータ8は時間t3 以後では回転速度N3 で回転する。
又、緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズルにお
けるエア噴射が停止すると共に、ジェットルーム1の運
転が停止する。供給圧力が異常低下したときには緯入れ
用エアの噴射が停止するというジェットルームにおける
圧縮空気の使用状態の適切な制御が行われるため、緯入
れミスの発生は回避される。
号Sの入力に応答して織機駆動モータ2の作動の停止及
び電磁開閉弁4の消磁を指令すると共に、伝達スイッチ
3AのOFFを指令する。従って、伝達スイッチ3Aの
OFFによりリレーCR2 が消磁し、常閉接点CL22が
閉じると共に、常開接点OP21,OP23が開き、パルス
モータ8は時間t3 以後では回転速度N3 で回転する。
又、緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズルにお
けるエア噴射が停止すると共に、ジェットルーム1の運
転が停止する。供給圧力が異常低下したときには緯入れ
用エアの噴射が停止するというジェットルームにおける
圧縮空気の使用状態の適切な制御が行われるため、緯入
れミスの発生は回避される。
【0036】この実施例では供給圧力を適正な圧力範囲
〔P1 ,P2 〕に保つための圧力スイッチ10がジェッ
トルーム1における圧縮空気の使用状態の適切な制御に
利用される。高価な圧力スイッチ10をジェットルーム
1における圧縮空気の使用状態の適切な制御にも利用す
る構成は圧縮空気供給装置のコスト低減の上で有利であ
る。しかも、複数の圧力検出器を用いる場合に比して単
一の圧力検出器の採用は供給経路11の配管構成の簡素
化をもたらす。
〔P1 ,P2 〕に保つための圧力スイッチ10がジェッ
トルーム1における圧縮空気の使用状態の適切な制御に
利用される。高価な圧力スイッチ10をジェットルーム
1における圧縮空気の使用状態の適切な制御にも利用す
る構成は圧縮空気供給装置のコスト低減の上で有利であ
る。しかも、複数の圧力検出器を用いる場合に比して単
一の圧力検出器の採用は供給経路11の配管構成の簡素
化をもたらす。
【0037】次に、図5〜図7の第2実施例を説明す
る。第1実施例と同じ構成の部材には同じ符号が付して
ある。この実施例の圧縮空気供給装置5Aでは供給経路
11上の供給圧力が圧力スイッチ16によって検出され
るようになっている。検出された供給圧力が設定圧力P
3 以上になると圧力スイッチ16はONする。設定圧力
P3 は基準圧力P2 よりも僅かに低くしてある。使用許
容判定回路17は圧力スイッチ16のONに基づいて織
機制御コンピュータC0 に運転許容信号Hを出力する。
図7の曲線E9 は運転許容信号Hの出力の有無を表す。
織機制御コンピュータC0 は運転許容信号Hの入力中は
起動スイッチ3からのON信号を有効化する状態に入
る。この待機状態のときに起動スイッチ3がONされる
と、織機制御コンピュータC0 は織機駆動モータ2の作
動及び緯入れのための電磁開閉弁4の励消磁制御を指令
する。
る。第1実施例と同じ構成の部材には同じ符号が付して
ある。この実施例の圧縮空気供給装置5Aでは供給経路
11上の供給圧力が圧力スイッチ16によって検出され
るようになっている。検出された供給圧力が設定圧力P
3 以上になると圧力スイッチ16はONする。設定圧力
P3 は基準圧力P2 よりも僅かに低くしてある。使用許
容判定回路17は圧力スイッチ16のONに基づいて織
機制御コンピュータC0 に運転許容信号Hを出力する。
図7の曲線E9 は運転許容信号Hの出力の有無を表す。
織機制御コンピュータC0 は運転許容信号Hの入力中は
起動スイッチ3からのON信号を有効化する状態に入
る。この待機状態のときに起動スイッチ3がONされる
と、織機制御コンピュータC0 は織機駆動モータ2の作
動及び緯入れのための電磁開閉弁4の励消磁制御を指令
する。
【0038】検出された供給圧力が設定圧力P3 に達し
ない場合には圧力スイッチ16は使用許容判定回路17
にON信号を出力せず、使用許容判定回路17が織機制
御コンピュータC0 に運転許容信号Hを出力することは
ない。従って、圧縮機の異常、圧力洩れ等の何らかの理
由により供給圧力が設定圧力P3 に達しない場合には緯
入れが開始されることはない。設定圧力P3 は基準圧力
P2 よりも僅かに低いだけであり、供給圧力が設定圧力
P3 になれば緯入れ用エアの噴射圧はほぼ適正な噴射圧
と見なせる。供給圧力不足のときには緯入れ用エアの噴
射開始を禁止するというジェットルームにおける圧縮空
気の使用状態の適切な制御が行われるため、供給圧力異
常による緯入れミスの発生は回避される。
ない場合には圧力スイッチ16は使用許容判定回路17
にON信号を出力せず、使用許容判定回路17が織機制
御コンピュータC0 に運転許容信号Hを出力することは
ない。従って、圧縮機の異常、圧力洩れ等の何らかの理
由により供給圧力が設定圧力P3 に達しない場合には緯
入れが開始されることはない。設定圧力P3 は基準圧力
P2 よりも僅かに低いだけであり、供給圧力が設定圧力
P3 になれば緯入れ用エアの噴射圧はほぼ適正な噴射圧
と見なせる。供給圧力不足のときには緯入れ用エアの噴
射開始を禁止するというジェットルームにおける圧縮空
気の使用状態の適切な制御が行われるため、供給圧力異
常による緯入れミスの発生は回避される。
【0039】次に、図8〜図10の第3実施例を説明す
る。第2実施例と同じ構成の部材には同じ符号が付して
ある。この実施例の圧縮空気供給装置5Bでは2つの切
換検出回路18,19が圧力スイッチ10のON−OF
F切換に応答して切換検出信号Fを使用禁止判定回路2
0に出力する。切換検出回路18は、常開接点OP
15と、パルス信号出力回路21とからなる。切換検出回
路19は、常閉接点CL15と、パルス信号出力回路22
とからなる。パルス信号出力回路21は常開接点OP15
が開から閉へ切り換わったときにパルス状の切換検出信
号Fを出力し、パルス信号出力回路22は常閉接点CL
15が開から閉へ切り換わったときにパルス状の切換検出
信号Fを出力する。図10の曲線E10は切換検出信号F
の出力の有無を表す。
る。第2実施例と同じ構成の部材には同じ符号が付して
ある。この実施例の圧縮空気供給装置5Bでは2つの切
換検出回路18,19が圧力スイッチ10のON−OF
F切換に応答して切換検出信号Fを使用禁止判定回路2
0に出力する。切換検出回路18は、常開接点OP
15と、パルス信号出力回路21とからなる。切換検出回
路19は、常閉接点CL15と、パルス信号出力回路22
とからなる。パルス信号出力回路21は常開接点OP15
が開から閉へ切り換わったときにパルス状の切換検出信
号Fを出力し、パルス信号出力回路22は常閉接点CL
15が開から閉へ切り換わったときにパルス状の切換検出
信号Fを出力する。図10の曲線E10は切換検出信号F
の出力の有無を表す。
【0040】切換検出信号Fの入力間隔が設定期間T2
以上になった場合には使用禁止判定回路20は織機制御
コンピュータC0 に対して運転停止信号Sを出力する。
切換検出信号Fの入力間隔が設定期間T2 に達しない場
合には使用禁止判定回路20は運転停止信号Sを出力し
ない。設定期間T2 はジェットルーム1の通常運転時に
おける圧力スイッチ10のON−OFF切換間隔よりも
長くしてある。図10の曲線E72で示すように供給圧力
が異常低下して圧力スイッチ10のON−OFF切換間
隔が設定期間T2 に達した場合には、使用禁止判定回路
20が運転停止信号Sを出力する。供給圧力不足のとき
には緯入れ用エアの噴射開始を禁止するというジェット
ルームにおける圧縮空気の使用状態の適切な制御が行わ
れるため、供給圧力異常による緯入れミスの発生は回避
される。
以上になった場合には使用禁止判定回路20は織機制御
コンピュータC0 に対して運転停止信号Sを出力する。
切換検出信号Fの入力間隔が設定期間T2 に達しない場
合には使用禁止判定回路20は運転停止信号Sを出力し
ない。設定期間T2 はジェットルーム1の通常運転時に
おける圧力スイッチ10のON−OFF切換間隔よりも
長くしてある。図10の曲線E72で示すように供給圧力
が異常低下して圧力スイッチ10のON−OFF切換間
隔が設定期間T2 に達した場合には、使用禁止判定回路
20が運転停止信号Sを出力する。供給圧力不足のとき
には緯入れ用エアの噴射開始を禁止するというジェット
ルームにおける圧縮空気の使用状態の適切な制御が行わ
れるため、供給圧力異常による緯入れミスの発生は回避
される。
【0041】本発明は特開平7−90755号公報に開
示されるような緯糸処理装置の作動制御にも適用でき
る。この種の緯糸処理装置では、緯入れミスした緯糸と
後続の緯糸とを切断分離することなく後続緯糸が緯入れ
用メインノズルから射出され、この射出された後続緯糸
は緯入れ阻止されると共に、緯入れ経路から緯糸引き出
し経路へ逸らされる。そして、緯入れミスした緯糸が緯
入れ阻止された後続緯糸を手掛かりとして織布の織前か
ら引き出し除去される。後続緯糸の緯入れ阻止は緯入れ
経路と交差する方向に向かう空気流によって行われ、緯
入れミスした緯糸の引き出し除去の際にも吸引空気流が
用いられる。このような緯糸処理装置において使用され
る圧縮空気の圧力が異常低下すれば、緯入れミスした緯
糸を織布の織前から的確に除去することができなくな
る。供給圧力が異常低下した場合には、前記した実施例
におけるような供給圧力の異常低下検出に基づいて緯糸
処理装置の作動遂行を禁止したり、供給圧力が設定圧力
(第2実施例の場合の設定圧力P3 )以上の場合には緯
糸処理装置の作動遂行を許容するようにすればよい。こ
の場合、使用禁止判定回路14,20から出力される信
号は圧縮空気使用停止信号となり、使用許容判定回路1
7から出力される信号は使用開始許容信号となる。
示されるような緯糸処理装置の作動制御にも適用でき
る。この種の緯糸処理装置では、緯入れミスした緯糸と
後続の緯糸とを切断分離することなく後続緯糸が緯入れ
用メインノズルから射出され、この射出された後続緯糸
は緯入れ阻止されると共に、緯入れ経路から緯糸引き出
し経路へ逸らされる。そして、緯入れミスした緯糸が緯
入れ阻止された後続緯糸を手掛かりとして織布の織前か
ら引き出し除去される。後続緯糸の緯入れ阻止は緯入れ
経路と交差する方向に向かう空気流によって行われ、緯
入れミスした緯糸の引き出し除去の際にも吸引空気流が
用いられる。このような緯糸処理装置において使用され
る圧縮空気の圧力が異常低下すれば、緯入れミスした緯
糸を織布の織前から的確に除去することができなくな
る。供給圧力が異常低下した場合には、前記した実施例
におけるような供給圧力の異常低下検出に基づいて緯糸
処理装置の作動遂行を禁止したり、供給圧力が設定圧力
(第2実施例の場合の設定圧力P3 )以上の場合には緯
糸処理装置の作動遂行を許容するようにすればよい。こ
の場合、使用禁止判定回路14,20から出力される信
号は圧縮空気使用停止信号となり、使用許容判定回路1
7から出力される信号は使用開始許容信号となる。
【0042】又、本発明では同一種類の織物を製織して
いる複数台のジェットルームに1台の圧縮空気供給装置
から圧縮空気を供給する実施例も可能である。
いる複数台のジェットルームに1台の圧縮空気供給装置
から圧縮空気を供給する実施例も可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、供給圧力が異常低
下した場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用
を停止するようにしたので、供給圧力の異常低下に起因
するジェットルームにおける異常発生を防止し得る。
下した場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用
を停止するようにしたので、供給圧力の異常低下に起因
するジェットルームにおける異常発生を防止し得る。
【0044】供給圧力が設定圧力以上に昇圧した場合に
はジェットルームにおける圧縮空気の使用を許容するよ
うにしたので、供給圧力の異常低下に起因するジェット
ルームにおける異常発生を防止し得る。
はジェットルームにおける圧縮空気の使用を許容するよ
うにしたので、供給圧力の異常低下に起因するジェット
ルームにおける異常発生を防止し得る。
【図1】本発明を具体化した第1実施例を示す制御ブロ
ック図。
ック図。
【図2】圧縮空気供給装置における制御回路図。
【図3】圧縮機の回転速度及び供給圧力の変動を示すタ
イミングチャート。
イミングチャート。
【図4】圧縮機の回転速度及び供給圧力の変動を示すタ
イミングチャート。
イミングチャート。
【図5】第2実施例を示す制御ブロック図。
【図6】圧縮空気供給装置における制御回路図。
【図7】圧縮機の回転速度及び供給圧力の変動を示すタ
イミングチャート。
イミングチャート。
【図8】第3実施例を示す制御ブロック図。
【図9】圧縮空気供給装置における制御回路図。
【図10】圧縮機の回転速度及び供給圧力の変動を示す
タイミングチャート。
タイミングチャート。
1…ジェットルーム、3A…使用状況伝達手段を構成す
る伝達スイッチ、5,5A,5B…圧縮空気供給装置、
9…圧縮機、10…圧力検出手段となる圧力スイッチ、
11…供給経路、14,20…使用禁止判定手段となる
使用禁止判定回路、15…期間検出手段となる期間検出
回路、16…圧力検出手段となる圧力スイッチ、17…
使用許容判定手段となる使用許容判定回路、C0 …使用
状況伝達手段を構成する織機制御コンピュータ。
る伝達スイッチ、5,5A,5B…圧縮空気供給装置、
9…圧縮機、10…圧力検出手段となる圧力スイッチ、
11…供給経路、14,20…使用禁止判定手段となる
使用禁止判定回路、15…期間検出手段となる期間検出
回路、16…圧力検出手段となる圧力スイッチ、17…
使用許容判定手段となる使用許容判定回路、C0 …使用
状況伝達手段を構成する織機制御コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 洋彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (11)
- 【請求項1】ジェットルームへ圧縮空気を供給する圧縮
空気供給装置から供給される圧縮空気の供給圧力を検出
し、検出された供給圧力が予め設定された圧力以下に低
下した場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用
を停止するジェットルームにおける圧縮空気使用制御方
法。 - 【請求項2】ジェットルームへ圧縮空気を供給する圧縮
空気供給装置から供給される圧縮空気の供給圧力を検出
し、検出された供給圧力が予め設定された圧力以下とな
る期間が予め設定した期間以上となった場合にはジェッ
トルームにおける圧縮空気の使用を停止するジェットル
ームにおける圧縮空気使用制御方法。 - 【請求項3】圧縮空気の使用停止はジェットルームの運
転停止と共にもたらされる請求項1及び請求2のいずれ
か1項に記載のジェットルームにおける圧縮空気使用制
御方法。 - 【請求項4】ジェットルームへ圧縮空気を供給する圧縮
空気供給装置から供給される圧縮空気の供給圧力を検出
し、検出された供給圧力が予め設定された圧力以上に上
昇した場合にはジェットルームにおける圧縮空気の使用
を許容するジェットルームにおける圧縮空気使用制御方
法。 - 【請求項5】圧縮空気の使用の許容はジェットルームの
運転開始の許容と共にもたらされる請求項4に記載のジ
ェットルームにおける圧縮空気使用制御方法。 - 【請求項6】ジェットルームへ供給するための圧縮空気
を作る圧縮機と、 前記圧縮機から前記ジェットルームに到る圧縮空気の供
給経路上の圧縮空気の供給圧力を検出する圧力検出手段
と、 前記圧力検出手段によって検出された供給圧力が予め設
定された圧力以下に低下した場合にはジェットルームに
対して圧縮空気使用停止信号を出力する使用禁止判定手
段とを備えたジェットルームに用いる圧縮空気供給装
置。 - 【請求項7】ジェットルームへ供給するための圧縮空気
を作る圧縮機と、 前記圧縮機から前記ジェットルームに到る圧縮空気の供
給経路上の圧縮空気の供給圧力を検出する圧力検出手段
と、 前記圧力検出手段によって検出された供給圧力が予め設
定された圧力以下となる期間を検出する期間検出手段
と、 前記期間検出手段によって検出された期間が予め設定さ
れた期間以上となる場合にはジェットルームに対して圧
縮空気使用停止信号を出力する使用禁止判定手段とを備
えたジェットルームに用いる圧縮空気供給装置。 - 【請求項8】前記圧縮空気使用停止信号はジェットルー
ムの運転を停止するための運転停止信号である請求項6
及び請求項7のいずれか1項に記載のジェットルームに
用いる圧縮空気供給装置。 - 【請求項9】ジェットルームへ供給するための圧縮空気
を作る圧縮機と、 前記圧縮機から前記ジェットルームに到る圧縮空気の供
給経路上の圧縮空気の供給圧力を検出する圧力検出手段
と、 前記圧力検出手段によって検出された供給圧力が予め設
定された圧力以上に上昇した場合にはジェットルームに
おける圧縮空気使用を許容する使用許容信号を出力する
使用許容判定手段とを備えたジェットルームに用いる圧
縮空気供給装置。 - 【請求項10】前記使用許容信号はジェットルームの運
転を許容するための運転許容信号である請求項9に記載
のジェットルームに用いる圧縮空気供給装置。 - 【請求項11】前記使用許容判定手段は、ジェットルー
ムにおける圧縮空気使用状況を伝達する使用状況伝達手
段からの伝達情報に基づいて前記使用許容信号を出力す
るか否かを判定する請求項9及び請求項10のいずれか
1項に記載のジェットルームに用いる圧縮空気供給装
置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118642A JPH08311744A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | ジェットルームにおける圧縮空気使用制御方法及びジェットルームに用いる圧縮空気供給装置 |
KR1019960002398A KR100237261B1 (ko) | 1995-05-17 | 1996-01-29 | 제트룸에 있어서의 압축공기 사용 제어방법 및 제트룸에 이용되는 압축공기 공급장치 |
EP96104289A EP0743384B1 (en) | 1995-05-17 | 1996-03-18 | Method for controlling use of compressed air in jet loom and compressed-air supply/control apparatus for the same |
DE69608852T DE69608852T2 (de) | 1995-05-17 | 1996-03-18 | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung des Gebrauches von Druckluft in Düsenwebmaschinen |
TW085105795A TW358127B (en) | 1995-05-17 | 1996-05-16 | Method of controlling the use of compressed air in the jet loom and compressed air supply apparatus used in the jet loom |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118642A JPH08311744A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | ジェットルームにおける圧縮空気使用制御方法及びジェットルームに用いる圧縮空気供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311744A true JPH08311744A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14741606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7118642A Pending JPH08311744A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | ジェットルームにおける圧縮空気使用制御方法及びジェットルームに用いる圧縮空気供給装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0743384B1 (ja) |
JP (1) | JPH08311744A (ja) |
KR (1) | KR100237261B1 (ja) |
DE (1) | DE69608852T2 (ja) |
TW (1) | TW358127B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127724A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toyota Industries Corp | エアジェット織機の圧縮空気異常検出方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1288359A1 (de) * | 2001-09-03 | 2003-03-05 | Sulzer Textil Ag | Luftdüsenwebmaschine und Druckluftversorung derselben |
US6796338B2 (en) | 2001-09-03 | 2004-09-28 | Sulzer Textil Ag | Air jet weaving machine and compressed air supply for same |
JP5780102B2 (ja) * | 2011-10-11 | 2015-09-16 | 株式会社豊田自動織機 | エアジェット織機におけるエア漏れ検知方法 |
JP5958296B2 (ja) * | 2012-11-16 | 2016-07-27 | 株式会社豊田自動織機 | エアジェット織機における圧縮エア流量表示装置 |
JP5842889B2 (ja) * | 2013-09-26 | 2016-01-13 | 株式会社豊田自動織機 | エアジェット織機におけるエア漏れ検知方法 |
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---|---|---|---|---|
JPS5933522A (ja) | 1982-08-20 | 1984-02-23 | Nippon Signal Co Ltd:The | 停電復帰時信号発生装置 |
JP2838219B2 (ja) | 1989-09-13 | 1998-12-16 | 日産テクシス株式会社 | 空気噴射式織機用の空気供給装置 |
JP2849456B2 (ja) * | 1990-06-27 | 1999-01-20 | 津田駒工業株式会社 | 織機の緯入れ制御装置 |
JP2596231B2 (ja) * | 1991-02-05 | 1997-04-02 | 株式会社豊田自動織機製作所 | ジェットルームにおける緯入れ制御装置 |
JP3170863B2 (ja) * | 1992-05-08 | 2001-05-28 | 株式会社豊田自動織機製作所 | ジェットルームにおける止段防止方法 |
DE4243118A1 (de) * | 1992-12-21 | 1994-06-23 | Continental Ag | Verfahren zur Konstanthaltung des Druckes in einem hydraulischen System |
JPH0790755A (ja) | 1993-09-14 | 1995-04-04 | Toyota Autom Loom Works Ltd | ジェットルームにおける緯糸処理装置 |
TW324753B (en) * | 1994-05-16 | 1998-01-11 | Toyota Automatic Loom Co Ltd | Method and apparatus for supplying compressed air |
JP3053582U (ja) | 1998-04-20 | 1998-11-04 | 淑郎 山田 | メモ記録保存散失防止事務用器 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP7118642A patent/JPH08311744A/ja active Pending
-
1996
- 1996-01-29 KR KR1019960002398A patent/KR100237261B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-03-18 DE DE69608852T patent/DE69608852T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-18 EP EP96104289A patent/EP0743384B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-16 TW TW085105795A patent/TW358127B/zh active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127724A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toyota Industries Corp | エアジェット織機の圧縮空気異常検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR960041835A (ko) | 1996-12-19 |
EP0743384B1 (en) | 2000-06-14 |
TW358127B (en) | 1999-05-11 |
KR100237261B1 (ko) | 2000-01-15 |
EP0743384A2 (en) | 1996-11-20 |
DE69608852D1 (de) | 2000-07-20 |
EP0743384A3 (en) | 1997-09-24 |
DE69608852T2 (de) | 2000-12-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |