JPH08311371A - 加工鋼材用エポキシ粉体塗料 - Google Patents

加工鋼材用エポキシ粉体塗料

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JPH08311371A
JPH08311371A JP14266395A JP14266395A JPH08311371A JP H08311371 A JPH08311371 A JP H08311371A JP 14266395 A JP14266395 A JP 14266395A JP 14266395 A JP14266395 A JP 14266395A JP H08311371 A JPH08311371 A JP H08311371A
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epoxy
bisphenol
epoxy resin
equiv
equivalent
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JP14266395A
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Mitsuo Kuze
光夫 久世
Tomoyuki Hirai
智之 平井
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ加工性に優れ、りん酸亜鉛処理やクロメ
ート処理等の化成処理を施すことなく、曲げ加工部の塗
膜の密着性、防食性が改善された加工鋼材用エポキシ粉
体塗料を提供する。 【構成】 エポキシ当量500〜2000g/eqのビ
スフェノールAエポキシ樹脂(a)97〜50重量部、
及び、エポキシ当量500〜2000g/eqのビスフ
ェノールFエポキシ樹脂(b)3〜50重量部を含有
し、更に、フェノール性水酸基当量200〜1000g
/eqのフェノール系硬化剤(c)を、フェノール性水
酸基当量に対する前記ビスフェノールAエポキシ樹脂
(a)及び前記ビスフェノールFエポキシ樹脂(b)の
エポキシ当量の合計が、1.5/1〜0.7/1となる
割合で含有してなる加工鋼材用エポキシ粉体塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ加工性に優れ、曲
げ加工部における塗膜の密着性、耐食性が良好な加工鋼
材用エポキシ粉体塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ粉体塗料は、鋼管、鉄筋、鋼線
等の各種鋼材の防食処理等のために広く使用されてい
る。このようなエポキシ粉体塗料としては、例えば、特
公平6−57814号公報には、ビスフェノールAエポ
キシ樹脂等のビスフェノール系エポキシ樹脂とアルキル
フェノールノボラック型の多官能エポキシ樹脂との両者
を必須成分として併用し、これらとフェノール系硬化剤
とを触媒存在下に反応させた反応生成物を使用するもの
が開示されている。しかし、上記エポキシ粉体塗料は、
耐衝撃性、可撓性に優れているものの、鋼管、鉄筋、鋼
線等の加工鋼材分野に使用した場合、曲げ加工部の塗膜
の密着性、防食性等の点で満足すべきものではなかっ
た。また、重防食性が必要な場合には、例えば、特開昭
59−143633号公報等に開示されているクロメー
ト処理等の化成処理を施す必要があった。
【0003】鋼管、鉄筋、鋼線等の加工鋼材分野に用い
られるエポキシ粉体塗料は、上記加工鋼材が施工時に任
意の角度に曲げ加工を施されて使用されるので、良好な
曲げ加工性、優れた防食性等の特性を有することが要求
される。しかし、エポキシ粉体塗料の評価は、従来、主
として、曲げ加工が施されていない平面部においてなさ
れており、曲げ加工部における塗膜の密着性、防食性等
を直接考慮し、その性能を評価することはなされていな
かった。このため、上記エポキシ粉体塗料等の従来のエ
ポキシ粉体塗料は、曲げ加工部における塗膜の密着性、
防食性等の改善が充分に達成されたとは言えず、曲げ加
工を行うと、塗膜の密着性が著しく低下し、そのため加
工部分の腐食が生じやすいものであった。このような不
都合を回避するためには、予めりん酸亜鉛処理やクロメ
ート処理等の化成処理を施す必要があるが、このような
化成処理は、塗装工程とは別の工程で施す必要があり、
処理設備の増加、塗装工程の増加等による負担の増加が
不可避であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の現況
に鑑みてなされたものであり、曲げ加工性に優れ、りん
酸亜鉛処理やクロメート処理等の化成処理を施すことな
く、曲げ加工部の塗膜の密着性、防食性が改善された加
工鋼材用エポキシ粉体塗料を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、加工鋼
材用エポキシ粉体塗料として、エポキシ当量500〜2
000g/eqのビスフェノールAエポキシ樹脂(a)
97〜50重量部、及び、エポキシ当量500〜200
0g/eqのビスフェノールFエポキシ樹脂(b)3〜
50重量部を含有し、更に、フェノール性水酸基当量2
00〜1000g/eqのフェノール系硬化剤(c)
を、フェノール性水酸基当量に対する前記ビスフェノー
ルAエポキシ樹脂(a)及び前記ビスフェノールFエポ
キシ樹脂(b)のエポキシ当量の合計が、1.5/1〜
0.7/1となる割合で含有させるところにある。以下
に本発明を詳述する。
【0006】本発明においては、ビスフェノールAエポ
キシ樹脂(a)及びビスフェノールFエポキシ樹脂
(b)の両者を必須成分として併用し、フェノール系硬
化剤(c)を含有させて加工鋼材用エポキシ粉体塗料を
得る。本明細書中、「加工鋼材」とは、施工時に任意の
角度に曲げ加工を施されて使用される鋼材をいう。
【0007】上記ビスフェノールAエポキシ樹脂(a)
としては、例えば、ビスフェノールAとエピハロヒドリ
ンとを反応させて得られる、次の一般式(II)で表さ
れるもの等を挙げることができる。
【0008】
【化2】
【0009】式中、bは、2〜9の整数を表す。上記エ
ピハロヒドリンとしては、例えば、エピクロルヒドリ
ン、エピブロモヒドリン等を挙げることができる。上記
一般式(II)で表されるビスフェノールAエポキシ樹
脂は、公知の方法によって製造することができ、例え
ば、触媒の存在下に低分子量エポキシ樹脂とビスフェノ
ールAとを2段反応によって高分子化させる等の方法に
よって得ることができる。上記触媒としては、例えば、
トリエチルアミン等の三級アミン、2−メチルイミダゾ
ール等のイミダゾール類、トリメチルアンモニウムクロ
ライド等の四級アンモニウム塩等を挙げることができ
る。
【0010】本発明においては、上記ビスフェノールA
エポキシ樹脂(a)のエポキシ当量は、500〜200
0g/eqである。エポキシ当量が500g/eq未満
であると、固形であっても常温でブロッキングを生じ易
く、2000g/eqを超えると、塗装時の塗料温度が
低くなった場合、溶融しにくくなり、塗膜のピンホール
の原因となるので、上記範囲に限定される。また、本発
明においては、上記ビスフェノールAエポキシ樹脂
(a)は、末端エポキシ基含有量が90%以上であるも
のが好ましい。末端エポキシ基含有量が90%未満であ
ると、硬化物の架橋反応が有効に行なわれず、特に低温
での物性が悪くなり、好ましくない。上記ビスフェノー
ルAエポキシ樹脂(a)の具体例としては、例えば、エ
ピコート1003F(油化シェルエポキシ社製、エポキ
シ当量800g/eq)、エポトート904H(東都化
成社製、エポキシ当量1000g/eq)、エピコート
1004F(油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量9
00g/eq)、エピコート1005F(油化シェルエ
ポキシ社製、エポキシ当量1000g/eq)等を挙げ
ることができる。
【0011】上記ビスフェノールFエポキシ樹脂(b)
としては、例えば、ビスフェノールFとエピハロヒドリ
ンとを反応させて得られる、次の一般式(III)で表
されるもの等を挙げることができる。
【0012】
【化3】
【0013】式中、cは、2〜9の整数を表す。上記エ
ピハロヒドリンとしては、例えば、上述のもの等を挙げ
ることができる。上記一般式(III)で表されるビス
フェノールFエポキシ樹脂は、上記一般式(II)で表
されるビスフェノールAエポキシ樹脂と同様の方法によ
って製造することができる。本発明においては、上記ビ
スフェノールFエポキシ樹脂(b)のエポキシ当量は、
500〜2000g/eqである。エポキシ当量が50
0g/eq未満であると、固形であっても常温でブロッ
キングを生じ易く、2000g/eqを超えると、塗装
時の塗料温度が低くなった場合、溶融しにくくなり、塗
膜のピンホールの原因となるので、上記範囲に限定され
る。
【0014】また、本発明においては、上記ビスフェノ
ールFエポキシ樹脂(b)は、末端エポキシ基含有量が
90%以上であるものが好ましい。末端エポキシ基含有
量が90%未満であると、硬化物の架橋反応が有効に行
なわれず、特に低温での物性が悪くなり、好ましくな
い。上記ビスフェノールFエポキシ樹脂(b)の具体例
としては、例えば、エピコート4005P(油化シェル
エポキシ社製、エポキシ当量1010g/eq)、エポ
トートYDF−2004(東都化成社製、エポキシ当量
930g/eq)等を挙げることができる。
【0015】本発明においては、上記ビスフェノールA
エポキシ樹脂(a)97〜50重量部に対して上記ビス
フェノールFエポキシ樹脂(b)を3〜50重量部配合
する。ビスフェノールFエポキシ樹脂(b)の配合割合
が3重量部未満であると、曲げ加工部の塗膜の密着性、
防食性が低下し、50重量部を超えると、曲げ加工性が
低下するので、上記範囲に限定される。好ましくは4〜
40重量部であり、より好ましくは5〜30重量部であ
る。
【0016】本発明においては、硬化剤としてフェノー
ル系硬化剤(c)を配合する。上記フェノール系硬化剤
(c)としては、例えば、ビスフェノール類とビスフェ
ノール系エポキシ樹脂、ビスフェノール類との反応物で
あって、両末端にフェノール性水酸基を有するもの等を
挙げることができ、このようなものとしては、例えば、
次の一般式(I)で表されるもの等を好適に使用するこ
とができる。
【0017】
【化4】
【0018】式中、aは、1〜4の整数を表す。上記一
般式(I)で表されるフェノール系硬化剤は、例えば、
2,2−ビス(4′ヒドロキシフェニル)プロパンと、
これらの2,2−ビス(4′ヒドロキシフェニル)プロ
パンを含有するエポキシ樹脂とを反応させて得ることが
できる。上記フェノール系硬化剤(c)のフェノール性
水酸基当量は、200〜1000g/eqである。フェ
ノール性水酸基当量が200g/eq未満であると、例
えば、上記一般式(I)において、aが1未満となり、
このようなものは合成することができないので存在せ
ず、原料入手上の問題があり、1000g/eqを超え
ると高分子量となり、塗装時の塗料温度が低下した場
合、溶融しにくくなって平滑な塗膜が得られないので、
上記範囲に限定される。上記フェノール系硬化剤(c)
の具体例としては、例えば、エピキュア171(油化シ
ェルエポキシ社製、水酸基当量245g/eq)、エピ
キュア172(油化シェルエポキシ社製、水酸基当量3
60g/eq)、ZX−798(東都化成社製、水酸基
当量700g/eq)等を挙げることができる。
【0019】本発明においては、上記フェノール性水酸
基当量200〜1000g/eqのフェノール系硬化剤
(c)を、フェノール性水酸基当量に対する上記ビスフ
ェノールAエポキシ樹脂(a)のエポキシ当量及び上記
ビスフェノールFエポキシ樹脂(b)のエポキシ当量の
合計が、1.5/1〜0.7/1となる割合で含有させ
る。上記割合が0.7/1未満であると、硬化剤が過剰
となり、塗膜中に残存して耐食性が低下し、1.5/1
を超えると、架橋不足で可撓性が不足し、曲げ加工性が
低下するので、上記範囲に限定される。好ましくは1.
4/1〜0.8/1であり、より好ましくは1.3/1
〜0.9/1である。
【0020】本発明においては、上記ビスフェノールA
エポキシ樹脂(a)及び上記ビスフェノールFエポキシ
樹脂(b)を併用し、上記フェノール系硬化剤(c)と
組み合わせて使用する。ビスフェノールAエポキシ樹脂
は、フェノール系硬化剤と組み合わせて使用した場合、
塗膜の可撓性、耐衝撃性等の物理的特性に優れている
が、曲げ加工部における塗膜の密着性、防食性に劣る。
一方、ビスフェノールFエポキシ樹脂をフェノール系硬
化剤と組み合わせて使用した場合は、ビスフェノールA
エポキシ樹脂と組み合わせた場合に比べて、塩水噴霧試
験や陰極剥離試験等の長期防食性に極めて優れている
が、可撓性等の曲げ加工性に劣る。本発明の加工鋼材用
エポキシ粉体塗料は、上述の知見に基づいて、上記ビス
フェノールAエポキシ樹脂(a)及び上記ビスフェノー
ルFエポキシ樹脂(b)の両者を上記割合で併用し、上
記フェノール系硬化剤(c)を組み合わせて使用するこ
とにより、曲げ加工性と曲げ加工部における塗膜の密着
性、防食性との両立をはかるものである。
【0021】本発明においては、上記各成分の他に、必
要に応じて、更に、ノボラックエポキシ樹脂、トリグリ
シジルイソシアネート等の多官能エポキシ樹脂等の樹脂
成分を併用することができる。上記多官能エポキシ樹脂
の併用によって、更に架橋度を上げて塗膜の強度を向上
させることができる。上記ノボラックエポキシ樹脂とし
ては、例えば、エピハロヒドリンとノボラック型フェノ
ール樹脂、ノボラック型クレゾール樹脂とを反応させて
得られるもの等を挙げることができ、このようなものと
しては、例えば、次の一般式(IV)で表されるもの等
を挙げることができる。
【0022】
【化5】
【0023】式中、dは、1〜7の整数を表す。また、
本発明においては、粉体塗料に通常使用される硬化促進
剤、顔料、フロー調整剤、流動調整剤等が添加されても
よい。上記硬化促進剤としては、例えば、2−メチルイ
ミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2
−フェニルイミダゾール等のイミダゾール類;イミダゾ
リン類を挙げることができる。上記顔料としては、例え
ば、酸化チタン、カーボンブラック、フタロシアニンブ
ルー等を挙げることができる。
【0024】本発明の加工鋼材用エポキシ粉体塗料は、
粉体塗料製造分野で通常使用される方法によって製造す
ることができ、例えば、上記各成分を予備混合した後、
溶融混合機で溶融混合したものを粉砕機にかけて粉砕
し、分級機で粒度分布を調整して得ることができる。
【0025】本発明の加工鋼材用エポキシ粉体塗料は、
静電塗装方法等の通常の方法で塗装することができる。
本発明の加工鋼材用エポキシ粉体塗料の適用対象は特に
限定されないが、特に鋼管、鉄筋、鋼線等の施工時に任
意の角度に曲げ加工を施されて使用される加工鋼材に好
適に使用することができる。また、重防食の必要な場合
等には、所望により、りん酸亜鉛処理、クロメート処理
等の化成処理を併用することによって、更に防食性を増
大せさることができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0027】実施例1〜4、比較例1〜5 ビスフェノールAエポキシ樹脂としてエピコート100
5F(油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量1000
g/eq)を、ビスフェノールFエポキシ樹脂としてエ
ピコート4005P(油化シェルエポキシ社製、エポキ
シ当量1010g/eq)を、フェノール系硬化剤とし
てエピキュア171(油化シェルエポキシ社製、水酸基
当量245g/eq)を、ノボラックエポキシ樹脂とし
てエポトートYD−701(東都化成社製、エポキシ当
量206g/eq)を、それぞれ表1に示す割合で配合
し、更に、各実施例及び各比較例それぞれに、表1に示
した配合成分以外に、顔料として二酸化チタン(CR−
50、石原化学社製)を樹脂100重量部に対して20
重量部、及び、ファーストゲンブルーNK(大日本イン
キ社製)を樹脂100重量部に対して0.5重量部配合
した。各成分をスーパーミキサー(三井三池社製)で予
備混合した原料を、溶融混合機(ブスコニーダー、ブス
社製)で溶融混合した。溶融混合した原料を粉砕機(A
CM−60、ホソカワミクロン社製)で粉砕し、分級機
(ダルトン、ダルトン社製)で粒度分布を調整して、各
実施例及び各比較例の粉体塗料を得た。
【0028】得られた各粉体塗料を、それぞれ、6×7
0×150mmのグリットブラスト処理鋼板に静電スプ
レーを使用して塗装した。各鋼板は、210〜230℃
に予熱して使用した。塗装後、200℃、10分間焼き
付けして、膜厚150〜250μmの塗膜を形成した塗
板を得た。
【0029】評価 得られた各塗板を、下記の項目について性能を評価し
た。結果を表1に示した。 1.曲げ加工性 塗板を100mm間隔に水平に設置した2つの支点間に
水平に置き、先端の曲率半径が5mmの加圧くさびを支
持支点間の中央にあてて、曲げ速度100mm/分で曲
げ角度30°になるように塗板を曲げた。塗板の温度は
0℃とした。曲げられた塗板の山型の部分の塗膜の状態
を観察して、曲げ加工性を評価した。評価基準は下記の
ものとした。 ○:異常なし △:小亀裂が発生 ×:大亀裂が発生 2.曲げ部密着性 JIS K 5400 8.5.3に準拠して、Xカッ
トテープ法によって評価した。 3.耐食性試験 曲げ加工部にカッターナイフで30mmの切れ込みを入
れ、3モル/Lの濃度のNaOH水溶液に20℃、96
時間浸漬後、切れ込み部分からカッターナイフを差し込
んで塗膜をこじあけ、塗膜の剥離距離を測定して評価し
た。評価基準は下記のものとした。 ○:剥離距離5mm以下 △:剥離距離6〜10mm ×:剥離距離11mm以上
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述の構成により、曲げ加工
部の塗膜の密着性、防食性に優れているので、施工後の
加工鋼材の防食性向上を実現することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ当量500〜2000g/eq
    のビスフェノールAエポキシ樹脂(a)97〜50重量
    部、及び、エポキシ当量500〜2000g/eqのビ
    スフェノールFエポキシ樹脂(b)3〜50重量部を含
    有し、更に、フェノール性水酸基当量200〜1000
    g/eqのフェノール系硬化剤(c)を、フェノール性
    水酸基当量に対する前記ビスフェノールAエポキシ樹脂
    (a)及び前記ビスフェノールFエポキシ樹脂(b)の
    エポキシ当量の合計が、1.5/1〜0.7/1となる
    割合で含有してなることを特徴とする加工鋼材用エポキ
    シ粉体塗料。
  2. 【請求項2】 フェノール系硬化剤(c)が、次の一般
    式(I)で表されるものである請求項1記載の加工鋼材
    用エポキシ粉体塗料。 【化1】 式中、aは、1〜4の整数を表す。
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