JPH08310900A - 窒化物薄膜単結晶及びその製造方法 - Google Patents

窒化物薄膜単結晶及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08310900A
JPH08310900A JP13722895A JP13722895A JPH08310900A JP H08310900 A JPH08310900 A JP H08310900A JP 13722895 A JP13722895 A JP 13722895A JP 13722895 A JP13722895 A JP 13722895A JP H08310900 A JPH08310900 A JP H08310900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
thin film
nitride
intermediate layer
boron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13722895A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Imai
貴浩 今井
Yoshiharu Uchiumi
慶春 内海
Naoharu Fujimori
直治 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP13722895A priority Critical patent/JPH08310900A/ja
Publication of JPH08310900A publication Critical patent/JPH08310900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Devices (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面が平滑で、結晶性に優れたAlN、In
N、GaN等の窒化物半導体単結晶を製造すること。 【構成】 基板の上に、ホウ素を含む窒化物中間層を形
成する。この上に目的の窒化物薄膜表面層を形成する。
中間層の効果によって、上層の窒化物は単結晶となる。
さらに表面は極めて平滑になる。この窒化物薄膜は平滑
な単結晶であるから、発光素子、表面弾性波素子、耐熱
高周波素子等の材料として好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は工具、表面弾性波素
子、発光素子、高熱伝導ヒートシンクなどに用いられる
窒化物薄膜単結晶及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】AlN、GaN、InNなどの窒化物
は、広いバンドギャップ、高い硬度、速い音速、高い熱
伝導度などに恵まれている。もしも大きい単結晶ができ
ればその用途は極めて大きいものであろうと推定され
る。しかし残念ながら、現在に至るまでこれらの窒化物
については大型単結晶ができなかった。チョクラルスキ
−法やブリッジマン法によって大型の結晶を作ることが
できない。その他の方法によっても大きい単結晶を製造
することができない。配向性の薄膜又は単結晶薄膜の製
造技術が開発されてきた。
【0003】AlN、GaN、InN等の3族元素の窒
化物は天然には存在しない。いずれも広いバンドギャッ
プを持つ半導体である。硬度が高く、熱伝導にも優れ
る。六方晶系のものと、立方晶系のものがある。立方晶
系のものはGaAs等と同じように閃亜鉛鉱型の結晶構
造を持つ。AlNは大きい単結晶はできない。粉体や薄
膜の形で合成される。粉体によって焼結体を作ることが
できる。薄膜又は焼結体の形で、工具、耐熱部材、表面
弾性波フィルターとしての用途が期待される。
【0004】GaNはバンドギャップが広いから、青色
発光素子の材料として有望である。しかしこれも大きい
単結晶は作れない。異種基板の上にMOCVD法、MB
E法によって、アンモニアガス、トリメチルガリウムガ
スからGaNの薄膜を作る。異種基板として良く使われ
るのはSi、サファイヤなどである。この方法によって
できるGaNは柱状の多結晶で、表面は凹凸が多い。半
導体材料として高品質なものではない。これは島状の成
長によるものであろう。
【0005】これら窒化物は配向性薄膜によって、工
具、高周波用表面弾性波フィルター、短波長発光素子な
どに向けて、実用化研究、開発研究が進められてきた。
Siやサファイヤなどの基板に、窒化物の薄い膜を合成
する。異種基板の上に薄膜を作るのは、大きい窒化物の
基板が得られないからである。Siやサファイヤの場合
は大きい基板を作ることができる。異種材料の上に薄膜
形成するから、平滑で結晶性の良い高品質単結晶を得る
ことが困難であった。
【0006】特にGaN、及びGaNにAlやInを添
加した結晶は、青色や緑色などの短波長発光素子として
優れている事が最近明らかになってきた。青色発光素子
はこれまで有力なものが存在しなかったので、GaNに
よる青色発光素子は広い応用が期待されている。
【0007】しかし発光素子とするには多結晶では役に
立たない。単結晶でなければならず、高品質であること
が好ましいことは言うまでもない。Si、GaAs、I
nPなどの半導体基板が、広く半導体デバイスの基板と
して利用できるのは、優れた性質の大きい単結晶が、大
量に製造できるからである。
【0008】窒化物薄膜単結晶を発光素子のような半導
体活性層として用いるためには、高純度で結晶欠陥が少
なく、表面が極めて平滑な単結晶を用いなければならな
い。ところが現在のところ、窒化物については異種材料
の上に薄膜を成長させた低品質単結晶しかない。
【0009】しかしながら、Siやサファイヤ等の異種
基板上に窒化物を成長させると島状に成長しやすい。異
種基板上で、核発生が孤立して起こり、核を中心として
結晶が拡大してゆく。だから島状になって、孤立粒子が
いくつも生成するのである。基板の表面が露呈する場所
もあるし、一方では高く結晶粒が生成しているところも
ある。かなり厚い膜を作って初めて基板表面を覆うこと
ができるようになる。1層ずつ規則正しく成長するわけ
ではない。
【0010】こうして異種基板上に成長させた窒化物結
晶は平滑な膜でなく島状になる。たとえ表面の全てを窒
化物によって覆い尽くすことができたとしても、最終的
に表面の粗い、柱状の組織を持った薄膜になる。表面が
ざらざらしている。微視的に見ても結晶欠陥が多く、半
導体素子としては問題が多い。
【0011】特開平4−297023号は、GaNをサ
ファイヤ基板の上に成長させる時において、基板にGa
x Al1-x Nのバッファ層を500℃の低い基板温度
で、2nm〜500nmの厚みに成長させ、この上に1
020℃の基板温度でGaNの薄膜を成長させる方法を
提案している。つまりGaNとAlNの混晶をバッファ
層として形成するのである。これによればp型、n型半
導体GaNとしたときに、高いキャリヤ濃度のものが得
られると述べている。図1にその構成を示す。
【0012】どうしてGaN・AlNの混晶バッファ層
がその上のGaNの膜質を向上させるのか?理由につい
ては述べるところがない。基板の上に直接にGaNを形
成するよりも、GaN・AlN混晶の上にGaNを形成
する方が格子定数の違いが小さいので、より良好な結晶
が得られるのであろうか?
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これらスパッタ法や、
MOCVD法、MBE法などで異種基板上に成長した窒
化物は、島状に成長し、平滑な膜にならない。最終的に
表面の粗い柱状の組織をもった膜になる。この膜は結晶
欠陥が多く、半導体素子材料には向かなかった。発光素
子にするにはとりわけ優れた結晶性が必要である。発光
素子は、狭い断面に大電流が通過し発熱が著しく、結晶
の劣化を誘発するからである。
【0014】窒化物を発光素子とするには、欠陥のない
平滑な単結晶が必須である。発光素子は材料的な条件が
とりわけ厳しい。しかしその他の半導体素子の材料とし
て窒化物を利用する場合でも、単結晶であって、表面が
平滑で、結晶欠陥の少ないものが強く望まれる。
【0015】さらに表面弾性波素子の材料とする場合
は、狭い幅の櫛形電極を表面に形成する必要があるか
ら、表面は平滑でなければならない。工具、耐磨部品と
する場合も表面の平滑性は重要である。前記の特開平4
−297023号はGaN薄膜についての改良だけを提
案している。InNやAlNには使えない。本発明者
は、GaN、InN、AlNに共通の方法が必要である
と考える。
【0016】単結晶のGaN、InN、AlNなどの3
族元素の窒化物薄膜を提供する事が本発明の第1の目的
である。表面が平滑なGaN、InN、AlNなどの3
族元素の窒化物薄膜を提供することが本発明の第2の目
的である。結晶性に優れた3族元素の窒化物薄膜を提供
することが本発明の第3の目的である。表面弾性波素
子、耐熱高周波素子、発光素子などの材料として利用で
きる3族元素の窒化物薄膜を提供する事が本発明の第4
の目的である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホウ素を含有
する窒化物単結晶中間層を単結晶基板上に形成し、この
中間層の上に目的の窒化物単結晶薄膜を成長させる。ホ
ウ素含有中間層の作用によって、表面が平滑で結晶欠陥
の少ない窒化物半導体表面層が得られる。つまり本発明
の窒化物薄膜は、基板の上に直接に目的の窒化物薄膜を
付けるのではなく、はじめに中間層を形成し、この上に
所望の窒化物薄膜を形成するのである。
【0018】新たにホウ素含有窒化物中間層が増えるの
である。中間層があるので、表面の窒化物が単結晶にな
り、しかも平滑なものになる。中間層の組成は、窒素が
約50原子%を占める。残りはGa、In、Alと少量
の不純物である。ホウ素は0.2原子%〜12原子%含
まれる。つまり中間層の組成は、BN+GaN+InN
+AlN+不純物であって、BNが0.4原子%〜24
原子%であって、GaN、InN、AlNは0原子%〜
99.6原子%である。不純物は0原子%〜2原子%で
ある。
【0019】
【作用】本発明の特徴は、ホウ素を含有する中間層の挿
入にある。中間層の作用により表面層の結晶性が向上
し、平滑性も高揚するのである。中間層の存在が本発明
にとって重要である。以下に中間層の組成、構造を述べ
る。さらに基材と、基材の上にどのようにして中間層の
生成をするのかということについて説明する。図2に概
略の構成を示す。
【0020】[組成](図3) 中間層となるホウ素を含有する窒化物薄膜の組成は、全
体の0.2%以上12原子%以下のホウ素を含み、約5
0原子%が窒素で、残りがAl、Ga、Inから選ばれ
た1種類以上からなる組成である。ホウ素が0.2原子
%未満であると本発明の効果がない。12原子%を越え
るとホウ素を含む中間層の結晶性が著しく低下してアモ
ルファス的になり、その上に成長する窒化物単結晶薄膜
の結晶性も低下するので好ましくない。
【0021】本発明の中間層の作用によって、表面層の
結晶性と表面平滑性が共に改善される。ホウ素の量は一
般に、0.2原子%〜12原子%であるが、最も好まし
いホウ素含有量の範囲は、0.7原子%以上5原子%以
下である。Al、Ga、Inの中では、AlNがBNに
格子定数が最も近いので、Alを主成分とすることが、
表面平滑性と結晶性の向上において最も望ましい。
【0022】しかしそれは表面層に限定がない場合であ
る。表面層(上層)がGaN、InN、或いはAlNと
いうふうに決まると、中間層の材料も決まってしまう。
表面層が何であるかということは、その薄膜形成の目的
によって決まってしまう。表面層がAlNの場合は、中
間層の組成はホウ素含有AlNであって良い。最も重要
な半導体活性層(表面層)がGaNや、InNである場
合には、AlNとGaNやInNの混合窒化物結晶にB
を含有させた中間層を形成することが好ましい。
【0023】しかし表面層がInNの場合、中間層の組
成をホウ素含有InNにしても良い。また表面層がGa
Nの場合も、中間層をホウ素含有GaNにしても良いの
である。さらにまた、表面層が、InN、AlN、Ga
Nのいずれか一つである時、中間層の組成をホウ素を含
有するInN、AlN、GaNの混合物にしても良い。
つまり中間層の組成はこの場合(Bx Aly Ga1-x-y
Nなど)となる。
【0024】[構造]本発明のホウ素を含有する中間層
は1層のみでなく、組成を変えた2層以上としても良
い。いずれの中間層もホウ素含有量は0.2原子%〜1
2原子%である必要がある。
【0025】[基材]本発明のホウ素を含有する単結晶
基板には、Si、サファイヤ(α−Al23 )、Si
C(3C−6H)、GaAs、InP、GaP、ダイヤ
モンド等が比較的入手が容易で適している。これらの基
板材料のうち立方晶系の材料(Si、3C−SiC、G
aAs、InP、GaP、ダイヤモンド)は(111)
面を基材として用いるのが良い。六方晶系の材料(サフ
ァイア、6H−SiC)は任意の面を基材として用いる
ことができる。特に(0001)面が好適である。
【0026】Siは大面積の基板が安価に得られるので
本発明の窒化物半導体形成の基材として最適である。S
iC(3C−SiC、6H−SiC)は高価であるが、
本発明に関係する窒化物と格子定数が近いので優れた結
晶性のものを作ることができる。
【0027】[成膜方法(プロセス、原料、温度)]窒
化物薄膜の成長中に窒素を結晶中に取り込むためには、
窒素活性度の高い雰囲気が必要である。つまり、雰囲気
中の窒素ガスの分圧が十分に高いか、窒素ガス分圧が低
い場合は窒素が原子やイオンなどの活性の高い状態であ
る必要がある。本発明のように、結晶性の高い薄膜を合
成する際には、総圧力が0.1気圧以下である減圧下で
行なうのが好ましい。この場合は特に窒素自体の活性を
高める必要がある。つまり窒素が原子状態、イオン状態
であることが必要である。
【0028】このような要求から、本発明のホウ素含有
中間層の合成に際は、スパッタ法、MOCVD法、活性
化MBE法、プラズマCVD法、イオンビ−ム蒸着法、
レ−ザアブレ−ション法などが適している。この中でも
特に経済性と品質の良さから、スパッタ法、MOCVD
法、活性化MBE法が適している。
【0029】[不純物]ホウ素含有中間層は、主成分が
窒素N(約50%)と、Al、Ga、Inのいずれかで
あって、ホウ素Bを0.2原子%〜12原子%含む。こ
れ以外に次の物質を不純物として0〜2原子%含んでも
良い。 不純物: Li、Be、C、O、Mg、Si、P、S
【0030】これらのうちBe、C、Mg、Si、Sな
どの不純物は、中間層の電気的特性を改善することがで
きる。これら不純物は窒化物半導体の中でp型不純物、
或いはn型不純物、或いは絶縁性を高める不純物として
機能する。例えば、Be、Mgはp型不純物に、C、S
i、Sはn型の不純物になる。
【0031】だからこれら不純物を表面の活性層(上
層)にドープすることにより表面層にp領域やn領域を
作ることができる。表面層に不純物をドープすると、中
間層の方にも拡散によって進入してくる。積極的に中間
層に不純物を添加する必要はないが、表面層に不純物を
添加すると、結果として中間層にも不純物が入る。これ
は2原子%までなら差し支えないということである。
【0032】不純物添加により、p領域、n領域、さら
にpn接合も形成する事ができる。これによって窒化物
薄膜層を発光素子や受光素子などの半導体デバイスにす
ることができる。不純物のドープは、不純物を原料ガス
に含ませることの他に、熱拡散イオン打ち込みなどの方
法を用いることもできる。このため不純物の添加は、本
発明の窒化物単結晶薄膜の用途を拡大することができる
という積極的な利点がある。しかし不純物が増えると中
間層の結晶性が劣化する。そこで不純物の総量は2原子
%を越えないことが望ましい。
【0033】
【実施例】
[実施例1](図4) Si基板の上に、本発明の方法に従い、ホウ素含有中間
層とAlN表面層薄膜を合成した。 基板: Si(111)面単結晶 10mm×10mm ホウ素含有中間層: Bx Al1-x N 表面層の薄膜: AlN
【0034】a.中間層の生成 単結晶Si(111)を基板として、スパッタ法によ
り、ホウ素含有中間層を有するAlN薄膜の合成を次の
ように行なった。基板は10mm角の単結晶Si(11
1)である。これを純水で5%に希釈した弗酸中に浸し
た後にアセトンによって洗浄した。これを高周波マグネ
トロンスパッタリング装置の試料台に固定した。
【0035】高純度金属アルミニウムを真空中で溶融
し、この中に立方晶窒化ホウ素(c−BN)の粉末25
重量%を分散した後に固化したものをスパッタタ−ゲッ
トとして、ホウ素含有中間層を製造した。つまり(アル
ミ75重量%)+(c−BN25重量%)の混合物をタ
−ゲットにしている。c−BNを含ませることにより、
中間層の中にホウ素を含有させるのである。これをスパ
ッタ装置のタ−ゲットとして、基板に対向するように取
り付けた。
【0036】スパッタ装置に、アルゴンと窒素ガスを等
量(50容積%ずつ含む)混合したガス(Ar/N2
を導入し、チャンバ内の総圧力が0.02Torrにな
るように調整した。基板を950℃に加熱した。この状
態で、13.56MHz、350Wの高周波を、20分
間タ−ゲットとチャンバの間に印加した。タ−ゲットが
スパッタされて分子或いはプラズマになる。雰囲気ガス
の窒素もラディカルやプラズマになる。原子、イオンが
Si基板の上に付着する。これによって中間層の成長が
なされる。中間層の組成は、AlNとBNの混合物にな
る。
【0037】b.表面層薄膜の生成 次に高純度金属アルミニウムをタ−ゲットにした。アル
ゴンと窒素を等量混合したガスを総圧力が0.04To
rrになるようにチャンバ内に導入した。基板温度は9
50℃とした。13.56MHz、350Wの高周波を
印加して1時間スパッタを行った。中間層の場合とタ−
ゲットの材料が違う。今回はAlをタ−ゲットにしてい
る。雰囲気ガスは同様にAr/N2 ガスである。である
からAlNの薄膜ができるはずである。
【0038】c.薄膜の検査結果 中間層と表面層を合わせた合計の薄膜厚みは、1.2μ
mであった。この薄膜の表面を高速電子線回折法によっ
て観察したところ、ストリークパターンが見られた。薄
膜の表面は平滑である。上層(表面層)は結晶性の良い
単結晶AlN(0001)であることが分かった。二次
イオン質量分析法で薄膜を調べたところ、中間層の厚さ
は0.2μmであった。中間層のホウ素含有量は約2.
5原子%であった。
【0039】[比較例1] (図5) 実施例と同様、以下の構造をスパッタ法によって製造し
た。但し中間層の生成の際に用いるスパッタタ−ゲット
の組成が違う。Alに対するc−BNの割合を、25重
量%から60重量%に増やしている。つまり中間層のホ
ウ素含有を増やして比較しているのである。その他の条
件は実施例1と同じである。
【0040】 基板: Si(111)面単結晶 10mm×10mm ホウ素含有中間層: Bx Al1-x N 表面層の薄膜: AlN
【0041】a.中間層の生成 単結晶Si(111)を基板として、スパッタ法によ
り、ホウ素含有中間層を有するAlN薄膜の合成を次の
ように行なった。基板は10mm角の単結晶Si(11
1)である。これを純水で5%に希釈した弗酸中に浸し
た後にアセトンによって洗浄した。これを高周波マグネ
トロンスパッタリング装置の試料台に固定した。
【0042】高純度金属アルミニウムを真空中で溶融
し、この中に立方晶窒化ホウ素(c−BN)の粉末60
重量%を分散した後に固化したものをスパッタタ−ゲッ
トとして、ホウ素含有中間層を製造した。つまり(アル
ミ40重量%)+(c−BN60重量%)の混合物をタ
−ゲットにしている。タ−ゲットにより多くのc−BN
を含ませることにより、中間層の中により多くのホウ素
を含有させる。これをスパッタ装置のタ−ゲットとし
て、基板に対向するように取り付けた。
【0043】スパッタ装置に、アルゴンと窒素ガスを等
量(50容積%ずつ含む)混合したガス(Ar/N2
を導入しチャンバ内の総圧力が0.02Torrになる
ように調整した。基板を950℃に加熱した。この状態
で、13.56MHz、350Wの高周波を、20分間
タ−ゲットとチャンバの間に印加した。タ−ゲットがス
パッタされて分子或いはプラズマになる。雰囲気ガスの
窒素もラディカルやプラズマになる。原子、イオンがS
i基板の上に付着する。これによって中間層の成長がな
される。中間層の組成は、AlNとBNの混合物にな
る。但しBNの割合が実施例1よりも高くなる。
【0044】b.表面層薄膜の生成 次に高純度金属アルミニウムをタ−ゲットにした。アル
ゴンと窒素を等量混合したガス(Ar/N2 )を総圧力
が0.04Torrになるようにチャンバ内に導入し
た。基板温度は950℃とした。13.56MHz、3
50Wの高周波を印加して1時間スパッタを行った。中
間層の場合とタ−ゲットの材料が違う。今回はAlをタ
−ゲットにしている。雰囲気ガスは同様にAr/N2
スである。AlNの薄膜ができる。上層薄膜の生成につ
いては実施例1と同様である。
【0045】c.表面層薄膜の検査結果 中間層と表面層を合わせた合計の薄膜厚みは、1.0μ
mであった。この薄膜の表面を高速電子線回折法によっ
て観察したところ、ハローパターンが観察された。薄膜
の表面は結晶性を持たないアモルファスであることが分
かった。
【0046】また、二次イオン質量分析法で薄膜を調べ
た。中間層の厚さは0.1μmで、中間層のホウ素含有
量は約16原子%であった。実施例1では中間層のホウ
素含有が2.5原子%であったから、これの約6倍にな
っている。中間層のホウ素成分の比率が高すぎると上層
の薄膜がアモルファスになってしまうということであ
る。中間層は重要であるが、窒素含有率が高すぎるとか
えって良くないということを示す。
【0047】[比較例2](図6) 中間層のない以下の構造をスパッタ法によって製造し
た。中間層がないから、基板の上に窒化物の薄膜が形成
されるだけである。上層の薄膜の生成条件は実施例1と
同じに設定してある。
【0048】 基板: Si(111)面単結晶 10mm×10mm 上部の薄膜: AlN
【0049】a.表面層薄膜の生成 単結晶Si(111)を基板として、スパッタ法によ
り、AlN薄膜の合成を次のように行なった。基板は1
0mm角の単結晶Si(111)である。これを純水で
5%に希釈した弗酸中に浸した後にアセトンによって洗
浄した。これを高周波マグネトロンスパッタリング装置
の試料台に固定した。
【0050】スパッタ装置において、高純度金属アルミ
ニウムをタ−ゲットにした。アルゴンと窒素を等量混合
したガス(Ar/N2)を総圧力が0.04Torrに
なるように調整してチャンバ内に導入した。基板温度は
950℃とした。13.56MHz、350Wの高周波
を印加して1時間スパッタを行った。窒素を含む雰囲気
においてAlのタ−ゲットを叩くので、Si基板の上に
直接にAlNの薄膜ができる。
【0051】b.表面層薄膜の検査結果 AlNの薄膜厚みは、1.0μmであった。この薄膜の
表面を高速電子線回折法によって観察したところ、スポ
ット状のパターンが観察された。薄膜は表面の粗い多結
晶AlN層であることが分かった。中間層がないので二
次イオン質量分析は行わなかった。AlNの表面が荒れ
るのは中間層がないからである。窒素含有中間層の存在
が表面層(上層)の窒化物薄膜の結晶性を大きく向上さ
せているということが分かる。
【0052】[実施例2] (図7) 単結晶サファイヤを基板として、MOCVD法により、
2層の窒素含有中間層と、上層のGaN薄膜を製造し
た。
【0053】 基板: 50mmΦサファイヤ単結晶(0001) 第1ホウ素含有中間層: Bx Al1-x N 第2ホウ素含有中間層: By Alz Ga1-y-z N 表面層薄膜: GaN
【0054】a.第1中間層の生成 基板である50mm径の単結晶サファイヤ(0001)
を純水で20%に希釈した塩酸中に浸して表面の汚れを
取り、純水、アセトンによって洗浄した。MOCVD装
置のサセプタにこの基板を取り付けた。チャンバを一旦
真空に引いてから水素ガスを流して基板を1000℃に
加熱した。この状態を15分間持続した。その後、次の
混合ガスよりなる原料ガスをチャンバに流した。
【0055】 ア.水素ガス(H2 ) 約80体積%(vol %) イ.アンモニアNH3 ガス 20体積% ウ.トリメチルアルミニウムTMA(Al(CH33 )0.02体積% エ.トリメチルホウ素TMB(B(CH33 ) 0.001体積%
【0056】この原料ガスを、計12l/min供給し
た。基板温度は800℃である。ガス圧力は60Tor
rであった。この状態で20分間保持し、第1中間層の
成長を行った。これによりBx Al1-x Nの中間層がで
きる。
【0057】b.第2中間層の生成 引き続き、次の混合ガスよりなる原料ガスをチャンバに
流した。 ア.水素ガス(H2 ) 約80体積%(vol %) イ.アンモニアNH3 ガス 20体積% ウ.トリメチルアルミニウムTMA(Al(CH33 )0.02体積% エ.トリメチルホウ素TMB(B(CH33 ) 0.001体積% オ.トリメチルガリウムTMG(Ga(CH33 ) 0.02体積%
【0058】この原料ガスを、計15l/min供給し
た。基板温度は800℃である。ガス圧力は60Tor
rであった。この状態で20分間保持し、第2中間層の
成長を行った。これによりBy Alz Ga1-y-z Nの中
間層ができる。第2中間層の生成条件は、オのガスが添
加されているという点で第1中間層の合成と異なる。他
の点では同じである。
【0059】c.上層の窒化物薄膜の合成 さらに、次の混合ガスよりなる原料ガスをチャンバに流
した。 ア.水素ガス(H2 ) 約75体積%(vol%) イ.アンモニアNH3 ガス 25体積% ウ.トリメチルガリウムTMG(Ga(CH33 ) 0.1体積%
【0060】この原料ガスを計15l/min供給し
た。基板温度は中間層の生成よりも高温であって100
0℃である。ガス圧力は80Torrとした。この状態
で60分間保持し上層の薄膜を形成した。これにより目
的とするGaNの薄膜ができる。
【0061】d.薄膜の検査結果 このような工程によって0.6μm厚の薄膜を得た。こ
の薄膜の表面を高速電子線回折法によって調べた。表面
にはストリークパターンが観察された。薄膜の表面は平
滑で、結晶性の良い単結晶GaN(0001)であるこ
とが判明した。
【0062】さらに二次イオン質量分析法で中間層の膜
厚、ホウ素の比率を調べた。第1中間層の厚さD1は
0.03μmで、ホウ素含有量は約11原子%であっ
た。第2中間層の厚みは0.06μmでホウ素含有量は
約6原子%であった。比較例2と実施例2の結果から、
中間層のホウ素含有量は12原子%以下であることが望
ましいということが分かる。
【0063】
【発明の効果】GaN、InN、AlN等の3族元素の
窒化物は、これまで平滑な表面を持つ結晶を得ることが
できなかった。しかし本発明は、基板の上に中間層を設
けこの上に窒化物を形成するという手法によって、表面
平滑性、結晶性の優れた窒化物単結晶薄膜を生成するこ
とができる。表面平滑性、結晶性に卓越するから、本発
明の窒化物は発光素子、表面弾性波素子、耐熱高周波素
子等の材料として応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特開平4−297023号のGaN薄膜/Ga
x Alx-1 N/サファイヤの概略断面図。
【図2】本発明の窒化物薄膜/中間層/基板の概略構成
図。
【図3】本発明の窒化物薄膜/中間層/基板の中間層の
組成図。
【図4】本発明の実施例1に係る窒化物薄膜/中間層/
基板の概略構成図。
【図5】比較例1の窒化物薄膜/中間層/基板の概略構
成図。
【図6】比較例2の窒化物薄膜/基板の概略構成図。
【図7】実施例2の窒化物薄膜/中間層/基板の概略構
成図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 9/25 7259−5J H03H 9/25 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶基板と、単結晶基板上に形成され
    た0.2原子%以上のホウ素を含有した窒化物中間層
    と、ホウ素含有窒化物中間層の上に形成された上層の窒
    化物単結晶層とよりなることを特徴とする窒化物薄膜単
    結晶。
  2. 【請求項2】 単結晶基板と、単結晶基板上に形成され
    た0.2原子%以上12原子%以下のホウ素を含有した
    窒化物中間層と、ホウ素含有窒化物中間層の上に形成さ
    れホウ素含有量が2原子%以下のAlN又はGaNまた
    はInNを主成分とする1層以上の窒化物単結晶の表面
    層とよりなることを特徴とする窒化物薄膜単結晶。
  3. 【請求項3】 単結晶基板がSi(111)面、ダイヤ
    モンド(111)面、3C−SiC(111)面、6H
    −SiC(0001)面、サファイヤ(0001)面の
    いずれかであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の窒化物薄膜単結晶。
  4. 【請求項4】 ホウ素を含有した窒化物中間層が、ホウ
    素含有AlNであることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の窒化物薄膜単結晶。
  5. 【請求項5】 薄膜結晶成長法によって単結晶基板上に
    0.2原子%以上12原子%以下のホウ素を含有した窒
    化物中間層を形成する工程と、薄膜結晶成長法によって
    ホウ素含有窒化物中間層の上に、AlN又はGaNまた
    はInNを主成分とする1層以上の窒化物単結晶表面層
    を形成する工程からなる窒化物薄膜単結晶の製造方法。
  6. 【請求項6】 薄膜結晶成長法が、MOCVD法、CV
    D法、MBE法、又はスパッタ法であることを特徴とす
    る請求項5に記載の窒化物薄膜単結晶の製造方法。
  7. 【請求項7】 表面層のホウ素含有量が2原子%以下で
    あることを特徴とする請求項6に記載の窒化物薄膜単結
    晶の製造方法。
  8. 【請求項8】 単結晶基板がSi(111)面、ダイヤ
    モンド(111)面、3C−SiC(111)面、6H
    −SiC(0001)面、サファイヤ(0001)面の
    いずれかであることを特徴とする請求項5、6または7
    に記載の窒化物薄膜単結晶の製造方法。
JP13722895A 1995-05-10 1995-05-10 窒化物薄膜単結晶及びその製造方法 Pending JPH08310900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13722895A JPH08310900A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 窒化物薄膜単結晶及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13722895A JPH08310900A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 窒化物薄膜単結晶及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08310900A true JPH08310900A (ja) 1996-11-26

Family

ID=15193783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13722895A Pending JPH08310900A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 窒化物薄膜単結晶及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08310900A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11176758A (ja) * 1997-10-10 1999-07-02 Toyoda Gosei Co Ltd 半導体素子
WO2001082347A1 (fr) * 2000-04-21 2001-11-01 Toyoda Gosei Co., Ltd. Procede de fabrication d'un dispositif de semi-conducteur comprenant un compose de nitrure de groupe iii
JP2003059948A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Sanken Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
US6583690B2 (en) * 2000-01-17 2003-06-24 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Saw filter manufactured by using GaN single crystal thin film, and manufacturing method therefore
JP2005210084A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Ngk Insulators Ltd エピタキシャル基板、半導体積層構造、転位低減方法およびエピタキシャル形成用基板
WO2007024017A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 発光層形成用基材、発光体及び発光物質
JP2009049422A (ja) * 1999-11-16 2009-03-05 Panasonic Corp 相分離が抑制されたiii族窒化物材料系を用いた半導体構造及び光検出器
JP2010187373A (ja) * 2009-01-19 2010-08-26 Ngk Insulators Ltd 複合基板及びそれを用いた弾性波デバイス
JP2012246204A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Ulvac Japan Ltd 窒化ガリウム柱状構造の形成方法、及び窒化ガリウム柱状構造の形成装置
KR101384071B1 (ko) * 2009-03-20 2014-04-10 주식회사 엘지실트론 질화물 반도체 기판, 이의 제조방법 및 질화물 반도체 기판을 구비하는 발광 다이오드
WO2014087799A1 (ja) * 2012-12-05 2014-06-12 株式会社村田製作所 圧電部材、弾性波装置及び圧電部材の製造方法
WO2018216335A1 (ja) * 2017-05-23 2018-11-29 Tdk株式会社 窒化物の単結晶
JPWO2021090775A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14
JPWO2021090861A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14
US11162189B2 (en) 2018-03-02 2021-11-02 Dexerials Corporation Semiconductor substrate, gallium nitride single crystal, and method for producing gallium nitride single crystal

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11176758A (ja) * 1997-10-10 1999-07-02 Toyoda Gosei Co Ltd 半導体素子
JP2009049422A (ja) * 1999-11-16 2009-03-05 Panasonic Corp 相分離が抑制されたiii族窒化物材料系を用いた半導体構造及び光検出器
US6583690B2 (en) * 2000-01-17 2003-06-24 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Saw filter manufactured by using GaN single crystal thin film, and manufacturing method therefore
WO2001082347A1 (fr) * 2000-04-21 2001-11-01 Toyoda Gosei Co., Ltd. Procede de fabrication d'un dispositif de semi-conducteur comprenant un compose de nitrure de groupe iii
US6830949B2 (en) 2000-04-21 2004-12-14 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method for producing group-III nitride compound semiconductor device
JP2003059948A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Sanken Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2005210084A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Ngk Insulators Ltd エピタキシャル基板、半導体積層構造、転位低減方法およびエピタキシャル形成用基板
US8338853B2 (en) 2005-08-25 2012-12-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Substrate for forming light-emitting layer, light emitter and light-emitting substance
WO2007024017A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 発光層形成用基材、発光体及び発光物質
JP2010187373A (ja) * 2009-01-19 2010-08-26 Ngk Insulators Ltd 複合基板及びそれを用いた弾性波デバイス
KR101384071B1 (ko) * 2009-03-20 2014-04-10 주식회사 엘지실트론 질화물 반도체 기판, 이의 제조방법 및 질화물 반도체 기판을 구비하는 발광 다이오드
JP2012246204A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Ulvac Japan Ltd 窒化ガリウム柱状構造の形成方法、及び窒化ガリウム柱状構造の形成装置
WO2014087799A1 (ja) * 2012-12-05 2014-06-12 株式会社村田製作所 圧電部材、弾性波装置及び圧電部材の製造方法
US9831416B2 (en) 2012-12-05 2017-11-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric member that achieves high sound speed, acoustic wave apparatus, and piezoelectric member manufacturing method
WO2018216335A1 (ja) * 2017-05-23 2018-11-29 Tdk株式会社 窒化物の単結晶
JP2018197172A (ja) * 2017-05-23 2018-12-13 Tdk株式会社 窒化物の単結晶
US11162189B2 (en) 2018-03-02 2021-11-02 Dexerials Corporation Semiconductor substrate, gallium nitride single crystal, and method for producing gallium nitride single crystal
JPWO2021090775A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14
JPWO2021090861A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14
WO2021090861A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14 株式会社村田製作所 弾性波装置
WO2021090775A1 (ja) * 2019-11-06 2021-05-14 株式会社村田製作所 弾性波装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6069021A (en) Method of growing group III nitride semiconductor crystal layer and semiconductor device incorporating group III nitride semiconductor crystal layer
US5389571A (en) Method of fabricating a gallium nitride based semiconductor device with an aluminum and nitrogen containing intermediate layer
US5760426A (en) Heteroepitaxial semiconductor device including silicon substrate, GaAs layer and GaN layer #13
US7811902B2 (en) Method for manufacturing nitride based single crystal substrate and method for manufacturing nitride based light emitting diode using the same
CN113235047B (zh) 一种AlN薄膜的制备方法
US4897149A (en) Method of fabricating single-crystal substrates of silicon carbide
JPH08310900A (ja) 窒化物薄膜単結晶及びその製造方法
US7371282B2 (en) Solid solution wide bandgap semiconductor materials
JP2007230823A (ja) 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法及び炭化珪素単結晶インゴット
JP3716440B2 (ja) ホウ素含有窒化アルミニウム薄膜および製造方法
US6194744B1 (en) Method of growing group III nitride semiconductor crystal layer and semiconductor device incorporating group III nitride semiconductor crystal layer
EP0951077A2 (en) Method for growing nitride compound semiconductor
WO2023100540A1 (ja) 窒化物半導体基板及びその製造方法
JP3399642B2 (ja) 半導体発光素子層の形成方法
JP2023532799A (ja) 窒化された界面層を有する半導体基板
CN112813497A (zh) 一种通过异质外延保护环辅助单晶金刚石生长的方法
KR19990062035A (ko) 실리콘 기판을 이용한 갈륨기판 제조방법
JP2704223B2 (ja) 半導体素子
JPH0840799A (ja) 単結晶成長用基体
CN118028974B (zh) 大尺寸单晶六方氮化硼的外延生长方法及其应用
JP3402460B2 (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体の成長方法
JPS58191421A (ja) 化合物半導体成長用基板と化合物半導体の製造方法
KR101094409B1 (ko) 질화갈륨 단결정 후막의 제조 방법
JP3052399B2 (ja) 化合物半導体膜の製造方法
JP4206609B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法ならびに半導体基板の製造方法