JPH0831089A - ミキシング装置 - Google Patents

ミキシング装置

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JPH0831089A
JPH0831089A JP6165241A JP16524194A JPH0831089A JP H0831089 A JPH0831089 A JP H0831089A JP 6165241 A JP6165241 A JP 6165241A JP 16524194 A JP16524194 A JP 16524194A JP H0831089 A JPH0831089 A JP H0831089A
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声多重方式で記録されたソースの再生にお
いて伴奏信号と音声信号とのミキシング比率を自由に変
えて二つの出力端子に同等のレベルのミキシング信号と
して出力できるミキシング装置を提供する。 【構成】 ソースの伴奏信号はLチャンネル入力端子1
に、音声信号はRチャンネル入力端子2に加えられ、連
動するモード切り換えスイッチSW1〜SW3が「S]
ポジションの場合は伴奏信号は出力端子9に、音声信号
は出力端子10に出力される。連動するモード切り換え
スイッチが「L]ポジションの場合はバランス調整器3
の可動端子3cがセンタータップ3dと固定端子3aの
間においては伴奏信号のみを、バランス調整器3の可動
端子3cがセンタータップ3dと固定端子3bの間にお
いては、その位置に応じて伴奏信号への音声信号の重畳
の量を変えて出力端子9と10とに同等のレベルのミキ
シング信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数種類の信号のミキシ
ングを行うミキシング装置に関し、さらに詳しくは伴奏
信号と音声信号とが、いわゆる音声多重方式で記録され
たミュージックテープもしくはコンパクトディスク等を
再生して、カラオケ等を楽しみまた練習するための伴奏
信号と音声信号とのミキシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から音響機器においてミュージック
テープ、ビデオテープもしくはコンパクトディスク等の
再生信号を用いていわゆるカラオケ等を楽しむための伴
奏信号と音声信号の処理に関していくつかの方式が提案
されている。たとえば特開昭61−289576号公報
においては、再生ソース音を聞きながら可変抵抗器を調
整して再生ソース音の中で歌声の音声信号成分のみを効
果的に減衰させ、伴奏信号成分のみを再生し、そこに使
用者自らの音声をマイクミキシングすることによりカラ
オケを楽しむ手段が開示されている。
【0003】また近年は、より効果的かつ容易に伴奏信
号成分のみを再生できるようにあらかじめ伴奏信号と音
声信号とをそれぞれ左右のチャンネルに独立して記録さ
れた、いわゆる音声多重方式で記録されたミュージック
テープもしくはコンパクトディスク等が出現し、それに
対応して上記先行例の音声信号成分減衰機能の他に左右
の信号を容易に切り換え希望のチャンネルのみを再生で
きる、ないしは左右の信号のミキシング比率を変更して
伴奏信号と音声信号の比率を適宜に設定してカラオケの
練習を行えるモードを具備した音響機器も提供されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の音響機器では、音声多重記録されたソースの
再生において伴奏信号成分のみを取り出して再生し使用
者自らの音声をマイクミキシングすることによりカラオ
ケを楽しむという点に主眼が置かれており熟練者にとっ
ては不都合はないが、ソースの音声信号を希望のミキシ
ング量で伴奏信号に重畳させソースにある音声信号を手
本としてカラオケの練習をしたいというような場合には
左右のバランス調整器を使用して左右の再生出力を変化
させるという方法しかなく、混合比率によっては左右の
スピーカからの音量が同一にならないという問題点があ
り、また左右のスピーカからの再生音が一方は伴奏信号
で他方は音声信号であるというように別々の音であると
いう問題点もあり、またその操作も使い勝手が良くない
など種々の問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来例のミキシング装置の問
題点を改善するためのもので、音声多重記録されたミュ
ージックテープもしくはコンパクトディスク等の再生時
に伴奏信号のみを容易に再生できる機能を持つのみなら
ず、音声信号成分を希望のミキシング量で、かつ左右均
等の出力で伴奏信号に重畳させて再生することができソ
ースにある音声信号を手本としてカラオケの練習等に利
用できるミキシング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のミキシング装置は、その請求項1の構成は第
一の入力端子と第二の入力端子とに全抵抗値両端の二つ
の固定端子が接続され、全抵抗値の中点が接地され、可
動端子を有するバランス調整器と、第一の入力端子から
直列に接続された第一および第三の抵抗の他端と第二の
入力端子から直列に接続された第二および第四の抵抗の
他端とが接続され、この接続点とバランス調整器の可動
端子との間に第五の抵抗が接続されたミキシング抵抗網
と、ミキシング抵抗網の第一の抵抗と第三の抵抗との接
続点から入力に接続されているミキシングアンプとを備
え、ミキシングアンプの出力は第一の出力端子と第二の
出力端子とに接続されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】つぎに請求項2の構成においては、請求項
1の構成におけるミキシングアンプに代えて、ミキシン
グ抵抗網の第一の抵抗と第三の抵抗との接続点から入力
に接続されている第一のミキシングアンプを有し、さら
に加えてミキシング抵抗網の第二の抵抗と第四の抵抗と
の接続点から入力に接続されている第二のミキシングア
ンプと、第三、第四および第五の抵抗の接続点から第一
の固定接点に接続され可動接点が接地された第一のモー
ド切り換えスイッチと、第一のミキシングアンプの出力
が第一および第二の固定接点に接続され可動接点が第一
の出力端子に接続された第二のモード切り換えスイッチ
と、第二のミキシングアンプの出力が第一の固定接点に
接続され第一のミキシングアンプの出力が第二の固定接
点に接続され可動接点が第二の出力端子に接続された第
三のモード切り換えスイッチとを備えた構成となってい
る。
【0008】請求項3の構成においては、請求項2の構
成において、第二のモード切り換えスイッチは第一のミ
キシングアンプの出力が第一および第二の固定接点に接
続され第二のミキシングアンプの出力が第三の固定接点
に接続され可動接点が第一の出力端子に接続され、第三
のモード切り換えスイッチは第二のミキシングアンプの
出力が第一および第三の固定接点に接続され第一のミキ
シングアンプの出力が第二の固定接点に接続され可動接
点が第二の出力端子に接続されたものとなっている。
【0009】そして請求項4の構成は、請求項1ないし
3の構成を基本として、これに第一の出力端子から入力
端子に接続した第一のマイクミキシングアンプと、第二
の出力端子から入力端子に接続した第二のマイクミキシ
ングアンプと、その出力端子から抵抗器で第一のマイク
ミキシングアンプの入力端子と第二のマイクミキシング
アンプの入力端子とにそれぞれ接続したマイクアンプと
を加えた構成となっている。
【0010】
【作用】本発明のミキシング装置は、上記の請求項1の
構成においては、バランス調整器の可動端子が中点から
第一の入力端子の間では第一の入力だけを第一の出力端
子と第二の出力端子とに同一のレベルで出力し、バラン
ス調整器の可動端子を中点から第二の入力端子側に移動
するにしたがって第一の入力端子からの入力に第二の入
力を重畳する量を増大させ、第一の出力端子と第二の出
力端子とに同一のレベルで出力するように作用する。
【0011】つぎに請求項2の構成においては、連動す
る第一、第二および第三のモード切り換えスイッチの可
動接点を第一の固定接点に切り換えると、バランス調整
器の位置に関わりなく第一の入力、第二の入力はそれぞ
れ第一の出力端子、第二の出力端子に出力し、各モード
切り換えスイッチの可動接点を第二の固定接点に切り換
えると、バランス調整器の可動端子が中点から第一の入
力端子の間では第一の入力だけを第一の出力端子と第二
の出力端子とに同一のレベルで出力し、バランス調整器
の可動端子を中点から第二の入力端子側に移動するにし
たがって第一の入力端子からの入力に第二の入力を重畳
する量を増大させ、第一の出力端子と第二の出力端子と
に同一のレベルで出力するように作用する。
【0012】請求項3の構成においては、第一、第二お
よび第三のモード切り換えスイッチの各可動接点を第三
の固定接点に切り換えると、バランス調整器の可動端子
が中点から第二の入力端子の間では第二の入力だけを第
一の出力端子と第二の出力端子とに同一のレベルで出力
し、バランス調整器の可動端子を中点から第一の入力端
子側に移動するにしたがって第二の入力端子からの入力
に第一の入力を重畳する量を増大させ、第一の出力端子
と第二の出力端子とに同一のレベルで出力するように作
用する。
【0013】請求項4の構成においては請求項1ないし
3の構成の各々における第一および第二の出力端子の出
力を第1と第2のマイクミキシングアンプのそれぞれに
加え、さらにマイクアンプの出力を、この第1と第2の
マイクミキシングアンプのそれぞれに加えて再生媒体か
らの信号にミキシングして出力するように作用する。
【0014】
【実施例】以下本発明のミキシング装置の第一の実施例
について図1を参照しながら説明する。図1は本発明の
第一の実施例のミキシング装置の回路図である。図1に
おいて、第一の入力であるLチャンネルの入力信号VIN
Lは第一の入力端子であるLチャンネル入力端子1に加
えられ、入力端子1は全抵抗値が2Rでセンタータップ
3dが接地され可動端子3cを有するバランス調整器3
の端子3aに接続され、第二の入力であるRチャンネル
の入力信号VINRは第二の入力端子であるRチャンネル
入力端子2に加えられ、入力端子2はバランス調整器3
の端子3bに接続される。入力端子1からはさらにミキ
シング抵抗器R1,R3の直列回路に接続され、入力端
子2からはさらにミキシング抵抗器R2,R4の直列回
路に接続され、抵抗器R3とR4の他端は接続され、こ
の接続点とバランス調整器3の可動端子3cとの間にミ
キシング抵抗器R5が接続され、上記のようにしてミキ
シング抵抗網が形成されている。
【0015】ミキシング抵抗器R1とR3との接続点か
ら第一のミキシングアンプ4の逆相入力端子に接続され
る。またミキシング抵抗器R2とR4との接続点から第
二のミキシングアンプ5の逆相入力端子に接続される。
【0016】抵抗器R3,R4およびR5の接続点は第
一のモード切り換えスイッチSW1の固定接点「S]ポ
ジションに接続され、このスイッチの可動接点6は接地
されている。第一のミキシングアンプ4の出力は第二の
モード切り換えスイッチSW2の固定接点「S],
[L]ポジションおよび第三のモード切り換えスイッチ
SW3の固定接点「L]ポジションに、第二のミキシン
グアンプ5の出力は第三のモード切り換えスイッチSW
3の固定接点「S],[R]ポジションおよび第二のモ
ード切り換えスイッチSW2の固定接点「R]ポジショ
ンにそれぞれ接続され、第二および第三の切り換えスイ
ッチSW2,SW3の可動接点7,8はそれぞれ第一の
出力端子であるLチャンネルの出力端子9、第二の出力
端子であるRチャンネルの出力端子10に接続されてい
る。
【0017】第一、第二および第三のモード切り換えス
イッチSW1,SW2およびSW3は連動しており第一
のポジションである「S」、第二のポジションである
「L」および第三のポジションである「R」の三ポジシ
ョンが選択可能である。抵抗器R6,R7はそれぞれ第
一のミキシングアンプ4および第二のミキシングアンプ
5の出力から入力への帰還抵抗器である。
【0018】ここで説明を簡単にするために以降音声多
重記録されたミュージックテープもしくはコンパクトデ
ィスク等のソース信号としては伴奏信号成分がLチャン
ネルに記録され、音声信号成分(ボーカル成分)がRチ
ャンネルに記録されているものとする。
【0019】以上のように構成された第一実施例のミキ
シング装置について以下その動作を説明する。はじめに
モード切り換えスイッチSW1,SW2,SW3の可動
接点6,7および8が「S」ポジションを選択している
場合を考える。Lチャンネルからの入力信号VINLはミ
キシング抵抗器R1を通して第一のミキシングアンプ4
に入力され出力端子9に出力される。ミキシング抵抗器
R1はミキシングアンプ4の逆相入力端子に接続されて
いるのでミキシング抵抗器R3の抵抗値は無視でき、ま
た信号源のインピーダンスがバランス調整器3の片側の
抵抗値Rおよび抵抗器R5の抵抗値に比較して充分小さ
ければバランス調整器3の可動端子がどの位置にあろう
と出力端子9の出力信号レベルをVOUTLとすると VOUTL=−(R6/R1)・VINL ・・・(1) となる。
【0020】同様にRチャンネルからの入力信号VINR
はミキシング抵抗器R2を通して第二のミキシングアン
プ5に入力され出力端子10に出力される。ミキシング
抵抗器R2はミキシングアンプ5の逆相入力端子に接続
されているのでミキシング抵抗器R4の抵抗値は無視で
き、また信号源のインピーダンスがバランス調整器3の
片側の抵抗値Rおよび抵抗器R5の抵抗値に比較して充
分小さければ出力端子10の出力信号レベルをVOUTRと
すると、 VOUTR=−(R7/R2)・VINR ・・・(2) となる。この状態は通常のステレオ再生状態である。
【0021】つぎにモード切り換えスイッチSW1,S
W2およびSW3の可動接点6,7および8が「L」ポ
ジションを選択している場合を考える。バランス調整器
3の可動端子3cがセンタータップ位置にあるときはセ
ンタータップが接地されているので入力端子1および2
からの入力信号VINLおよびVINRは前述のモード切り換
えスイッチが「S」ポジションを選択している場合と同
様にそれぞれミキシング抵抗器R1およびR2によって
のみミキシングアンプ4およびミキシングアンプ5に入
力され各ミキシングアンプの出力端子にはそれぞれ式
(1)および式(2)で示される信号が出力され、バラ
ンス調整器3を介してLチャンネルからの入力信号成分
がRチャンネル側にミキシングされて出力されたり、逆
にRチャンネルからの入力信号成分がLチャンネル側に
ミキシングされて出力されたりすることはない。ところ
でモード切り換えスイッチSW2,SW3もSW1と連
動して「L」ポジションに選択されているので出力端子
9の出力信号VOUTLは VOUTL=−(R6/R1)・VINL ・・・(1) となり、一方出力端子10の出力信号VOUTRは VOUTR=VOUTL=−(R6/R1)・VINL ・・・(3) となる。この状態はLチャンネルからの入力信号成分の
みが同一レベルで両方の出力端子に出力されている状態
であり音声多重記録されたミュージックテープもしくは
コンパクトディスク等の再生時には伴奏信号成分のみが
ミキシングアンプ4で増幅されて両方の出力端子9,1
0に出力されることとなる。
【0022】ここでバランス調整器3の可動端子3cが
センタータップからRチャンネル側に片側の抵抗値Rに
対してα%移動した場合を考えてみる。バランス調整器
3の全抵抗値は2Rなので可動端子3cとセンタータッ
プ間の抵抗値はα・R/100となりそこに発生する信
号をVMIXとすると VMIX = (α/100)・VINR ・・・(4) である。したがって出力端子9および出力端子10の出
力信号VOUTL、VOUTRは VOUTL=−(R6/R1)・VINL−(R6/(R5+R3))・VMIX =−((R6/R1)・VINL+R6・(α/100)・VINR /(R5+R3)) ・・・(5) VOUTR=VOUTL ・・・(6) となる。
【0023】一般的に音響装置の左右の信号レベルは同
一となるよう設定するためR1=R2、R3=R4、R
6=R7となるよう抵抗値を設定するので式(5)、式
(6)はそれぞれ、 VOUTL=−(β・VINL+γ・VINR) ・・・(7) VOUTR=VOUTL=−(β・VINL+γ・VINR) ・・・(8) と書き表せる。ただしβ、γは、 β=(R6/R1)=(R7/R2) ・・・(9) γ=R6・(α/100)/(R5+R3) =R7・(α/100)/(R5+R4) ・・・(10) である。そしてこの状態は音声多重記録されたミュージ
ックテープもしくはコンパクトディスク等の再生時には
伴奏信号成分に任意のレベルの音声信号成分がミキシン
グされて両方の出力端子に同様のレベルのミキシング信
号として出力されることを示している。
【0024】またバランス調整器3の可動端子3cがセ
ンタータップ位置からLチャンネル側にα%移動した場
合は同様に出力端子9および出力端子10の出力信号V
OUTL、VOUTRは、 VOUTL=−(β+γ)・VINL ・・・(11) VOUTR=VOUTL=−(β+γ)・VINL ・・・(12) となり出力端子9および出力端子10には信号レベルは
増加するが信号成分としてはバランス調整器3の可動端
子3cがセンタータップ位置にあるときと同様にLチャ
ンネル側からの入力信号成分のみが出力されている状態
となる。
【0025】さらにモード切り換えスイッチSW1、S
W2およびSW3が「R」ポジションに選択されている
場合を考える。この動作はモード切り換えスイッチSW
1、SW2およびSW3が「L」ポジションを選択して
いる場合とは逆にバランス調整器3の可動端子3cがL
チャンネル側にα%移動したときに出力端子10および
出力端子9の出力信号VOUTR、VOUTLは VOUTR=−(β・VINR+γ・VINL) ・・・(13) VOUTL=VOUTR=−(β・VINR+γ・VINL) ・・・(14) となり、音声多重記録されたミュージックテープもしく
はコンパクトディスク等の再生時には音声信号成分に任
意のレベルの伴奏信号成分がミキシングされて両方の出
力端子に同様のレベルのミキシング信号として出力され
ることを示している。このモードは説明の冒頭の前提の
場合と逆に音声多重記録されたミュージックテープもし
くはコンパクトディスク等のソース信号として音声信号
成分(ボーカル成分)がLチャンネルに記録され伴奏信
号成分がRチャンネル記録されているような場合に音声
信号を希望のミキシング量で伴奏信号に重畳させソース
にある音声信号を手本としてカラオケの練習等に利用す
るときに有効となる。
【0026】またバランス調整器3の可動端子3cがR
チャンネル側にα%移動したときは出力端子16および
出力端子15の出力信号VOUTR、VOUTLは、 VOUTR=−(β+γ)・VINR ・・・(15) VOUTL=VOUTR=−(β+γ)・VINR ・・・(16) となり出力端子9および出力端子10には信号レベルは
増加するが信号成分としてはバランス調整器3の可動端
子3cがセンタータップ位置にあるときと同様にRチャ
ンネル側からの入力信号成分のみが出力されている状態
となる。
【0027】なお、本実施例ではカラオケ等を念頭にお
いて音声多重方式で媒体に記録された信号をミキシング
する例で説明したが、カラオケの伴奏信号と音声信号と
のミキシングのみに限定されず、二種類の異なった信号
のミキシングに用いてもよいものである。
【0028】また、本実施例の回路はつぎのような変
更、簡易化を行っても差し支えない。すなわち第一、第
二および第三のモード切り換えスイッチSW1,SW2
およびSW3は第一のポジションである「S」、第二の
ポジションである「L」および第三のポジションである
「R」の三ポジションを選択可能としたが、伴奏信号を
Lチャンネル、音声信号をRチャンネルと固定しておく
ならば、上述したように第一のポジションである「S」
および第二のポジションである「L」だけでも機能は満
たすことはできる。
【0029】さらに本実施例の主題である伴奏信号に音
声信号を任意の割合で重畳させる機能を果たすだけであ
れば、モード切り換えスイッチSW1ないしSW3はす
べて「L]ポジションに固定しておいても目的は達成さ
れる。すなわち言い換えるとモード切り換えスイッチを
なくし、また第二のミキシングアンプ5がなくとも第一
のミキシングアンプ4の出力を出力端子9および10に
接続すればよい。
【0030】図2は本発明の第二の実施例のミキシング
装置の回路図である。図2において、第一の実施例の図
1と同一機能の構成要素には同一符号を付けて説明を省
略する。出力端子9,10より左の部分は図1と全く同
じ構成であり、第一および第二の出力端子9,10には
それぞれ第一のLチャンネルマイクミキシングアンプ1
1、第二のRチャンネルマイクミキシングアンプ12を
接続し、各マイクミキシングアンプ11,12の出力側
から入力側へ帰還抵抗器R8,R9を接続している。マ
イクロホン13はマイクアンプ14の入力に接続し、マ
イクアンプ14の出力はLチャンネルおよびRチャンネ
ルマイクミキシング抵抗器R10,R11でそれぞれL
チャンネルマイクミキシングアンプ11、Rチャンネル
マイクミキシングアンプ12の入力に接続している。
【0031】以上のように構成され、つぎにその動作を
説明すると、図1で説明した本発明の第一の実施例のミ
キシング装置の二つの出力端子9,10の出力に接続し
た第一および第二のマイクミキシングアンプ11,12
の入力側に、マイクロホン13からの使用者の音声をマ
イクアンプ14で増幅し、LチャンネルおよびRチャン
ネルマイクミキシング抵抗器R10,R11でミックス
することにより第一の実施例で説明したようにモード切
り換えスイッチSW1,SW2およびSW3を切り換え
てバランス調整器3を可変することにより、伴奏信号だ
けにマイクロホン13からの使用者自らの音声をマイク
ミキシングしてカラオケを楽しむこともでき、または伴
奏信号にソースの音声信号を任意の割合で重畳させて、
このソースの音声信号を手本としてマイクロホン13か
らの使用者自らの音声をマイクミキシングしてカラオケ
の練習等を行うこともできる。
【0032】この第二の実施例においても第一の実施例
において説明したような回路構成の変更、簡易化を行っ
ても差し支えない。
【0033】また各実施例においてミキシングアンプ、
マイクミキシングアンプには演算増幅器の例で説明した
が、通常の増幅器を用いても差し支えない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のミキシング
装置によれば、第一の入力端子と第二の入力端子とに全
抵抗値両端の二つの固定端子が接続され、全抵抗値の中
点が接地され、可動端子を有するバランス調整器と、第
一の入力端子から直列に接続された第一および第三の抵
抗の他端と第二の入力端子から直列に接続された第二お
よび第四の抵抗の他端とが接続され、この接続点とバラ
ンス調整器の可動端子との間に第五の抵抗が接続された
ミキシング抵抗網と、第一の抵抗と第三の抵抗との接続
点に接続されたミキシングアンプまたは第一の抵抗と第
三の抵抗との接続点および第二の抵抗と第四の抵抗との
接続点とにそれぞれ接続された第一および第二のミキシ
ングアンプと、必要により複数の連動するモード切り換
えスイッチとを有することにより、音声多重記録された
ミュージックテープもしくはコンパクトディスク等の再
生時に伴奏信号のみを容易に再生したり、伴奏信号と音
声信号とのミキシング比率を任意に変化させ二つの出力
端子に伴奏信号と音声信号とを同様のレベルのミキシン
グ信号として出力することができソースにある音声信号
を手本としてカラオケの練習等に利用することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例のミキシング装置の回路
【図2】同じく第二の実施例のミキシング装置の回路図
【符号の説明】
1 Lチャンネル入力端子 2 Rチャンネル入力端子 3 バランス調整器 4 第一のミキシングアンプ 5 第二のミキシングアンプ 6 第一のモード切り換えスイッチSW1の可動接点 7 第二のモード切り換えスイッチSW2の可動接点 8 第三のモード切り換えスイッチSW3の可動接点 9 Lチャンネルの出力端子 10 Rチャンネルの出力端子 11 Lチャンネルマイクミキシングアンプ 12 Rチャンネルマイクミキシングアンプ 13 マイクロホン 14 マイクアンプ R1,R2,R3,R4,R5 ミキシング抵抗器 R6 ミキシングアンプ4の帰還抵抗器 R7 ミキシングアンプ5の帰還抵抗器 R8 マイクミキシングアンプ11の帰還抵抗器 R9 マイクミキシングアンプ12の帰還抵抗器 R10 Lチャンネルマイクミキシング抵抗器 R11 Rチャンネルマイクミキシング抵抗器 SW1 第一のモード切り換えスイッチ SW2 第二のモード切り換えスイッチ SW3 第三のモード切り換えスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の入力端子と第二の入力端子とに全
    抵抗値両端の二つの固定端子が接続され、全抵抗値の中
    点が接地され、可動端子を有するバランス調整器と、 前記第一の入力端子から直列に接続された第一および第
    三の抵抗の他端と前記第二の入力端子から直列に接続さ
    れた第二および第四の抵抗の他端とが接続され、この接
    続点と前記バランス調整器の可動端子との間に第五の抵
    抗が接続されたミキシング抵抗網と、 前記ミキシング抵抗網の第一の抵抗と第三の抵抗との接
    続点から入力に接続されているミキシングアンプとを備
    え、 前記ミキシングアンプの出力は第一の出力端子と第二の
    出力端子とに接続されていることを特徴とするミキシン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 第一の入力端子と第二の入力端子とに全
    抵抗値両端の二つの固定端子が接続され、全抵抗値の中
    点が接地され、可動端子を有するバランス調整器と、 前記第一の入力端子から直列に接続された第一および第
    三の抵抗の他端と前記第二の入力端子から直列に接続さ
    れた第二および第四の抵抗の他端とが接続され、この接
    続点と前記バランス調整器の可動端子との間に第五の抵
    抗が接続されたミキシング抵抗網と、 前記ミキシング抵抗網の第一の抵抗と第三の抵抗との接
    続点から入力に接続されている第一のミキシングアンプ
    と、 前記ミキシング抵抗網の第二の抵抗と第四の抵抗との接
    続点から入力に接続されている第二のミキシングアンプ
    と、 前記第三、第四および第五の抵抗の接続点から第一の固
    定接点に接続され可動接点が接地された第一のモード切
    り換えスイッチと、 前記第一のミキシングアンプの出力が第一および第二の
    固定接点に接続され可動接点が第一の出力端子に接続さ
    れた第二のモード切り換えスイッチと、 前記第二のミキシングアンプの出力が第一の固定接点に
    接続され前記第一のミキシングアンプの出力が第二の固
    定接点に接続され可動接点が第二の出力端子に接続され
    た第三のモード切り換えスイッチとを備えたミキシング
    装置。
  3. 【請求項3】 第二のモード切り換えスイッチは第一の
    ミキシングアンプの出力が第一および第二の固定接点に
    接続され第二のミキシングアンプの出力が第三の固定接
    点に接続され可動接点が第一の出力端子に接続され、 第三のモード切り換えスイッチは第二のミキシングアン
    プの出力が第一および第三の固定接点に接続され前記第
    一のミキシングアンプの出力が第二の固定接点に接続さ
    れ可動接点が第二の出力端子に接続されている請求項2
    記載のミキシング装置。
  4. 【請求項4】 第一の出力端子から入力端子に接続した
    第一のマイクミキシングアンプと、 第二の出力端子から入力端子に接続した第二のマイクミ
    キシングアンプと、 その出力端子から抵抗器で前記第一のマイクミキシング
    アンプの入力端子と前記第二のマイクミキシングアンプ
    の入力端子とにそれぞれ接続したマイクアンプとをさら
    に備えた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のミ
    キシング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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