JPH08310659A - 蒸籠収納装置 - Google Patents

蒸籠収納装置

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JPH08310659A
JPH08310659A JP14110895A JP14110895A JPH08310659A JP H08310659 A JPH08310659 A JP H08310659A JP 14110895 A JP14110895 A JP 14110895A JP 14110895 A JP14110895 A JP 14110895A JP H08310659 A JPH08310659 A JP H08310659A
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JP
Japan
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basket
steam
detection sensor
steaming
shelf
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JP14110895A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Takeji
良寛 武次
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SHIKISHIMA KK
Original Assignee
SHIKISHIMA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 狭いスペースの中で効率良く蒸籠内の魚を乾
燥させる。 【構成】 門型状の機枠2の左右側枠2a,2aの内側
に、段積みされた蒸籠aの最下段の蒸籠下面の左右両端
側を支持する蒸籠昇降機3の蒸籠昇降支持片3a,3a
を昇降自在に設け、蒸籠aの最上段の蒸籠a0 を蒸籠収
納棚bに押し出して収納させる蒸籠押出機4を最上段の
蒸籠a0 の上方に昇降自在に設け、蒸籠押出機4の下部
の左右両側に最上段の蒸籠a0 を蒸籠収納棚bに押し出
す押出ローラー4b,4bを進退自在に設け、最上段の
蒸籠a0 の位置を検出する蒸籠検出センサー5を蒸籠押
出機4の下部に設け、蒸籠収納棚bの収納する棚位置を
検出する棚検出センサー6を蒸籠押出機4の前部側に設
け、押出ローラー4bによる蒸籠aの押し出し完了を検
出する送出検出センサー7及び押出ローラー4bの停止
位置を検出する停止検出センサー8を蒸籠押出機4に設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蒸籠に入れてボイル
された魚を乾燥させるために魚を入れた蒸籠を蒸籠収納
棚に収納させる技術に係り、特に、多段状に積み重ねら
れた蒸籠を蒸籠収納棚に順次自動的に収納させる蒸籠収
納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、蒸籠に入れてボイルされた魚を乾
燥させる場合、蒸籠を平面的に配置して蒸籠内の魚を乾
燥させようとすると広い場所が必要となるため、場所を
取らないように、蒸籠を高さ方向に隙間を開けて収納す
る蒸籠収納棚が使用されており、ボイルされた魚を入れ
た蒸籠を蒸籠収納棚に各々収納して、蒸籠内の魚を乾燥
させている。
【0003】また、蒸籠の大きさは例えば畳と同程度の
約1800mm× 750mm×50mmであり、ボイルされた魚を入れ
た蒸籠を蒸籠収納棚に収納する場合には、蒸籠の長手方
向の両端側に取付けられた紐を使って、2名の作業員が
蒸籠の両端側を持ち上げて、蒸籠収納棚に収納してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、ボイルされた魚を入れた蒸籠の蒸籠収納棚への収
納作業は、作業員によって行われているため、作業員よ
り高い位置の収納部には収納できず、このため、蒸籠収
納棚は余り高くできなかった。その結果、狭いスペース
の中で効率良く蒸籠を高く積み上げて乾燥させることが
できなかった。また、蒸籠収納棚への蒸籠の収納作業に
2名の作業員が必要であり、人手がかかるという課題も
あった。
【0005】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、多段状に積み重ねられた蒸籠を蒸籠収
納棚に順次自動的に供給して収納させることにより、作
業員を必要とすることなく蒸籠収納棚に蒸籠を収納させ
ることができ、しかも、高い位置まで蒸籠を収納して高
さの高い蒸籠収納棚の使用を可能にして狭いスペースの
中で効率良く蒸籠内の魚を乾燥させることのできる蒸籠
収納装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めにこの発明は、門型状の機枠の左右側枠の内側に、段
積みされた蒸籠の最下段の蒸籠下面の左右両端側を支持
する蒸籠昇降機の蒸籠昇降支持片をそれぞれ昇降自在に
設け、段積みされた蒸籠の最上段の蒸籠を蒸籠収納棚に
押し出して収納させる蒸籠押出機を最上段の蒸籠の上方
に昇降自在に設け、蒸籠押出機の下部の左右両側に最上
段の蒸籠を蒸籠収納棚に押し出す押出ローラーをそれぞ
れ進退自在に設け、最上段の蒸籠の位置を検出する蒸籠
検出センサーを蒸籠押出機の下部に設け、蒸籠収納棚の
収納する棚位置を検出する棚検出センサーを蒸籠押出機
の前部側に設けた構成よりなるものである。
【0007】ここで、好ましい態様として、押出ローラ
ーは水平回りの前後方向に長円形に循環軌道し、また、
押出ローラーによる蒸籠押し出し完了を検出する送出検
出センサー及び押出ローラーの停止位置を検出する停止
検出センサーを蒸籠押出機に設け、更に、上から二番目
の蒸籠が前方に移動するのを阻止するストッパー杆を蒸
籠押出機の前部側の下部に横設した。
【0008】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、門型状の機枠の左右側枠の内
側に、台車上に段積みされた蒸籠を入れ、棚検出センサ
ーが蒸籠収納棚の収納棚位置を検出して下降する蒸籠押
出機をその位置に停止させ、蒸籠検出センサーが最上段
の蒸籠の位置を検出して段積みされた蒸籠を支持して上
昇する蒸籠昇降機の蒸籠昇降支持片を停止させ、押出ロ
ーラーによって最上段の蒸籠を蒸籠収納棚に向かって押
し出して棚内に収納させるように作用する。
【0009】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図1は蒸籠収納装
置の側面図、図2は蒸籠収納装置の正面図、図3は蒸籠
押出機の平面図、図4は蒸籠検出センサーの側面図、図
5は要部の端部側の部分側面図、図6は要部の中間側の
部分側面図、図7は要部の部分平面図である。
【0010】図において、蒸籠収納装置1は、台車上に
多段状に積み重ねられた蒸籠aを最上段の蒸籠a0 から
順次、蒸籠収納棚bに自動的に収納する装置で、門型状
の機枠2、多段状に積み重ねられた蒸籠aを昇降させる
蒸籠昇降機3、最上段の蒸籠a0 を押し出して蒸籠収納
棚bに収納させる蒸籠押出機4などから構成されてい
る。
【0011】門型状の機枠2の左右の側枠2a,2aの
内側には、多段状に積み重ねられた蒸籠aを昇降させる
蒸籠昇降機3が設けられている。蒸籠昇降機3は、左右
一対の昇降自在に取付けられた蒸籠昇降支持片3a,3
aから構成されている。左右の蒸籠昇降支持片3a,3
aは、多段状に積み重ねられた蒸籠aの最下段の蒸籠a
の長手方向の両端側の下面を支えて立設された側枠2
a,2aに沿って昇降する構造になっている。
【0012】蒸籠a両端側の下面を載せる蒸籠昇降機3
を構成する蒸籠昇降支持片3a,3aはその表面が平坦
に形成され、その上部側が側枠2a,2aの外周に昇降
自在に外装された角型の昇降枠3b,3bに固設されて
いて、蒸籠昇降支持片3a,3aは昇降枠3b,3bの
昇降に連動してこれと一体となって昇降する。
【0013】左右の各昇降枠3b,3bの内部側面には
下部スプロケット3c,3cが軸支されていて、また、
左右の側枠2a,2aの上端の上枠2bの両端側には上
部スプロケット3d,3dがそれぞれ設けられている。
各下部スプロケット3cと上部スプロケット3dとの間
にはチェーン3eがそれぞれ装着されている。
【0014】即ち、チェーン3eはその一端が上枠2b
に連結され、そこから垂下して下部スプロケット3cの
下半分と咬合して上向きに反転し、上方に延びて上部ス
プロケット3dの上半分と咬合して下向きに反転して垂
下した後、チェーン3eの他端側は上向きに延びて上枠
2bに連結されている。このチェーン3eの上げ下げを
通じて下部スプロケット3cを軸支した昇降枠3bは昇
降する構造になっている。
【0015】上枠2bの左右両端側に設けられた上部ス
プロケット3d,3dは、上枠2bに横設された連動軸
3fの両端にその回転中心が連結されている。左右の上
部スプロケット3d,3dはこの連動軸3fを通じて連
動連結されていて、同一速度で回転する構造になってい
る。また、上枠2bには連動軸3fを正逆回転駆動させ
る駆動モーター3gが設置されている。この駆動モータ
ー3gが駆動することによって、蒸籠昇降機3の左右の
蒸籠昇降支持片3a,3aは昇降する
【0016】門型状の機枠2の左右の側枠2a,2aの
内側には、多段状に積み重ねられた蒸籠aの中の最上段
の蒸籠aを前方に押し出して前方に設置された蒸籠収納
棚bに押し入れる蒸籠押出機4が設けられている。蒸籠
押出機4は最上段の蒸籠a0の上方に位置していて上方
側で動作する。
【0017】蒸籠押出機4はその一部を構成する水平枠
4aが左右の側枠2a,2aの内側に昇降自在に取付け
られている。水平枠4aは上記蒸籠昇降機3の蒸籠昇降
支持片3a,3aの上方で左右の側枠2a,2aに沿っ
て昇降するように設けられている。蒸籠押出機4の水平
枠4aは最上段の蒸籠a0 の上方に位置している。
【0018】最上段の蒸籠aの上方に位置する水平枠4
aの左右両側には、最上段の蒸籠aを前方に押し出す円
形の押出ローラー4b,4bが、水平廻りの長円形の軌
道に沿って循環動自在にそれぞれ設けられている。この
押出ローラー4b,4bは水平廻りの長円形の軌道に沿
って循環動して前部スプロケット4cと後部スプロケッ
ト4dとの間を進退動する。水平枠4aの左右両側に循
環動自在に設けられた押出ローラー4b,4bは下向き
に取付けられていて、最上段の蒸籠a0 の後部側面を押
圧する。
【0019】各押出ローラー4bは、水平枠4aの左右
両側に、前後方向に下向きに配置された一対の前部スプ
ロケット4cと後部スプロケット4d間に水平廻りに循
環動自在に張設された無端チェーン4eの下側に取付け
られている。前部スプロケット4c,4c及び後部スプ
ロケット4d,4dの回転軸は上下向きに取付けられ、
前部スプロケット4c,4c及び後部スプロケット4
d,4dは水平廻りに回転するように取付けられてい
る。
【0020】左右の押出ローラー4b,4bは、前部ス
プロケット4cと後部スプロケット4d間に張設された
無端チェーン4eの前後水平廻りの長円形の軌道で循環
動し、後部スプロケット4dから前部スプロケット4c
に向かって移動する軌道上で、最上段の蒸籠a0 の後部
側面を押して蒸籠a0 を前方に押し出す。
【0021】このため、左右の前部スプロケット4cと
後部スプロケット4dは互いに逆向きに回転して、左右
の無端チェーン4e,4eの向き合う内側が同一方向、
つまり前部スプロケット4c側に向かって移動するよう
に配置されている。即ち、左右の押出ローラー4b,4
bの向き合う内側が前部スプロケット4c側に向かって
移動する構造になっている。また、循環動する左右の押
出ローラー4b,4bは左右方向で常に同じ位置になる
ように各無端チェーン4e,4eに取付けられている。
【0022】水平枠4aの左右両側の前部側に設けられ
た前部スプロケット4c,4cは、水平枠4aの前部に
左右方向に横設された連動軸4fの両端に、直角方向に
回転力を伝える傘歯車4r,4rを介して、その回転中
心が連動連結されている。左右の前部スプロケット4
c,4cはこの連動軸4fを通じて連動連結されてい
て、同一速度で回転する構造になっている。
【0023】水平枠4aには連動軸4fを正逆回転駆動
させる駆動モーター4gが設置されている。この駆動モ
ーター4gが駆動することによって、左右の押出ローラ
ー4b,4bは、前後水平廻りの長円形の軌道に沿って
循環動する。また、後部スプロケット4dは無端チェー
ン4eを張った状態に維持するテンション機器4hを介
して水平枠4aに連結されている。
【0024】蒸籠押出機4の水平枠4aはその左右両端
側が機枠2の左右の前後に立設された側枠2a,2aを
前後から挟むように取付けられていて、側枠2a,2a
に沿って昇降する構造になっている。
【0025】水平枠4aの左右の外部側面には下部スプ
ロケット4i,4iが軸支されていて、また、左右の側
枠2a,2aの上端の上枠2bの左右両端には上部スプ
ロケット4j,4jがそれぞれ軸支されている。各下部
スプロケット4iと上部スプロケット4jとの間には上
枠2bに両端が吊持されたチェーン4kがそれぞれ装着
されている。
【0026】即ち、チェーン4kはその一端が上枠2b
に連結され、そこから垂下して下部スプロケット4iの
下半分と咬合して上向きに反転し、上方に延びて上部ス
プロケット4jの上半分と咬合して下向きに反転して垂
下した後、チェーン4kの他端側は上向きに延びて上枠
2bに連結されている。このチェーン4kの上げ下げを
通じて下部スプロケット4iを軸支した水平枠4aは昇
降する構造になっている。
【0027】上枠2bの左右両端に設けられた上部スプ
ロケット4j,4jは、上枠2bに横設された連動軸4
mの両端にその回転中心が連結されている。左右の上部
スプロケット4j,4jはこの連動軸4mを通じて連動
連結されていて、同一速度で回転する構造になってい
る。また、上枠2bには連動軸4mを正逆回転駆動させ
る駆動モーター4nが設置されている。この駆動モータ
ー4nが駆動することによって、蒸籠押出機4の水平枠
4aは昇降する
【0028】蒸籠押出機4の水平枠4aの前部の左右両
側には、センサー取付けブラケット4p,4pがそれぞ
れ前方に張り出して取付けられている。左右のセンサー
取付けブラケット4p,4pは前方に向けて外側に少し
開いて取付けられている。また、水平枠4aの前部の下
方には、最上段の蒸籠a0 を押し出す際にその下側の蒸
籠aが摩擦で前方に移動するのを阻止するストッパー杆
4qが左右方向に横設されている。
【0029】蒸籠押出機4の水平枠4aの下部にはその
下方に位置する最上段の蒸籠a0 を検出する蒸籠検出セ
ンサー5が斜め下向きに設けられている。蒸籠検出セン
サー5は蒸籠押出機4と最上段の蒸籠a0 との相対的上
下高さを常に一定に維持するために設けられている。
【0030】蒸籠検出センサー5はその下部先端が最上
段の蒸籠a0 の枠上面に当接することによって蒸籠a0
の位置を検出する。つまり、最上段の蒸籠a0 の上方の
位置で昇降する蒸籠押出機4の水平枠4aは、蒸籠検出
センサー5が最上段の蒸籠a0 に当接することによって
その下降が停止されて、最上段の蒸籠a0 との上下高さ
が一定に維持される。
【0031】蒸籠押出機4の水平枠4aの前端には蒸籠
aを収納する蒸籠収納棚bの各収納高さ位置を検出する
棚検出センサー6が張り出して設けられている。この棚
検出センサー6には例えば透過型センサーが使用されて
いる。透過型の棚検出センサー6は、発信部6aと受信
部6bから構成されいて、発信部6aから光を発し、受
信部6bでこの光を受信することによって、蒸籠収納棚
bの収納高さ位置を検出する構造になっている。
【0032】棚検出センサー6の発信部6aと受信部6
bは水平枠4aの左右両端側に分かれて取付けられ、又
水平枠4aの前端から前方に張り出して取付けられた前
記センサー取付けブラケット4p,4pの下部に互いに
向き合うように取付けられている。即ち、左右の発信部
6aと受信部6bは蒸籠収納棚bの前部側の左右両側の
外側に位置するように張り出して取付けられている。
【0033】蒸籠押出機4の片方の前部スプロケット4
cの近くの水平枠4aには、押出ローラー4bによる蒸
籠aの送り出しの完了を検出する送出検出センサー7が
設けられている。送出検出センサー7で蒸籠aの送り出
し完了が検出されると、駆動モーター4gは減速させら
れ、押出ローラー4bを取付けている無端チェーン4e
の移動は減速される。
【0034】また、送出検出センサー7が設けられた側
の後方の後部スプロケット4dの近くの水平枠4aに
は、減速されて移動中の無端チェーン4eに取付けられ
た押出ローラー4bの停止位置を検出する停止検出セン
サー8が設けられている。停止検出センサー8で押出ロ
ーラー4bが検出されると、駆動モーター4gは停止し
て移動中の無端チェーン4eを停止させ、その停止位置
に押出ローラー4bは停止させられる(蒸籠押出し待機
位置)。
【0035】これらの送出検出センサー7及び停止検出
センサー8には例えば反射型センサーが使用されてい
る。即ち、各センサー7,8は自らから発した光を受信
することによって押出ローラー4bの位置を検出する構
造になっている。このため、下部に押出ローラー4bが
取付けられた無端チェーン4eには、押出ローラー4b
の取付け位置の上部に上記センサー7,8から発した光
を反射する反射板9が取付けられている。反射板9はそ
の反射面が無端チェーン4eの進行方向に平行になる向
きに取付けられている。
【0036】次に、上記実施例の構成に基づく作用につ
いて以下説明する。蒸籠収納装置1の排出側、つまり蒸
籠押出機4の前方側に移動自在な蒸籠収納棚bを設置す
る。また、ボイルされた魚類が入った蒸籠aを段積した
台車を、蒸籠収納装置1の門型の機枠2の中央部の供給
側、つまり蒸籠収納装置1を挟んで蒸籠収納棚bの向か
い側から蒸籠収納装置1の機枠2の内部に入れる。
【0037】このとき、蒸籠収納装置1の蒸籠押出機4
は台車上の最上段の蒸籠a0 より上方の機枠2内の最上
位置に停止しており、又蒸籠昇降機3は台車上の最下段
の蒸籠aより下方の最下位置に停止している。
【0038】蒸籠収納装置1の排出側に蒸籠収納棚bを
設置し、又蒸籠収納装置1の供給側に蒸籠aを段積した
台車をセットした後、蒸籠収納装置1のスイッチを入れ
る。蒸籠収納装置1はスイッチが入ると、駆動モーター
4nが駆動してチェーン4kを下ろし、これにより蒸籠
押出機4が下降する。また、駆動モーター3gが駆動し
てチェーン3eを上げ、これにより蒸籠昇降機3の左右
の蒸籠昇降支持片3a,3aは上昇し始める。
【0039】蒸籠押出機4の下降中に、蒸籠押出機4の
前方に張り出して設けられたセンサー取付けブラケット
4p,4pに取付けられた棚検出センサー6が、蒸籠収
納棚bの最上位置を検出する。検出後、最上段の蒸籠a
0 の下面が蒸籠収納棚bの最上位置の棚の下面より僅か
に高い位置になる位置で、蒸籠押出機4の下降が停止す
る。
【0040】一方、台車上の最下段の蒸籠より下方の最
下位置にあった蒸籠昇降機3の蒸籠昇降支持片3a,3
aは上昇して、台車の左右からはみ出している最下段の
蒸籠の左右両端側の下面を押し上げる。これにより、台
車上に積み重ねられていた多段の蒸籠aは台車から上方
に押し上げられて上昇する。
【0041】そして、上昇する段積された蒸籠aの最上
段の蒸籠a0 の周枠上面が、蒸籠押出機4の水平枠4a
の下部に設けられた蒸籠検出センサー5に当接すること
によって、蒸籠検出センサー5は最上段の蒸籠a0 の位
置を検出し、駆動モーター3gの駆動を停止させる。
【0042】これにより、上昇中の蒸籠昇降機3の蒸籠
昇降支持片3a,3aは停止し、蒸籠昇降支持片3a,
3aによって上昇中の段積された蒸籠aもその上昇が止
まる。このとき、最上段の蒸籠a0 の下面は蒸籠収納棚
bの最上位置の棚の下面より僅かに高い位置で停止す
る。
【0043】蒸籠昇降機3の上昇が停止し、又蒸籠押出
機4の水平枠4aの下降が停止した後、駆動モーター4
gが駆動して、連動軸4fを介して連動された左右の前
部スプロケット4c,4cが回転し、この前部スプロケ
ット4c,4cと後部スプロケット4d,4d間に張設
されている無端チェーン4e,4eはそれぞれ同一速度
で循環動する。この無端チェーン4e,4eには同じ位
置に押出ローラー4b,4bがそれぞれ取付けられてお
り、左右の押出ローラー4b,4bは無端チェーン4e
の循環動する軌道に沿って移動する。
【0044】左右の押出ローラー4b,4bは移動開始
時には後部スプロケット4d,4dの傍の停止位置に位
置しており、その停止位置から無端チェーン4e,4e
の循環動する内側の軌道に沿って後部スプロケット4
d,4d側から前方の前部スプロケット4c,4cに向
かって移動する。
【0045】前方の前部スプロケット4c,4cに向か
って移動する左右の押出ローラー4b,4bは、最上段
の蒸籠a0 の後部側面に当たり、これを前方に向かって
押圧し、これにより、最上段の蒸籠a0 は前方に向かっ
て移動する左右の押出ローラー4b,4bによって前方
に押し出される。
【0046】前方に押し出された最上段の蒸籠a0 は前
方に設置された蒸籠収納棚bの最上位置の棚内に入り収
納される。このとき、最上段の蒸籠a0 のその下に位置
する上から二番目の蒸籠aは、前方に移動する最上段の
蒸籠a0 との摩擦によって前方へ移動する力が作用する
が、上から二番目の蒸籠aの前部にはストッパー杆4q
が左右横方向に横設されているため、このストッパー杆
4qによって前方への移動が阻止される。
【0047】最上段の蒸籠a0 が蒸籠収納棚bに収納さ
れると、最上段の蒸籠a0 の後部側面を押圧していた左
右の押出ローラー4b,4bは最上段の蒸籠a0 の後部
側面から離れて前部スプロケット4c,4cの円周軌道
上を移動して後部スプロケット4d,4dへ向かう軌道
上に入る。
【0048】この軌道の入り口の傍、つまり片方の前部
スプロケット4cの近くには押出ローラー4bによる最
上段の蒸籠a0 の送り出しの完了を検出する送出検出セ
ンサー7が設けられていて、片方の押出ローラー4bが
この送出検出センサー7の前を通過すると送出検出セン
サー7によって検出される。この検出は送出検出センサ
ー7から発した光を押出ローラー4bの上方に取付けら
れた反射板9で反射して再び受信することによって行わ
れる。
【0049】送出検出センサー7によって押出ローラー
4b,4bによる最上段の蒸籠a0の送り出しの完了が
検出されると、駆動モーター4gは減速し、無端チェー
ン4eの循環移動速度も減速し、左右の無端チェーン4
e,4eにそれぞれ取付けられた押出ローラー4b,4
bは、減速状態で後部スプロケット4d,4d側に向か
って移動する。
【0050】そして、後部スプロケット4d,4dの近
くまで押出ローラー4b,4bが移動すると、片方の後
部スプロケット4dの近くには押出ローラー4bの停止
位置を検出する停止検出センサー8が設けられていて、
片方の押出ローラー4bがこの停止検出センサー8の前
を通過すると、停止検出センサー8によって押出ローラ
ー4bは検出される。
【0051】この検出は停止検出センサー8から発した
光を押出ローラー4bの上方に取付けられた反射板9で
反射して再び受信することによって行われる。停止検出
センサー8によって押出ローラー4bが検出されると、
駆動モーター4gは停止し、移動中の押出ローラー4
b,4bもその停止位置で停止状態となる。
【0052】最上段の蒸籠a0 が蒸籠収納棚bに収納さ
れると、上から二番目の蒸籠aが最上段の蒸籠a0 とな
る。最上段の蒸籠a0 が蒸籠収納棚bに収納されると、
段積みした蒸籠aの昇降を支持する蒸籠昇降機3の左右
の蒸籠昇降支持片3a,3aは少し下降して停止する。
【0053】停止中の蒸籠押出機4の水平枠4aは再び
下降し始めて、蒸籠収納棚bの最上位置のその一つ下、
つまり上から二番目の棚の位置を検出して停止する。以
下、前述したと同様な動作が繰り返されて、左右の蒸籠
昇降支持片3a,3aに支持された段積みの蒸籠aは、
新たに最上段となった蒸籠a0 から蒸籠収納棚bに順次
収納されて行く。
【0054】そして、全ての段積みされた蒸籠aが蒸籠
収納棚bに収納されて収納作業が完了すると、蒸籠押出
機4の水平枠4aは最上位置に上昇して停止し、又蒸籠
昇降機3の左右の蒸籠昇降支持片3a,3aは最下位置
に下降して停止して、蒸籠収納装置1は完全に停止す
る。
【0055】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る蒸籠収納装置によれば、2名の作業員の手間を
必要とすることなく、ボイルされた魚を入れた蒸籠を自
動的に蒸籠収納棚に収納させることができる。
【0057】しかも、蒸籠収納棚の高い位置に、ボイル
された魚を入れた蒸籠を収納することができるので、高
さの高い蒸籠収納棚の使用を可能にし、狭いスペースの
中で効率良く蒸籠を高さ方向に重ねて収納して、蒸籠内
の魚を乾燥させることができる。
【0058】また、押出ローラーは水平回りの前後方向
に長円形に循環軌道する構成の場合には、押出ローラー
は蒸籠を最後まで蒸籠収納棚に押し込むことができ、収
納された蒸籠が充分に入りきれずに後部側の一部が蒸籠
収納棚からはみ出るのを防ぐことができる。
【0059】更に、押出ローラーによる蒸籠押し出し完
了を検出する送出検出センサー及び押出ローラーの停止
位置を検出する停止検出センサーを蒸籠押出機に設けた
構成の場合には、蒸籠押し出し完了を検出でき、又押出
ローラーを停止位置に停止させることができる。
【0060】更にまた、上から二番目の蒸籠が前方に移
動するのを阻止するストッパー杆を蒸籠押出機の前部側
の下部に横設した構成の場合には、最上段の蒸籠を前方
に押し出す際にその摩擦によってその下側の蒸籠が同時
に前方に移動するのを阻止し、確実に蒸籠を蒸籠収納棚
に収納させることができる等、極めて新規的有益なる効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す蒸籠収納装置の側面図
である。
【図2】この発明の実施例を示す蒸籠収納装置の正面図
である。
【図3】この発明の実施例を示す蒸籠押出機の平面図で
ある。
【図4】この発明の実施例を示す蒸籠検出センサーの側
面図である。
【図5】この発明の実施例を示す要部の端部側の部分側
面図である。
【図6】この発明の実施例を示す要部の中間側の部分側
面図である。
【図7】この発明の実施例を示す要部の部分平面図であ
る。
【符号の説明】
1 蒸籠収納装置 2 機枠 2a 側枠 2b 上枠 3 蒸籠昇降機 3a 蒸籠昇降支持片 3b 昇降枠 3c 下部スプロケット 3d 上部スプロケット 3e チェーン 3f 連動軸 3g 駆動モーター 4 蒸籠押出機 4a 水平枠 4b 押出ローラー 4c 前部スプロケット 4d 後部スプロケット 4e 無端チェーン 4f 連動軸 4g 駆動モーター 4h テンション機器 4i 下部スプロケット 4j 上部スプロケット 4k チェーン 4m 連動軸 4n 駆動モーター 4p センサー取付けブラケット 4q ストッパー杆 4r 傘歯車 5 蒸籠検出センサー 6 棚検出センサー 6a 発信部 6b 受信部 7 送出検出センサー 8 停止検出センサー 9 反射板 a 蒸籠 a0 最上段の蒸籠 b 蒸籠収納棚

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型状の機枠の左右側枠の内側に、段積
    みされた蒸籠の最下段の蒸籠下面の左右両端側を支持す
    る蒸籠昇降機の蒸籠昇降支持片をそれぞれ昇降自在に設
    け、段積みされた蒸籠の最上段の蒸籠を蒸籠収納棚に押
    し出して収納させる蒸籠押出機を最上段の蒸籠の上方に
    昇降自在に設け、蒸籠押出機の下部の左右両側に最上段
    の蒸籠を蒸籠収納棚に押し出す押出ローラーをそれぞれ
    進退自在に設け、最上段の蒸籠の位置を検出する蒸籠検
    出センサーを蒸籠押出機の下部に設け、蒸籠収納棚の収
    納する棚位置を検出する棚検出センサーを蒸籠押出機の
    前部側に設けたことを特徴とする蒸籠収納装置。
  2. 【請求項2】 押出ローラーは水平回りの前後方向に長
    円形に循環軌道する請求項1記載の蒸籠収納装置。
  3. 【請求項3】 押出ローラーによる蒸籠押し出し完了を
    検出する送出検出センサー及び押出ローラーの停止位置
    を検出する停止検出センサーを蒸籠押出機に設けた請求
    項1記載の蒸籠収納装置。
  4. 【請求項4】 上から二番目の蒸籠が前方に移動するの
    を阻止するストッパー杆を蒸籠押出機の前部側の下部に
    横設した請求項1記載の蒸籠収納装置。
JP14110895A 1995-05-15 1995-05-15 蒸籠収納装置 Pending JPH08310659A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016027990A (ja) * 2014-07-08 2016-02-25 株式会社石野製作所 皿移送装置
CN108687886A (zh) * 2018-04-11 2018-10-23 王力安防科技股份有限公司 一种面板送料装置及门板胶合生产线
CN109556391A (zh) * 2018-12-29 2019-04-02 广东汇兴精工智造股份有限公司 一种干燥窑车自动装卸机构

Cited By (4)

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