JPH0831064A

JPH0831064A - カセット収納装置

Info

Publication number: JPH0831064A
Application number: JP6156263A
Authority: JP
Inventors: Junichiro Tokura; 潤一郎戸倉
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1994-07-07
Filing date: 1994-07-07
Publication date: 1996-02-02

Abstract

(57)【要約】【目的】カセット出入口のドアをカセットの移動に合
わせてタイミング良く開けることができ、さらに構造が
簡単なカセット収納装置を得ることを目的とする。【構成】カセット取出しの信号を受け、アーム４はモ
ータ等の駆動源（図示せず）よりの動力で図中反時計回
転方向に回転し、受台３は本体に設けた案内溝（図示せ
ず）等に沿ってカセット５を装脱位置へと移動させる。
この時レバー２は突起２ｃをカセット受台の突起３ａで
押され、図中時計回転方向に回転し、先端２ｂでドア１
の突起１ｂを押す。ドア１は図中反時計回転方向へ回転
し、カセット出入口のドアを開く。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、記録再生装置等のカ
セット収納装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図７は、従来のカセット収納装置におけ
るカセット挿入口のドア周辺の図であり、カセット挿入
過程の状態を示している。図において１はカセット挿入
口のドアで突起１ｂを持ち、支点１ａで本体（図示せ
ず）に回動自在に取り付けられている。２は突起２ｃを
持つレバーで、先端２ｂは前記ドア１の突起１ｂに係合
する位置にあり、支点２ａで本体に回動自在に取り付け
られている。３はカセットを収納する受台で突起３ａを
持つ。４は支点４ａで本体に回動自在に取り付けられて
いる駆動アームで、受台の突起３ａと係合する長穴４ｂ
と、レバー２の突起２ｃを押す突起４ｃを持つ。５はカ
セット、６は本体の一部である当り部、７は本体のカセ
ット挿入口を形成するパネル、８はドア１を図中時計回
転方向に付勢するバネである。

【０００３】次に動作について説明する。図７はカセッ
トが装脱位置の少し手前にある状態を示す図であり、図
８はカセット５が完全に挿入された記録再生位置にある
状態を示すものであるが、ドア１はバネ８により図中時
計回転方向に付勢され、パネル７に当たり、開口部を閉
じている。今図８に示す状態で、取り出しボタン（図示
せず）が押されると、アーム４はモータ等の駆動源（図
示せず）よりの動力で図中反時計回転方向に回動し、受
台３は本体に設けた案内溝（図示せず）等に沿ってカセ
ット５を図７の状態を経て装脱位置へと移動させる。こ
の過程において、レバー２は突起２ｃがアーム４の突起
４ｃで押され、図中時計回転方向に回動し、先端２ｂで
ドア１の突起１ｂを押す。このためドア１は図７に示す
ように反時計回転方向へ回動し、カセット出入口を開く
ことになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のカセット収納装
置は以上のように構成されているので、カセット５を取
り出すためにドア１を開くとき、カセットとドアの間に
介在する部品が受台３、駆動アーム４、レバー２と多い
ため、動作時間のずれによる誤差が大きく、ドア１をタ
イミング良く開くことに問題があり、この点の改善が要
求されていた。このため、ドア１を長時間開けておく必
要があり、モータ等の駆動力を大きくすることが必要で
あった。また、駆動アーム４も必要な突起を設置する必
要があるため、大型複雑化され、設計上の自由度が小さ
いなどの問題点があった。

【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、カセット出入口のドアをカセッ
トの移動に合わせてタイミング良く開けることができ、
さらに構造が簡単なカセット収納装置を得ることを目的
としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係わるカセッ
ト収納装置は、駆動力を与えられて回動するアームと、
このアームの回動動作に連動してカセット記録再生位置
とカセット装脱位置の間を往復移動するカセット受台
と、このカセット受台の移動時にカセット受台の一部と
当接し、回動されるレバーと、このレバーと係合し、レ
バーの回動動作に連動して開閉するカセット出入口のド
アを備えたものである。また、レバーを回動するカセッ
ト受台の一部をアームに係合させてカセット受台を移動
させるようにしたものである。

【０００７】この発明に係わるカセット収納装置は、駆
動力を与えられて回動するアームと、このアームの回動
動作に連動してカセット記録再生位置とカセット装脱位
置の間を往復移動するカセット受台と、このカセット受
台の移動時に、カセット受台に収納されたカセットの一
部と当接し、回動されるレバーと、このレバーと係合
し、レバーの回動動作に連動して開閉するカセット出入
口のドアを備えたものである。

【０００８】

【作用】この発明におけるカセット収納装置は、カセッ
ト取出しの信号によりアームが駆動力を与えられて回動
し、このアームに連動してカセットを収納しているカセ
ット受台がカセット記録再生位置からカセット装脱位置
へ移動し、この移動時にカセット受台の一部と当接する
レバーが回動され、このレバーと係合しているカセット
出入口のドアを開く。

【０００９】この発明におけるカセット収納装置は、カ
セット取出しの信号によりアームが駆動力を与えられて
回動し、このアームに連動してカセットを収納している
カセット受台がカセット記録再生位置からカセット装脱
位置へ移動し、この移動時にカセット受台に収納されて
いるカセットの一部と当接するレバーが回動され、この
レバーと係合しているカセット出入口のドアを開く。

【００１０】

【実施例】

実施例１．以下、この発明の一実施例を図１〜図３にも
とづいて説明する。図１はカセットが記録再生位置から
装脱位置へ移動する途中の状態を示す側面図、図２はカ
セットが記録再生位置にある状態を示す側面図、図３は
カセットが記録再生位置にある状態を示す平面図であ
る。図１〜図３において、１はカセットの出入口のドア
で突起１ｂを持ち、支点１ａで本体（図示せず）に回動
自在に取り付けられている。２は支点２ａで本体に回動
自在に取り付けられたレバーで、ドア１の突起１ｂと係
合する先端２ｂと、カセット受台３の突起３ａと当接す
る突起２ｃを持つ。３はカセットを収納する受台で突起
３ａを持つ。４は支点４ａで本体に回動自在に取り付け
られた駆動アームで突起３ａと係合する長穴４ｂを持
つ。５はカセット、６は本体の一部であるレバー２の当
り、７は本体のカセット出入口を形成するパネル、８は
ドア１を図中時計方向へ付勢するバネである。

【００１１】次に動作について説明する。図２は、カセ
ット５が記録再生位置にある場合を示しており、ドア１
はバネ８により図中時計回転方向に付勢され、開口部７
に当たり、開口部を閉じている。。今、図２の状態で取
り出しボタン（図示せず）が押されると、アーム４はモ
ータ等の駆動源（図示せず）よりの動力で図中反時計回
転方向に回動し、受台３は本体に設けた案内溝（図示せ
ず）等に沿ってカセット５を装脱位置へと移動させる。
この時レバー２は突起２ｃがカセット受台の突起３ａで
押され、図中時計回転方向に回動し、先端２ｂでドア１
の突起１ｂを押す。ドア１は図中反時計回転方向へ回動
し、カセット出入口のドアを開く。

【００１２】このように、本実施例によれば、カセット
５を取り出すためにドア１を開くとき、カセットとドア
の間に介在する部品は受台３、レバー２と少ないため、
動作時間のずれによる誤差が小さく、ドア１をタイミン
グ良く開くことができる。また、駆動アーム４に突起を
設置する必要がなく、設計上の自由度が大きくなる効果
を奏する。さらに、レバー２の回動軸から先端２ｂまで
の距離を長くするなどの設計上の工夫により、小さい駆
動力でドア１を開くことができる。

【００１３】実施例２．また、実施例１ではカセット出
入口のドア１を開くためのレバー２は、カセット受台３
の一部と当接しており、カセット受台３の移動により回
動されるが、図４〜図６に示すように、カセット受台に
収納されたカセット５の一部と当接するようにしても、
同様の効果を奏する。図４にカセット移動中の側面図、
図５にカセット記録再生位置の側面図、図６にカセット
移動中の平面図を示す。符号の説明は実施例１と同様で
あるので省略する。

【００１４】動作について説明する。図５の状態で取り
出しボタン（図示せず）が押されると、アーム４はモー
タ等の駆動源（図示せず）よりの動力で図中反時計回転
方向に回動し、受台３は本体に設けた案内溝（図示せ
ず）等に沿ってカセット５を装脱位置へと移動させる。
この時レバー２は突起２ｃがカセット５で押され、図中
時計回転方向に回動し、先端２ｂでドア１の突起１ｂを
押す。ドア１は図中反時計回転方向へ回動し、カセット
出入口のドアを開く。

【００１５】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、カセ
ット取出し口のドアを開くとき、カセットとドアの間に
介在する部品が少なくなるように構成したので、カセッ
ト出入口のドアをカセットの移動に合わせてタイミング
良く開けることができ、さらに構造が簡単なカセット収
納装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例１を示すカセット収納装置
のカセット移動中の側面図。

【図２】この発明の実施例１を示すカセット収納装置
のカセット記録再生位置の側面図。

【図３】この発明の実施例１を示すカセット収納装置
のカセット記録再生位置の平面図。

【図４】この発明の実施例２を示すカセット収納装置
のカセット移動中の側面図。

【図５】この発明の実施例２を示すカセット収納装置
のカセット記録再生位置の側面図。

【図６】この発明の実施例２を示すカセット収納装置
のカセット移動中の平面図。

【図７】従来のカセット収納装置のカセット移動中の
側面図。

【図８】従来のカセット収納装置のカセット記録再生
位置の側面図。

【符号の説明】

１ドア、１ａ支点、１ｂ突起、２レバー、２ａ
支点、２ｃ突起、３カセット受台、３ａ突起、
４駆動アーム、４ａ支点、４ｂ長穴、５カセッ
ト、６当り部、７パネル、８バネ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】回動自在に支持され、駆動力を与えられ
て回動するアーム、このアームに係合し、アームの回動動作に連動してカセ
ット記録再生位置とカセット装脱位置の間を往復移動す
るカセット受台、このカセット受台の移動時にカセット受台の一部と当接
し、回動されるレバー、このレバーと係合し、レバーの回動動作に連動して開閉
するカセット出入口のドアを備えたことを特徴とするカ
セット収納装置。
【請求項２】レバーを回動するカセット受台の一部を
アームに係合させてカセット受台を移動させるようにし
たことを特徴とする請求項１記載のカセット収納装置。
【請求項３】回動自在に支持され、駆動力を与えられ
て回動するアーム、このアームに係合し、アームの回動動作に連動してカセ
ット記録再生位置とカセット装脱位置の間を往復移動す
るカセット受台、このカセット受台の移動時に、カセット受台に収納され
たカセットの一部と当接し、回動されるレバー、このレバーと係合し、レバーの回動動作に連動して開閉
するカセット出入口のドアを備えたことを特徴とするカ
セット収納装置。