JPH083100Y2 - フォーカス制御装置 - Google Patents
フォーカス制御装置Info
- Publication number
- JPH083100Y2 JPH083100Y2 JP1984196303U JP19630384U JPH083100Y2 JP H083100 Y2 JPH083100 Y2 JP H083100Y2 JP 1984196303 U JP1984196303 U JP 1984196303U JP 19630384 U JP19630384 U JP 19630384U JP H083100 Y2 JPH083100 Y2 JP H083100Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus
- voltage
- ray tube
- cathode ray
- electrostatic
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 テレビジョン受像機に用いられる静電フォーカス型陰
極線管のフォーカスが、テレビジョン映像信号中の輝度
信号が変化しても所定の状態に保たれるようにしたフォ
ーカス制御装置に関する。
極線管のフォーカスが、テレビジョン映像信号中の輝度
信号が変化しても所定の状態に保たれるようにしたフォ
ーカス制御装置に関する。
上記のような静電フォーカス型陰極線管においては、
アノード電圧とフォーカス電圧との電位差を利用した静
電レンズによって電子ビームの集束を行っている。
アノード電圧とフォーカス電圧との電位差を利用した静
電レンズによって電子ビームの集束を行っている。
しかしながら、電子ビームのビーム電流が多くなる
と、電子間の反発力のために電子ビームが太くなってフ
ォーカスが悪化して蛍光面やシャドーマスク上でのスポ
ットの径が大きくなり、画像の鮮明度が低下することに
なる。
と、電子間の反発力のために電子ビームが太くなってフ
ォーカスが悪化して蛍光面やシャドーマスク上でのスポ
ットの径が大きくなり、画像の鮮明度が低下することに
なる。
このようなフォーカスの悪化を防ぐためには、ビーム
電流が増加するに伴って静電レンズの曲率を大きくして
集束度を高めなければならないが、静電フォーカス型陰
極線管においては、通常、フォーカス電圧を低くするこ
とによって静電レンズの曲率を大きくすることができ
る。
電流が増加するに伴って静電レンズの曲率を大きくして
集束度を高めなければならないが、静電フォーカス型陰
極線管においては、通常、フォーカス電圧を低くするこ
とによって静電レンズの曲率を大きくすることができ
る。
具体的な例を挙げれば、通常のビーム電流でアノード
電圧が30KVのときにフォーカス電圧が10KVで所要の集束
状態が得られているとき、ビーム電流が増加することに
よってアノード電圧が10%低下して27KVになったとする
と、このときのフォーカス電圧は、アノード電圧の低下
率に等しい低下率10%の9KVよりもさらに低下した8KV程
度の電圧とすることが望ましい。
電圧が30KVのときにフォーカス電圧が10KVで所要の集束
状態が得られているとき、ビーム電流が増加することに
よってアノード電圧が10%低下して27KVになったとする
と、このときのフォーカス電圧は、アノード電圧の低下
率に等しい低下率10%の9KVよりもさらに低下した8KV程
度の電圧とすることが望ましい。
しかしながら、通常はフライバック変圧器の2次巻線
からの出力を整流・平滑した高圧電圧を抵抗器を用いて
分圧してフォーカス電圧として用いているため、多量の
ビーム電流が水平同期信号の周期より短いような短時間
流れた場合には、上記平滑回路の時定数などによってフ
ォーカス電圧の変化がアノード電圧の変化に追随できな
くなり、この多量のビーム電流についてのフォーカスを
維持できないという問題がある。
からの出力を整流・平滑した高圧電圧を抵抗器を用いて
分圧してフォーカス電圧として用いているため、多量の
ビーム電流が水平同期信号の周期より短いような短時間
流れた場合には、上記平滑回路の時定数などによってフ
ォーカス電圧の変化がアノード電圧の変化に追随できな
くなり、この多量のビーム電流についてのフォーカスを
維持できないという問題がある。
静電フォーカス型陰極線管のフォーカス電極に供給す
るフォーカス電圧を、この陰極線管に印加されるテレビ
ジョン映像信号中の輝度信号に対応した電圧として供給
するようにした。
るフォーカス電圧を、この陰極線管に印加されるテレビ
ジョン映像信号中の輝度信号に対応した電圧として供給
するようにした。
図は本考案の一実施例を構成を示すブロック図であっ
て、1は水平出力回路、2はフライバック変圧器であ
り、水平出力回路1からの水平帰線パルスがこのフライ
バック変圧器2の1次側巻線に供給される。
て、1は水平出力回路、2はフライバック変圧器であ
り、水平出力回路1からの水平帰線パルスがこのフライ
バック変圧器2の1次側巻線に供給される。
このフライバック変圧器2の2つの2次側巻線は整流
器を介して直列に接続されており、その一端は別の整流
器を介してアノード電圧出力端子3に、また、その他端
は自動輝度制御回路ABLの電流検出部分にそれぞれ接続
されている。
器を介して直列に接続されており、その一端は別の整流
器を介してアノード電圧出力端子3に、また、その他端
は自動輝度制御回路ABLの電流検出部分にそれぞれ接続
されている。
これによって、上記2つの2次巻線にそれぞれ発生す
る昇圧された水平帰線パルス電圧は加算・整流されて、
アノード電圧出力端子3から図示しない静電フォーカス
型陰極線管のアノードにアノード電圧として供給され
る。
る昇圧された水平帰線パルス電圧は加算・整流されて、
アノード電圧出力端子3から図示しない静電フォーカス
型陰極線管のアノードにアノード電圧として供給され
る。
また、図の下方の2次巻線によって昇圧されたパルス
電圧は、上記2つの巻線間に接続された整流器によって
整流され、この整流出力は平滑コンデンサ9によって平
滑されてから抵抗R1,可動タップ付の抵抗R2および抵抗
R3の直列回路を介して接地されており、この可動タップ
付抵抗R2の可動タップの電圧はフォーカス電圧出力端子
4を経て上記静電フォーカス型陰極線管にフォーカス電
圧として供給される。
電圧は、上記2つの巻線間に接続された整流器によって
整流され、この整流出力は平滑コンデンサ9によって平
滑されてから抵抗R1,可動タップ付の抵抗R2および抵抗
R3の直列回路を介して接地されており、この可動タップ
付抵抗R2の可動タップの電圧はフォーカス電圧出力端子
4を経て上記静電フォーカス型陰極線管にフォーカス電
圧として供給される。
上記抵抗R1と可動タップ付の抵抗R2との接続点に出力
端が接続されたフォーカス電圧制御回路7は、例えば、
フライバック変圧器の2つの巻線の接続部からの直流電
圧をその輝度信号入力端子8に供給されるテレビジョン
映像信号中の輝度信号によって変調する変調器であり、
入力した輝度信号に応じてフォーカス電圧を変化させ
る。
端が接続されたフォーカス電圧制御回路7は、例えば、
フライバック変圧器の2つの巻線の接続部からの直流電
圧をその輝度信号入力端子8に供給されるテレビジョン
映像信号中の輝度信号によって変調する変調器であり、
入力した輝度信号に応じてフォーカス電圧を変化させ
る。
もし前記したような、フォーカス電圧を低くすること
によって集束度が高まる静電フォーカス型陰極線管を使
用する場合には、入力輝度信号が白レベルに近づく程上
記抵抗R1と可動タップ付の抵抗R2との接続点の電位が低
下するように、すなわち、フォーカス電圧が低下するよ
うに、上記フォーカス電圧制御回路7を構成する。
によって集束度が高まる静電フォーカス型陰極線管を使
用する場合には、入力輝度信号が白レベルに近づく程上
記抵抗R1と可動タップ付の抵抗R2との接続点の電位が低
下するように、すなわち、フォーカス電圧が低下するよ
うに、上記フォーカス電圧制御回路7を構成する。
これによって、テレビジョン画像上で輝度が高くて白
に近いビーム電流の大きい部分でも、また、輝度が低く
て黒に近いビーム電流の小さい部分でも静電レンズの曲
率が自動的に変更されて常に良好なフォーカス状態を保
つことができるので、テレビジョン画像の鮮明度を著し
く改善することができる。
に近いビーム電流の大きい部分でも、また、輝度が低く
て黒に近いビーム電流の小さい部分でも静電レンズの曲
率が自動的に変更されて常に良好なフォーカス状態を保
つことができるので、テレビジョン画像の鮮明度を著し
く改善することができる。
特に、全画面中の1点だけが高輝度となるような場合
にも、そこの点におけるスポットが拡大するのを防い
で、全画面に汎って所定のフォーカスを保つことができ
る。
にも、そこの点におけるスポットが拡大するのを防い
で、全画面に汎って所定のフォーカスを保つことができ
る。
本考案によれば、静電フォーカス型陰極線管のフォー
カス電極に供給するフォーカス電圧を、この陰極線管に
印加されるテレビジョン映像信号中の輝度信号に対応し
た電圧として供給するようにしたので、全体的に輝度が
低いテレビジョン画像上で1点だけが輝度が著しく高い
ような場合でも全画面に汎って常に良好なフォーカスが
保たれるので、テレビジョン画像の鮮明度が著しく改善
されとるいう格別の効果が得られる。
カス電極に供給するフォーカス電圧を、この陰極線管に
印加されるテレビジョン映像信号中の輝度信号に対応し
た電圧として供給するようにしたので、全体的に輝度が
低いテレビジョン画像上で1点だけが輝度が著しく高い
ような場合でも全画面に汎って常に良好なフォーカスが
保たれるので、テレビジョン画像の鮮明度が著しく改善
されとるいう格別の効果が得られる。
具体的には、ビーム電流に応じたフォーカス電圧が得
られるため、4〜5mAのビーム電流が集中する高輝度の
部分でも、0.2〜0.3mAの低いビーム電流が流れる低輝度
の部分でも焦点の合った画像を得ることができる。
られるため、4〜5mAのビーム電流が集中する高輝度の
部分でも、0.2〜0.3mAの低いビーム電流が流れる低輝度
の部分でも焦点の合った画像を得ることができる。
図は、本考案の一実施例を示す回路図である。 1……水平出力回路 2……フライバック変圧器 3……アノード電圧出力端子 4……フォーカス電圧出力端子 7……フォーカス電圧制御回路 8……輝度信号入力端子 9……平滑コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】フォーカス電極を備える静電フォーカス型
陰極線管と、 上記静電フォーカス型陰極線管のフォーカス電極にフォ
ーカス電圧を供給するフォーカス電源と、 上記静電フォーカス型陰極線管に印加されるテレビジョ
ン映像信号中の輝度信号が入力され、この輝度信号によ
る上記陰極線管の輝度の増加に応じて上記フォーカス電
圧を低下させるように制御するフォーカス電圧制御回路
と、 を備えることを特徴とする静電フォーカス型陰極線管の
フォーカス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984196303U JPH083100Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | フォーカス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984196303U JPH083100Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | フォーカス制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61113457U JPS61113457U (ja) | 1986-07-17 |
JPH083100Y2 true JPH083100Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=30754012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984196303U Expired - Lifetime JPH083100Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | フォーカス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083100Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830788B2 (ja) * | 1974-05-15 | 1983-07-01 | 三菱電機株式会社 | インキヨクセンカンソウチ |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP1984196303U patent/JPH083100Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61113457U (ja) | 1986-07-17 |
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