JPH08308611A - 面ファスナ - Google Patents

面ファスナ

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JPH08308611A
JPH08308611A JP7148080A JP14808095A JPH08308611A JP H08308611 A JPH08308611 A JP H08308611A JP 7148080 A JP7148080 A JP 7148080A JP 14808095 A JP14808095 A JP 14808095A JP H08308611 A JPH08308611 A JP H08308611A
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adhesive layer
hook
fastener
magnetic sheet
adhesive
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JP7148080A
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Masaomi Harada
正臣 原田
Takio Ito
滝男 伊藤
Kenji Sano
建志 佐野
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44DINDEXING SCHEME RELATING TO BUTTONS, PINS, BUCKLES OR SLIDE FASTENERS, AND TO JEWELLERY, BRACELETS OR OTHER PERSONAL ADORNMENTS
    • A44D2203/00Fastening by use of magnets

Landscapes

  • Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築部品や自動車内装品、電子部品等の重量
物も長期に安定して接着固定できる面ファスナを得るこ
と。 【構成】 強磁性粉末を20容量%以上含有する磁性シ
ート(3)の表面側に先端部が鉤状若しくは茸状の多数
の突起(11)、又はその突起を系止する多孔層を有
し、前記磁性シートの裏面側に粘着層(2)を有する面
ファスナ。 【効果】 磁性体からなる被着体に粘着層を介して形状
の差異や外部衝撃を吸収しつつ密着性よく接着し、かつ
磁性シートを介して恒久的な接着力を発揮し、その相乗
効果に基づいて粘着層のクリープ現象による接着力の低
下を防止しつつ安定した接着力を長期に持続して重量物
も安定して接着固定でき、ファスナ部の結合、解除を介
して被着体を本体より容易に、かつ繰返し着脱できる面
ファスナが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築部品や自動車内装
品、電子部品等の重量物も長期に安定して接着固定でき
る面ファスナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不織布等の多孔性基材と、その多
孔性基材に系止される先端部が鉤状又は茸状の多数の突
起をフィルム等の基材上に有する面ファスナが知られて
おり、結合強度や剥離性、耐久性や柔軟性等の要求性能
に応じて種々の形態のものが提案されている(米国特許
第2717437号公報、同第3009235号公報、
同第305354号公報、同第3192589号公報、
同第3312583号公報、同第3408705号公
報、同第3594865号公報、同第4216257号
公報、同第4290174号公報、特公昭42−874
59号公報、特開平1−238805号公報、特開平1
−501775号公報、特開平3−198802号公
報、特開平6−102号公報、特開平6−500486
号公報、実開昭55−122612号公報等)。
【0003】前記の面ファスナは、多孔性基材と突起と
の結合により接着固定を達成でき、またその結合を解い
て接着状態を容易に解除できると共に、その結合・解除
を繰返し行うことができる利点を有して、建築部品や自
動車内装品、電子部品などの種々の物品の固定保持など
に広く使用されている。けだし、硬化型接着剤等を介し
た接着固定では、養生時間を要して量産性に劣り、接着
剤特有の臭気を伴うことなどもさりながら、交換時や廃
棄時等に部品の破壊を伴いやすくリサイクルが困難であ
るからである。
【0004】しかしながら、建築部品や自動車内装品、
電子部品等の如く縫い付けが困難な被着体の場合、面フ
ァスナは粘着層を介して被着体に取り付けられており、
接着状態の長期持続性やその安定性に劣る問題点があっ
た。すなわち粘着層の初期接着力は比較的容易に設定で
きて、重量物の接着にても支障なく達成しうるが、10
年等の長期経年においてはクリープ現象を生じて接着状
態を維持できない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、建築部品や
自動車内装品、電子部品等の重量物も長期に安定して接
着固定できる面ファスナの開発を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、強磁性粉末を
20容量%以上含有する磁性シートの表面側に先端部が
鉤状若しくは茸状の多数の突起、又はその突起を系止す
る多孔層を有し、前記磁性シートの裏面側に粘着層を有
することを特徴とする面ファスナを提供するものであ
る。
【0007】
【作用】上記の構成により、粘着層を介し被着体との形
状の差異や外部衝撃を吸収して良好な接着状態を形成で
き、磁性シートを介し鉄等からなる被着体に永久的な接
着力を示して粘着層のクリープ現象による接着力の低下
をカバーし、安定した接着力を長期に持続する。従って
本発明の面ファスナは、鉄等の磁性体からなる被着体に
好ましく用いうる。
【0008】
【実施例】本発明の面ファスナは、強磁性粉末を20容
量%以上含有する磁性シートの表面側に先端部が鉤状若
しくは茸状の多数の突起、又はその突起を系止する多孔
層を有し、前記磁性シートの裏面側に粘着層を有するも
のである。その例を図1〜図5に示した。
【0009】図において、1が突起11又は多孔層12
を有するファスナ層、2,21が粘着層、3が磁性シー
トである。なお4は必要に応じて設けられるセパレー
タ、5は必要に応じて設けられる補強基材である。図例
から明らかなように本発明においては、表面にファスナ
層1を有し、裏面に粘着層2を有してその間に磁性シー
ト3を有していればよく、従って適宜な層構造物として
形成することができる。
【0010】本発明においてファスナ層としては、図1
や図2に例示の如く先端部が鉤状若しくは茸状の多数の
突起11、又はその突起を系止する多孔層12を有する
適宜なものを用いうる。突起は、図6(a)〜(e)に
例示した如く、突起の先端部を鉤ないしフック状にした
もの13,14,15や、茸状にしたもの16,17な
どの、多孔性素材における繊維や糸などに絡まったり、
繊維間等に嵌合して引掛かる適宜な構造を有するもので
あってよい。
【0011】従って、従来の雌雄型マジックファスナな
どの面ファスナで公知の多数の突起を有するもの、又は
パイルやメリヤスの如き織物、不織布等の多孔性素材の
いずれもファスナ層として用いうる。なお自動車内装品
や建築部材等の用途には、デュアルロック(商品名、ミ
ネソタマイニング&MFG社製)やそれに準じたものが
好ましく用いうる。
【0012】磁性シートとしては、例えば強磁性粉末を
ポリマーと混合してシートに成形したものなどがあげら
れる。その強磁性粉末については特に限定はなく、ハー
ド系やソフト系等の適宜なものを用いうる。ちなみにそ
の例としては、バリウムフェライトやストロンチウムフ
ェライトの如きフェライト系磁石、稀土類コバルト系磁
石、稀土類鉄系磁石、アルニコ系磁石、Fe−Cr−C
o系磁石、Cu−Ni−Fe系磁石などからなるものが
あげられる。
【0013】またポリマーについても特に限定はなく、
適宜なものを用いうる。ちなみにその例としては、ニト
リルブチルの如きゴム系ポリマーや後述のベースポリマ
ーの如きゴム系粘着性ポリマー、ポリプロピレンやポリ
塩化ビニル、ポリアミドやポリエステル、塩素化ポリエ
チレンの如き熱可塑性ポリマーなどがあげられる。
【0014】磁性シートの形成は、例えばポリマーの有
機溶剤による溶液に強磁性粉末を混合し、その混合液を
フィルムにキャストする方式、ポリマーと強磁性粉末を
ミキシングロール等にて混練してシートに成形する方式
などの適宜な方式で行うことができる。なおポリマーと
強磁性粉末の混合に際しては、リン酸エステルの如き界
面活性剤やチタネート系カップリング剤などの分散剤を
併用して、強磁性粉末の凝集を防止することもできる。
【0015】磁性シートにおける強磁性粉末の含有量
は、20容積%以上とされる。その含有量が20容積%
未満では、磁性シートの付加による接着力持続性の向上
効果に乏しい。接着力持続性や取扱性の点などより強磁
性粉末の好ましい含有量は、30〜90容積%、就中5
0〜60容積%である。
【0016】磁性シートの厚さは、50μm〜2mm、就
中100μm〜1.2mm、特に100〜800μmが一般
的である。なお磁性シートの着磁は、シート形成直後や
面ファスナ形成後などの適宜な段階で行うことができ
る。好ましくは、単層状態の磁性シートを着磁させる方
式である。
【0017】粘着層については、特に限定はなく、目的
とする接着力などに応じて例えばゴム系やアクリル系、
シリコーン系などの適宜な粘着性物質にて形成すること
ができる。また溶液型やエマルジョン型、あるいはホッ
トメルト系等の無溶剤型などの適宜なタイプの粘着剤も
用いうる。
【0018】ちなみにゴム系粘着剤の具体例としては、
天然ゴムやそれに準じた合成ゴム、スチレン・ブタジエ
ンゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、クロロプ
レン、ブチルゴム、再生ゴム、スチレン・イソプレンブ
ロック共重合体、スチレン・ブタジエンブロック共重合
体、スチレン・エチレン・ブタジエンブロック共重合体
等をベースポリマーとするものなどがあげられる。
【0019】またアクリル系粘着剤の具体例としては、
エチル基やプロピル基、ブチル基やイソブチル基、イソ
アミル基やヘキシル基、2−エチルヘキシル基やイソオ
クチル基、イソノニル基やイソデシル基の如きアルキル
基を有するアクリル酸やメタクリル酸のエステル等から
なるアクリル系モノマーを成分とするポリマーをベース
ポリマーとするものがあげられる。
【0020】前記アクリル系のベースポリマーは、必要
に応じて例えば酢酸ビニルやスチレン、(メタ)アクリ
ロニトリルや(メタ)アクリル酸メチル、塩化ビニリデ
ンや(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸やイタコン
酸、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルや(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ジメ
チルアミノエチルや(メタ)アクリルアミド、N−メチ
ロール(メタ)アクリルアミドやN−ビニルピロリド
ン、(メタ)アクリル酸グリシジルなどの改質用モノマ
ーを共重合させたものなどであってもよい。
【0021】粘着層は、例えばテルペン系やテルペンフ
ェノール系、クマロンインデン系やスチレン系、ロジン
系やキシレン系、フェノール系や石油系等の樹脂からな
る粘着付与剤、ポリイソブチレンやプロセスオイル、ナ
フテン系オイルやポリエステル系可塑剤、ポリブテンや
液状ゴム等からなる軟化剤を含有させた粘着剤にて形成
されていてもよい。
【0022】また、ポリイソシアネートやメラミン系樹
脂、エポキシ系樹脂ないしアミン・エポキシ系樹脂、過
酸化物や金属キレート化合物などからなる架橋剤、炭酸
カルシウムやクレー、カーボンや酸化チタン、亜鉛華等
の充填剤ないし増量剤、ヒンダードフェノールやスチレ
ン化フェノールの如きフェノール系、アミン系等の老化
防止剤、その他、紫外線吸収剤や顔料などの種々の配合
剤を含有させた粘着剤にて形成されていてもよい。
【0023】粘着層は、磁性シートの裏面側に被着体へ
の接着を目的とする粘着層2を設けるほか、図例から明
らかな如く面ファスナを形成する各層の接着層21とし
ても必要に応じて用いうる。その場合、各粘着層2,2
1は異なる種類のものとして形成しうるし、また異なる
厚さとすることもできる。粘着層の付設は、磁性シート
等の所定面に直接塗工する方式や、セパレータ上に設け
た粘着層を磁性シート等の所定面に移着する方式などの
適宜な方式で行うことができる。
【0024】粘着層の厚さは、接着力などに応じて適宜
に決定しうるが一般には、500μm以下、就中20〜
200μm、特に40〜100μmとされる。なお磁性シ
ートやファスナ層等における、粘着層を介して接着する
面には、例えば下塗処理やコロナ処理、電子線処理など
の接着力の向上を目的とした適宜な処理を施すことがで
きる。また外部に露出する粘着層は、図1や図2に例示
の如く実用に供するまでの間、必要に応じてセパレータ
4で保護される。
【0025】補強基材は、必要に応じて適宜な位置に配
置でき、2層以上を介在させることもできる。補強基材
を付加することにより接着力等の接着特性を改善するこ
とができる。補強基材としては、例えば種々の繊維から
なる織布や不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなど
からなる割布、種々のプラスチックフィルムやゴム系シ
ートなどの適宜なものを用いうる。
【0026】ちなみに、織布や不織布等としては、例え
ばガラス繊維やポリエステル繊維、ポリビニルアルコー
ル繊維や芳香族ポリアミド繊維等の1種又は2種以上か
らなるものがあげられる。プラスチックフィルムとして
は、例えばセロハンやアセテート、ポリ塩化ビニルやポ
リエチレン、ポリプロピレンやポリアミド、ポリエステ
ルやポリスチレン、ポリ四フッ化エチレンやポリフッ化
ビニル、ポリイミドやポリカーボネート等の1種又は2
種以上からなるものなどがあげられる。ゴム系シートと
しては、例えば天然ゴムやスチレン・ブタジエンゴム、
ブチルゴムやクロロプレンゴム等の1種又は2種以上か
らなるものなどがあげられる。
【0027】本発明の面ファスナは、例えば裏面の粘着
層を介して建築部品や自動車内装品、電子部品等の適宜
な被着体に接着固定し、その面ファスナ表面の突起又は
多孔層を介して、突起と多孔層を結合させる方式で建築
物の壁面や自動車本体等の所定箇所に取り付けて保持さ
せる用途などに用いられ、鉄等の磁性体からなる被着体
の接着固定に好ましく用いられる。
【0028】従って本発明の面ファスナは、多孔層と突
起が関与する雌雄接着型のものとして用いられる。その
場合、多孔層側又は突起側のいずれか一方を本発明によ
る面ファスナにて形成することもできるし、多孔層側又
は突起側の両方を本発明による面ファスナにて形成する
こともできる。
【0029】実施例1 ポリイソブチレン100部(重量部、以下同じ)を含む
15重量%トルエン溶液にサマリウムコバルト粉末40
0部を添加して3分間撹拌した混合液をセパレータ上に
塗工し、100℃で3分間乾燥させて得た厚さ150μ
mの磁性シート(サマリウムコバルト粉末30容量%)
の両面に、セパレータ付きの厚さ60μmのアクリル系
粘着層を接着し、その一方のセパレータを剥がしてその
アクリル系粘着層の上に、先端部が鉤状で高さが0.5
mmのポリエステル突起を片面に有する厚さ25μmのポ
リエステルフィルムを配置し、60℃、5kg/cm2
圧着して面ファスナ(図1タイプ)を得た。
【0030】前記のアクリル系粘着層は、窒素置換下、
アクリル酸ブチル100部とアクリル酸7部をトルエン
中で過酸化ベンゾイル0.4部の共存下に65〜70℃
で20時間反応させて得たポリマー溶液に、トリメチロ
ールプロパン−トリス−トリレンジイソシアネート1部
を加えてセパレータ上に塗工し、100℃で3分間乾燥
させて得たものである。
【0031】実施例2 実施例1に準じサマリウムコバルト粉末を800部(5
0容量%)含有する磁性シートを用いて面ファスナを得
た。
【0032】実施例3 ポリ塩化ビニル100部、ジオクチルフタレート50
部、トリベース2.5部、ステアリン酸鉛0.5部、ス
テアリン酸バリウム0.5部、及びサマリウムコバルト
粉末400部を165℃のミキシングロールに投入して
15分間混練し、当該ロールのギャップ調節で厚さ20
0μmの磁性シート(サマリウムコバルト粉末30容量
%)を得、それを用いて実施例1に準じ面ファスナを得
た。
【0033】実施例4 サマリウムコバルト粉末800部(50容量%)を用い
て実施例3に準じ磁性シートを得、それを用いて実施例
1に準じ面ファスナを得た。
【0034】実施例5 実施例1に準じた磁性シートの片面にセパレータ付きの
厚さ60μmのアクリル系粘着層を接着し、他面に厚さ
100μmのポリエステルフィルムと前記アクリル系粘
着層を順次配置してそのセパレータを剥がし、先端部が
鉤状で高さが0.5mmのポリエステル突起を片面に有す
る厚さ25μmのポリエステルフィルムを接着し、60
℃、5kg/cm2で圧着して面ファスナ(図3タイプ)
を得た。
【0035】実施例6 実施例2に準じた磁性シートを用いて実施例5に準じ面
ファスナを得た。
【0036】実施例7 実施例1に準じた磁性シートの両面に厚さ100μmの
ポリエステルフィルムを配置し、その一方にセパレータ
付きの厚さ60μmのアクリル系粘着層を接着し、他面
に前記アクリル系粘着層を配置してそのセパレータを剥
がし、先端部が鉤状で高さが0.5mmのポリエステル突
起を片面に有する厚さ25μmのポリエステルフィルム
を接着して60℃、5kg/cm2で圧着して面ファスナ
(図4タイプ)を得た。
【0037】実施例8 実施例2に準じた磁性シートを用いて実施例7に準じ面
ファスナを得た。
【0038】実施例9 厚さ100μmのポリエステルフィルムの両面にセパレ
ータ付きの厚さ60μmのアクリル系粘着層を接着して
その各セパレータを剥がし、その一方に先端部が鉤状で
高さが0.5mmのポリエステル突起を片面に有する厚さ
25μmのポリエステルフィルムを接着すると共に、他
方側に実施例3に準じた磁性シートを接着し、その上に
セパレータ付きの厚さ60μmのアクリル系粘着層を接
着して60℃、5kg/cm2で圧着して面ファスナ(図
5タイプ)を得た。
【0039】実施例10 実施例4に準じた磁性シートを用いて実施例9に準じ面
ファスナを得た。
【0040】比較例1 先端部が鉤状で高さが0.5mmのポリエステル突起を片
面に有する厚さ25μmのポリエステルフィルムとセパ
レータ付きの厚さ60μmのアクリル系粘着層を接着
し、60℃、5kg/cm2で圧着して磁性シートを有し
ない面ファスナを得た。
【0041】比較例2 実施例1に準じサマリウムコバルト粉末を80部(10
容量%)含有する磁性シートを得、それを用いて面ファ
スナを得た。
【0042】比較例3 実施例3に準じサマリウムコバルト粉末を80部(10
容量%)含有する磁性シートを得、それを用いて面ファ
スナを得た。
【0043】比較例3 実施例3に準じサマリウムコバルト粉末を80部(10
容量%)含有する磁性シートを得、それを用いて実施例
9に準じ面ファスナを得た。
【0044】評価試験 実施例、比較例で得た面ファスナについて下記の特性を
調べた。 接着力 幅20mm、長さ100mmの面ファスナより粘着層のセパ
レータを剥がしてステンレス板に2kgのローラを1往
復させて圧着し、23℃、65%R.H.の環境下に引張速
度300mm/分の条件で90度剥離を行い、その接着力
を調べた。
【0045】保持力 面ファスナをその粘着層のセパレータを剥がして幅10
mm、長さ20mmの接着面積でステンレス板に接着し、4
0℃の雰囲気下に30分間放置した後、面ファスナの自
由端に500gの荷重を負荷し、2時間経過後のズレ距
離を測定した。
【0046】前記の結果を表1、表2に示した。
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、磁性体からなる被着体
に粘着層を介して形状の差異や外部衝撃を吸収しつつ密
着性よく接着し、かつ磁性シートを介して恒久的な接着
力を発揮し、その相乗効果に基づいて粘着層のクリープ
現象による接着力の低下を防止しつつ安定した接着力を
長期に持続する面ファスナを得ることができる。従って
建築部品や自動車内装品、電子部品等の重量物も長期に
安定して接着固定できると共に、ファスナ部の結合、解
除を介して被着体を本体より容易に、かつ繰返し着脱で
きる面ファスナを得るこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】他の実施例の断面図
【図3】さらに他の実施例の断面図
【図4】さらに他の実施例の断面図
【図5】さらに他の実施例の断面図
【図6】突起形状例の説明図
【符号の説明】
1:ファスナ層 11,13,14,15,16,17:突起 12:多孔層 2,21:粘着層 3:磁性シート 4:セパレータ 5:補強基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLJ C09J 7/02 JLJ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性粉末を20容量%以上含有する磁
    性シートの表面側に先端部が鉤状若しくは茸状の多数の
    突起、又はその突起を系止する多孔層を有し、前記磁性
    シートの裏面側に粘着層を有することを特徴とする面フ
    ァスナ。
  2. 【請求項2】 突起又は多孔層を有する表面層と、裏面
    の粘着層との間に1層又は2層以上の補強基材を介在さ
    せてなる請求項1に記載の面ファスナ。
JP7148080A 1995-05-23 1995-05-23 面ファスナ Pending JPH08308611A (ja)

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