JP2007044139A - フック型締結要素及び吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸収性物品を下着などに取り付ける際に固定材として使用するものであって、廃棄物の発生がなく、吸収性物品のズレや剥がれ、体液の漏れなどを引き起こすことがなく、下着などにおける粘着剤の積層や毛羽立ちなども生じない固定材を提供すること。
【解決手段】 フレキシブルな基材と、該基材の片面に配列された複数個のフック材とを含み、フック材は、それぞれ、基材と一体的に形成されたものであって、その基材の表面に立設されたステムと、そのステムの頂部に形成された締結ヘッドとを有しており、ステムの高さ及び締結ヘッドの高さの合計に対する締結ヘッドの上部表面の最大幅の比は、1.4以上であり、そしてフック材は、基材の表面積1cm当たり、15〜900個の密度で配列されているように、構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、物品の取り付け、固定に用いられる締結要素、特にフック型の締結要素に関する。本発明の締結要素は、それをある物品に取り付けた後、その締結要素のフック材を別の物品に係止させて当該物品を着脱自在に固定するものである。本発明はまた、かかるフック型締結用要素を備えた吸収性物品に関する。
現在、いろいろな種類の吸収性物品が商業的に入手可能であり、医療分野、衛生分野などで広く使用されている。典型的な吸収性物品としては、例えば、使い捨ておむつ、尿取りパッド、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッドなどを挙げることができる。これらの吸収性物品は、使途などに応じて単純な構成のものから複雑な構成のものまで千差万別であるけれども、通常、周知のように、液体吸収性の内装材、例えば高分子吸収体を液体透過性のトップシートと液体不透過性のバックシートとで包み込んだ構成を有している。
吸収性物品は、通常、下着などと一緒に使用されるものであるが、使用中におけるズレや剥がれなどを防止するため、粘着剤や粘着テープで接着する方法や、メカニカルファスナー(面ファスナーとも呼ばれる)で固定する方法が一般的に採用されている。
例えば、特許文献1は、第1の吸収性物品と第2の吸収性物品とを含む吸収性物品であって、下着などに取り付けるために粘着剤や粘着テープを使用した吸収性物品を記載している。しかし、粘着剤や粘着テープを使用した場合には、粘着面の保護にリリースライナー(剥離紙)を使用する必要があり、廃棄処分の問題が残されている。また、粘着面がべたついているので、使用中に誤って手などに貼付してしまうことも多い。また、下着などの素材によっては、十分な接着力が発現されないので、ズレや剥がれの問題が依然として解決できない。また、同一の下着などに繰り返し使用した場合には、決まった部位に使用済みの粘着剤が積層し、洗濯などでも落としきれないという問題が発生する。さらには、複数回にわたって同じ部位で貼り付けを行うと、その部位の粘着剤受容能が低下し、吸収性物品のズレや体液の漏れなどの問題も発生する。
また、特許文献2は、透水性表面シートと、不透水性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸収性コアとを有し、裏面シートに着衣の内面に取り外し可能に装着できる取り付け部材を備えるとともに、その取り付け部材が面ファスナーのフック部材(雄材)である吸収性物品を記載している。しかし、この種の吸収性物品を同一の下着などに繰り返し使用した場合には、決まった部位に常にフック部材が係止されることとなるので、その部位の毛羽立ちが顕著となり、下着などの耐用期間が短縮するという問題が発生する。
特表平10−512790号公報(特許請求の範囲) 特開2003−210524号公報(特許請求の範囲)
本発明の目的は、上記したような従来の吸収性物品の問題を解消して、吸収性物品を下着などに取り付けて使用するときに、廃棄物の発生がなく、粘着剤の使用に原因する粘着面のべたつきがなく、吸収性物品のズレや剥がれ、さらには体液の漏れなどを生じることがなく、しかも下着などにおける粘着剤の積層や毛羽立ちなどもなく、したがって下着などの可使寿命の短縮を防止できる改良された吸収性物品用固定材を提供することにある。
また、本発明の目的は、本発明によって提供される固定材の上記したような特徴及び効果を利用できる吸収性物品を提供することにある。
本発明のこれらの目的及びその他の目的は、以下の詳細な説明から理解することができるであろう。
本発明者らは、上記した目的を達成するために鋭意研究した結果、メカニカルファスナーにおいて雄材として使用されているフック材に改良を加えることで、上述のようないろいろな課題を同時に解決できるということを発見した。
本発明は、その1つの面において、第1の物品に取り付けられ、その第1の物品を第2の物品に取り付け、固定するために用いられるフック型締結要素であって、
前記締結要素は、フレキシブルな基材と、該基材の片面に配列された複数個のフック材とを含み、
前記フック材は、それぞれ、前記基材と一体的に形成されたものであって、その基材の表面に立設されたステムと、そのステムの頂部に形成された締結ヘッドとを有しており、
前記フック材において、ステムの高さ及び締結ヘッドの高さの合計に対する締結ヘッドの上部表面の最大幅の比は、1.4以上であり、そして
前記フック材は、前記基材の表面積1cm当たり、15〜900個の密度で配列されていることを特徴とするフック型締結要素にある。
また、本発明は、そのもう1つの面において、本発明によるフック型締結要素を備えた吸収性物品にある。
本発明によれば、以下の詳細な説明から理解できるように、ある物品を別の物品に取り付け、固定する際に有用な、従来の粘着テープに代わりうるフック型の締結要素を提供することができる。本発明のフック型の締結要素は、特に、第1の物品として吸収性物品を選択し、その吸収性物品を下着、衛生用品などの第2の物品に取り付け、固定するときに特に有用である。
例えば、本発明の締結要素は、フック材が主体となって構成されているので、第2の物品に対する繰り返しの貼り剥がしが可能であり、位置決めも容易に実施できる。また、この締結要素を使用すると、フック材に由来する優れた係合力(締結性能)のため、例えば第1の物品として吸収性物品を選択した場合に、その吸収性物品のズレや剥がれ、さらには体液の漏れなどを防止することができる。さらに、フック材の締結ヘッドが下着などの表面組織とほどよく交絡するので、同一の下着などを繰り返し使用した場合にも、その下着などの素材を傷めることや毛羽立ちなどを生じることがほとんどない。これにより、下着などの可使寿命を大幅に延長できる。
また、従来のフック材では、それが良好に係止可能であるように第2の物品にループあるいはそれに類する係止補助機構を取り付けておく必要があったけれども、本発明の締結要素の場合、その特別なフック構造のため、多少の凹凸あるいは編織構造を表面に有する下着類にそのまま締結要素を係止させ、第1の物品を安定に固定することができる。
さらに、本発明の締結要素は、粘着剤や粘着テープに依存していないので、吸収性物品を下着などに取り付けるときに不可避であった問題点、例えば、廃棄物(例えば、使用済みのリリースライナー)の発生、粘着面のべたつき、下着などにおける粘着剤の積層を解消することができる。
さらにまた、本発明の締結要素は、上述のような優れた作用効果をもたらすので、吸収性物品全般に対して広く、有利に使用することができる。また、必要に応じて、吸収性物品以外の物品に対しても締結目的で有利に使用することができる。
本発明によるフック型締結要素及び吸収性物品は、それぞれ、いろいろな形態で有利に実施することが可能である。以下、下記の実施の形態に限定されるわけではないけれども、いくつかの好ましい実施の形態を添付の図面を参照しながら説明する。
本発明は、1つの面において、第1の物品、典型的には吸収性物品、例えば使い捨ておむつやその他の製品、例えば尿取りパッド、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッドなどに取り付けて使用されるフック型締結要素にある。なお、本発明のフック型締結要素が締結されるべき第2の物品は、第1の物品の種類などに応じて広く変更可能であり、例えば上記のような吸収性物品を第1の物品として選択した場合、典型的には下着類である。なお、フック型締結要素は、下着類の表面組織にそのヘッド部を直接的に交絡させて固定材として使用することができるが、必要ならば、その下着類に予め取り付けた、メカニカルファスナーのループ材やその他の補助手段に交絡させてもよい。
図1は、第1の物品として吸収性物品(尿取りパッド)20を使用して、その液体不透過性のバックシート22の2個所に本発明のフック型締結要素10を取り付けた実施形態を模式的に示したものである。また、図2は、図1に示した尿取りパッド20を第2の物品としての下着30に取り付ける前の状態を模式的に示した断面図であり、図3は、図1に示したフック型締結要素10を拡大して示した断面図である。なお、説明の簡略化のために模式的に示されているが、尿取りパッド20は、液体吸収性の内装材23、例えば高分子吸収体を液体透過性のトップシート21と液体不透過性のバックシート22とで包み込んだ構成を有している。
本発明のフック型締結要素10は、一般的に述べると、図2に示されるように、多数の微細なフック材2が基材1の表面に密に立設された薄いフィルムあるいはシートの形態を有している。より具体的には、フック型締結要素10は、フレキシブルな基材1と、この基材1の片面に配列された複数個のフック材2とを含み、また、フック材2は、それぞれ、基材1と一体的に形成されたものであって、その基材の表面に立設されたステム4と、そのステムの頂部に形成された締結ヘッド14とを有している。
フック型締結要素10の基材1は、この技術分野において一般的に行われているように、各種の天然もしくは合成の材料から構成することができる。特に本発明の実施には、締結要素10が第1及び第2の物品に対して良好に追従するのを可能とするため、フレキシブルな材料から基材を構成することが好ましい。基材に適当な材料としては、以下に列挙するものに限定されるわけではないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン−ポリエチレンブロックコポリマー、ポリエステル、塩化ビニル、ポリアセテート、ポリアミド、エラストマー等の樹脂材料を挙げることができる。これらの材料は、単独で使用してもよく、あるいは2種類もしくはそれ以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの材料は、通常、フィルム又はシートの如き成形体の形態で使用されるが、必要ならば、織布、不織布、編織布等の形態で使用してもよい。特に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン−ポリエチレン共重合体、ポリエステル、エラストマーあるいはその混合物は、適度な柔軟性があり、低コストであるので、本発明の実施に好適である。
また、基材1は、透明、半透明又は不透明のいずれであってもよいが、第1の物品の種類などによっては、清潔感を維持するなどの目的で、暗色系統の着色を避けることが好ましい。また、締結要素10の取り扱い性などを改善する目的で、基材1の背面、すなわち、フック材が配列された側とは反対側の表面に模様などを印刷したり、さもなければ、基材の成形時にその原料に顔料や蛍光染料などを配合したりしてもよい。締結要素10を透かして観察される模様や蛍光色などの助けにより、締結要素10の取り付け位置を特定しやすくなるからである。
さらに、基材1は、締結要素10の軽量化、取り扱い性などを考慮して、なるべく薄く形成することが好ましい。基材1の厚さは、通常、約10〜400μmの範囲であり、好ましくは、約5〜150μmの範囲である。本発明のフック型締結要素10において、フック材2を支持する基材1の厚さが10μmを下回ると、所定の形状及びサイズをもったフック材を十分に支持できなくなるばかりでなく、フック材に腰がなくなり、フック材の取り扱い性が低下する。反対に、基材1の厚さが400μmmを上回ると、ゴワゴワ感が発現し、フック材のソフト感が損なわれる。
フック型締結要素10において、必要に応じて基材1とは別の材料からフック材2が形成されてもよいが、通常、基材1の片面上に多数個のフック材2が一体的に結合せしめられていることが好ましい。フック材2は、基材1の上に秩序的あるいは規則的に配列されていてもよく、無秩序に配列されていてもよいが、通常、秩序的あるいは規則的に配列されているほうが、係止力の強化や成形の容易性などの面で有利である。ここで、基材1に対するフック材2の一体的結合は、いろいろな形態を包含することができ、例えば、基材との同時成形による一体化、基材に対する埋め込みあるいは植え付け、接着剤による接合などを挙げることができる。基材との同時成形による一体化が最も好適である。
フック材2は、ステム4と、ステムの頂部にそのステムから少なくとも部分的に張り出した形で形成された締結ヘッド14とから構成される。締結ヘッド14の形状は、それが交絡せしめられるべき第2の物品の表面組織、例えば下着の繊維組織あるいは場合によりループ材のループに絡み合って所期の締結能力を実現する限りに特に限定されないというものの、この技術分野において多用されているように、円板、鍵(ホック)、くさび、やじり、きのこ(マッシュルーム)などの形状を有することが好ましい。また、したがって、かかる締結ヘッドの上部表面は、その形状を真上からの投影光で観察した場合、円形、楕円形、長方形、正方形、ひし形、台形などの形状を有することができる。例えば、図3のフック型締結要素10は、そのフック材2のステム4の頂部に円板形の締結ヘッド14を有している。また、図3のフック型締結要素10の1変形例を示した図4のフック型締結要素10は、そのステム4の頂部にマッシュルーム形の締結ヘッド14を有している。
フック材2は、いろいろな材料から形成できるというものの、通常、上記した基材1と同様な材料から形成するのが有利である。すなわち、フック材4の形成に適当な材料としては、以下に列挙するものに限定されるわけではないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン−ポリエチレンブロックコポリマー、ポリエステル、塩化ビニル、ポリアセテート、ポリアミド、エラストマー等の樹脂材料を挙げることができる。特に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン−ポリエチレン共重合体、ポリエステル、エラストマーあるいはその混合物が本発明の実施に好適である。
さらに具体的に説明すると、フック材2の形成において、ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)の樹脂混合物を有利に使用することができる。すなわち、PPとPEの樹脂混合物を出発物質として使用して、熱成形あるいは必要に応じてその他の成形技術によってフック材2を成形することができる。熱成形法としては、例えば、特表平6−500486号公報、特表平8−508910号公報などに記載の方法を挙げることができる。
また、PPとPEの樹脂混合物は、任意の混合比で使用できるというものの、通常、PPとPEを約95:5〜30:70の重量比で混合することが好ましい。PPとPEの混合物において、PPの量が上記の上限を上回ると、PPの特性が支配的になり、フック材が硬くなってしまう。反対に、PPの量が上記の下限を下回ると、フック材に対する基本的な要求特性である係合力が低下し、その実用性が乏しくなってしまう。
さらに、フック材2の形成において、いろいろなPPとPEを使用することができる。例えば、PPは、単独重合体又は共重合体のいずれであってもよい。また、PEは、以下に列挙するものに限定されるものではないが、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などを包含する。PEとしては、とりわけLDPE、LLDPEなどを有利に使用することができる。本発明の実施に好適なPP及びPEのさらに詳細については、例えば、特開平9−313218号公報、特表2001−518336号公報などの記載を参照されたい。
本発明のフック型締結要素10では、フック材2の構成が重要な要件となっている。すなわち、フック材2は、
(1)ステム4の高さ及び締結ヘッド14の高さの合計(h)に対する締結ヘッド14の上部表面の最大幅(w)の比(本発明では、これを「アスペクト比」と呼ぶ)は、約1.4以上であること(図3を参照されたい)、及び
(2)基材1の表面積1cm当たり、約15〜900個の密度でフック材2が配列されていること
が必要である。
本発明のフック型締結要素10では、フック材2のアスペクト比を約1.4もしくはそれ以上の高いレベルに設定することによって、すなわち、ステム4の頂部に形成された円板やその他の形状の締結ヘッド14を比較的に小さく構成することによって、第2の物品の表面にフック材2をほどよく交絡させることができ、繰り返し貼り剥がしが可能で位置決めが容易であるばかりでなく、素材を傷めることがほとんどなく、かつ第1の物品を第2の物品上に強固に固定でき、ズレの発生を防止することができる。また、本発明のフック型締結要素10は、その微細で高性能なフック材2の存在により、織物、編物、編織物、不織布、フェルトなどの繊維材料に対して、別にループ材などを介在させることなく、強固に係止させることができるという点でも注目に値する。下着等にループ加工などを施さないで済むので、汎用性が増し、コストの低減にもつながる。フック材2において、そのアスペクト比が1.4を下回ると、取り扱い性が低下し、ズレや毛羽立ちなどの不具合が発生する。フック材2のアスペクト比は、さらに好ましくは、約2.0もしくはそれ以上である。フック材2のアスペクト比の上限は、特に規定されるものではないが、通常、約2.8である。アスペクト比は2.8を上回ると、ステムの長さが目立ち、係止力そのものが低下してしまい、繰り返しの貼り剥がしもできなくなる。なお、かかる高アスペクト比をもったフック材2は、フック材2の成形時、ヘッド部を成形装置の加熱表面で変形させる際に、通常実施しているものよりも溶融部分が少なくなるように加工を実施することによって、容易に形成可能である。
上記のような作用効果は、フック材2の分布密度を調整して、基材1の表面積1cm当たり、約15〜900個の密度でフック材2が配列されているように構成することで、より一層高めることができる。フック材2の分布密度が15個/cmを下回ると、フック材2の数が少なすぎるために満足しうる絡み合いを達成することができず、反対に900個/cmを上回ると、相隣れるフック材2どうしの間隔がなくなってしまうので、フック材2を深く絡み合わせることができなくなるために、同じく満足しうる絡み合いを達成することができない。フック材の分布密度は、好ましくは、約100〜400個/cmである。
上記したように、フック材2は、ステム4とその頂部の締結ヘッド14とからなり、アスペクト比は1.4以上であるが、この要件を満たす限り、フック材2の高さ、すなわち、ステム4の高さ及び締結ヘッド14の高さの合計(h)は、フック材の素材、基材の厚さ及びその他のファクターに応じて広い範囲で変更することができる。フック材2の高さは、通常、できる限りに小さくかつ均一であるように調整されていることが好ましい。フック材2の高さは、通常、その基部(基材1と隣接する部分)から測定して約0.1〜1.3mmの範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは、約0.2〜0.5mmの範囲である。本発明に従うと、フック材に対してこのような高さを付与することによって、優れた柔らかさと強い係合力を保証することができる。
また、フック材2において、そのステム4は、基材1と隣接する部分(基部)の直径が約0.1〜0.6mmの範囲であることが好ましく、さらに好ましくは、約0.1〜0.3mmの範囲である。さらに、フック材2の締結ヘッド14は、上記したように任意の形状及びサイズとすることができる。
本発明のフック材2は、適度の剛性を有していることが好ましい。フック材2の剛性は、通常、約0.01〜0.1N/9mmであることが好ましい。フック材2の剛性が0.01N/9mmを下回ると、フック材としての十分な機能が得られなくなる。反対に、フック材の剛性が0.1N/9mmを上回ると、ゴワゴワ感が発現し、フック材のソフト感が損なわれる。フック材2の剛性は、好ましくは、約0.01〜0.08N/9mmの範囲である。
本発明によるフック型締結要素10は、第1の物品をいろいろな素材からなる第2の物品に取り付け、安定に固定するために使用することができる。また、第1の物品は、第2の物品に取り付けた後、必要ならば、第2の物品から容易に取り外すことが可能であり、よって、第2の物品を繰り返し使用することができる。第1の物品は、本発明のフック型締結要素10の特徴を利用することができる限り、特に限定されるわけではない。適当な第1の物品は、例えば、吸収性物品、例えば使い捨ておむつ、尿取りパッド、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッドなどである。
第1の物品と同様に、第2の物品も特に限定されるわけではない。但し、第2の物品は、それにフック型締結要素10の微細なフック材2が交絡する必要があるので、凹凸、編織目等の微細な組織が表面を覆った繊維材料、例えば編物、織物、編織物、不織布、フェルトなどからなるのが好ましい。本発明のフック型締結要素10では、従来のように、フック材2の係止力を高めるため、第2の物品の所定の位置にそのフック材2に適合したループ材あるいはそれに類するものを取り付ける必要はないが、もしも取り付けるのであれば、ループ材は、通常、基材と、その片面に設けられたループとから構成されるのが好ましい。ここで、ループとは、それがフック材2との係合機能を有する限りにおいて特に限定されるものではなく、したがって、ループ体そのものであってもよく、さもなければ、織布、不織布などのループ保有材料であってもよい。必要ならば、これらのループを組み合わせて使用してもよく、あるいは積層体の形で使用してもよい。積層体は、例えば、上述のようなループをプラスチックフィルム等にラミネートすることによって形成することができる。また、ループ材は、適宜起毛、エンボス、印刷、染色等の加工がなされていてもよい。第2の物品の具体例は、以下に列挙するものに限定されないが、衣料品又はそれに類する物品、例えば下着類、例えばショーツ、ブラジャーなどや、衛生用品、例えば使い捨てオムツなどである。
本発明のフック型締結要素10は、いろいろな固定手段を使用して第1の物品に取り付けて使用することができる。また、固定手段によって達成される物品/フック型締結要素の結合強度は、本発明によるフック型締結要素の締結効果にも影響があるので、実使用時の締結要素と第2の物品との結合強度よりも大であることが必要である。適当な固定手段としては、例えば、接着剤、粘着剤、粘着テープ、グルー、熱融着(ヒートシール)、超音波加熱(ソニックボンド)等による接着、一体成形、縫製、ステープラーによる機械的固定などを挙げることができる。
固定手段として接着剤を使用する場合には、例えば図3及び図4に示すように、フック材2が配列された側とは反対側の基材1の表面に接着剤層3を設けるのが一般的である。ここで、適当な接着剤としては、例えば、ホットメルト型接着剤(例えば、ジェットメルト)などを挙げることができる。また、適当な粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、SIS系粘着剤などを挙げることができる。粘着剤に塗料を加えたり、粘着テープに印刷を施して締結要素の位置を特定しやすいようにすることも可能である。接着剤層3の厚さは、広い範囲で変更することができるが、通常、約5〜200μmの範囲であり、好ましくは約10〜150μmの範囲である。接着剤層3の厚さが5μmよりも小さいと、第1の物品に対して締結要素を強力に接合することができず、反対に200μmよりも大きいと、締結要素の全体の厚さが増すので、見栄えが悪くなり、使用感も低下する。
図2には、図1に示した第1の物品20を第2の物品30に取り付ける前の状態が模式的に示されている。第1の物品20は、尿取りパッドであり、液体吸収性の内装材23を包み込んだ液体不透過性のバックシート22に本発明のフック型締結要素10が接着剤層(図示せず)を介して取り付けられている。一方、第2の物品30は、下着であり、木綿製の基布35の表面には編織構造36が備わっている。編織構造36は、基布35の表面にすでに備わっているものであり、特別に加工したものではないが、必要ならば、編織構造に代えて、フック材2の締結ヘッド14と効果的に絡み合うことのできるループ材を取り付けてもよい。
本発明は、もう1つの面において、本発明によるフック型締結要素を備えた吸収性物品にある。吸収性物品の例は、先に説明したように、使い捨ておむつ、尿取りパッド、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッドなどであり、これらの吸収性物品を別の物品、例えば下着などに取り付ける際、本発明のフック型締結要素を着脱自在な固定材として利用することができる。フック型締結要素を固定材として使用したときに得られる作用効果は、前記した通りである。
引き続いて、本発明を下記の実施例によってさらに説明する。なお、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではないことを理解されたい。
メカニカルファスナーの作製
下記の比較例1〜5及び実施例1〜10においてフック型締結要素として使用するため、図3に示すような、ステム4に円板形のヘッド14を備え、アスペクト比を異にするフック材2からなるメカニカルファスナー(雄材)10を作製した。
50重量部のポリプロピレン樹脂(商品名「SRC70615」、ダウ・ケミカル社製)と50重量部のポリエチレン樹脂(LDPE、商品名「JMA01N」、日本ポリオレフィン社製)の混合物(PP/PE=1)を特表平8−508910号公報に記載の方法で熱成形してフック材を作製した。なお、アスペクト比が約1.0、約1.4及び約2.0となるように熱成形の条件を変更した。それぞれのフック材のサイズは、下記の通りである。
〔アスペクト比が約1.0のフック材〕
基材の厚さ:90μm
ステムの直径:180μm
ステムの高さ:240μm
円板ヘッドの直径:300μm
円板ヘッドの高さ:45μm
フック材の分布密度:約250個/cm
〔アスペクト比が約1.4のフック材〕
基材の厚さ:90μm
ステムの直径:180μm
ステムの高さ:300μm
円板ヘッドの直径:250μm
円板ヘッドの高さ:50μm
フック材の分布密度:約250個/cm
〔アスペクト比が約2.0のフック材〕
基材の厚さ:90μm
ステムの直径:180μm
ステムの高さ:350μm
円板ヘッドの直径:210μm
円板ヘッドの高さ:70μm
フック材の分布密度:約250個/cm
それぞれのフック材にSIS系粘着剤を塗工して厚さ25μmの接着剤層を形成した後、フック材を異なる幅及び長さを有する矩形シートに裁断し、下記のサンプルA〜Eを作製した。
サンプルA:幅13mm×長さ13mm
サンプルB:幅15mm×長さ13mm
サンプルC:幅18mm×長さ13mm
サンプルD:幅29mm×長さ13mm
サンプルE:幅18mm×長さ18mm
下記の比較例1〜5及び実施例1〜10において、それぞれ、次のようなメカニカルファスナーを使用した。
比較例1:サンプルA、アスペクト比=約1.0
比較例2:サンプルB、アスペクト比=約1.0
比較例3:サンプルC、アスペクト比=約1.0
比較例4:サンプルD、アスペクト比=約1.0
比較例5:サンプルE、アスペクト比=約1.0
実施例1:サンプルA、アスペクト比=約1.4
実施例2:サンプルB、アスペクト比=約1.4
実施例3:サンプルC、アスペクト比=約1.4
実施例4:サンプルD、アスペクト比=約1.4
実施例5:サンプルE、アスペクト比=約1.4
実施例6:サンプルA、アスペクト比=約2.0
実施例7:サンプルB、アスペクト比=約2.0
実施例8:サンプルC、アスペクト比=約2.0
実施例9:サンプルD、アスペクト比=約2.0
実施例10:サンプルE、アスペクト比=約2.0
参考例
直径約100mmの母乳パッド(市販品)を用意した。横位置を縦位置に変更した違いを除いて図5(B)に示すようにして、母乳パッド20の上下2個所に、アクリル系両面粘着テープ(幅20mm×長さ38mm、2mm間隔で5列の粘着面)を貼り付けて供試母乳パッドを作製した。次いで、この供試母乳パッドを専用ポケット付きのブラジャーに装着し、下記の項目に関して評価した。得られた評価結果を下記の第1表〜第3表に示す。
〔取り出し易さ〕
使用済みの母乳パッドをブラジャーのポケットから取り出すときの取り出し易さを「良し(○)」「悪し(×)」で評価したところ、「×」と判定された。
〔装着し易さ〕
母乳パッドをブラジャーのポケットに装着するときの装着し易さを「良し(○)」「悪し(×)」で評価したところ、「×」と判定された。
〔装着中のずれ〕
母乳パッドをブラジャーのポケットに装着した後、装着中のずれの発生を「あり」「なし」で評価したところ、「なし」と判定された。
〔装着中のよれ〕
母乳パッドをブラジャーのポケットに装着した後、装着中のよれ(粘着テープ以外の部分)の発生を「あり」「なし」で評価したところ、「なし」と判定された。
〔ブラジャーの外観〕
母乳パッドをブラジャーのポケットに装着し、使用した後、母乳パッド脱着後のブラジャーの表面(母乳パッド貼付面)の状態を目視により観察し、粘着剤の堆積の有無、毛羽立ちの有無などを評価したところ、毛羽立ちは発生しないというものの、繰り返し使用したときには粘着剤の堆積があることが確認された。
〔母乳パッドの外れ〕
母乳パッドをブラジャーのポケットに装着し、使用した後、ブラジャーのポケット内における母乳パッドの外れを目視により「あり」「なし」で評価したところ、「なし」と判定された。
比較例1〜5
直径約100mmの母乳パッド(市販品)を用意し、それぞれの比較例のメカニカルファスナー(上記の作製例を参照)を接着剤層を介して取り付けた。比較例1〜3では、図5(A)に示すように母乳パッド20の1個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドと、図5(B)に示すように母乳パッド20の上下2個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドを作製した。また、比較例4〜5では、図5(A)に示すように母乳パッド20の1個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドを作製した。メカニカルファスナーを母乳パッドに密着させるため、メカニカルファスナーの上に重さ1kgのローラーを載置した後、ローラーを一往復させて圧着した。
次いで、それぞれの母乳パッドを専用ポケット付きのブラジャーに装着し、前記参考例に記載の手順に従って、取り出し易さ、装着し易さ、装着中のずれ、装着中のよれ、ブラジャーの外観及び母乳パッドの外れの各項目に関して評価試験を実施した。得られた評価結果を下記の第1表に示す。
Figure 2007044139
実施例1〜5
直径約100mmの母乳パッド(市販品)を用意し、それぞれの実施例のメカニカルファスナー(上記の作製例を参照)を接着剤層を介して取り付けた。実施例1〜3では、図5(A)に示すように母乳パッド20の1個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドと、図5(B)に示すように母乳パッド20の上下2個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドを作製した。また、実施例4〜5では、図5(A)に示すように母乳パッド20の1個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドを作製した。メカニカルファスナーを母乳パッドに密着させるため、メカニカルファスナーの上に重さ1kgのローラーを載置した後、ローラーを一往復させて圧着した。
次いで、それぞれの母乳パッドを専用ポケット付きのブラジャーに装着し、前記参考例に記載の手順に従って、取り出し易さ、装着し易さ、装着中のずれ、装着中のよれ、ブラジャーの外観及び母乳パッドの外れの各項目に関して評価試験を実施した。得られた評価結果を下記の第2表に示す。
Figure 2007044139
実施例6〜10
直径約100mmの母乳パッド(市販品)を用意し、それぞれの実施例のメカニカルファスナー(上記の作製例を参照)を接着剤層を介して取り付けた。実施例6〜8では、図5(A)に示すように母乳パッド20の1個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドと、図5(B)に示すように母乳パッド20の上下2個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドを作製した。また、実施例9〜10では、図5(A)に示すように母乳パッド20の1個所にメカニカルファスナーを取り付けた供試母乳パッドを作製した。メカニカルファスナーを母乳パッドに密着させるため、メカニカルファスナーの上に重さ1kgのローラーを載置した後、ローラーを一往復させて圧着した。
次いで、それぞれの母乳パッドを専用ポケット付きのブラジャーに装着し、前記参考例に記載の手順に従って、取り出し易さ、装着し易さ、装着中のずれ、装着中のよれ、ブラジャーの外観及び母乳パッドの外れの各項目に関して評価試験を実施した。得られた評価結果を下記の第3表に示す。
Figure 2007044139
上記第1表〜第3表に記載の評価結果から理解されるように、従来の方法に従い粘着テープを母乳パッドの固定材として使用した場合には、パッド装着中におけるずれやよれ、あるいは脱着時の外れを回避することができるが、取り扱い性に問題があり、繰り返し使用したときには粘着剤の積層の問題も発生する。これに対して、粘着テープに代えてメカニカルファスナーを使用した場合には、取り扱い性を向上させることができる。さらに、フック材のアスペクト比が約1.0のときには毛羽立ちの問題が発生したけれども、本発明に従いアスペクト比を1.4又は2.0に高めた場合、毛羽立ちの問題も解消することができた。
本発明によるフック型締結要素を第1の物品に取り付けた1実施形態を示した斜視図である。 図1に示した第1の物品を第2の物品に取り付ける前の状態を模式的に示した断面図である。 図1に示したフック型締結要素を拡大して示した断面図である。 図3に示したフック型締結要素の1変形例を示した断面図である。 実施例で、評価目的で使用された第1の物品におけるフック型締結要素の取り付け位置を示した平面図である。
符号の説明
1 基材
2 フック材
3 接着剤層
4 ステム
10 フック型締結要素
14 締結ヘッド
20 第1の物品
30 第2の物品

Claims (11)

  1. 第1の物品に取り付けられ、その第1の物品を第2の物品に取り付け、固定するために用いられるフック型締結要素であって、
    前記締結要素は、フレキシブルな基材と、該基材の片面に配列された複数個のフック材とを含み、
    前記フック材は、それぞれ、前記基材と一体的に形成されたものであって、その基材の表面に立設されたステムと、そのステムの頂部に形成された締結ヘッドとを有しており、
    前記フック材において、ステムの高さ及び締結ヘッドの高さの合計に対する締結ヘッドの上部表面の最大幅の比は、1.4以上であり、そして
    前記フック材は、前記基材の表面積1cm当たり、15〜900個の密度で配列されていることを特徴とするフック型締結要素。
  2. 前記締結ヘッドは、円板、鍵、くさび、やじり又はきのこの形状を有することを特徴とする請求項1に記載のフック型締結要素。
  3. 前記締結ヘッドの上部表面は、その形状を真上からの投影光で観察した場合、円形、楕円形、長方形、正方形、ひし形又は台形であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフック型締結要素。
  4. 前記基材は、10〜400μmの厚さを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフック型締結要素。
  5. 前記基材は、前記フック材が配列された側とは反対側の表面に接着剤層をさらに有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のフック型締結要素。
  6. 前記接着剤層は、5〜200μmの厚さを有していることを特徴とする請求項5に記載のフック型締結要素。
  7. 前記第1の物品を前記第2の物品に取り付けた後、前者を後者から取り外し可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のフック型締結要素。
  8. 前記第1の物品は、吸収性物品であり、かつ前記第2の物品は、衣料品又はそれに類する物品であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のフック型締結要素。
  9. 前記第1の物品は、使い捨ておむつ、尿取りパッド、生理用ナプキン、パンティライナー及び母乳パッドからなる群から選ばれた吸収性物品であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のフック型締結要素。
  10. 請求項1に記載のフック型締結要素を備えた吸収性物品。
  11. 使い捨ておむつ、尿取りパッド、生理用ナプキン、パンティライナー及び母乳パッドからなる群から選ばれた吸収性物品であり、前記フック型締結要素を固定材として備えることを特徴とする請求項10に記載の吸収性物品。
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