JP2020097813A - 顔面装着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用に違和感が無い、アンカー部材及び顔面装着部材からなる顔面装着構造を提供する。【解決手段】顔面10へ予め取付けられるアンカー部材20は基部と雄側係合部材を有する雄側面ファスナーからなり、基部は、裏面が平滑面をなし、この平滑面に粘着層が設けられて顔面へ直接貼り付けられる。顔面装着部材30は繊維素材からなり、その左右端部を雌側面ファスナーとして機能する結合部33とする。この結合部33をアンカー部材20へ係合させることで、別体の雌側面ファスナーを用いずに顔面装着部材30自体を直接アンカー部材20へを止着させることができ、係合部を薄型とすることができるため使用時に違和感がなくなる。【選択図】図1

Description

この発明は、予め顔面へ取付けられマスクなどの物品を顔面へ止着するために用いられるアンカー部材、及びこのアンカー部材に止着される顔面装着部材とからなる、顔面装着構造に関する。
顔へ予めアンカー部材を取付け、このアンカー部材を介してマスクを着脱自在に顔面へ取付けたものは公知である。このようにしたマスクは、従来のように耳掛け紐を介して耳へ取付けないので、長時間使用しても耳の付け根が痛くなるようなことが無く、快適に使用できる。また、アンカー部材はマスクを止着しないとき、それ自体を顔面に露出させて装飾部材として利用することもできる(特許文献1)。
さらに、耳掛け紐のないマスクの他の例として、マスクをマスク本体と左右方向端部に分離し、左右方向端部を粘着部とし、これを粘着材で顔面へ取付けるとともに、この部分の表面と、これに重なるマスク本体の端部内側に面ファスナー等からなる接続部を設け、この接続部でマスク本体を粘着部と分離・結合にすることにより、マスク本体を顔面上へ着 脱自在にしたものもある(特許文献2)。
なお、一般的な面ファスナーは、互いに係脱する雄側面ファスナーと雌側面ファスナーの組み合わせで構成され、雄側面ファスナーは係合突起を備えるものであり、雌側面ファスナーは雄側面ファスナーの係合突起が係合するループ状等の繊維部分を有するものである。また、本願では雌側面ファスナーと同様に雄側面ファスナーを係合させることを雌側面ファスナー機能ということにする。
特許第4684318号公報 特開2007−20983号公報
ところで、上記特許文献1に記載されているアンカー部材は、先端球状の係合突起を突出形成し、マスク側に設けられている係合凹部と係脱するものであって、係合突起が顔面から大きく突出するので、この係合突起が視界内へ入ると違和感が生じ易い。このため、アンカー部材のみを装飾目的で予め顔面へ取付けておくには適さず、顔面装飾部材としては使いにくいものであった。また、係合突起が邪魔になって、アンカー部材の表面へ模様の印刷等を施して装飾効果を高めることが難しかった。
そこで、顔面上へ違和感なく長時間取付けて装飾的に使用するには、薄くかつ小型にすることが好ましい。このようにできる可能性があるものとして、例えば面ファスナーがある。
しかし、特許文献2に使用を示唆されている面ファスナーは、本来のマスクにおける左右方向端部である比較的大きな面積を有する粘着部の一部表面に取付けられている。このため、顔面上へ取付けられる部分は、マスクの一部である粘着部と、その上に取付けられる面ファスナー等の接続部とからなる部分となり、例えば面ファスナーは比較的剛性が高く厚い部材のため、粘着部と接続部からなる部材は全体が比較的大きく嵩張ったものになる。
このように、マスク本体を支持する顔面側の部材を大きくすると、この部分がマスク本体を外したときそのまま顔面へ残り体裁が悪くなってしまう。そのうえ、嵩張って厚く、比較的大型なので、視界内に入り込んで違和感や不快感を生じる。このため、マスク本体を外したときは、直ちに別のマスク本体を交換取付する場合を除き、上記粘着部を顔面から剥がして取り外すことが前提であり、マスク本体とは別に単独で顔面上へ残して顔面装飾部材として使用するようなことはできなかった。さらに、面ファスナーのみをアンカー部材として使用すること並びに面ファスナーを顔面装飾部材として使用することは想定外であった。
そこで、本願は、使用に違和感が無い、アンカー部材及び顔面装着部材からなる顔面装着構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載した顔面装着構造に係る発明は、顔面(10)へ予め設けられたアンカー部材(20)と、このアンカー部材(20)に止着されて顔面へ着脱自在に装着される顔面装着部材(30)とからなる、顔面装着構造において、
前記アンカー部材(20)は、基部(21)と雄側係合部材(23)を有する雄側面ファスナーからなり、
前記基部(21)は、裏面が平滑面をなし、この平滑面に粘着層(22)が設けられて顔面へ直接取付けられ、
表面には前記雄側係合部材(23)が前記基部から一体に突出形成されるとともに、
前記顔面装着部材(30)は、少なくともその一部自体が、前記雄側係合部材(23)に係脱する雌側面ファスナー機能部をなす繊維素材からなる結合部(33)をなし、
この結合部(33)にて、前記アンカー部材(20)へ着脱自在に止着されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は上記請求項1において、前記顔面装着部材(30)は、マスクカバーもしくはマスクであり、全体が繊維素材からなり、その左右両端部が前記結合部(33)になっていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、アンカー部材として雄側面ファスナーを用い、直接顔面へ取付けたので、アンカー部材を薄型にでき、顔面上へ単独で使用しても目障りになりにくく、違和感のない使用が可能になる。しかも、雄側面ファスナーを用いることによって、アンカー部材の表面が均一化して整然とした面になるため、この面を装飾面とすることができるようになり、アンカー部材を装飾性の高い装飾部材とすることができる。
そのうえ、基部を粘着層で顔面へ直接取付けできるので、他の比較的大きな介在部材を要さず、アンカーは雄側面ファスナー機能部のみの外観をなすため、不要物を外観させず、装飾的に優れた外観にすることができ、かつ比較的小型にして、顔面取付時における苦痛や不快感を低減させることができる。
また、アンカー部材を雄側面ファスナーとし、顔面装着部材の一部自体に、素材が布等からなり雄側面ファスナーと係脱できる雌側面ファスナー機能部を有するものとすることにより、別体の雌側面ファスナーを省略して、顔面装着部材自体を直接アンカー部材へ止着できるので、顔面装着部材の部品点数を削減して、簡単な構造のものにすることができ、顔面装着部材の部品点数を削減して簡単な構造のものにするとともに使用に違和感が無いものにすることができる。
請求項2の発明によれば、顔面装着部材を全体が繊維素材からなるマスクカバーもしくはマスクとしたので、その左右端部を雌側面ファスナーとして機能する結合部とすることができ、別体の雌側面ファスナーを省略することができる。
また、顔面装着部材をマスクカバーとすれば、マスクカバーの着脱により、マスクの着脱ができる。このため、複数のマスクを交換して使用するに際して、マスクカバーを専用品とせず、交換することなく共通に使用し、複数のマスクだけを交換できるので汎用性が増す。
さらに、顔面装着部材をマスクとすれば、耳掛け紐のないマスクの装着が可能になる。
第1実施例に係る斜視図(装着前状態) 第1実施例に係る斜視図(装着時状態) 第1実施例に係るアンカー部材の正面図及び断面図 アンカー部材の基部斜視図及び部分拡大断面図 第2実施例に係るアンカー部材の装着状態斜視図 第3実施例に係るアンカー部材の装着状態斜視図 第4実施例に係るフェイスアクセサリーの取付図 第5実施例に係る斜視図(装着前状態) 第5実施例に係る斜視図(装着時状態) 第6実施例に係る斜視図(装着前状態) 第6実施例に係る斜視図(装着時状態)
図1〜4は第1実施例に係り、図1はマスクカバーを装着する途中の状態、図2は装着後の状態をそれぞれ示す。
顔面10の耳11近傍における左右両頬12に予め雄側面ファスナーアンカー20(本願発明におけるアンカー部材の一例をなす)が着脱自在に取付けられている。雄側面ファスナーアンカー20の取付位置は、頬12のうち、鼻13と耳11の中間部で耳11寄りの位置である。14は目、15は口、16は顎(図5参照)、17は耳前方の髪の毛(「もみあげ」ともいう)である。
なお、雄側面ファスナーアンカー20の取付位置は任意に設定できる。本実施例では、鼻13の先端側後方かつ耳の穴前方に位置する突起11aの前方となる頬骨上位置12aになっている。この位置は、耳たぶ11bの近傍でもあって、雄側面ファスナーアンカー20を容易に取付けできるスペースがあるとともに、マスクカバー30の支持に適した位置であり、かつ雄側面ファスナーアンカー20を露出させる場合に周囲から見えやすい位置でもある。
また、耳前方の髪の毛17と耳11との間に形成される耳前方部12bも、マスクカバー30を支持する雄側面ファスナーアンカー20の取付位置に適している。この位置は、特に化粧をした女性などにおいても、この部分はほとんど化粧がされないため、雄側面ファスナーアンカー20を着脱しても、化粧が乱れる心配のない部分である。
なお、耳前方部12bは、比較的前後方向(横幅方向)の狭い部分であるが、雄側面ファスナーアンカー20を図示形状と異なる楕円等の縦長形状にしておけば、耳前方部12bへ容易に取付けることができる。
左右の雄側面ファスナーアンカー20にはマスクカバー30の左右両端が着脱自在に止着される。マスクカバー30は不織布等の通気性を有する繊維素材であり、左右の頬12間を横断して顔面10の下半部全体を覆う左右方向へ長い部材であり、鼻13、口15、顎16を覆う。
マスクカバー30は本願発明における顔面装着部材の一例であり、左右方向中間部の本体部31と、その左右両側から耳11方向へ延びる延出部32を一体に備え、顔面へフィットするように立体的に形成されている。延出部32の裏側(顔面10に対面する側)で雄側面ファスナーアンカー20に重なる位置には結合部33が設けられている。この例における結合部33は、雌側面ファスナーであり、両面接着等で延出部32の裏面へ予め取付けられている。
雄側面ファスナーアンカー20は雄側の面ファスナーで構成されており、その表面に雄側結合部が設けられ、これに雌側面ファスナーからなる結合部33が係合可能になっており、その結果、結合部33は雄側面ファスナーアンカー20へ係脱自在になっている。
アンカー部材として雄側面ファスナーを用いることによって、雌側面ファスナーの起毛状をなす表面と異なり、アンカー部材の表面が均一化して整然とした面になるため、この面を装飾部とすることができるようになり、アンカー部材を装飾性の高い装飾部材とすることができる。
なお、マスクカバー30がフェルトや不織布、又はガーゼのような織布などの布であり、雄側面ファスナーアンカー20に結合する部分の表面が起毛等してそれ自体が雌側面ファスナーとして機能できる場合は雌側面ファスナーを省略可能であり、顔面装着部材の部品点数を削減して、簡単な構造のものにすることができる。
この雌側面ファスナーと同様に機能する部分を雌側面ファスナー機能部分という。但し、この雌側面ファスナー機能部分は雌側面ファスナー自体も含むものである。
すなわち、結合部33は雌側面ファスナー機能部であり、マスクカバー30の一部(少なくとも雄側面ファスナーのアンカー20へ重なる部分)が起毛等して雌側面ファスナーとして機能する場合は、この部分自体を結合部33とし、別体の雌側面ファスナーを省略することができる。但し、マスクカバー30が布であっても、平織りの場合は、別体の結合部33を設けることが好ましい。
本体部31の裏側には、医療用もしくは衛生用の交換マスク34が重ねられている。交換マスク34は、例えば花粉対策として5μm以上の微粒子を捕捉できる家庭用の衛生マスクであり、市販されている既製品である。但し、耳掛け紐のないフィルター本体部のみからなり、ガーゼや不織布などの適当な素材を単純に四角状に折り畳んだものでもよい。また、マスクの性能は、より小さな微粒子を捕捉できる医療用や産業用のものでもよい。
この交換マスク34は、本体部31の裏側へ重ねられることにより、鼻13、目14もしくは口15を覆った状態で、マスクカバー30により顔面10上へ固定される。但し、交換マスク34をマスクカバー30へ、より確実に固定させるには、必要により両面接着テープ等により仮止めすることもできる。
本体部31の表面には、上部表示35と下部表示36が設けられている。これらはマスクカバー30を上下反対にして使用することを防止するためのものであり、上部表示35は、例えば鼻13の上になる部分に、「NOSE」の文字と上向き矢印、下部表示36はあご16の上になる部分に「CHIN」の文字と下向き矢印を表示することにより形成されている。
ただし、上部表示35と下部表示36はこのような文字や記号に限らず、種々の文字、符号、記号や図形などが可能であり、例えば、△▽などでもよい。
また、結合部33の表側に結合部表示37が設けられ、この例では、結合方向を示す矢印等の適当な表示が設けられている。この表示も、種々の文字、符号、記号や図形などが可能である。
図1に示すように、本体部31の裏側へ交換マスク34を重ね、予め一方側の結合部33を雄側面ファスナーアンカー20へ係合させ、本体部31及び交換マスク34を鼻13、口15上へ重ね、他方側の結合部33を対向する側の雄側面ファスナーアンカー20へ重ねて係合させる。
これにより、図2に示すように、マスクカバー30は左右両端の結合部33が左右両頬12上の雄側面ファスナーアンカー20へ係合することにより顔面10上に止着固定され、同時に交換マスク34もマスクカバー30により顔面10上に固定される。
このとき、マスクカバー30における結合部33表側には、結合部表示37が設けられているので、結合部33を雄側面ファスナーアンカー20の上へ容易に重ねることができる。また、上部表示35と下部表示36の存在により上下の合わせも正確にできる。
この装着状態において、左右の延出部32は交換マスク34から左右へ延び、耳11近傍まで頬12の上を覆う。また、上下方向にても、本体部31の上下部が交換マスク34の上下を越えて長く延びだしている。
したがって、マスクカバー30は交換マスク34を完全に覆い、交換マスク34を露出させないため、顔面装飾としても機能している。
また、交換マスク34を耳掛け紐で耳11へ掛けないため、長時間装着しても耳の付け根が痛くなることがない。
交換マスク34は、必要により交換自由である。交換する場合は、まず、マスクカバー30の左右の結合部33のうち少なくとも一方を雄側面ファスナーアンカー20から外せば、マスクカバー30を顔面10から離し、交換マスク34だけをマスクカバー30及び顔面10から取り外すことができ、交換マスク34のみを交換してマスクカバー30の内側へ重ね、再びマスクカバー30の左右の結合部33を対応する雄側面ファスナーアンカー20へ係合すれば、顔面10上に新たな交換マスク34を装着できる。
しかも、複数の交換マスク34は既製品(耳掛け紐がある場合はこれを切除したもの)が利用できるとともに、これらに対して共通のマスクカバー30を使用できるので、マスクカバー30を専用品とせず、複数のマスクを交換できるようになり汎用性が増す。
アンカーへ止着される形式の従来例のマスクは、耳掛け紐に代わって、左右にアンカー部材へ着脱するための結合部を延出させて設ける必要があるため、専用のものとなり、マスクの性能を変えようとすれば、全体を交換しなければならず、汎用性に乏しいものであった。そこで、異なる性能等を有する複数のマスクを交換使用可能にして汎用性を高めるようにすることが求められていた。
また、雄側面ファスナーアンカー20は予め顔面10へ取り付けたままとしておくことができる。雄側面ファスナーアンカー20は顔面へ粘着剤により取付けてから一度剥がすと、粘着剤の表面に皮脂が付着することにより、再度の粘着が困難になり、繰り返し使用が難しくなるが、雄側面ファスナーアンカー20を剥がさなければ雄側面ファスナーアンカー20は顔面10に対する当初の取付状態を維持し、アンカーとしての機能を失わない。そこで、雄側面ファスナーアンカー20を剥がさず、マスクカバー30のみを脱着することにより、顔面10へマスクカバー30を複数回着脱できる。
しかも、マスクカバー30を装着しないときは、雄側面ファスナーアンカー20が顔面10の上に露出して配置されることになるが、雄側面ファスナーアンカー20の表面には後述するように、印刷により装飾が施されているので、雄側面ファスナーアンカー20を積極的に顔面10の装飾部材として機能させることができる。
図3、図4は雄側面ファスナーとして形成された雄側面ファスナーアンカー20の詳細を示す。図3はAに雄側面ファスナーアンカー20の正面図、BにAのB−B線断面図を示す。これらにおいて、雄側面ファスナーアンカー20は基部21の裏面に適当な粘着剤が塗布された粘着層22が形成され、顔面10へ着脱自在に取付可能である。なお、粘着層22は、両面接着テープ式のものであってもよい。基部21を含む雄側面ファスナーアンカー20は、顔面10の曲面になじんで変形できるようにある程度の柔らかな弾性を有する弾性部材からなる。
基部21の表面側には、雄側係合部材23が形成され、その上に装飾部24が印刷により形成されている。なお、図3のBは、雄側係合部材23及び装飾部24を概略的にかつ誇張したサイズの表記になっている。装飾部24は雄側面ファスナーアンカー20における装飾面でもある。
装飾部24は雄側係合部材23の上から施され、例えば、宝飾類(ビジュー)を模した宝飾風装飾印刷(ビジュー印刷という)となっている。図3のAに示す例では、正面視6角形状をなし、表面全体がビジューの印刷による装飾部24になっている。周囲の縁取り部24cは、カット面を示すように表現されている。
また、ビジュー印刷とすることにより、雄側面ファスナーアンカー20を顔面10へ取付けたまま、これへマスクカバー30を係合しない状態で、顔面10を装飾する宝飾風顔面アクセサリーとすることができる。したがって、雄側面ファスナーアンカー20を単独で比較的長時間顔面10上へ取付けておくことが可能になる。
但し、装飾部24としてビジューの印刷は必須ではなく、宝飾風以外の模様や形状等からなる適宜装飾にすることができる。
図4はAに雄側面ファスナーアンカー20を構成する基部21の表面側の一部を拡大した斜視図、Bに図3のBにおける断面の一部を拡大した拡大断面図を示す。
雄側面ファスナーアンカー20は帯状に連続して製造された雄側面ファスナーの原反ロール、もしくは予めこれを適当長さにカットした正方形もしくは長方形のカットシートから切り出される。以下、原反ロールやカットシートを雄側面ファスナーアンカー20の原材料という。
このとき、原材料からの切り出しに伴う材料ロスの最も少ない雄側面ファスナーアンカー20の形状は、原反の帯形状やカットシートの相似形である正方形もしくは長方形である。このような形状を非ロス形状ということにする。
本願の雄側面ファスナーアンカー20はその形状による装飾性を実現するため、あえて材料ロスの生じる形状を採用している。このような形状は、例えば、円形・楕円形・正六角形、等の幾何学的形状であってもよく、このような形状でも、外接する正方形もしくは長方形、から切り出すとき10%以上の材料ロスを生じる。そこで、このような比較的大きい材料ロスを生じる形状をロス形状ということにする。ロス形状にすることで切り出し後の形状を装飾的にすることができる。本願の雄側面ファスナーアンカー20はすべてロス形状である。
なお、正方形もしくは長方形であっても、面取りや角アール処理することにより、若干の材料ロスを生じるものがある。しかし、このような、面取りや角アール処理は、外接する正方形もしくは長方形に対して数%以下の微小な材料ロスを生じるにすぎないため、このようなものは本願のロス形状に含めず、非ロス形状に含めることにする。
また、非ロス形状で装飾性のないもの、例えば長方形のものであっても、これを複数個使用した場合(図5参照)は、装飾的な使用とする。
以下、雄側面ファスナーアンカー20の細部構造を説明する。まず、Aにおいて、基部21は、ポリプロピレン樹脂等の適宜熱可塑性樹脂からなり、その表面に多数の雄側係合部材23が密に立設されている。各雄側係合部材23は、略きのこ型をなし、基部21から一体に突出形成された軸部23aと、その突出側先端を略偏平形状にした拡大頭部23bとを有する。この例における拡大頭部23bは軸部23aの軸方向から見た平面視で小判状又は長円状になっており、長径部分が最大幅部、短径部分が小幅部になっている。各雄側係合部材23は、隣り合う拡大頭部23bの間に若干の間隙を形成するようにして配列されている。
図4のBに示すように、多数の拡大頭部23bがそれぞれ略偏平形状をなし、若干の間隙を介して配列することにより、表面側を所定距離離れて見たとき(以下、離隔観察という)、各拡大頭部23bの表面がほぼ連続する一つの平面をなすように見える。したがって、各拡大頭部23bの表面に印刷すると、略偏平形状の表面に頭部印刷層24aが形成され、この各頭部印刷層24aが隣り合って密に配列されることにより、ほぼ平坦で実質的に同一平面をなす印刷面を形成するので、この平坦な印刷面へ印刷することにより、全体として美しい装飾部24が形成される。なお、図4のBにおける雄側係合部材23の拡大頭部23bは最大幅部の断面を示している。
このような印刷は、雄側面ファスナーアンカー20を雄側面ファスナーで構成し、雄側係合部材23の先端を略偏平形状の拡大頭部23bとすることにより可能になったものであり、例えば、ホックのような比較的大きな係合部材を設けた場合には実現不可能となる。なお、例えば、雄側係合部材23の先端が尖って急傾斜の鈎形をなす場合には、平坦面が少なくなるため、印刷面が凹凸の大きなものになり、美しい装飾印刷が困難になる。
また、本実施例の頭部印刷層24aのように、略偏平形状の表面ではなく、例えば、半球面状をなすきのこ型であっても、表面の曲率半径が比較的大きく、表面の傾斜が緩ければ、印刷面の凹凸が小さくなるので、美しい装飾印刷をすることが可能になる。ただし、表面側にできるだけ偏平部を設けて平面に近い状態にすることが好ましい。
なお、各拡大頭部23bの間には、基部21上に目地印刷層24bが形成される。この目地印刷層24bは、隣り合う拡大頭部23b間の間隙を埋めるものであり、離隔観察において、頭部印刷層24aと連続し、頭部印刷層24aと目地印刷層24bとにより、印刷むらの少ない装飾部24が形成される。したがって、印刷面が実際には多数の拡大頭部23bからなり、各拡大頭部23b間に微小な間隙が形成されるものであっても、装飾部24はあたかも単一な平面上に印刷されたかのように、滑らかに連続する単一の印刷層からなるもののように見える。このため面ファスナーの表面に対する印刷であっても、ビジューなどを模した高精細で装飾効果の高い表現が可能になる。
この装飾部24は、インクジェット印刷によって形成される。インクジェット印刷とは、公知のインクジェットプリンタにより、被印字媒体に対して微滴化したインクをノズルから直接に吹き付ける印刷方式であり、きめ細かで高精細な印刷が可能である。しかも、ノズルが被印字媒体に非接触であるから、印刷面が個々の独立した多数の拡大頭部23bからなるものであっても、拡大頭部23bを変形させることなく印刷面を安定した状態に保って印刷できる。また、インクが速乾性を有するため、液だれが生じず、拡大頭部23b間に間隙があっても、微滴化したインクが確実に間隙内へ入り込むことにより、輪郭の整った頭部印刷層24aを形成できる。
しかも、インクジェット印刷は雄側面ファスナーアンカー20側へ非接触であるから、印刷時に雄側係合部材23が折れ曲がる等して印刷面が乱れるおそれがないので、より高精細な印刷が可能になる。
なお、紫外線硬化タイプのインク(UVインク)を用いれば、速乾性があり、かつ硬化後の印刷面が硬くなって擦過キズ等の発生が少なくなるので、インクジェットによる安定した装飾部24を形成するインクとしてUVインクが最適である。
そのうえ、インクが微滴であるため、拡大頭部23b間の間隙に入って、基部21上に正確な目地印刷層24bが形成できる。
雄側面ファスナーアンカー20は薄型に形成される。図4のBにおいて寸法の一例を示せば、基部21の肉厚t1が0.1mm及び粘着層22の肉厚t2が0.05mm、雄側係合部材23の突出長さ(頭部印刷層24aを含む)hが0.3mm、全体の肉厚t3が0.45mmである。なお、インクジェット印刷による装飾部24の厚さは、数μm以下のため無視してある(但し、図中の膜厚は誇張して拡大表示している)。
また、拡大頭部23bの最大幅部の寸法d1が0.6mm、軸部23aの直径Dが0.2mm、隣り合う拡大頭部23bの各最大部間の間隙d2が0.2mmである。なお、隣り合う拡大頭部23bの小幅部間の間隙d4(図4のA参照)もd2と同程度もしくはそれより若干狭い程度になっている。
このように、軸部23aが比較的細くかつ突出長さの短い雄側係合部材23を密に設けることにより、薄型の雄側面ファスナーを実現でき、顔面に取付けたとき、顔面から突出する量が少なく、違和感なく快適に顔面へ取付けて使用できる雄側面ファスナーアンカー20とすることができる。
基部21の裏面は平滑面をなしている。これは、基部21と雄側係合部材23を一体に形成することにより可能になる。仮に、雄側係合部材23を基部21と別部材として、基部21へ植毛するように突き刺して設けるとすれば、裏面に雄側係合部材23の端部が多数突出し、この突出部によって裏面が凹凸面になるため、これを顔面へ接触させれば、痛覚を覚えることになり、実際上使用できない。顔面上で使用するには特許文献2に示した結合部のような大きな別部材を介在させて面ファスナーが直接顔面へ接触しないようにしなければならない。
しかし、本願における基部21の裏面は平滑面をなしているので、顔面へ不快感を与えずに取付け、顔面への粘着層22を介しての直接取付が可能になる。
そのうえ、基部21を粘着層22で顔面へ直接取付けできるので、他の比較的大きな介在部材を要さず、雄側面ファスナーアンカー20は雄側面ファスナー機能部のみの外観をなすため、不要物を外観させず、装飾的に優れた外観にすることができ、かつ比較的小型にして、顔面取付時における苦痛や不快感を低減させている。
また、雄側係合部材23は比較的高密度に形成され、髪の毛が絡みにくい構造になっている。雄側係合部材23の密度は、隣り合う雄側係合部材23の間隔に関係し、これを適切に調整することで髪の毛が絡まりにくくすることができる。そのうえ、軸部23aの突出長さを短くして曲がりにくくすることにより、隣り合う雄側係合部材23の間へ髪の毛が入り込みにくくなっている。さらに、隣り合う雄側係合部材23の間隙を直線状に配置しないようにしても隣り合う雄側係合部材23の間へ髪の毛が入り込みにくくなる。
したがって、雄側係合部材23の密度、突出長さ、隣り合う間隙の配置等を適切に調整すれば、髪の毛が絡みにくくなる。髪の毛が絡みにくいか否かは、実際に髪の毛を雄側面ファスナーアンカー20の表面へ接触させることにより確認できる。この際の髪の毛は、一般的なものとされる、太さが0.06mm〜0.10mm(平均0.08mm)のものを基準にする。この範囲の髪の毛の上に雄側面ファスナーアンカー20を置いてから引き離すことにより、雄側面ファスナーアンカー20から髪の毛が自然に分離すれば絡まないと評価し、これを所定回数(例えば、10回)反復することにより、絡まないとの評価が過半数回のとき、絡みにくい構造であると判定する。
このように、髪の毛が絡みにくい構造とすることにより、雄側面ファスナーアンカー20を、髪の毛と接触しやすい顔面へ取付けて使用することが可能になる。
その結果、結合部33との十分な係合力を維持しつつ、薄型かつ小型で、しかも、髪の毛が絡みにくい状態で顔面へ取付けでき、顔面の装飾部材として活用できる。
このように雄側面ファスナーアンカー20自体が薄型であり、そのうえ他の部材を介在せずに直接顔面10へ取付けられることにより、取付状態においても全体として薄型であるので、顔面10の頬12もしくは頬骨上位置12a(図1)等へ取付けても顔面からの突出量が少ないため、目尻側等の視界内に入って目障りになることが少なくなる。このため、顔面アクセサリーとして単独使用するときも、違和感を少なくして、長時間快適に使用することができる。
なお、この寸法は一例であり、使用目的等により自由に種々設定できる。
また、拡大頭部23bを設けることによって、雌側面ファスナー機能部との係合力に大きな方向性を形成できる。すなわち、雌側面ファスナー機能部と係合したとき、係合力は軸部23aの軸直交方向の係合力F1は大きく、雌側面ファスナー機能部を剥がすときにおける軸方向の係合力F2は小さくなる。
ここで、係合力F1及びF2並びに結合力F3は、F3>F1>F2の関係を満たすように設定される。
係合力F2は、図4のBに示すように、拡大頭部23bの傾斜面23cによって調整される。拡大頭部23bの裏面は、軸部23aから拡大頭部23bの突出方向(図の左右方向)先端に向かって斜め上がりに傾斜する傾斜面23cになっている。このようにすると、拡大頭部23bに係合している雌側面ファスナー機能部を、軸部23aの軸方向に沿って図の上方へ矢示F2方向へ剥がすとき、係合力を弱くして剥がし易くなるように調整できる。
このF2方向へ剥がすときの係合力F2は、傾斜面23cの傾斜角度調整や湾曲もしくは凹凸等の種々形状を施すことにより自由に調節できる。
なお、剥がす方向の係合力は、粘着層22の顔面に対する粘着している結合力F3よりも小さくなる様に設定され、雌側面ファスナー機能部を矢示F2方向へ剥がしても、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ粘着状態で残すことができるようになっている。
したがって、マスクカバー30の装着時には、軸部23aに係合した結合部33の雌側面ファスナー機能部が、軸部23aを軸直交方向へ引っ張るため、結合部33は大きな係合力F1にて雄側面ファスナーアンカー20へ係合により止着され、マスクカバー30を確実に顔面10上へ支持できる。
一方、結合部33と雄側面ファスナーアンカー20の係合を解く場合には、結合部33の雌側面ファスナー機能部を軸部23aの軸方向へ引っ張って引き剥がす。このとき係合力F1より小さな係合力F2で引っ張れば、雌側面ファスナー機能部の係合を容易に解くことができる。このため、係合力F1とF2の間に大きな方向性を形成でき、マスクカバー30の顔面10上における支持を確実にするとともに、取り外しを容易にできる。
これにより、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ取付けたままの状態で、マスクカバー30の支持並びに取り外しが可能になる。しかも、F1>F2なる方向性を顕著にすることで、上記、F3>F1>F2の関係を容易に実現できる。
なお、上記の係合力F1及びF2並びに結合力F3の関係は、マスクカバー30以外の後述する他の顔面装着部材を止着する場合も同じである。
このように、剥離時の係合力F2を粘着層22が顔面へ粘着している結合力F3より小さくすることで、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ粘着させた状態のまま、雌側面ファスナー機能部を雄側面ファスナーアンカー20から容易に剥がすことができる。その結果、雄側面ファスナーアンカー20は顔面へ粘着されたままの状態を維持するので、マスクカバー30を取り外した後も、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ残しておくことができ、マスクカバー30の交換や着脱を繰り返すことができる。また、マスクカバー30を取り外したときは、雄側面ファスナーアンカー20を単独で、顔面上のアクセサリーとして装飾的に使用することができる。
また、雄側面ファスナーアンカー20をマスクカバー30と一緒に一度顔面から剥がすと、その後再び同じ雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ取付けようとしても、顔面の皮脂のために粘着層22の粘着力が低下しているため、顔面へ粘着しにくくなる。このため、同じ雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ何回も着脱して反復使用することが困難になる。しかし、雄側面ファスナーアンカー20を剥がさず、装飾部材として顔面上へ残しておくことにより、同じ雄側面ファスナーアンカー20に対して同一又は異なるマスクカバー30を何回も着脱することが可能になり、雄側面ファスナーアンカー20を使い捨てでなく、長く使用することができる。
図5は第2実施例に係る雄側面ファスナーアンカー20をビジュー風にした例である。この例では、略長方形にされた複数の角形アンカー25と、自由な形状の自由形アンカー26を取付けてある。角形アンカー25は複数(3以上)の屈曲点とこれらを結ぶ直線から形成される多角形や星形等からなる直線を主体とする幾何学的に整形された形状をなす。自由形アンカー26は、自然物形状やマスコット図形など、不整形形状や曲線的要素を有するものなどを含むより自由な任意形状からなる。この例では、中央部を抜いて空間にしたオープンハート風の宝飾品形状にされている。
このうち、角形アンカー25は複数個を目尻の下方位置12cから目尻後方位置12dへかけて斜めに配置してある。自由形アンカー26は頬骨上位置12aに設けられている。
但し、各アンカーの配置は、この例に限らず、顔面10上で任意である。
各アンカー25、26は、それぞれ長尺シート状の面ファスナーへインクジェットプリンタでビジュー印刷をしてから所定形状にカットしたものである。印刷の図柄や形状は任意にできる。なお、粘着層22を形成する粘着加工は、カットの前後いずれであってもよい。
このような多数の雄側面ファスナーアンカー20(25、26)を用いた場合、マスクカバー30を装着したとき、一部(例えば、自由形アンカー26)を結合部33と係合させず、露出しておくことにより、マスクカバー30装着時においても顔面のアクセサリーとしても利用できる。
図6は非ビジュー印刷にした別の例(第3実施例)に係り、この例では、小さな国旗等を模したミニフラッグ状のフェイスペイント状アンカー27となっている。国旗等の旗の種類や形状は自由である。このようなフェイスペイント状アンカー27は、サッカーなどの国際マッチの観戦において、顔面10へ直接ペイントで模様等を表現したフェイスペイントに代わる手軽な顔面装飾手段として重宝される。
なお、フェイスペイント状アンカー27は、ミニフラッグ以外にも種々可能であり、例えば、応援チーム名や選手名並びに応援メッセージ等を示す文字や、アニメキャラクター等を模したものでもよい。
このフェイスペイント状アンカー27を用いれば、顔面10へ直接絵の具等でペイントする場合と比べて遙かに容易に顔面装飾できる。絵の具等を用いてフェイスペイントする場合は、表現に限界があるばかりでなく、ペイントを容易に変更できず、そのうえ洗顔に手間取るところ、このような問題が容易に解決され、変化に富んだ顔面装飾を施すことができる。しかも、フェイスペイント状アンカー27として予め多数種類を用意しておくことにより、顔面上のフェイスペイント状アンカー27を瞬時に変化させることができ、頻繁かつ適時に顔面上の表現を変更できる。
図7は第4実施例に係り、顔面装着部材としてのフェイスアクセサリー40を示す。この例は、宝石の側面を模した第1アクセサリー43及び動物マスコットの第2アクセサリー44を示す。但し、これらは一例であり、フェイスアクセサリー40の形状、模様等は任意であり、ビジュー等の装飾性に富むものや、ミニフラッグ、各種メッセージ及びアニメキャラクター等のそれほど装飾レベルが高くないフェイスペイント風の印刷からなる非ビジュー印刷であってもよい。さらにはビジューを模した印刷でなく、ビジュー自体を用いたものでもよい。
図中の丸囲み部に第1アクセサリー43の部分拡大断面を示すように、第1アクセサリー43は、表面を装飾性の高いビジュー印刷がされた装飾面41とし、裏面を例えば公知の手法で設けられたループ状繊維等からなる雌側係合部42を形成した雌側面ファスナー機能部である。装飾面41は雌側係合部42の反対側であり平坦な表面をなしているので、印刷方法などを自由に選択して容易に印刷や着色をすることができる。
なお、ビジューを模した印刷でなく、ビジュー自体を用いる場合は、ビジューの裏面に雌側面ファスナー又は雌側面ファスナー機能部を有する部材を接着すればよい。
第2アクセサリー44の構造も同じであるが、装飾面41はビジュー印刷と異なり、より簡素な印刷としてもよい。
また、フェイスアクセサリー40のサイズは、雄側面ファスナーアンカー20と同じかより大きくして目立ち易くしてもよい。さらに、一端に雌側面ファスナー機能部からなる係合部を設けて雄側面ファスナーアンカー20へ止着させ、ここからぶら下げて振り子状に揺動自在にした揺動型アクセサリーであってもよい。
このフェイスアクセサリー40を、予め顔面10へ取付けられている雄側面ファスナーアンカー20(この例では図1と同様のもの)へ係合させて止着する。予め、多数種類のフェイスアクセサリー40を用意しておけば、これを適宜交換して雄側面ファスナーアンカー20へ止着することにより、変化に富んだ顔面装飾を施すことができ、フェイスペイントの場合と比べて遙かに容易に顔面装飾でき、フェイスペイント状アンカー27を用いる場合と同様の効果が得られる。
図8及び図9は第5実施例に係り、顔面装着部材をアイマスクとした例であり、図8は装着前、図9は装着後の状態を示す。この例では、目14の上を覆うアイマスク50を顔面10上へ雄側面ファスナーアンカー20を介して着脱自在に止着するようになっている。この例では、雄側面ファスナーアンカー20として図5に示す角形アンカー25と自由形アンカー26を用いている。角形アンカー25は目14と耳11の間となる、目尻の下方位置12cから目尻後方位置12dに設けられ、さらに一部が耳前方部12bに設けられている。
自由形アンカー26はそれより下方の鼻13と耳11の間となる頬骨上位置12aに設けられている。この例では、大部分の角形アンカー25はアイマスク50の固定用、耳前方部12bの角形アンカー25及び自由形アンカー26は主として装飾用に設けられている。なお、自由形アンカー26等の非固定用アンカーは、片方の頬12だけに設けることもでき、この例及び次の例ではそのようになっている。
アイマスク50は左右が両目14を覆う帯状の遮光部材であり、裏側適所に雌側面ファスナー機能部からなる結合部51を設けてある。結合部51はアイマスク50のうち、目14から耳11方向へ延びる延出部52の裏側に設けられている。但し、アイマスク50の素材自体が起毛等により雌側面ファスナーとして機能するものであれば、特別に結合部51を設ける必要がなく、延出部52自体を結合部51として利用できる。
一方、目の周囲(この例では目尻の下方位置12c及び目尻後方位置12d)には雄側面ファスナーアンカー20(25)を設けてあるので、アイマスク50を目14の上へ置き、結合部51を雄側面ファスナーアンカー20(25)へ係合させると、アイマスク50が顔面10上へ確実に固定され、睡眠中にアイマスク50がずれたり脱落するおそれが少ない。このとき、目14の周囲へ雄側面ファスナーアンカー20を配置しておくことにより目14の周囲から光が入り込まないようにできる。
目14の周囲に対する雄側面ファスナーアンカー20の配置や数は自由であり、角形アンカー25や自由形アンカー26に限定されない。例えば、目の下位置12e、眉毛の側方端部近傍位置12f、眉毛の上方位置12g(いずれも図8)さらには眉間12h(図8)などの適所へ雄側面ファスナーアンカー20を追加すれば、さらに確実な遮光が可能になる。
図10及び図11は第6実施例に係り、顔面装着部材をファンシーマスクとした例であり、特に、ファンシーマスクを仮装用マスク60とした例である。仮装用マスク60は、両目14部分を横切って覆う略サングラス状の形状をなし、左右の両端部裏側に雌側面ファスナー機能部からなる結合部61が設けられ、その内側に目14を除かせる開口62が左右に設けられている。結合部61は顔面10に予め設けられている雄側面ファスナーアンカー20へ着脱自在に止着する。雄側面ファスナーアンカー20は前実施例(図8・9)と同様である。
このようにすれば、仮装用マスク60を顔面へ容易に止着することができ、取り外したときは雄側面ファスナーアンカー20を顔面装飾として際だたせることができる。また予め複数種類の仮装用マスク60を用意しておけば、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ取付けたままで、これらを手軽に交換して装着できる。
このような、ファンシーマスクは、顔面を装飾するマスクであり、他に、顔面全体を覆う能面や玩具面などが多数ある。いずれの面も、結合部61と目14の覗く開口62を備え、雄側面ファスナーアンカー20へ着脱自在に止着できるようにしてある。
なお、ファンシーマスクを、少なくとも目14を含む顔面10を覆うとともに、目14が覗くための開口を設けるか、少なくとも目14の部分を透明にして外部を見ることができるように視界を確保した顔面被覆部材と定義する。
このようにすると、アイマスク50は類似形態であるが、遮光して視界を塞ぐためのものであるからファンシーマスクと区別される。マスクカバー30も目を覆うものではないから区別される。一方、耳かけ用のつるを設けないファンション性の高いサングラスやメガネ等もファンシーマスクに含まれる。
また、ファッション的でなく専ら機能的用途のファンシーマスクとして試着用のフェイスマスクがある。これは、目14の穴を設けるか少なくとも目の部分を透明にして顔面10全体を覆うようにしたものである。
このフェイスマスクの左右裏側に雌側面ファスナー機能部からなる結合部を設け、雄側面ファスナーアンカー20により顔面10上へ着脱自在に装着できるようにすることで、化粧した女性などの衣服試着時に、化粧が衣服に付着しないようになっている。この場合、アンカー部材20は、化粧落ちの問題を考慮して、ほとんど化粧がされていない耳前方部12b(図10)へ設けることが好ましい。これは化粧をすることの多い女性用の試着用具として特に有効である。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、鼻13や口15を覆うように設けられた衛生用等の既製品マスクを装着する場合、マスクカバー30を用いず、医療用もしくは衛生用のマスクを顔面装着部材として直接雄側面ファスナーアンカー20へ止着させてもよい。この場合、マスクの左右方向端部等の内表面を直接雌側面ファスナー機能部とすることができる。但し、別体の雌側面ファスナーを取付けて結合部33とすることもできる。
このようにすると、耳掛け紐のないマスクの装着が可能になり、耳掛け紐を省略可能になる。しかも、アンカー部材を顔面に取付けておけば、このアンカー部材に対して複数のマスクを適宜交換使用可能になる。
そのうえ、市販の耳掛け紐を有する既製品マスクを使用する場合は、予め既製品マスクから外観を損なわないように耳掛け紐を除去処理するか、又は耳掛け紐を残したまま雄側面ファスナーアンカー20へ止着させることで、マスクカバー30を用いなくても多数種類の既製品マスクを自由に交換して使用する機会を多くすることができる。
さらに、マスクカバー30と同様のもので、簡易なフィルター機能を有する通気性素材で構成されている場合は、内側の交換マスク34を省略した状態で、結合部33を雄側面ファスナーアンカー20もしくは後述する別のアンカー部材へ止着すれば、マスクカバー30と同様の部材を、交換マスク34抜きで直接鼻13や口15を覆って比較的大きな埃等を防ぐ簡易マスクもしくは冬期の防寒マスクとして使用することもできる。この場合は、素材や色の選択もしくは表面へ適当な模様等の装飾を施すこと等により、顔面装飾部材としても機能させることができる。
また、これらの各顔面装着部材を単に止着するためだけの目的でアンカー部材を用いる場合、このアンカー部材は表面に特別な装飾印刷が施されないシンプルなものであってもよい。例えば、前記ロス形状にカットしてアンカー部材を装飾形状とするだけで、素材の地色のまま使用することもできる。また、素材の地色が着色されていればさらに着色による装飾部とすることができる。この場合、アンカー部材全体を有彩色の単色又はマーブル模様で着色形成し、その結果、アンカー部材の表面に、印刷や塗装等の別作業によらない有彩色のカラフルな着色層としての装飾部を形成でき、装飾効果を高めることができる。
この場合、アンカー部材が樹脂製であれば、マスターバッチ法、練り込み法、顔料表面コート法、ドライブレンド等の素材に対する着色方法が可能である。
なお、上記実施例にて説明した装飾部24は、インクジェット印刷によって装飾部を形成したものであるが、他の印刷手法によって形成することもできる。このような他の印刷手法として、平面印刷、凸版印刷、凹版印刷、孔版印刷、レーザープリンタ印刷等が可能である。また、装飾部は、印刷によらず着色によっても形成できる。このような着色方法は種々可能であり、例えば、刷毛や筆等による直接着色又は塗布、エアーブラシ等による噴霧、染料や顔料漬けなど、主として手作業に適したものがある。
また、上記印刷又は印刷によらない着色をする場合において、着色する対象が雄側面ファスナーであって、その表面が均一化して整然とした面になっているため、ここに印刷等で着色することが容易になる。
また、各顔面装着部材(30、40、50、60)は、必ずしも雄側面ファスナーアンカー20と組み合わせることなく、これ以外の別のアンカー部材(例えば、特許文献1記載のもの)を止着対象としてと組み合わせて使用することができる。さらにこの場合は、アンカー側に雌側面ファスナー機能部を設け、顔面装着部材の結合部を雄側面ファスナーで形成してもよい。また、これらの各顔面装着部材を単に止着するためだけの目的でアンカー部材を用いる場合、このアンカー部材は表面に特別な装飾が施されないシンプルなものであってもよい。
このように、アイマスクやファンシーマスクさらにはフェイスアクセサリーのような各種の顔面装着部材を、アンカー部材を用いて顔面へ容易かつ確実に止着できるようにすれば、より多くの部材を顔面装着可能にして、趣味性や利便性を向上させることができる。

10:顔面、11:耳、12:頬、13:鼻、14:目、20:雄側面ファスナーアンカー、22:粘着層、23:雄側係合部材、23a:軸部、23b:拡大頭部、24:装飾部、30:マスクカバー、32:延出部、33:結合部、34:交換マスク、40:フェイスアクセサリー、50:アイマスク、60:仮装用マスク
上記課題を解決するため請求項1に記載した顔面装着構造に係る発明は、顔面(10)へ予め設けられたアンカー部材(20)と、このアンカー部材(20)に止着されて顔面へ着脱自在に装着される顔面装着部材(30)とからなる、顔面装着構造において、
前記アンカー部材(20)は、基部(21)と雄側係合部材(23)を有する雄側面ファスナーからなり、
前記基部(21)は、裏面が平滑面をなし、この平滑面に粘着層(22)が設けられて顔面へ直接取付けられ、
表面には前記雄側係合部材(23)が前記基部から一体に突出形成されるとともに、
前記顔面装着部材(30)は、全体が不織布又は織布などの布であり、その一部自体が、前記雄側係合部材(23)に係脱する雌側面ファスナー機能部をなす繊維素材からなる結合部(33)をなし、
この結合部(33)にて、前記アンカー部材(20)へ着脱自在に止着されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、アンカー部材として雄側面ファスナーを用い、直接顔面へ取付けたので、アンカー部材を薄型にでき、顔面上へ単独で使用しても目障りになりにくく、違和感のない使用が可能になる。しかも、雄側面ファスナーを用いることによって、アンカー部材の表面が均一化して整然とした面になるため、この面を装飾面とすることができるようになり、アンカー部材を装飾性の高い装飾部材とすることができる。
そのうえ、基部を粘着層で顔面へ直接取付けできるので、他の比較的大きな介在部材を要さず、アンカーは雄側面ファスナー機能部のみの外観をなすため、不要物を外観させず、装飾的に優れた外観にすることができ、かつ比較的小型にして、顔面取付時における苦痛や不快感を低減させることができる。
また、アンカー部材を雄側面ファスナーとし、顔面装着部材を全体が不織布又は織布などの布とし、その一部自体を雄側面ファスナーと係脱できる雌側面ファスナー機能部を有するものとすることにより、別体の雌側面ファスナーを省略して、顔面装着部材自体を直接アンカー部材へ止着できるので、顔面装着部材の部品点数を削減して、簡単な構造のものにすることができ、顔面装着部材の部品点数を削減して簡単な構造のものにするとともに使用に違和感が無いものにすることができる。

Claims (2)

  1. 顔面(10)へ予め設けられたアンカー部材(20)と、このアンカー部材(20)に止着されて顔面へ着脱自在に装着される顔面装着部材(30)とからなる、顔面装着構造において、
    前記アンカー部材(20)は、基部(21)と雄側係合部材(23)を有する雄側面ファスナーからなり、
    前記基部(21)は、裏面が平滑面をなし、この平滑面に粘着層(22)が設けられて顔面へ直接取付けられ、
    表面には前記雄側係合部材(23)が前記基部から一体に突出形成されるとともに、
    前記顔面装着部材(30)は、少なくともその一部自体が、前記雄側係合部材(23)に係脱する雌側面ファスナー機能部をなす繊維素材からなる結合部(33)をなし、
    この結合部(33)にて、前記アンカー部材(20)へ着脱自在に止着されることを特徴とする顔面装着構造。
  2. 請求項1において、前記顔面装着部材(30)は、マスクカバーもしくはマスクであり、全体が繊維素材からなり、その左右両端部が前記結合部(33)になっていることを特徴とする顔面装着構造。
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