JP3208342U - 顔面へ取付けるアンカー部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】面ファスナーで形成され、顔面へ予め取付けられて顔面装着部材を止着するアンカー部材であり、肌荒れを生じさせずに顔面へ直接かつ強力に粘着するアンカー部材を提供する。【解決手段】マスクカバーを止着するアンカー部材を、基部21とその表面側へ突出する雄側係合部材23とを一体に備える雄側面ファスナーアンカー20とする。基部21の裏面は平滑面をなし、粘着層22を介して顔面へ痛覚を与えずに直接取付ける。粘着層は、粘着力の強い生体用粘着材とし、粘着力が6.0N/cm以上の高粘着力タイプとする。【選択図】図3
Description
この考案は、耳掛け紐の無いマスク等の顔面装着部材を顔面上へ止着するために、予め顔面へ取付けられるアンカー部材に関する。
顔面へ予めアンカー部材を取付け、このアンカー部材を介して耳掛け紐のないマスクを着脱自在に顔面へ装着することは公知である。また、このアンカー部材を雄側面ファスナーで構成したものもある(特許文献1)。
ところで、上記特許文献1に記載されているアンカー部材は、粘着材により直接顔面へ貼り付けて使用すると肌荒れを起こす可能性があった。
このような肌荒れを生じない粘着材としてはシリコンがあったが、シリコンの粘着力は比較的弱く、顔面に使用するアンカー部材には不向きであった。
したがって、顔面へ強力に粘着でき、しかも肌荒れをしないものが求められていた。
このような肌荒れを生じない粘着材としてはシリコンがあったが、シリコンの粘着力は比較的弱く、顔面に使用するアンカー部材には不向きであった。
したがって、顔面へ強力に粘着でき、しかも肌荒れをしないものが求められていた。
上記課題を解決するため本願考案に係るアンカー部材は、予め顔面(10)へ取付けられて、顔面装着部材(30)を顔面へ止着するアンカー部材(20)において、
このアンカー部材(20)は、顔面へ取付けられる基部(21)と、この基部から一体に突出して先端を係合部とする雄側係合部材(23)とを備えた雄側面ファスナーからなり、前記基部(21)は顔面側に平滑面が設けられ、この平滑面に生体用粘着剤からなる粘着層(22)が設けられ、この粘着層(22)を介して前記基部(21)が顔面(10)へ直接粘着されるとともに、
この生体用粘着剤は、粘着力が3.0N/cm以上の中粘着力タイプ、高粘着力タイプもしくは超高粘着力タイプであることを特徴とする。なお、粘着力が10.0N/cm以上の超高粘着力タイプとすることもできる。
このアンカー部材(20)は、顔面へ取付けられる基部(21)と、この基部から一体に突出して先端を係合部とする雄側係合部材(23)とを備えた雄側面ファスナーからなり、前記基部(21)は顔面側に平滑面が設けられ、この平滑面に生体用粘着剤からなる粘着層(22)が設けられ、この粘着層(22)を介して前記基部(21)が顔面(10)へ直接粘着されるとともに、
この生体用粘着剤は、粘着力が3.0N/cm以上の中粘着力タイプ、高粘着力タイプもしくは超高粘着力タイプであることを特徴とする。なお、粘着力が10.0N/cm以上の超高粘着力タイプとすることもできる。
本願考案によれば、アンカー部材として雄側面ファスナーを用いたので、比較的剛性のある雄側面ファスナーをアンカー部材として、顔面装着部材を確実かつ容易に着脱できる。
しかも、雄側面ファスナーは基部の裏面が平滑面をなすので、雄側面ファスナーを直接顔面へ取付けても顔面に対する痛覚を回避し、顔面に対する不快感を生じさせないようにすることができ、粘着層を介して直接顔面へ取付けることができる。
そのうえ、粘着層を生体用粘着剤とし、その粘着力が3.0N/cm以上の中粘着力タイプ、高粘着力タイプもしくは超高粘着力タイプとしたので、肌荒れを生じることなく顔面へ強く粘着させつつ、顔面装着部材の着脱が可能になる。
しかも、雄側面ファスナーは基部の裏面が平滑面をなすので、雄側面ファスナーを直接顔面へ取付けても顔面に対する痛覚を回避し、顔面に対する不快感を生じさせないようにすることができ、粘着層を介して直接顔面へ取付けることができる。
そのうえ、粘着層を生体用粘着剤とし、その粘着力が3.0N/cm以上の中粘着力タイプ、高粘着力タイプもしくは超高粘着力タイプとしたので、肌荒れを生じることなく顔面へ強く粘着させつつ、顔面装着部材の着脱が可能になる。
図1〜5は一実施例に係り、図1は本願のアンカー部材に対してマスクカバーを装着する途中の状態、図2は装着後の状態をそれぞれ示す。
顔面10の耳11近傍における左右両頬12に予め雄側面ファスナーアンカー20(本願考案におけるアンカー部材の一例をなす)が着脱自在に取付けられている。雄側面ファス
ナーアンカー20の取付位置は、頬12のうち、鼻13と耳11の中間部で耳11寄りの位置である。14は目、15は口、17は耳前方の髪の毛(「もみあげ」ともいう)である。
顔面10の耳11近傍における左右両頬12に予め雄側面ファスナーアンカー20(本願考案におけるアンカー部材の一例をなす)が着脱自在に取付けられている。雄側面ファス
ナーアンカー20の取付位置は、頬12のうち、鼻13と耳11の中間部で耳11寄りの位置である。14は目、15は口、17は耳前方の髪の毛(「もみあげ」ともいう)である。
なお、雄側面ファスナーアンカー20の取付位置は任意に設定できる。本実施例では、鼻13の先端側後方かつ耳の穴前方に位置する突起11aの前方となる頬骨上位置12aになっている。この位置は、耳たぶ11bの近傍でもあって、雄側面ファスナーアンカー20を容易に取付けできるスペースがあるとともに、マスクカバー30の支持に適した位置であり、かつ雄側面ファスナーアンカー20を露出させる場合に周囲から見えやすい位置でもある。
また、耳前方の髪の毛17と耳11との間に形成される耳前方部12bも、マスクカバー30を支持する雄側面ファスナーアンカー20の取付位置に適している。この位置は、特に化粧をした女性などにおいても、この部分はほとんど化粧がされないため、雄側面ファ
スナーアンカー20を着脱しても、化粧が乱れる心配のない部分である。
なお、耳前方部12bは、比較的前後方向(横幅方向)の狭い部分であるが、雄側面ファスナーアンカー20を図示形状と異なる楕円等の縦長形状にしておけば、耳前方部12bへ容易に取付けることができる。
スナーアンカー20を着脱しても、化粧が乱れる心配のない部分である。
なお、耳前方部12bは、比較的前後方向(横幅方向)の狭い部分であるが、雄側面ファスナーアンカー20を図示形状と異なる楕円等の縦長形状にしておけば、耳前方部12bへ容易に取付けることができる。
左右の雄側面ファスナーアンカー20にはマスクカバー30の左右両端が着脱自在に止着される。マスクカバー30は不織布等の通気性を有する繊維素材であり、左右の頬12間を横断して顔面10の下半部全体を覆う左右方向へ長い部材であり、鼻13、口15、顎16を覆う。
マスクカバー30は本願考案における顔面装着部材の一例であり、左右方向中間部の本体部31と、その左右両側から耳11方向へ延びる延出部32を一体に備え、顔面へフィットするように立体的に形成されている。延出部32の裏側(顔面10に対面する側)で雄側面ファスナーアンカー20に重なる位置には結合部33が設けられている。この例における結合部33は、雌側面ファスナーであり、両面接着等で延出部32の裏面へ予め取付けられている。
雄側面ファスナーアンカー20は雄側の面ファスナーで構成されており、その表面に雄側結合部が設けられ、これに雌側面ファスナーからなる結合部33が係合可能になっており、その結果、結合部33は雄側面ファスナーアンカー20へ係脱自在になっている。
なお、マスクカバー30がフェルトや不織布、又はガーゼのような織布などの布であり、雄側面ファスナーアンカー20に結合する部分の表面が起毛等してそれ自体が雌側面ファスナーとして機能できる場合は雌側面ファスナーを省略可能である。
なお、マスクカバー30がフェルトや不織布、又はガーゼのような織布などの布であり、雄側面ファスナーアンカー20に結合する部分の表面が起毛等してそれ自体が雌側面ファスナーとして機能できる場合は雌側面ファスナーを省略可能である。
すなわち、結合部33は雌側面ファスナー機能部であり、マスクカバー30の一部(少なくとも雄側面ファスナーのアンカー20へ重なる部分)が起毛等して雌側面ファスナーとして機能する場合は、この部分自体を結合部33とし、別体の雌側面ファスナーを省略することができる。但し、マスクカバー30が布であっても、平織りの場合は、別体の結合部33を設けることが好ましい。
本体部31の裏側には、医療用もしくは衛生用の交換マスク34が重ねられている。交換マスク34は、例えば花粉対策として5μm以上の微粒子を捕捉できる家庭用の衛生マスクであり、市販されている既製品である。但し、耳掛け紐のないフィルター本体部のみからなり、ガーゼや不織布などの適当な素材を単純に四角状に折り畳んだものでもよい。また、マスクの性能は、より小さな微粒子を捕捉できる医療用や産業用のものでもよい。
この交換マスク34は、本体部31の裏側へ重ねられることにより、鼻13、目14もしくは口15を覆った状態で、マスクカバー30により顔面10上へ固定される。但し、交換マスク34をマスクカバー30へ、より確実に固定させるには、必要により両面接着テープ等により仮止めすることもできる。
本体部31の表面には、上部表示35と下部表示36が設けられている。これらはマスクカバー30を上下反対にして使用することを防止するためのものであり、上部表示35は、例えば鼻13の上になる部分に、「NOSE」の文字と上向き矢印、下部表示36はあご16の上になる部分に「CHIN」の文字と下向き矢印を表示することにより形成されている。
ただし、上部表示35と下部表示36はこのような文字や記号に限らず、種々の文字、符号、記号や図形などが可能であり、例えば、△▽などでもよい。
また、結合部33の表側に結合部表示37が設けられ、この例では、結合方向を示す矢印等の適当な表示が設けられている。この表示も、種々の文字、符号、記号や図形などが可能である。
また、結合部33の表側に結合部表示37が設けられ、この例では、結合方向を示す矢印等の適当な表示が設けられている。この表示も、種々の文字、符号、記号や図形などが可能である。
図1に示すように、本体部31の裏側へ交換マスク34を重ね、予め一方側の結合部33を雄側面ファスナーアンカー20へ係合させ、本体部31及び交換マスク34を鼻13、目14上へ重ね、他方側の結合部33を対向する側の雄側面ファスナーアンカー20へ重ねて係合させる。
これにより、図2に示すように、マスクカバー30は左右両端の結合部33が左右両頬12上の雄側面ファスナーアンカー20へ係合することにより顔面10上に止着固定され、同時に交換マスク34もマスクカバー30により顔面10上に固定される。
これにより、図2に示すように、マスクカバー30は左右両端の結合部33が左右両頬12上の雄側面ファスナーアンカー20へ係合することにより顔面10上に止着固定され、同時に交換マスク34もマスクカバー30により顔面10上に固定される。
このとき、マスクカバー30における結合部33表側には、結合部表示37が設けられているので、結合部33を雄側面ファスナーアンカー20の上へ容易に重ねることができる。また、上部表示35と下部表示36の存在により上下の合わせも正確にできる。
この装着状態において、左右の延出部32は交換マスク34から左右へ延び、耳11近傍まで頬12の上を覆う。また、上下方向にても、本体部31の上下部が交換マスク34の上下を越えて長く延びだしている。
したがって、マスクカバー30は交換マスク34を完全に覆い、交換マスク34を露出させないため、顔面装飾としても機能している。
また、交換マスク34を耳掛け紐で耳11へ掛けないため、長時間装着しても耳の付け根が痛くなることがない。
したがって、マスクカバー30は交換マスク34を完全に覆い、交換マスク34を露出させないため、顔面装飾としても機能している。
また、交換マスク34を耳掛け紐で耳11へ掛けないため、長時間装着しても耳の付け根が痛くなることがない。
また、雄側面ファスナーアンカー20は予め顔面10へ取り付けたままとしておくことができる。雄側面ファスナーアンカー20は顔面へ粘着剤により取付けてから一度剥がすと、粘着剤の表面に皮脂が付着することにより、再度の粘着が困難になり、繰り返し使用が難しくなるが、雄側面ファスナーアンカー20を剥がさなければ雄側面ファスナーアンカー20は顔面10に対する当初の取付状態を維持し、アンカーとしての機能を失わない。そこで、雄側面ファスナーアンカー20を剥がさず、マスクカバー30のみを脱着することにより、顔面10へマスクカバー30を複数回着脱できる。
しかも、マスクカバー30を装着しないときは、雄側面ファスナーアンカー20が顔面10の上に露出して配置されることになるが、雄側面ファスナーアンカー20の表面には後述するように、印刷により装飾が施されているので、雄側面ファスナーアンカー20を積極的に顔面10の装飾部材として機能させることができる。
図3及び図5は雄側面ファスナーとして形成された雄側面ファスナーアンカー20の詳細を示す。図3はAに雄側面ファスナーアンカー20の正面図、BにAのB−B線断面図を示す。これらにおいて、雄側面ファスナーアンカー20は基部21の裏面に、医療用粘着剤(生体用粘着剤)が塗布された粘着層22が形成され、顔面10へ着脱自在に取付可能である。そのうえ、比較的敏感な顔面へ直接貼り付けても、肌荒れ等の不快を生じず、かつ比較的皮脂があって粘着しにくい顔面へも強力に粘着できる。
医療用粘着剤は、生体への強力な粘着を可能にしつつも、肌荒れ等の不快を生じないように調整されたものであり、「ISO 10993 パート1」に定められた生物学的評価に従ってFDAの認証を受けたものである。具体的な一例としては、「3M高粘着順応性両面テープ#1510」(3M社製商品名)がある。この製品は合成ゴム系の粘着剤であって、0.03〜0.05mm程度の厚さであり、その粘着力は、3M社の粘着力区分において超高粘着力タイプに属し、プロピレン板に対して16.6N/cmと高く、シリコン系粘着剤のスチール板に対する粘着力が、0.4N/cm程度であるのに比べて極めて強力に粘着できることが明らかである。但し、実際の粘着力はばらつきを考慮して、複数サンプルの測定値にて最低15.0N/cm以上とする。
顔面は皮脂が多く、本来、粘着しにくいため、後述する雄側係合部材に対する方向性のある結合力の設定と相まって、超高粘着力タイプの生体用粘着剤を用いることにより、実用上で十分に満足のできる雄側面ファスナーアンカー20を実現できるようになり、肌荒れせずかつ長時間顔面へ取付けるとともに、顔面装着部材の繰り返し着脱が可能になった。
なお、スチール板に対する粘着力の区分として、超高粘着力タイプの粘着力を、10.0N/cm以上、高粘着力タイプの粘着力を、6.0N/cm〜10.0N/cm未満、中粘着力タイプの粘着力を、3.0N/cm〜6.0N/cm未満、低粘着力タイプの粘着力を3.0N/cm未満とすれば、中粘着力タイプ以上の粘着力を有する粘着剤も本願の雄側面ファスナーアンカー20における粘着層22として使用可能である。
但し、顔面装着部材を着脱させながらの顔面における長時間の粘着安定性(剥がれにくさ)において、高粘着力タイプ以上の粘着力を有する粘着剤が好ましく、超高粘着力タイプとすることが最も好ましい。特に、16.0N/cm以上の粘着力を有する超高粘着力タイプの生体用粘着剤が最適であり、長時間にわたって顔面上で安定して使用でき、かつ少々荒っぽく顔面装着部材を着脱操作しても剥がれにくくなる。
なお、高粘着力タイプ、中粘着力タイプの順に、顔面へ貼り付けておくことができる時間が短くなり、かつ顔面装着部材を着脱操作を慎重にすることが必要になる。低粘着力タイプ(このタイプにはシリコンが含まれる)は、顔面装着部材を着脱させながらの顔面へ安定して粘着させておくことには不向きである。
基部21の表面側には、雄側係合部材23が形成され、その上に装飾部としての装飾印刷層24が形成されている。なお、図3のBは、雄側係合部材23及び装飾印刷層24を概略的にかつ誇張したサイズの表記になっている。装飾印刷層24は本願における装飾部に相当する。
装飾印刷層24は雄側係合部材23の上から施され、例えば、宝飾類(ビジュー)を模した宝飾風装飾印刷(ビジュー印刷という)となっている。図3のAに示す例では、正面視6角形状をなし、表面全体がビジューの印刷による装飾印刷層24になっている。周囲の縁取り部24cは、カット面を示すように表現されている。
また、ビジュー印刷とすることにより、雄側面ファスナーアンカー20を顔面10へ取付けたまま、これへマスクカバー30を係合しない状態で、顔面10を装飾する宝飾風顔面アクセサリーとすることができる。したがって、雄側面ファスナーアンカー20を単独で比較的長時間顔面10上へ取付けておくことが可能になる。
但し、装飾印刷層24としてビジューの印刷は必須ではなく、宝飾風以外の模様や形状等からなる適宜装飾にすることができる。
但し、装飾印刷層24としてビジューの印刷は必須ではなく、宝飾風以外の模様や形状等からなる適宜装飾にすることができる。
雄側面ファスナーアンカー20は帯状に連続して製造された雄側面ファスナーの原反ロール、もしくは予めこれを適当長さにカットした正方形もしくは長方形のカットシートから切り出される。以下、原反ロールやカットシートを雄側面ファスナーアンカー20の原材料という。
図4は、Aに粘着層の積層工程を示す。まず、面ファスナーの原反ロール40から、連続する面ファスナーのシート41を、基部21の裏面を上にして引き出し、その上に粘着剤42を塗布して粘着層22を形成し、続いて粘着層22の上に剥離紙44を重ねて貼り合わせて積層シート45とする。この積層シート45はロール状に巻き取られても良いし、適当長さにカットしてカットシートとしてもよい。
図中のBはカットシートの平面形状を示す。積層シート45(カットシート)は、さらに、雄側面ファスナーアンカーとなるように所定形状にカットされる。なお、このカットは、後述する印刷工程の後におこなわれ、印刷は、ロール40状の連続する積層シート45又はそのカットシートに対しておこなわれる。
ここで、雄側面ファスナーアンカーとするカットは、例えば、正六角形46、分銅形(自由形)47、円形48、細い長方形49a、太い長方形49b等任意形状にカットされる。
このとき、原材料からの切り出しに伴う材料ロスは、正六角形46、分銅形47、円形48等において多く、このようなロスを生じる形状をロス形状ということにする。
一方、細い長方形49aや太い長方形49b、さらには図示しない正方形は、1辺の長さを積層シート45又はそのカットシートの幅とすることにより、最もロスを少なくすることができる。このようなロスを殆ど生じない形状を非ロス形状ということにする。
このとき、原材料からの切り出しに伴う材料ロスは、正六角形46、分銅形47、円形48等において多く、このようなロスを生じる形状をロス形状ということにする。
一方、細い長方形49aや太い長方形49b、さらには図示しない正方形は、1辺の長さを積層シート45又はそのカットシートの幅とすることにより、最もロスを少なくすることができる。このようなロスを殆ど生じない形状を非ロス形状ということにする。
このように、雄側面ファスナーアンカーを粘着層22と一体の状態でカットすることにより、雄側面ファスナーアンカー20の裏面一杯に粘着層22を形成できる。仮に、後加工で粘着層22を形成すると、雄側面ファスナーアンカー20からのはみ出しを防ぐため、雄側面ファスナーアンカー20の輪郭より若干内側へ引き込めて形成する必要がある。
しかしこのようにすると、粘着層22の面積が少なくなるので、所定の粘着力を確保するためには、雄側面ファスナーアンカー20を大型化して粘着層22の面積を確保する必要が生じる。一方、本願考案のように、雄側面ファスナーアンカー20を粘着層22と一体にカットすることにより、雄側面ファスナーアンカー20と粘着層22の輪郭を一致させることができるので、雄側面ファスナーアンカー20を小型化することができる。
しかしこのようにすると、粘着層22の面積が少なくなるので、所定の粘着力を確保するためには、雄側面ファスナーアンカー20を大型化して粘着層22の面積を確保する必要が生じる。一方、本願考案のように、雄側面ファスナーアンカー20を粘着層22と一体にカットすることにより、雄側面ファスナーアンカー20と粘着層22の輪郭を一致させることができるので、雄側面ファスナーアンカー20を小型化することができる。
本願の雄側面ファスナーアンカー20はその形状による装飾性を実現するため、あえて材料ロスの生じる形状であるロス形状を採用している。このような形状は、例えば、円形・楕円形・正六角形、等の幾何学的形状であってもよく、このような形状でも、外接する正方形もしくは長方形、から切り出すとき10%以上の材料ロスを生じる。ロス形状にすることで切り出し後の形状を装飾的にすることができる。本願の雄側面ファスナーアンカー20はすべてロス形状である。
なお、正方形もしくは長方形であっても、面取りや角アール処理することにより、若干の材料ロスを生じるものがある。しかし、このような、面取りや角アール処理は、外接する正方形もしくは長方形に対して数%以下の微小な材料ロスを生じるにすぎないため、このようなものは本願のロス形状に含めず、非ロス形状に含めることにする。
以下、雄側面ファスナーアンカー20の細部構造を説明する。
図5はAに雄側面ファスナーアンカー20を構成する基部21の表面側の一部を拡大した斜視図、Bに図3のBにおける断面の一部を拡大した拡大断面図を示す。
図5はAに雄側面ファスナーアンカー20を構成する基部21の表面側の一部を拡大した斜視図、Bに図3のBにおける断面の一部を拡大した拡大断面図を示す。
まず、Aにおいて、基部21は、ポリプロピレン樹脂等の適宜熱可塑性樹脂からなり、その表面に多数の雄側係合部材23が密に立設されている。各雄側係合部材23は、略きのこ型をなし、基部21から一体に突出形成された軸部23aと、その突出側先端を略偏平形状にした拡大頭部23bとを有する。この例における拡大頭部23bは軸部23aの軸方向から見た平面視で小判状又は長円状になっており、長径部分が最大幅部、短径部分が小幅部になっている。各雄側係合部材23は、隣り合う拡大頭部23bの間に若干の間隙を形成するようにして配列されている。
図5のBに示すように、多数の拡大頭部23bがそれぞれ略偏平形状をなし、若干の間隙を介して配列することにより、表面側を所定距離離れて見たとき(以下、離隔観察という)、各拡大頭部23bの表面がほぼ連続する一つの平面をなすように見える。したがって、各拡大頭部23bの表面に印刷すると、略偏平形状の表面に頭部印刷層24aが形成され、この各頭部印刷層24aが隣り合って密に配列されることにより、ほぼ平坦で実質的に同一平面をなす印刷面を形成するので、この平坦な印刷面へ印刷することにより、全体として美しい装飾印刷層24が形成される。なお、図5のBにおける雄側係合部材23の拡大頭部23bは最大幅部の断面を示している。
この装飾印刷層24は、インクジェット印刷によって形成される。インクジェット印刷とは、公知のインクジェットプリンタにより、被印字媒体に対して微滴化したインクをノズルから直接に吹き付ける印刷方式であり、きめ細かで高精細な印刷が可能である。しかも、ノズルが被印字媒体に非接触であるから、印刷面が個々の独立した多数の拡大頭部23bからなるものであっても、拡大頭部23bを変形させることなく印刷面を安定した状態に保って印刷できる。また、インクが速乾性を有するため、液だれが生じず、拡大頭部23b間に間隙があっても、微滴化したインクが確実に間隙内へ入り込むことにより、輪郭の整った頭部印刷層24aを形成できる。
また、各拡大頭部23bの間には、基部21上に目地印刷層24bが形成される。この目地印刷層24bは、隣り合う拡大頭部23b間の間隙を埋めるものであり、離隔観察において、頭部印刷層24aと連続し、頭部印刷層24aと目地印刷層24bとにより、印刷むらの少ない装飾印刷層24が形成される。したがって、印刷面が実際には多数の拡大頭部23bからなり、各拡大頭部23b間に微小な間隙が形成されるものであっても、装飾印刷層24はあたかも単一な平面上に印刷されたかのように、滑らかに連続する単一の印刷層からなるもののように見える。このため面ファスナーの表面に対する印刷であっても、ビジューなどを模した高精細で装飾効果の高い表現が可能になる。
なお、紫外線硬化タイプのインク(UVインク)を用いれば、速乾性があり、かつ硬化後の印刷面が硬くなって擦過キズ等の発生が少なくなるので、インクジェットによる安定した装飾印刷層24を形成するインクとしてUVインクが最適である。
そのうえ、インクが微滴であるため、拡大頭部23b間の間隙に入って、基部21上に正確な目地印刷層24bが形成できる。
但し、装飾印刷層24は、インクジェット印刷以外の他の印刷手法によって形成することもできる。
そのうえ、インクが微滴であるため、拡大頭部23b間の間隙に入って、基部21上に正確な目地印刷層24bが形成できる。
但し、装飾印刷層24は、インクジェット印刷以外の他の印刷手法によって形成することもできる。
雄側面ファスナーアンカー20は薄型に形成される。図5のBにおいて寸法の一例を示せば、基部21の肉厚t1が0.1mm及び粘着層22の肉厚t2が0.05mm、雄側係合部材23の突出長さ(頭部印刷層24aを含む)hが0.3mm、全体の肉厚t3が0.45mmである。なお、インクジェット印刷による装飾印刷層24の暑さは、数μm以下のため無視してある(但し、図中の膜厚は誇張して拡大表示している)。
このように、全体の肉厚t3がばらつきを考慮しても、0.3〜0.5mm程度になるので、極めて薄型となり、顔面へ装着して使用しても視界に入りにくくなり、不快感なく使用可能になる。また、顔面装着部材の着脱時においても、薄いため他の部材に引っかかりにくくなって剥がれにくくなる。
なお、本願における薄型の雄側面ファスナーアンカー20は、その厚さが、0.3mm〜1.0mmの範囲で設けられる。1.0mmより厚くなると目障りになりやすく、しかも他の部材に引っかかりやすくなって剥がれやすくなる。
したがって上限側の厚みはできる限り、0.8mm以下にすることが好ましい。最も好ましい厚さは0.3mm〜0.8mmである。これより薄くすることは製造上困難であるとともにアンカー部材としての機能が著しく低下する。
したがって上限側の厚みはできる限り、0.8mm以下にすることが好ましい。最も好ましい厚さは0.3mm〜0.8mmである。これより薄くすることは製造上困難であるとともにアンカー部材としての機能が著しく低下する。
また、拡大頭部23bの最大幅部の寸法d1が0.6mm、軸部23aの直径Dが0.2mm、隣り合う拡大頭部23bの各最大部間の間隙d2が0.2mmである。なお、隣り合う拡大頭部23bの小幅部間の間隙d4(図5のA参照)もd2と同程度もしくはそれより若干狭い程度になっている。
また、雄側係合部材23は比較的高密度に形成され、髪の毛が絡みにくい構造になっている。
また、雄側係合部材23は比較的高密度に形成され、髪の毛が絡みにくい構造になっている。
このように、軸部23aが比較的細くかつ突出長さの短い雄側係合部材23を密に設けることにより、薄型の雄側面ファスナーを実現でき、顔面に取付けたとき、顔面から突出する量が少なく、違和感なく快適に顔面へ取付けて使用できる雄側面ファスナーアンカー20とすることができる。また、雄側面ファスナーアンカー20は、その輪郭が粘着層22の輪郭と一致することにより、小型化されている。
なお、雄側面ファスナーアンカー20の外接円を想定したとき、この外接円の直径が1.0〜2.0cmと小型化になっており、顔面へ貼り付けて使用するときの違和感を殆ど感じさせない大きさになっている。但し、雄側面ファスナーアンカー20の大きさは、違和感を生じさせない範囲で自由であり、外接円の直径もこの実施例より大きくすることが自由にできる。
基部21の裏面は平滑面をなしている。これは、基部21と雄側係合部材23を一体に形成することにより可能になる。仮に、雄側係合部材23を基部21と別部材として、基部21へ植毛するように突き刺して設けるとすれば、裏面に雄側係合部材23の端部が多数突出し、この突出部によって裏面が凹凸面になるため、これを顔面へ接触させれば、痛覚を覚えることになり、実際上使用できない。顔面上で使用するには特許文献2に示した結合部のような大きな別部材を介在させて面ファスナーが直接顔面へ接触しないようにしなければならない。
しかし、本願における基部21の裏面は平滑面をなしているので、顔面へ不快感を与えずに取付け、顔面への粘着層22を介しての直接取付が可能になる。
そのうえ、基部21を粘着層22で顔面へ直接取付けできるので、他の比較的大きな介在部材を要さず、雄側面ファスナーアンカー20は雄側面ファスナー機能部のみの外観をなすため、不要物を外観させず、装飾的に優れた外観にすることができ、かつ比較的小型にして、顔面取付時における苦痛や不快感を低減させている。
そのうえ、基部21を粘着層22で顔面へ直接取付けできるので、他の比較的大きな介在部材を要さず、雄側面ファスナーアンカー20は雄側面ファスナー機能部のみの外観をなすため、不要物を外観させず、装飾的に優れた外観にすることができ、かつ比較的小型にして、顔面取付時における苦痛や不快感を低減させている。
このように雄側面ファスナーアンカー20が薄型であると、顔面10の頬12もしくは頬骨上位置12a(図1)等へ取付けても顔面からの突出量が少ないため、目尻側等の視界内に入って目障りになることが少なくなる。このため、顔面アクセサリーとして単独使用するときも、違和感を少なくして、長時間快適に使用することができる。
そのうえ、小型でかつ突出量の少ない薄型になっているため、顔面装着部材の脱着時等において他の部材等と接触しても剥がれにくくなる。また、接触すること自体も少なくなる。
なお、この寸法は一例であり、使用目的等により自由に種々設定できる。
そのうえ、小型でかつ突出量の少ない薄型になっているため、顔面装着部材の脱着時等において他の部材等と接触しても剥がれにくくなる。また、接触すること自体も少なくなる。
なお、この寸法は一例であり、使用目的等により自由に種々設定できる。
また、拡大頭部23bを設けることによって、雌側面ファスナー機能部との係合力に大きな方向性を形成できる。すなわち、雌側面ファスナー機能部と係合したとき、係合力は軸部23aの軸直交方向の係合力F1は大きく、雌側面ファスナー機能部を剥がすときにおける軸方向の係合力F2は小さくなる。
ここで、係合力F1及びF2並びに顔面に対する粘着による結合力F3は、F3>F1>F2の関係を満たすように設定される。
ここで、係合力F1及びF2並びに顔面に対する粘着による結合力F3は、F3>F1>F2の関係を満たすように設定される。
係合力F2は、図5のBに示すように、拡大頭部23bの傾斜面23cによって調整される。拡大頭部23bの裏面は、軸部23aから拡大頭部23bの突出方向(図の左右方向)先端に向かって斜め上がりに傾斜する傾斜面23cになっている。このようにすると、拡大頭部23bに係合している雌側面ファスナー機能部を、軸部23aの軸方向に沿って図の上方へ矢示F2方向へ剥がすとき、係合力を弱くして剥がし易くなるように調整できる。
このF2方向へ剥がすときの係合力F2は、傾斜面23cの傾斜角度調整や湾曲もしくは凹凸等の種々形状を施すことにより自由に調節できる。
このF2方向へ剥がすときの係合力F2は、傾斜面23cの傾斜角度調整や湾曲もしくは凹凸等の種々形状を施すことにより自由に調節できる。
なお、剥がす方向の係合力は、粘着層22の顔面に対して粘着している結合力F3よりも小さくなる様に設定され、雌側面ファスナー機能部を矢示F2方向へ剥がしても、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ粘着状態で残すことができるようになっている。
したがって、マスクカバー30の装着時には、雄側面ファスナーアンカー20と雌側面ファスナー機能部である結合部33との係合は軸部23aを軸直交方向へ引っ張る方向となるため、結合部33は大きな係合力F1にて雄側面ファスナーアンカー20へ係合により止着され、マスクカバー30を確実に顔面10上へ支持できる。
したがって、マスクカバー30の装着時には、雄側面ファスナーアンカー20と雌側面ファスナー機能部である結合部33との係合は軸部23aを軸直交方向へ引っ張る方向となるため、結合部33は大きな係合力F1にて雄側面ファスナーアンカー20へ係合により止着され、マスクカバー30を確実に顔面10上へ支持できる。
一方、結合部33と雄側面ファスナーアンカー20の係合を解く場合には、結合部33の雌側面ファスナー機能部を軸部23aの軸方向へ引っ張って引き剥がす。このとき係合力F1より小さな係合力F2で引っ張れば、雌側面ファスナー機能部の係合を容易に解くことができる。このため、係合力F1とF2の間に大きな方向性を形成でき、マスクカバー30の顔面10上における支持を確実にするとともに、取り外しを容易にできる。
これにより、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ取付けたままの状態で、マスクカバー30の支持並びに取り外しが可能になる。しかも、F1>F2なる方向性を顕著にすることで、上記、F3>F1>F2の関係を容易に実現できる。しかも、このように大きなF3は超高粘着力タイプ(高粘着力タイプ)の粘着剤を採用することによって実現された。
なお、上記の係合力F1及びF2並びにF3の関係は、マスクカバー30以外の後述する他の顔面装着部材を止着する場合も同じである。
なお、上記の係合力F1及びF2並びにF3の関係は、マスクカバー30以外の後述する他の顔面装着部材を止着する場合も同じである。
このように、剥離時の結合力F2を粘着層22が顔面へ粘着している結合力F3より小さくすることで、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ粘着させた状態のまま、雌側面ファスナー機能部を雄側面ファスナーアンカー20から容易に剥がすことができる。その結果、雄側面ファスナーアンカー20は顔面へ粘着されたままの状態を維持するので、マスクカバー30を取り外した後も、雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ残しておくことができ、マスクカバー30の交換や着脱を繰り返すことができる。また、マスクカバー30を取り外したときは、雄側面ファスナーアンカー20を単独で、顔面上のアクセサリーとして装飾的に使用することができる。
また、雄側面ファスナーアンカー20をマスクカバー30と一緒に一度顔面から剥がすと、その後再び同じ雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ取付けようとしても、顔面の皮脂のために粘着層22の粘着力が低下しているため、顔面へ粘着しにくくなる。このため、同じ雄側面ファスナーアンカー20を顔面へ何回も着脱して反復使用することが困難になる。しかし、雄側面ファスナーアンカー20を剥がさず、装飾部材として顔面上へ残しておくことにより、同じ雄側面ファスナーアンカー20に対して同一又は異なるマスクカバー30を何回も着脱することが可能になり、雄側面ファスナーアンカー20を使い捨てでなく、長く使用することができる。
図6は別実施例であり、雄側面ファスナーアンカー20の周囲に形状調節部50を形成したものである。形状調節部50は外周側から内側へ向かって切り込まれた略V字形のスリット51からなる。ただし、スリット51の形状や数並びに設ける場所や切り込み深さは任意である。雄側面ファスナーアンカー20は、図3に示したものと同様形状のものとして例示してある。但し、雄側面ファスナーアンカー20の形状は任意である。
図7は雄側面ファスナーアンカー20を顔面10へ貼った状態の断面を示す。雄側面ファスナーアンカー20は、顔面10の凹凸52があっても、形状調節部50のスリット51における幅を調節することにより、顔面の凹凸52に馴染んで貼り付け可能になる。
なお、形状調節部50はスリット51に限らず、抜き孔や薄肉状の弱体部等を設けることによっても可能である。
なお、形状調節部50はスリット51に限らず、抜き孔や薄肉状の弱体部等を設けることによっても可能である。
なお、本願考案は上記の各実施例に限定されるものではなく、考案の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、顔面装着部材は、医療用又は衛生用のマスク、アイマスク、仮装用などのお面、さらには顔面アクセサリー等がある。
また、雄側面ファスナーアンカー20の形状や数量は自由であり、鼻13、目14もしくは口15などの回りへ複数設けてもよい。
また、雄側面ファスナーアンカー20の形状や数量は自由であり、鼻13、目14もしくは口15などの回りへ複数設けてもよい。
10:顔面、11:耳、12:頬、13:鼻、14:目、20:雄側面ファスナーアンカー、22:粘着層、23:雄側係合部材、23a:軸部、23b:拡大頭部、24:装飾印刷層、30:マスクカバー、32:延出部、33:結合部、50:形状調節部、51:スリット、52:凹凸
Claims (6)
- 予め顔面(10)へ取付けられて、顔面装着部材(30)を顔面へ止着するアンカー部材(20)において、
このアンカー部材(20)は、顔面へ取付けられる基部(21)と、この基部から一体に突出して先端を係合部とする雄側係合部材(23)とを備えた雄側面ファスナーからなり、
前記基部(21)は顔面側に平滑面が設けられ、この平滑面に生体用粘着剤からなる粘着層(22)が設けられ、この粘着層(22)を介して前記基部(21)が顔面(10)へ直接粘着されるとともに、
この生体用粘着剤は、粘着力が3.0N/cm以上の中粘着力タイプ、高粘着力タイプもしくは超高粘着力タイプであることを特徴とするアンカー部材。 - 前記生体用粘着剤は、粘着力が10.0N/cm以上の超高粘着力タイプであることを特徴とする請求項1に記載したアンカー部材。
- 前記顔面装着部材(30)の雄側係合部材(23)に対する剥がし方向における係合による結合力(F2)が、前記粘着層(22)の顔面に対する粘着による結合力(F3)より弱い(F2<F3)、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載したアンカー部材。 - 厚さが0.3〜1.0mm程度の薄型に形成され、かつ前記アンカー部材(20)と前記粘着層(22)の輪郭が一致する小型に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載したアンカー部材。
- 形状調節部(50)が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載したアンカー部材。
- 形状調節部(50)が前記アンカー部材(20)の周囲に形成されたスリット(51)からなることを特徴とする請求項5に記載したアンカー部材。
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