JPH0830853B2 - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH0830853B2
JPH0830853B2 JP62261791A JP26179187A JPH0830853B2 JP H0830853 B2 JPH0830853 B2 JP H0830853B2 JP 62261791 A JP62261791 A JP 62261791A JP 26179187 A JP26179187 A JP 26179187A JP H0830853 B2 JPH0830853 B2 JP H0830853B2
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哲也 松下
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Mita Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈技術分野〉 本発明は、静電複写機の如き画像生成装置或いはファ
クシミリにおける送信原稿読取装置の如き画像読取装置
に使用される走査光学装置に関する。
〈従来技術〉 画像生成装置或いは画像読取装置に使用される走査光
学装置の一例としては、例えば実開昭58-138932号公報
に開示されているものを挙げることができる。かような
走査光学装置は、一対のガイド部材の如き支持手段に往
復動自在に装着された2個の光学要素組立体、即ち第1
の光学要素組立体及び第2の光学要素組立体を備えてい
る。第1の光学要素組立体は原稿を照射する原稿照射ラ
ンプ及び第1の反射鏡を有し、第2の光学要素組立体は
第1の反射鏡からの反射光を所要の通り反射する第2の
反射鏡を有している。走査露光時には、第1の光学要素
組立体は所定速度で移動され、第2の光学要素組立体は
所定速度の半分の速度で移動され、原稿からの反射光は
第1の反射鏡及び第2の反射鏡等を介して静電写真感光
体或いは多数の固体撮像素子(例えばCCD)から成る撮
像手段でよい受像手段に投射される。
しかし、かくの如き従来の走査光学装置においては、
光学要素組立体(例えば第1の光学要素組立体、第2の
光学要素組立体)に設けられた被支持部とかかる被支持
部を滑動自在に支持する支持手段との位置関係を変化せ
しめることによって反射鏡の如き光学要素の上下方向の
位置を調整するように構成されており、それ故に、この
ことに関連して次の通りの解決すべき問題が存在する。
一般に、光学要素組立体は光学要素が装着される支持枠
体を備えており、この支持枠体の両端部に被支持部が設
けられている(例えば一体に、或いは取付ねじによって
装着されている)。そして、かく設けられた被支持部
に、光学要素組立体を移動せしめるための伝動ワイヤの
如き伝動手段が連結されている(例えばプーリに巻掛け
られたり、或いは直接固定されている)。それ故に、容
易に理解される如く、光学要素の上下方向の位置を調整
するために被支持部と支持手段との位置関係を変化せし
めると、これに伴って被支持部に装着された例えばプー
リの上下方向の位置も変化する。特に、かかるプーリに
巻掛けられた伝動ワイヤの一端が直接他の光学要素組立
体に連結されている走査光学装置において、被支持部と
支持手段との位置関係を調整することによってプーリが
上方に移動すると、後に詳述する如く、かかるプーリの
上方への位置変化に起因して上記他の光学要素組立体が
上方に偏倚する傾向が生ずる。そして、かかる傾向が大
きくなると、特に上記他の光学要素組立体の移動がスム
ーズに行なわれず、移動時に振動が発生して原稿の走査
露光が所要の通り達成されない。
〈発明の目的〉 本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その
主目的は、光学要素組立体の被支持部とこれを支持する
支持手段との位置関係を実質上変化せしめることなく光
学要素の上下方向位置を調整することができる、優れた
走査光学装置を提供することである。
〈発明の要約〉 本発明によれば、幅方向に間隔を置いて配設された一
対の支持手段と、該一対の支持手段に往復動自在に装着
された第1の光学要素組立体及び第2の光学要素組立体
と、該第1の光学要素組立体及び該第2の光学要素組立
体を往復動せしめるための駆動手段を具備し、該駆動手
段を構成する伝動機構によって該第1の光学要素組立体
と該第2の光学要素組立体とが連結されている走査光学
装置において; 該第1の光学要素組立体及び該第2の光学要素組立体
のうち少なくとも一方は、光学要素が装着された支持枠
体と、該支持枠体の両端部に設けられ且つ該一対の支持
手段の各々に支持される被支持部を含み、少なくとも一
方の該被支持部には該伝動機構が連結されており、該支
持枠体が該伝動機構が連結された少なくとも一方の該被
支持部に実質上上下方向に位置調整自在に装着されてい
る、ことを特徴とする走査光学装置が提供される。
〈発明の好適具体例〉 以下、添付図面を参照して更に詳述する。
静電複写機の概要 第1図は、本発明に従って構成された走査光学装置の
一具体例を備えた静電複写機を簡略に図示している。第
1図において、図示の静電複写機は、全体を番号2で示
すハウジングを具備している。このハウジング2は、略
矩形状の下部4と左右両側において下部4を越えて突出
している細長い略矩形状の上部6とを有する。ハウジン
グ2の下部4内には、表面に静電写真感光体を有する回
転ドラム8が回転自在に配設されている。回転ドラム8
の周囲には、矢印10で示すその回転方向に見て順次に、
帯電用コロナ放電器12、選択的除電ランプ組立体14、現
像装置16、転写用コロナ放電器18、剥離用コロナ放電器
20、クリーニングブレード組立体22、及び除電ランプ組
立体24が配設されている。更に、ハウジング2の下部4
内には、回転ドラム8の表面が上記転写用コロナ放電器
18と対向する転写域26を通して、普通紙でよいシート状
複写紙を搬送するための、全体を番号28で示す複写紙搬
送手段も配設されている。かかる複写紙搬送手段28は、
右側端に配置されているカセット式複写紙供給手段30、
このカセット式複写紙供給手段30の上方に配置された手
差し式複写紙供給手段32、上記転写域26の上流側に配置
されたレジストローラ対34、上記転写域26の下流側に配
設された搬送ベルト機構36、この搬送ベルト機構36の下
流側に配設された定着ローラ対38及び排出ローラ対40、
並びに左側端に配置された受皿41を含んでいる。
一方、ハウジング2の上部6の上面には、複写すべき
原稿が載置される透明板42と、この透明板42上の原稿を
覆うための開閉動自在な原稿カバー44とが配設されてい
る。そして、ハウジング2の上部6内には、透明板42上
に載置された原稿を走査して、番号46で示す露光域にて
上記回転ドラム8上に投射するための、全体を番号48で
示す走査光学装置が配設されている。この走査光学装置
48は、光源としての原稿照射ランプ50及び第1の反射鏡
52を含む第1の光学要素組立体54と、第2の反射鏡56及
び第3の反射鏡58を含む第2の光学要素組立体60と、レ
ンズ組立体62と、静止反射鏡64とを含んでいる。後に更
に詳述する如く、第1の光学要素組立体54は実線で示す
位置と二点鎖線で示す位置との間を往復動せしめられ、
第2の光学要素組立体60は実線で示す位置と二点鎖線で
示す位置との間を上記第1の光学要素組立体54の移動速
度の半分の速度で往復動せしめられる。
上記の通りの静電複写機においては、回転ドラム8が
矢印10で示す方向に連続的に回転せしめられる間に、帯
電用コロナ放電器12によって回転ドラム8の表面が特定
極性に一様に帯電せしめられる。次いで、選択的除電ラ
ンプ組立体14における幅方向(第1図において紙面に垂
直な方向)に配列された複数個のランプが、原稿(又は
複写紙)の幅に対応して選択的に付勢され、回転ドラム
8の表面における片側部又は両側部の不使用領域の電荷
が消失せしめられる。しかる後に、露光域46において、
透明板42上に載置された原稿の像が走査光学装置48によ
って回転ドラム8の表面に露光され、かくして回転ドラ
ム8の表面上に原稿に対応した静電潜像が形成される。
上記露光の際には、走査光学装置48において、上記第
1の光学要素組立体54が実線で示す走査移動開始位置か
ら右方へ所定速度で走査移動されると共に、上記第2の
光学要素組立体60が実線で示す走査移動開始位置から右
方へ上記所定速度の半分の速度で走査移動せしめられ
る。かくして、透明板42上に載置された原稿が走査さ
れ、原稿照射ランプ50によって照射される原稿からの反
射光が第1の反射鏡52、第2の反射鏡56、第3の反射鏡
58、レンズ組立体62、静止反射鏡64を介して回転ドラム
8の表面に投射される。第1図に図示する如く、ハウジ
ング2内にはその下部4とその上部6とを部分的に区画
する仕切板66が配設されているが、この仕切板66の傾斜
部には開口68が形成されており、静止反射鏡64からの反
射光はこの開口68を通って回転ドラム8の表面に到達す
る。
次いで、現像装置16によって回転ドラム8上の静電潜
像がトナー像に現像される。しかる後に、カセット式複
写紙供給手段30又は手差し式複写紙供給手段32から供給
された複写紙が、転写域26において回転ドラム8に密接
せしめられ、転写用コロナ放電器18の作用によって回転
ドラム8上のトナー像が複写紙に転写される。かかる複
写紙は、剥離用コロナ放電器20の作用によって回転ドラ
ム8から剥離されて搬送され、定着ローラ対38を通る際
にトナー像が定着され、そして受皿41上に排出される。
他方、回転ドラム8は更に回転を続け、クリーニングブ
レード組立体22によって回転ドラム8上の残留トナーが
除去され、除電ランプ組立体24によって回転ドラム8上
の残留電荷が消失せしめられる。
而して、図示の静電複写機における上述した通りの構
成及び作用は、当業者には周知のものと同様でよく、そ
れ故に、これらについての詳細な説明は、本明細書にお
いては省略する。
走査光学装置及びそれに関連する要素 第1図と共に第2図を参照して更に説明すると、ハウ
ジング2の上部6内には、幅方向(第1図において紙面
に垂直な方向)に所定間隔を置いて前側直立基板70及び
後側直立基板72が配設されている。前側及び後側直立基
板70及び72間の両端部には、夫々、L字形断面形状を有
する支持板74及び76が適宜の方式によって固定されてい
る。また、両側及び後側直立基板70及び72の両端部上面
には、夫々、支持板78及び80が適宜の方式によって固定
されている。そして、第1図を参照することによって理
解される如く、上記透明板42は上記支持板78及び80間に
適宜の方式によって固定されている。第2図には図示し
ていないが、上記仕切板66(第1図)も上記前側及び後
側直立基板70及び72間に固定されている。そして、この
仕切板66上には、上記静止反射鏡64と共に上記レンズ組
立体62の一部を覆うカバー板81が固定されている(第1
図)。上記前側及び後側直立基板70及び72の各々の内面
には、第1の光学要素組立体54及び第2の光学要素組立
体60を支持するための支持手段82及び84が設けられてい
る。図示の支持手段82及び84は、L字状断面形状を有す
る支持案内部材86及び88から構成されており、かかる支
持案内部材86及び88は、実質上水平に延びるレール部86
a及び88aを有している(第2図と共に第3図を参照され
たい)。
第3図を参照して説明すると、走査光学装置48におけ
る上記第1の光学要素組立体54及び上記第2の光学要素
組立体60は、支持案内部材86及び88のレール部86a及び8
8a上に滑動自在に装着されている。更に詳述すると、第
1の光学要素組立体54は支持枠体90を有し、上記原稿照
射ランプ50及び第1の反射鏡52(第1図)はこの支持枠
体90に装着されている。支持枠体90の一端(第3図にお
いて左下端)には前後方向前方に突出する略T字形状の
突出片92(被支持部を構成する)が設けられ、支持枠体
90の他端(第3図において右上端)には被支持部材94
(被支持部を構成する)が装着されている(尚、被支持
部材94の装着様式については後述する)。突出片92には
第1の光学要素組立体54の移動方向(即ち矢印96及び98
で示す方向)に間隔を置いて2個の滑動片100が固定さ
れ、被支持部材94には1個の滑動片100が固定されてい
る。第4図を参照することによって理解される如く、滑
動片100は下方に突出した半球状の突起102を有してい
る。かような滑動片100は、商品名「ルーロン」として
市販されている合成樹脂の如き高耐摩耗性と共に低摩擦
係数を有する合成樹脂から形成されているのが好まし
い。第1の光学要素組立体54は、突出片92に固定された
2個の滑動片100の突起102を支持案内部材86のレール部
86aの上面に接触せしめると共に、被支持部材94に固定
された1個の滑動片100の突起102を支持案内部材88のレ
ール部88aの上面に接触せしめることによって、レール
部86a及び88aにこれらに沿って滑動自在に支持される。
同様に、第2の光学要素組立体60も支持枠体104を有
し、上記第2の反射鏡56及び第3の反射鏡58はこの支持
枠体104に装着されている。支持枠体104の一端(第3図
において左下端)には被支持部材106(被支持部材を構
成する)が装着され、その他端(第3図において右上
端)には前後方向後方に突出する略T字形状の突出片10
8が設けられている(尚、被支持部材106の装着様式につ
いては後述する)。そして、被支持部材106には1個の
滑動片100が固定され、突出片108には第2の光学要素組
立体60の移動方向(即ち矢印96及び98で示す方向)に間
隔を置いて2個の滑動片100(第3図において1個のみ
示す)が固定されている。かかる滑動片100は、第1の
光学要素組立体54における上記滑動片100と実質上同一
でよく、下方に突出した半球状の突起を有する。第2の
光学要素組立体60は、被支持部材106に固定された1個
の滑動片100の突起を支持案内部材86のレール部86aの上
面に接触せしめると共に、突出片108に固定された2個
の滑動片100の突起を支持案内部材88のレール部88aの上
面に接触せしめることによって、レール部86a及び88aに
これらに沿って滑動自在に支持されている。
第3図を参照して説明を続けると、走査光学装置48
は、上記第1の光学要素組立体54及び上記第2の光学要
素組立体60を上述した通りに往復動せしめるための、全
体を番号110で示す駆動手段を具備している。この駆動
手段110は、電動モータでよい1個の共通駆動源112、前
側伝動機構114a及び後側伝動機構114bを含んでいる。前
側伝動機構114aは、入力ワイヤドラム116a、プーリ118
a,120a,122a及び124a、並びにワイヤ126aを含んでお
り、上記第1の光学要素組立体54及び上記第2の光学要
素組立体60の前側を上記共通駆動源112に駆動連結して
いる。後側伝動機構114bは、入力ドラム116b、プーリ11
8b,120b,122b及び124b、並びにワイヤ126bを含んでお
り、上記第1の光学要素組立体54及び上記第2の光学要
素組立体60の後側を上記共通駆動源112に駆動連結して
いる。更に詳細に説明すると、上記支持板76(第2図)
は実質上水平に延在する水平部128を有し、この水平部1
28の幅方向中央に上記共通駆動源112が装着されてい
る。共通駆動源112は、ケーシング130を有する電動モー
タから構成されており、ケーシング130の円筒状下端部1
32が、上記支持板76の水平部128に適宜の方式によって
固定されている。支持板76の水平部128には、共通駆動
源112の前側及び後側に対称に位置する取付ブラケット
片136a及び136bも固定されている。かかるブラケット片
136a及び136bは、支持板76の水平部128の上方を実質上
水平に延びる取付部138a及び138bを有する。そして、ブ
ラケット片136aの取付部138aと支持板76の水平部128と
には、これらを通って実質上鉛直に延びる回転軸140aが
回転自在に装着され、ブラケット片136bの取付部138bと
支持板76の水平部128とには、これらを通って実質上鉛
直に延びる回転軸140bが回転自在に装着されている。こ
れら回転軸140a及び140bには、図示していないが、共通
駆動源112の回転出力軸が歯車列を介して駆動連結され
ている。また、ブラケット片136a及び136bの取付部138a
及び138bを越えて上方に突出している、回転軸140a及び
140bの上端部には、夫々、上記入力ワイヤドラム116a及
び116bが固定されている。かくして、前側伝動機構114a
の入力ワイヤドラム116a及び後側伝動機構114bの入力ワ
イヤドラム116bは、共通駆動源112に所要の通り駆動連
結されている。
上記支持板76の水平部128には、上記入力ワイヤドラ
ム116a及び116bに夫々関連せしめて、ワイヤ仮係止用切
欠き148a及び148bが形成されている。片方のワイヤ仮係
止用切欠き148aは、入力ワイヤドラム116aに隣接してそ
の左上方に配設され、他方のワイヤ仮係止用切欠き148b
は、入力ワイヤドラム116bに隣接してその右上方に配設
されている。かようなワイヤ仮係止用切欠き148a及び14
8bの目的及び作用については、後に説明する。
第3図に図示する如く、上記支持板76の水平部128の
前端部及び後端部(第3図において左下端部及び右上端
部)にも取付ブラケット片158a及び158bが固定されてい
る。かかるブラケット片158a及び158bは、支持板76の水
平部128の上方を実質上水平に延びる取付部160a及び160
bを有する。そして、ブラケット片158a及び158bの取付
部160a及び160bには、実質上鉛直に上方に突出する短軸
162a及び162bが固定されており、かかる短軸162a及び16
2bには、前側伝動機構114aの上記プーリ118a及び後側伝
動機構114bの上記プーリ118bが回転自在に装着されてい
る。上記支持板76は上記水平部128の片縁から上方に実
質上鉛直に突出する直立部164も有し(第2図)、かか
る直立部164の一端部及び他端部(第2図において左端
部及び右端部)には、内方へ突出する突出片(図示せ
ず)が形成されている。そして、かかる突出片には、短
軸168a及び168bが固定され、かかる短軸168a及び168bに
は、前側伝動機構114aの上記プーリ120a及び後側伝動機
構114bの上記プーリ120bが回転自在に装着されている。
第3図を参照することによって理解される如く、短軸16
8a(従って、プーリ120aの回転中心軸線)は前方に向っ
て下方に傾斜して延び、短軸168b(従って、プーリ120b
の回転中心軸線)は後方に向って下方に傾斜して延びて
いる。第3図に図示する如く、上記第2の光学要素組立
体60の被支持部材106には、後述する如く、実質上前方
に延びる短軸172aを介して前側伝動機構114aの上記プー
リ122aが回転自在に装着され、また支持枠体104の直立
後壁170には実質上後方に延びる短軸172bを介して後側
伝動機構114bの上記プーリ122bが回転自在に装着されて
いる。更に、上記前側直立基板70及び上記後側直立基板
72(第2図)には、夫々、実質上水平に後方及び前方に
突出する短軸174a及び174bが固定されており、かかる短
軸174a及び174bには、夫々、前側伝動機構114aの上記プ
ーリ124a及び後側伝動機構114bの上記プーリ124bが回転
自在に装着されている。上記短軸174a及び174b並びにこ
れらに装着された上記プーリ124a及び124bは、前側直立
基板70及び後側直立基板72の内面に固定された支持案内
部材86及び88の下方に位置する。
第3図を参照して説明を続けると、前側伝動機構114a
における上記ワイヤ126aは、上記入力ワイヤドラム116a
並びに上記プーリ118a,120a,122a及び124aに巻掛けら
れ、同様に後側伝動機構114bにおける上記ワイヤ126b
は、上記入力ワイヤドラム116b並びに上記プーリ118b,1
20b,122b及び124bに巻掛けられている。前側伝動機構11
4aにおけるワイヤ126aの巻掛けについて説明すると、次
の通りである。上記前側直立基板70(第2図)の内面片
端部(第1図において左端部)には係止片176aが固定さ
れ、この係止片176aには引張コイルばねでよい弾性手段
178aの一端が係止されている。ワイヤ126aの巻掛け作業
は、ワイヤ126aの一端を上記弾性手段178aの他端に固定
することによって開始することができる。次いで、ワイ
ヤ126aは、下端部が上記支持板74に固定されている案内
板180aの上端部に形成されている、断面形状が円弧状で
ある案内部に沿って巻掛けられる。しかる後に、ワイヤ
126aは、プーリ122aに前側から見て時計方向に略180度
の角度範囲に渡って巻掛けられ、次いでプーリ124aに前
側から見て反時計方向に略180度の角度範囲に渡って巻
掛けられ、そして更に、プーリ118aに上方から見て反時
計方向に略90度の角度範囲に渡って巻掛けられる。次い
で、ワイヤ126aは、入力ワイヤドラム116aに上方から見
て反時計方向に、10回程度でよい複数回と半回(即ちn
×360+略180度、nは正の整数、の角度範囲に渡って)
巻掛けられる。しかる後に、ワイヤ126aの引続く巻掛け
作業の遂行に先立って、ワイヤ126aをワイヤ仮係止用切
欠き148aに仮係止する。従って、ワイヤ126aの引続く巻
掛け作業の際に、一旦入力ワイヤドラム116aに巻掛けら
れたワイヤ126aが偶発的に緩んで入力ワイヤドラム116a
から上方に離脱してしまうことが確実に防止される。上
記仮係止の後に、ワイヤ126aは、更に、プーリ118aに上
方から見て反時計方向に略90度の角度範囲に渡って巻掛
けられ、次いでプーリ120aに前方から見て反時計方向に
略180度の角度範囲に渡って巻掛けられ、そして更に、
プーリ122aに前方から見て時計方向に略180度の角度範
囲に渡って巻掛けられる。しかる後に、ワイヤ仮係止用
切欠き148aにおけるワイヤ126aの仮係止を解除すると共
に、ワイヤ126aを充分に緊張せしめて、ワイヤ126aの他
端に固定されている連結具182aを、上記前側直立基板70
(第2図)の内面他端部(第1図において右端部)に固
定されている係止ブラケット(図示していない)に適宜
の方式によって連結する。しかる後に、第1の光学要素
組立体54の支持枠体90の前側に設けられている上記突出
片92に、止めねじ184aによってワイヤ固定片186aを固定
し、突出片92の上面に沿って延びるワイヤ126aを突出片
92と固定片186aとで堅固に把持し、かくしてワイヤ126a
を第1の光学要素組立体54の支持枠体90に固定する(第
5図も参照されたい)。以上の作業によって前側伝動機
構114aにおけるワイヤ126aの巻掛けが完了する。かよう
なワイヤ126aの巻掛け作業は、上記前側直立基板70及び
後側直立基板72の上面に配設される支持板78及び80並び
にこれに固定される透明板42が未装着状態の時に、上記
前側直立基板70及び後側直立基板72の間に上方から手を
挿入して遂行することができる。
後側伝動機構114bにおけるワイヤ126bの巻掛けは、上
記の点を除き、上述した前側伝動機構114aにおける巻掛
けと実質上同一である。後側伝動機構114bにおけるワイ
ヤ126bの巻掛けにおいては、ワイヤ126bは、プーリ118b
に上方から見て時計方向に略90度の角度範囲に渡って巻
掛けられた後に、入力ワイヤドラム116bに上方から見て
反時計方向に、10回程度でよい複数回と半回(即ちn×
360+略180度、nは正の整数、の角度範囲に渡って)巻
掛けられる。しかる後に、ワイヤ126bは、ワイヤ仮係止
用切欠き148bに仮係止され、次いでプーリ118bに上方か
ら見て時計方向に略90度の角度範囲に渡って巻掛けられ
る。従って、ワイヤ126bの仮係止を解除してワイヤ126b
の巻掛けを完了した状態において、入力ワイヤドラム11
6bとプーリ118bとの間におけるワイヤ126bの巻掛けは、
所謂袈裟掛け(オープン掛け)ではなくて所謂たすき掛
け(クローズド掛け)になる。第1の光学要素組立体54
の支持枠体90に対するワイヤ126bの固定は、支持枠体90
の後側に装着されている被支持部材94に、止めねじ184b
によってワイヤ固定片186bを固定し、被支持部材94の上
面に沿って延びるワイヤ126bを被支持部材94と固定片18
6bとで堅固に把持することによって達成される(第5図
も参照されたい)。
上述した通りの走査光学装置48において、共通駆動源
112を付勢してその回転出力軸を所定方向に回転せしめ
ると、入力ワイヤドラム116a及び116bは矢印96で示す方
向に(即ち、入力ワイヤドラム116a及び入力ワイヤドラ
ム116bの双方とも上方から見て時計方向に)回転され、
プーリ118a及び118bも矢印96で示す方向に(即ち、プー
リ118aは上方から見て時計方向に、プーリ118bは上方か
ら見て反時計方向に)回転される。かくすると、所謂滑
車の原理に従って、第1の光学要素組立体54が矢印96で
示す方向に所定速度で走査移動され、第2の光学要素組
立体60が矢印96で示す方向に上記所定速度の半分の速度
で走査移動される。他方、共通駆動源112を付勢してそ
の回転出力軸を上記所定方向と反対方向に回転せしめる
と、入力ワイヤドラム116a及び116bは矢印98で示す方向
に(即ち、入力ワイヤドラム116a及び入力ワイヤドラム
116bの双方とも上方から見て反時計方向に)回転され、
プーリ118a及び118bも矢印98で示す方向に(即ち、プー
リ118aは上方から見て反時計方向に、プーリ118bは上方
から見て時計方向に)回転される。かくすると、所謂滑
車の原理に従って、第1の光学要素組立体54が矢印98で
示す方向に所定速度で戻り移動され、第2の光学要素組
立体60が矢印98で示す方向に上記速度の半分の速度で戻
り移動される。
かかる走査光学装置48の構成の詳細については、本出
願人の出願に係る特願昭62-161284号の明細書及び図面
を参照されたい。
第1の光学要素組立体における被支持部材の装着様式 次いで、第5図及び第6図を参照して、第1の光学要
素組立体54における被支持部材94の支持枠体90への装着
様式について説明する。具体例においては、前後方向に
延びている支持枠体90の後端部には、略L字状の取付プ
レート190が取付ねじ192によって固定されている。この
取付プレート190の一端部190aは下方に垂下しており、
かかる一端190aには雌ねじ孔194が形成されていると共
に上下方向に間隔を置いて一対の突起196が設けられて
いる。一方、被支持部材94も略L字状であり、下方に延
びる垂下部198a及び後方に延びる被支持部材198bを有し
ている。そして、垂下部198aには比較的幅の大きい長孔
200と比較的幅の小さい一対の長孔202が形成されてい
る。尚、第5図及び第6図に示す如く、被支持部材94の
上記被支持部198bに滑動片100及びワイヤ固定片186bが
取付けられている。この被支持部材94に関連して、支持
枠体90と被支持部材94との相対的位置関係を調整するた
めの位置調整手段が設けられている。図示の位置調整手
段は、円板カム204を備えている。円板カム204の後面に
は、偏心して円形の突起206が設けられており、その表
面の周縁部には凹部208が設けられている。
円板カム204及び被支持部材94は、次の通りにして取
付プレート190に装着される。まず、円板カム204の突起
206を被支持部材94に形成された長孔200内に上下方向に
位置調整自在に位置付ける。次いで、取付プレート190
に設けられた一対の突起196を夫々被支持部材94に形成
された一対の長孔202内に上下方向に移動自在に位置付
け、しかる後に、ロック手段を構成するねじ部材210を
円板カム204に形成された貫通孔212を通して取付プレー
ト190の雌ねじ孔194に螺合せしめる。かくして、ねじ部
材210の作用によって、被支持部材94及び円板カム204が
取付プレート190を介して支持枠体90に所要の通り固定
される。かかる装着状態においてねじ部材210を緩める
と、円板カム204が回転自在になると共に、被支持部材9
4は突起196が長孔202の一端に当接する位置(例えば第
7−B図に示す位置)からかかる突起196が長孔202の他
端に当接する位置まで上下方向に移動自在になる。
第5図、第7−A図及び第7−B図を参照して、第1
の反射鏡52の後端部の位置を例えば第7−A図に示す位
置から上方(又は下方)に変化せしめる、言い換えると
支持枠体90が後端に向けて下方(又は上方)に傾斜して
支持手段82及び84に支持されているのを修正するには、
まずねじ部材210を緩める。次いで、円板カム204を回動
して第7−B図に示す如くその大径作用部204a(又は小
径作用部204b)を被支持部材94の垂下部198aの下端に設
けられた作用突起198cに作用せしめる(小径作用部204b
を作用せしめる場合は図示せず)。かくすると、被支持
部材94の被支持部198bが支持案内部材88のレール部88a
に支持されていることに起因して、かかる被支持部材94
に対して支持枠体90が相対的に上方(又は下方)に移動
され、かくして第1の反射鏡52の後端部は所要の通り上
方(又は下方)に移動される。円板カム204の回動は、
その表面に形成された凹部208に例えばドライバーの如
き工具の先端部を係合せしめることによって容易に遂行
することができる。尚、この凹部208は、円板カム204の
角度位置を示す印としても機能する。また、上述の移動
の際には、第7−A図及び第7−B図から理解される如
く、取付プレート190の突起196は長孔202内を相対的に
上方(又は下方)に移動し、円板カム204の突起206も長
孔200内を相対的に上方(又は下方)に移動する。しか
る後、緩めたねじ部材210を締付けて取付プレート190、
円板カム204及び被支持部材94を所定の位置関係に固定
する。
上述の第1の光学要素組立体54においては、次の点が
注目される。即ち、円板カム204を回動せしめることに
よって被支持部材94に対して取付プレート190、即ち支
持枠体90の上下方向位置が調整される。従って、第1の
反射鏡52の後端部の位置を変化させても被支持部材94と
支持手段84(支持案内部材88)との位置関係は変化せ
ず、被支持部材94に対する取付プレート190、即ち支持
枠体90の位置関係が変化するのみである。それ故に、被
支持部材94に連結されたワイヤ126bには何ら影響はな
く、第1の反射鏡52の上下方向の位置を調整することに
よって生ずる悪影響も実質上発生しない。
第2の光学要素組立体における被支持部材の装着様式 次に、第8図及び第9図を参照して、第2の光学要素
組立体60の支持枠体104と被支持部材106の装着様式につ
いて説明する。具体例においては支持枠体104は前後方
向に延びる支持プレート220を有し、この支持プレート2
20の上端部及び下端部が第8図において右上方、即ち第
1の光学要素組立体54(第3図)に向けて折曲せしめら
れている。支持プレート220の前端部には上下方向に間
隔を置いて一対の長孔222a及び222bが形成され、長孔22
2a及び222bは上下方向に延びている。また、支持プレー
ト220の長孔222aが形成されている部位の内側部位に
は、前後方向、即ち支持プレート220の長手方向に延び
る長孔224が形成されている。一方、被支持部材106は、
実質上垂直に延びる直立壁部226及び直立壁部226の下端
から前方に延びる略三角形状の突出部228を有してい
る。直立壁部226の一側端には、更に、取付壁部230が設
けられており、この取付壁部230の上部には雌ねじ孔232
が形成され、その下部には円筒状の短突起234が設けら
れている。尚、第3図及び第8図から容易に理解される
如く、プーリ122aは直立壁部226に植設された短軸172a
に回転自在に装着され、この短軸172aの先端部には、プ
ーリ122aの離脱を防止するために、係止部材236が係止
されている。また、上記滑動部材100は突出部228の先端
部に固定されている。この被支持部材106に関連して、
更に、支持枠体104と被支持部材106との相対的位置関係
を調整するための位置調整手段が設けられている。この
位置調整手段は、手動操作される調整レバー238を備え
ている。調整レバー238の略中央部には支持突起240が一
体に設けられ、その一端部には円形の孔242が形成さ
れ、またその他端には操作突起244が設けられている。
かかる被支持部材106及び調整レバー238は、次の通り
に支持プレート220に装着される。即ち、まず、被支持
部材106の取付壁部230に設けられた短突起234を支持プ
レート220に形成された長孔222b内に位置付ける。次い
で、調整レバー238に設けられた支持突起240を支持プレ
ート220に形成された長孔224内に位置付ける(この操作
は、被支持部材106の装着前に行うこともできる)。し
かる後、調整レバー238に形成された孔242、支持プレー
ト220に形成された長孔222a及び被支持部材106に形成さ
れた雌ねじ孔232を所要の通り整合せしめた後、ロック
手段として作用する固定ねじ246を孔242及び長孔222aを
通して雌ねじ孔232に螺合せしめる。かくして、固定ね
じ246の作用によって、調整レバー238、支持プレート22
0及び被支持部材106が所要の通り固定される。かかる装
着状態において固定ねじ246を緩めると、第8図及び第1
0図から理解される如く、被支持部材106は、短突起234
が長孔222bの一端に当接する(固定ねじ246が長孔222a
の一端に当接する)位置からこの短突起234が長孔222b
の他端に当接する(固定ねじ246が長孔222aの他端に当
接する)位置までの間を支持プレート220に対して相対
的に上下方向に移動自在になる。また、調整レバー238
は、固定ねじ246が長孔222aの一端に当接する角度位置
からこの固定ねじ246が長孔222aの他端に当接する角度
位置までの間を旋回自在になる。
主として第8図及び第10図を参照して、第2の反射鏡
56及び第3の反射鏡58の前端部の位置を上下方向上方
(又は下方)に変化せしめる、言い換えると複写物にお
いて原稿の複写された右端部(幅方向右端部)が左端部
(幅方向左端部)に比して複写紙の前端側(又は後端
側)に傾斜して片寄るのを修正するには、支持板74(第
2図も参照)に形成された開口248を通して固定ねじ246
を緩める。次いで、支持板74に形成された切欠き250を
通して調整レバー238を第10図に二点鎖線で示す如く矢
印252で示す上方に(又は矢印254で示す下方に)幾分旋
回せしめる。かくすると、調整レバー238の旋回中心と
なる固定ねじ246が長孔222aを通して被支持部材106の雌
ねじ孔232に螺合されている故に、調整レバー238の上述
した旋回に伴い支持突起240の作用によって支持プレー
ト220が第10図に二点鎖線で示す通りに上方(第7図に
図示しないが下方)に移動され、かくして支持枠体104
に装着された第2の反射鏡56及び第3の反射鏡58の前端
部も所要の通り上方(又は下方)に移動される。かかる
移動の際には、第8図及び第10図から理解される如く、
被支持部材106の短突起234及び固定ねじ246は、長孔222
a及び222b内を相対的に下方(又は上方)に移動し、ま
た調整レバー238の支持突起240は、長孔224内を相対的
に第10図において左方(又は右方)に移動する。しかる
後、支持板74の開口248を通して固定ねじ246を固定す
る。かくして、調整レバー238、支持プレート220及び被
支持部材106が所要の通り固定され、支持プレート220及
び被支持部材106は調整後の位置関係に保持される。
第2の光学要素組立体60においては、次の点が注目さ
れる。即ち、調整レバー238を操作することによって被
支持部材106に対して支持プレート220、即ち支持枠体10
4の上下方向位置が調整される。従って、第2の反射鏡5
6及び第3の反射鏡58の前端部の位置を変化させても支
持手段82(支持案内部材86)と被支持部材106との位置
関係は実質上変化せず、被支持部材106に対する支持プ
レート190、即ち支持枠体104の位置関係が変化するのみ
である。それ故に、被支持部材106に装着されたプーリ1
22aの上下方向位置も実質上変化せず、支持プレート220
の位置調整に起因してワイヤ126aを介して第1の光学要
素組立体54に作用する上下方向への偏倚傾向等の悪影響
が実質上発生することはない。
第2の光学要素組立体の変形例 第11図及び12図を参照して、第2の光学要素組立体の
変形例について説明する。尚、理解を容易にするため
に、第1図乃至第10図に示す具体例と同一の部材は同一
の番号を付して説明する。
主として第11図を参照して、この変形例においては、
位置調整手段は、調整レバーに代えて、調整ねじ258を
備えている。そして、このことに関連して、変形例で
は、被支持部材106の直立壁部226の上端には内方に突出
する突出片260が一体に設けられ、この突出片260には孔
262が形成されている。また、支持プレート220の一端部
上端には上記突出片260に向けて第11図において右上方
に突出する突出片264が一体に設けられ、この突出片264
には雌ねじ孔266が形成されている。そして、調整ねじ2
58は被支持部材106の孔262を通して支持プレート220の
雌ねじ孔266に螺合される。かかる変形例におけるその
他の構成は、第1図乃至第10図に示す具体例と実質上同
一である。
かくの通りであるので、第12図から容易に理解される
如く、固定ねじ246を緩めると、被支持部材106は、短突
起234が長孔222bの一端に当接する(固定ねじ246が長孔
222aの一端に当接する)位置からこの短突起234が長孔2
22bの他端に当接する(固定ねじ246が長孔222aの他端に
当接する)位置までの間を支持プレート220に対して相
対的に上下方向に移動自在になる。そして、かく緩めた
状態において調整ねじ258を所定方向(又は所定方向と
反対方向)に回動せしめると、支持案内部材86に支持さ
れている被支持部材106に対して支持プレート220、従っ
て支持枠体104が上方(又は下方)に移動され、かくし
て、第1図乃至第10図に示す具体例と同様に、第2の光
学要素組立体60に装着された第2の反射鏡56及び第3の
反射鏡58の上下方向の位置を所要の通り調整することが
できる。
以上、本発明に従って構成された走査光学装置の具体
例について説明したが、本発明はかかる具体例を限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種
々の変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の具体例においては、第1の光学要素組
立体54の後端部に位置調整手段を設けている(言い換え
ると被支持部材に対して支持枠体が上下方向に位置調整
自在に構成している)が、これに限定されることなく、
第1の光学要素組立体54の前端部、或いはこの第1の光
学要素組立体54の両端部の双方に上述した位置調整手段
を設けてもよい。また、位置調整手段としては、第8図
乃至第10図に図示するもの、或いは第11図及び第12図に
図示するものを適用することもできる。
また、例えば、図示の具体例においては、第2の光学
要素組立体60の前端部に位置調整手段を設けているが、
これに限定されることなく、第2の光学要素組立体60の
後端部、或いはこの第2の光学要素組立体60の両端部の
双方に上述の位置調整手段を設けてもよい。位置調整手
段としては、第5図乃至第7図に示すものを適用するこ
ともできる。
また、具体例では、静電複写機の走査光学装置に適用
して説明したが、他の画像生成装置或いは送信原稿読取
機の如き画像読取装置の走査光学装置にも同様に適用す
ることができる。
〈発明の効果〉 本発明による画像形成装置は以上のように構成され、
第1の光学要素組立体及び第2の光学要素組立体のうち
少なくとも一方、光学要素が装着された支持枠体と、該
支持枠体の両端部に設けられ且つ該一対の支持手段の各
々に支持される被支持部を含み、少なくとも一方の該被
支持部には駆動手段を構成する伝動機構が連結されてお
り、該支持枠体が該伝動機構が連結された少なくとも一
方の該被支持部に実質上上下方向に位置調整自在に装着
されているので、第1の光学要素組立体の光学要素と第
2の光学要素組立体の光学要素との上下方向の位置を調
整する場合には、上記支持枠体を被支持部に対して位置
調整すればよく、駆動手段を構成する伝動機構が連結さ
れた被支持部と支持手段との位置関係は実質上変化しな
い。従って、光学要素の上下方向の位置調整に伴い駆動
手段を構成する伝動機構が支持手段に対して上下方向に
変位することによって生ずる移動時の振動の発生を未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された走査光学装置の一
具体例を備えた静電複写機を示す簡略断面図。 第2図は、第1図に図示する静電複写機における走査光
学装置の支持枠構造を示す簡略分解斜面図。 第3図は、第1図に図示する静電複写機における走査光
学装置の主要部を示す斜面図。 第4図は、第3図に図示する走査光学装置における滑動
片を示す部分断面図。 第5図は、第3図に図示する走査光学装置における第1
の光学要素組立体及びその近傍を示す断面図。 第6図は、第5図に図示する第1の光学要素組立体の後
端部を分解して示す斜視図。 第7−A図及び第7−B図は、夫々、第5図に図示する
第1の光学要素組立体における支持枠体の位置調整を説
明するための図。 第8図は、第3図に図示する走査光学装置における第2
の光学要素組立体の一端部を分解して示す斜視図。 第9図は、第8図に図示する第2の光学要素組立体の一
端部及びその近傍を示す断面図。 第10図は、第2の光学要素組立体の一端部及びその近傍
を示す左側面図。 第11図は、第2の光学要素組立体の変形例の一端部を分
解して示す斜視図。 第12図は、第11図に図示する第2の光学要素組立体の一
端部を示す断面図。 48……走査光学装置 54……第1の光学要素組立体 60……第2の光学要素組立体 82及び84……支持手段 86及び88……支持案内部材 90及び104……支持枠体 94及び106……被支持部材 204……円板カム 238……調整レバー 258……調整ねじ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向に間隔を置いて配設された一対の支
    持手段と、該一対の支持手段に往復動自在に装着された
    第1の光学要素組立体及び第2の光学要素組立体と、該
    第1の光学要素組立体及び該第2の光学要素組立体を往
    復動せしめるための駆動手段を具備し、該駆動手段を構
    成する伝動機構によって該第1の光学要素組立体と該第
    2の光学要素組立体とが連結されている走査光学装置に
    おいて; 該第1の光学要素組立体及び該第2の光学要素組立体の
    うち少なくとも一方は、光学要素が装着された支持枠体
    と、該支持枠体の両端部に設けられ且つ該一対の支持手
    段の各々に支持される被支持部を含み、少なくとも一方
    の該被支持部には該伝動機構が連結されており、該支持
    枠体が該伝動機構が連結された少なくとも一方の該被支
    持部に実質上上下方向に位置調整自在に装着されてい
    る、ことを特徴とする走査光学装置。
  2. 【請求項2】位置調整自在な該支持枠体を該被支持部に
    対して相対的に移動せしめるための位置調整手段が設け
    られている特許請求の範囲第1項記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】該位置調整手段は該支持枠体に旋回自在に
    装着された調整レバーを有しており、該調整レバーを旋
    回せしめることによって、該支持枠体が該被支持部に対
    して実質上上下方向に位置調整される特許請求の範囲第
    2項記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】該位置調整手段は該被支持部に形成された
    孔を通して該支持枠体に螺合された調整ねじを有してお
    り、該調整ねじを回動せしめることによって、該支持枠
    体が該被支持部に対して実質上上下方向に位置調整され
    る特許請求の範囲第2項記載の走査光学装置。
  5. 【請求項5】該位置調整手段は該支持枠体に回動自在に
    装着された円板カムを有しており、該円板カムを回動せ
    しめることによって、該支持枠体が該被支持部に対して
    実質上上下方向に位置調整される特許請求の範囲第2項
    記載の走査光学装置。
  6. 【請求項6】位置調整自在な該被支持部を所定位置に解
    除自在にロックするロック手段が設けられている特許請
    求の範囲第2項から第5号までのいずれかに記載の走査
    光学装置。
  7. 【請求項7】該第1の光学要素組立体は原稿を照射する
    ための光源及び原稿からの反射光を所定方向に反射する
    反射鏡を含み、該第2の光学要素組立体は該第1の光学
    要素組立体の反射鏡からの反射光を受ける反射鏡を含ん
    でおり、該第1の光学要素組立体及び該第2の光学要素
    組立体を往復動せしめるための該駆動手段は該第2の光
    学要素組立体を該第1の光学要素組立体の移動速度の半
    分の速度で移動せしめ特許請求の範囲第1項から第6項
    までのいずれかに記載の走査光学装置。
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