JPH0473571B2 - - Google Patents

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JPH0473571B2
JPH0473571B2 JP57208488A JP20848882A JPH0473571B2 JP H0473571 B2 JPH0473571 B2 JP H0473571B2 JP 57208488 A JP57208488 A JP 57208488A JP 20848882 A JP20848882 A JP 20848882A JP H0473571 B2 JPH0473571 B2 JP H0473571B2
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    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/522Projection optics
    • G03B27/525Projection optics for slit exposure
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    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数個の複写倍率のうちの任意の複
写倍率で複写物を生成することができる可変倍率
静電複写機に関する。
従来から、複数個の複写倍率、例えば等倍、所
定倍率の縮小及び拡大、のうちの任意に選択され
る複写倍率で原稿の複写物を生成することができ
る可変倍率静電複写機が提案され実用に供されて
いる。
かような可変倍率静電複写機においては、一般
に、透明板上に載置された原稿の像を静電写真感
光体の移動経路に沿つた露光域にて上記感光体上
に複数個の投射倍率のうちの任意に選択される投
射倍率で投射することができる光学系が備えられ
ている。そして、複写倍率の変更は、一般に、光
学系の投射倍率を変更すると共に、光学系の少な
くとも一部と透明板とを相対的に移動せしめるこ
とによつて遂行される走査露光の速度を変更する
ことによつて達成される。光学系の投射倍率の変
更は、光学系のうちの少なくとも1個の光学要素
組立体の位置を変更することによつて達成され
る。光学系が第1の反射鏡組立体、第2の反射鏡
組立体及びレンズ組立体を含み、走査露光の際に
は、第1の反射鏡組立体が静止透明板に沿つて移
動せしめられると共に、この第1の反射鏡組立体
の移動に同期してその速度の1/2の速度で第2の
反射鏡組立体が移動せしめられる型のものである
場合には、レンズ組立体の位置を変更すると共
に、第1の反射鏡組立体に対する第2の反射鏡組
立体の位置を変更せしめることによつて、光学系
の投射倍率が変更せしめられる。
然るに、従来の上述した型の光学系を備えた可
変倍率静電複写機においては、 (a) レンズ組立体及び第2の反射鏡組立体を移動
せしめて光学系の投射倍率を変更せしめるため
の手段が比較的複雑且つ高価である、 (b) レンズ組立体及び第2の反射鏡組立体を充分
に正確に且つ安定して所要位置に位置付けるこ
とが困難である、 等の解決すべき問題乃至欠点がある。また、特に
上述した型の光学系を有する可変倍率静電複写機
に限定されることなく、他の形態の可変倍率誘電
複写機(例えば、走査露光の際に光学系が移動さ
れるが上述した型とは異なる型の光学系を有する
もの、或いは走査露光の際に透明板が移動される
もの)においても、 (c) 複写倍率を変更すると感光体上の露光量が変
化する故に、この露光量を修正するための露光
補正板が設けられているが、この露光補正板を
移動せしめて露光量を修正するための手段が複
雑且つ高価であると共に、この露光補正板を正
確に且つ安定して所要位置に位置付けることが
困難である、 (d) 複写倍率を変更する際には光学系の少なくと
も1個の光学要素組立体が移動せしめられる
が、この光学要素組立体を所要位置に位置付け
るために制御するための手段が複雑である、 (e) また、複写倍率を変更する際には光学系の少
なくとも1個の光学要素組立体が移動せしめら
れるが、この光学要素組立体が所要位置に位置
せしめられたことを検出するための手段が複雑
且つ高価である、 等の問題乃至欠点があつた。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであつ
て、その主な目的は、上述した型の光学系を備え
た可変倍率静電複写機であつて、レンズ組立体及
び第2の反射鏡組立体を所要の通りに移動せしめ
て光学系の投射倍率を変更せしめるための手段
が、充分な信頼性を有するにもかかわらず比較的
簡単且つ安価である、改良された可変倍率静電複
写機を提供することである。
前記主目的を達成するため、本発明によれば、
複写すべき原稿が載置される静止透明板、にて該
感光体上に該原稿の像を複数個の投射倍率のうち
の任意の投射倍率で投射するための光学系であつ
て、該透明板に沿つて往復動せしめられる第1の
反射鏡組立体と、該第1の反射鏡組立体の往復動
に同期して該第1の反射鏡組立体の往復動方向と
実質上平行に且つ該第1の反射鏡組立体の移動速
度の1/2の速度で往復動せしめられる第2の反射
鏡組立体と、該複数個の投射倍率に夫々対応した
複数個の位置のいずれかに位置付けられるレンズ
組立体とを含み、投射倍率の変更は該レンズ組立
体の位置を変更せしめると共に該第1の反射鏡組
立体に対する該第2の反射鏡組立体の位置を該第
2の反射鏡組立体の往復動方向に変更せしめるこ
とによつて達成されるところの光学系、 該第1の反射鏡組立体と該第2の反射鏡組立体
とを往復動せしめるための駆動手段、及び 該光学系の投射倍率を変更するために、該レン
ズ組立体を移動せしめると共に該第2の反射鏡組
立体を移動せしめるための光学系投射倍率変更手
段を具備する可変倍率静電複写機において; 該光学系投射倍率変更手段は、倍率変更用駆動
源と、該倍率変更用駆動源の作動を制御するため
の制御手段と、該第2の反射鏡組立体を移動せし
めるための、該複数個の投射倍率に夫々対応した
複数個の位置のいずれかに位置付けられる設定部
材と、該駆動源と該設定部材との間に介在せしめ
られた第1の伝動系列と、該駆動源と該レンズ組
立体との間に介在せしめられた第2の伝動系列と
を含み、 該第1の伝動系列は、該駆動源に駆動連結され
たカムと、該設定部材に装着され且つ該カムと協
働するカム従動節を含み、 該第2の伝動系列は、願駆動源と該レンズ組立
体との間に配設された巻掛け伝動節を含み、 該駆動源が作動されると、該第1の伝動系列及
び該設定部材を介して該第2の反射鏡組立体が移
動せしめられると共に、該第2の伝動系列を介し
て該レンズ組立体が移動せしめられ、 該駆動手段は、該第1の反射鏡組立体及び該第
2の反射鏡組立体の往復動方向に間隔を置いて回
転自在に装着された一対の静止プーリと、該第2
の反射鏡組立体に回転自在に装着された移動プー
リと、該一対の静止プーリ及び該移動プーリに巻
掛けられると共に該第1の反射鏡組立体に固定さ
れたロープを含み、 該光学系投射倍率変更手段の該設定部材には、
伝動用プーリが回転自在に装着されており、 該駆動手段の該ロープの両自由端部の各々は、
該移動プーリに巻掛けられ、次いで該設定部材の
移動方向に間隔を置いて装着された一対の静止案
内プーリの各々に夫々巻掛けられた後に該伝動用
プーリに巻掛けられ、しかる後に所定静止位置に
固定されており、 該設定部材が移動せしめられると、これに応じ
て該伝動用プーリが伝動せしめられ、そして該伝
動用プーリの該転動に応じて該移動プーリが転動
せしめられて該第2の反射鏡組立体が移動せしめ
られる可変倍率静電複写機が提供される。
以下、本発明に従つて構成された可変倍率静電
複写機の一具体例を図示している添付図面を参照
して詳述する。
複写機全体の概要 最初に、本発明に従つて構成された可変倍率静
電複写機の一具体例の全体を簡略に図示している
第1図を参照して、図示の複写機の全体の構成を
説明する。
図示の複写機は、全体を番号2で示す略直方体
形状のハウジングを有する。このハウジング2の
上面には、複写すべき原稿が載置される静止透明
板4が固定され、そしてまた透明板4及びそ上に
載置された原稿を覆うための開閉動自在な原稿押
え5が設けられている。
ハウジング2内には、その大部分はハウジング
2内を実質上水平に延び、ハウジング2内を上部
空間と下部空間に区画している基板6が配設され
ている。そして、下部空間の略中央部には、円筒
状の回転ドラム8が回転自在に装着されている。
この回転ドラム8の周表面の少なくとも一部に
は、静電写真感光体10が配設されている。
矢印12で示す方向に回転駆動される回転ドラ
ム8の周囲には、その回転方向に見て順次に、充
電用コロナ放電器14、除電ランプ16、現像装
置18、転写用コロナ放電器20、剥離用コロナ
放電器22及びクリーニング装置24が配設され
ている。充電用コロナ放電器14は、感光体10
を特定極性に実質上一様に充電せしめる。充電用
コロナ放電器14と除電ランプ16との間には露
光域26が存在する。かかる露光域26において
は、後述する光学系によつて、透明板4上に載置
された原稿の像が投射され、かくして感光体10
上に原稿の像に対応した静電潜像が形成される。
除電ランプ16は、縮小複写時等において、充電
用コロナ放電器14によつて充電されたが露光域
26にて原稿の像が投射されなかつたところの感
光体10の両側部(即ち回転ドラム8の回転中心
軸線の方向に見て両端部)を照射し、上記両側部
の電荷を消失せしめる。現像装置18は、感光体
10上の静電潜像にトナー粒子を施し、静電潜像
をトナー像に現像する。転写用コロナ放電器20
は、転写域28において感光体10の表面に接触
せしめられる複写紙の裏面にコロナ放電を施し、
感光体10上のトナー像を複写紙上に転写せしめ
る。剥離用コロナ放電器22は、転写域28の直
ぐ下流側において複写紙の裏面にコロナ放電を施
し、感光体10の表面に静電的に付着された複写
紙を感光体10から剥離せしめる。クリーニング
装置24は感光体10の表面に押圧せしめられ得
る弾性材料製ブレード30を有し、このブレード
30の作用によつて転写の後に感光体10上に残
留している残留トナー粒子を感光体10か除去す
る。所望ならば、矢印12で示す回転ドラム8の
回転方向に見て剥離用コロナ放電器22とクリー
ニング装置24との間の領域に、転写の後に感光
体10上に残留し得る残留電荷を消失せしめるた
めの除電ランプ及び除電用コロナ放電器(図示し
ていない)を付加的に配設することができる。
ハウジング2の下部には、上下方向に並置され
た2個の複写紙供給機構32a及び32bと、か
かる複写紙供給機構32a及び32bから送給さ
れた複写紙を上記転写域28を通して搬送するた
めの全体を番号34で示す複写機搬送機構とが配
設されている。複写紙供給機構32a及び32b
の各々は、夫々、カセツト受部36a及び36
b、ハウジング2の右側壁に形成された開口を通
して上記カセツト受部36a及び36bに着脱自
在に装着される複写紙カセツト38a及び38
b、及び送給ローラ40a及び40bを有する。
送給ローラ40a及び40bはそのいずれか一方
が選択的に作動され、複写紙カセツト38a又は
38b内に収容されている積層状態の複数枚のシ
ート状複写紙から送給路42a又は42bを通し
て複写紙を一枚づつ複写紙搬送機構34に送給す
る。複写紙搬送機構34は、送給路42a又は4
2bを通して送給された複写紙を搬送するための
搬入ローラ対44、案内板対46、搬送ローラ対
48、搬送ローラ対48からの複写紙を上記転写
域28に導くための案内板対50、感光体10か
ら剥離された複写紙を搬送するための搬送ベルト
組立体52、定着ローラ対54、案内板対55、
搬出ローラ対56、及び搬出ローラ対56からハ
ウジング2の左側壁に形成されている開口を通し
て排出される複写紙を受入れる受皿58を含んで
いる。定着ローラ対54の一方のローラ、即ち上
方に位置するローラは、内部に加熱要素(図示し
ていない)を備えており、感光体10から転写さ
れたトナー像を有する複写紙の表面を加圧すると
共に加熱し、かくしてトナー像を複写紙に定着せ
しめる。
ハウジング2内の上記基板6よりも上方の上部
空間には、透明板4上に載置された原稿の像を上
記露光域26において感光体10上に投射するた
めの全体を番号60で示す光学系が装備されてい
る。この光学系は、原稿照射ランプ62及び反射
鏡64を有する第1の反射鏡組立体66と、2枚
の反射鏡68及び70を有する第2の反射鏡組立
体72と、少なくとも1枚のレンズを有するレン
ズ組立体74と、反射鏡76を有する第3の反射
鏡組立体78とを含んでいる。後に詳述する如
く、第1の反射鏡組立体66は、第1図において
左右方向に透明板4に沿つて往復動せしめられ、
第2の反射鏡組立体72は、第1の反射鏡組立体
66の往復動に同期して、第1図において左右方
向に第1の反射鏡組立体66の往復動方向と実質
上平行に且つ第1の反射鏡組立体66の移動速度
の1/2の速度で往復動せしめられる。そして、第
1の反射鏡組立体66及び第2の反射鏡組立体7
2が第1図において左から右に前進する時に、透
明板4上に載置された原稿が走査され、原稿の像
が上記露光域26にて感光体10上に投射され
る。原稿照射ランプ62によつて照射される原稿
からの反射光は、反射鏡64,68及び70に反
射されてレンズ組立体74のレンズを通り、しか
る後に反射鏡76に反射され、上記基板6に形成
されている開口80を通つて上記露光域26にて
感光体10上に至る。開口80と感光体10との
間には、感光体10に至る光路の感光体10の移
動方向(従つて矢印12で示す回転ドラム8の回
転方向)における幅、即ちスリツト露光幅を規制
するスリツト露光幅規制部材82が配設されてい
る。
而して、図示の複写機は、等倍複写と、例えば
長さ比で約0.82倍、面積比で約0.67倍の第1の縮
小複写と、例えば長さ比で約0.7倍、面積比で約
0.5倍の第2の縮小複写と、例えば長さ比で約
1.27倍、面積比で約1.6倍の拡大複写との4個の
複写倍率のうちの任意に選定される複写倍率で複
写物を生成することができるように構成されてい
る。
後に詳述する如く、等倍複写の場合には、光学
系60のレンズ組立体74は第1図に実線で示す
位置に位置付けられ、第2の反射鏡組立体72は
前進開始時において第1図に実線で示す位置に位
置付けられる。かくして、光学系60は原稿の像
を等倍で感光体10上に投射する状態にせしめら
れる。そして、原稿の像を感光体10上に投射す
る際に、第1の反射鏡組立体66は感光体10の
移動速度と実質上同一の速度Vで前進され、第2
の反射鏡組立体72は速度V/2で前進される。
上記第1の縮小複写の場合には、光学系60の
レンズ組立体74は第1図に2点鎖線74R1
示す第1の縮小位置に位置付けられ、第2の反射
鏡組立体72は前進開始時において第1図に2点
鎖線72R1で示す第1の縮小位置に位置つけら
れる。かくすると、光学系60は原稿の像を約
0.82倍に縮小して感光体10上に投射する状態に
せしめられる(これによつて、感光体10上に形
成される静電潜像の、幅方向の寸法が約0.82倍に
縮小される)。そして、原稿の像を感光体10上
に投射する際に、第1の反射鏡組立体66は約
V/0.82の速度で移動され、第2の反射鏡組立体7 2は約V/2×0.82の速度で移動される(これによ つて、感光体10上に形成される静電潜像の、感
光体10の移動方向、換言すれば走査露光移動方
向の寸法が約0.82倍に縮小される)。
上記第2の縮小複写の場合には、光学系60の
レンズ組立体74は第1図に2点鎖線74R2
示す第2の縮小位置に位置付けられ、第2の反射
鏡組立体72は前進開始時において第1図に2点
鎖線72R2で示す第2の縮小位置に位置付けら
れる。かくすると、光学系60は原稿の像を約
0.7倍に縮小して感光体10上に投射する状態に
せしめられる(これによつて、感光体10上に形
成される静電潜像の、幅方向の寸法が約0.7倍に
縮小される)。そして、原稿の像を感光体10上
に投射する際に、第1の反射鏡組立体66は約
V/0.7の速度で移動され、第2の反射鏡組立体72 は約V/2×0.7の速度で移動される(これによつ て、感光体10上に形成される静電潜像の、感光
体10の移動方向、換言すれば走査露光移動方向
の寸法が約0.7倍に縮小される)。
上記拡大複写の場合には、光学系60のレンズ
組立体74は第1図に2点鎖線74Eで示す拡大
位置に位置付けられ、第2の反射鏡組立体72は
前進開始時において第1図に2点鎖線72Eで示
す拡大位置に位置付けられる。かくすると、光学
系60は原稿の像を約1.27倍に拡大して感光体1
0上に投射する状態にせしめられる(これによつ
て、感光体10上に形成される静電潜像の、幅方
向の寸法が約1.27倍に拡大される)。そして、原
稿の像を感光体10上に投射する際に、第1の反
射鏡組立体66は約V/1.27の速度で移動され、第 2の反射鏡組立体72は約V/2×1.27の速度で移 動される(これによつて、感光体10上に形成さ
れる静電潜像の、感光体10の移動方向、換言す
れば走査露光移動方向の寸法が約1.27倍に拡大さ
れる)。
他方、複写倍率の如何にかかわらず回転ドラム
8は常に所定の速度で回転され、感光体10は常
に速度Vで移動せしめられる。また、複写紙搬送
機構34は、複写倍率の如何にかかわらず、常に
所定速度即ち感光体10の移動速度と同一の速度
で、上記転写域28を通して複写紙を搬送する。
而して、図示の可変倍率静電複写機の上述した
通りの構成は、既に公知のものであり、本発明が
適用される可変倍率静電複写機の一例を示すもの
にすぎない。
図示の可変倍率静電複写機においては、本発明
に従つて、光学系60に関連して以下に詳細に説
明する通りの改良が加えられている。
第1の反射鏡組立体及び第2の反射鏡組立体 第1の反射鏡組立体66及び第2の反射鏡組立
体72が前進開始位置から相当前進せしめられた
状態を、上記前進開始位置画(第1図において左
側)から見た斜視図である第2図を参照して説明
すると、ハウジング2内に上記基板6(第1図参
照)より上方の上部空間には、互いに所定の間隔
を置いて実質上平行に延びる懸架ロツド84及び
案内レール86が配設されている。この懸架ロツ
ド84は、第1の反射鏡組立体66及び第2の反
射鏡組立体72の往復動方向(第1図において左
右方向)に所定の間隔を置いて後垂直側板88
(第3図、第7図及び第8図に図示する、ハウジ
ング2内に所定の間隔を置いて配設されている一
対の垂直側板のうちの後側の垂直側板)の内面に
固定されている一対の取付ブラケツト90及び9
2間に装着されている。また、この案内レール8
6は、図示していない前垂直側板(ハウジング2
内に所定の間隔を置いて配設されている一対の垂
直側板のうちの前側の垂直側板)に固定されてい
る。
一方、上記第1の反射鏡組立体66は反射部を
有する第1の支持枠体94を有し、この第1の支
持枠体94に上記原稿照射ランプ62と上記反射
鏡64とが所要の通りに装着されている。第1の
支持枠体94の一端には滑動ブロツク96が固定
され、かかる滑動ブロツク96が懸架ロツド84
に滑動自在に装着されている。第1の支持枠体9
4の他端にはローラ98が回転自在に装着され、
かかるローラ98が案内レール86上に載置され
ている。かくして、第一の支持枠体94に支持さ
れている原稿照射ランプ62及び反射鏡64を有
する第1の反射鏡組立体66が懸架ロツド84及
び案内レール86に沿つて滑動自在に装着されて
いる。
上記第2の反射鏡組立体72は第2の支持枠体
100を有し、この第2の支持枠体100に上記
反射鏡68と上記反射鏡70とが所要の通りに装
着されている。第2の支持枠体100の一端には
略コ字状の滑動部材102が固定され、滑動ブロ
ツク96の両側に位置する滑動部材102の両端
部が懸架ロツド84に滑動自在に装着されてい
る。第2の支持枠体100の他端にはローラ10
4が回転自在に装着され、かかるローラ104が
案内レール86上に載置されている。かくして、
反射鏡68及び反射鏡70を有する第2の反射鏡
組立体72が懸架ロツド84及び案内レール86
に沿つて滑動自在に装着されている。
第1の反射鏡組立体66及び第2の反射鏡組立
体72は、全体を番号106で示す駆動手段によ
つて往復動せしめられる。駆動手段106は、駆
動モータMと、第1の反射鏡組立体66の往復動
に連通して第2の反射鏡組立体72を第1の反射
鏡組立体66の移動速度の1/2の速度で往復動せ
しめるための減速連動機構108とを含んでい
る。図示の減速連動機構108は、一対の静止プ
ーリ110及び112、移動プーリ114並びに
これらのプーリ110,112及び114に巻掛
けられているロープ116を含んでいる。一対の
静止プーリ110及び112は、上記後垂直側板
88(第3図、第7図及び第8図参照)の内面に
第1の反射鏡組立体66及び第2の反射鏡組立体
72の往復動方向に所定の間隔を置いて植設され
た支持軸118及び120に夫々回転自在に装着
されている。一方、移動プーリ114は、第2の
反射鏡組立体72の一端に固定された上記滑動部
材102に植設された支持軸122に回転自在に
装着されている。図示の具体例においては、上述
した一対の静止プーリ110及び112、移動プ
ーリ114並びにロープ116を含む減速連動機
構108に関連して、第1の反射鏡組立体66及
び第2の反射鏡組立体72の往復動方向に延びる
細長い設定部材124(第7図参照)が配設され
ている。更に、ハウジング72の内側から見てい
る第7図も参照して、この設定部材124の両端
部には上記往復動方向に延びるスロツト126及
び128が形成されており、かかるスロツト12
6及び128には上記後垂直側板88の外面に植
設された支持軸130及び132が夫々受入れら
れ、かくして設定部材124は上記往復動方向に
移動自在に装着されている。かような設定部材1
24は、後に詳述する如く、選定される複写倍率
に応じて4個の相互に異なつた所定位置のいずれ
かに選択的に位置付けられる。この設定部材12
4には更に支持軸134が植設され、この支持軸
134には伝動用プーリ136が回転自在に装着
されている。またロープ116は部分116aと
部分116bとを有している。このロープ116
の部分116aは、後垂直側板88の外面に固定
された装着部材138にばね部材140を介して
固定された一端から伝動用プーリ136に向かつ
て延びてこれに巻掛けられ、次に後垂直側板88
に形成された開口142を貫通し且つ傾斜して回
転自在に装着されている傾斜プーリ144に向つ
て延びてこれに巻掛けられ、次いで第2の反射鏡
組立体72の滑動部材102に装着されている移
動プーリ114に向かつて延びてこれに巻掛けら
れ、更に静止プーリ112に向かつて延びてこれ
に巻掛けられ、後垂直側板88の内面に回転自在
に装着されている案内プーリ146及び148に
向かつて延びてこれらに巻掛けられ、しかる後に
電動モータMに駆動連結されている駆動プーリ1
50に向かつて延びてこれに数回巻掛けられ、次
いで更に垂直側板88の内面に回転自在に装着さ
れている案内プーリ152に向かつて延びてこれ
に巻掛けられ、更に静止プーリ110に向かつて
延びてこれに巻掛けられ、そして更に第1の反射
鏡組立体66の滑動ブロツク96の固定部154
に延びてこれに固定されている。またロープ11
6の部分116bは、後垂直側板88の外面に固
定された装着部材156に固定された一端から伝
動用プーリ136に向かつて延びて伝動用プーリ
136に対するロープ16の部分116aの上述
した巻掛け方向とは反対にこれに巻掛けられ、次
いで後垂直側板88に形成された開口158を貫
通し且つ傾斜して回転自在に装着されている傾斜
プーリ160(一対の静止案内プーリの他方を構
成する)に向かつて延びてこれに巻掛けられ、更
に移動プーリ114に向かつて延びて移動プーリ
114に対するロープ116の部分116aの上
述した巻掛け方向とは反対にこれらに巻掛けら
れ、そして更に第1の反射鏡組立体66の滑動ブ
ロツクの固定部154に延びてこれに固定されそ
して更に上述した部分116に連続している。
上述した通りの減速連動機構108の存在によ
り、第1の反射鏡組立体66が矢印162で示す
方向に前進せしめられると、これに連動されて第
2の反射鏡組立体72は第1の反射鏡組立体66
の移動速度の1/2の移動速度で矢印162で示す
方向に前進せしめられ、同様に、第1の反射鏡組
立体66が矢印164で示す方向に後進せしめら
れると、これに連動されて第2の反射鏡組立体7
2は第1の反射鏡組立体66の移動速度の1/2の
移動速度で矢印164で示す方向に後進せしめら
れることが容易に理解されよう。
更に、上述した駆動手段106と設定部材12
4に関しては、次の事実が注目されなければなら
ない。即ち、第1の反射鏡組立体66の駆動が停
止されている状態において、後に詳述する如くし
て設定部材124が第7図において矢印166で
示す方向に移動せしめられると、第1の反射鏡6
6はその固定部154がロープ116を介して駆
動プーリ150に駆動連結されていることによつ
て移動が阻止されている故に、設定部材124の
矢印166で示す方向への移動に応じて伝動用プ
ーリ136が第7図において反時計方向に回転し
ながら設定部材124と一体に移動し、これによ
つて移動プーリ114が第2図において左下方か
ら見て時計方向に回転しながら矢印162で示す
方向に移動し、かくして設定部材124の矢印1
66で示す方向への移動に対応して設定部材12
4の移動距離と同じ距離だけ、第1の反射鏡組立
体66に対して第2の反射鏡組立体72が矢印1
62で示す方向に移動せしめられる。同様に、第
1の反射鏡組立体66の駆動が停止されている状
態において、後に詳述する如くして設定部材12
4が第7図において矢印168で示す方向に移動
せしめられると、設定部材124の矢印168で
示す方向への移動に応じて伝動用プーリ136が
第7図において時計方向に回転しながら設定部材
124と一体に移動し、これによつて移動プーリ
114が第2図において左下方から見て反時計方
向に回転しながら矢印164で示す方向に移動
し、かくして設定部材124の矢印168で示す
方向への移動に対応して設定部材124の移動距
離と同じ距離だけ、第1の反射鏡組立体66に対
して第2の反射鏡組立体72が矢印164で示す
方向に移動せしめられる。設定部材124の移動
に応じた第2の反射鏡組立体72の上記の通りの
移動は、後に詳述する如く、光学系60(第1図
参照)の投射倍率を変更する際の第2の反射鏡組
立体72の位置変更に利用される。
レンズ組立体 第3図及び第4図を参照して説明すると、ハウ
ジング2内の上記基板6上には、上述した第1の
反射鏡組立体66及び第2の反射鏡組立体72の
往復動方向(第1図において左右方向)に延びる
滑動案内部材170(例えば日本アキユライド株
式会社から商品名“アキユライド”として販売さ
れている)が装着されている。滑動案内部材17
0は基部172とこの基部172に滑動自在に装
着されている滑動部174とを有し、基部172
が基板6に固定されている。
一方、上記レンズ組立体74は支持ブロツク1
76を有し、この支持ブロツク176に少なくと
も1枚のレンズを含むレンズ体178が固定され
ている。レンズ体178は円筒形状のレンズハウ
ジング180を有し、このレンズハウジング18
0には連結突部182を有する連結スリーブ18
4が被嵌されている。他方、支持ブロツク176
には直立壁188が設けられており、連結スリー
ブ184の連結突部182とこの直立壁188と
を止めねじ191で固定することによつて、支持
ブロツク176上にレンズ体178が所要の通り
に固定されている。この支持ブロツク176の一
端部には固定用突部190が設けられ、この固定
用突部190が滑動案内部材170の滑動部17
4に固定されている。また支持ブロツク176に
他端側面には短軸192が植設され、この短軸1
92にローラ194が回転自在に装着されてい
る。このローラ194は、ハウジング2内に設け
られている基板6上に接触せしめられている(第
4図参照)。かくして、レンズ組立体74は、滑
動案内部材170に沿つて滑動自在に装着されて
いる。
この支持ブロツク176の固定用突部190の
端部上面には短軸196が植設され、この短軸1
96に伝動用プーリ198が回転自在に装着され
ている。この伝動用プーリ198は後に詳述する
如くして移動せしめられ、これによつてレンズ組
立体74が光学系60(第1図参照)の投射倍率
の変更のために滑動案内部材170に沿つて移動
せしめられる。
具体例においては、上述したレンズ組立体74
に関連して、感光体10上に投射される露光量を
修正するための露光補正手段200が配設されて
いる。更に第3図、第5図及び第6図を参照して
説明すると、露光補正手段200は、複数枚の露
光補正板202a,202b及び202cと移動
手段204を有している。露光補正板202a,
202b及び202cの各々の両端部には夫々ス
ロツト205(第5図において露光補正板202
の片側のスロツトのみを示す)が形成され、かか
るスロツト205には上記基板6の上面の両側
(第1図において紙面に垂直な両側)に固定され
ているブラケツト206(第3図及び第5図にお
いて後側のブラケツトのみを示す)に螺着されて
いる取付ねじ208の軸部が夫々受け入れられ、
そして、この取付ねじ208の頭部の各々と露光
補正板202cとの間にばね部材210が装着さ
れている。かくして、露光補正板202a,20
2b及び202cの各々は、夫々、第1図におい
て上下方向にスロツト205に沿つて移動自在に
装着されている。尚、この露光補正板202a,
202b及び202cの両側には、その相対的に
移動を円滑にするためのスペーサが介在せしめら
れている。この露光補正板202a,202b及
び202cの各々の両端には、更に、突部210
a,210b及び210cが夫々形成されている
略L字状の部材212a,212b及び212c
が(第3図及び第5図において片側のみを示す)
固定されている。
他方、移動手段204はカム214のこのカム
214と協動するカム従動節を含んでいる。上述
した支持ブロツク176の両側には夫々略L字状
の連結部材216a及び(第3図参照)が固定さ
れており、かかる連結部材216a及び216b
の各々には夫々上記カム214(第3図及び第5
図において片側のみ示す)が固定されている。カ
ム214は細長い板状の直動カムから構成されて
おり、その表面に所定の間隔を置いて第1の反射
鏡組立体66及び第2の反射鏡組立体72の移動
方向に夫々延びる第1のカム面218、第2のカ
ム面220及び第3のカム面222が形成されて
いる。この第1のカム面218、第2のカム面2
20及び第3のカム面222には、更に、互いに
異なつた位置に上方に突出した第1のカム作用面
218a、第2のカム作用面220a及び第3の
カム作用面222aが夫々形成されている。上記
基板6の上面には、更に、カム214を滑動自在
案内するための一対の案内部材224が夫々固定
されている。かくして、支持ブロツク176が移
動せしめられると、カム214の各々は、夫々、
案内部材224に案内されて支持ブロツク176
と一体に第1の反射鏡組立体66及び第2の反射
鏡組立体72の移動方向に確実に移動せしめられ
る。
一方、カム従動節は上記第1のカム面218、
第2のカム面220及び第3のカム面222に
夫々当接する従動ローラ226,228及び23
0から構成されており、従動ローラ226,22
8及び230の各々が夫々略L字状の部材212
a,212b及び212cに回転自在に装着され
ている。また、この部材212a,212b及び
212cの突部210a,210b及び210c
と上記基板6上に固定された略コ字形の装着部材
232に形成されている突部234a,234b
及び234cとの間には、夫々、ばね部材236
a,236b及び236cが装着されている。従
つて、上記従動ローラ226,228及び230
の各々は、夫々、ばね部材236a,236b及
び236cの弾性偏倚力によつて第1のカム面2
18、第2のカム面220及び第3のカム面22
2に弾性的に押付けられている。
上述した構成の露光補正手段200において
は、露光補正板202aは通常ばね部材236a
の弾性偏倚力によつて光学系60(第1図参照)
の光路から脱れた非作用位置に位置付けられてい
るが、第1のカム面218の第1のカム作用面2
18aが従動ローラ226に作用する位置まで移
動せしめられる(従つて、レンズ組立体74が第
1図及び第3図に実線で示す等倍位置まで移動せ
しめられる)と、第5図に示すと共に第6図に実
線で示す如く、上記第1のカム作用面218aの
作用によりばね部材236aの力に抗して上方に
移動せしめられて、その先端部が光学系60の光
路中に突出する作用位置(第6図に実線で示す位
置)に位置付けられる。また、露光補正板202
bは、通常ばね部材236bの弾性偏倚力によつ
て光学系60の光路から脱れた非作用位置に位置
付けられているが、後に詳述する如くして第2の
カム面220の第2のカム作用面220aが従動
ローラ228に作用する位置まで移動せしめられ
る(従つて、レンズ組立体74が第1図及び第3
図に二点鎖線74R1で示す第1の縮小位置まで
移動せしめられる)と、第6図に二点鎖線220
Aで示く如く、上記第2のカム作用面220aの
作用によりばね部材236bの力に抗して上方に
移動せしめられて、その先端部が光学系60の光
路中に突出する作用位置(第6図において二点鎖
線202Bで示す位置)に位置付けられる。更に
また、露光補正板202cは、通常ばね部材23
6cの弾性偏倚力によつて光学系60の光路から
脱れた非作用位置に位置付けられているが、後に
詳述する如くして第3のカム面222の第3のカ
ム作用面222aが従動ローラ230に作用する
位置まで位置せしめられる(従つて、レンズ組立
体74が第1図及び第3図に二点鎖線74R2
示す第2の縮小位置まで移動せしめられる)と、
第6図に二点鎖線222Aで示す如く、上記第3
のカム作用面222aの作用によりばね部材23
6cの力に抗して上方に移動せしめられて、その
先端部が光学系60の光路中に突出する作用位置
(第6図において二点鎖線202cで示す位置)
に位置付けられる。
光学系投射倍率変更手段 本発明に従つて構成された図示の可変倍率静電
複写機においては、例えば上述した如く、等倍複
写、第1の縮小複写(長さ比で約0.82倍、面積比
で約0.67倍)、第2の縮小複写(長さ比で約0.7
倍、面積比で約0.5倍)、及び拡大複写(長さ比で
約1.27倍、面積比で約1.6倍)のうちの任意に選
択される複写倍率で複写物を生成することができ
るように構成されている。そして、等倍複写の場
合には、レンズ組立体74及び第2の反射鏡組立
体72は第1図に実線で示す位置に位置付けら
れ、第1の縮小複写の場合には、レンズ組立体7
4及び第2の反射鏡組立体72は夫々第1図に二
点鎖線74R1及び72R1で示す位置に位置付け
られ、第2の縮小複写の場合には、レンズ組立体
74及び第2の反射鏡組立体72は夫々第1図に
二点鎖線74R2及び72R2で示す位置に位置付
けられ、また拡大複写の場合には、レンズ組立体
74及び第2の反射鏡組立体72は夫々第1図に
二点鎖線74E及び72Eで示す位置に位置付け
られる。レンズ組立体74及び第2の反射鏡組立
体72の上述した通りの位置への位置付けは、第
1の反射鏡組立体66及び第2の反射鏡組立体7
2の往復動が停止されていて第1の反射鏡組立体
66及び第2の反射鏡組立体72が前進開始位置
に位置せしめられている時に遂行され、従つて第
2の反射鏡組立体72の上述した位置、即ち第1
図に実線並びに二点鎖線72R1,72R2及び7
2Eで示す位置は前進開始位置である。
本発明に従つて構成された図示の可変倍率静電
複写機においては、選定される複写倍率の応じて
レンズ組立体74を上述した4個のうちの任意の
位置に位置付けると共に第2の反射鏡組立体72
を上述した4個のうちの任意の位置に位置付ける
ための光学系投射倍率変更手段238(第3図及
び第7図参照)が装備されている。かかる光学系
投射倍率変更手段238は、倍率変更用駆動源、
第1の伝動系列240及び第2の伝動系列242
を含んでいる。倍率変更用駆動源は、具体例にお
いて、パルス電流の供給によつて駆動されるステ
ツピングモータ244から構成されており、この
ステツピングモータ244が上記後垂直側板88
に固定されている。このステツピングモータ24
4と上述した設定部材124との間には第1の伝
動系列240が配設され(第7図参照)、またス
テツピングモータ244と上述したレンズ組立体
74との間には第2の伝動系列242が配設され
ている(第3図参照)。
まず、第7図及び第8図を参照して第1の伝動
系列240について説明すると、第1の伝動系列
240は上述した支持軸130に回転自在に装着
されているカム246を含んでいる。カム246
は回転カム板から構成されており、その周表面に
半径が相互に異なつた複数個の弧状位置付け面、
即ち等倍位置付け面248a、第1の縮小位置付
け面248b、第2の縮小位置付け面248c及
び拡大位置付け面248dが夫々形成されてい
る。後の説明から明らかな如く、カム246の等
倍位置付け面248aは第2の反射鏡組立体72
を等倍位置(第1図に実線で示す)に位置付け、
第1の縮小位置付け面248bは第2の反射鏡組
立体72を第1の縮小位置(第1図に二点鎖線7
2R1で示す)に位置付け、第2の縮小位置付け
面248cは第2の反射鏡組立体72を第2の縮
小位置(第1図に二点鎖線72R2で示す)に位
置付け、そして拡大位置付け面248dは第2の
反射鏡組立体72を拡大位置(第1図に二点鎖線
72Eで示す)に位置付ける。このカム246の
周表面にはカム従動節が当接されている。カム従
動節は従動ローラ250から構成されており、か
かる従動ローラ250が上述した支持軸134に
回転自在に装着されている。上述した設定部材1
24の一端と後垂直側板88に固定され係止部材
251との間には、ばね部材252が介在せしめ
られている。従つて、上記従動ローラ250はば
ね部材252の弾性偏倚力によつてカム246の
周表面に弾性的に押付けられている。
このカム246は歯車列254を介してステツ
ピングモータ244に駆動連結されている。歯車
列254は上記支持軸130に回転自在に装着さ
れた、カム246と一体に回転する歯車256を
含んでいる。この歯車256は、後垂直側板88
の外面に回転自在に装着されている、歯車258
及び260が形成されている連結部材262の歯
車258に噛合されている。また連結部材262
の歯車260は、後垂直側板88の外面に回転自
在に装着されている、歯車264及び266が形
成されている連結部材268の歯車264に噛合
されている。更に連結部材268の歯車266
は、後垂直側板88の外面に回転自在に装着され
ている歯車270に噛合されている。更にまた、
この歯車270は、後垂直側板88の外面に軸受
272を介して回転自在に装着されている、歯車
274及び歯付プーリ276が形成されている連
結部材278の歯車274に噛合されている。そ
して更に、連結部材278の歯付プーリ276が
歯付ベルト280を介して上記ステツピングモー
タ244の片方の出力軸282に固定されている
歯付プーリ284に駆動連結されている。従つ
て、ステツピングモータ244が第7図において
矢印286(又は矢印288)で示す反時計方向
(又は時計方向)に回転駆動されると、歯付ベル
ト280、連結部材278、歯車270、連結部
材268、連結部材262及び歯車256を介し
てカム246が第7図において矢印290(又は
292)で示す反時計方向(又は時計方向)に回
動せしめられ、これによつて従動ローラ250
(従つて設定部材124)が第1の反射鏡組立体
66及び第2の反射鏡組立体72と往復動方向に
移動せしめられる。そして、このカム246は、
ステツピングモータ244の回動によつて拡大位
置付け面248dが従動ローラ250に作用する
角度位置(第9−C図参照)の第2の縮小位置付
け面248cが従動ローラ250に作用する角度
位置(第9−B図参照)との間を回動せしめられ
る。
次に、第3図及び第4図を参照して第2の伝動
系列242について説明すると、第2の伝動系列
242は、一対の静止プーリ294及び296と
巻掛け伝動節298とを含んでいる。一対の静止
プーリ294及び296は、上記基板6上に第1
の反射鏡組立体66及び第2の反射鏡組立体72
の往復動方向に所定の間隔を置いて植設された支
持軸300及び302に夫々回転自在に装着され
ている。また、巻掛け伝動節298はロープ30
4から構成されており、かかるロープ304は基
板6に固定された一端から上記支持ブロツク17
6の固定用突部190に回転自在に装着された伝
動用プーリ198に向かつて延びてこれに巻掛け
られ、次に静止プーリ294に向かつて延びてこ
れに巻掛けられ、次いで基板6に固定されたブラ
ケツト306に植節されている支持軸308に回
転自在に装着されているアイドルプーリ310に
向かつて延びて下方からこれに巻掛けられ、更に
上記ステツピングモータ244の他方の出力軸3
16に延びてこれに数回巻掛けられ、しかる後に
上記アイドルプーリ310に延びて上方からこれ
に巻掛けられ、更に上記ステツピングモータ24
4の下方を通つて静止プーリ296に向つて延び
てこれに巻掛けられ、更に上記伝動用プーリ19
8に向つて延びて伝動用プーリ198に対するロ
ープ304の上述した巻掛け方向とは反対にこれ
に巻掛けられ、そして更に基板6上に調整自在に
装着されているブラケツト312に向つて延びて
その他端がばね部材314を介してこれに固定さ
れている。
従つて、ステツピングモータ244が回動駆動
されると、ロープ304を介して伝動用プーリ1
98が回動しながら移動し、かくして伝動用プー
リ198と一体に支持ブロツク176(即ちレン
ズ組立体74)が移動せしめられる。
そして、このレンズ組立体74の移動に関して
次の事実が注目されなければならない。即ち、ロ
ープ304が上述した如くプーリ198,294
及び296に巻掛けられている故に、ステツピン
グモータ244が回転駆動されてロープ304が
第3図に矢印318で示す方向に移動せしめられ
ると、伝動用プーリ198が第3図において時計
方向に回転しながら矢印320で示す方向に移動
し、かくしてロープ304の矢印318で示す方
向への移動に対応してロープ304の移動距離の
1/2の距離だけレンズ組立体74が矢印320で
示す方向に移動せしめられる。同様に、ステツピ
ングモータ244が回転駆動されてロープ304
が第3図に矢印322で示す方向に移動せしめら
れると、伝動用プーリ198が第3図において反
時計方向に回転しながら矢印324で示す方向に
移動し、かくしてロープ304の矢印322で示
す方向への移動に対応してロープ304の移動距
離の1/2の距離だけレンズ組立体74が矢印32
4で示す方向に移動せしめられる。
次に、上述した通りの構成を有する光学系投射
倍率変更手段238の作用の概要について説明す
る。以下、等倍複写から第1の縮小複写、第2の
縮小複写又は拡大複写に切換えた場合について説
明するが、第1の縮小複写、第2の縮小複写及び
拡大複写から切換えられた場合についても略同一
である。尚、等倍複写の場合には、上述した記載
から容易に理解される如く、カム246は第7図
に図示する如く等倍位置付け面248aがカム従
動節、即ち従動ローラ250に作用する角度位置
に位置付けられて第2の反射鏡組立体72は前進
開始時において第1図に実線で示す等倍位置に位
置付けられていると共に、レンズ組立体74は第
1図及び第3図に実線で示す等倍位置に位置付け
られている。そして、露光補正手段200におい
ては、レンズ組立体74の上記位置に関連して露
光補正体202aは、第5図に示すと共に第6図
に実線で示す如くその先端部が光学系60の光路
中に突出する作用位置に位置付けられている(従
つて、この場合には、光学系60は原稿の像を等
倍で上記感光体10上に投射し、また露光補正板
202aは感光体10上に投射される露光量を等
倍複写に最適なように修正する)。
まず、等倍複写から第1の縮小複写(又は第2
の縮小複写)に切換えた場合について説明する
と、かかる場合には後述する如くして所定のパル
ス数N1(又はN2)の電流がステツピングモータ
244に供給されて、ステツピングモータ244
が第7図において矢印286で示す方向に所定量
回転駆動せしめられる。かくせしめられると、カ
ム246は歯付ベルト280、連結部材278、
歯車270、連結部材268、連結部材262及
び歯車256を介して第7図において矢印290
で示す方向に回動せしめられて第1の縮小位置付
け面248b(又は第2の縮小位置付け面248
c)が従動ローラ250に作用する角度位置に位
置付けられる。カム246がかくの如く位置付け
られると、第9−A図(又は第9−B図)に図示
する如く、従動ローラ250(従つて設定部材1
24)が第7図及び第9−A図(又は第9−B
図)において矢印168で示す方向に第1の縮小
位置付け面248b(又は第2の縮小位置付け面
248c)の半径と等倍位置付け面248aの半
径との差だけ移動せしめられる。設定部材124
がかくの如く移動せしめられると、上述した如
く、伝動用プーリ136が第7図及び第9−A図
(又は第9−B図)において時計方向に回転しな
がら設定部材124と一体に移動せしめられ、こ
れによつてロープ116を介して移動プーリ11
4が第2図において左下方から見て反時計方向に
回転しながら矢印164で示す方向に移動せしめ
られ、かくして第2の反射鏡組立体72が露光開
始時において第1図に二点鎖線72R1(又は72
R2)で示す第1の縮小位置(又は第2の縮小位
置)に位置付けられる。そして、この位置付けの
際に、設定部材124の矢印168で示す方向へ
の移動に対応して設定部材124の移動距離と同
じ距離だけロープ116を介して移動プーリ11
4が矢印164で示す方向に移動せしめられる故
に、第2の反射鏡組立体72は上記第1の縮小位
置(又は第2の縮小位置)に正確に位置付けられ
る。
また、上述した如くステツピングモータ244
が第7図において矢印286で示す方向に所定量
回転駆動せしめられると、ロープ304が第3図
に矢印318で示す方向に移動せしめられ、上述
した如く伝動用プーリ198が第3図において時
計方向に回転しながら矢印320で示す方向に移
動せしめられ、かくしてレンズ組立体74が第1
図及び第3図に二点鎖線72R1(又は72R2)で
示す第1の縮小位置(又は第2の縮小位置)に位
置付けられる。そして、この位置付けの際に、ロ
ープ304の矢印318で示す方向への移動に対
応してロープ304の移動距離の1/2の距離だけ
レンズ組立体74が矢印320で示す方向に移動
せしめられる故に、レンズ組立体74は上記第1
の縮小位置(又は第2の縮小位置)に正確に位置
付けられる。レンズ組立体74(従つて支持ブロ
ツク176)が矢印320で示す方向に移動され
て二点鎖線74R1(又は74R2)で示す第1の縮小
位置(又は第2の縮小位置)に位置付けられる
と、レンズ組立体74の移動に連動してカム21
4も第3図に矢印320で示す方向に移動せしめ
られて第2のカム面220(又は第3のカム面2
22)の第2のカム作用面220a(又は第3の
カム作用面222a)が従動ローラ228(又は
230)に作用する位置に位置付けられる。かく
位置付けられると、上述した如く、露光補正板2
02b(又は202c)は第2のカム作用面22
0a(又は第3のカム作用面222a)の作用に
よつて上方に移動せしめられてその先端部が光学
系60の光路中に突出する作用位置〔第6図にお
いて二点鎖線202B(又は202C)で示す位
置〕に位置付けられる。尚、この時には、露光補
正板202aはばね部材236aの作用によつて
光学系60の光路から脱れた非作用位置に位置付
けられる。
しかして、第1の縮小複写(又は第2の縮小複
写)に切換えた場合には、レンズ組立体74及び
第2の反射鏡組立体72は夫々第1図に二点鎖線
74R1(又は74R2)及び72R1(又は72R2
で示す第1の縮小位置(又は第2の縮小位置)に
位置付けられると共に、露光補正板202b(又
は202c)は第6図に二点鎖線202B(又は
202C)で示す作用位置に位置付けられる〔従
つて、光学系60は原稿の像を約0.82倍(又は約
0.7倍)に縮小して感光体10上に投射し、また
露光補正板202b(又は202c)は感光体1
0上に投射される露光量を第1の縮小複写(又は
第2の縮小複写)に最適なように修正する〕。
次に、等倍複写から拡大複写に切換えた場合に
ついて説明すると、かかる場合には後述する如く
して所定のパルス数N3の電流がステツピングモ
ータ244に供給されて、ステツピングモータ2
44が第7図において矢印288で示す方向に所
定量回転駆動せしめられる。かくせしめられる
と、カム246は歯付ベルト280、連結部材2
78、歯車270、連結部材268、連結部材2
62及び歯車256を介して第7図において矢印
292で示す方向に回動せしめられて拡大位置付
け面248dが従動ローラ250に作用する角度
位置に位置付けられる。カム246がかくの如く
位置付けられると、第9−C図に図示する如く、
従動ローラ250(従つて設定部材124)が第
7図及び第9−C図において矢印168で示す方
向に拡大位置付け面の半径と等倍位置付け面の半
径との差だけ移動せしめられる。設定部材124
がかくの如く移動せしめられると、上述した如
く、伝動用プーリ136が第7図及び第9−C図
において時計方向に回転しながら設定部材124
と一体に移動せしめられ、これによつてロープ1
16を介して移動プーリ114が第2図において
左下方から見て反時計方向に回転しながら矢印1
64で示す方向に移動せしめられ、かくして第2
の反射鏡組立272が露光開始時において第1図
に二点鎖線72Eで示す拡大位置に位置付けられ
る。そして、この位置付けの際に、設定部材12
4の矢印168で示す方向への移動に対応して設
定部材124の移動距離と同じ距離だけロープ1
16を介して移動プーリ114が矢印164で示
す方向へ移動せしめられる故に、第2の反射鏡組
立体72は上記拡大位置に正確に位置付けられ
る。
また、上述した如くステツピングモータ244
が第7図において矢印288で示す方向に所定量
回転駆動せしめられると、ロープ304が第3図
に矢印322で示す方向に移動せしめられ、上述
した如く伝動用プーリ198が第3図において反
時計方向に回転しながら矢印324で示す方向に
移動せしめられ、かくしてレンズ組立体74が第
1図及び第3図に二点鎖線72Eで示す拡大位置
に位置付けられる。そして、この位置付けの際
に、ロープ304の矢印322で示す方向への移
動に対応してロープ304の移動距離の1/2の距
離だけレンズ組立体74が矢印324で示す方向
に移動せしめられる故に、レンズ組立体74は上
記拡大位置に正確に位置付けられる。レンズ組立
体74(従つて支持ブロツク176)が矢印32
4で示す方向に移動されて二点鎖線74Eで示す
拡大位置に位置付けられると、レンズ組立体74
の移動に連動してカム214も第3図に矢印32
4で示す方向に移動せしめられて、第1のカム面
218の第1のカム作用面218a、第2のカム
面220の第2のカム作用面220a及び第3の
カム面222の第3のカム作用面222aのいず
れもが従動ローラ226,228及び230に作
用しない位置に位置付けられる。かく位置付けら
れると、上述した如く、露光補正板202a,2
02b及び202cが夫々光学系60の光路から
脱れた非作用位置に位置付けられる。
しかして、拡大複写に切換えた場合には、レン
ズ組立体74及び第2の反射鏡組立体72は夫々
第1図に二点鎖線74E及び72Eで示す拡大位
置に位置付けられると共に、露光補正板202
a,202b及び202cは夫々光路から脱れた
非作用位置に位置付けられる(従つて、光学系6
0は原稿の像を約1.27倍に拡大して感光体10上
に投射するが、この感光体10上に投射される露
光量は露光補正板202a,202b及び202
cによつて修正されることはなく、上記スリツト
露光幅規制部材82よつてのみ規制される)。
以上、光学系投射倍率変更手段238の作用の
概要について説明したが、この光学系投射倍率変
更手段238は、更に上記ステツピングモータ2
44の作用を制御するための、マイクロプロセツ
サから構成されるのが好都合である制御手段32
6(第10図参照)を含んでいる。ステツピング
モータ244の制御系を示している。第10図を
参照して更に説明すると、この制御手段326に
は、電源スイツチ328及び複写倍率選択スイツ
チ330からの出力信号が供給される。電源スイ
ツチ328は、手動によつて開の状態と閉の状態
とに選択的に切換えられる切換スイツチ手段から
構成されている。そして、電源スイツチ328が
閉の状態となると、その出力信号が「L」から
「H」となつてかかる出力信号「H」が制御手段
326に供給される。また、複写倍率選択スイツ
チ330は、手動によつて夫々閉の状態となる4
個の自動復帰型のスイツチ、即ち拡大設定スイツ
チ332、等倍設定スイツチ334、第1の縮小
設定スイツチ336及び第2の縮小設定スイツチ
338を有する選択スイツチ手段から構成されて
いる。この複写倍率設定スイツチ330におい
て、拡大設定スイツチ332(又は等倍設定スイ
ツチ334、第1の縮小設定スイツチ336、第
2の縮小設定スイツチ338)が押圧されると、
その出力信号が「L」から「H」となつてかかる
出力信号「H」が制御手段326に供給される。
この制御手段326には、更に、レンズ組立体
74の位置を検出する検出手段340からの出力
信号も供給される。この検出手段340は第1の
検出器342と第2の検出器344とを含んでお
り、第1の検出器342と第2の検出器344の
協働作用によつてレンズ組立体74が特定位置に
位置せしめられたことを検出する。ここに言う特
定位置とは、複数個の投射倍率に夫々対応したレ
ンズ組立体74の複数個の所要位置、即ち、等倍
位置、第1の縮小位置、第2の縮小位置又は拡大
位置のいずれかの位置であつて、好ましくはレン
ズ組立体74の移動方向に見て一端に存在する位
置(具体的においては拡大位置)である。上記第
1の検出器342は発光素子と受光素子とから成
る光学的検出手段から構成されており、第7図に
図示する如く、カム246の側面に固定された回
転板346(低速回転板を構成する)の移動経路
に配設されている。この回転板346は、上述し
た記載から容易に理解される如く、カム246に
固定されているが故に、カム246の第2の縮小
位置付け面248cが従動ローラ250に作用す
る角度位置(第9−B図に示す角度位置)とカム
246の拡大位置付け面248dが従動ローラ2
50に作用する角度位置(第9−C図に示す角度
位置)との間の時計方向の範囲内を回転移動せし
められる(従つて、レンズ組立体74が上記第2
の縮小位置と上記拡大位置との間を移動しても、
この回転板346は1回転を越えて回動せしめら
れることはない)。この第1の検出器342の出
力信号は、回転板346が回転移動して発光素子
から受光素子に投光させる光を遮ぎると、「H」
から「L」に切換えられる。また、第2の検出器
344は発光素子と受光素子とから成る光学的検
出手段から構成されており、第7図に図示する如
く、後垂直側板88に植設された支持軸347に
回転自在に装着されている回転円板348(高速
回転板を構成する)の周縁部に配設されている。
回転円板348には歯付プーリ350が設けられ
ており、この歯付プーリ350に上記歯付ベルト
280が巻掛けられている。上述したカム246
(従つて回転板346)は第7図及び第8図から
容易に理解される如く歯車列254を介して減速
されているのに対して、回転円板348は歯付プ
ーリ280を介して回転駆動されるのが故に、レ
ンズ組立体74が上記第2の縮小位置と上記拡大
位置との間を移動する間に複数回転以上に渡つて
回転するように構成されている。この第2の検出
器344の出力信号は、回転円板348が回動さ
れて回転円板348の周縁部に形成されている切
欠き352を通つて発光素子からの光が受光素子
に投光されると、「L」から「H」となる。図示
の具体例では、上記第1の検出器342と上記第
2の検出器344とから成る検出手段340は、
第1図においてレンズ組立体74の移動方向に見
て左端に存在する拡大位置を検出するように構成
されている。
更に詳細に説明すると、レンズ組立体74が上
述した如くして第1図及び第3図に二点鎖線74
Eで示す拡大位置に位置付けられると、第9−C
図から明らかな如く、回転板346は第1の検出
器342の発光素子からの光を遮ぎる角度位置に
位置付けられ、また回転円板348はその切欠き
352を通つて第2の検出器344の発光素子か
らの光が受光素子に投光される角度位置に位置付
けられる。かく位置付けられると、第1の検出器
342の出力信号が「H」から「L」になると共
に第2の検出器344の出力信号が「L」から
「H」となり、これらの出力信号が制御手段32
6に供給される。従つて、かかる場合には、第1
の検出器342の出力信号「L」となると共に第
2の検出器の出力信号が「H」となる。他方、レ
ンズ組立体74が上記拡大位置以外の位置に位置
せしめられると、回転数346は第1の検出器3
42の発光素子から受光素子に投光される光路か
ら離れる角度位置に位置せしめられる。従つて、
かかる場合には、上述した記載から容易に理解さ
れる如く、第1の検出器342の出力信号が
「H」となると共に、レンズ組立体74が上記拡
大位置から上記第2の縮小位置まで移動する間に
回転円板348が複数回転する故に、第2の検出
器344の出力信号が「L」又は「H」となる。
しかして、かかる検出手段340は、第1の検出
器342が回転板346を検出すると共に第2の
検出器344が回転円板348の切欠き352を
検出する(言い換えると第1の検出器342の出
力信号が「L」となると共に第2の検出器344
の出力信号が「H」となる)ことによつて、レン
ズ組立体74が上記拡大位置に位置付けられたこ
とを検出している。かかる構成を有する検出手段
340においては、例えば(a)低速回転板のみを有
するもは正確に所定の位置を検出することが困難
である、(b)また、高速回転板のみを有するものは
回路が複雑になるという欠点があるのに対して、
簡単な構成でもつて正確に特定位置を検出するこ
とができる。
他方、上述した出力信号に基づいて制御手段3
26において生成されたパルス信号は、ステツピ
ングモータ244に供給される。
次に、マイクプロセツサから構成された制御手
段326による制御方式のフローチヤートを示し
ている第11図を参照しながら、上述したレンズ
組立体74及び反射鏡組立体72の位置付の一方
式について説明する。
まず、例えば操作パネル(図示せず)に配設さ
れている電源スイツチ328を閉の状態(ON)
にして電源を投入すると、第1の検出器342の
出力信号が「L」かどうかが判断される。上記判
断の結果、第1の検出器342の出力信号「L」
の場合(言い換えると、レンズ組立体74が上記
拡大位置に正確に位置付けられているか又は上記
拡大位置に位置せしめられているが必ずしも正確
に位置付けられていない場合)には、制御手段3
26からステツピングモータ244に正転用の所
定パルス数(任意に設定されるパルス数)の電流
が供給されて、ステツピングモータ244は第7
図に矢印286で示す方向に回転駆動(即ち正回
転)され、上記所定パルス数の電流の供給が終了
するまで矢印289で示す方向に回転駆動され続
ける。上記正転用の所定パルス数の電流の供給が
終了すると、次いで制御手段326からステツピ
ングモータ244に逆転用のパルス電流が供給さ
れ続け、ステツピングモータ244は第7図に矢
印288で示す方向に回転駆動(即ち逆回転)さ
れ続ける。上記回転駆動が開始されると、次に第
1の検出器342の出力信号「L」かどうかが判
断され、更に第2の検出器344の出力信号が
「H」かどうかが判断される。そして、第1の検
出器342の出力信号が「L」になると共に第2
の検出器344の出力信号「H」となる(言い換
えると、レンズ組立体74が上記拡大位置に正確
に位置付けられる)と、上記逆転用のパルス電流
の供給が停止され、これに代えて正転用の所定パ
ルス数N3(レンズ組立体74を上記拡大位置から
上記等倍位置まで移動させるに要するパルス数)
の電流がステツピングモータ244に供給され
る。
一方、第1の検出器342の出力信号が「L」
かどうか判断された結果第1の検出器342の出
力信号が「H」の場合(言い換えると、レンズ組
立体74が上記拡大位置以外の位置に位置付けら
れている場合)には、制御手段326からステツ
ピングモータ244に逆転用のパルス電流が供給
され続け、ステツピングモータ244は第7図に
矢印288で示す方向に回転駆動(即ち逆回転)
され続ける。上記回転駆動が開始されると、第1
の検出器342の出力信号が「L」かどうかが判
断され、更に第2の検出器344の出力信号が
「H」かどうかが判断される。そして、第1の検
出器342の出力信号が「L」になると共に第2
の検出器344の出力信号が「H」となる(言い
換えると、レンズ組立体74が上記拡大位置に正
確に位置付けられる)と、上記逆転用パルス電流
の供給が停止され、これに代えて正転用の上記所
定パルス数N3の電流がステツピングモータ24
4に供給される。従つて、電源投入時には、ま
ず、第1の検出器342が回転板346を検出し
ている場合はレンズ組立体74が第1図及び第2
図に矢印162で示す方向(即ち、上記拡大位置
から上記第2の縮小位置に向かう方向)に所定距
離(上記所定パルス数に対応した距離)だけ移動
せしめられ、次いで第1図及び第2図に矢印16
4で示す方向(即ち、上記第2の縮小位置から上
記拡大位置に向う方向)に移動せしめられて上記
拡大位置に位置せしめられ、一方、第1の検出器
342が回転板346を検出していない場合はレ
ンズ組立体74が第1図及び第2図に矢印164
で示す方向(即ち、上記第2の縮小位置から上記
拡大位置に向う方向)に移動せしめられて上記拡
大位置に位置せしめられる。
レンズ組立体74が上記拡大位置に位置せしめ
られると、上述した如く正転用の上記所定パルス
数N3の電流がステツピングモータ244に供給
されて、このステツピングモータ244は第7図
に矢印286で示す方向に回転駆動(即ち、正回
転される。ステツピングモータ244の回転駆動
が開始されると、上記所定パルス数N3の電流が
供給されたかどうかが判断され、かかる電流の供
給が終了するまでステツピングモータ244は矢
印286で示す方向に回動され続ける。そして、
正転用の上記所定パルス数N3の電流の供給が停
止されるとステツピングモータ244の回動が停
止され、かくして上述した如くしてレンズ組立体
74が上記等位置に位置付けられる。具体例にお
いてはステツピングモータ244によるレンズ組
立体74の位置付けと連動して第2の反射鏡組立
体72の位置付けも行なわれるため、レンズ組立
体74が上記拡大位置、上記等倍位置等に位置付
けられると、第2の反射鏡組立体72もレンズ組
立体74の位置に対応した上記拡大位置、等倍位
置等に位置付けられることは容易に理解されるで
あろう。
かくして、電源投入時には、レンズ組立体74
及び第2の反射組立体72がいずれの位置(上記
等倍位置、上記拡大位置をも含む)に位置せしめ
られていても、このレンズ組立体74及び第2の
反射鏡組立体72は上記拡大位置に位置せしめら
れ、しかる後に上記等倍位置に正確に位置付けら
れる。多くの場合には実質上等倍で複写されるこ
とが望まれる故に、上述した如く電源投入時には
特別な手動操作(等倍設定スイツチ334を押圧
する)を必要とすることなく、自動的にレンズ組
立体74及び第2の反射鏡組立体72が上記等倍
位置に位置付けられるのが好都合である。また、
レンズ組立体74を上記等倍位置に位置付ける際
に前の複写行程においてレンズ組立体74が正確
に上記拡大位置に位置せしめられていない場合が
存在する恐れがある故に、上述した如く電源投入
時にレンズ組立体74が上記拡大位置に位置付け
られていても再度上記拡大位置に正確に位置せし
めるようにするのが好都合である。
上述した電源投入時の移動が終了した後に拡大
設定スイツチ332(又は第1の縮設定スイツチ
336、第2の縮小設定スイツチ338)を押圧
すると、拡大設定スイツチ332(又は第1の縮
小設定スイツチ336、第2の縮小設定スイツチ
338)の出力信号「H」が制御手段326に供
給され、かかる信号に基づいて制御手段326に
おいてパルス電流が生成されてステツピングモー
タ244に供給され、かくして上述した如くして
レンズ組立体74及び第2の反射鏡組立体72が
夫々上記拡大位置(上記第1の縮小位置、上記第
2の縮小位置)に正確に位置付けられる。具体例
の制御手段326には、初め上記拡大位置を基準
として、レンズ組立体74を上記拡大位置から上
記等倍位置まで移動させるのに要する所定パルス
数N3、レンズ組立体74を上記拡大位置から上
記第1の縮小位置まで移動させるのに要する所定
パルス数N4、レンズ組立体74を上記拡大位置
から上記第2の縮小位置まで移動させるのに要す
る所定パルス数N5が夫々記憶されている。そし
て、新たに複写倍率が選定された場合には、制御
手段326において新たに選定された複写倍率に
対応した所定位置にレンズ組立体74を移動せし
めるのに要する所定パルス数と以前選定されてい
た複写倍率に対応した所定位置にレンズ組立体7
4を移動せしめるのに要する所定パルス数との差
が求められ、かかる差〔例えば等倍から第1の縮
小(又は第2の縮小)へ切換えられた場合には
N4−N3=N1(又はN5−N3=N2)となる〕に基
づいてステツピングモータ244の回動方向(詳
しくは、上記差の値が正の場合には正回転、上記
差の値が負の場合には逆回転)及び回動量(詳し
くは、上記差の値の絶対値がステツピングモータ
244に供給されるパルス数となる)が決定され
る。従つて、上記位置付けは、拡大位置を基準と
してステツピングモータ244に供給されるパル
ス電流を制御によつて行なわれる。
かかる可変倍率静電複写機においては、レンズ
組立体74及び第2の反射鏡組立体72が上述し
た如くで複数個の投射倍率に夫々対応した複数個
の所要位置のいずれかに位置付けられるため、そ
の制御が簡単であると共に正確に位置付けること
ができる。また、上記具体例の如く特定位置を上
記複数個の所要位置のうち一端に存在する位置に
設定することにより、上述した記載から理解され
る如く、その制御が一層簡単となる。
以上本発明に従つて構成された可変倍率静電複
写機の一具体例について説明したが、本発明はか
かる具体例に限定されるものではなく、本発明の
範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可
能である。
例えば、具体例の露光補正手段においては拡大
複写時(レンズ組立体及び第2の反射鏡組立体が
夫々拡大位置に位置付けられている時)に露光補
正板が全て非作用位置に位置付けられているが、
所望ならば、更に露光補正板を追加し、拡大複写
時にかかる露光補正板を作用位置に位置付けて感
光体上に投射される露光量を修正することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従つて構成された可変倍率
静電複写機の一具体例の全体を図示する簡略断面
図。第2図は、第1図の可変倍率静電複写機にお
ける光学系の第1の反射鏡組立体及び第2の反射
鏡組立体を図示する部分斜視図。第3図は、第1
図の可変倍率静電複写機のレンズ組立体及び光学
系投射倍率変更手段の第2の移動系列を図示する
部分平面図。第4図は、第3図のレンズ組立体及
び第2の移動系列の部分側面図。第5図は、第1
図の可変倍率静電複写機の露光補正手段における
移動手段を図示する部分斜視図。第6図は、第5
図の露光補正手段の露光補正板の位置付けを説明
するための説明図。第7図は、第1図の可変倍率
静電複写機の光学系投射倍率変更手段における第
1の移動系列を図示する部分正面図。第8図は、
第7図における−線による断面図。第9−A
図及至第9−C図は、夫々、レンズ組立体及び第
2の反射鏡組立体が第1の縮小位置、第2の縮小
位置及び拡大位置に位置付けられたときの第2の
移動系列の状態を図示する一部省略した部分正面
図。第10図は、レンズ組立体及び第2の反射鏡
組立体を所要位置に位置付けるための制御系を示
す概略図。第11図は、第1図の可変倍率静電複
写機の光学系の制御方式を示すフローチヤート。 4……静止透明板、10……静電写真感光体、
26……露光域、60……光学系、66……第1
の反射鏡組立体、72……第2の反射鏡組立体、
74……レンズ組立体、124……設定部材、2
02a,202b及び202c……露光補正板、
204……移動手段、236a,236b及び2
36c……ばね部材、238……光学系倍率変更
手段、240……第1の移動系列、242……第
2の移動系列、244……ステツピングモータ、
246……カム、250……従動ローラ、310
……ロープ、326……制御手段、340……検
出手段、342……第1の検出器、344……第
2の検出器、346……回転板、348……回転
円板、M……電動モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複写すべき原稿が載置される静止透明板、静
    電写真感光体の移動経路に沿つた露光域にて該感
    光体上に該原稿の像を複数個の投射倍率のうちの
    任意の投射倍率で投射するための光学系であつ
    て、該透明板に沿つて往復動せしめられる第1の
    反射鏡組立体と、該第1の反射鏡組立体の往復動
    に同期して該第1の反射鏡組立体の往復動方向と
    実質上平行に且つ該第1の反射鏡組立体の移動速
    度の1/2の速度で往復動せしめられる第2の反射
    鏡組立体と、該複数個の投射倍率に夫々対応した
    複数個の位置のいずれかに位置付けられるレンズ
    組立体とを含み、投射倍率の変更は該レンズ組立
    体の位置を変更せしめると共に該第1の反射鏡組
    立体に対する該第2の反射鏡組立体の位置を該第
    2の反射鏡組立体の往復動方向に変更せしめるこ
    とによつて達成されるところの光学系、 該第1の反射鏡組立体と該第2の反射鏡組立体
    とを往復動せしめるための駆動手段、及び 該光学系の投射倍率を変更するために、該レン
    ズ組立体を移動せしめると共に該第2の反射鏡組
    立体を移動せしめるための光学系投射倍率変更手
    段を具備する可変倍率静電複写機において; 該光学系投射倍率変更手段は、倍率変更用駆動
    源と、該倍率変更用駆動源の作動を制御するため
    の制御手段と、該第2の反射鏡組立体を移動せし
    めるための、該複数個の投射倍率に夫々対応した
    複数個の位置のいずれかに位置付けられる設定部
    材と、該駆動源と該設定部材との間に介在せしめ
    られた第1の伝動系列と、該駆動源と該レンズ組
    立体との間に介在せしめられた第2の伝動系列と
    を含み、 該第1の伝動系列は、該駆動源の駆動連結され
    たカムと、該設定部材に装着され且つ該カムと協
    働するカム従動節を含み、 該第2の伝動系列は、願駆動源と該レンズ組立
    体との間に配設された巻掛け伝動節を含み、 該駆動源が作動されると、該第1の伝動系列及
    び該設定部材を介して該第2の反射鏡組立体が移
    動せしめられると共に、該第2の伝動系列を介し
    て該レンズ組立体が移動せしめられ、 該駆動手段は、該第1の反射鏡組立体及び該第
    2の反射鏡組立体の往復動方向に間隔を置いて回
    転自在に装着された一対の静止プーリと、該第2
    の反射鏡組立体に回転自在に装着された移動プー
    リと、該一対の静止プーリ及び該移動プーリに巻
    掛けられると共に該第1の反射鏡組立体に固定さ
    れたロープを含み、 該光学系投射倍率変更手段の該設定部材には、
    伝動用プーリが回転自在に装着されており、 該駆動手段の該ロープの両自由端部の各々は、
    該移動プーリに巻掛けられ、次いで該設定部材の
    移動方向に間隔を置いて装着された一対の静止案
    内プーリの各々に夫々巻掛けられた後に該伝動用
    プーリに巻掛けられ、しかる後に所定静止位置に
    固定されており、 該設定部材が移動せしめられると、これに応じ
    て該伝動用プーリが伝動せしめられ、そして該伝
    動用プーリの該転動に応じて該移動プーリが転動
    せしめられて該第2の反射鏡組立体が移動せしめ
    られる可変倍率静電複写機。 2 該第2の伝動系列における該巻掛け伝動節
    は、複数個の静止プーリに巻掛けられると共に該
    倍率変更用駆動源に駆動連結されたロープから構
    成され、 該レンズ組立体には、伝動用プーリが回転自在
    に装着されており、 該第2の伝動系列における該ロープの両自由端
    部の各々は、該伝動用プーリに巻掛けられた後に
    所定静止位置に固定されており、 該倍率変更用駆動源によつて該ロープが駆動さ
    れると、これに応じて該伝動用プーリが転動せし
    められて該レンズ組立体が移動せしめられる、特
    許請求の範囲第1項記載の可変倍率静電複写機。 3 該光学系投射倍率変更手段は、更に、該レン
    ズ組立体が特定位置になるとこれを検出する検出
    手段を含み、 該倍率変更用駆動源は、パルス電流の供給によ
    つて駆動されるステツピングモータであり、 該制御手段は、該レンズ組立体の該特定位置を
    基準として該ステツピングモータへのパルス電流
    の供給を制御する、特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の可変倍率静電複写機。 4 該レンズ組立体の該特定位置は、該複数個の
    投射倍率に夫々対応した該複数個の位置のうちの
    該レンズ組立体の移動方向に見て一端に存在する
    位置である、特許請求の範囲第3項記載の可変倍
    率静電複写機。 5 該検出手段は、該倍率変更用駆動源に駆動連
    結された低速回転板と、該倍率変更用駆動源に駆
    動連結された高速回転板と、該低速回転板が所定
    角度位置になるとこれを検出する第1の検出器
    と、該高速回転板が所定角度位置になるとこれを
    検出する第2の検出器とを含み、 該レンズ組立体が該複数個の位置のうちの該一
    端に存在する該特定位置から他端に存在する他端
    位置まで移動せしめられる間に、該低速回転板は
    1回転を越えない範囲に渡つて回転せしめられ、
    該高速回転板は複数回転以上に渡つて回転せしめ
    られ、 該レンズ組立体が該特定位置になると、該低速
    回転板が該所定角度位置になつて該第1の検出器
    がこれを検出すると共に該高速回転板が該所定角
    度位置になつて該第2の検出器がこれを検出す
    る、特許請求の範囲第4項記載の可変倍率静電複
    写機。 6 該制御手段は、電源投入時に、該ステツピン
    グモータへのパルス電流の供給を、 (イ)該低速回転板が該所定角度位置にあることを
    該第1の検出器が検出していない場合には、該レ
    ンズ組立体を該他端位置から該特定位置に向かう
    方向に、該低速回転板が該所定角度位置にあるこ
    とを該第1の検出器が検出し且つ該高速回転板が
    該所定角度位置にあることを該第2の検出器が検
    出するまで移動せしめて、該レンズ組立体を該特
    定位置に位置せしめ、(ロ)該低速回転板が該所定角
    度位置にあることを該第1の検出器が検出してい
    る場合には、該レンズ組立体を該特定位置から該
    他端位置に向かう方向に所定距離だけ移動せし
    め、次いで該他端位置から該特定位置に向かう方
    向に、該低速回転板が該所定角度位置にあること
    を該第1の検出器が検出し且つ該高速回転板が該
    所定角度位置にあることを該第2の検出器が検出
    するまで移動せしめて、該レンズ組立体を該特定
    位置に位置せしめる、ように制御する、特許請求
    の範囲第5項記載の可変倍率静電複写機。 7 該複数個の投射倍率のうち1個は等倍であ
    り、該レンズ組立体の該複数個の位置のうちの該
    等倍に対応する等倍位置は、該特定位置とは異な
    り、 該制御手段は、電源投入時に、該レンズ組立体
    を該特定位置に位置せしめた後に、該等倍位置に
    位置せしめるように、該ステツピングモータへの
    パルス電流の供給を制御する、特許請求の範囲第
    3項ないし第6項のいずれかに記載の可変倍率静
    電複写機。
JP57208488A 1982-11-30 1982-11-30 可変倍率静電複写機 Granted JPS5999429A (ja)

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US06/555,005 US4582418A (en) 1982-11-30 1983-11-21 Variable magnification electrostatic copying apparatus
EP87108010A EP0245880B1 (en) 1982-11-30 1983-11-25 Variable magnification electrostatic copying apparatus
EP83111818A EP0110345B1 (en) 1982-11-30 1983-11-25 Variable magnification electrostatic copying apparatus
DE8383111818T DE3380881D1 (en) 1982-11-30 1983-11-25 Variable magnification electrostatic copying apparatus
DE87108010T DE3382703T2 (de) 1982-11-30 1983-11-25 Elektrostatisches Kopiergerät mit veränderbarer Vergrösserung.

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