JP3483381B2 - 画像形成装置及びそれを用いた倍率補正方法 - Google Patents
画像形成装置及びそれを用いた倍率補正方法Info
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- JP3483381B2 JP3483381B2 JP01713596A JP1713596A JP3483381B2 JP 3483381 B2 JP3483381 B2 JP 3483381B2 JP 01713596 A JP01713596 A JP 01713596A JP 1713596 A JP1713596 A JP 1713596A JP 3483381 B2 JP3483381 B2 JP 3483381B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/04—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
- G03G15/041—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with variable magnification
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- Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置及びそ
れを用いた倍率補正方法に関し、特に画像情報を記録媒
体面上に結像させる結像レンズが製造上の誤差により、
例えばその焦点距離がバラツイても適切なる倍率を得る
為の補正手段及び補正方法を利用することにより、所定
の倍率(設定倍率)と実際の倍率(実際倍率)とを略一
致させて倍率の精度を向上させるものである。
れを用いた倍率補正方法に関し、特に画像情報を記録媒
体面上に結像させる結像レンズが製造上の誤差により、
例えばその焦点距離がバラツイても適切なる倍率を得る
為の補正手段及び補正方法を利用することにより、所定
の倍率(設定倍率)と実際の倍率(実際倍率)とを略一
致させて倍率の精度を向上させるものである。
【0002】
【従来の技術】図7は変倍光学系を有する従来の複写機
(画像形成装置)の要部概略図である。同図において1
91は原稿台ガラスであり、その原稿台ガラス191上
に原稿(不図示)が載置されている。151は第1ミラ
ー台(全速ミラー台)であり、光源(ランプ)151
a、集光手段(反射笠)151b、そして折り返しミラ
ー151c等より構成されている。161は第2ミラー
台(半速ミラー台)であり、2つの折り返しミラー16
1a,161bより構成されている。同図における第1
ミラー台151と、第2ミラー台161は走査速度2:
1で原稿台ガラス191に対して水平方向(副走査方
向)に移動し、原稿面全域を走査している。100は結
像手段としての結像レンズであり、原稿の画像情報を後
述する像担持体としての感光ドラム181面上に所定の
倍率で結像させている。141は物像間の距離を変更す
るズームミラー台(光路長可変手段)であり、2つの折
り返しミラー141a,141bより構成されている。
171は折り返しミラーである。143,144は各々
駆動手段(変倍駆動系)であり、駆動系制御手段(CP
U)142からの信号に基づいて各々対応する結像レン
ズ100及びズームミラー台141を任意の倍率に応じ
た位置に駆動している。
(画像形成装置)の要部概略図である。同図において1
91は原稿台ガラスであり、その原稿台ガラス191上
に原稿(不図示)が載置されている。151は第1ミラ
ー台(全速ミラー台)であり、光源(ランプ)151
a、集光手段(反射笠)151b、そして折り返しミラ
ー151c等より構成されている。161は第2ミラー
台(半速ミラー台)であり、2つの折り返しミラー16
1a,161bより構成されている。同図における第1
ミラー台151と、第2ミラー台161は走査速度2:
1で原稿台ガラス191に対して水平方向(副走査方
向)に移動し、原稿面全域を走査している。100は結
像手段としての結像レンズであり、原稿の画像情報を後
述する像担持体としての感光ドラム181面上に所定の
倍率で結像させている。141は物像間の距離を変更す
るズームミラー台(光路長可変手段)であり、2つの折
り返しミラー141a,141bより構成されている。
171は折り返しミラーである。143,144は各々
駆動手段(変倍駆動系)であり、駆動系制御手段(CP
U)142からの信号に基づいて各々対応する結像レン
ズ100及びズームミラー台141を任意の倍率に応じ
た位置に駆動している。
【0003】同図において光源151aから発した照明
光は集光手段151bで集光されて原稿台ガラス191
面上に載置した原稿を照明する。照明された原稿の画像
情報に基づく光束は折り返しミラー151c,161
a,161bで光路を折り曲げられ、結像レンズ100
により折り返しミラー141a,141b,171を介
して感光ドラム181面上に結像される。そして感光ド
ラム181面上に結像された原稿の画像情報は既知の電
子写真プロセス(不図示)によって複写用紙上に具現化
される。
光は集光手段151bで集光されて原稿台ガラス191
面上に載置した原稿を照明する。照明された原稿の画像
情報に基づく光束は折り返しミラー151c,161
a,161bで光路を折り曲げられ、結像レンズ100
により折り返しミラー141a,141b,171を介
して感光ドラム181面上に結像される。そして感光ド
ラム181面上に結像された原稿の画像情報は既知の電
子写真プロセス(不図示)によって複写用紙上に具現化
される。
【0004】このような複写機(画像形成装置)におい
て原稿の画像情報を任意の倍率で複写する場合は、その
倍率に応じた位置に結像レンズ100及びズームミラー
台141を駆動系制御手段142で制御される各駆動手
段(変倍駆動系)143,144にて、所定量移動させ
ることにより実現している。例えば等倍から変倍率mへ
の結像レンズ100の移動量x及びズームミラー台14
1の移動量yは以下のようにして求められる。
て原稿の画像情報を任意の倍率で複写する場合は、その
倍率に応じた位置に結像レンズ100及びズームミラー
台141を駆動系制御手段142で制御される各駆動手
段(変倍駆動系)143,144にて、所定量移動させ
ることにより実現している。例えば等倍から変倍率mへ
の結像レンズ100の移動量x及びズームミラー台14
1の移動量yは以下のようにして求められる。
【0005】結像レンズ100の主平面間距離及びディ
フォーカス特性を無視して考えると、等倍から変倍への
結像レンズ100の移動量xm は xm =f(1/m−1) …… 等倍から変倍への光路長の変化量ym は ym =f(m+1/m−2)=(xm−f+f2 /(xm+f))… f:結像レンズの焦点距離(設計値) m(m>0)結像倍率 原稿面から結像レンズ100の前側主平面までの距離 a=f(1/m+1)=2f+xm … 受光面から結像レンズ100の後側主平面までの距離 b=f(m+1)=2f−xm+ym … と示せる。
フォーカス特性を無視して考えると、等倍から変倍への
結像レンズ100の移動量xm は xm =f(1/m−1) …… 等倍から変倍への光路長の変化量ym は ym =f(m+1/m−2)=(xm−f+f2 /(xm+f))… f:結像レンズの焦点距離(設計値) m(m>0)結像倍率 原稿面から結像レンズ100の前側主平面までの距離 a=f(1/m+1)=2f+xm … 受光面から結像レンズ100の後側主平面までの距離 b=f(m+1)=2f−xm+ym … と示せる。
【0006】本体の構成は任意の倍率mに対して上記の
式,に従って結像レンズ100及びズームミラー台
141の光軸上の位置を所定量移動させるように設定さ
れている。
式,に従って結像レンズ100及びズームミラー台
141の光軸上の位置を所定量移動させるように設定さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら変倍光学
系を有した従来の複写機(画像形成装置)においては以
下に示す種々の問題点があった。
系を有した従来の複写機(画像形成装置)においては以
下に示す種々の問題点があった。
【0008】例えば焦点距離fで設計された結像レンズ
は使用硝材のインデックス、レンズ面研磨面精度、レン
ズ中心肉厚、そしてレンズ間隔等の製造上の精度により
焦点距離fが設計値より数%、バラツクという問題点が
ある。この焦点距離fのバラツキにより以下に示すよう
に設定倍率に対して得られる倍率に誤差が生じてくる。
は使用硝材のインデックス、レンズ面研磨面精度、レン
ズ中心肉厚、そしてレンズ間隔等の製造上の精度により
焦点距離fが設計値より数%、バラツクという問題点が
ある。この焦点距離fのバラツキにより以下に示すよう
に設定倍率に対して得られる倍率に誤差が生じてくる。
【0009】実際に製造上の誤差により結像レンズの焦
点距離f´がf´=kfとなったとする。このとき等倍
でピント調整及び倍率調整をすると a'=2f´=b´ となる。
点距離f´がf´=kfとなったとする。このとき等倍
でピント調整及び倍率調整をすると a'=2f´=b´ となる。
【0010】変倍(本体に倍率mと指示を与えて光学系
の配置を変化させる)時は am ´=2f´+x … bm ´=2f´−x+y … このときの本体の実際の倍率m´は
の配置を変化させる)時は am ´=2f´+x … bm ´=2f´−x+y … このときの本体の実際の倍率m´は
【0011】
【数4】
と示せる。このときの所定の倍率(設定倍率)mと実際
の倍率(実際倍率)m´との差(倍率ズレ)zは z=(m´/m−1)×100(%) として図8のように示せる。同図に示すように設定倍率
mによっては倍率ズレが大きくなっていることが解る。
の倍率(実際倍率)m´との差(倍率ズレ)zは z=(m´/m−1)×100(%) として図8のように示せる。同図に示すように設定倍率
mによっては倍率ズレが大きくなっていることが解る。
【0012】この倍率ズレを補正する手段としては、例
えば特開平4−348334号公報、特開昭61−80
140号公報、そして特開平61−172134号公報
等で種々と開示されている。
えば特開平4−348334号公報、特開昭61−80
140号公報、そして特開平61−172134号公報
等で種々と開示されている。
【0013】特開平4−348334号公報では複写機
等の走査型ズーム変倍光学系の投影レンズ(結像レン
ズ)の焦点距離にバラツキがある場合に、各変倍時の結
像における公称倍率と実際倍率とを一致させる為の投影
レンズとミラー等の光路長可変手段の位置を駆動手段に
て移動させることにより補正している。特開昭61−8
0140号公報では特定形状の揺動カムを用い、レンズ
の移動と連動してミラーを所定距離移動させると共に、
揺動カムの位置、形状を調整して焦点距離の公差を吸収
している。特開平61−172134号公報では変倍倍
率に対応するパルスをレンズ駆動モータに入力し自動的
に補正された量だけレンズを変位させ、これにより最適
ピントの画像のコピーを得ている。
等の走査型ズーム変倍光学系の投影レンズ(結像レン
ズ)の焦点距離にバラツキがある場合に、各変倍時の結
像における公称倍率と実際倍率とを一致させる為の投影
レンズとミラー等の光路長可変手段の位置を駆動手段に
て移動させることにより補正している。特開昭61−8
0140号公報では特定形状の揺動カムを用い、レンズ
の移動と連動してミラーを所定距離移動させると共に、
揺動カムの位置、形状を調整して焦点距離の公差を吸収
している。特開平61−172134号公報では変倍倍
率に対応するパルスをレンズ駆動モータに入力し自動的
に補正された量だけレンズを変位させ、これにより最適
ピントの画像のコピーを得ている。
【0014】しかしながら特開平4−348334号公
報では投影レンズの駆動系と、光路長可変手段の駆動系
とが別々に必要となり、その為装置全体の大型化、高コ
スト化、本体の重量化、等の諸問題が新たに発生すると
いう問題点がある。
報では投影レンズの駆動系と、光路長可変手段の駆動系
とが別々に必要となり、その為装置全体の大型化、高コ
スト化、本体の重量化、等の諸問題が新たに発生すると
いう問題点がある。
【0015】又、特開昭61−80140号公報や特開
平61−172134号公報等では駆動系のメカ構成が
複雑となり、その為装置全体が複雑化、かつ大型化する
という問題点がある。
平61−172134号公報等では駆動系のメカ構成が
複雑となり、その為装置全体が複雑化、かつ大型化する
という問題点がある。
【0016】本発明は製造上の誤差により結像レンズの
焦点距離がバラツイても適正なる倍率を得る為の補正手
段及び補正方法を利用することにより、所定の倍率(設
定倍率)と実際の倍率(実際倍率)とを略一致させて倍
率の精度を向上させることができるコンパクトな画像形
成装置及びぞれを用いた倍率補正方法の提供を目的とす
る。
焦点距離がバラツイても適正なる倍率を得る為の補正手
段及び補正方法を利用することにより、所定の倍率(設
定倍率)と実際の倍率(実際倍率)とを略一致させて倍
率の精度を向上させることができるコンパクトな画像形
成装置及びぞれを用いた倍率補正方法の提供を目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、 (1−1)原稿の画像情報を記録媒体上に結像させる結
像手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の両
方の位置を変化させて、該原稿の画像情報を種々の倍率
で該記録媒体上に形成する画像形成装置において、該結
像手段及び該光路長可変手段を連結し任意の倍率に駆動
する駆動手段と、該駆動手段に対して該結像手段及び該
光路長可変手段の位置を光軸方向に微調整する微調整手
段と、該微調整手段で微調整した調整量を検出する検出
手段と、該検出手段で検出された調整量を入力する入力
手段と、該入力手段で入力された調整量に基づき該駆動
手段における駆動量を決定する決定手段と、を有してい
ることを特徴としている。
は、 (1−1)原稿の画像情報を記録媒体上に結像させる結
像手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の両
方の位置を変化させて、該原稿の画像情報を種々の倍率
で該記録媒体上に形成する画像形成装置において、該結
像手段及び該光路長可変手段を連結し任意の倍率に駆動
する駆動手段と、該駆動手段に対して該結像手段及び該
光路長可変手段の位置を光軸方向に微調整する微調整手
段と、該微調整手段で微調整した調整量を検出する検出
手段と、該検出手段で検出された調整量を入力する入力
手段と、該入力手段で入力された調整量に基づき該駆動
手段における駆動量を決定する決定手段と、を有してい
ることを特徴としている。
【0018】特に(1−1−1)前記結像手段と前記駆
動手段とを連結する結合部で、いずれか一方に調整量に
関する基準指標を、他方に調整量に関する目盛指標を記
載し、該目盛の間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M としたことや、(1−1−2)前記結像手段と前記駆動
手段との相対位置を検出する位置検出手段を設け、該位
置検出手段からの出力値を基に、前記微調整手段の調整
量を演算手段で演算することや、(1−1−3)前記決
定手段は前記結像手段の任意の倍率の所定駆動量に対す
る補正後の駆動量xm ´を次式より決定することを特徴
としている。
動手段とを連結する結合部で、いずれか一方に調整量に
関する基準指標を、他方に調整量に関する目盛指標を記
載し、該目盛の間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M としたことや、(1−1−2)前記結像手段と前記駆動
手段との相対位置を検出する位置検出手段を設け、該位
置検出手段からの出力値を基に、前記微調整手段の調整
量を演算手段で演算することや、(1−1−3)前記決
定手段は前記結像手段の任意の倍率の所定駆動量に対す
る補正後の駆動量xm ´を次式より決定することを特徴
としている。
【0019】結像手段の補正後の所定倍率の駆動量(等
倍から変倍への駆動量)xm ´=Sm xm 但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量
倍から変倍への駆動量)xm ´=Sm xm 但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量
【0020】
【数1】
k=(L+ΔL)/L
L=2×f
ΔL=設計値に対する結像手段と駆動手段との相対的な
位置の差分 f=結像手段の焦点距離 本発明の倍率補正方法は、 (2−1)原稿の画像情報を所定面上に結像させる結像
手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の両方
の位置を変化させて任意の倍率で変倍を行なう際、該結
像手段と該光路長可変手段とを駆動する駆動手段で該結
像手段と該光路長可変手段を所定倍率の位置にそれぞれ
駆動し、所定倍率及びピントを満足するように該結像手
段と該光路長可変手段との位置を微調整手段で微調整
し、微調整後の該結像手段もしくは該光路長可変手段と
該駆動手段との相対的な調整量を検出手段で検出し、該
検出された調整量に基づき任意の倍率の所定駆動量に対
する補正駆動量を決定手段で決定したことを特徴として
いる。
位置の差分 f=結像手段の焦点距離 本発明の倍率補正方法は、 (2−1)原稿の画像情報を所定面上に結像させる結像
手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の両方
の位置を変化させて任意の倍率で変倍を行なう際、該結
像手段と該光路長可変手段とを駆動する駆動手段で該結
像手段と該光路長可変手段を所定倍率の位置にそれぞれ
駆動し、所定倍率及びピントを満足するように該結像手
段と該光路長可変手段との位置を微調整手段で微調整
し、微調整後の該結像手段もしくは該光路長可変手段と
該駆動手段との相対的な調整量を検出手段で検出し、該
検出された調整量に基づき任意の倍率の所定駆動量に対
する補正駆動量を決定手段で決定したことを特徴として
いる。
【0021】特に(2−1−1)前記決定手段は前記結
像手段の任意の倍率の所定駆動量に対する補正後の駆動
量xm ´を次式により決定したことを特徴としている。
像手段の任意の倍率の所定駆動量に対する補正後の駆動
量xm ´を次式により決定したことを特徴としている。
【0022】結像手段の補正後の所定倍率の駆動量(等
倍から変倍への駆動量)xm ´=Sm xm 但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量
倍から変倍への駆動量)xm ´=Sm xm 但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量
【0023】
【数2】
k=(L+ΔL)/L
L=2×f
ΔL=設計値に対する結像手段と駆動手段との相対的な
位置の差分 f=結像手段の焦点距離 本発明の画像形成装置は、 (3−1)原稿の画像情報を記録媒体上に結像させる結
像手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の両
方の位置を変化させて、該原稿の画像情報を種々の倍率
で該記録媒体上に形成する画像形成装置において、該結
像手段及び該光路長可変手段を連結し任意の倍率に駆動
する駆動手段と、該駆動手段に対して該結像手段及び該
光路長可変手段の位置を微調整する微調整手段と、該微
調整手段で微調整した調整量を検出する検出手段と、該
検出手段で検出された調整量を入力する入力手段と、該
入力手段で入力された調整量に基づき該駆動手段におけ
る駆動量を決定する決定手段と、該決定手段で決定され
た駆動量情報を記録する記録手段と、を有していること
を特徴としている。
位置の差分 f=結像手段の焦点距離 本発明の画像形成装置は、 (3−1)原稿の画像情報を記録媒体上に結像させる結
像手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の両
方の位置を変化させて、該原稿の画像情報を種々の倍率
で該記録媒体上に形成する画像形成装置において、該結
像手段及び該光路長可変手段を連結し任意の倍率に駆動
する駆動手段と、該駆動手段に対して該結像手段及び該
光路長可変手段の位置を微調整する微調整手段と、該微
調整手段で微調整した調整量を検出する検出手段と、該
検出手段で検出された調整量を入力する入力手段と、該
入力手段で入力された調整量に基づき該駆動手段におけ
る駆動量を決定する決定手段と、該決定手段で決定され
た駆動量情報を記録する記録手段と、を有していること
を特徴としている。
【0024】特に(3−1−1)前記結像手段と前記駆
動手段とを連結する結合部で、いずれか一方に調整量に
関する基準指標を、他方に調整量に関する目盛指標を記
載し、該目盛の間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M としたことや、(3−1−2)前記決定手段は前記結像
手段の任意の倍率の所定駆動量に対する補正後の駆動量
xm ´を次式より決定することを特徴としている。
動手段とを連結する結合部で、いずれか一方に調整量に
関する基準指標を、他方に調整量に関する目盛指標を記
載し、該目盛の間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M としたことや、(3−1−2)前記決定手段は前記結像
手段の任意の倍率の所定駆動量に対する補正後の駆動量
xm ´を次式より決定することを特徴としている。
【0025】結像手段の補正後の所定倍率の駆動量
(等倍から変倍への駆動量)xm ´=Sm xm
但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量
【0026】
【数7】
k=(L+ΔL)/L
L=2×f
ΔL=設計値に対する結像手段と駆動手段との相対的な
位置の差分 f=結像手段の焦点距離
位置の差分 f=結像手段の焦点距離
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。
概略図である。
【0028】同図において19は原稿台ガラスであり、
その原稿台ガラス19上に原稿(不図示)が載置されて
いる。15は第1ミラー台(全速ミラー台)であり、光
源(ランプ)15a、集光手段(反射笠)15b、そし
て折り返しミラー15c等より構成されている。16は
第2ミラー台(半速ミラー台)であり、2つの折り返し
ミラー16a,16bより構成されている。本実施形態
における第1ミラー台15と、第2ミラー台16は走査
速度2:1で原稿台ガラス19に対して水平方向(副走
査方向)に移動し、原稿面全域を走査している。
その原稿台ガラス19上に原稿(不図示)が載置されて
いる。15は第1ミラー台(全速ミラー台)であり、光
源(ランプ)15a、集光手段(反射笠)15b、そし
て折り返しミラー15c等より構成されている。16は
第2ミラー台(半速ミラー台)であり、2つの折り返し
ミラー16a,16bより構成されている。本実施形態
における第1ミラー台15と、第2ミラー台16は走査
速度2:1で原稿台ガラス19に対して水平方向(副走
査方向)に移動し、原稿面全域を走査している。
【0029】10は結像手段としての結像レンズ(変倍
光学系)であり、原稿の画像情報を後述する記録媒体と
しての感光ドラム18面上に所定の倍率にて結像させて
いる。14は物像間の距離を変更する光路長可変手段と
してのズームミラー台であり、2つの折り返しミラー1
4a,14bより構成されている。17は折り返しミラ
ー、18は記録媒体(像担持体)としての感光ドラムで
あり、矢印A方向(副走査方向)に一定の速度で回転し
ている。
光学系)であり、原稿の画像情報を後述する記録媒体と
しての感光ドラム18面上に所定の倍率にて結像させて
いる。14は物像間の距離を変更する光路長可変手段と
してのズームミラー台であり、2つの折り返しミラー1
4a,14bより構成されている。17は折り返しミラ
ー、18は記録媒体(像担持体)としての感光ドラムで
あり、矢印A方向(副走査方向)に一定の速度で回転し
ている。
【0030】40は駆動手段(変倍駆動系)であり、結
像レンズ10及びズームミラー台14を連結しており、
変倍の際には後述する駆動系制御手段(CPU)2から
の信号に基づいて、該結像レンズ10及び該ズームミラ
ー台14を任意の倍率に応じた位置に駆動している。
像レンズ10及びズームミラー台14を連結しており、
変倍の際には後述する駆動系制御手段(CPU)2から
の信号に基づいて、該結像レンズ10及び該ズームミラ
ー台14を任意の倍率に応じた位置に駆動している。
【0031】1は入力手段としての調整量入力手段であ
り、後述するように微調整手段(不図示)で微調整した
調整量を検出する検出手段(不図示)で得られた調整量
を入力している。微調整手段はピント調整及び倍率調整
をする際、所定倍率及びピントを満足するように駆動手
段40に対して結像レンズ10及びズームミラー台14
の位置を微調整している。
り、後述するように微調整手段(不図示)で微調整した
調整量を検出する検出手段(不図示)で得られた調整量
を入力している。微調整手段はピント調整及び倍率調整
をする際、所定倍率及びピントを満足するように駆動手
段40に対して結像レンズ10及びズームミラー台14
の位置を微調整している。
【0032】駆動系制御手段2は駆動手段40を制御す
ると共に、調整量入力手段1から入力された調整量に基
づき駆動手段40の任意の倍率の所定駆動量に対する補
正後の駆動量(実際の焦点距離f´に適した結像レンズ
10及びズームミラー台14の駆動量)を決定する決定
手段としての作用も兼ねている。
ると共に、調整量入力手段1から入力された調整量に基
づき駆動手段40の任意の倍率の所定駆動量に対する補
正後の駆動量(実際の焦点距離f´に適した結像レンズ
10及びズームミラー台14の駆動量)を決定する決定
手段としての作用も兼ねている。
【0033】本実施形態において光源15aから発した
照明光は集光手段15bで集光されて原稿台ガラス19
面上に載置した原稿を照明する。照明された原稿の画像
情報は折り返しミラー15c,16a,16bで光路を
折り曲げられ、結像レンズ10によって折り返しミラー
14a,14b,17を介して感光ドラム15面上に結
像される。そして感光ドラム15面上に結像された原稿
の画像情報は既知の電子写真プロセス(不図示)によっ
て複写用紙上に具現化される。
照明光は集光手段15bで集光されて原稿台ガラス19
面上に載置した原稿を照明する。照明された原稿の画像
情報は折り返しミラー15c,16a,16bで光路を
折り曲げられ、結像レンズ10によって折り返しミラー
14a,14b,17を介して感光ドラム15面上に結
像される。そして感光ドラム15面上に結像された原稿
の画像情報は既知の電子写真プロセス(不図示)によっ
て複写用紙上に具現化される。
【0034】本実施形態において原稿の画像情報を任意
の倍率で複写する場合は、その倍率に応じた位置に結像
レンズ10及びズームミラー台14を駆動系制御手段2
で制御される駆動手段40にて移動させることにより実
現している。例えば等倍から変倍率mへの結像レンズ1
0の移動量xm (設計値)及びズームミラー台14の移
動量ym は以下のようにして求められる。
の倍率で複写する場合は、その倍率に応じた位置に結像
レンズ10及びズームミラー台14を駆動系制御手段2
で制御される駆動手段40にて移動させることにより実
現している。例えば等倍から変倍率mへの結像レンズ1
0の移動量xm (設計値)及びズームミラー台14の移
動量ym は以下のようにして求められる。
【0035】結像レンズ10の主平面間距離及びディフ
ォーカス特性を無視して考えると等倍から変倍への結像
レンズの移動量xm は xm =f(1/m−1) … 等倍から変倍への光路長変化量ym は ym =f(m+1/m−2)=(xm−f+f2 /(xm+f))… f:結像レンズの焦点距離(設計値) m(m>0)結像倍率 原稿面から結像レンズ10の前側主平面までの距離 a=f(1/m+1)=2f+xm … 受光面から結像レンズ10の後側主平面までの距離 b=f(m+1)=2f−xm+ym … と示せる。
ォーカス特性を無視して考えると等倍から変倍への結像
レンズの移動量xm は xm =f(1/m−1) … 等倍から変倍への光路長変化量ym は ym =f(m+1/m−2)=(xm−f+f2 /(xm+f))… f:結像レンズの焦点距離(設計値) m(m>0)結像倍率 原稿面から結像レンズ10の前側主平面までの距離 a=f(1/m+1)=2f+xm … 受光面から結像レンズ10の後側主平面までの距離 b=f(m+1)=2f−xm+ym … と示せる。
【0036】本実施形態における本体の構成は任意の倍
率mに対して上記の式,に従って結像レンズ10及
びズームミラー台14の光軸上の位置を所定量移動させ
るように設定されている。
率mに対して上記の式,に従って結像レンズ10及
びズームミラー台14の光軸上の位置を所定量移動させ
るように設定されている。
【0037】図2に本実施形態の変倍光学系の詳細図を
示す。同図において図1に示した要素と同一要素には同
符番を付している。
示す。同図において図1に示した要素と同一要素には同
符番を付している。
【0038】同図において3は駆動源(パルスモー
タ)、4,42は各々プーリー、41はワイヤーであ
り、これらの各要素は駆動手段の一要素を構成してい
る。本実施形態では駆動源3に連結したプーリー4の回
転により、該ワイヤー41がプーリー42を回転させて
いる。5は偏心カムであり、プーリー42と一体で回転
し、回転中心を軸とする極座標(rm ,θm )で示され
る形状より成っている。
タ)、4,42は各々プーリー、41はワイヤーであ
り、これらの各要素は駆動手段の一要素を構成してい
る。本実施形態では駆動源3に連結したプーリー4の回
転により、該ワイヤー41がプーリー42を回転させて
いる。5は偏心カムであり、プーリー42と一体で回転
し、回転中心を軸とする極座標(rm ,θm )で示され
る形状より成っている。
【0039】
rm =r0 +ym/2
=r0 +1/2・f(m+1/m−2)
=r0 +1/2(xm−f+f2 /(xm+f))
θm =xm/πr1 [rad ]
=1/πr1 ・f(1/m−1)
但し、 r0 :定数
r1 :プーリー42の半径
12はカムフロアーであり、接点122で偏心カム5と
接しており、該偏心カム5が回転しても常に該偏心カム
5に接点122が接するよう構成(例えばバネ圧で押し
付ける)されている。又カムフロアー12は長穴121
を有し、固定ビス13によりズームミラー台14に固定
されている。
接しており、該偏心カム5が回転しても常に該偏心カム
5に接点122が接するよう構成(例えばバネ圧で押し
付ける)されている。又カムフロアー12は長穴121
を有し、固定ビス13によりズームミラー台14に固定
されている。
【0040】6は駆動手段と結像手段10とを連結する
結合部の一要素を構成する結合プレートであり、該駆動
手段のワイヤー41に固定されている。この結合プレー
ト6は長穴61を有し、固定ビス7によりレンズユニッ
ト枠体101に固定され、その結合プレート6上に調整
量に関する目盛指標8が記載されている。レンズユニッ
ト枠体101は結像レンズ10を固定しており、又その
枠体101上に調整量に関する基準指標9を記載してい
る。
結合部の一要素を構成する結合プレートであり、該駆動
手段のワイヤー41に固定されている。この結合プレー
ト6は長穴61を有し、固定ビス7によりレンズユニッ
ト枠体101に固定され、その結合プレート6上に調整
量に関する目盛指標8が記載されている。レンズユニッ
ト枠体101は結像レンズ10を固定しており、又その
枠体101上に調整量に関する基準指標9を記載してい
る。
【0041】尚、上記に示した各固定ビス7,13は微
調整手段の一要素を構成しており、各固定用ビス7,1
3を緩めることにより結像レンズ10及びズームミラー
台14を光軸方向に微調整することができ、このとき設
計値に対して調整後の結像レンズ10及びズームミラー
台14が、どれくらい変位しているかを後述する検出手
段(不図示)で検出することにより、該結像レンズ10
の実際の焦点距離f´を推定することができる。
調整手段の一要素を構成しており、各固定用ビス7,1
3を緩めることにより結像レンズ10及びズームミラー
台14を光軸方向に微調整することができ、このとき設
計値に対して調整後の結像レンズ10及びズームミラー
台14が、どれくらい変位しているかを後述する検出手
段(不図示)で検出することにより、該結像レンズ10
の実際の焦点距離f´を推定することができる。
【0042】本実施形態では上述の如く結合プレート6
上に目盛指標8を記載し、レンズユニット枠体101上
に基準指標9を記載しており、該目盛の間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M と設定している。この間隔Dの目盛は実際の焦点距離f
´と設計焦点距離fとの比k(f´/f)で知ることが
できる。
上に目盛指標8を記載し、レンズユニット枠体101上
に基準指標9を記載しており、該目盛の間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M と設定している。この間隔Dの目盛は実際の焦点距離f
´と設計焦点距離fとの比k(f´/f)で知ることが
できる。
【0043】本実施形態では目盛を0.002f間隔
(N=2,M=1000)で形成しており、例えばこの
とき結像レンズ10から原稿面までは等倍時2fなので
1目盛は実際の焦点距離f´が設計の焦点距離fに比べ
て0.1%変化していることを示す。
(N=2,M=1000)で形成しており、例えばこの
とき結像レンズ10から原稿面までは等倍時2fなので
1目盛は実際の焦点距離f´が設計の焦点距離fに比べ
て0.1%変化していることを示す。
【0044】尚、目盛指標8と基準指標9は各々微調整
手段の調整量を検出する検出手段の一要素を構成してお
り、上述の如くこの2つの指標の相対関係で該微調整手
段が微調整した調整量を検出することができる。
手段の調整量を検出する検出手段の一要素を構成してお
り、上述の如くこの2つの指標の相対関係で該微調整手
段が微調整した調整量を検出することができる。
【0045】本実施形態では駆動手段40を等倍の位置
に起動させたとき、偏心カム5及び結合プレート6が所
定位置になるように駆動系制御手段2からの信号に基づ
いて駆動している。このとき設計値通りの焦点距離の結
像レンズ10が倍率(等倍)及びピントを満たす目盛が
中央目盛81である。
に起動させたとき、偏心カム5及び結合プレート6が所
定位置になるように駆動系制御手段2からの信号に基づ
いて駆動している。このとき設計値通りの焦点距離の結
像レンズ10が倍率(等倍)及びピントを満たす目盛が
中央目盛81である。
【0046】次に本実施形態の変倍率の調整方法につい
て説明する。
て説明する。
【0047】まず本体組立の工程で第1ミラー台15及
び第2ミラー台16が所定位置で本体内で走査駆動系
(不図示)に固定する。所定位置に固定する精度を向上
させる為に治具を用いることが望ましい。
び第2ミラー台16が所定位置で本体内で走査駆動系
(不図示)に固定する。所定位置に固定する精度を向上
させる為に治具を用いることが望ましい。
【0048】次に駆動系制御手段2にて駆動源3を駆動
し、等倍時の配置に結合プレート6及び偏心カム12を
配置する。次に各固定ビス7,13を緩めて結像レンズ
10及びズームミラー台14の位置を光軸方向に微調整
する。倍率及びピントを満足する位置で各固定ビス7,
13を固定する。
し、等倍時の配置に結合プレート6及び偏心カム12を
配置する。次に各固定ビス7,13を緩めて結像レンズ
10及びズームミラー台14の位置を光軸方向に微調整
する。倍率及びピントを満足する位置で各固定ビス7,
13を固定する。
【0049】次に基準指標9が目盛指標8のどこを指し
ているか読み、例えば中央目盛81からn目盛り目を示
していればレンズの焦点距離f´は f´=kf 但し、k=1+n (目盛りnは図2中、右が正) である。kもしくはnは調整量を表わす指標となる。
ているか読み、例えば中央目盛81からn目盛り目を示
していればレンズの焦点距離f´は f´=kf 但し、k=1+n (目盛りnは図2中、右が正) である。kもしくはnは調整量を表わす指標となる。
【0050】次に指標kもしくは指標nに相当するデー
タを調整量入力手段1により入力する。入力された指標
kもしくは指標nに基づき駆動手段(変倍駆動系)40
の任意の倍率の結像レンズ10の所定駆動量xm に対す
る補正後の駆動量(補正駆動量)xm ´を駆動系制御手
段(決定手段)2が決定する。
タを調整量入力手段1により入力する。入力された指標
kもしくは指標nに基づき駆動手段(変倍駆動系)40
の任意の倍率の結像レンズ10の所定駆動量xm に対す
る補正後の駆動量(補正駆動量)xm ´を駆動系制御手
段(決定手段)2が決定する。
【0051】補正駆動量xm ´は以下のように決定(算
出)される。即ち本実施形態では任意の焦点距離f´の
結像レンズ10に対して xm ´=xm ×S (このとき光路長変化量ym ´は駆動手段40が結像レ
ンズ10及びズームミラー台14と連結されているので
前記式に示すように補正駆動量xm ´によって自動的
に決まる。)となるように結像レンズ10の移動量を補
正する。このとき前記式、は am ´=2f´+xm´ …´ bm ´=2f´−xm´+ym´ …´ 但し、ym´=(xm´−f+f2 /(xm´+f)) となる。また前記式より実際の倍率m´は
出)される。即ち本実施形態では任意の焦点距離f´の
結像レンズ10に対して xm ´=xm ×S (このとき光路長変化量ym ´は駆動手段40が結像レ
ンズ10及びズームミラー台14と連結されているので
前記式に示すように補正駆動量xm ´によって自動的
に決まる。)となるように結像レンズ10の移動量を補
正する。このとき前記式、は am ´=2f´+xm´ …´ bm ´=2f´−xm´+ym´ …´ 但し、ym´=(xm´−f+f2 /(xm´+f)) となる。また前記式より実際の倍率m´は
【0052】
【数8】
となる。
【0053】このとき所望の倍率m(設定倍率)と実際
の倍率m´(実際倍率)との差(倍率ズレ)zは z=(m´/m−1)×100(%) として表わされ、その倍率ズレは図3のように示せる。
の倍率m´(実際倍率)との差(倍率ズレ)zは z=(m´/m−1)×100(%) として表わされ、その倍率ズレは図3のように示せる。
【0054】同図に示す倍率ズレ(調整後)と前記図8
に示した倍率ズレ(調整前)とを比較しても明らかなよ
うに、本実施形態ではその倍率ズレを1/4程度に低減
させることができる。
に示した倍率ズレ(調整前)とを比較しても明らかなよ
うに、本実施形態ではその倍率ズレを1/4程度に低減
させることができる。
【0055】ここで補正駆動量xm ´を決定する手段と
しては、 指標kもしくは指標nを記録するメモリー手段(記録
手段)を設け、指標kもしくは指標nに対応する補正駆
動量xm ´を予め用意されたメモリーテーブル(ROM
など)より毎回読み出す。 指標kもしくは指標nを記録するメモリー手段を設
け、指標kもしくは指標nに対応する補正駆動量xm ´
を毎回算出する。 指標kもしくは指標nによる補正駆動量xm ´を外部
治工具などの決定手段(演算装置)により決定し、本体
内のメモリーテーブル(ROM等の記録手段)に記録
し、毎回読み出す。
しては、 指標kもしくは指標nを記録するメモリー手段(記録
手段)を設け、指標kもしくは指標nに対応する補正駆
動量xm ´を予め用意されたメモリーテーブル(ROM
など)より毎回読み出す。 指標kもしくは指標nを記録するメモリー手段を設
け、指標kもしくは指標nに対応する補正駆動量xm ´
を毎回算出する。 指標kもしくは指標nによる補正駆動量xm ´を外部
治工具などの決定手段(演算装置)により決定し、本体
内のメモリーテーブル(ROM等の記録手段)に記録
し、毎回読み出す。
【0056】等が挙げられる。
【0057】メモリー手段はROMや可変抵抗ボリュー
ムの抵抗値など既知の方法が使える。尚、上記の手段
を用いた場合は図1に示した1が外部の決定手段(演算
装置)であり、該決定手段1で決定された駆動量情報を
本体の駆動系制御手段(CPU)2に入力し、メモリー
手段(記録手段)に記録する。このように決定手段を本
体と別体とし、組立て治工具として用いれば本体内部に
補正後の駆動量を決定する手段が不要となり低コスト化
が図れる。
ムの抵抗値など既知の方法が使える。尚、上記の手段
を用いた場合は図1に示した1が外部の決定手段(演算
装置)であり、該決定手段1で決定された駆動量情報を
本体の駆動系制御手段(CPU)2に入力し、メモリー
手段(記録手段)に記録する。このように決定手段を本
体と別体とし、組立て治工具として用いれば本体内部に
補正後の駆動量を決定する手段が不要となり低コスト化
が図れる。
【0058】本実施形態では目盛指標8を結合プレート
6に、基準指標9をレンズユニット枠体101にそれぞ
れ記載したが、これらの指標を結合プレート6及びレン
ズユニット枠体101にそれぞれ刻み込めば部品点数を
削減することができる。
6に、基準指標9をレンズユニット枠体101にそれぞ
れ記載したが、これらの指標を結合プレート6及びレン
ズユニット枠体101にそれぞれ刻み込めば部品点数を
削減することができる。
【0059】このように本実施形態においては上述の如
く結像レンズ10とズームミラー台14の光軸上の位置
を変化させて任意の倍率で変倍を行なう際、所定倍率及
びピントを満足するように該結像レンズ10及びズーム
ミラー台14の光軸上の位置を微調整手段で微調整し、
微調整後の結像レンズ10もしくはズームミラー台14
と駆動手段40との相対的な調整量を検出手段で検出し
ている。そして検出された調整量を入力手段1に入力
し、該入力された調整量に基づき駆動手段40における
駆動量(補正駆動量)xm ´を決定手段2で決定し、決
定された情報に基づいて所定の倍率(設定倍率)と実際
の倍率(実際倍率)とが略一致するように結像レンズ1
0とズームミラー台14の位置を移動させて補正してい
る。これにより製造上の誤差により結像レンズ10の焦
点距離がバラツイても最適なるピントの画像を得ること
ができる。
く結像レンズ10とズームミラー台14の光軸上の位置
を変化させて任意の倍率で変倍を行なう際、所定倍率及
びピントを満足するように該結像レンズ10及びズーム
ミラー台14の光軸上の位置を微調整手段で微調整し、
微調整後の結像レンズ10もしくはズームミラー台14
と駆動手段40との相対的な調整量を検出手段で検出し
ている。そして検出された調整量を入力手段1に入力
し、該入力された調整量に基づき駆動手段40における
駆動量(補正駆動量)xm ´を決定手段2で決定し、決
定された情報に基づいて所定の倍率(設定倍率)と実際
の倍率(実際倍率)とが略一致するように結像レンズ1
0とズームミラー台14の位置を移動させて補正してい
る。これにより製造上の誤差により結像レンズ10の焦
点距離がバラツイても最適なるピントの画像を得ること
ができる。
【0060】次に本発明の実施形態2について説明す
る。本実施形態においては補正駆動量xm ´を決定する
手段として前述した実施形態1で示した式´に m´=m ‥‥‥(10) f´=kf x´=Sx=S・f(1/m−1) を代入して
る。本実施形態においては補正駆動量xm ´を決定する
手段として前述した実施形態1で示した式´に m´=m ‥‥‥(10) f´=kf x´=Sx=S・f(1/m−1) を代入して
【0061】
【数9】
(2k−1)[S(1−m)+m]+m=[2km+S
(1−m)][S(1−m)+m] (2k−1)(1−m)S+2km =(1−m)2 S2 +(2k+1)m(1−m)S+2km2 (1−m)2 S2 +[2k(m−1)+(m+1)]・
(1−m)S+2km(m−1)=0 (1−m)S2 +[2k(m−1)+(m+1)]S´−2km =0
(1−m)][S(1−m)+m] (2k−1)(1−m)S+2km =(1−m)2 S2 +(2k+1)m(1−m)S+2km2 (1−m)2 S2 +[2k(m−1)+(m+1)]・
(1−m)S+2km(m−1)=0 (1−m)S2 +[2k(m−1)+(m+1)]S´−2km =0
【0062】
【数10】
(m≠1)
(何故ならS<0からである。)
このSを用いて補正駆動量xm ´を
xm ´=xm ×S
但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量
k =(L+ΔL)/L
L =2×f
ΔL=設計値に対する結像レンズと駆動手段との相対的
な位置の差分 f =結像レンズの焦点距離 とすれば、式(10)に示すように実際の倍率(実際倍率)
m´は所望の倍率(所定倍率)mに等しくなる。これに
より本実施形態では前述の実施形態1より更に精度の良
い補正を行なうことができる。
な位置の差分 f =結像レンズの焦点距離 とすれば、式(10)に示すように実際の倍率(実際倍率)
m´は所望の倍率(所定倍率)mに等しくなる。これに
より本実施形態では前述の実施形態1より更に精度の良
い補正を行なうことができる。
【0063】図4は本発明の実施形態3の結合部の拡大
説明図である。
説明図である。
【0064】本実施形態において前述の実施形態1(図
2)と異なる点は基準指標49が結合プレート6に、目
盛指標48が枠体101に刻み込まれていることであ
る。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様
であり、これにより同様な効果を得ている。
2)と異なる点は基準指標49が結合プレート6に、目
盛指標48が枠体101に刻み込まれていることであ
る。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様
であり、これにより同様な効果を得ている。
【0065】即ち、本実施形態では目盛48はPmm/
1目盛りピッチで刻み込まれている。このとき基準指標
49がn´目盛りを示していたとすると(目盛りn´は
図中、左が正) n=n´P/2f もしくは k=2f+n´P/
2f と換算してSを前述した算出方法により算出すれば良
い。
1目盛りピッチで刻み込まれている。このとき基準指標
49がn´目盛りを示していたとすると(目盛りn´は
図中、左が正) n=n´P/2f もしくは k=2f+n´P/
2f と換算してSを前述した算出方法により算出すれば良
い。
【0066】図5は本発明の実施形態4の主要部分の要
部概略図である。同図において図2に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
部概略図である。同図において図2に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
【0067】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は基準指標59がズームミラー台14に、目盛指
標58がカムフロアー12に刻み込まれていることであ
る。目盛りピッチP及びその他の構成、光学的作用は前
述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果
を得ている。
なる点は基準指標59がズームミラー台14に、目盛指
標58がカムフロアー12に刻み込まれていることであ
る。目盛りピッチP及びその他の構成、光学的作用は前
述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果
を得ている。
【0068】即ち、式及び式から解るように設計時
の焦点距離fが実際の焦点距離f´に変化した場合(f
→f´)の倍率m=1における結像レンズの微調整量x
A及びズームミラー台の微調整量yA/2は xA=2(f´−f) yA=2(f´−f) であり、同量である。よって基準指標59をズームミラ
ー台14に、目盛指標58をカムフロアー12に設けて
も前述の実施形態1と同等に扱えることができる。
の焦点距離fが実際の焦点距離f´に変化した場合(f
→f´)の倍率m=1における結像レンズの微調整量x
A及びズームミラー台の微調整量yA/2は xA=2(f´−f) yA=2(f´−f) であり、同量である。よって基準指標59をズームミラ
ー台14に、目盛指標58をカムフロアー12に設けて
も前述の実施形態1と同等に扱えることができる。
【0069】尚、基準指標59をカムフロアー12に、
目盛指標58をズームミラー台14に刻み込んでも本発
明は上述の実施形態4と同様に適用することができる。
目盛指標58をズームミラー台14に刻み込んでも本発
明は上述の実施形態4と同様に適用することができる。
【0070】図6は本発明の実施形態5の主要部分の要
部概略図である。同図において図2に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
部概略図である。同図において図2に示した要素と同一
要素には同符番を付している。
【0071】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は基準指標と目盛指標の代わりに結合プレート6
に付したフラック板62と該フラック板62の位置を検
出するリニアセンサー19と、該リニアセンサー19の
出力値から微調整手段の調整量を演算する演算回路(演
算手段)20とを設けたことである。その他の構成及び
光学的作用は前述の実施形態1と略同様であり、これに
より同様な効果を得ている。
なる点は基準指標と目盛指標の代わりに結合プレート6
に付したフラック板62と該フラック板62の位置を検
出するリニアセンサー19と、該リニアセンサー19の
出力値から微調整手段の調整量を演算する演算回路(演
算手段)20とを設けたことである。その他の構成及び
光学的作用は前述の実施形態1と略同様であり、これに
より同様な効果を得ている。
【0072】即ち、62はフラック板、19はリニアセ
ンサー19であり、これらの各要素は位置調整手段の一
要素を構成しており、結像レンズ10と駆動手段との相
対位置を検出している。20は演算回路であり、位置検
出手段からの出力値を基に微調整手段の調整量を演算し
ている。
ンサー19であり、これらの各要素は位置調整手段の一
要素を構成しており、結像レンズ10と駆動手段との相
対位置を検出している。20は演算回路であり、位置検
出手段からの出力値を基に微調整手段の調整量を演算し
ている。
【0073】次に本実施形態による変倍率の調整方法に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0074】まず本体組立の工程で第1ミラー台(不図
示)及び第2ミラー台(不図示)が所定位置で本体内で
走査駆動系(不図示)に固定する。所定位置に固定する
精度を向上させる為に治具を用いることが望ましい。
示)及び第2ミラー台(不図示)が所定位置で本体内で
走査駆動系(不図示)に固定する。所定位置に固定する
精度を向上させる為に治具を用いることが望ましい。
【0075】次に駆動制御手段2にて駆動源3を駆動
し、等倍時の配置に結合プレート6及び偏心カム5を配
置する。次に各固定ビス7,13を緩めて結像レンズ1
0及びズームミラー台14の位置を光軸方向に微調整す
る。倍率及びピントを満足する位置で各固定ビス7,1
3を固定する。
し、等倍時の配置に結合プレート6及び偏心カム5を配
置する。次に各固定ビス7,13を緩めて結像レンズ1
0及びズームミラー台14の位置を光軸方向に微調整す
る。倍率及びピントを満足する位置で各固定ビス7,1
3を固定する。
【0076】次にリニアセンサー19によりフラック板
62がどこの位置にあるかを検出する。そしてリニアセ
ンサー19で検出した検出値を演算回路20にて調整量
kに置き換える。この為に演算回路20では予め検出値
と調整量kのデータテーブルを作成しておき、対応付け
させている。
62がどこの位置にあるかを検出する。そしてリニアセ
ンサー19で検出した検出値を演算回路20にて調整量
kに置き換える。この為に演算回路20では予め検出値
と調整量kのデータテーブルを作成しておき、対応付け
させている。
【0077】次に調整量kにより補正後の結像レンズの
駆動量(補正駆動量)xm ´を前述の実施形態1又は実
施形態2と同様な算出方法により決定する。これにより
前述の各実施形態と同様な効果を得ることができる。
駆動量(補正駆動量)xm ´を前述の実施形態1又は実
施形態2と同様な算出方法により決定する。これにより
前述の各実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0078】尚、本実施形態における位置検出手段は実
際の焦点距離f´を自動的に検出できるので、所定倍率
でピント倍率調整を行なえば、他倍率の補正も自動的に
行なえることができる。
際の焦点距離f´を自動的に検出できるので、所定倍率
でピント倍率調整を行なえば、他倍率の補正も自動的に
行なえることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く製造上の誤差
により結像レンズの焦点距離がバラツイても適正なる倍
率を得る為の補正手段及び補正方法を利用することによ
り、下記に示す効果を得ることができる画像形成装置及
びぞれを用いた倍率補正方法を達成することができる。 (1)倍率調整が容易になり、倍率の精度が向上する。 (2)組立て効率が向上する。 (3)複雑な入力構成が不要となり部品点数が削減でき
コンパクト化が図れる。 (4)駆動源が削減されて装置全体の小型化、低コスト
化そして低ノイズ化が図れる。
により結像レンズの焦点距離がバラツイても適正なる倍
率を得る為の補正手段及び補正方法を利用することによ
り、下記に示す効果を得ることができる画像形成装置及
びぞれを用いた倍率補正方法を達成することができる。 (1)倍率調整が容易になり、倍率の精度が向上する。 (2)組立て効率が向上する。 (3)複雑な入力構成が不要となり部品点数が削減でき
コンパクト化が図れる。 (4)駆動源が削減されて装置全体の小型化、低コスト
化そして低ノイズ化が図れる。
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】 本発明の実施形態1の変倍光学系の詳細図
【図3】 本発明の実施形態1の倍率誤差を示した説明
図
図
【図4】 本発明の実施形態3の結合部の拡大説明図
【図5】 本発明の実施形態4の主要部分の要部概略図
【図6】 本発明の実施形態5の主要部分の要部概略図
【図7】 従来の画像形成装置の要部概略図
【図8】 従来の画像形成装置の倍率誤差を示した説明
図
図
19 原稿台ガラス
15 第1ミラー台
16 第2ミラー台
10 結像手段
14 光路長可変手段
17 折り返しミラー
18 記録媒体
1 入力手段
2 駆動系制御手段(決定手段)
3 駆動源
40 駆動手段
8,48,58 目盛指標
9,49,59 基準指標
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03B 27/32 - 27/70
Claims (9)
- 【請求項1】原稿の画像情報を記録媒体上に結像させる
結像手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の
両方の位置を変化させて、該原稿の画像情報を種々の倍
率で該記録媒体上に形成する画像形成装置において、 該結像手段及び該光路長可変手段を連結し任意の倍率に
駆動する駆動手段と、該駆動手段に対して該結像手段及
び該光路長可変手段の位置を光軸方向に微調整する微調
整手段と、該微調整手段で微調整した調整量を検出する
検出手段と、該検出手段で検出された調整量を入力する
入力手段と、該入力手段で入力された調整量に基づき該
駆動手段における駆動量を決定する決定手段と、を有し
ていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記結像手段と前記駆動手段とを連結す
る結合部で、いずれか一方に調整量に関する基準指標
を、他方に調整量に関する目盛指標を記載し、該目盛の
間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M としたことを特徴とする請求項1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記結像手段と前記駆動手段との相対位
置を検出する位置検出手段を設け、該位置検出手段から
の出力値を基に、前記微調整手段の調整量を演算手段で
演算することを特徴とする請求項1の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記決定手段は前記結像手段の任意の倍
率の所定駆動量に対する補正後の駆動量xm ´を次式よ
り決定することを特徴とする請求項1の画像形成装置。 結像手段の補正後の所定倍率の駆動量(等倍から変倍へ
の駆動量)xm ´=Sm xm 但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量 【数1】 k=(L+ΔL)/L L=2×f ΔL=設計値に対する結像手段と駆動手段との相対的な
位置の差分 f=結像手段の焦点距離 - 【請求項5】原稿の画像情報を所定面上に結像させる結
像手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の両
方の位置を変化させて任意の倍率で変倍を行なう際、 該結像手段と該光路長可変手段とを駆動する駆動手段で
該結像手段と該光路長可変手段を所定倍率の位置にそれ
ぞれ駆動し、所定倍率及びピントを満足するように該結
像手段と該光路長可変手段との位置を微調整手段で微調
整し、微調整後の該結像手段もしくは該光路長可変手段
と該駆動手段との相対的な調整量を検出手段で検出し、
該検出された調整量に基づき任意の倍率の所定駆動量に
対する補正駆動量を決定手段で決定した、ことを特徴と
する倍率補正方法。 - 【請求項6】 前記決定手段は前記結像手段の任意の倍
率の所定駆動量に対する補正後の駆動量xm ´を次式に
より決定したことを特徴とする請求項5の倍率補正方
法。 結像手段の補正後の所定倍率の駆動量(等倍から変倍へ
の駆動量)xm ´=Sm xm 但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量 【数2】 k=(L+ΔL)/L L=2×f ΔL=設計値に対する結像手段と駆動手段との相対的な
位置の差分 f=結像手段の焦点距離 - 【請求項7】原稿の画像情報を記録媒体上に結像させる
結像手段と、物像間の距離を変更する光路長可変手段の
両方の位置を変化させて、該原稿の画像情報を種々の倍
率で該記録媒体上に形成する画像形成装置において、 該結像手段及び該光路長可変手段を連結し任意の倍率に
駆動する駆動手段と、該駆動手段に対して該結像手段及
び該光路長可変手段の位置を微調整する微調整手段と、
該微調整手段で微調整した調整量を検出する検出手段
と、 該検出手段で検出された調整量を入力する入力手段と、
該入力手段で入力された調整量に基づき該駆動手段にお
ける駆動量を決定する決定手段と、 該決定手段で決定された駆動量情報を記録する記録手段
と、を有していることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】 前記結像手段と前記駆動手段とを連結す
る結合部で、いずれか一方に調整量に関する基準指標
を、他方に調整量に関する目盛指標を記載し、該目盛の
間隔Dを D=f×N/M f:結像手段の焦点距離 N,M:整数 但しN<M としたことを特徴とする請求項7の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記決定手段は前記結像手段の任意の倍
率の所定駆動量に対する補正後の駆動量xm ´を次式よ
り決定することを特徴とする請求項7の画像形成装置。 結像手段の補正後の所定倍率の駆動量(等倍から変倍へ
の駆動量)xm ´=Sm xm 但し、xm :倍率mの等倍からの駆動量 【数3】 k=(L+ΔL)/L L=2×f ΔL=設計値に対する結像手段と駆動手段との相対的な
位置の差分 f=結像手段の焦点距離
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01713596A JP3483381B2 (ja) | 1996-01-06 | 1996-01-06 | 画像形成装置及びそれを用いた倍率補正方法 |
US08/777,093 US5809381A (en) | 1996-01-06 | 1996-12-30 | Image-forming apparatus and magnification correction method using the same |
EP97100020A EP0783140B1 (en) | 1996-01-06 | 1997-01-02 | Image-forming apparatus and magnification correction method using the same |
DE69721089T DE69721089T2 (de) | 1996-01-06 | 1997-01-02 | Bilderzeugungsgerät und zugehöriges Vergrösserungskorrekturverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01713596A JP3483381B2 (ja) | 1996-01-06 | 1996-01-06 | 画像形成装置及びそれを用いた倍率補正方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09185129A JPH09185129A (ja) | 1997-07-15 |
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Family
ID=11935589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01713596A Expired - Fee Related JP3483381B2 (ja) | 1996-01-06 | 1996-01-06 | 画像形成装置及びそれを用いた倍率補正方法 |
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---|---|
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EP (1) | EP0783140B1 (ja) |
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CN114441142A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-05-06 | 歌尔光学科技有限公司 | Ar成像系统的校正参数获取方法及装置 |
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---|---|---|---|---|
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US4497573A (en) * | 1981-09-03 | 1985-02-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Variable magnification optical apparatus |
US4543643A (en) * | 1982-05-28 | 1985-09-24 | Minolta Camera | Copying magnification setting device for an electrophotographic copying apparatus |
JPS5999429A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-08 | Mita Ind Co Ltd | 可変倍率静電複写機 |
JPS6180140A (ja) * | 1984-09-27 | 1986-04-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 複写機の変倍機構 |
JPS61172134A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-02 | Ricoh Co Ltd | ズ−ム変倍複写機 |
US5113218A (en) * | 1989-12-04 | 1992-05-12 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Electrophotographic machine with control means responsive to set magnification ratio and focal length |
JPH04348334A (ja) * | 1990-06-05 | 1992-12-03 | Konica Corp | ズーム変倍光学系の補正方法 |
US5117256A (en) * | 1990-06-05 | 1992-05-26 | Konica Corporation | Compensation method for variable magnification in an optical zooming system |
JPH0627539A (ja) * | 1992-07-10 | 1994-02-04 | Toshiba Corp | 変倍機能を有した画像形成装置 |
US5450175A (en) * | 1993-07-27 | 1995-09-12 | Konica Corporation | Image forming apparatus having optical means for image magnification change |
-
1996
- 1996-01-06 JP JP01713596A patent/JP3483381B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-30 US US08/777,093 patent/US5809381A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-01-02 DE DE69721089T patent/DE69721089T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-02 EP EP97100020A patent/EP0783140B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0783140A3 (en) | 1997-10-01 |
EP0783140A2 (en) | 1997-07-09 |
US5809381A (en) | 1998-09-15 |
JPH09185129A (ja) | 1997-07-15 |
EP0783140B1 (en) | 2003-04-23 |
DE69721089T2 (de) | 2003-10-30 |
DE69721089D1 (de) | 2003-05-28 |
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