JPH083084Y2 - 受話装置の耳掛け用ハンガー - Google Patents

受話装置の耳掛け用ハンガー

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JPH083084Y2
JPH083084Y2 JP1991059417U JP5941791U JPH083084Y2 JP H083084 Y2 JPH083084 Y2 JP H083084Y2 JP 1991059417 U JP1991059417 U JP 1991059417U JP 5941791 U JP5941791 U JP 5941791U JP H083084 Y2 JPH083084 Y2 JP H083084Y2
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JP
Japan
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hanger
housing
auricle
ear
chuck
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JP1991059417U
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JPH0496163U (ja
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英樹 小澤
智彦 上村
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Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、受話装置に使用される
耳掛け用ハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送話機能と受話機能とを兼備する
送受話装置として、頭に巻き掛けられるヘッドアームの
端部に、受話用スピーカを収容して耳介に押し当てられ
る筺体が設けられ、その筺体から口元付近にまで延出し
たアームの先端に送話用マイクロホンを内蔵したものが
知られている。
【0003】他方、実開昭63−113392号公報に
は、受話用のスピーカを収容した筺体に耳掛け用ハンガ
ーを装備し、そのハンガーを耳に巻き掛けて耳介に押し
当てられた筺体を保持するようにしていると共に、筺体
から延出させたアームの先端部に送話用のマイクロホン
を内蔵した送受話装置が開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者は
ヘッドアームを頭に巻き掛けて装着するため、長時間に
わたって使用すると頭部圧迫感や頭部疲労感などの苦痛
を伴いやすいという問題があった。また、後者は、右耳
用としても左耳用としても使用可能ではあるが、今まで
右耳用にして使用していたものを左耳用にするための操
作や、今まで左耳用にして使用していたものを右耳用に
するための操作が面倒であるという問題があった。この
ような問題は、受話用スピーカのみを有し、送話用マイ
クロホンを有しない受話装置についても同様に存在する
のは勿論である。
【0005】本考案は以上の問題に鑑みてなされたもの
で、耳に掛けたハンガーで受話装置を保持するようにす
る場合において、受話装置の筐体に対するハンガーの取
付構造や筐体から引き出された導線の引き廻し方法に工
夫を講じることによって、長時間使用に際して頭部圧迫
感や頭部疲労感などの苦痛を伴う余地がないことは勿
論、耳部にもそれほど大きな負担がかからず、その上、
受話装置を右耳に保持させることも左耳に保持させるこ
とも可能であり、しかも右耳用から左耳用にするための
操作や左耳用から右耳用にするための操作を簡単に行う
ことができ、また、使用者が動いても筺体が耳から容易
に脱落することのない受話装置の耳掛け用ハンガーを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による受話装置の
耳掛け用ハンガーは、スピーカ収容部とスピーカ収容部
の後方に突き出た突出部と突出部の後端から略直角に延
出された首部とを備えた筐体の上記首部に形成された装
着部に回転自在に嵌合して装着される欠円形状のチャッ
ク部と、チャック部から上記筐体の周囲を取り囲むよう
に湾曲状に延出されていて耳介の背部に巻き掛けられる
略C字形に湾曲したハンガー部と、ハンガー部にその長
手方向に沿って延設されかつ上記筺体から引き出された
導線を収容可能とする凹溝とを有するものである。
【0007】
【作用】上記構成で、ハンガー部の凹溝に受話装置から
引き出された導線を収容しておくと、使用者の動きに伴
って導線が引っ張られても、そのときの力がハンガー部
によって受け止められ、受話装置に直接加わらなくな
る。また、チャック部から耳介の背部に巻き掛けられる
略C字形に湾曲したハンガー部が延出されており、その
チャック部が、筐体の突出部の後端から略直角に延出さ
れた首部の装着部に回転自在に嵌合して装着されている
ので、そのチャック部に対し首部を中心として筐体を1
80度回転させることを行うだけで、右耳用としても左
耳用としても使用が可能になる。しかも、上記チャック
部が欠円形状であって、筐体の首部の装着部に嵌合して
装着される構成になっているので、筐体とチャック部と
の連結部分の構造が簡単になる。
【0008】
【実施例】図1は請求項1の考案に対応する実施例のハ
ンガー1を送受話装置Aに装着した状態の概略斜視図、
図2はその要部を拡大した正面図、図3は使用状態の説
明図である。
【0009】ハンガー1は、欠円形状のチャック部2に
耳介Eの背部に巻き掛けることのできる略C字形に湾曲
したハンガー部3を延出したもので、上記筐体の周囲を
取り囲むように湾曲状に延出されているハンガー部3の
全長部分に送受話装置Aから引き出された導線7を収容
し得る凹溝4が内周囲に向けて開いた状態で形成されて
いる。
【0010】次に送受話装置Aを説明する。
【0011】5は受話用のスピーカ(不図示)を内蔵し
た筺体で、偏平な円形のスピーカ収容部51とスピーカ
収容部51の後方に突き出た突出部52と突出部52の
後端から略直角に延出された首部53とからなり、スピ
ーカ収容部51の前面開口に多数の音孔を有するカバー
54が装着されていると共に、首部53には一対の小突
起55,55によって挾まれた装着部56が形成されて
いる。図3から類推できるようにスピーカ収容部51は
耳介Eに入る大きさであり、突出部52の出幅はスピー
カ収容部51を耳介Eに収容保持させたときに首部53
が耳たぶE1の付け根付近に当たる程度に定められてい
て、スピーカ収容部51や突出部52や首部53の相互
の境界部分の輪郭形状は角張った箇所を持たないように
滑らかな輪郭線で連続している。
【0012】6はアームで、自立可能な程度の腰の強さ
を有する軟らかくて軽量なプラスチックチューブよりな
るアーム本体61と、アーム本体61の基部に設けられ
た接続口62と、アーム本体61の先端部に設けられた
音孔付きチップ63とを備えている。アーム本体61の
先端部は図1のようにわずかに湾曲している。図2に拡
大して示したように、アーム6の接続口62に径小なス
リーブ65が突出されており、そのスリーブ65の所定
箇所に環状突起66が形成されている。そして、上記ス
リーブ65が筺体5の首部53の下端部に差し込まれ、
かつ環状突起66が首部53の内周面に形成した環状溝
58に嵌まり込んでいる。この構成で、アーム6は筺体
1に軸線X−Xの回りで回転自在に連結されている。
【0013】送話用マイクロホンは筺体5とアーム6と
の連結体の適所、たとえばチップ63に内蔵される。こ
の場合、マイクロホンに接続された電線はアーム6や筺
体5の内部空間を利用して導設される。そして、マイク
ロホンの電線と上記スピーカに接続された電線とが筺体
5の背部に設けられた電線引出口57から引き出され
る。7はこれら二種類の電線を具備する導線である。
【0014】このような送受話装置Aに対し、上記チャ
ック部2がその弾性を利用して上記首部53の装着部5
6に嵌脱自在になっており、嵌合したときにはチャック
部2の弾性挾圧力によりハンガー1が筺体5に対して固
定され、また、筺体5やハンガー1にチャック部2の弾
性挾圧力に抗する回転操作力を加えるとチャック部2が
小突起55,55に位置規制された状態で筺体5に対し
相対的に回転し得る構成になっている。
【0015】以上の構成で、導線7をハンガー部3の凹
溝4に収容し、図3のように筺体5を耳介Eに収容保持
させると共に、ハンガー1のハンガー部3を耳介Eの背
部に前から後に向けて巻き掛けると、筺体5がハンガー
1によって保持されることに加えて耳介Eによっても保
持され、筺体5が耳介Eから容易に脱落しなくなる。ま
た、使用者の動きなどに伴って導線7が引っ張られた場
合でも、その引っ張りに伴う力がハンガー1によって受
け止められ、筺体5にその力が加わりにくいため、導線
7が引っ張られても筺体5が耳介Eから脱落しにくい。
【0016】さらに、そのような確実な保持状態が得ら
れることと、筺体5が耳介Eの内部に収容保持されてい
ることとによってスピーカから出る音が外部に漏れにく
くなり、第3者にとっては不快に感じることの多い音漏
れによる所謂シャカシャカ音が効果的に抑制される。ま
た、筺体5の突出部52と首部53とが略L字型になっ
ているためスピーカ収容部51が耳介Eに無理なく収容
保持されると同時に、首部53が耳たぶの付け根付近に
当たって筺体5が一層確実に耳介Eに保持される。さら
に、筺体5の首部53にハンガー1のチャック部2を装
着するようにしてアーム6の軽量化を図ってあるため、
アーム6の重みで筺体5が位置ずれするといった事態が
生じにくく、このことが上述した耳介Eによる筺体保持
作用やハンガー1による筺体保持作用を一層確実に発揮
させることに役立つ。
【0017】また、アーム6はその先端部が湾曲してい
るため、図3の矢符Yのように回転させることによって
集音部であるチップ63の位置が口元に近づいたり口元
から遠ざかったりするため、そうすることによってチッ
プ63の位置が適切な位置に容易に調節される。さらに
図示した筺体5とハンガー1との位置関係は右耳に装着
する場合であるが、左耳に装着するときは、たとえば図
1の矢符Zのように筺体5をアーム6と共にハンガー1
に対し180度回転させるだけでよい。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、ハンガー部を耳介の背
部に巻き掛けて用いるものであるから、従来例で説明し
たヘッドハンガーを用いる場合のような長時間使用によ
る頭部圧迫感や頭部疲労感などの苦痛を伴う余地がなく
なる。また、使用者の動きなどにより導線が引っ張られ
てもその力の一部がハンガー部で受け止められて受話装
置に伝わりにくくなるため、使用者が動いても受話装置
の筺体が耳から簡単に脱落することがないという効果
や、耳部に負担がかかりにくいという効果がある。さら
に、チャック部から耳介の背部に巻き掛けられる略C字
形に湾曲したハンガー部が延出されており、そのチャッ
ク部が、筐体の突出部の後端から略直角に延出された首
部の装着部に回転自在に装着されているので、そのチャ
ック部に対し首部を中心として筐体を180度回転させ
ることを行うだけで、右耳用としても左耳用としても使
用が可能になるという利点がある。しかも、上記チャッ
ク部が欠円形状であって、筐体の首部の装着部に嵌合し
て装着される構成になっているので、筐体とチャック部
との連結部分の構造が簡単になるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】送受話装置に本考案の実施例によるハンガーを
装着した状態の概略斜視図である。
【図2】図1の要部を拡大した一部破断正面図である。
【図3】本考案の実施例によるハンガーとそのハンガー
を装着した送受話装置の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
A 送受話装置 1 ハンガー 2 チャック部 3 ハンガー部 4 凹溝 5 筺体 6 アーム 7 導線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカ収容部とスピーカ収容部の後方
    に突き出た突出部と突出部の後端から略直角に延出され
    た首部とを備えた筐体の上記首部に形成された装着部に
    回転自在に嵌合して装着される欠円形状のチャック部
    と、チャック部から上記筐体の周囲を取り囲むように湾
    曲状に延出されていて耳介の背部に巻き掛けられる略C
    字形に湾曲したハンガー部と、ハンガー部にその長手方
    向に沿って延設されかつ上記筺体から引き出された導線
    を収容可能とする凹溝とを有する受話装置の耳掛け用ハ
    ンガー。
JP1991059417U 1991-07-29 1991-07-29 受話装置の耳掛け用ハンガー Expired - Lifetime JPH083084Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0496163U JPH0496163U (ja) 1992-08-20
JPH083084Y2 true JPH083084Y2 (ja) 1996-01-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4917504A (en) 1989-05-05 1990-04-17 Plantronics, Inc. Communications headset

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617429Y2 (ja) * 1987-01-13 1994-05-02 ホシデン株式会社 片耳掛け式スピ−カ装置
JPH0516753Y2 (ja) * 1988-10-05 1993-05-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4917504A (en) 1989-05-05 1990-04-17 Plantronics, Inc. Communications headset

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