JPH0830747A - メモリカード - Google Patents

メモリカード

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JPH0830747A
JPH0830747A JP6167907A JP16790794A JPH0830747A JP H0830747 A JPH0830747 A JP H0830747A JP 6167907 A JP6167907 A JP 6167907A JP 16790794 A JP16790794 A JP 16790794A JP H0830747 A JPH0830747 A JP H0830747A
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memory
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memory controller
signal
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JP6167907A
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Takahiro Ishida
高弘 石田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でメモリコントローラの各端子が
不定になることを防ぎ、消費電力の増加を抑えるメモリ
カードを供給する。 【構成】 メモリコントローラ5及び6内にOR回路8
を設けて、OR回路8にNAND回路3から”L”また
は”H”の信号をプリセット端子15あるいは19を介
して送ることで、アドレス入力端子14あるいはデータ
入出力端子17が不定電位をもっても、不定の信号が直
接アドレス用メモリコントローラ5に印加されない。ま
た、アナログスイッチ回路4を制御信号端子12とデー
タ用メモリコントローラ6との間に挿入接続し、外部シ
ステムからの電源が遮断されている間、制御信号端子1
2とデータ用メモリコントローラ6とを電気的に遮断す
るため、端子が不定になることで生じる中間電位が、制
御信号入力端子16に印加されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード構造体内部に半
導体メモリや集積回路等を内蔵し、外部システムとの間
で情報信号の受け渡しを行うメモリカードに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICカードは、カード状構造体
の内部にICいわゆる集積回路を内蔵しているものであ
る。上記ICカードには、メモリカード、スマートカー
ド、チップカード等がある。
【0003】ICメモリカードは、集積回路技術を応用
した記憶装置であって、記憶素子としてデータの書き込
みが可能なRAM(random access memory)や、データ
の読み出し専用のROM(read only memory)を有して
いる。さらに、RAMには、フリップフロップ回路を用
いたスタティック型RAMいわゆるSRAM(staticR
AM)と電荷の充放電を利用したダイナミック型RAM
いわゆるDRAM(dynamic RAM)とがある。
【0004】特に、SRAMは、高速で情報処理がで
き、電源が切られない限り蓄積した情報が保持されるた
め、データの再書き込み、いわゆるリフレッシュが不要
で、また、最高6メガバイト程度の大容量の情報を蓄積
することができるため便利であるという利点がある。
【0005】図4は、メモリカードの一例の概略を示す
ブロック回路図である。
【0006】図4で、カードコネクタ51のデータ入出
力端子61、アドレス端子62、カードイネーブル端子
63、アウトプットイネーブル端子64、及びライトイ
ネーブル端子65からの信号が、メモリコントローラ5
3を介して、メモリ55のデータ入出力端子73、アド
レス入力端子74、カードイネーブル入力端子75、ア
ウトプットイネーブル入力端子76、及びライトイネー
ブル入力端子77にそれぞれ送られる。また、カードコ
ネクタ51のライトプロテクト端子66とアトリビュー
トメモリセレクト端子67からの信号が、それぞれメモ
リコントローラ53のライトプロテクト端子71とアト
リビュートメモリセレクト端子72とに送られる。ま
た、カードコネクタ51の電池電圧検出端子68と電池
電圧検出端子69とに、それぞれバックアップ用電池5
7と56とから電源コントローラ54を介して、電位が
送られ、電源端子70から電源コントローラ54を介し
てメモリコントローラ53に外部システムからの電源が
送られる。
【0007】図4において、カードイネーブル端子63
からはメモリカードを活性化するカード選択用のローア
クティブのカードイネーブル信号CEが、アウトプット
イネーブル端子64からはデータの出力を制御するロー
アクティブのアウトプットイネーブル信号OEが入力さ
れる。例えば、上記信号OEは、ライト中は非アクティ
ブにする信号となる。また、ライトイネーブル端子65
からは、データの書き込みを制御するローアクティブの
ライトイネーブル信号WEが送られる。ライトプロテク
ト端子66には、ライトプロテクト信号WPが送られ
て、この信号WPは、例えばライトプロテクトスイッチ
52がオンのとき”H”となり、この間はコマンドも含
めて新しいデータを書き込むことができないようにする
信号である。アトリビュートメモリセレクト端子67か
らは、アトリビュート選択信号REGが送られ、選択信
号REGは、例えば、”L”にするとアトリビュートメ
モリ空間が選択されるような信号であり、このアトリビ
ュートメモリは偶数アドレス上にある。電池電圧検出端
子68及び69は、バックアップ用電池の電圧状態を検
出するために設けられている。例えば、電池電圧検出端
子68及び69が共に”H”ならバックアップ用電池は
データを保持するための充分な電池電圧であることを示
し、また、電池電圧検出端子68が”H”でかつ電池電
圧検出端子69が”L”であるときはデータは保持され
ているが電池交換が必要なことを示し、また、電池電圧
検出端子68及び69が共に”L”ならばデータ保持が
保証されないため電池交換が必要であることが示され
る。
【0008】外部システムからアドレス信号、信号C
E、信号OE、信号WE、及び選択信号REGの各信号
がメモリカードに送られ、これらの信号に応じてメモリ
コントローラ53が、メモリ55のデータ書き込み/読
み出し操作を制御する。また、メモリコントローラ53
の電源は、電源コントローラ54で制御される。例え
ば、外部システムから電源が供給されているときは、電
源端子70からの電源を用いて、外部システムからの電
源が遮断されているときは、バックアップ用電池56及
び57からの電源を用いるようにする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、I
Cメモリカードを外部システムから引き抜いたり、外部
システムが電源オフするなどして、システムからの電源
が遮断されたときには、メモリコントローラの各端子電
位が不定になり、0ボルト(V)から5Vの中間電位が
発生し、その不定の信号がノイズとしてメモリコントロ
ーラに印加されてしまうことがある。また、発生した中
間電位が外部システムからの制御信号入力用のメモリコ
ントローラの各端子に印加されてしまう虞がある。
【0010】図5は、メモリコントローラ内の相補型金
属酸化膜半導体、いわゆるCMOS(complementary me
tal oxide semiconductor )ゲートの保護用に保護ダイ
オード35を設けた例を示している。
【0011】図5で、保護ダイオード35は互いに直列
に接続した二つのダイオードの共通接続端に、メモリコ
ントローラ34のアドレス入力端子あるいはデータ入出
力端子31が接続する。
【0012】図6は、図5に示したメモリコントローラ
34の例えばアドレス入力端子31に、不定の信号が印
加されないように、例えば100kΩ以上のプルダウン
抵抗36を設けた図である。
【0013】図6で、プルダウン抵抗36の一端は、カ
ードコネクタ32のアドレス入力端子31とメモリコン
トローラ34のアドレス入力端子33とを接続するアド
レスバスに接続されている。これによりアドレスバスが
開放されてもメモリコントローラ34側のアドレス入力
端子33は不定とならずに”L”となる。このことはデ
ータバスに関してもプルダウン抵抗を設ければ同様の効
果を得ることができる。
【0014】ところが、この回路ではバスラインの数だ
けプルダウン抵抗を設ける必要があり、従って他のデバ
イスを実装できる面積が小さくなってしまう。また、例
えば100kΩ以上のプルダウン抵抗をCMOSゲート
アレイで構成されるメモリコントローラ34内に設ける
ことは困難である。
【0015】また、図7は、システムからの制御信号が
制御信号入力端子42からカードコネクタ32を介し
て、メモリコントローラ34に入力される回路を示すブ
ロック回路図である。電源コントローラ37にバックア
ップ用電源43から電源が送られ、システム電源入力端
子41からの電源が遮断されると、電源コントローラ3
7はバックアップ用電源43からの電源をメモリコント
ローラ34に供給して、メモリのバックアップを取るよ
うにしている。
【0016】ところが、システム電源入力端子41から
の電源が遮断されると、制御信号入力端子42が不定と
なり中間電位が発生して、この中間電位の信号が制御信
号入力端子45からメモリコントロール34に送られ、
このためメモリコントローラ34では上記中間電位に応
じて電力を消費してしまうことになる。このとき、電源
がバックアップ用電源43に切り替わっているとバック
アップ用電源43の寿命が短くなる。また、バックアッ
プ用電源が上記中間電位に応じて電力を消費するため、
メモリバックアップのための電位が下がる。この一時的
な電圧降下のため、メモリ内のデータが消失する虞があ
る。
【0017】そこで、本発明は上述した実情に鑑みてな
されたものであり、簡単な構成でメモリコントローラの
各端子が不定になることを防ぎ、消費電力の増加を抑え
るメモリカードを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメモリカー
ドは、カード構造体内部に、外部システムとの間で情報
信号の受渡しを行うカードコネクタと、上記情報信号を
蓄積するメモリと、上記カードコネクタを介した外部シ
ステムからの情報信号に基づいて上記メモリの書き込み
/読み出しを制御するメモリコントローラと、上記カー
ドコネクタを介して外部システムと接続されるメモリコ
ントローラの端子に印加される電位を所定電位に設定す
る印加電位設定手段と、電源のオン/オフに応じて上記
印加電位設定手段を制御し、電源がオフとなったときに
上記印加電位設定手段の設定電位を上記所定電位にする
制御を行う制御手段とを有している。
【0019】また、上記印加電位設定手段は上記メモリ
コントローラの上記端子の電位と上記制御手段の制御電
位との論理和をとる論理和回路、いわゆるORゲート
(OR回路セル)からなる回路であることが好ましい。
【0020】さらに、上記制御手段は、上記メモリへの
書き込み/読み出しを行うときのみローレベルとし、そ
れ以外はハイレベルとなる上記制御電位を上記論理和回
路に出力する論理回路、例えばNANDゲートからなる
回路を有することが好ましい。
【0021】また、上記印加電位設定手段は、上記制御
手段からの制御信号に応じて上記メモリコントローラの
端子と上記カードコネクタとの間を電気的に遮断する遮
断スイッチ、例えばアナログスイッチを有する回路であ
ることが好ましい。
【0022】
【作用】本発明に係るメモリカードによれば、印加電位
制御手段とこの印加電位設定手段を制御する制御手段と
を設けており、上記制御手段は電源オフ時にメモリカー
ド内の端子の電位を印加電位設定手段による所定電位に
設定制御することで、不定の信号がメモリコントローラ
に印加されることがない。
【0023】また、上記印加電位設定手段として、メモ
リコントローラの端子の電位と上記制御手段で制御され
る制御電位との論理和をとる論理和回路を設けると共
に、制御手段にはメモリへの書き込み/読み出し時のみ
ローレベルとし、それ以外はハイレベルとする論理回路
を設けることで、電源オフ時にメモリコントローラの端
子は不定にならず、また、電源オン時には2値データが
メモリコントローラを通ることができる。
【0024】また、上記印加電位設定手段として、遮断
スイッチをメモリコントローラの端子とコネクタとの間
に設けて、例えば上記制御手段で制御される制御電位に
応じて、上記遮断スイッチが上記メモリコントローラの
端子と上記カードコネクタとの間を電気的に遮断するこ
とで、電源オフ時にメモリコントローラの端子が不定に
なることで発生する中間電位が、外部システムからの信
号としてメモリコントローラに印加されない。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係るICメモリカードについ
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明に係るICメモリカードの
要部の構成を示す図である。
【0027】図1で、ICメモリカードの構成について
説明する。カードコネクタ1のアドレス端子10はアド
レスバスを介してアドレス用メモリコントローラ5のア
ドレス入力端子14と接続し、電源端子11は電源コン
トローラ2と、制御信号端子12はアナログスイッチ回
路4と、データ端子13はデータバスを介してデータ用
メモリコントローラ6にデータ入出力端子17に接続す
る。また、電源コントローラ2は、NAND回路3、ア
ナログスイッチ回路4、アドレス用メモリコントローラ
5、データ用メモリコントローラ6、メモリ9、及びバ
ックアップ用電池18に接続する。また、NAND回路
3は、アナログスイッチ回路4、アドレス用メモリコン
トローラ5のプリセット端子15、及びデータ用メモリ
コントローラ6のプリセット端子19に接続する。ま
た、アナログスイッチ回路4は、NAND回路3及びデ
ータ用メモリコントローラ6の制御信号入力端子16に
接続する。
【0028】また、アドレス用メモリコントローラ5内
部で、互いに直列に接続したCMOSゲート保護用の二
つのダイオードの共通接続端にアドレス入力端子14が
接続し、この二つのダイオードで形成される保護ダイオ
ード7の共通接続端がOR回路8の一方の入力端子に、
プリセット端子15がOR回路の他方の入力端子に接続
する。データ用メモリコントローラ6内部でも同様に、
データ入出力端子17が保護ダイオード7の共通接続端
に接続し、保護ダイオード7の共通接続端がOR回路8
の一方の入力端子に、プリセット端子19がOR回路8
の他方の入力端子に接続する。
【0029】さらに、アドレス用メモリコントローラ5
及びデータ用メモリコントローラ6はメモリ9に接続す
る。
【0030】また、NAND回路3は、例えば、図2で
示されるように複数のNANDゲートからなる回路であ
る。NANDゲート21aの一方の入力端子に上記電源
コントローラ2からの電源電位が、他方の入力端子に第
1制御電位端子28から制御電位が送られる。NAND
ゲート21aでの論理演算結果は、NANDゲート21
bに送られる。NANDゲート21cの双方の入力端子
は、外部システムからの電源がオンのときはアナログス
イッチ回路4を介して後述する第1カードイネーブル端
子27及び第2カードイネーブル端子26と接続され、
また外部システムからの電源がオフのときは抵抗R1
2 を介して第2制御電位端子29と接続される。NA
NDゲート21cでの論理演算結果は、NANDゲート
21bに送られる。なお、第1制御電位端子28からの
制御電位と第2制御電位端子29からの制御電位は、反
転した信号である。NANDゲート21bでは、一方の
端子に上記NANDゲート21aでの論理演算結果が、
また他方の端子に上記NANDゲート21cでの論理演
算結果が送られる。NANDゲート21bでの論理演算
結果は、NANDゲート21d、アドレス用メモリコン
トローラ5のプリセット端子15、及びデータ用メモリ
コントローラ6のプリセット端子19に送られる。NA
NDゲート21dでは、一方の端子に上記NANDゲー
ト21bでの論理演算結果が、また他方の端子に上記電
源電位が送られる。NANDゲート21dでの論理演算
結果は、アナログスイッチ回路4に送られる。
【0031】また、アナログスイッチ回路4は、例え
ば、図3で示されるように、複数のアナログスイッチか
らなる回路である。アナログスイッチ22a及びアナロ
グスイッチ22bは、NAND回路3から送られる上記
NANDゲート21dでの論理演算結果に基づいて、ア
トリビュートメモリセレクト端子24あるいはアウトプ
ットイネーブル端子25をデータ用メモリコントローラ
6の対応する端子と接続/非接続する制御を行う。ま
た、アナログスイッチ22c及びアナログスイッチ22
dは、電源コントローラ2から送られる上記制御電位に
基づいて、第2カードイネーブル端子26及び第1カー
ドイネーブル端子27をNAND回路3内のNANDゲ
ート21c及びデータ用メモリコントローラ6のそれぞ
れ対応する入力端子に接続/非接続する制御を行う。
【0032】続いて、各構成部の動作について説明す
る。カードコネクタ1は、外部システムとのインタフェ
ースであって、外部システムからのアドレスをアドレス
バスを介してアドレス用メモリコントローラ5に送り、
データをデータバスを介して、また制御信号、例えば、
信号REG、信号OE、信号CE1、信号CE2をアナ
ログスイッチ回路4を介して、データ用メモリコントロ
ーラ6に送る。また、外部システムからの電源を電源端
子11を介して電源コントローラ2に送る。
【0033】電源コントローラ2は、外部システムから
カードコネクタ1の電源端子11を介して送られる電源
あるいはバックアップ用電池18からの電源に基づいて
制御電位及び電源電位を発生させ、後述するようにNA
ND回路3、アナログスイッチ回路4、アドレス用メモ
リコントローラ5、データ用メモリコントローラ6、及
びメモリ9にこの電位を送る。特に、外部システムから
の入力電位が閾値以下になる、すなわち外部システムか
らの電源が遮断されると、バックアップ用電池18から
の電源電位をアナログ用メモリコントローラ5、データ
用メモリコントローラ6、及びメモリ9に送るが、この
とき制御電位を発生してNAND回路3を介してアドレ
ス用メモリコントローラのプリセット端子15及びデー
タ用メモリコントローラ6のプリセット端子19にこの
制御電位を入力し、OR回路8の上記他方の入力端子の
電位を制御すると共に、アナログスイッチ回路内のアナ
ログスイッチの切り換え制御を行う。
【0034】ここで、後述するようなアナログスイッチ
を用いる場合、外部システムにメモリカードが挿入され
ていてかつ外部システムからの電源がオンのとき、電源
コントローラ2の第1制御電位端子28から”L”の信
号が、また第2制御電位端子29から”H”の信号が、
NAND回路3に入力され、また、外部メモリにメモリ
カードが挿入されているが外部システムからの電源はオ
フのときまたは外部システムからメモリカードが抜去さ
れたとき、第1制御電位端子28から”H”の信号が、
また第2制御電位端子29から”L”の信号がNAND
回路3に入力される。
【0035】また、上記電源電位は常時”H”であるた
め、仮に外部システムの電源がONでかつ外部システム
にメモリカードが挿入されていて、電源コントローラ2
の第1制御電位端子28から”L”の信号が、また第2
制御電位端子29から”H”の信号が入力されるとする
と、NAND回路3においては、NANDゲート21a
から”H”の信号が、またNANDゲート21cから
は、双方の入力端子にアナログスイッチ22c、22d
を介した”H”または”L”の信号(カードイネーブル
信号の”H”または”L”に応じた信号)が入力される
ことから、”H”または”L”の信号がNANDゲート
21bに入力される。ここで上記カードイネーブル信号
が例えば”L”であるとすると、NANDゲート21b
からは”L”の信号がNANDゲート21dとプリセッ
ト端子15及び19に送られ、NANDゲート21dか
らは”H”の信号がアナログスイッチ回路4に出力され
る。また、上記カードイネーブル信号が例えば”H”で
あるとすると、NANDゲート21bからは”H”の信
号がNANDゲート21dとプリセット端子15及び1
9に送られ、NANDゲート21dからは”L”の信号
がアナログスイッチ回路4に出力される。
【0036】これらにより外部システムの電源ON/O
FFと共にカードの挿入/抜去でもアナログスイッチは
切り換わることになる。
【0037】これに対し、外部システムからの電源がオ
フまたは外部システムからメモリカードが抜去されたと
きは、電源コントローラ2の第1制御電位端子28か
ら”H”の信号が、また第2制御電位端子29から”
L”の信号が入力されるため、NANDゲート21aか
ら”L”の信号が、またNANDゲート21cから”
H”の信号がNANDゲート21bに入力される。この
ため、NANDゲート21bからは”H”の信号がNA
NDゲート21dとプリセット端子15及び19に送ら
れ、NANDゲート21dからは”L”の信号がアナロ
グスイッチ回路4に出力される。
【0038】OR回路8には、上述したように外部シス
テムにメモリカードが挿入されてかつ外部システムから
の電源がオンで、カードイネーブル信号がメモリカード
を活性化する”L”の信号であるときに”L”の信号
が、外部システムからの電源がオフのときまたは外部シ
ステムからメモリカードが抜去されたときにあるいはカ
ードイネーブル信号が”H”の信号であるときに”H”
の信号がNAND回路3より送られる。すなわち、外部
システムからICメモリカードへの書き込みまたは読み
出し等の動作を行う場合のみに”L”、それ以外は”
H”という信号がNAND回路3より送られることにな
る。これにより、外部システムからの電源がオフまたは
外部システムからメモリカードを抜去して、アドレス入
力端子14が不定電位をもっても、このとき発生する不
定の信号は、OR回路8でNAND回路3からの”H”
の信号と共に論理演算処理されて”H”の信号が、アド
レス用メモリコントローラ5の内部に印加される。すな
わち、端子が不定になることで発生する不定の信号、い
わゆる電気的ノイズはOR回路でカットされることにな
る。また、外部システムにメモリカードを挿入かつ外部
システムからの電源がオンのときはメモリコントローラ
に”L”の信号が印加されることで、アドレスやデータ
がメモリコントローラを通ることができる。
【0039】アナログスイッチ回路4においては、各ア
ナログスイッチ22a〜22dが、電源コントローラ2
あるいはNAND回路3からの制御電位が”H”のと
き、外部システムからの各制御信号端子24〜27を介
して送られる制御信号を導通し、上記制御電位が”L”
のとき、各制御信号端子24〜27とデータ用メモリコ
ントローラ6を遮断する動作を行わせることで、端子が
不定になることで発生する不定電位が、データ用メモリ
コントローラ6に印加されない。
【0040】アドレス用メモリコントローラ5は、外部
システムからアドレスバスを通じて入力されるアドレス
情報に基づいて、メモリ9内のアドレスを指定する動作
を行っている。また、データ用メモリコントローラ6
は、外部システムから制御信号端子12、アナログスイ
ッチ回路4、及び制御信号入力端子16を介して入力さ
れるデータの入出力のための制御信号に応じてメモリ9
内でのデータの入出力に関する動作を制御する。また、
メモリ9は、アドレス用メモリコントローラ5及びデー
タ用メモリコントローラ6の動作制御情報に基づいて、
データの読み出しまたは書き込みの動作を行う。
【0041】なお、本実施例では、メモリコントローラ
をアドレス用及びデータ用と分けて用いたが、これに限
定されることはなく、一つのメモリコントローラの内部
を分割して、アドレスバスとデータバスとをそれぞれ別
々の部分に接続してもよいことは言うまでもない。
【0042】また、OR回路で設定される所定電位を制
御する論理回路として、図2で示したようなNAND回
路を、また、図3に示したように制御信号のスイッチと
して”H”の信号が入力されるとオン、”L”の信号が
入力されるとオフとなるアナログスイッチを用いたが、
これに限定されることはなく、OR回路で設定される所
定電位が目的通りに制御でき、また、この制御された電
位に応じて目的とする動作を行うように、他の論理回路
及び他のアナログスイッチを用いても同様の効果を得る
ことは言うまでもない。
【0043】以上のように構成することで、外部システ
ムと情報信号の受渡しをするメモリカードにおいて、外
部システムからの電源が遮断されて、メモリコントロー
ラの端子が不定になり発生する不定信号が、電気的ノイ
ズとしてメモリコントローラの内部に直接印加されるこ
とがなくなると期待できる。
【0044】また、メモリカード内の端子が不定になる
ことで発生する中間電位が、メモリコントローラに制御
信号として直接印加されることがなくなると期待され
る。
【0045】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明に係
るメモリカードによれば、簡単な構成で、メモリコント
ローラの各端子が不定になることを防ぐことが期待でき
る。すなわち外部システムからの電源が遮断されたとき
に、メモリカード構造体内部の端子が不定電位を持って
も、メモリコントローラ内部に直接上記不定電位がノイ
ズとして印加されることがなくなる。
【0046】また、消費電力の増加を抑えることができ
ると期待される。すなわち上記端子が不定となり発生す
る中間電位が、制御信号として直接メモリコントローラ
に印加されることはなくなる。このため、メモリコント
ローラ内部で中間電位に応じて電力が消費されず、バッ
クアップ用電源の寿命が延びることが期待できる。ま
た、メモリバックアップのための電位が下がることもな
いため、一時的な電圧降下が生じることもなく、メモリ
内のデータがを消失する虞がなくなると期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメモリカードの要部の構成を示す
ブロック回路図である。
【図2】本実施例のメモリカード内部のNAND回路の
一例を示す図である。
【図3】本実施例のメモリカード内部のアナログスイッ
チ回路の一例を示す図である。
【図4】従来のメモリカードの概略構成を示すブロック
回路図である。
【図5】従来のメモリカードの要部の一例を示す図であ
る。
【図6】従来のメモリカードにプルダウン抵抗を設けた
例を示す図である。
【図7】従来のメモリカードの制御信号まわりを説明す
るブロック回路図である。
【符号の説明】
1 カードコネクタ 2 電源コントローラ 3 NAND回路 4 アナログスイッチ回路 5 アドレス用メモリコントローラ 6 データ用メモリコントローラ 7 保護ダイオード 8 OR回路 9 メモリ 10 アドレス端子 11 電源端子 12 制御信号端子 13 データ端子 14 アドレス入力端子 15 プリセット端子 16 制御信号入力端子 17 データ入出力端子 18 バックアップ用電池 19 プリセット端子 21a〜21d NANDゲート 22a〜22d アナログスイッチ 24 アトリビュートメモリセレクト端子 25 アウトプットイネーブル端子 26 第2カードイネーブル端子 27 第1カードイネーブル端子 28 第1制御電位端子 29 第2制御電位端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード構造体内部に、外部システムとの
    間で情報信号の受渡しを行うコネクタと、メモリと、上
    記コネクタを介した外部システムからの情報信号に基づ
    いて上記メモリの書き込み/読み出しを制御するメモリ
    コントローラとを、少なくとも有してなるメモリカード
    において、 上記コネクタを介して外部システムと接続されるメモリ
    コントローラの端子に印加される電位を、所定電位に設
    定する印加電位設定手段と、 電源のオン/オフに応じて上記印加電位設定手段を制御
    し、電源がオフとなったときに上記印加電位設定手段の
    設定電位を上記所定電位にする制御を行う制御手段とを
    具備することを特徴とするメモリカード。
  2. 【請求項2】 上記印加電位設定手段は、上記メモリコ
    ントローラの上記端子の電位と上記制御手段の制御電位
    との論理和をとる論理和回路からなることを特徴とする
    請求項1記載のメモリカード。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記メモリへの書き込
    み/読み出しを行うときのみローレベルとし、それ以外
    はハイレベルとなる上記制御電位を出力する論理回路を
    有することを特徴とする請求項2記載のメモリカード。
  4. 【請求項4】 上記印加電位設定手段は、上記制御手段
    からの制御信号に応じて上記メモリコントローラの端子
    と上記コネクタとの間を電気的に遮断する遮断スイッチ
    からなることを特徴とする請求項1記載のメモリカー
    ド。
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