JPH08307214A - Afc回路 - Google Patents
Afc回路Info
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- JPH08307214A JPH08307214A JP10889795A JP10889795A JPH08307214A JP H08307214 A JPH08307214 A JP H08307214A JP 10889795 A JP10889795 A JP 10889795A JP 10889795 A JP10889795 A JP 10889795A JP H08307214 A JPH08307214 A JP H08307214A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電圧制御水晶発振器などの周波数特定が悪い
場合でも安定したAFCループを構成できるAFC回路
を提供する。 【構成】 受信信号f1と基準周波数信号f2とが入力
されたミキサ11の出力信号を入力する位相検波器12
と、位相検波器12の電圧信号を入力して所定ビットの
デジタルデータに変換するA/D変換器16と、このデ
ジタルデータが入力される処理装置19と、CPU19
からのデジタル信号をアナログデータに変換する粗調整
用のD/A変換器17及び微調整用のD/A変換器18
と、これらD/A変換器17,18からのアナログデー
タを加算する加算器15と、加算されたアナログ信号に
基づいて発振周波数が制御される電圧制御水晶発振器1
4と、電圧制御水晶発信器14から出力された信号を逓
倍する逓倍器12とでAFC回路を構成し、D/A変換
器17、18の変調感度を適宜変化させる。
場合でも安定したAFCループを構成できるAFC回路
を提供する。 【構成】 受信信号f1と基準周波数信号f2とが入力
されたミキサ11の出力信号を入力する位相検波器12
と、位相検波器12の電圧信号を入力して所定ビットの
デジタルデータに変換するA/D変換器16と、このデ
ジタルデータが入力される処理装置19と、CPU19
からのデジタル信号をアナログデータに変換する粗調整
用のD/A変換器17及び微調整用のD/A変換器18
と、これらD/A変換器17,18からのアナログデー
タを加算する加算器15と、加算されたアナログ信号に
基づいて発振周波数が制御される電圧制御水晶発振器1
4と、電圧制御水晶発信器14から出力された信号を逓
倍する逓倍器12とでAFC回路を構成し、D/A変換
器17、18の変調感度を適宜変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AFC(Automatic fr
equecy control)回路に関し、特に、FM(frequency
modulation)信号の受信装置に使用されるAFC回路に
関する。
equecy control)回路に関し、特に、FM(frequency
modulation)信号の受信装置に使用されるAFC回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地上局と移動体との間を通信を
衛星を介して行う場合において、地上及び移動体からの
アップリンクによる周波数誤差、並びに衛星からのダウ
ンリンクによる周波数誤差を補正するためにAFC回路
が一般的に使用されている。この種のAFC回路の、P
LL(phase-locked loop)を用いた一般的な回路構成
を図1を用いて説明する。このAFC回路では、衛星か
らの信号を復調した受信信号(パイロット信号)f1
と、電圧制御水晶発振器(VCXO)14を通り逓倍器
13により逓倍された基準周波数信号f2とが、ミキサ
(MIX)11において合成される。ミキサ11の出力
信号(f1−f2)は位相検波器12に入力され、位相
検波器12はこの出力信号に対応した電圧信号(APC
φV)を出力し、A/D変換器16はこの電圧信号をN
ビットに量子化して中央処理装置(以下、CPU)19
に入力する。CPU19は、受信信号f1と基準周波数
信号f2とが位相同期するように、D/A変換器17、
18及び加算器15を介して電圧制御水晶発振器14を
制御する処理を行う。
衛星を介して行う場合において、地上及び移動体からの
アップリンクによる周波数誤差、並びに衛星からのダウ
ンリンクによる周波数誤差を補正するためにAFC回路
が一般的に使用されている。この種のAFC回路の、P
LL(phase-locked loop)を用いた一般的な回路構成
を図1を用いて説明する。このAFC回路では、衛星か
らの信号を復調した受信信号(パイロット信号)f1
と、電圧制御水晶発振器(VCXO)14を通り逓倍器
13により逓倍された基準周波数信号f2とが、ミキサ
(MIX)11において合成される。ミキサ11の出力
信号(f1−f2)は位相検波器12に入力され、位相
検波器12はこの出力信号に対応した電圧信号(APC
φV)を出力し、A/D変換器16はこの電圧信号をN
ビットに量子化して中央処理装置(以下、CPU)19
に入力する。CPU19は、受信信号f1と基準周波数
信号f2とが位相同期するように、D/A変換器17、
18及び加算器15を介して電圧制御水晶発振器14を
制御する処理を行う。
【0003】このCPU19における一般的な処理を図
2に示す。まず、A/D変換器16からのNビットの電
圧信号(APCφV)のデータを入力する(S10
1)。次いで、この入力データ値と前回処理時の入力デ
ータ値(前記入力)とを比較し、これらの差分を計算す
る(S102)。次に、この差分値に所定のループバン
ド定数αを掛けて、制御値を求める(S103)。次い
で、制御方向を判定する(S104)。この判定は、今
回の電圧信号(APCφ)の値と前回の電圧信号の値と
を比較することで行われる。そして、今回の値が前回の
値より小さい場合には、前回の電圧信号の値に今回の上
記制御値を加算し(S105)、また今回の値が前回の
値より大きい場合には前回の電圧信号の値から今回の上
記制御値を減算し(S106)、電圧制御水晶発振器出
力(A)を計算する。
2に示す。まず、A/D変換器16からのNビットの電
圧信号(APCφV)のデータを入力する(S10
1)。次いで、この入力データ値と前回処理時の入力デ
ータ値(前記入力)とを比較し、これらの差分を計算す
る(S102)。次に、この差分値に所定のループバン
ド定数αを掛けて、制御値を求める(S103)。次い
で、制御方向を判定する(S104)。この判定は、今
回の電圧信号(APCφ)の値と前回の電圧信号の値と
を比較することで行われる。そして、今回の値が前回の
値より小さい場合には、前回の電圧信号の値に今回の上
記制御値を加算し(S105)、また今回の値が前回の
値より大きい場合には前回の電圧信号の値から今回の上
記制御値を減算し(S106)、電圧制御水晶発振器出
力(A)を計算する。
【0004】次に、上記のようにして得た電圧制御水晶
発振器出力(A)がAPCセンター値かどうかを判定し
(S107)、APCセンター値より小さい場合には電
圧制御水晶発振器出力(A)に所定の補正値(固定値)
を足し(S108)、またAPCセンター値より小さい
場合には電圧制御水晶発振器出力(A)から所定の補正
値(固定値)を引いて(S109)、それぞれ電圧制御
水晶発振器出力(B)を求め、この電圧制御水晶発振器
出力(B)になるような制御を行う。また等しい場合に
は電圧制御水晶発振器出力(A)になるように、D/A
変換器17、18を用いた制御を行う(S110)。
発振器出力(A)がAPCセンター値かどうかを判定し
(S107)、APCセンター値より小さい場合には電
圧制御水晶発振器出力(A)に所定の補正値(固定値)
を足し(S108)、またAPCセンター値より小さい
場合には電圧制御水晶発振器出力(A)から所定の補正
値(固定値)を引いて(S109)、それぞれ電圧制御
水晶発振器出力(B)を求め、この電圧制御水晶発振器
出力(B)になるような制御を行う。また等しい場合に
は電圧制御水晶発振器出力(A)になるように、D/A
変換器17、18を用いた制御を行う(S110)。
【0005】上記のD/A変換器17、18による電圧
制御水晶発振器出力の制御は、まず粗調整用のD/A変
換器17によりこの出力の変化量を大まかに調整し、ま
た微調整用のD/A変換器18によってD/A変換器1
7の各変化量の範囲を細かく調整するようにしている。
制御水晶発振器出力の制御は、まず粗調整用のD/A変
換器17によりこの出力の変化量を大まかに調整し、ま
た微調整用のD/A変換器18によってD/A変換器1
7の各変化量の範囲を細かく調整するようにしている。
【0006】一例として、これらを8ビットのD/A変
換器17と16ビットのD/A変換器18とし、また受
信信号f1の範囲を±65kHz(Δf)とする場合に
おける、動作の一例を説明する。この場合には、D/A
変換器17における1ビット当たりの変化量は約500
[Hz]となる。またD/A変換器18はこの約500
[Hz]の間で変化するので、D/A変換器18におけ
る1ビット当たりの変化量は約0.008[Hz]とな
る。
換器17と16ビットのD/A変換器18とし、また受
信信号f1の範囲を±65kHz(Δf)とする場合に
おける、動作の一例を説明する。この場合には、D/A
変換器17における1ビット当たりの変化量は約500
[Hz]となる。またD/A変換器18はこの約500
[Hz]の間で変化するので、D/A変換器18におけ
る1ビット当たりの変化量は約0.008[Hz]とな
る。
【0007】例えば、受信信号が−65[kHz]の位
置にあるときには、D/A変換器17は”00”、D/
A変換器18は”0000”というデータになる。ま
た、この位置から受信信号f1が1[Hz]ステップで
変化する場合、最初は微調整用の16ビットD/Aを制
御し、”FFFF”まで動かす。もう1ビット動くとき
には、8ビットD/Aを”01”にするとともに、16
ビットD/Aを”0000”にする。このようにして、
+65[kHz]まで制御を行っている。
置にあるときには、D/A変換器17は”00”、D/
A変換器18は”0000”というデータになる。ま
た、この位置から受信信号f1が1[Hz]ステップで
変化する場合、最初は微調整用の16ビットD/Aを制
御し、”FFFF”まで動かす。もう1ビット動くとき
には、8ビットD/Aを”01”にするとともに、16
ビットD/Aを”0000”にする。このようにして、
+65[kHz]まで制御を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のAF
C回路では、電圧制御水晶発振器における電圧対周波数
変換の直進性、発振周波数の温度特性、及び電圧安定度
の良好なものを使用するとともに、逓倍器としてはその
周波数特性が良好なものを使用する必要があった。つま
り、例えば図6に示したD/A変換器からの出力に対す
る電圧制御水晶発振器の出力周波数の変化において、従
来はこの周波数の特性を直線状の1点鎖線201で示し
たような理想的な特性にするために、特別な電圧制御水
晶発振器や逓倍器や用いる必要があり、このためコスト
が高くなるという問題があった。
C回路では、電圧制御水晶発振器における電圧対周波数
変換の直進性、発振周波数の温度特性、及び電圧安定度
の良好なものを使用するとともに、逓倍器としてはその
周波数特性が良好なものを使用する必要があった。つま
り、例えば図6に示したD/A変換器からの出力に対す
る電圧制御水晶発振器の出力周波数の変化において、従
来はこの周波数の特性を直線状の1点鎖線201で示し
たような理想的な特性にするために、特別な電圧制御水
晶発振器や逓倍器や用いる必要があり、このためコスト
が高くなるという問題があった。
【0009】ここで、逓倍器として例えば図6の実線2
02の特性のものを使用した場合には、次のような問題
が発生する。つまり、例えば203の部分では、8ビッ
トD/Aの1ビット当たりの変化量が1[kHz]であ
るとし、また実線202の特性全体でのD/A1ビット
当たりの変化量が500[Hz]だとすると、203の
部分で8ビットD/Aが+1[kHz]に変わると同時
に16ビットD/AをFFFFから0000(−500
[Hz])にしたときに、この部分では500[Hz]
の周波数誤差が生じることになり、この場合にはAFC
制御ができなくなってしまう。そこで本発明の課題は、
周波数特性の悪い電圧制御水晶発振器などを使用した場
合でも、温度特性向上及び高安定化が図れ、安定したA
FCループを構成することができる、AFC回路を提供
することにある。
02の特性のものを使用した場合には、次のような問題
が発生する。つまり、例えば203の部分では、8ビッ
トD/Aの1ビット当たりの変化量が1[kHz]であ
るとし、また実線202の特性全体でのD/A1ビット
当たりの変化量が500[Hz]だとすると、203の
部分で8ビットD/Aが+1[kHz]に変わると同時
に16ビットD/AをFFFFから0000(−500
[Hz])にしたときに、この部分では500[Hz]
の周波数誤差が生じることになり、この場合にはAFC
制御ができなくなってしまう。そこで本発明の課題は、
周波数特性の悪い電圧制御水晶発振器などを使用した場
合でも、温度特性向上及び高安定化が図れ、安定したA
FCループを構成することができる、AFC回路を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のAFC回路は、
受信信号と基準周波数信号との位相差信号をデジタルデ
ータに変換するA/D変換器と、前記デジタルデータに
基づいて前記受信信号と前記基準周波数信号との差が零
になるように前記基準周波数信号の周波数を変更する処
理装置と、前記処理装置による前記基準周波数信号の周
波数の変更に対応する信号をアナログデータに変換する
D/A変換器とを備えたAFC回路において、前記処理
装置は、前記D/A変換器におけるデジタルデータから
アナログデータへの変換の際のデジタルデータの各ビッ
トの対応アナログ量を適宜変化させる手段を有すること
を特徴とする。
受信信号と基準周波数信号との位相差信号をデジタルデ
ータに変換するA/D変換器と、前記デジタルデータに
基づいて前記受信信号と前記基準周波数信号との差が零
になるように前記基準周波数信号の周波数を変更する処
理装置と、前記処理装置による前記基準周波数信号の周
波数の変更に対応する信号をアナログデータに変換する
D/A変換器とを備えたAFC回路において、前記処理
装置は、前記D/A変換器におけるデジタルデータから
アナログデータへの変換の際のデジタルデータの各ビッ
トの対応アナログ量を適宜変化させる手段を有すること
を特徴とする。
【0011】ここで、好ましくは、前記処理装置は、デ
ジタルデータの各ビットの対応するアナログ量を適宜変
化させるための補正テーブルを有するものであり、ま
た、前記D/A変換器は、例えば、微調整用のD/A変
換器と粗調整用のD/A変換器とから構成されるもので
ある。更に、実際の回路においては、前記D/A変換器
からのアナログデータを入力する電圧制御水晶発振器
と、前記電圧制御水晶発振器の出力を逓倍して前記基準
周波数信号を出力する逓倍器を有する構成とされる。
ジタルデータの各ビットの対応するアナログ量を適宜変
化させるための補正テーブルを有するものであり、ま
た、前記D/A変換器は、例えば、微調整用のD/A変
換器と粗調整用のD/A変換器とから構成されるもので
ある。更に、実際の回路においては、前記D/A変換器
からのアナログデータを入力する電圧制御水晶発振器
と、前記電圧制御水晶発振器の出力を逓倍して前記基準
周波数信号を出力する逓倍器を有する構成とされる。
【0012】
【作用】本発明では、データ対電圧制御水晶発振器の出
力周波数の特性をX区間に分け、D/A変換器の各ビッ
ト区間毎に変調感度を持つことにより、出力データ補正
を固定値によって行う従来の手法に比べてAFCループ
が安定する。
力周波数の特性をX区間に分け、D/A変換器の各ビッ
ト区間毎に変調感度を持つことにより、出力データ補正
を固定値によって行う従来の手法に比べてAFCループ
が安定する。
【0013】
【実施例】次に、図面を参照して本発明のAFC回路の
実施例を詳細に説明する。この実施例のAFC回路の構
成要素自体は、図1に示した構成と同じである。即ち、
衛星からの信号を復調した受信信号(パイロット信号)
f1並びに電圧制御水晶発振器(VCXO)14を通り
逓倍器13により逓倍された基準周波数信号f2とが入
力されたミキサ11と、ミキサ11の出力信号(f1−
f2)を入力する位相検波器12と、位相検波器12の
電圧信号(APCφV)を入力して所定ビットのデジタ
ルデータに変換するA/D変換器16と、A/D変換器
16のデジタルデータが入力されるCPU(本発明の処
理装置)19と、CPU19からのデジタル信号をアナ
ログ信号にそれぞれ変換する粗調整用のD/A変換器1
7と微調整用のD/A変換器18、これらD/A変換器
17と18からのアナログ信号を加算する加算器15
と、加算器15からの加算されたアナログ信号に基づい
てその発振周波数が制御される電圧制御水晶発振器1
4、並びに電圧制御水晶発信器14から出力された信号
を逓倍する逓倍器12とから構成される。
実施例を詳細に説明する。この実施例のAFC回路の構
成要素自体は、図1に示した構成と同じである。即ち、
衛星からの信号を復調した受信信号(パイロット信号)
f1並びに電圧制御水晶発振器(VCXO)14を通り
逓倍器13により逓倍された基準周波数信号f2とが入
力されたミキサ11と、ミキサ11の出力信号(f1−
f2)を入力する位相検波器12と、位相検波器12の
電圧信号(APCφV)を入力して所定ビットのデジタ
ルデータに変換するA/D変換器16と、A/D変換器
16のデジタルデータが入力されるCPU(本発明の処
理装置)19と、CPU19からのデジタル信号をアナ
ログ信号にそれぞれ変換する粗調整用のD/A変換器1
7と微調整用のD/A変換器18、これらD/A変換器
17と18からのアナログ信号を加算する加算器15
と、加算器15からの加算されたアナログ信号に基づい
てその発振周波数が制御される電圧制御水晶発振器1
4、並びに電圧制御水晶発信器14から出力された信号
を逓倍する逓倍器12とから構成される。
【0014】また、この実施例におけるCPU19の全
体的な動作は、既に図2を用いて説明したものと同様で
あるので、詳しい説明は省略する。但し、この実施例の
AFC回路では、図2のS108ないしS109におけ
る補正値を次の手順で算出して適宜変化させる構成とし
た点が相違する。
体的な動作は、既に図2を用いて説明したものと同様で
あるので、詳しい説明は省略する。但し、この実施例の
AFC回路では、図2のS108ないしS109におけ
る補正値を次の手順で算出して適宜変化させる構成とし
た点が相違する。
【0015】即ち、まず実施例のAFC回路の動作開始
に先だって、つまりCPU19において所定のプログラ
ムに基づいて動作を行わせる前の段階において、図3に
示した処理を予め実行する。まず、CPU19から粗調
整用のD/A変換器17に対して一定間隔のデータを与
え、粗調整用のD/A変換器17におけるD/A変換の
区間、つまり、図6のグラフにおいてFF〜00の区間
を所定の区間Xに分ける(S111)。なお、このと
き、微調整用のD/A変換器18には一定のデータを送
り続ける。
に先だって、つまりCPU19において所定のプログラ
ムに基づいて動作を行わせる前の段階において、図3に
示した処理を予め実行する。まず、CPU19から粗調
整用のD/A変換器17に対して一定間隔のデータを与
え、粗調整用のD/A変換器17におけるD/A変換の
区間、つまり、図6のグラフにおいてFF〜00の区間
を所定の区間Xに分ける(S111)。なお、このと
き、微調整用のD/A変換器18には一定のデータを送
り続ける。
【0016】そして、上記のD/A変換器17と18に
おいてアナログ信号に変換された信号が加算器15にお
いて加算され、また電圧制御水晶発振器14や逓倍器1
3を通過した基準周波数信号f2を、周波数カウンタに
おいてモニタする。これにより、粗調整用のD/A変換
器17のデータに対する基準周波数信号f2の変化のグ
ラフを作成する(S112)。このグラフの一例は、図
6で実線202で示したものと同じである。
おいてアナログ信号に変換された信号が加算器15にお
いて加算され、また電圧制御水晶発振器14や逓倍器1
3を通過した基準周波数信号f2を、周波数カウンタに
おいてモニタする。これにより、粗調整用のD/A変換
器17のデータに対する基準周波数信号f2の変化のグ
ラフを作成する(S112)。このグラフの一例は、図
6で実線202で示したものと同じである。
【0017】次に、このグラフ(図6)を一定の周波数
間隔(dfx)でX区間に分け、これら区間毎において
粗調整用のD/A変換器17の1ビット当たりの電圧制
御水晶発振器の出力データ値を調べる。つまり、X区間
毎の周波数差Δfをプロットし、またこれらの周波数差
Δfをデータベースなどに書き込む。次いで、このプロ
ットしたデータに基づいて、各区間におけるD/A変換
器17の変調感度Inを、図6を参照して、In=df
n/dDnから計算する。また、このようにして計算し
た変調感度に基づいて、各区間での微調整用D/Aコン
バータの変調感度を同様にして算出する(S131)。
これらの変調感度は、補正テーブルとしてCPU19な
どに記憶される。
間隔(dfx)でX区間に分け、これら区間毎において
粗調整用のD/A変換器17の1ビット当たりの電圧制
御水晶発振器の出力データ値を調べる。つまり、X区間
毎の周波数差Δfをプロットし、またこれらの周波数差
Δfをデータベースなどに書き込む。次いで、このプロ
ットしたデータに基づいて、各区間におけるD/A変換
器17の変調感度Inを、図6を参照して、In=df
n/dDnから計算する。また、このようにして計算し
た変調感度に基づいて、各区間での微調整用D/Aコン
バータの変調感度を同様にして算出する(S131)。
これらの変調感度は、補正テーブルとしてCPU19な
どに記憶される。
【0018】そして、上記の変調感度に基づく補正値に
従って実施例のAFC回路を動作させる。つまり、受信
信号のキャリアサーチを行い(S132)、キャリアを
ロックさせ、APCモードに入る。このAFCモードで
は、位相検波器12からの電圧信号(APCφV)の信
号を入力する(S133)。次いで、次の工程において
で変化させるべき制御量(定数)をfnを、fn=fi
n×(α+β)+Kにより計算する(S134)。ここ
で、finは1プロセス前と今のプロセスの間の電圧信
号(APCφV)のレベル差、(α+β)はループバン
ド定数、Kは最小変化を与えるための定数(制御目標値
に収束させるための調整値)であり、上記のようにして
算出した各区間での変調感度に基づいて算出した補正値
である。
従って実施例のAFC回路を動作させる。つまり、受信
信号のキャリアサーチを行い(S132)、キャリアを
ロックさせ、APCモードに入る。このAFCモードで
は、位相検波器12からの電圧信号(APCφV)の信
号を入力する(S133)。次いで、次の工程において
で変化させるべき制御量(定数)をfnを、fn=fi
n×(α+β)+Kにより計算する(S134)。ここ
で、finは1プロセス前と今のプロセスの間の電圧信
号(APCφV)のレベル差、(α+β)はループバン
ド定数、Kは最小変化を与えるための定数(制御目標値
に収束させるための調整値)であり、上記のようにして
算出した各区間での変調感度に基づいて算出した補正値
である。
【0019】算出終了後は、微調整用D/Aコンバータ
にデータfout=f+fnを出力する(S135)。
但し、fは1プロセス前のD/Aコンバータの出力値で
ある。そして、以上のS133〜S135の工程を繰り
返し行う。この場合において、実施例のAFC回路の動
作中においては、図4に示したように、電圧制御水晶発
振器14の出力値(A)に対する粗調整用D/A変換器
17のデジタル−アナログ変換値を求め(S121)る
とともに、このデジタル−アナログ変換値が存在する区
間における微調整用のD/A変換器18の変調感度を求
め(S122)、更にこの変調感度の値に基づいて補正
値を変更する(S123)という処理を行う。
にデータfout=f+fnを出力する(S135)。
但し、fは1プロセス前のD/Aコンバータの出力値で
ある。そして、以上のS133〜S135の工程を繰り
返し行う。この場合において、実施例のAFC回路の動
作中においては、図4に示したように、電圧制御水晶発
振器14の出力値(A)に対する粗調整用D/A変換器
17のデジタル−アナログ変換値を求め(S121)る
とともに、このデジタル−アナログ変換値が存在する区
間における微調整用のD/A変換器18の変調感度を求
め(S122)、更にこの変調感度の値に基づいて補正
値を変更する(S123)という処理を行う。
【0020】以上のように構成される実施例のAFC回
路においては、区間毎に変調感度を求め(S111〜S
114)、この変調感度に基づいて処理を行うことで
(S121〜S123)、周波数を制御をする構成であ
るので、安定したAFCループを構成することができる
ものである。
路においては、区間毎に変調感度を求め(S111〜S
114)、この変調感度に基づいて処理を行うことで
(S121〜S123)、周波数を制御をする構成であ
るので、安定したAFCループを構成することができる
ものである。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、周波数特
性の悪い電圧制御水晶発振器などを使用した場合でも温
度特性向上及び高安定化が図れ、安定したAFCループ
を構成することができ、このため、コストの低減化など
が図れる。
性の悪い電圧制御水晶発振器などを使用した場合でも温
度特性向上及び高安定化が図れ、安定したAFCループ
を構成することができ、このため、コストの低減化など
が図れる。
【図1】従来および本発明の実施例に係るAFC回路の
構成を示したブロック図。
構成を示したブロック図。
【図2】図1のAFC回路における動作を示したフロー
チャート。
チャート。
【図3】図2のフローチャートにおける要部の動作の詳
細なフローチャート。
細なフローチャート。
【図4】図2のフローチャートにおける要部の動作の詳
細なフローチャート。
細なフローチャート。
【図5】図2のフローチャートにおける要部の動作の詳
細なフローチャート。
細なフローチャート。
【図6】本実施例の動作などを説明したグラフ。
11 ミキサ 12 位相検波器 13 逓倍器 14 電圧制御水晶発振器 15 加算器 16 A/D変換器 17,18 D/A変換器 19 処理装置
Claims (4)
- 【請求項1】 受信信号と基準周波数信号との位相差信
号をデジタルデータに変換するA/D変換器と、前記デ
ジタルデータに基づいて前記受信信号と前記基準周波数
信号との差が零値になるように前記基準周波数信号の周
波数を変更する処理装置と、前記処理装置による前記基
準周波数信号の周波数の変更に対応する信号をアナログ
データに変換するD/A変換器とを備えたAFC回路に
おいて、 前記処理装置は、前記D/A変換器におけるデジタルデ
ータからアナログデータへの変換の際にデジタルデータ
の各ビットの対応アナログ量を適宜変化させる手段を有
することを特徴とするAFC回路。 - 【請求項2】 前記処理装置が、前記デジタルデータの
各ビットの対応アナログ量を適宜変化させるための補正
テーブルを有することを特徴とする請求項1記載のAF
C回路。 - 【請求項3】 前記D/A変換器が、微調整用のD/A
変換器と粗調整用のD/A変換器とから構成されること
を特徴とする請求項1または2記載のAFC回路。 - 【請求項4】 前記D/A変換器からのアナログデータ
を入力する電圧制御水晶発振器と、前記電圧制御水晶発
振器の出力を逓倍して前記基準周波数信号を出力する逓
倍器を有して成ることを特徴とする請求項1ないし3の
いずれかの項記載のAFC回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10889795A JPH08307214A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | Afc回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10889795A JPH08307214A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | Afc回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307214A true JPH08307214A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14496400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10889795A Pending JPH08307214A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | Afc回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08307214A (ja) |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP10889795A patent/JPH08307214A/ja active Pending
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