JPH08306125A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH08306125A
JPH08306125A JP7106575A JP10657595A JPH08306125A JP H08306125 A JPH08306125 A JP H08306125A JP 7106575 A JP7106575 A JP 7106575A JP 10657595 A JP10657595 A JP 10657595A JP H08306125 A JPH08306125 A JP H08306125A
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JP
Japan
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spindle motor
recording
information
reproducing
reproducing apparatus
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JP7106575A
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English (en)
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Takao Omi
隆夫 近江
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US08/638,153 priority patent/US5903408A/en
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    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following
    • G11B21/106Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following on disks
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    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
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    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】スピンドルモータの非繰り返し振れに起因する
トラック間の相互干渉を効果的に低減してより高密度記
録を可能とした情報記録再生装置を提供する。 【構成】ディスク状記録媒体101を玉軸受を有するス
ピンドルモータ102によって回転させながら情報の記
録および再生を行う情報記録再生装置において、玉の公
転数(非繰り返し振れの最低次の振動成分の周波数)を
スピンドルモータ102の回転数のほぼ1/nに設定
し、スピンドルモータ102のn回転毎にサーボライト
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクなどのデ
ィスク状記録媒体を用いた情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置、特にハード
ディスク装置においては、ディスク上にサーボ情報を予
め磁気記録することによってトラックを形成した状態で
製品として出荷している。すなわち、スピンドルモータ
に磁気ディスクを装着して装置としてほぼ完成した状態
で、装置内に備えられた磁気ヘッドをディスク上で移動
させてヘッドの位置決めを行うとともに、サーボ情報と
呼ばれるヘッド位置決め用情報をディスク上に記録して
いた。このように磁気ディスク上にサーボ情報を予め記
録することをサーボライトという。
【0003】このようなサーボライトにより磁気ディス
ク上にトラックを形成する方法では、スピンドルモータ
の非繰り返し振れと呼ばれる振動成分のため、ディスク
の記録容量を上げるべくトラック密度を上げてゆくと、
隣接トラック間で相互干渉を起こす、すなわち隣接トラ
ックどうしが交差してしまうという問題がある。この非
繰り返し振れの主因は、スピンドルモータにおける玉軸
受の転動体である玉の運動による転動体通過振動と呼ば
れる振動である。転動体通過振動の最低次の周波数成分
は、玉の公転運動の周波数の成分であることが分かって
おり、これは例えば図4において矢印で示す約30[H
z]の大きな振幅を持つ振動成分に相当する。この周波
数の振動は、玉の大きさの不揃いなどに起因する成分で
あり、図4に示されるように非繰り返し振れの中でも振
幅として大きな割合を占めることが多い。このような振
動成分が存在すると、その影響でサーボライトを行う場
合、前述のように隣接トラック間で相互干渉が生じ、ト
ラック密度を高める上で大きな障害となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の磁気ディスク装置などのディスク状記録媒体を用いる
情報記録再生装置では、記録媒体を回転させるためのス
ピンドルモータの非繰り返し振れと呼ばれる振動によっ
て、トラック密度を上げてゆくとサーボライト時に隣接
トラック間の相互干渉が生じてしまい、トラック密度を
高くする上で障害となっているという問題があった。
【0005】本発明の目的は、スピンドルモータの非繰
り返し振れに起因するトラック間の相互干渉を効果的に
低減させて、より高密度記録を可能とした情報記録再生
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明はディスク状記録媒体をスピンドルモータに
より回転させながら情報の記録および再生を行う情報記
録再生装置において、スピンドルモータの回転数をF0
とし、スピンドルモータの非繰り返し振れの周波数をF
1(但し、F1≠n・F0、nは整数)としたとき、F
1のうち最低次もしくは最大振幅の周波数とF0との比
をほぼ整数比に設定したことを特徴とし、より好ましく
はF1のうち最低次もしくは最大振幅の周波数をF0の
ほぼ1/nに設定したことを特徴とする。
【0007】また、本発明はディスク状記録媒体を特に
玉軸受を有するスピンドルモータにより回転させながら
情報の記録および再生を行う情報記録再生装置におい
て、玉軸受における玉の公転数とスピンドルモータの回
転数との比をほぼ整数比にしたことを特徴とし、より好
ましくは玉軸受における玉の公転数を前記スピンドルモ
ータの回転数のほぼ1/n(nは整数)としたことを特
徴とする。さらに、本発明はディスク状記録媒体上にス
ピンドルモータのn回転毎にサーボ情報を書き込む手段
を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、スピンドルモータの非繰り
返し振れの周波数成分のうち最低次もしくは最大振幅の
周波数をスピンドルモータの回転数とほぼ整数比の関
係、例えばほぼ1/nに設定する。より具体的には、玉
軸受を有するスピンドルモータを用いた場合、スピンド
ルモータの非繰り返し振れの最低次の振動成分は、玉軸
受における玉の公転数に対応するので、玉軸受の寸法を
最適化することで玉の公転数をスピンドルモータの回転
数と整数比の関係、例えばスピンドルモータの回転数の
ほぼ1/nとなるようにすることができる。
【0009】このようにすることで非繰り返し振れの再
現性が向上する。すなわち、この最低次もしくは最大振
幅の振動成分が安定していて、その振幅が非繰り返し振
れ全体に占める量が支配的であるとすると、他の周波数
の振動成分成分は相対的に小さいために無視して考える
ことができる。従って、その最大振幅の周波数をスピン
ドルモータの回転数に対して整数比の関係、例えばスピ
ンドルモータの回転数の1/nに設定すれば、スピンド
ルモータのn周に1回は回転に同期して振動成分の振幅
・位相を合わせることが可能となり、振幅が大きくとも
隣接トラック間の相互干渉は起こらない。
【0010】すなわち、スピンドルモータの非繰り返し
振れの最低次もしくは最大振幅の周波数をスピンドルモ
ータの回転数の1/nに設定すると、非繰り返し振れの
影響を低減可能な周回がスピンドルモータのn周に1回
存在するようになるため、その周回でサーボ情報が書き
込まれるようにスピンドルモータn回転毎にサーボライ
トを行えば、非繰り返し振れに依存したヘッド位置誤差
が小さくなり、隣接トラック間の相互干渉を生じること
なく高密度にトラックを形成することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、図1を参照して本発明の一実施例に係る情
報記録再生装置の全体的な構成を説明する。図1におい
て、ディスク状記録媒体101は例えば磁気ディスクで
あり、スピンドルモータ102により回転される。スピ
ンドルモータ102は、モータ駆動回路103によって
回転駆動される。スピンドルモータ102の詳細につい
ては、後述する。
【0012】記録/再生ヘッド104は、磁気ディスク
101に情報を記録したり、磁気ディスク101に記録
されている情報を再生するための磁気ヘッドであり、一
つの磁気ヘッド(例えば誘導型ヘッド)を記録と再生に
兼用してもよいし、誘導型ヘッドを記録ヘッドとし、M
Rヘッド(磁気抵抗型ヘッド)を再生ヘッドとして両者
を一体化した複合ヘッドを用いてもよく、その構成は特
に限定されない。ヘッドアクチュエータ105は、記録
/再生ヘッド104を磁気ディスク101の半径方向に
移動させるヘッド駆動手段であり、VCM(ボイスコイ
ルモータ)を用いたロータリアクチュエータ、あるいは
リニアアクチュエータが用いられる。アクチュエータ駆
動回路106は、図示しない制御回路からの制御信号を
受けてヘッドアクチュエータ105に駆動信号を供給す
る。
【0013】記録/再生ヘッド104には、記録/再生
回路107が接続される。この記録/再生回路107
は、記録/再生ヘッド104に対してサーボライト時に
はサーボ情報を供給し、データ記録時にはデータ情報を
供給し、またデータ再生時には記録/再生ヘッド104
により磁気ディスク101から読み取られたデータを再
生データとして出力する。
【0014】位置情報検出回路108は、ヘッドアクチ
ュエータ105の位置、言い換えれば磁気ディスク10
1の半径方向における記録/再生ヘッド104の位置を
検出する回路である。また、振動センサ109はスピン
ドルモータ102の振動を検出するものであり、例えば
振動ピックアップまたは加速度センサや、静電容量の変
化を利用して軸変位を測定するもの、あるいはスピンド
ルモータ102の電流を検出するものなどが用いられ
る。
【0015】モータ駆動回路103から出力されるスピ
ンドルモータ102を駆動する駆動波形の信号と、位置
情報検出回路108からの出力信号および振動センサ1
09からの出力信号は、演算回路110に入力される。
演算回路110は、これら3つの入力信号からサーボラ
イトタイミング情報、すなわちサーボ情報の書き込みタ
イミングの情報を生成する回路であり、このサーボライ
トタイミング情報は記録/再生回路107に供給され
る。なお、サーボライトタイミング情報の生成法につい
ては後述する。
【0016】次に、スピンドルモータ102について説
明する。図2は、スピンドルモータ102の一例の構成
を示す断面図である。図2において、1はスピンドルモ
ータ102の基台としてのモータブラケット、2はシー
ル部材、4はヨーク、5はモータブラケット1に固定さ
れたステータ、6はマグネット、7はロータ、8はロー
タ7と一体に回転するモータ回転軸、9a,9bは玉軸
受である。玉軸受9a,9bは、モータ回転軸8を回転
可能にモータブラケット1に支持するものであり、モー
タ回転軸8の軸方向に所定長離れた位置にそれぞれ設け
られている。
【0017】玉軸受9a,9bは、図3にその詳細を示
すように内輪10と外輪11およびこれらの間に設けら
れた転動体としての玉12を主たる構成要素とし、さら
に図示しないリテーナと呼ばれる玉保持器とシール部材
2とによって構成される。なお、内輪10はモータ回転
軸8に固定され、外輪11はモータブラケット1に固定
される。
【0018】スピンドルモータ102の定速回転時に
は、玉軸受9a,9bの各構成部品は幾何学的寸法によ
り規定される周波数の振動を起こす。この振動成分は、
スピンドルモータ102の回転数とは異なったいわゆる
非同期の成分であり、これを転動体通過振動と一般に呼
ぶ。この振動成分は、玉軸受が損傷を受けると顕著に現
れるため、故障診断などの目安に使われている。玉12
が内輪10と外輪11とで形成される軌道輪上を滑るこ
となく転がっている場合、玉12が内輪10の軌道上を
転がった距離と外輪11の軌道上を転がった距離とが等
しいことから、内輪10および外輪11の回転速度N
i,Neと、玉12の自転数Naとの関係が求められ
る。
【0019】例えば、図2に示した構造のスピンドルモ
ータ102では、玉軸受9a,9bの内輪10がモータ
回転軸8と結合されているので、モータ回転軸8は内輪
10の回転速度Niで回転する。一方、外輪11はモー
タブラケット1に固定されているので、外輪11の回転
速度はNe=0である。このとき、内輪10および外輪
11と接している玉12は、内外輪10,11の回転速
度差Ni−Neにより自転運動と公転運動を行ってい
る。玉12の公転速度は、内輪10の軌道の周速と外輪
11の軌道の周速との算術平均から求められる。そし
て、玉12の自転および公転の関係は次式(1)〜
(4)で表わされる。式(1),(2),(3),
(4)は、それぞれ玉12の自転数Na、玉12の自転
周速度Va、玉12の公転数(リテーナの回転数)N
c、玉12の公転周速度(玉12のピッチ径によるリテ
ーナの周速)Vcである。
【0020】
【数1】
【0021】但し、Dpw:玉12のピッチ径[mm] Dw :玉12の直径[mm] α :接触角[deg] Ni :内輪10の回転速度[rpm] Ne :外輪11の回転速度[rpm] なお、接触角αは内輪10と外輪11の軸方向のずれ量
を表わす角度であり、ずれがない場合はα=0となる。
【0022】ここで、本実施例は玉軸受9a,9bの玉
12の公転数Ncをスピンドルモータ102の回転数F
0(モータ回転軸8の回転数、図2の例ではF0=N
i)のほぼ1/n(n=1,2,3,…)に設定したこ
とを特徴とする。このような関係を得るためには、式
(5)の関係を満たすように玉軸受9a,9bを構成す
ればよい。なお、実際には製造上のばらつきがあるた
め、Ncは±5Hz程度ばらつくことが予想される。こ
のように玉12の公転数Ncとスピンドルモータ102
の回転数F0の関係を設定することによる効果は、次の
通りである。
【0023】図4は、スピンドルモータ102の非繰り
返し振れの振幅−周波数特性の一例であり、横軸は振動
の周波数、縦軸は振幅を表わしている。同図において、
矢印で指し示した最低次の振動成分は、玉軸受9a,9
bの玉12の公転数Ncの成分であり、この成分の振幅
が最大である。すなわち、この例では最低次の振動成分
が非繰り返し振れに占める割合が最も大きいことが分か
る。
【0024】玉軸受9a,9bが式(5)の関係を満た
した場合、最低次の振動成分はスピンドルモータ102
の回転数FOの1/nの周波数となり、非繰り返し振れ
の再現性が高くなる。すなわち、この最低次の振動成分
が安定していて、その振幅の非繰り返し振れ全体に占め
る割合が支配的であるとすると、他の周波数の振動成分
を無視して考えることができる。従って、最低次の振動
成分の周波数をスピンドルモータ102の回転数の1/
nに設定すれば、スピンドルモータ102のn周に1回
はモータ102の回転に同期して最低次の振動成分の振
幅・位相を合わせることが可能であり、その場合には振
動の振幅がどんなに大きくとも隣接トラック間の相互干
渉は起こらない。
【0025】図5は、磁気ディスク101上のトラック
が同心円状の場合のトラックパターンを示した図であ
る。同図に示されるように、各トラックの形状はスピン
ドルモータ102の非繰り返し振れ(最低次の振動成
分)の影響で理想のトラック形状からずれているが、そ
の形状は相似的であり、相互干渉は生じていない、つま
り互いに交差していないことが分かる。
【0026】さらに言い換えれば、玉軸受9a,9bの
寸法(Dpw,Dw等)を最適化することにより、スピ
ンドルモータ102の非繰り返し振れの影響を低減可能
な周回を実現することができる。すなわち、スピンドル
モータ102のn周に1回はヘッド位置誤差が非常に小
さい周回が存在するため、その周回でサーボ情報が書き
込まれるようにスピンドルモータ102のn回転毎にサ
ーボライトを行えば、非繰り返し振れの依存したヘッド
位置誤差が小さくなり、トラックを高密度に形成するこ
とができる。
【0027】図6は、本実施例でのサーボライト動作を
説明するための磁気ディスク101上のヘッド軌跡を示
す図であり、一点鎖線はスピンドルモータ102の非繰
り返し振れがない場合の理想的なヘッド軌跡、実線は非
繰り返し振れの影響を考慮した実際のヘッド軌跡であ
る。但し、実線のヘッド軌跡は非繰り返し振れの最低次
の振動成分に対応しており、その周波数はスピンドルモ
ータ102の回転数F0のほぼ1/2である。ここで、
本実施例では図6(a)または(b)に示すように、実
際のヘッド軌跡が理想ヘッド軌跡に対して内周側および
外周側のいずれか一方の側に寄った期間中にサーボライ
トを行う。このようにすることで、図5に示すように隣
接トラック間の相互干渉をなくすことができる。なお、
図6ではn=4としてスピンドルモータ102の4回転
毎に1回サーボライトを行っているが、nを2以上の整
数とした場合、n回転毎にサーボライトを行えばよい。
【0028】このようなサーボライト動作を実現するた
め、図1中に示した演算回路110はモータ駆動回路1
03から出力されるモータ駆動波形信号によってスピン
ドルモータ102の回転数F0を、さらに振動センサ1
09からの出力信号に基づいてスピンドルモータ102
の非繰り返し振れの最低次の振動成分をそれぞれ求め
る。そして、演算回路110は位置情報検出回路108
からの位置情報によって認識される記録/再生ヘッド1
04の位置が図6(a)または(b)に示すサーボライ
ト期間にあるとき、記録/再生回路107に対してサー
ボライトタイミング情報を供給する。
【0029】図7に、スピンドルモータ102の他の構
成例を示す。このスピンドルモータ102は、モータ回
転軸8に対して軸方向に与える予圧を可変する予圧可変
機構を備えたものである。予圧可変機構は、ボール21
と底板22からなる。モータ回転軸8の基端は、ボール
21を介して底板22と接している。底板22はモータ
ブラケット1とねじ嵌合しており、この底板22をモー
タブラケット1に対して押し込んでゆくと、底板22の
変位に応じてボール21を介して玉軸受9に対し軸方向
に予圧をかけることができ、かつその予圧を変化させる
ことができる。なお、底板22はモータブラケット1の
底部に板状のシール部材23によって接着されている。
このような板状のシール部材23を用いる代わりに、接
着剤による固定シールを行ってもよいし、またOリング
を用いたシール構造を採用することも可能である。
【0030】このような予圧可変機構をスピンドルモー
タ102に付加することにより、玉軸受9a,9bをモ
ータブラケット1やモータ回転軸8に対し固定した後
に、予圧をかけたり、予圧を変えることができるため、
例えば接着不良や製品のばらつきがあった場合にも、予
圧調整により玉12の転動体通過振動を安定化させて、
製品のばらつきを少なくすることができる。
【0031】なお、上記実施例ではスピンドルモータの
非繰り返し振れの周波数F1(F1≠n・F0、nは整
数)のうち最低次の周波数をスピンドルモータの回転数
F0のほぼ1/nに設定したが、非繰り返し振れの周波
数F1のうちの最大振幅の周波数が最低次の周波数でな
い場合には、その最大振幅の周波数をF0のほぼ1/n
に設定することによって、同様の効果を得ることができ
る。
【0032】また、F1のうちの最低次もしくは最大振
幅の周波数をF0のほぼn倍に設定してもよく、さらに
はF1のうちの最低次もしくは最大振幅の周波数とF0
との比をほぼ整数比に設定しても同様の効果が得られ
る。
【0033】また、上記実施例では磁気ディスク101
へのサーボライトを磁気ディスク装置に備えられるデー
タの記録/再生系を用いて行ったが、サーボライト専用
の系を用いて行ってもよい。すなわち、製品としての磁
気ディスク装置に備えられる記録/再生ヘッド104と
は別に、サーボライト用ヘッドを用いてサーボライトを
行う方法である。この場合、ヘッドのみならずヘッド駆
動系のついても製品としての磁気ディスク装置のヘッド
アクチュエータ105を用いず、外部からヘッドアーム
を駆動する構成でもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればス
ピンドルモータの非繰り返し振れの周波数成分のうち最
低次もしくは最大振幅の成分の周波数、より具体的には
玉軸受の玉の公転数をスピンドルモータの回転数とほぼ
整数比の関係に設定することにより、サーボライト時に
トラック密度を高くしても隣接トラック間の相互干渉を
避けることができ、従来に比してより高密度の記録が可
能なディスク状記録媒体を用いた情報記録再生装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る情報記録再生装置の構
成を示すブロック図
【図2】スピンドルモータの一構成例を示す断面図
【図3】図2における玉軸受の断面図
【図4】スピンドルモータの非繰り返し振れの振幅−周
波数特性の一例を示す図
【図5】同実施例における磁気ディスク上のトラックパ
ターンを示す図
【図6】同実施例におけるサーボライト期間を説明する
ための図
【図7】スピンドルモータの他の構成例を示す図
【符号の説明】
1…モータブラケット 2…シール部材 4…ヨーク 5…ステータ 6…マグネット 7…ロータ 8…モータ回転軸 9a,9b…玉軸受 10…内輪 11…外輪 12…玉 21…ボール 22…底板 23…シール部材 101…磁気ディスク 102…スピンドルモータ 103…モータ駆動回路 104…記録/再生ヘッド 105…ヘッドアクチュエータ 106…アクチュエータ駆動回路 107…記録/再生回路 108…位置情報検出回路 109…振動センサ 110…演算回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体をスピンドルモータに
    より回転させながら情報の記録および再生を行う情報記
    録再生装置において、 前記スピンドルモータの回転数をF0とし、前記スピン
    ドルモータの非繰り返し振れの周波数をF1(但し、F
    1≠n・F0、nは整数)としたとき、F1のうち最低
    次もしくは最大振幅の周波数とF0との比をほぼ整数比
    に設定したことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】ディスク状記録媒体を玉軸受を有するスピ
    ンドルモータにより回転させながら情報の記録および再
    生を行う情報記録再生装置において、 前記玉軸受における玉の公転数と前記スピンドルモータ
    の回転数との比をほぼ整数比にしたことを特徴とする情
    報記録再生装置。
  3. 【請求項3】ディスク状記録媒体をスピンドルモータに
    より回転させながら情報の記録および再生を行う情報記
    録再生装置において、 前記スピンドルモータの回転数をF0とし、前記スピン
    ドルモータの非繰り返し振れの周波数をF1(但し、F
    1≠n・F0、nは整数)としたとき、F1のうち最低
    次もしくは最大振幅の周波数をF0のほぼ1/nに設定
    したことを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】ディスク状記録媒体を玉軸受を有するスピ
    ンドルモータにより回転させながら情報の記録および再
    生を行う情報記録再生装置において、 前記玉軸受における玉の公転数を前記スピンドルモータ
    の回転数のほぼ1/n(nは整数)としたことを特徴と
    する情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記ディスク状記録媒体上に、前記スピン
    ドルモータの所定数の回転毎にサーボ情報を書き込む手
    段を有することを特徴とする請求項3または4に記載の
    情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記スピンドルモータは、回転軸に対して
    軸方向に与える予圧を可変する予圧可変機構を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    情報記録再生装置。
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