JPH08305844A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08305844A
JPH08305844A JP7105666A JP10566695A JPH08305844A JP H08305844 A JPH08305844 A JP H08305844A JP 7105666 A JP7105666 A JP 7105666A JP 10566695 A JP10566695 A JP 10566695A JP H08305844 A JPH08305844 A JP H08305844A
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pixels
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JP7105666A
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Masami Amamiya
正己 雨宮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有効な画像の近傍に位置する孤立点を除却す
る。 【構成】画素評価領域作成回路101は、画素データ1
21をFF回路を用いて主走査側を画素クロック単位に
遅延させ、またFIFOを用いて副走査側をライン毎に
遅延させて5×5画素の画素領域を作成する。そして注
目画素を含む2×2画素(注目画素を含む位置は4通
り)の領域を帯状に取り囲む4つの枠を作成し、各枠と
注目画素のデータを評価回路102乃至104にそれぞ
れ供給する。各評価回路(102乃至104は)は、枠
を構成する全画素が注目画素の画素値と一致しない時、
即ち、注目画素が孤立点である時にその出力信号(10
6乃至109)を”1”にする。出力コントロール回路
110は、いずれかの評価回路の出力(106乃至10
9)が”1”であることをORゲート111によって検
出し、EORゲート112によって注目画素データ12
2を反転出力することによって孤立点を除却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に係り、特
に画像の孤立点等の不要な点を除却するフィルタとして
機能する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より2値化された画像データの画質
を改善したり、符号化圧縮時の効率を向上したりする目
的で、各種の2値フィルタ回路が提案されている。
【0003】図13は第1の従来例に係る孤立点除却フ
ィルタの概念を示す図である。このフィルタは、逐次処
理される2値画像データに対して、FF(フリップフロ
ップ)回路およびFIFO(ファースト・イン・ファー
スト・アウト)メモリを用いて主走査側を画素毎に、副
走査側を走査線毎に遅延させることによって得られる注
目画素に隣接する8画素を評価領域とする。そして、こ
の隣接する8画素が全て、中心の注目画素の色と異なる
場合に、注目画素を次段の処理ブロックに白黒反転して
出力することによって孤立点を除却する機能を実現して
いる。なお、ハッチングを付した画素は黒画素を、それ
以外は白画素を示している(以下、図14および図15
においても同様とする)。
【0004】図14は第2の従来例に係る孤立点除却フ
ィルタの概念を示す図である。先ず、前述と同様の方法
によって、5×5画素の画素領域を用意する。そして、
注目画素の1画素外側を取り囲む16画素を評価領域と
し、最大2×2個の画素からなる孤立点を除却できる機
能を実現している。
【0005】図15は第3の従来例に係るフィルタの構
成を示すブロック図である。このフィルタは、(a)に
示すように、注目画素の近傍の16個の井桁状の画素領
域を用い、それらの画素と注目画素との関係を基にして
孤立点の除却等をする。
【0006】1501は注目画素(×印)とその周辺に
井桁状に配置された画素(a〜p)である。各画素a乃
至pは、EOR回路1502において、注目画素と夫々
排他的論理和をとられる。EOR回路1502の16本
の出力信号は、セレクタ1503を介して、64K×1
ビット構成ののRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
1504のアドレス信号として供給される。
【0007】RAM1504には、不図示のMPU(マ
イクロ・プロセッサ・ユニット)によって、予め所定の
パターンに対応するアドレスに所定のデータが書込まれ
ている。図16は、RAM1504に格納されたデータ
を示す図である。例えば、アドレス”××××××××
11111111”(×はドントケア)には、データ”
1”が格納されており、EOR回路1502の16ビッ
ト幅の出力信号、即ちRAM1504のアドレス信号A
0〜A15がこのアドレスに一致したら”1”を出力す
る。但し、データの出力は、後述する切り換え信号MP
U/FLT_が”0”の時に限る。RAM1504のデ
ータ端子Dは、EORゲート1506に接続され、結果
として、注目画素の画素値は、その周辺の画素a乃至p
との関係に基づく、RAM1504の出力データに依存
して、正転あるいは反転(孤立点除却)されて出力画素
となる。
【0008】セレクタ1503のSEL信号入力には、
RAM1504に対してデータを書込む時に”1”、フ
ィルタ処理を実行する時に”0”になる切り換え信号M
PU/FLT_が入力される。セレクタ1503は、M
PU/FLT_信号が”0”の時には、EOR回路15
02の出力、”1”の時には、MPUのアドレス信号A
0〜A15を出力する。また、MPU/FLT_信号
は、出力端子をRAM1504のデータ端子に接続され
たトライステート・バッファ1505のイネーブル入力
に接続され、フィルタ処理の実行時にMPUのデータバ
スDOと衝突しないように構成されている。
【0009】先に述べた、RAM1504に対するデー
タの書込みは、前述の如くMPU/FLT_信号を”
0”にすると共に、書込み信号WE_と、RAM150
4の選択信号RAMSEL_を”0”にする(RAM1
504の書込み許可入力WE_を”0”にする)ことに
よって実行する。
【0010】なお、RAM1504には、図16に示す
ように、孤立点除却機能の他にも各種凸点フィルタとし
て機能するアドレスに対応するデータが格納される。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記第1の従来例、即ち3×3画素の画素領域を用いた孤
立点除却フィルタ(図13参照)では、除却できるのは
1画素の孤立点に限られる。
【0012】また、上記第2の従来例、即ち5×5画素
の画素領域を用いた孤立点除却フィルタ(図14参照)
では、最大2×2画素までの孤立点が除却可能であるも
のの、例えば、文字等の有効な画像の近傍に孤立点を伴
っている場合に、その孤立点を除却することができな
い。図17は、第2の実施例によっては除却不能な孤立
点を伴った2値画像の一例を示す図である。図17にお
いて、1701乃至1703が第2の従来例において除
却不能な孤立点である。
【0013】また、上記第3の従来例は、同時に複数の
フィルタ機能を実現可能であり、またRAM1504の
内容を書替えることで機能の変更が可能であるという利
点を有するが、RAMを必要とするため、装置が高価に
なり、かつ評価領域の画素数を増加させると2のn乗
(nは画素数)に相当する容量を持つRAMを必要とす
るという欠点を有するため、本例で示した最大16画素
程度の評価領域を持つフィルタが実用レベルの限界であ
ると考えられる。
【0014】また、従来は、各々の2値画像フィルタ回
路に対する制御手段は、そのフィルタ回路をオン/オフ
切替えする程度であった。
【0015】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、有効な画像の近傍に位置する孤立点を除却
すること、また、これに付随して、孤立点の除却に際し
て特定の画素値の孤立点を選択的に除却すること、或い
は、特定の領域の孤立点を選択的に除却すること、或い
は、凹凸点を除却する機能をも併合せしめることを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記問題点を解決するため、本発明に係る画像
処理装置は、画像の孤立点を除却する画像処理装置であ
って、縦横2画素の画素領域を帯状に取り囲む縦横4画
素の枠を作成する作成手段と、作成した枠を構成する全
画素がその枠に取り囲まれた注目画素と画素値が異なる
ことを検知する検知手段と、検知した結果に基づき前記
注目画素の画素値を反転する反転手段とを具備すること
を特徴とし、有効な画像の近傍に位置する孤立点を除却
できる。
【0017】また、上記画像処理装置は、白画素の孤立
点を除却するモードと黒画素の孤立点を除却するモード
と白画素および黒画素の孤立点を除却するモードのいず
れかを指定するモード指定信号に基づいて前記反転手段
を制御する制御手段を更に具備することにより、特定の
画素値の孤立点を選択的に除却することが可能になる。
【0018】また、上記画像処理装置は、孤立点を除却
すべき領域であることを示す領域信号に基づいて前記反
転手段を制御する第2の制御手段を更に具備することに
より、特定の領域の孤立点を選択的に除却することが可
能になる。
【0019】また、本発明に係る他の画像処理装置は、
画像の孤立点および凹凸点を除却する画像処理装置であ
って、縦横2画素の画素領域を帯状に取り囲む縦横4画
素の枠を作成する作成手段と、作成した枠を構成する全
画素がその枠に取り囲まれた注目画素と画素値が異なる
ことをもって該注目画素が孤立点であることを検知する
孤立点検知手段と、前記注目画素が凹凸点であることを
検知する凹凸点検知手段と、前記注目画素が孤立点また
は凹凸点であるときに前記注目画素の画素値を反転する
反転手段とを具備することを特徴とし、孤立点と凹凸点
の除却を同時に実現できる。
【0020】
【実施例】
〔第1の実施例〕以下、本発明に係る好適な第1の実施
例を図面を参照しながら説明する。図1は本実施例に係
る孤立点除却フィルタの基本構成を示すブロック図であ
る。図1において、画素評価領域作成回路101は、注
目画素およびその近傍の画素評価領域を作成するための
回路である。評価回路102乃至105は、画素評価領
域作成回路101により生成された各々13画素の画素
評価領域データと注目画素データを入力とし、注目画素
が孤立点であることを判定する4つの独立した回路であ
る。出力コントロール回路110は、評価回路102乃
至105の各出力に基づき、注目画素を正転或いは反転
して出力することによって、孤立点を除却する出力コン
トロール回路である。
【0021】次に、孤立点除却フィルタの動作を説明す
る。画素評価領域作成回路101は、先ず不図示の画素
クロックに同期して入力される画素データを、FF(フ
リップ・フロップ)回路を用いて主走査側を画素クロッ
ク単位に遅延させ、またFIFO(ファースト・イン・
ファースト・アウト)メモリを用いて副走査側をライン
毎に遅延させ、5×5画素の画素領域を作成する。図2
は、このようにして作成した5×5画素の画素領域20
0を示す図である。a〜yの記号を付した□は、それぞ
れ1つの画素を表わしており、この内mの記号を付した
□は注目画素を示している。
【0022】次に、画素評価領域作成回路101は、5
×5画素の画素領域200から図3に示すように注目画
素mを取り囲む4つの4×4画素の画素評価領域301
乃至304を作成する。なお、図3において、a〜yは
画素領域200の各構成画素と対応する。このようにし
て作成された画素評価領域301乃至304は、それぞ
れ評価回路102乃至105に供給される。
【0023】図4は、評価回路102の構成を示す図で
ある。入力信号は画素評価領域301を構成する各画素
の信号(注目画素mを含めて13個)である。各EOR
ゲートは注目画素mと各画素の信号を比較し、両者が一
致しない時は”1”を、両者が一致する時は”0”を出
力する。これらの論理積である評価結果106は、入力
される全画素と注目画素mが一致しない場合、即ち注目
画素が孤立点である場合に”1”になる。ここで、画素
評価領域301において、×を付している画素の信号は
ドントケアである。したがって、例えば注目画素mと×
を付した画素の4画素が1体として孤立点をなす場合で
あっても評価結果106は”1”を示す。なお、評価回
路103乃至105についても、同様の構成とすればよ
い。
【0024】出力コントロール回路110において、O
Rゲート111は、各評価回路102乃至104のいず
れかの評価結果106乃至109が”1”である場合、
即ち、注目画素が孤立点である場合に、その出力が”
1”になる。ORゲート111の出力が”1”の時は、
注目画素データ122は、EORゲート112において
反転出力され、これによって孤立点が除却される。
【0025】以上のような構成とすることにより、最大
2×2画素を完全に除却可能な孤立点除却フィルタを得
ることができる。 〔第2の実施例〕本実施例は、第1の実施例に係る孤立
点除却フィルタに変更を加えることにより凹凸点の除却
も可能とするフィルタを得るものである。
【0026】図5は、本実施例に係る孤立点/凹凸点除
却フィルタの基本構成を示すブロック図である。画素評
価領域作成回路501は、注目画素およびその近傍の画
素評価領域を作成するための回路である。孤立点除却用
評価回路502は、第1の実施例に係る4つの評価回路
102乃至105を統合した回路である。孤立点除却用
評価回路502には、画素評価領域作成回路501にお
いて第1の実施例と同様の方法で作成した画素評価領域
301乃至304のデータを供給する。凹凸点除却用評
価回路503は、凹凸点除却のための評価回路である。
凹凸点除却用評価回路の詳細については後述する。出力
コントロール回路504は、孤立点除却用評価回路50
2および凹凸点除却用評価回路503の各出力に基づ
き、注目画素を正転或いは反転して出力することによっ
て孤立点及び凹凸点を除却する出力コントロール回路で
ある。
【0027】図6は、凹凸点除却除却用の評価領域を示
す図である。この評価領域には601乃至604の4種
類がある。なお、英文字の符号を付した□は、各々画素
を示しており、5×5画素の画素領域200の一部であ
る。また、前述のように、mの符号を付した□は注目画
素である。
【0028】凹凸点除却用評価回路503は、注目画素
mが周辺の画素との関係で凹凸点を構成するか否か、即
ち、図6のハッチングを付した画素群とそれ以外の画素
群の色が異なるか否かを判定する。
【0029】図7は、凹凸点除却用評価回路503の一
部であって、評価領域601および602に対応する評
価回路である。図7において、12個のEORゲート
は、注目画素mと各画素のデータの排他的論理和を演算
することにより、注目画素mと各画素のが同一の色であ
るか否かを判定する。
【0030】ANDゲート701は、評価領域601の
ハッチングを付していない全画素(f,g,h,i,
j,l,n)が、注目画素mの色と一致しない場合に、
その出力が”1”になる。また、NORゲート702
は、評価領域601のハッチングを付した全画素(p,
q,r,s,t)が、注目画素mの色と一致する場合
に、その出力が”1”になる。したがって、ANDゲー
ト705は、注目画素mが凹凸点を構成する場合に、そ
の出力である評価結果511を”1”にする。同様にし
て、ANDゲート706は、評価領域602において、
注目画素mが凹凸点を構成する場合に、その出力である
評価結果512を”1”にする。
【0031】凹凸点除却用評価回路503は、更に、評
価領域603および604に対応する評価回路を備え、
それは、図7に示す評価回路と同様の構成であって、入
力画素f,g,h,i,j,l,n,p,q,r,s,
tを画素b,g,l,q,v,h,r,d,i,n,
s,xに置換えた回路である。なお、その出力は、評価
結果511を評価結果513と、評価結果512を評価
結果514とする。
【0032】次に、出力コントロール回路504の動作
を説明する。孤立点が存在する場合には、ORゲート5
12の出力が”1”になる。また、凹凸点が存在する場
合には、ORゲート522の出力が”1”になる。した
がって、孤立点或いは凹凸点が存在する場合には、OR
ゲート523の出力が”1”になるため、注目画素12
2の信号は、EORゲート524によって反転して出力
(孤立点或いは凹凸点を除却)される。
【0033】以上のような構成とすることにより、白地
内の黒点および黒地内の白点のいずれの場合にも孤立点
/凹凸点を除却し得る孤立点除却/凹凸点除却フィルタ
を得ることができる。また、上記のフィルタの構成要素
である5×5画素の画素領域200の作成部を供用する
ことにより、ゲート数を大幅に削減することが可能でき
るため、低コスト化を実現することも可能である。
【0034】また、1つの注目画素を対象とすることに
より、上記のように容易に孤立点を除去するフィルタと
凹凸点を除却するフィルタを融合することができる。
【0035】なお、本実施例においては、孤立点除却用
評価回路502と、凹凸点除却用評価回路503を複合
した構成について説明したが、凹凸点除却用評価回路5
03のみを用いてフィルタを構成してもよいことは言う
までもない。 〔第3の実施例〕本実施例は、第2の実施例における出
力コントロール回路504の他の実施形態を開示するも
のである。
【0036】図8は本実施例に係る出力コントロール回
路の構成を示す図である。なお、第2の実施例における
出力コントロール回路504と同一の機能を有する部分
に関しては、同一の符号を付している。
【0037】マルチプレクサ801は、孤立点除却の機
能を制御するゲートであり、表820に従って動作する
ものとする。即ち、不図示のMPUから供給される機能
選択信号832および833に基づいて、C0乃至C3
のいずれかに入力されたデータをY端子から出力する。
【0038】機能選択信号833が”0”、832が”
0”のときは、C0(Vcc)が選択され、ANDゲー
ト802は、ORゲート521の出力をスルーする。し
たがって、第1または第2の実施例のように、白画素ま
たは黒画素に拘わらず、孤立点が除却される。
【0039】また、機能選択信号833が”0”、83
2が”1”のときは、C1(注目画素の信号の反転)が
選択され、ANDゲート802は、注目画素の信号が”
0”(白画素)の時のみ、ORゲート521の出力をス
ルーする。したがって、白画素の孤立点のみが除却され
る。
【0040】また、機能選択信号833が”1”、83
2が”0”のときは、C2(注目画素の信号)が選択さ
れ、ANDゲート802は、注目画素の信号が”1”
(黒画素)の時のみ、ORゲート521の出力をスルー
する。したがって、黒画素の孤立点のみが除却される。
【0041】なお、機能選択信号833が”1”、83
2が”1”の組合わせは禁止としている。
【0042】このように、ANDゲート802を制御す
ることにより、必要に応じて黒画素の孤立点、白画素の
孤立点、あるいは白画素および黒画素の孤立点の双方を
除却する3つのモードを選択的に使用することが可能に
なる また、ANDゲート803は、フィルタのON/OFF
の選択するための制御ゲートである。この制御信号であ
るフィルタON/OFF_信号831は、不図示のMP
Uによって制御される。
【0043】以上のように、孤立点除却フィルタのモー
ドを切替え可能にすることによって、フィルタの適用範
囲を広げることが可能となる。このモード切替えは、例
えば、本フィルタを備えたスキャナ装置で誤差拡散法等
による擬似中間調モードを用いて、マークシート記録を
行う場合に有効である。マークシート記録とは、原稿束
の間に記録モード、インデックス情報等をマークしたマ
ークシートを挟んで一括記録することである。即ち、読
み取り処理中にスキャナ装置がマークシートを検知して
その内容を読み取り、これに基づいてモードを変更した
り、インデックス情報として記録する方式である。
【0044】通常は、擬似中間調モードの読み取り時に
孤立点除却フィルタを機能させると、擬似中間調処理に
よって濃度に応じて配置された画素群の一部が孤立点と
して除却され、不自然な画像となってしまう。従って、
このような場合にはフィルタを機能させないのが一般的
である。しかしながら、上記マークシートの所定の欄へ
のチェックマークの記入に際しては鉛筆等が用いられる
ことがあるため、使用する鉛筆の種類や記入時の筆圧等
によってチェックマークの濃度は一様にならない。この
ため、擬似中間調モードの場合には2値化処理の後にチ
ェックマークに白く抜けた部分を多数生じ、チェックマ
ークを読み落とし易い。このような場合において、孤立
点除却フィルタを黒地に白点の孤立点を除却するように
機能させることによって画像の劣化を抑え、また、チェ
ックマークの読み取りの誤りを軽減することが可能であ
る。 〔第4の実施例〕本実施例は、第2の実施例における出
力コントロール回路504の他の実施形態を開示するも
のである。
【0045】図9は本実施例に係る出力コントロール回
路の構成を示す図である。なお、第2の実施例における
出力コントロール回路504と同一の機能を有する部分
に関しては、同一の符号を付している。
【0046】有効画像領域指定回路901は、原稿内の
任意の部分を有効部分として切り出す機能を有する回路
であり、指定された画像領域に応じて、各フィルタ回路
(502または503)を機能させるべき領域において
孤立点フィルタ有効信号904または凹凸点フィルタ有
効信号905のいずれか或いは双方を”1”にする。各
フィルタ回路を機能させる画像領域は、スキャナ装置等
を用いて原稿画像を読み取る際に、読み取った画像に応
じて自動指定してもよいし、操作者がマニュアルで原稿
画像内の任意の部分を指定してもよいし、他の方法であ
ってもよい。
【0047】ANDゲート902は、孤立点フィルタ有
効信号904が”1”のときは、ORゲート521の出
力をスルーするため、孤立点が除却される。また、AN
Dゲート903は、凹凸点フィルタ有効信号905が”
1”のときは、ORゲート522の出力をスルーするた
め、凹凸点が除却される。
【0048】本実施例に係るフィルタは、孤立点除却フ
ィルタと凹凸点除却フィルタを原稿画像の任意の部分に
各々選択的に作用させることが可能であるため、写真等
を読込んだ中間調の画像領域や文字の画像等が混在した
画像を処理する場合に有効である。
【0049】なお、本実施例に係る画像領域を指定する
機能と第3の実施例に係るモード切替えの機能を統合し
て用いてもよいことは言うまでもない。
【0050】図12は本実施例を適用するのに好適な原
稿画像の一例を示す図である。図12において、領域1
201は中間調を含む写真であるとする。この場合は、
孤立点除却フィルタ(502)、凹凸点除却フィルタ
(503)共に機能させない方が自然な画像を保持する
ことができる。また、領域1202はバーコード領域で
あるとする。この場合は誤差拡散法等による中間調処理
の結果として黒のバーの中に生じる白ヌケや下地の黒バ
ーの縁に沿って点在する黒点を除却し、また、各黒バー
の縁に生じたノッチ(凹凸点)を除却することにより、
バーコードの認識率を改善するために両フィルタ(50
3および503)を機能させるのが好ましい。また、領
域1203はOCR(オプティカル・キャラクタ・リー
ダ)で画像内の文字を読み取り、テキスト情報に変換す
べき領域であるとする。この領域に対して孤立点除却フ
ィルタを機能させると、小文字のiやjの点、或いはピ
リオド等を除却することに伴う認識率の悪化を招く虞が
ある。そこで、孤立点除却フィルタ(502)を機能さ
せず、一方、凹凸点除却フィルタ(503)について
は、表の欄を構成する縦、横の線の画質を向上させるの
に有効であるので機能させることが望ましい。 〔第5の実施例〕本実施例は、設定した解像度に応じて
上記の実施例に係る評価回路502と従来の3×3画素
の評価回路(図13参照)を切り換え可能な孤立点除却
フィルタを開示するものである。
【0051】図10は本実施例に係るフィルタの構成を
示すブロック図である。なお、上記の実施例と同一の機
能を有する部分に関しては、同一の符号を付している。
1011は、解像度切替え信号1012によって、OR
ゲート521の出力或いは孤立点評価回路1001の出
力(注目画素が孤立点である場合に”1”を出力)を選
択してEORゲート524に供給する選択回路である。
低解像度の場合には評価回路1001の出力を選択(第
1の従来例のように3×3画素の評価領域を用いた孤立
点除却フィルタとして機能)し、高解像度の場合にはO
Rゲート521の出力を選択(上記の実施例に係る孤立
点除却フィルタとして機能)する。
【0052】以上のように構成することにより、例え
ば、原稿上の一定の大きさ以下のゴミ等を除却しようと
する際に解像度に応じて除却することができる。 〔第6の実施例〕本実施例は、第2の実施例における出
力コントロール回路504の他の実施形態を開示するも
のである。
【0053】図11は本実施例に係る出力コントロール
回路の構成を示す図である。なお、第2の実施例におけ
る出力コントロール回路504と同一の機能を有する部
分に関しては、同一の符号を付している。本実施例は、
ORゲート523の出力1105(孤立点または凹凸点
を除却すべきことを指示する信号)をEORゲート11
01によって制御するものである。この制御は、テスト
モードと通常モードを切替えるモード切替え信号110
2によって行う。通常モード時においては、EORゲー
トは、ORゲート523の出力信号1105をスルーす
るため、本フィルタは第2の実施例に係るフィルタと同
様の動作をする。一方、テストモード時には、EORゲ
ート1101は、ORゲート523の出力信号1105
を反転出力するため、EORゲート524は、除却すべ
き注目画素を正転出力し、除却すべきでない注目画素を
反転出力する(通常モードの逆)。
【0054】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、有
効な画像の近傍に位置する孤立点を除却することができ
る。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る孤立点除却フィルタの基本
構成を示すブロック図である。
【図2】画素評価領域作成回路101において作成した
5×5画素の画素領域を示す図である。
【図3】5×5画素の画素領域から作成した画素評価領
域を示す図である。
【図4】評価回路102の構成を示す図である。
【図5】第2の実施例に係る孤立点/凹凸点除却フィル
タの基本構成を示すブロック図である。
【図6】凹凸点除却用の評価領域を示す図である。
【図7】評価領域601および602に対応する評価回
路図である。
【図8】第3の実施例に係る出力コントロール回路の構
成を示す図である。
【図9】第4の実施例に係る出力コントロール回路の構
成を示す図である。
【図10】第5実施例に係るフィルタの構成を示すブロ
ック図である。
【図11】第6の実施例に係る出力コントロール回路の
構成を示す図である。
【図12】第4の実施例を適用するのに好適な原稿画像
の一例を示す図である。
【図13】第1の従来例に係る孤立点除却フィルタの概
念を示す図である。
【図14】第2の従来例に係る孤立点除却フィルタの概
念を示す図である。
【図15】第3の従来例に係るフィルタの構成を示すブ
ロック図である。
【図16】RAM1504に格納されたデータを示す図
である。
【図17】第2の実施例によっては除却不能な孤立点を
伴った2値画像の一例を示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の孤立点を除却する画像処理装置で
    あって、 縦横2画素の画素領域を帯状に取り囲む縦横4画素の枠
    を作成する作成手段と、 作成した枠を構成する全画素がその枠に取り囲まれた注
    目画素と画素値が異なることを検知する検知手段と、 検知した結果に基づき前記注目画素の画素値を反転する
    反転手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記作成手段は注目画素を左上に含む縦
    横2画素の画素領域と、前記注目画素を左下に含む縦横
    2画素の画素領域と、前記注目画素を右上に含む縦横2
    画素の画素領域と、前記注目画素を右下に含む縦横2画
    素の画素領域の各画素領域を取り囲む縦横4画素の4つ
    の枠を作成する手段であり、 前記検知手段はいずれかの枠を構成する全画素が前記注
    目画素の画素値と異なることを検知する手段であること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 白画素の孤立点を除却するモードと黒画
    素の孤立点を除却するモードと白画素および黒画素の孤
    立点を除却するモードのいずれかを指定するモード指定
    信号に基づいて前記反転手段を制御する制御手段を更に
    具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 孤立点を除却すべき領域であることを示
    す領域信号に基づいて前記反転手段を制御する第2の制
    御手段を更に具備することを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像の孤立点および凹凸点を除却する画
    像処理装置であって、 縦横2画素の画素領域を帯状に取り囲む縦横4画素の枠
    を作成する作成手段と、 作成した枠を構成する全画素がその枠に取り囲まれた注
    目画素と画素値が異なることをもって該注目画素が孤立
    点であることを検知する孤立点検知手段と、 前記注目画素が凹凸点であることを検知する凹凸点検知
    手段と、 前記注目画素が孤立点または凹凸点であるときに前記注
    目画素の画素値を反転する反転手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 白画素の孤立点を除却するモードと黒画
    素の孤立点を除却するモードと白画素および黒画素の孤
    立点を除却するモードのいずれかを指定するモード指定
    信号に基づいて前記反転手段を制御する制御手段を更に
    具備することを特徴とする請求項5記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 孤立点を除却すべき領域であることを示
    す第1の領域信号と、凹凸点を除却すべき領域であるこ
    とを示す第2の領域信号とに基づいて前記反転手段を制
    御する第2の制御手段を更に具備することを特徴とする
    請求項5または請求項6記載の画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6847469B1 (en) 1998-12-24 2005-01-25 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus for removing an isolated point

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US6847469B1 (en) 1998-12-24 2005-01-25 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus for removing an isolated point

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