JP3469658B2 - 画像縮小方法 - Google Patents
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Description
ータを画像縮小装置で縮小変倍処理して出力する画像縮
小方法、及び、入力される2値画像データを画像縮小装
置で主走査方向及び副走査方向にそれぞれ個別に縮小変
倍処理して出力する画像縮小方法に関する。
を間引くこと等により、画像を縮小変倍する方法が知ら
れている。
タ、インクジェットプリンタ等の記録装置のドットは、
ドットが四角形である熱転写プリンタ等とは違い、円形
である。一方、記録される画像は、主走査方向及び副走
査方向に微小間隔で配置された四角形の画素で構成され
ていると考えることができる。
録装置では、全面黒画像の再現性を良くするために、図
20に示されるように、円形のドットが、記録される画
像の四辺形の1画素よりも大きめに設定されている。
小装置により画像を縮小変倍処理すると、記録される擬
似中間調2値画像の濃度が濃くなったり、文字等の細線
部分がつぶれてしまうことにより、画像が劣化してしま
うという問題点があった。
あり、画像の濃度を保つことができると共に、細線部分
のつぶれも防ぐことができる画像縮小方法を提供するこ
とを目的とする。
め、請求項1記載の画像縮小方法は、入力される2値画
像データを画像縮小装置で縮小変倍処理して出力する画
像縮小方法において、入力される2値画像を高解像化す
ると同時に細線化し、その高解像化及び細線化された2
値画像を縮小変倍処理することを特徴とするものであ
る。
る2値画像データを画像縮小装置で主走査方向及び副走
査方向にそれぞれ個別に縮小変倍処理して出力する画像
縮小方法において、入力される2値画像を縮小変倍され
る方向に高解像化し、その高解像度化された2値画像を
縮小変倍される方向に細線化し、その細線化された2値
画像を縮小変倍処理することを特徴とするものである。
る2値画像データを画像縮小装置で主走査方向及び副走
査方向にそれぞれ個別に縮小変倍処理して出力する画像
縮小方法において、入力される2値画像を縮小変倍され
る方向に高解像化すると同時に細線化し、その高解像化
及び細線化された2値画像を縮小変倍処理することを特
徴とするものである。
乃至4いずれか1項記載の画像縮小方法において、入力
される2値画像の細線化は、前記縮小変倍処理における
縮小率に応じた度合で行なわれることを特徴とするもの
である。
乃至5いずれか1項記載の画像縮小方法において、前記
縮小変倍処理は、縮小率に応じた間隔で画素を間引処理
して行なわれる一方、その間引処理は、細線化の対象に
なった画素を優先的に間引くものであることを特徴とす
るものである。
画像を高解像化すると同時に細線化し、その高解像化及
び細線化された2値画像を縮小変倍処理するため、高解
像化と細線化の処理を個別にする必要がなくコストが低
減できる。
2値画像データを主走査方向または副走査方向のうちの
縮小変倍される方向に高解像化し、その高解像度化され
た2値画像を縮小変倍される方向に細線化し、その細線
化された2値画像を縮小変倍処理するため、入力画像よ
りも出力画像が高解像度であって、主走査方向及び副走
査方向にそれぞれ個別に縮小変倍処理する場合にも、画
像の濃度を保つことができると共に、細線部分のつぶれ
も防ぐことができる。
2値画像を主走査方向または副走査方向のうちの縮小変
倍される方向に高解像化すると同時に細線化し、その高
解像化及び細線化された2値画像を縮小変倍処理するた
め、高解像化と細線化の処理を個別にする必要がなく、
請求項3の画像縮小方法に比較してコストが低減でき
る。
2値画像の細線化は、前記縮小変倍処理における縮小率
に応じた度合で行なわれるため、縮小変倍処理の際の縮
小率の違いにより出力画像の濃淡が変化することがな
く、出力画像の濃度を適正に保つことができる。
倍処理は、縮小率に応じた間隔で画素を間引処理して行
なわれる一方、その間引処理は、細線化の対象になった
画素でかつ前記縮小率に応じた間隔の画素に隣接してい
る画素を優先的に間引くものであるため、細線として残
された画素が間引かれてしまうことがなく、細線の消失
を防ぐことができる。
施例を詳細に説明する。
例にかかる画像縮小装置のブロック構成を示している。
読み取られた原稿の2値画像データを入力するためのも
のである。制御部2は、装置各部を制御するものであ
る。出力部3は、装置で各種処理が施された2値画像デ
ータを出力するためのものである。
や、処理途中の2値画像データを一時記憶するためのも
のである。縮小変倍部5は、画素の間引き処理等の既知
の方法により、2値画像を縮小変倍処理するものであ
る。高解像度化部6は、入力された2値画像データを、
画素密度を変換することにより、高解像度化するもので
ある。細線化部7は、入力された2値画像データまたは
高解像度化部6により高解像度化された2値画像を細線
化処理するものである。システムバス8は、上記各部が
相互に各種制御信号やデータをやり取りする信号ライン
である。
ける、第1実施例の画像縮小方法では、入力されてメモ
リ4に記憶された2値画像データは、細線化部7によ
り、画素毎に順次読みだされる。この時、読みだされる
画素を注目画素Xとすると、その上下左右に隣接する、
画素B、D、E及びGも同時に読みだされる。なお、以
下の説明において、注目画素Xとその周辺画素の位置関
係を図2(c)に示されるように定義する。
素は、細線化部7により、図2(a)または、図2
(b)の画素パターンと一致するかが調べられる。少な
くともいずれか一方の画素パターンと一致する場合、黒
画素である注目画素Xは、白画素に変換され、2値画像
は細線化される。その細線化された2値画像は、縮小変
倍部5により所定の縮小率で縮小される。なお、図2
(a)の画素B及びG、または、図2(b)の画素D及
びEには×印が印されているが、これは、その画素が黒
画素または白画素のどちらでもよいことを示している。
以下の説明で参照する図についても同様である。
れ、画像濃度が実質的に薄くなると共に画像の細線部分
は細められた上で縮小変倍されるため、画像の縮小によ
り画像が濃くなったり、細線がつぶれてしまうことがな
くなる。
施例の画像縮小方法では、入力されてメモリ4に記憶さ
れた2値画像データは、高解像度化部6により、画素毎
に順次読みだされる。読みだされた画素が図3(a)に
示されるように黒である場合、その画素は図3(b)に
示されるように、単順に2倍の密度に変換され、4つの
黒画素となる。白画素の場合も同様に4つの白画素に変
換される。2倍の密度に変換された2値画像データは、
細線化部7により、画素毎に順次読みだされる。この
時、読みだされる画素を注目画素Xとすると、その上下
左右に隣接する、画素B、D、E及びGも同時に読みだ
される。
素は、第1実施例と同様に、細線化部7により、図2
(a)または、図2(b)の画素パターンと一致するか
が調べられる。少なくともいずれか一方の画素パターン
と一致する場合、黒画素である注目画素Xは白画素に変
換され、2値画像は細線化される。その細線化された2
値画像は、縮小変倍部5により所定の縮小率で縮小され
る。
力される2値画像の解像度が高い場合には、細線化に先
立って、入力される2値画像を高解像度化するため、細
線化による文字部分等の細線の消失を防ぐことができ
る。また、黒画像の左端と上端とが削られ、画像濃度が
実質的に薄くなると共に画像の細線部分は細められた上
で縮小変倍されるため、画像の縮小により画像が濃くな
ったり、細線がつぶれてしまうことがなくなる。
は、第3実施例に係る画像縮小装置のブロック構成が示
されている。同図において、第1実施例及び第2実施例
に係る画像縮小装置のブロック構成を示す図1と異なる
点は、高解像度化部6及び細線化部7の代りに高解像度
細線化部9を備えていることである。
てメモリ4に記憶された2値画像データは、高解像度細
線化部9により画素毎に順次読みだされる。この時、読
みだされる画素を注目画素Xとすると、その上及び左に
隣接する、画素B及びDも同時に読みだされる。
素は、高解像度細線化部9により、図5(a)、(c)
または(e)の画素パターンと一致するかが調べられ
る。少なくともいずれか1つ画素パターンと一致する場
合、注目画素Xは、図5(a)の場合は、同図(b)に
示されるように、同図(c)の場合は、同図(d)に示
されるように、同図(e)の場合は、同図(f)に示さ
れるように、それぞれ変換され、2値画像は高解像度化
されると同時に細線化される。その高解像度化及び細線
化された2値画像は、縮小変倍部5により所定の縮小率
で縮小される。
力される2値画像の解像度が高い場合には、入力される
2値画像を高解像度化すると同時に細線化するため、細
線化による文字部分等の細線の消失を防ぐことがでかき
る。また、黒画像の左端と上端とが削られ、画像濃度が
実質的に薄くなると共に画像の細線部分は細められた上
で縮小変倍されるため、画像の縮小により画像が濃くな
ったり、細線がつぶれてしまうことがなくなる。また、
第2実施例のように、高解像度化部9と細線化部7を個
別に設ける必要がなく、コストが低減できる。
は、第4実施例に係る画像縮小装置のブロック構成が示
されている。同図において、第3実施例に係る画像縮小
装置のブロック構成を示す図4と異なる点は、高解像度
細線化部9の代りに平滑細線化部10を備えていること
である。
てメモリ4に記憶された2値画像データは、平滑細線化
部10により画素毎に順次読みだされる。この時、読み
だされる画素を注目画素Xとすると、それに隣接する周
辺8画素、すなわち、画素A、B、C、D、E、F、G
及びHも同時に読みだされる。
素は、平滑細線化部10により、図7(a)または
(c)の画素パターンと一致するかが調べられる。少な
くともいずれか1つ画素パターンと一致する場合、注目
画素Xは、図7(a)の場合は、同図(b)に示される
ように、同図(c)の場合は、同図(d)に示されるよ
うに、それぞれ変換され、2値画像は平滑化されると同
時に細線化される。
れた2値画像が、平滑細線化部10により、平滑化され
ると同時に細線化される場合の一例が示されている。同
図(b)には、図7に示される画素パターンにより、平
滑細線化処理された場合が示されている。図8(b)の
2値画像は、同図(a)に示される2値画像と比較して
平滑化されていると共に細線化されている。
縮小変倍部5により所定の縮小率で縮小される。
して出力する場合には、入力される2値画像を平滑化す
ると同時に細線化するため、出力される画像が滑らかに
なると共に細線化による文字部分等の細線の消失を防ぐ
ことができる。また、黒画素が一定量削られることによ
り、画像濃度が実質的に薄くなると共に画像の細線部分
は細められた上で縮小変倍されるため、画像の縮小によ
り画像が濃くなったり、細線がつぶれてしまうことがな
くなる。また、平滑化と細線化が平滑細線化部10によ
り同時に行なわれるため、コストが低減できる。
施例の画像縮小方法は、第1ないし第4実施例の画像処
理装置において、画像縮小部5の画像縮小処理における
縮小率に応じて、細線化部7、高解像度細線化部9及び
平滑細線化部10における細線化の度合いを変化させる
ものである。
が、図9(a)に示されるように、縮小率80%以上で
OFF、60%以上80%未満で弱、60%未満で強と
することにより、縮小変倍処理後の2値画像の濃度が、
縮小率が小さくなる程濃くなる傾向を抑えることができ
る。また、縮小率が100パーセントに近い場合は、細
線化処理しないことにより、縮小変倍処理後の2値画像
の濃度がかえって薄くなってしまうことを防ぐことがで
きる。
80%以上の場合は、細線化処理は行なわれない。縮小
率が60%以上80%未満の場合は、注目画素Xと、そ
の周辺画素が図9(b)または、同図(c)に示される
画素パターンと一致するかが調べられる。少なくともい
ずれか一方の画素パターンと一致する場合、黒画素であ
る注目画素Xは、白画素に変換される。縮小率が60%
未満の場合は、注目画素Xと、その周辺画素が図9
(b)、(c)、(d)または(e)に示される画素パ
ターンと一致するかが調べられる。少なくともいずれか
1つの画素パターンと一致する場合、黒画素である注目
画素Xは、白画素に変換される。その細線化された2値
画像は、縮小変倍部5により所定の縮小率で縮小され
る。
は、細線化処理が行なわれず、縮小率が60%以上80
%未満の場合は、黒画像の左端と上端とが削られ、縮小
率が60%未満の場合は、さらに、線幅が3画素以上の
時に黒画像の右端と下端とが削られることにより、縮小
率に応じた度合いで画像濃度が実質的に薄くなると共
に、画像の細線部分は細められた上で縮小変倍されるた
め、画像の縮小により画像の濃度とが変化したり、細線
がつぶれてしまうことがなくなる。
施例の画像縮小方法は、第1ないし第5実施例の画像処
理装置において、画像縮小部5は、縮小率に応じた間隔
で画素を間引き処理することにより、例えば80%の縮
小率の場合には、5画素毎に1画素を間引くことによ
り、縮小変倍処理するものであり、その間引き処理は、
細線化の対象になった画素を優先的に間引くものであ
る。
処理装置における、画像縮小部5は、細線化部7、高解
像度細線化部9または平滑細線化部10の各細線化部に
よる細線化処理により、黒画素から白画素に変換され
た、すなわち、細線化の対象になった画素が、間引くべ
き画素に隣接している場合は、間引くべき画素の代り
に、細線化の対象になった画素を間引く。
縮小率が80%の場合を例に取って、図10を参照しな
がら説明する。同図(a)において、一連の画素のう
ち、矢印で指示された画素0、5及び10が80%の縮
小率で縮小変倍処理するために間引くべき画素である。
*印が付された画素4、8は細線化の対象になった画素
である。したがって、間引くべき画素に隣接している細
線化の対象になった画素4は、画素5の代りに間引かれ
る一方、間引くべき画素に隣接していない細線化の対象
になった画素8は間引かれず、間引くべき画素である画
素10が間引かれる。この間引き処理により、縮小変倍
された結果が図10(b)に示されている。
画素に変換された画素が、優先して間引かれ、黒画素と
して残った画素はできるたけ残すように縮小変倍処理す
るため、縮小変倍処理による細線の消失を防ぐことがで
きる。
いて説明する。第7ないし第12実施例は、それぞれ、
第1ないし第6実施例と同様の作用効果を、入力される
2値画像データを主走査方向及び副走査方向にそれぞれ
個別に縮小変倍処理して出力する画像縮小方法において
実現できるものである。
し第12実施例を順を追って説明する。
実施例にかかる画像縮小装置のブロック構成が示されて
いる。
に係る画像縮小装置のブロック構成を示す図1と異なる
点は、縮小変倍部5の代りに、主縮小変倍部5a及び副
縮小変倍部5bを備え、高解像度化部6の代りに、主高
解像度化部6a及び副高解像度化部6bを備え、細線化
部7の代りに、主細線化部7a及び副細線化部7bを備
えていることである。
は、それぞれ、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ個
別に画像を縮小変倍処理するものである。主高解像度化
部6a及び副高解像度化部6bは、それぞれ、主走査方
向及び副走査方向にそれぞれ個別に画像を高解像度化す
るものである。主細線化部7a及び副細線化部7bは、
それぞれ、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ個別に
画像を細線化するものである。
ける、第7実施例の画像縮小方法では、入力されてメモ
リ4に記憶された2値画像データは、主細線化部7a及
び副細線化部7bにより、画素毎に順次読みだされる。
この時、読みだされる画素を注目画素Xとすると、主細
線化部7aでは、その左右に隣接する、画素D、Eも同
時に読みだされる。また、副細線化部7bでは、その上
下に隣接する画素B、Gも同時に読みだされる。
素は、主走査方向に縮小変倍される場合は、主細線化部
7aにより、図12(a)の画素パターンと一致するか
が調べられる。その画素パターンと一致する場合、黒画
素である注目画素Xは白画素に変換され、2値画像は主
走査方向に細線化される。その細線化された2値画像
は、主縮小変倍部5aにより、所定の縮小率で主走査方
向に縮小される。
は、副細線化部7bにより、図12(b)の画素パター
ンと一致するかが調べられる。その画素パターンと一致
する場合、黒画素である注目画素Xは白画素に変換さ
れ、2値画像は副走査方向に細線化される。その細線化
された2値画像は、副縮小変倍部5bにより、所定の縮
小率で副走査方向に縮小される。
それぞれ個別に画像を縮小変倍処理する場合において
も、主走査方向では黒画像の左端が削られ、副走査方向
では黒画素の上端が削られることにより、画像濃度が実
質的に薄くなると共に画像の細線部分は細められた上
で、縮小変倍されるため、画像の縮小により画像が濃く
なったり、細線がつぶれてしまうことがなくなる。
施例の画像縮小方法では、入力されてメモリ4に記憶さ
れた2値画像データは、主走査方向に縮小変倍される場
合は、主高解像度化部6aにより、画素毎に順次読みだ
される。読みだされた画素が図13(a)に示されるよ
うに黒である場合、その画素は図13(b)に示される
ように、単順に主走査方向に2倍の密度に変換され、2
つの黒画素となる。白画素の場合も同様に2つの白画素
に変換される。2倍の密度に変換された2値画像データ
は、主細線化部7aにより、画素毎に順次読みだされ
る。この時、読みだされる画素を注目画素Xとすると、
その左右に隣接する、画素D、Eも同時に読みだされ
る。
素は、第7実施例と同様に、主細線化部7aにより、図
12(a)の画素パターンと一致するかが調べられる。
その画素パターンと一致する場合、黒画素である注目画
素Xは、白画素に変換され、2値画像は細線化される。
その細線化された2値画像は、主縮小変倍部5aによ
り、所定の縮小率で主走査方向に縮小される。
されてメモリ4に記憶された2値画像データは、副高解
像度化部6bにより、画素毎に順次読みだされる。読み
だされた画素が図13(c)に示されるように黒である
場合、その画素は図13(d)に示されるように、単順
に副走査方向に2倍の密度に変換され、2つの黒画素と
なる。白画素の場合も同様に2つの白画素に変換され
る。2倍の密度に変換された2値画像データは、副細線
化部7aにより、画素毎に順次読みだされる。この時、
読みだされる画素を注目画素Xとすると、その上下に隣
接する、画素B、Gも同時に読みだされる。
素は、第7実施例と同様に、副細線化部7bにより、図
12(b)の画素パターンと一致するかが調べられる。
その画素パターンと一致する場合、黒画素である注目画
素Xは、白画素に変換され、2値画像は細線化される。
その細線化された2値画像は、副縮小変倍部5により、
所定の縮小率で副走査方向に縮小される。
それぞれ個別に画像を縮小変倍処理する場合において
も、入力される2値画像よりも出力される2値画像の解
像度が高い場合には、縮小変倍される方向の細線化に先
立って、入力される2値画像を縮小変倍される方向に高
解像度化するため、細線化されても文字部分等の細線の
消失を防ぐことができる。また、主走査方向では、黒画
像の左端が削られ、副走査方向では、黒画素の上端が削
られることにより、画像濃度が実質的に薄くなると共に
画像の細線部分は細められた上で、縮小変倍されるた
め、画像の縮小により画像が濃くなったり、細線がつぶ
れてしまうことがなくなる。
には、第9実施例に係る画像縮小装置のブロック構成が
示されている。同図において、第7実施例及び第8実施
例に係る画像縮小装置のブロック構成を示す図11と異
なる点は、主高解像度化部6a及び主細線化部7aの代
わりに主高解像度細線化部9aを備え、副高解像度化部
6b及び副細線化部7bの代わりに副高解像度細線化部
9bを備えていることである。
てメモリ4に記憶された2値画像データは、主走査方向
に縮小変倍される場合は、主高解像度細線化部9aによ
り、画素毎に順次読みだされる。この時、読みだされる
画素を注目画素Xとすると、その左に隣接する、画素D
も同時に読みだされる。
素は、主高解像度細線化部9aにより、図15(a)の
画素パターンと一致するかが調べられる。その画素パタ
ーンと一致する場合、注目画素Xは、同図(b)に示さ
れるように変換され、2値画像は主走査方向に高解像度
化されると同時に細線化される。その高解像度化及び細
線化された2値画像は、縮小変倍部5により、所定の縮
小率で主走査方向に縮小される。
されてメモリ4に記憶された2値画像データは、副高解
像度細線化部9bにより、画素毎に順次読みだされる。
この時、読みだされる画素を注目画素Xとすると、その
上に隣接する、画素Bも同時に読みだされる。
素は、副高解像度細線化部9bにより、図15(c)の
画素パターンと一致するかが調べられる。その画素パタ
ーンと一致する場合、注目画素Xは、同図(d)に示さ
れるように変換され、2値画像は副走査方向に高解像度
化されると同時に細線化される。その高解像度化及び細
線化された2値画像は、縮小変倍部5により、所定の縮
小率で副走査方向に縮小される。
それぞれ個別に画像を縮小変倍処理する場合において
も、入力される2値画像よりも出力される2値画像の解
像度が高い場合には、入力される2値画像を縮小変倍さ
れる方向に高解像度化すると同時に細線化するため、細
線化による文字部分等の細線の消失を防ぐことができ
る。また、主走査方向では、黒画像の左端が削られ、副
走査方向では、黒画素の上端が削られることにより、画
像濃度が実質的に薄くなると共に画像の細線部分は細め
られた上で、縮小変倍されるため、画像の縮小により画
像が濃くなったり、細線がつぶれてしまうことがなくな
る。また、第8実施例のように、主高解像度化部6aと
主細線化部7a、または、副高解像度化部6bと副細線
化部7bを個別に設ける必要がなく、コストが低減でき
る。
6には、第10実施例に係る画像縮小装置のブロック構
成が示されている。同図において、第9実施例に係る画
像縮小装置のブロック構成を示す図14と異なる点は、
主高解像度細線化部9aの代わりに主平滑細線化部10
aを備え、副高解像度細線化部9bの代わりに副平滑細
線化部10bを備えていることである。
れてメモリ4に記憶された2値画像データは、副走査方
向に縮小変倍される場合は、副平滑細線化部10bによ
り、画素毎に順次読みだされる。この時、読みだされる
画素を注目画素Xとすると、それに隣接する周辺8画
素、すなわち、画素A、B、C、D、E、F、G及びH
も同時に読みだされる。
素は、副平滑細線化部10bにより、図17(a)また
は(c)の画素パターンと一致するかが調べられる。少
なくともいずれか1つ画素パターンと一致する場合、注
目画素Xは、図17(a)の場合は、同図(b)に示さ
れるように、同図(c)の場合は、同図(d)に示され
るように、それぞれ変換され、2値画像は副走査方向に
平滑化されると同時に細線化される。
された2値画像が、副平滑細線化部10bにより、平滑
化されると同時に細線化される場合の一例が示されてい
る。同図(b)には、図17に示される画素パターンに
より、平滑細線化処理された場合が示されている。図1
8(b)の2値画像は、同図(a)に示される2値画像
と比較して平滑化されていると共に細線化されている。
2値画像は、副縮小変倍部5bにより、所定の縮小率で
副走査方向に縮小される。
は、入力されてメモリ4に記憶された2値画像データ
は、主平滑細線化部10aにより、画素毎に順次読みだ
される。この時、読みだされる画素を注目画素Xとする
と、それに隣接する周辺8画素、すなわち、画素A、
B、C、D、E、F、G及びHも同時に読みだされる。
素は、主平滑細線化部10aにより、図17(a)また
は(c)の画素パターンと一致するかが調べられる。少
なくともいずれか1つ画素パターンと一致する場合、注
目画素Xは、図17(a)の場合は、同図(b)に示さ
れるように、同図(c)の場合は、同図(d)に示され
るように、それぞれ変換され、2値画像は主走査方向に
平滑化されると同時に細線化される。ただし、この主走
査方向に縮小変倍される場合、図17の画素パターン
は、主走査方向と副走査方向とが直交するため、90度
回転させて見る必要がある。
たものは、入力された2値画像が、主平滑細線化部10
aにより、主走査方向に平滑化されると同時に細線化さ
れる場合の一例を示していることになる。
2値画像は、主縮小変倍部5aにより、所定の縮小率で
主走査方向に縮小される。
それぞれ個別に画像を縮小変倍処理する場合において
も、入力される2値画像を平滑化して出力する場合に
は、入力される2値画像を縮小変倍される方向に平滑化
すると同時に細線化するため、出力される画像が滑らか
になると共に細線化による文字部分等の細線の消失を防
ぐことができる。また、黒画素が一定量削られることに
より、画像濃度が実質的に薄くなると共に画像の細線部
分は細められた上で、縮小変倍されるため、画像の縮小
により画像が濃くなったり、細線がつぶれてしまうこと
がなくなる。また、平滑化と細線化が主平滑細線化部1
0aまたは副平滑細線化部10bにより同時に行なわれ
るため、コストが低減できる。
1実施例の画像縮小方法は、第7ないし第10実施例の
画像縮小装置において、主画像縮小部5aまたは副画像
縮小部5bの画像縮小処理における縮小率に応じて、主
細線化部7aまたは副細線化部7a、主高解像度細線化
部9aまたは副高解像度細線化部9b、及び、主平滑細
線化部10aまたは副平滑細線化部10bにおける細線
化の度合いをそれぞれ変化させるものである。
小率と細線化の度合いとの対応が、図9(a)に示され
るように、縮小率80%以上でOFF、60%以上80
%未満で弱、60%未満で強とすることにより、縮小変
倍処理後の2値画像の濃度が、縮小率が小さくなる程濃
くなる傾向を抑えることができる。また、縮小率が10
0パーセントに近い場合は、細線化処理しないことによ
り、縮小変倍処理後の2値画像の濃度がかえって薄くな
ってしまうことを防ぐことができる。
場合は、上記各主細線部では、縮小率が80%以上の場
合は、細線化処理は行なわれない。縮小率が60%以上
80%未満の場合は、注目画素Xと、その周辺画素が図
19(a)に示される画素パターンと一致するかが調べ
られる。その画素パターンと一致する場合、黒画素であ
る注目画素Xは、白画素に変換される。縮小率が60%
未満の場合は、注目画素Xと、その周辺画素が図19
(a)または(b)に示される画素パターンと一致する
かが調べられる。少なくともいずれか一方の画素パター
ンと一致する場合、黒画素である注目画素Xは、白画素
に変換される。その主走査方向に細線化された2値画像
は、主縮小変倍部5aにより、所定の縮小率で主走査方
向に縮小される。
は、上記各副細線部では、縮小率が80%以上の場合
は、細線化処理は行なわれない。縮小率が60%以上8
0%未満の場合は、注目画素Xと、その周辺画素が図1
9(c)に示される画素パターンと一致するかが調べら
れる。その画素パターンと一致する場合、黒画素である
注目画素Xは、白画素に変換される。縮小率が60%未
満の場合は、注目画素Xと、その周辺画素が図19
(c)または(d)に示される画素パターンと一致する
かが調べられる。少なくともいずれか一方の画素パター
ンと一致する場合、黒画素である注目画素Xは、白画素
に変換される。その副走査方向に細線化された2値画像
は、副縮小変倍部5bより、所定の縮小率で副走査方向
に縮小される。
それぞれ個別に画像を縮小変倍処理する場合において
も、縮小率が80%以上の場合は、細線化処理が行なわ
れず、図8には、同図(a)に示される、入力された2
値画像が、平滑細線化部10により、平滑化されると同
時に細線化される場合の一例が示されている。同図
(b)には、図7に示される画素パターンにより、平滑
細線化処理された場合が縮小率が60%以上80%未満
の場合は、主走査方向では、黒画像の左端が削られ、副
走査方向では、黒画像の上端が削られ、縮小率が60%
未満の場合は、さらに、線幅が3画素以上の時に主走査
方向では、黒画像の右端が削られ、副走査方向では、黒
画像の下端が削られることにより、縮小率に応じた度合
いで画像濃度が実質的に薄くなると共に画像の細線部分
が細められた上で、縮小変倍されるため、画像の縮小に
より画像の濃度が変化したり、細線がつぶれてしまうこ
とがなくなる。
2実施例の画像縮小方法は、第7ないし第11実施例の
画像縮小方法において、主画像縮小部5aまたは副画像
縮小部5bは、縮小率に応じた間隔で画素を間引き処理
することにより、例えば80%の縮小率の場合には、5
画素毎に1画素を間引くことにより、縮小変倍処理する
ものであり、その間引き処理は、細線化の対象になった
画素を優先的に間引くものである。
像縮小装置における、主画像縮小部5aまたは副画像縮
小部5bは、それぞれ、主細線化部7aまたは細線化部
7b、主高解像度細線化部9aまたは副高解像度細線化
部9b、または、主平滑細線化部10aまたは副平滑細
線化部10bの各細線化部による細線化処理により、黒
画素から白画素に変換された、すなわち、細線化の対象
になった画素が間引くべき画素に隣接している場合は、
間引くべき画素の代りに、細線化の対象になった画素を
間引く。
例の間引処理と同様の処理を、主走査方向及び副走査方
向で、それぞれ個別に行えばよい。
それぞれ個別に画像を縮小変倍処理する場合において
も、細線化処理後に黒画素から白画素に変換された画素
が優先して間引かれ、黒画素として残った画素はできる
たけ残すように縮小変倍処理するため、縮小変倍処理に
よる細線の消失を防ぐことができる。
画像を高解像化すると同時に細線化し、その高解像化及
び細線化された2値画像を縮小変倍処理するため、高解
像化と細線化の処理を個別にする必要がない。したがっ
てコストが低減できる。
2値画像データを主走査方向または副走査方向のうちの
縮小変倍される方向に高解像化し、その高解像度化され
た2値画像を縮小変倍される方向に細線化し、その細線
化された2値画像を縮小変倍処理するため、入力画像よ
りも出力画像が高解像度であって、主走査方向及び副走
査方向にそれぞれ個別に縮小変倍処理する場合にも、縮
小変倍後の画像の解像度が向上し、擬似中間調画像や文
字画像の画質の劣化も防ぐことができる。
2値画像を主走査方向または副走査方向のうちの縮小変
倍される方向に高解像化すると同時に細線化し、その高
解像化及び細線化された2値画像を縮小変倍処理するた
め、高解像化と細線化の処理を個別にする必要がなく、
請求項3の画像縮小方法に比較してコストが低減でき
る。
2値画像の細線化は、前記縮小変倍処理における縮小率
に応じた度合で行なわれるため、縮小変倍処理の際の縮
小率の違いにより出力画像の濃淡が変化することがな
く、出力画像の濃度を縮小率によらず適正に保つことが
できる。したがって、縮小変倍後の画像の画質が縮小率
によらず向上する。
倍処理は、縮小率に応じた間隔で画素を間引処理して行
なわれる一方、その間引処理は、細線化の対象になった
画素でかつ前記縮小率に応じた間隔の画素に隣接してい
る画素を優先的に間引くものであるため、細線として残
された画素が間引かれてしまうことがなく、細線の消失
を防ぐことができる。したがって、縮小変倍後の文字画
像等のかすれが防止できる。
置のブロック構成図である。
法において細線化処理で参照する画素パターンを示す図
である。
る、高解像度化処理について説明するための図である。
ック構成図である。
て細線化処理で参照する画素パターンを示す図である。
ック構成図である。
て細線化処理で参照する画素パターンを示す図である。
る細線化処理を説明するための図である。
て細線化処理で参照する画素パターンを示す図である。
小方法における間引き処理を説明するための図である。
装置のブロック構成図である。
方法において細線化処理で参照する画素パターンを示す
図である。
ける、高解像度化処理について説明するための図であ
る。
ロック構成図である。
いて細線化処理で参照する画素パターンを示す図であ
る。
ブロック構成図である。
おいて細線化処理で参照する画素パターンを示す図であ
る。
おける細線化処理を説明するための図である。
おいて細線化処理で参照する画素パターンを示す図であ
る。
を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力される2値画像データを画像縮小装
置で縮小変倍処理して出力する画像縮小方法において、
入力される2値画像を高解像化すると同時に細線化し、
その高解像化及び細線化された2値画像を縮小変倍処理
することを特徴とする画像縮小方法。 - 【請求項2】 入力される2値画像データを画像縮小装
置で主走査方向及び副走査方向にそれぞれ個別に縮小変
倍処理して出力する画像縮小方法において、入力される
2値画像を縮小変倍される方向に高解像化し、その高解
像度化された2値画像を縮小変倍される方向に細線化
し、その細線化された2値画像を縮小変倍処理すること
を特徴とする画像縮小方法。 - 【請求項3】 入力される2値画像データを画像縮小装
置で主走査方向及び副走査方向にそれぞれ個別に縮小変
倍処理して出力する画像縮小方法において、入力される
2値画像を縮小変倍される方向に高解像化すると同時に
細線化し、その高解像化及び細線化された2値画像を縮
小変倍処理することを特徴とする画像縮小方法。 - 【請求項4】 入力される2値画像の細線化は、前記縮
小変倍処理における縮小率に応じた度合で行なわれるこ
とを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の画像
縮小方法。 - 【請求項5】 前記縮小変倍処理は、縮小率に応じた間
隔で画素を間引処理して行なわれる一方、その間引処理
は、細線化の対象になった画素でかつ前記縮小率に応じ
た間隔の画素に隣接している画素を優先的に間引くもの
であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記
載の画像縮小方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27868094A JP3469658B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 画像縮小方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27868094A JP3469658B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 画像縮小方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125850A JPH08125850A (ja) | 1996-05-17 |
JP3469658B2 true JP3469658B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=17600679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27868094A Expired - Fee Related JP3469658B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 画像縮小方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3469658B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP27868094A patent/JP3469658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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