JPH08305653A - 記憶装置の入出力制御方法 - Google Patents

記憶装置の入出力制御方法

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JPH08305653A
JPH08305653A JP10973895A JP10973895A JPH08305653A JP H08305653 A JPH08305653 A JP H08305653A JP 10973895 A JP10973895 A JP 10973895A JP 10973895 A JP10973895 A JP 10973895A JP H08305653 A JPH08305653 A JP H08305653A
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JP10973895A
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Kenji Ido
健嗣 井戸
Shizuo Yokohata
静生 横畑
Shinichi Nakayama
信一 中山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数チャネルと記憶デバイスの間に介在して
I/O処理を制御する記憶制御装置が、各チャネルへの
接続要求に対する再起動を初期起動よりも優先的に受け
付けることにより、チャネル再起動が沈み込むことを防
ぐ。 【構成】 複数の記憶デバイス601〜603を記憶制
御装置301、パス201a〜204aを介して、複数
のチャネル201〜204(CPU101〜104)に
接続した構成のコンピュータシステムにおいて、記憶制
御装置301はチャネル201〜204へI/O処理終
了報告の直後(たとえば100μs以内)に、またはI
/O処理終了報告の前に、報告要因のある全チャネルま
たは特定のチャネルに対して接続要求を送信し、I/O
処理を行ったチャネルがI/O処理終了報告を受信して
から次の初期起動を送信するよりも早く、記憶制御装置
301はチャネル201〜204からの初期起動より接
続要求に対する再起動を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶装置の入出力制御
技術に関し、特に、複数のCPU(チャネル)等の上位
装置と記憶装置との間で独立な複数のデータ転送経路を
介してデータの入出力を行う情報処理系における複数の
チャネル間の入出力負荷のバランス制御に適用して有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の計算機システムでは、中央処理装
置(CPU)や当該CPUに代わって外部記憶装置との
間におけるデータの入出力を制御するチャネル等の処理
速度の向上と処理データ量の増加に伴い、これをサポー
トする記憶デバイスも処理速度が向上し、また一つの記
憶サブシステムで格納し処理するデータ量も飛躍的に増
大した。現在の計算機システムでは、一つの記憶サブシ
ステム内の膨大なデータを複数のCPUからアクセスす
ることが一般的になっている。
【0003】これにより記憶デバイスに対して、CPU
(チャネル)間で競合が発生し、また記憶デバイスはI
/O処理に対して機械的な動作を伴うこともあって、計
算機システム全体のボトルネックになる。複数チャネル
からのアクセスにおいて、記憶デバイスを制御する記憶
制御装置がI/O処理中の時、I/O処理を行っている
チャネル以外から起動が来た場合には、当該チャネルに
対してはCU BUSY(記憶制御装置の使用中)ある
いはDEVICE BUSY(記憶デバイスの使用中)
を返す。一般的に、I/O処理が終了するとI/O処理
を行っていたチャネルに対してI/O処理終了報告を
し、記憶制御装置が内部的に記憶デバイスの解放処理を
行った後、CU BUSYを解除しBUSYを返したチ
ャネルに対してはCONTROL UNIT END
(CU END)報告のための接続要求を、DEVIC
E BUSYを返したチャネルパスに対してはBUSY
TOFREE(BTF)報告のための接続要求を、ま
た記憶制御装置がチャネルに対するその他の報告要因を
保持しているチャネルに対しては要因報告のための接続
要求を送信する。
【0004】しかし、あるチャネルが他のチャネルより
も性能が優れていたり接続要求を送信するタイミングが
遅いために、記憶制御装置がチャネルからの次の初期起
動や再起動の起動チェック処理を行ったときに、接続要
求をしたチャネルからの再起動がまだ来ておらず、再び
前回のチャネルを含む任意のチャネルからの初期起動を
受け付けてしまう可能性がある。
【0005】複数チャネルからの起動をできるだけ均等
に受け付けるため、例えば特開平3−31956号公報
で開示される技術では、DEVICE BTF報告を行
ったチャネルパスを記憶しておき、当該チャネルから再
発行された起動要求を優先的に受け付けるように制御す
ることにより、入出力命令を効率よく処理しようとして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、D
EVICE BTF報告をした後の当該チャネルからの
初期起動は優先されるが、DEVICE BTF報告を
するために行う接続要求の沈み込み(実行が長時間待た
される現象)に対する対策は含まれていない。あるチャ
ネルとI/O処理を行っていた記憶制御装置が、他チャ
ネルに対してDEVICE BUSYを返していた場
合、記憶制御装置はI/O処理終了後、当該チャネルに
DEVICE BTFの為の接続要求を行うが、チャネ
ル起動チェックにて接続要求をしたチャネルからの再起
動がまだなく、代わりに直前までI/O処理を行ってい
たチャネルを含む任意のチャネルからの初期起動が来て
いたら、記憶制御装置は当該初期起動を受け付けてしま
う。その後、接続要求を行ったチャネルから起動が来て
も、CU BUSYか、再びDEVICE BUSY状
態になってしまう。これを繰り返すことにより、チャネ
ルからの初期起動ばかりが優先され、接続要求を待って
いるチャネルの処理は沈み込んでしまう。複数チャネル
への接続要求においても、ある特定のチャネルの再起動
ばかり受け付け、その他のチャネルへの接続要求に対す
る再起動が受け付けられずに沈み込む可能性がある。
【0007】本発明の目的は、上位装置の初期起動ばか
りが優先されて接続要求による再起動が沈み込むのを防
止することが可能な記憶装置の入出力制御技術を提供す
ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、複数の上位装置から
の再起動をバランス良く受け付けることが可能な記憶装
置の入出力制御技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記憶装置の入出
力制御方法では、たとえば中央処理装置や当該中央処理
装置に代わって外部との間におけるデータ入出力動作を
行うチャネル等の上位装置に対して以下のような操作を
行う。
【0010】(1)記憶制御装置がチャネルへI/O処
理終了報告をした直後(たとえば100μs以内)に報
告要因のあるチャネルへ接続要求を行う。
【0011】(2)記憶制御装置はI/O処理終了報告
より前に、他チャネルに報告要因のあるチャネルへ接続
要求を行う。
【0012】(3)前記(1),(2)の手段において
特定チャネルへの報告要因の沈み込みを防止するため
に、記憶制御装置は順番に報告を行うチャネルを絞って
接続要求を行う。
【0013】(4)記憶制御装置はチャネル報告要因の
沈み込みを検出する手段を持ち、報告要因が沈み込んだ
と認識した場合には、当該報告要因に対する接続要求を
行うチャネル以外のチャネルに対しては、一定時間CU
BUSY状態にしておく。
【0014】
【作用】上記手段(1),(2)により、記憶制御装置
はチャネルからの初期起動ばかりを受け付けることが無
くなり、チャネルへの接続要求に対するチャネルの再起
動を優先的に受け付けることができ、更に上記手段
(3)により、特定チャネルへの報告要因の沈み込みを
防止することができる。また上記手段(4)により、記
憶制御装置は沈み込んだと認識した報告要因の接続要求
に対するチャネル再起動を、他の初期起動や再起動より
も優先的に受け付けることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例である記憶装置の
入出力制御方法が実施されるコンピュータシステムの構
成の一例を示すブロック図である。図1のコンピュータ
システムは、複数の記憶デバイス601〜603および
当該記憶デバイス601〜603を制御する記憶制御装
置301からなる記憶装置と、記憶制御装置301に接
続された複数のCPU101〜104とを含んでいる。
CPU101〜104の各々は、当該CPU101〜1
04に代わってデータの入出力処理を行うチャネル20
1〜204を備えており、チャネル201〜204の各
々は、独立な複数のパス201a〜204aを介して記
憶制御装置301に接続されている。
【0017】記憶制御装置301は、CPU101〜C
PU104がそれぞれチャネル201〜204を介して
記憶デバイス601〜603に要求するI/O処理を制
御する。記憶制御装置301は、チャネル中継部401
〜404及びI/O処理制御部501、I/O処理制御
部502からなる。I/O処理制御部501、502
は、内部にそれぞれプロセッサ503、プロセッサ50
4およびローカルメモリ505、ローカルメモリ506
を持つ。チャネル中継部401〜404はそれぞれチャ
ネル201〜204からのI/O処理の中継を司り、I
/O処理制御部501、502のどちらか一方に、チャ
ネル201〜204から要求のあったI/O処理を依頼
する。I/O処理制御部は、チャネル中継部401〜4
04からのI/O処理の依頼を受け付け、記憶デバイス
601〜603に対する目的の処理を行う。
【0018】図1の構成において、例えばチャネル20
1がI/O処理制御部501を介して記憶デバイス60
1にアクセスしている間に、他の3チャネルが記憶デバ
イス601に起動を要求した場合、当該記憶デバイス6
01は使用中のためBTF待ちになったり、あるいはC
U BUSYのためCU END待ちになる。また、こ
の間、チャネル201を含む複数チャネルに対して、記
憶制御装置301は他の記憶デバイス602〜603の
報告要因を保持しているとする。チャネル201のI/
O処理終了時において、I/O処理制御部501はI/
O処理終了報告に引き続いて、記憶デバイス601の状
態を解放状態にする前に全チャネル201〜204に対
してDEVICE BTF報告、CU END報告や他
の要因報告の為のチャネルへの要求(接続要求)を行
う。
【0019】図2は前記処理の一例を示すフローチャー
トである。図2において、I/O処理制御部505,5
06はチャネル201〜204に対して報告要因がある
かどうかチェックし、報告要因があればそのチャネルへ
接続要求を行い(ステップ800)、次にチャネル20
1〜204からの初期起動あるいは再起動の起動有無を
チェックし(ステップ801)、起動があればCU B
USYを設定後、目的の記憶デバイス601〜603を
確保し(内部処理)I/O処理を行う(ステップ80
2、803、810)。I/O処理が終了し、I/O処
理終了報告(ステップ820)を行った後、I/O処理
制御部501,502はチャネル201〜204への報
告要因があるかどうかチェックし(ステップ830)、
あればCUBUSYを解除して報告要因のあるチャネル
へ接続要求を行う(ステップ840、860)。チャネ
ル201〜204への報告要因が無い場合にはCU B
USYの解除のみ行う(ステップ850)。最後に当該
記憶デバイスの解放処理(内部処理)を行う(ステップ
870)。I/O処理を行っていたチャネルに対して報
告要因があるときは、I/O処理終了報告(ステップ8
20)に引き続いて、所定時間T(たとえば100μ
s)以内に接続要求(ステップ860)を行うことによ
って、チャネルが記憶制御装置301からのI/O処理
終了報告を受信してから次の初期起動を送信する前に、
当該チャネルは接続要求を受信できる。これによってチ
ャネルは当該接続要求に対する再起動を送信することが
でき、接続要求が沈み込むのを防ぐことができる。他チ
ャネルへの接続要求に対しても同様に、I/O処理を行
っていたチャネルの初期起動ばかりを優先することなく
接続要求が沈み込むのを防ぐことができる。
【0020】図3は、前記図2の処理に対して複数のチ
ャネル201〜204にDEVICE BTF待ちがあ
る場合に、当該チャネル201〜204のうちの1チャ
ネルを選択し、このチャネルに対してのみ接続要求を行
う処理を追加した場合の一例を示すフローチャートであ
る。図3においてI/O処理制御部501,502はI
/O処理終了報告(ステップ820)後、チャネル20
1〜204へ報告要因があるかどうかチェックし(ステ
ップ830)、報告要因がある場合には次に記憶制御装
置301内で管理するBUSY TO FREEフラグ
(BTFフラグ)がONかどうかチェックする(ステッ
プ831)。BTFフラグがONの場合には更にDEV
ICE BTF待ちチャネルがあるかどうかチェックす
る(ステップ832)。BTF待ちのチャネルがある場
合には、接続要求を行うチャネルを順番に選択し、CU
BUSYを解除後選択したチャネルへ接続要求を行う
(ステップ833、834、835)。接続要求を行っ
たらステップ831でチェックしたフラグはOFFにす
る(ステップ836)。ステップ831で、BTFフラ
グがOFFと判定された時、またはステップ832でD
EVICE BTF待ちチャネルが無い場合には、図2
の処理と同様に報告要因のある全チャネルに対して接続
要求を行う(ステップ840、860)。この時ステッ
プ831で使用するBTFフラグをN回(Nの値はたと
えば4)に1回ONにし、またBTFフラグがONだが
DEVICE BTF待ちチャネルが無い場合には、B
TFフラグはONのままとする(ステップ861)。前
記処理はチャネル初期起動の他にBTF待ちの複数チャ
ネルの性能に差があるために、性能の良いチャネルの接
続要求の再起動ばかりが先に来てしまうのを防ぐための
ものである。これにより記憶制御装置301は、たとえ
ば、複数のチャネル201〜204の相互間に性能の差
がある場合でも、再起動をバランス良く受け付けること
ができる。
【0021】図4は、I/O処理を行っているチャネル
以外のチャネルに報告要因がある場合に、I/O処理終
了報告を行う前に、他チャネルに対して接続要求を行う
処理の一例を示すフローチャートである。図4におい
て、I/O処理制御部501,502はI/O処理終了
報告(ステップ820)をする前に他チャネルに対して
報告要因があるかどうかチェックし(ステップ81
1)、報告要因がある場合は報告要因を持つ他チャネル
の中で順番に接続要求を行うチャネルを選択する(ステ
ップ812)。その後、他チャネルに対しCU BUS
Yを解除し、選択したチャネルへ接続要求を行う(ステ
ップ813、814)。接続要求を行った後、記憶制御
装置301はI/O処理を行っていたチャネルに対して
I/O処理終了報告をする(ステップ820)。チャネ
ル201〜204の相互間の性能に大きな差があり、前
述の図3の処理でも報告要因に対するチャネル再起動が
沈み込む場合に、この図4のフローチャートによる処理
により更に優先的に再起動を受け付けることが可能とな
る。
【0022】図5は、チャネル間の性能に大きな差があ
り、記憶デバイス毎の報告要因が沈み込んだときに対処
する処理の一例を示すフローチャートである。図5にお
いて、I/O処理制御部501〜502はチャネル20
1〜204からの起動有無をチェックしながら(ステッ
プ801)、時間監視により報告要因が沈み込んでいる
チャネルをビットマップで登録する(ステップ80
4)。
【0023】図6に報告要因が沈み込んでいるチャネル
を管理するための登録テーブル900の一例を示す。I
/O処理制御部501,502の各々がそれぞれ内部の
ローカルメモリに図6の登録テーブル900を設定す
る。当該登録テーブル900は記憶デバイス単位に情報
が登録され、各エントリにデバイス番号901、報告要
因発生時刻902、監視時間903、及び報告要因発生
時刻902と監視時間903とから判断して当該報告要
因が沈み込んだときに登録する沈み込みフラグ904
と、沈み込みチャネルビットマップ905を備える。ま
た報告要因の沈み込んだ記憶デバイスを識別するための
報告要因沈み込みデバイスビットマップ906を別エリ
アに1エントリ設けておく。
【0024】チャネル201〜204から再起動があり
沈み込み要因の報告であれば、当該記憶デバイスの沈み
込みフラグ904および報告要因沈み込みデバイスビッ
トマップ906の当該記憶デバイスのビットをOFFに
する(ステップ805、806)。ステップ805で沈
み込み要因の報告で無いと判明した場合には、ステップ
806をスキップする。I/O処理が終了しI/O処理
終了報告を行ったら(ステップ820)、I/O処理制
御部501,502は報告要因沈み込みデバイスビット
マップ906をチェックし(ステップ821)、沈み込
んでいる記憶デバイスがあるときは全チャネル201〜
204に対してCU BUSYを設定した後(ステップ
822)、沈み込んでいる記憶デバイスを順番に選択す
る(ステップ823)。その後、選択した記憶デバイス
の要因報告先チャネルのみCUBUSYを解除し(ステ
ップ824)、当該沈み込み記憶デバイスに対応する沈
み込みチャネルビットマップ905に登録されているチ
ャネルへ接続要求を行う(ステップ825)。ステップ
821で沈み込んでいる記憶デバイスが無いと判明した
場合には、ステップ822〜825はスキップする。
【0025】前述のステップ825で接続要求を行った
後、I/O処理制御部501,502はI/O処理を行
っていた記憶デバイスの解放処理を行い(ステップ87
0)、最後に全チャネル201〜204に対してCU
BUSYを解除する(ステップ880)。この図5のフ
ローチャートでは、I/O処理終了後、一度全パス20
1a〜204aをCU BUSY状態にして起動を受け
付けないようにし、複数のチャネル201〜204の内
の特定チャネルを選択し、当該チャネルのみCU BU
SYを解除し接続要求を行う。図5の処理により、チャ
ネル初期起動や他のチャネルからの再起動は遅くなる
が、目的とするチャネルの再起動は優先的に受け付ける
ことができる。従って、チャネル201〜204の相互
間における性能の格差等に起因して特定の記憶デバイス
の報告要因が沈み込んだ場合に、沈み込んだ報告要因の
処理を救済することができる。
【0026】図7は、図1の構成の記憶制御装置301
におけるI/O処理制御部501、502のチャネル使
用状態を管理する方法の一例を示した概念図である。記
憶制御装置301はI/O処理制御部501、502に
よって共通にアクセスされる共通メモリ701を具備
し、この共通メモリ701にI/O処理制御部501、
502のチャネル201〜204の使用状態をそれぞれ
別のエリアに格納しておく。図7の例では、I/O処理
制御部501(502)の各々に対応したチャネル使用
状態フラグ701a(701b)は、それぞれ4ビット
の情報を持ち、左端のビットから順に、各ビットがチャ
ネル201〜204の各々に対応している。そして、ビ
ットが“1”の場合、当該ビットに対応するチャネルと
I/O処理制御部501(502)がI/O処理中であ
ることを示す。
【0027】例えばI/O処理制御部501がI/O処
理終了報告に引き続いて報告要因のある1チャネルに接
続要求を行うとき、I/O処理制御部501は共通メモ
リ701に格納されているI/O処理制御部502のチ
ャネル使用状態フラグ701bを参照することで、全チ
ャネル201〜204のなかでI/O処理制御部502
とI/O処理中のチャネルがあるかどうかを判断するこ
とができる。これにより、他チャネルよりも先に接続要
求を行っても無駄なI/O中のチャネルを認識すること
ができ、それ以外の接続要求の必要なチャネルを選択す
ることで、I/O中のチャネルへの無駄な接続要求を省
くことができる。尚、図7の共通メモリ701の代わり
として、外部的なレジスタに各I/O処理制御部のチャ
ネル使用状態を保持することもできる。
【0028】以上説明したように、本実施例の記憶装置
の入出力制御方法によれば、以下のような効果を得るこ
とができる。
【0029】(1)I/O処理終了報告の直後、たとえ
ば100μs以内、または、I/O処理終了報告を行う
前に報告要因のあるチャネル201〜204に対して接
続要求を送信することにより、チャネル201〜204
からの初期起動ばかりを受け付け、記憶制御装置301
の保持する要因を報告するための接続要求が沈み込むの
を防ぎ、チャネル再起動を優先して受け付けることがで
きる。
【0030】(2)上記(1)を実現しながら、複数の
チャネル201〜204のうちのある特定チャネルへの
報告要因の沈み込みを防ぐことができる。
【0031】(3)登録テーブル900によって報告要
因の沈み込みの有無を管理し、チャネル201〜204
への報告要因が沈み込んだと認識したときには、当該沈
み込みチャネル以外からの起動を一定時間抑え、その
間、優先的に当該沈み込みチャネルからの起動を受け付
けることができる。
【0032】(4)共通メモリ701にチャネル使用状
態フラグ701a〜701bを設定することにより、記
憶制御装置301は、I/O処理中ではないチャネルを
選んで効率良く接続要求を行うことができる。
【0033】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0034】たとえば、コンピュータシステムの構成は
前述の実施例に例示したものに限定されない。
【0035】
【発明の効果】本発明の記憶装置の入出力制御方法によ
れば、上位装置の初期起動ばかりが優先されて接続要求
による再起動が沈み込むのを防止することができる、と
いう効果が得られる。
【0036】また、複数の上位装置からの再起動をバラ
ンス良く受け付けることができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記憶装置の入出力制御
方法が実施されるコンピュータシステムの構成の一例を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である記憶装置の入出力制御
方法において、I/O処理終了報告をした後、記憶デバ
イスを解放状態にする前に報告要因のあるチャネルに対
して接続要求を行う処理方式を示すフローチャートであ
る。
【図3】図2において、周期的に報告要因のある複数チ
ャネルのうち特定チャネルを選択して接続要求を行う処
理方式を示したフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例である記憶装置の入出力制御
方法において、報告要因のあるチャネルを順番に選択し
て、I/Oの終了報告前に接続要求を行い起動を受け付
ける処理方式を示したフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例である記憶装置の入出力制御
方法において、記憶デバイス毎の報告要因に沈み込んだ
報告要因がある場合に、対応するチャネルに対しての
み、優先的にチャネル再起動を受け付けることを可能に
する処理方式を示したフローチャートである。
【図6】図5における報告要因沈み込み記憶デバイスを
検出し登録する登録テーブルの一例を示す概念図であ
る。
【図7】図1の記憶制御装置におけるI/O処理制御部
のチャネル使用状態を管理するための共通メモリの構成
の一例を示した概念図である。
【符号の説明】
101〜104…CPU、201〜204…チャネル
(上位装置)、301…記憶制御装置、401〜404
…チャネル中継部、501,502…I/O処理制御
部、601〜603…記憶デバイス、701…共通メモ
リ、701a〜701b…チャネル使用状態フラグ(記
憶手段)、800〜880…処理ステップ、900…登
録テーブル(検出手段)、901…デバイス番号、90
2…報告要因発生時刻、903…監視時間、904…沈
み込みフラグ、905…沈み込みチャネルビットマッ
プ、906…報告要因沈み込みデバイスビットマップ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置との間で授受されるデータが格
    納される複数の記憶デバイスと、前記上位装置と前記記
    憶デバイスとの間に介在し、前記上位装置と前記記憶デ
    バイスとの間における前記データの授受を制御する記憶
    制御装置とを含む記憶装置の入出力制御方法であって、
    入出力処理を行っていた前記上位装置に対して入出力処
    理終了報告を行った直後、または前記入出力処理終了報
    告を行う前に報告要因のある前記上位装置に対して接続
    要求を送信することを特徴とする記憶装置の入出力制御
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶装置の入出力制御方
    法において、報告要因のある前記上位装置のうち特定の
    前記上位装置に対して選択的に前記接続要求を送信する
    操作、 前記入出力処理を行っていた前記上位装置に対する入出
    力処理終了報告を行った後、前記報告要因のある前記上
    位装置のうち次に処理を受け付けたい前記上位装置に対
    しては前記記憶制御装置の使用中状態を解除して前記接
    続要求を送信し、その他の前記上位装置に対しては一定
    時間、前記記憶制御装置を使用中状態のままにして起動
    を抑止する操作、 の少なくとも一方の操作を実行することを特徴とする記
    憶装置の入出力制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記憶装置の入出力制御方
    法において、 前記記憶制御装置は複数の前記上位装置の各々における
    前記報告要因の処理遅延状況を検出する検出手段を備
    え、入出力処理を行っていた前記上位装置に対する入出
    力処理終了報告を行った後、前記報告要因のある前記上
    位装置のうち報告要因の処理が遅延している前記上位装
    置に対しては前記記憶制御装置の使用中状態を解除して
    接続要求を送信し、その他の前記上位装置に対しては一
    定時間、前記記憶制御装置を使用中状態のままにして起
    動を抑止する操作、 前記記憶制御装置は複数の入出力処理制御部を備え、各
    々の前記入出力処理制御部が入出力処理を独立に行う場
    合、複数の前記上位装置の各々と前記記憶制御装置との
    間におけるデータ転送経路の使用状態を記憶しておく記
    憶手段を持ち、前記記憶手段を参照することにより、入
    出力処理中でなく、かつ前記報告要因のある前記上位装
    置に対して接続要求を行う操作、 の少なくとも一方の操作を実行することを特徴とする記
    憶装置の入出力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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