JPH08305292A

JPH08305292A - 連続下げ札

Info

Publication number: JPH08305292A
Application number: JP12956295A
Authority: JP
Inventors: Tamotsu Miyamoto; 保宮本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-04-28
Filing date: 1995-04-28
Publication date: 1996-11-22

Abstract

(57)【要約】【目的】下げ札を各種商品へ効率よく取付けることが
でき、延いては作業性の大幅向上を図る。【構成】各下げ札１２に、価格、品質、サイズその他
各種情報を印刷する表示部１２Ａと、この表示部１２Ａ
に端部から突出する幅寸の狭い取付部１２Ｂと、この取
付部１２Ｂの端部に設けた止着部１２Ｃとを備え、搬送
シートから剥離された各下げ札１２の止着部１２Ｃを所
定の部位に止着することによって取付部１２Ｂがループ
状に閉じられた状態となり、この取付部１２Ｂで所望の
商品に吊り下げるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、各種商品に下げ札を
取り付けるために使用する連続下げ札に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】衣類その他の各種商品にタグ等のラベル
を取り付ける場合、糸又はピン等を用いて手作業でおこ
なっていたが、多くの時間と手間とを要していた。そこ
で、例えば略Ｔ字型等の形状を有しプラスチック樹脂で
できたラベルハンガを等間隔で多数まとめて取り付けた
ラベルハンガマガジンが提案・開発されている。また、
このラベルハンガマガジンからラベルハンガを一個ずつ
分離していくとともに、その分離されたラベルハンガを
ラベルの孔に挿入させるためラベル取付装置が各種開発
され使用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなラベル取付装置を用い、従来からあるラベルハンガ
を使用してラベルを取り付ける場合には、個別にラベル
を一枚ずつ取り出してきて、商品と合わせ持つように所
望の商品取り付け部位に固定し、このラベルと取り付け
部位とを貫通するようにラベルハンガを打ち込ませ、商
品へのラベル取り付けを行っているから、取り付け作業
に手間取るとともに多くの時間を要しており、作業能率
の低下をもたらしている。

【０００４】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、下げ札を各種商品へ効率よく取付けることができ、
延いては作業性の大幅向上を図ることが可能な連続下げ
札を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、この請求項１に記
載の発明は、手作業若しくは取り付け装置によって商品
に取り付ける下げ札を長尺状の搬送シートに剥離可能な
状態で複数設けた連続下げ札であって、前記各下げ札
に、価格、品質、サイズその他各種情報を印刷する表示
部と、この表示部に端部から突出する幅寸法の狭い取付
部と、この取付部の端部に設けた止着部とを備え、前記
剥離された各下げ札の止着部を所定の部位に止着するこ
とによって前記取付部がループ状に閉じられた状態とな
り、この取付部で所望の商品に吊り下げるように構成し
たものである。

【０００６】また、この請求項２に記載の発明は、各取
付部の長さが異なるように構成したものである。

【０００７】

【作用】この請求項１に係る連続下げ札は、表示部及び
この表示部に一体に設けた取付部を有する各下げ札を搬
送シートから剥離したのち、表示部と取付部の一部若し
くは取付部の一部どうしを手付けで若しくは専用の取付
装置で、止め着けてループ状部を形成するようになって
おり、このループ状部分を利用して適宜の商品に下げ札
として取り付けることができる。

【０００８】

【実施例】以下、この発明について添付図面を参照しな
がら説明する。図１はこの発明の第１実施例に係る連続
下げ札１を示す平面図であり、この連続下げ札１は、搬
送シート１１と、この搬送シート１１に剥離可能な状態
に取り付けた下げ札１２とから構成されており、この実
施例では手着けによって取り付けるようになっている
が、勿論適宜専用の取り付け装置を使用して機械的・自
動的に取り付けるように構成してもよい。

【０００９】搬送シート１１は、長尺薄手のシートのも
ので構成されており、表側（この図１において上面側）
には比較的粘着力が弱い粘着材が塗布され、各下げ札１
２を容易に剥離することができるようになっているとと
もに、裏面（この図１において下面側）は離型性を高め
た（離型剤を塗布してもよい）構成となっている。ま
た、適宜専用の取り付け装置を使用して機械的・自動的
に取り付ける場合には、この搬送シートに、各貼り着け
られた下げ札の位置確認をおこなうための位置検出手段
として、穴を側縁部に沿った搬送方向に多数適宜の間隔
で開口されているものや、黒色等に着色マークなどの位
置検出手段を付設するのが好ましい。

【００１０】下げ札１２は、矩形状であって所望の印刷
情報を印刷するための領域となる表示部１２Ａと、この
表示部１２Ａの一方の端部側に設けた細幅略Ｕ字形状の
取付部１２Ｂと、この取付部１２Ｂの端部に設けた止着
部１２Ｃとから構成されており、この止着部１２Ｃを表
示部１２Ａ側に止着して略ループ状部分を形成するよう
になっている。

【００１１】また、この止着部１２Ｃの表面（上面）に
は、表示部１２Ａに止着するため比較的粘着力の強い粘
着材が塗布されているが、逆に表示部１２Ａ側の止着部
１２Ｃとの貼り合わせ部位の方にその粘着材を塗布して
おくことも勿論可能である。また、さらに、熱融着する
場合には、融着に適した材料で形成しておけば、粘着材
の使用は必要ない。

【００１２】なお、この下げ札１２の形状としては、特
にこの図１に示すものに限定されるものではなく、例え
ば図４のように取付部１２Ｂが２本のものから構成され
るとともに、各取付部１２Ｂの先端側に止着部１２Ｃを
設けたものであってもよい。この場合には、図５に示す
ような状態で、所望の商品の適宜部分に取り付くように
なっている。また、さらにこの下げ札１２の形状として
は、図７に示すように、２本の取付部１２Ｂが極く僅か
の隙間を保持して接近するようにするとともに、互いに
反対方向に指向する半円形等の止着部１２Ｃを設けても
よい。この場合には、図８に示すような状態で、所望の
商品の適宜部分に取り付くようになっている。

【００１３】

【発明の効果】以上説明してきたように、この発明にか
かる連続下げ札よれば、表示部及びこの表示部に一体に
設けた取付部を有する各下げ札を搬送シートから剥離し
たのち、表示部と取付部の一部若しくは取付部の一部ど
うしを手付けで、若しくは適宜の取付装置によって止め
着けてループ状部を形成するようになっており、このル
ープ状部分を利用して適宜の商品に下げ札として取り付
けることができるから、わざわざラベルハンガを使用す
る必要がなく、誰でも簡単に商品へ下げ札が取り付けら
れ、実用上極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明にかかる連続下げ札を示す平面図。

【図２】図１に示す連続下げ札から剥離した下げ札を商
品に取り付けたとの状態を締め説明図。

【図３】図１に示す下げ札の断面図。

【図４】この発明にかかる他の連続下げ札を示す平面
図。

【図５】図４に示す連続下げ札から剥離した下げ札を商
品に取り付けたとの状態を締め説明図。

【図６】図４に示す下げ札の断面図。

【図７】この発明にかかるさらに他の連続下げ札を示す
平面図。

【図８】図７に示す連続下げ札から剥離した下げ札を商
品に取り付けたとの状態を締め説明図。

【図９】図７に示す下げ札の断面図。

【符号の説明】

１連続下げ札１１搬送シート１２下げ札１２Ａ表示部１２Ｂ取付部１２Ｃ止着部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】手作業若しくは取り付け装置によって商
品に取り付ける下げ札を長尺状の搬送シートに剥離可能
な状態で複数設けた連続下げ札であって、前記各下げ札に、価格、品質、サイズその他各種情報を
印刷する表示部と、この表示部に端部から突出する幅寸
法の狭い取付部と、この取付部の端部に設けた止着部と
を備え、前記剥離された各下げ札の止着部を所定の部位に止着す
ることによって前記取付部がループ状に閉じられた状態
となり、この取付部で所望の商品に吊り下げるように構
成したことを特徴とする連続下げ札。
【請求項２】各取付部の長さが異なるように構成した
ことを特徴とする請求項１に記載の連続下げ札。