JPH0830501B2 - 軸受固定装置 - Google Patents
軸受固定装置Info
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- JPH0830501B2 JPH0830501B2 JP63138503A JP13850388A JPH0830501B2 JP H0830501 B2 JPH0830501 B2 JP H0830501B2 JP 63138503 A JP63138503 A JP 63138503A JP 13850388 A JP13850388 A JP 13850388A JP H0830501 B2 JPH0830501 B2 JP H0830501B2
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- JP
- Japan
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- oil film
- bearing housing
- bearing
- receiving member
- thrust receiving
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/16—Arrangement of bearings; Supporting or mounting bearings in casings
- F01D25/162—Bearing supports
- F01D25/164—Flexible supports; Vibration damping means associated with the bearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/546—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
- F16C19/547—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
- F16C19/548—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
- F16C27/04—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
- F16C27/045—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/16—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
- F16C19/163—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
- F16C2360/24—Turbochargers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S384/90—Cooling or heating
- Y10S384/901—Floating bushing
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S384/00—Bearings
- Y10S384/90—Cooling or heating
- Y10S384/906—Antirotation key
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、軸受を固定する装置に関する。
〈従来の技術〉 従来の軸受固定装置としては、第3図に示すようなも
のがある(実開昭61−134536号公報参照)。
のがある(実開昭61−134536号公報参照)。
このものは、排気ターボチャジャのタービン軸を軸受
けする軸受を固定する装置に関する。
けする軸受を固定する装置に関する。
図において、軸受ハウジング1に固定された止め輪2,
3はタービン軸4に作用するスラスト力がタービン側又
はコンプレッサー側の何れか一方へ作用したき、その一
方に設けられた玉軸受5又は6が、該玉軸受5又は6を
保持する油膜ダンパ7又は8と共に押し込まれないよう
にするために、スプリング9に与える予圧を、スラスト
力より小さく設定できるように設けてある。
3はタービン軸4に作用するスラスト力がタービン側又
はコンプレッサー側の何れか一方へ作用したき、その一
方に設けられた玉軸受5又は6が、該玉軸受5又は6を
保持する油膜ダンパ7又は8と共に押し込まれないよう
にするために、スプリング9に与える予圧を、スラスト
力より小さく設定できるように設けてある。
〈発明が解決しようとする課題〉 本構造において、タービン軸にスラスト力が発生した
とき、該スラスト力は玉軸受及び油膜ダンパを介して止
め輪で受ける構造となっている。即ち、軸受ハウジング
に対するタービン軸のスラスト方向の位置決めは、止め
輪によって為される。
とき、該スラスト力は玉軸受及び油膜ダンパを介して止
め輪で受ける構造となっている。即ち、軸受ハウジング
に対するタービン軸のスラスト方向の位置決めは、止め
輪によって為される。
上記位置決めの精度が高く保たれないと図示されてい
ないタービン翼車及びコンプレッサー翼車とこれらを外
包するハウジングとのクリアランスを適正に保つことが
できず、過給機の性能が悪化してしまうので、位置決め
精度は高く保つ必要がある。
ないタービン翼車及びコンプレッサー翼車とこれらを外
包するハウジングとのクリアランスを適正に保つことが
できず、過給機の性能が悪化してしまうので、位置決め
精度は高く保つ必要がある。
しかしながら、上記止め輪によって位置決めを行う構
造では、高い精度を確保することは非常に困難である。
造では、高い精度を確保することは非常に困難である。
即ち、第4図に示されるように止め輪2(又は3)を
軸受ハウジング1に設けられた止め輪溝1aに確実に固定
するためには、図示された隙間が必要であり、該隙間を
微小にすると固定作業性が極度に悪化してしまう。した
がって、隙間の範囲にわたって止め輪の位置はばらつく
ことになり、位置決め精度を高く保つことができなくな
ってしまうという問題があった。
軸受ハウジング1に設けられた止め輪溝1aに確実に固定
するためには、図示された隙間が必要であり、該隙間を
微小にすると固定作業性が極度に悪化してしまう。した
がって、隙間の範囲にわたって止め輪の位置はばらつく
ことになり、位置決め精度を高く保つことができなくな
ってしまうという問題があった。
上記問題点を解決するために、第5図に示すように止
め輪を用いる代わりに、軸受ハウジング10に2本のピン
11,12を圧入して位置決めする構造が考えられる。本構
造によれば、軸受ハウジングに設けられるピン圧入用の
孔位置の精度が高く保たれるので、止め輪による固定方
式よりもはるかに容易で、しかもスラスト方向の位置決
めを精度よく行うことができる。
め輪を用いる代わりに、軸受ハウジング10に2本のピン
11,12を圧入して位置決めする構造が考えられる。本構
造によれば、軸受ハウジングに設けられるピン圧入用の
孔位置の精度が高く保たれるので、止め輪による固定方
式よりもはるかに容易で、しかもスラスト方向の位置決
めを精度よく行うことができる。
しかし、上記のピンによる位置決め構造にあっては、
第6図に示すように、例えばタービン側からコンプレッ
サー側にスラスト力が作用したときには、図示の方向に
タービン軸がモーメントを受けてタービン軸13が傾斜
し、タービン側の油膜ダンパ14の図示A部と、コンプレ
ッサー側の油膜ダンパ15の図示B部とが同時に軸受ハウ
ジング10に接触する。この時、スラスト力が加わらない
コンプレッサー側の玉軸受16の外輪16aはB部で軸受ハ
ウジング10から受ける反力により図示水平方向に戻り、
内輪16bとの間に第7図に示すようなミスアライメント
を生じ、正常な転動状態を維持することができず、耐久
性が著しく損なわれるという新たな問題が生じる。
第6図に示すように、例えばタービン側からコンプレッ
サー側にスラスト力が作用したときには、図示の方向に
タービン軸がモーメントを受けてタービン軸13が傾斜
し、タービン側の油膜ダンパ14の図示A部と、コンプレ
ッサー側の油膜ダンパ15の図示B部とが同時に軸受ハウ
ジング10に接触する。この時、スラスト力が加わらない
コンプレッサー側の玉軸受16の外輪16aはB部で軸受ハ
ウジング10から受ける反力により図示水平方向に戻り、
内輪16bとの間に第7図に示すようなミスアライメント
を生じ、正常な転動状態を維持することができず、耐久
性が著しく損なわれるという新たな問題が生じる。
尚、以上の問題は排気ターボチャージャに限らず回転
軸に連結される部材の軸方向の位置決め精度を厳しく要
求されるようなもので発生する問題である。
軸に連結される部材の軸方向の位置決め精度を厳しく要
求されるようなもので発生する問題である。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたも
ので、位置決め用に設けた部材と他部材との寸法関係の
設定により、上記問題点を解決した軸受固定装置を提供
することを目的とする。
ので、位置決め用に設けた部材と他部材との寸法関係の
設定により、上記問題点を解決した軸受固定装置を提供
することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本発明は、軸受ハウジング内の両端部にそれ
ぞれ油膜を介して浮動状態に設けられた油膜ダンパの各
外側端部にそれぞれ支持されている玉軸受と、これら両
軸受の外輪を、当該軸受に支持される回転軸の方向に沿
って互いに遠ざける方向に予圧を与えるスプリングと、
前記両油膜ダンパの中間に軸受ハウジングに対して軸方
向に位置決めされて設けられたスラスト受け部材とを含
んで構成すると共に、前記軸受ハウジングとスラスト受
け部材との隙間C1と、スラスト受け部材の軸方向の長さ
L1との比C1/L1が、前記軸受ハウジングと油膜ダンパと
の油膜を形成する隙間C2と、前記両油膜ダンパの外側端
面間距離L2との比C2/L2より小に設定した構成とする。
ぞれ油膜を介して浮動状態に設けられた油膜ダンパの各
外側端部にそれぞれ支持されている玉軸受と、これら両
軸受の外輪を、当該軸受に支持される回転軸の方向に沿
って互いに遠ざける方向に予圧を与えるスプリングと、
前記両油膜ダンパの中間に軸受ハウジングに対して軸方
向に位置決めされて設けられたスラスト受け部材とを含
んで構成すると共に、前記軸受ハウジングとスラスト受
け部材との隙間C1と、スラスト受け部材の軸方向の長さ
L1との比C1/L1が、前記軸受ハウジングと油膜ダンパと
の油膜を形成する隙間C2と、前記両油膜ダンパの外側端
面間距離L2との比C2/L2より小に設定した構成とする。
〈作用〉 かかる構成において一方向のスラスト力が加わると、
回転軸が傾斜し、これに伴いスラスト受け部材も傾斜し
てその両端縁が軸受ハウジングに接触するが、前記C1/L
1をC2/L2より小に設定した構成により、同一角度で傾斜
する一対の油膜ダンパが同時に軸受ハウジングに接触す
ることはなく、これにより、軸受の外輪が軸受ハウジン
グから強い反力を受けることがないので、外輪と内輪と
の位置関係が正常に保たれる。
回転軸が傾斜し、これに伴いスラスト受け部材も傾斜し
てその両端縁が軸受ハウジングに接触するが、前記C1/L
1をC2/L2より小に設定した構成により、同一角度で傾斜
する一対の油膜ダンパが同時に軸受ハウジングに接触す
ることはなく、これにより、軸受の外輪が軸受ハウジン
グから強い反力を受けることがないので、外輪と内輪と
の位置関係が正常に保たれる。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
一実施例の構成を示す第1図において、タービン軸21
は一対の玉軸受22,23に支持され、これら玉軸受22,23の
外輪22a,23aはそれぞれ、油膜ダンパ24,25の外側端部に
圧入して保持され、油膜ダンパ24,25はその外周側に油
膜を介して軸受ハウジング26内に受動状態に設けられて
いる。
は一対の玉軸受22,23に支持され、これら玉軸受22,23の
外輪22a,23aはそれぞれ、油膜ダンパ24,25の外側端部に
圧入して保持され、油膜ダンパ24,25はその外周側に油
膜を介して軸受ハウジング26内に受動状態に設けられて
いる。
前記油膜ダンパ24,25は両者の間に介装して取りつけ
られたスプリング27により、玉軸受22,23の外輪22a,23a
相互を遠ざける方向に予圧が付与されている。
られたスプリング27により、玉軸受22,23の外輪22a,23a
相互を遠ざける方向に予圧が付与されている。
また、同じく油膜ダンパ24,25の間には、スラスト受
け部材28が介装され、該スラスト受け部材28は、軸受ハ
ウジング26に固定されたピン29に係合して軸方向に対し
て位置決めされている。
け部材28が介装され、該スラスト受け部材28は、軸受ハ
ウジング26に固定されたピン29に係合して軸方向に対し
て位置決めされている。
さらに、タービン軸21には、一対の玉軸受22,23の内
輪22b,23bの間の部分に、軸受スペーサ30が嵌挿される
と共に、コンプレッサー側の玉軸受23の外側部分に遠心
力によって潤滑油を吹き飛ばす油切り部材31が嵌挿固定
される。
輪22b,23bの間の部分に、軸受スペーサ30が嵌挿される
と共に、コンプレッサー側の玉軸受23の外側部分に遠心
力によって潤滑油を吹き飛ばす油切り部材31が嵌挿固定
される。
尚、潤滑油は軸受ハウジング26に形成された給油口26
a,26bを介して油膜ダンパ24,25の外周面と軸受ハウジン
グ26内周面との隙間に供給され該隙間に油膜を形成して
油膜潤滑を行う。さらに油膜ダンパ24,25に形成された
給油孔24a,25aを介して油膜ダンパ24,25の内周側に流出
し、玉軸受22,23を潤滑した後、スラスト受け部材28に
形成された排油口28aから軸受ハウジング26外に排出さ
れる。
a,26bを介して油膜ダンパ24,25の外周面と軸受ハウジン
グ26内周面との隙間に供給され該隙間に油膜を形成して
油膜潤滑を行う。さらに油膜ダンパ24,25に形成された
給油孔24a,25aを介して油膜ダンパ24,25の内周側に流出
し、玉軸受22,23を潤滑した後、スラスト受け部材28に
形成された排油口28aから軸受ハウジング26外に排出さ
れる。
そして、前記軸受ハウジング26内周面とスラスト受け
部材28外周面との隙間C1と、スラスト受け部材28の軸方
向長さL1との比C1/L1を、軸受ハウジング26内周面と各
油膜ダンパ24,25の外周面との隙間C2と、油膜ダンパ24,
25の各外側端面間距離L2との比C2/L2より、小に設定し
てある。
部材28外周面との隙間C1と、スラスト受け部材28の軸方
向長さL1との比C1/L1を、軸受ハウジング26内周面と各
油膜ダンパ24,25の外周面との隙間C2と、油膜ダンパ24,
25の各外側端面間距離L2との比C2/L2より、小に設定し
てある。
次に、かかる構造におけるスラスト力発生時の作用を
説明する。
説明する。
例えば、第2図に示すようにタービン側からコンプレ
ッサー側にスラスト力が加わると、スラスト受け部材28
が片側(図示上側)にのみ設けたピン29によって軸方向
の動きを規制されるため、タービン軸21が一方向に傾斜
し、これに伴って一対の油膜ダンパ24,25及びスラスト
受け部材28も同方向に傾斜する。
ッサー側にスラスト力が加わると、スラスト受け部材28
が片側(図示上側)にのみ設けたピン29によって軸方向
の動きを規制されるため、タービン軸21が一方向に傾斜
し、これに伴って一対の油膜ダンパ24,25及びスラスト
受け部材28も同方向に傾斜する。
この場合、スラスト受け部材28は、その両端の中心軸
を挟んで反対側の端縁部がそれぞれ軸受ハウジング26に
図示C部と、D部とで接触し、この状態で傾斜角θが定
まる。
を挟んで反対側の端縁部がそれぞれ軸受ハウジング26に
図示C部と、D部とで接触し、この状態で傾斜角θが定
まる。
ここで、sinθ2・C1/L1の関係があり、このことと、
前記比の関係とにより、両油膜ダンパ24,25の外端面の
傾斜による軸の直角方向のずれ量Δrは、次式で示され
る関係が成り立つ。
前記比の関係とにより、両油膜ダンパ24,25の外端面の
傾斜による軸の直角方向のずれ量Δrは、次式で示され
る関係が成り立つ。
Δr=L2・sinθ =2・L2・C1/L1 <2・L2・C2/L2 =2C2 即ち、ずれ量Δrは軸受ハウジング26と油膜ダンパ2
4,25との隙間C2の2倍より小さいのであるから油膜ダン
パ24,25の外側端面が同時に軸受ハウジング26に接触す
ることはなく、したがって軸受ハウジング26から油膜ダ
ンパ24,225を介して玉軸受22,23に強い反力が加わるこ
とがない。
4,25との隙間C2の2倍より小さいのであるから油膜ダン
パ24,25の外側端面が同時に軸受ハウジング26に接触す
ることはなく、したがって軸受ハウジング26から油膜ダ
ンパ24,225を介して玉軸受22,23に強い反力が加わるこ
とがない。
この結果、軸受ハウジング26からの反力による外輪22
a,23aと内輪22b,23bとの間にミスアライメントを発生す
ることがないので、十分良好な耐久性を確保できる。
a,23aと内輪22b,23bとの間にミスアライメントを発生す
ることがないので、十分良好な耐久性を確保できる。
一方、丸棒であるピン29の直径と、軸受ハウジング26
に形成されるピン取りつけ孔29aの孔径との加工精度を
管理するだけで、止め輪を使用した場合に比較して、は
るかに容易にタービン軸21の軸方向の位置決めを高精度
に行うことができる。
に形成されるピン取りつけ孔29aの孔径との加工精度を
管理するだけで、止め輪を使用した場合に比較して、は
るかに容易にタービン軸21の軸方向の位置決めを高精度
に行うことができる。
そして、このようにタービン軸21が軸方向に高精度に
位置決めされることにより、排気ターボチャジャの性能
を良好に確保できる。
位置決めされることにより、排気ターボチャジャの性能
を良好に確保できる。
尚、本実施例では排気ターボチャジャの軸受の固定装
置について示したが、これ以外のもので回転軸の軸方向
の位置決め精度を厳しく要求されるものに本発明を適用
しても同様の効果が得られることは勿論である。
置について示したが、これ以外のもので回転軸の軸方向
の位置決め精度を厳しく要求されるものに本発明を適用
しても同様の効果が得られることは勿論である。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば回転軸の軸方向
の位置決め精度の向上と、玉軸受の耐久性向上とを同時
に満たすことができる。
の位置決め精度の向上と、玉軸受の耐久性向上とを同時
に満たすことができる。
第1図は本発明の一実施例に係る軸受固定装置の構成を
示す断面図、第2図は同上装置のスラスト力発生時の状
態を示す断面図、第3図は従来例に係る軸受固定装置の
構成を示す断面図、第4図は同上装置の一部拡大断面
図、第5図は別の従来例に係る軸受固定装置の構成を示
す断面図、第6図は同上装置のスラスト力発生時の状態
を示す断面図、第7図は同上装置のスラスト力発生時に
おける一部断面図である。 21……タービン軸、22,23……玉軸受、24,25……油膜ダ
ンパ、26……軸受ハウジング、27……スプリング、28…
…スラスト受け部材、29……ピン
示す断面図、第2図は同上装置のスラスト力発生時の状
態を示す断面図、第3図は従来例に係る軸受固定装置の
構成を示す断面図、第4図は同上装置の一部拡大断面
図、第5図は別の従来例に係る軸受固定装置の構成を示
す断面図、第6図は同上装置のスラスト力発生時の状態
を示す断面図、第7図は同上装置のスラスト力発生時に
おける一部断面図である。 21……タービン軸、22,23……玉軸受、24,25……油膜ダ
ンパ、26……軸受ハウジング、27……スプリング、28…
…スラスト受け部材、29……ピン
Claims (1)
- 【請求項1】軸受ハウジング内の両端部にそれぞれ油膜
を介して浮動状態に設けられた油膜ダンパの各外側端部
にそれぞれ支持されている玉軸受と、これら両軸受の外
輪を、当該軸受に支持される回転軸の方向に沿って互い
に遠ざける方向に予圧を与えるスプリングと、前記両油
膜ダンパの中間に軸受ハウジングに対して軸方向に位置
決めされて設けられたスラスト受け部材とを含んで構成
すると共に、前記軸受ハウジングとスラスト受け部材と
を隙間C1と、スラスト受け部材の軸方向の長さL1との比
C1/L1が、前記軸受ハウジングと油膜ダンパとの油膜を
形成する隙間C2と、前記両油膜ダンパの外側端面間距離
L2との比C2/L2より小に設定したことを特徴とする軸受
固定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138503A JPH0830501B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 軸受固定装置 |
US07/360,794 US4983050A (en) | 1988-06-07 | 1989-06-02 | Bearing supporting arrangement |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138503A JPH0830501B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 軸受固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01307518A JPH01307518A (ja) | 1989-12-12 |
JPH0830501B2 true JPH0830501B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=15223650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63138503A Expired - Fee Related JPH0830501B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 軸受固定装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4983050A (ja) |
JP (1) | JPH0830501B2 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0430954B1 (de) * | 1988-07-01 | 1992-05-06 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur erzeugung einer vorzugsweise steuerbaren axialen gegenkraft an einer durch eine axialkraft axial verschiebbaren rotierenden welle |
JP3604431B2 (ja) * | 1994-12-13 | 2004-12-22 | 光洋精工株式会社 | 転がり軸受の予圧付与装置 |
US5713672A (en) * | 1996-11-06 | 1998-02-03 | Lu; Sheng-Nan | Positioning pivot |
EP1353041A1 (de) * | 2002-04-12 | 2003-10-15 | ABB Turbo Systems AG | Turbolader mit Mittel auf der Welle zur axialen Sicherung der besagten Welle beim Bersten des Verdichterrades |
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