JPH08304871A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH08304871A
JPH08304871A JP7109627A JP10962795A JPH08304871A JP H08304871 A JPH08304871 A JP H08304871A JP 7109627 A JP7109627 A JP 7109627A JP 10962795 A JP10962795 A JP 10962795A JP H08304871 A JPH08304871 A JP H08304871A
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strobe
light emission
light
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flash
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Ryuichi Kobayashi
小林竜一
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    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/16Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、予備発光等の先行発光時に記憶し
た適正発光量を基準として自動段階露光(ABE)を行
うカメラを提供する。 【構成】 Xe管14の放電停止回路61は比較器66
の出力とマイコン68の出力MEMO_OUTとORゲ
ート38の出力とによって制御される。予備発光時には
Xe管14から発した光量がPD(フォトダイオード)
16の発生電流の積分値としてA/D変換器65を介し
てマイコン68に入り記憶される。ABE時にはD/A
変換器67に設定した設定値に該積分値が達していれば
比較器66の出力がハイとなり、また、被写体で反射し
たストロボ光がフィルム面で反射してPD11に入射す
るとコンデンサ34の放電電荷に応じてTr33のコレ
クタ電圧が減少し、D/A変換器32に設定した値(適
正露光量)になると比較器36の出力がハイとなって発
光停止回路61により発光停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストロボ装置の発光量を
段階的に変化させることによって自動段階露光撮影を行
うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影毎に露出条件を自動的に少しずつず
らしていく自動段階露光(オートブラケッティング)撮
影をできるカメラが近年になって開発され、この形式の
カメラは写真技術についてかなりの知識を有したいわゆ
るハイアマチュアの人々やプロカメラマンに好評を以て
迎えられている。
【0003】自動段階露光を行うための露光可変方式に
は、現在のところ、以下の二つの方式が知られている。
【0004】(1)第一の方式は、例えば特開平3−2
9930号公報に開示されているように、段階露光撮影
を行う各駒毎にストロボの発光量を段階的に変化させ
る、いわゆる照射光量可変方式である。すなわち、該公
報に開示されているように、ストロボ光を被写体に照射
し、その反射光の測光値の積分量が所定のISO感度光
量に達していたらストロボの発光を停止させることによ
り被写体輝度を調整する照明光量調整方式(調光量可変
方式)である。
【0005】(2)第二の方式は、ストロボ装置の発光
量は一定に保ち、撮影光学系の絞りの開口量を変化させ
てフィルムに対する露光量を段階的に変化させる絞り可
変方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の公知の2方式に
はそれぞれ次のような欠点があった。
【0007】(1)前述の第一の方式では、激しく動く
被写体を撮影する場合のように、該被写体の姿勢や画角
が撮影駒毎に変わると該被写体からの反射光量が変化し
てしまうため、撮影毎に該被写体からの反射光の測定値
に基づいてストロボ発光の停止を行っていると、結果的
に所定の段階露光が不可能になる。
【0008】また、被写体が遠方にあってストロボ装置
の最大発光量でも該被写体を適正に照明できない場合に
は、段階露光を設定しても被写体を適正に照明できない
以上、段階露光も不可能になる。
【0009】(2)前述の第二の方式では、絞りの変化
によって被写体の露光条件を段階的に変化させるので、
この方式の段階露光を行う場合には被写体深度や「ぼ
け」等を利用する撮影技法を駆使した写真を撮影するこ
とはできなくなる。
【0010】また、この方式の場合には、撮影開始前に
被写体までの距離を測定(もしくは推定)するとともに
被写体の輝度に基づいて絞りの開口量を設定した上、撮
影者が該距離および絞りの値に対応した適正なストロボ
発光量を設定しなければならないので撮影開始前の設定
操作が煩雑であり、非常に使いにくいカメラとなる。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、前述した従来技術に内
在する欠点を持たない段階露光撮影可能なカメラを提供
することである。以下には本発明の目的を請求項毎に記
載する。
【0012】請求項1の発明の目的は、「ストロボ光を
照射しない時の被写体輝度を測定する測光手段と、該測
光手段による測光結果に基づいて非ストロボ撮影時の露
出条件とストロボ撮影時の露出条件とを決定する露出条
件決定手段と、ストロボ光発光時の被写体輝度を検出す
るストロボ発光時被写体輝度検出手段と、ストロボ発光
量を検出するストロボ発光量検出手段と、ストロボ装置
の発光制御を行うストロボ制御手段と、を有しているカ
メラにおいて、該ストロボ制御手段は、第一回目のスト
ロボ発光時のストロボ発光量検出結果に基づいて適正露
光に必要な適正発光量を決定する適正発光量決定手段
と、該適正発光量を記憶する手段と、該適正発光量を基
準として一回の撮影毎に所定の露出段数だけずらしたス
トロボ段階発光を行わせる段階発光制御手段と、を有し
ていることを特徴とするカメラ」を提供することであ
る。
【0013】請求項2の発明の目的は、「ストロボ光を
照射しない時の被写体輝度を測定する測光手段と、該測
光手段による測光結果に基づいて非ストロボ撮影時の露
出条件とストロボ撮影時の露出条件とを決定する露出条
件決定手段と、ストロボ光発光時の被写体輝度を検出す
るストロボ発光時被写体輝度検出手段と、ストロボ発光
量を検出するストロボ発光量検出手段と、ストロボ装置
の発光制御を行うストロボ制御手段と、を有しているカ
メラにおいて、該ストロボ制御手段は、ストロボ撮影の
実施に先立って被写体に対して予備発光をストロボ装置
に行わせる予備発光制御手段と、該予備発光による発光
量の検出結果に基づいて適正露光に必要な適正発光量を
決定する適正発光量決定手段と、該適正発光量を記憶す
る適正発光量記憶手段と、該記憶手段に記憶させた該適
正発光量を基準として一回の撮影毎に所定の露出段数だ
けずらしたストロボ段階発光を行わせる段階発光制御手
段と、を有していることを特徴とするカメラ」を提供す
ることである。
【0014】請求項3の発明の目的は、「請求項1又は
2の構成を有するカメラにおいて、該ストロボ段階発光
における発光量が該ストロボ装置の最大発光量よりも大
きな値である時に警告を行う警告手段が設けられている
ことを特徴とするカメラ」を提供することである。
【0015】請求項4の発明の目的は、「請求項1又は
2の構成を有するカメラにおいて、該ストロボ段階発光
における発光量が該ストロボ装置の最大発光量よりも大
きな値である時に段階露光撮影を禁止する手段が設けら
れていることを特徴とするカメラ」を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために請求項1の発明は、「ストロボ光を照射しな
い時の被写体輝度を測定する測光手段と、該測光手段に
よる測光結果に基づいて非ストロボ撮影時の露出条件と
ストロボ撮影時の露出条件とを決定する露出条件決定手
段と、ストロボ光発光時の被写体輝度を検出するストロ
ボ発光時被写体輝度検出手段と、ストロボ発光量を検出
するストロボ発光量検出手段と、ストロボ装置の発光制
御を行うストロボ制御手段と、を有しているカメラにお
いて、該ストロボ制御手段は、第一回目のストロボ発光
時のストロボ発光量検出結果に基づいて適正露光に必要
な適正発光量を決定する適正発光量決定手段と、該適正
発光量を記憶する手段と、該適正発光量を基準として一
回の撮影毎に所定の露出段数だけずらしたストロボ段階
発光を行わせる段階発光制御手段と、を有していること
を特徴とするカメラ」を提供する。
【0017】本発明のカメラによれば、該記憶手段に記
憶された該適正発光量を基準として一回の撮影毎に所定
の露出段数だけずらしたストロボ段階発光が行われる。
【0018】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、「ストロボ光を照射しない時の被写体輝度を測定す
る測光手段と、該測光手段による測光結果に基づいて非
ストロボ撮影時の露出条件とストロボ撮影時の露出条件
とを決定する露出条件決定手段と、ストロボ光発光時の
被写体輝度を検出するストロボ発光時被写体輝度検出手
段と、ストロボ発光量を検出するストロボ発光量検出手
段と、ストロボ装置の発光制御を行うストロボ制御手段
と、を有しているカメラにおいて、該ストロボ制御手段
は、ストロボ撮影の実施に先立って被写体に対して予備
発光をストロボ装置に行わせる予備発光制御手段と、該
予備発光による発光量の検出結果に基づいて適正露光に
必要な適正発光量を決定する適正発光量決定手段と、該
適正発光量を記憶する適正発光量記憶手段と、該記憶手
段に記憶させた該適正発光量を基準として一回の撮影毎
に所定の露出段数だけずらしたストロボ段階発光を行わ
せる段階発光制御手段と、を有していることを特徴とす
るカメラ」を提供する。
【0019】本発明のカメラによれば、撮影に先立って
行われるストロボの予備発光により決定された適正発光
量に基づいて段階露光撮影時のストロボ発光量が定めら
れるので、確実に段階露光撮影を行うことができる。
【0020】前記課題を解決するために請求項3の発明
は、「請求項1又は2の構成を有するカメラにおいて、
該ストロボ段階発光における発光量が該ストロボ装置の
最大発光量よりも大きな値である時に警告を行う警告手
段が設けられていることを特徴とするカメラ」を提供す
る。
【0021】本発明のカメラによれば、ストロボ装置の
最大発光量を越える段階発光が必要な時には段階露光撮
影不可能であることを撮影者に知らせるので、撮影失敗
を未然に防止することができる。
【0022】前記課題を解決するために請求項4の発明
は、「請求項1又は2の構成を有するカメラにおいて、
該ストロボ段階発光における発光量が該ストロボ装置の
最大発光量よりも大きな値である時に段階露光撮影を禁
止する禁止手段が設けられていることを特徴とするカメ
ラ」を提供する。
【0023】本発明のカメラによれば、ストロボ装置の
最大発光量を越える段階発光が必要な時にはカメラ自身
が段階露光撮影を行わないので、撮影者は失敗写真の撮
影を行う危険性を回避できる。
【0024】
【実施例】以下に図を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0025】<実施例1>図1〜図6を参照して本発明
の第一の実施例について説明する。
【0026】先ず、図6を参照して本発明のカメラの機
械的構造の概要について説明する。
【0027】図6において、1はカメラ本体、2はカメ
ラ本体1に着脱自在に装着されるストロボ装置、3はカ
メラ本体1と一体化しもしくは着脱自在に装着された撮
影レンズ、4はフィルム、5はシャッター、6はペンタ
ゴナルダハミラー、7はピント板、8はハーフミラーで
構成されたメインミラー、9はサブミラー、10は集光
レンズ、11はストロボ光による被写体輝度を検出する
ための調光用フォトダイオード、12は測光用フォトダ
イオード、13はファインダー接眼レンズ、14はキセ
ノン放電管等から成る発光管、15は反射笠、16は閃
光発光量測定用フォトダイオード、である。なお、これ
らの機械的構造は従来公知のカメラの構造と同じであ
る。
【0028】撮影準備状態では、主被写体からの光線は
撮影レンズ3、メインミラー8、ペンタゴナルダハミラ
ー6、接眼レンズ13を通ってカメラ使用者の眼に入
る。同時にピント板7で散乱された光線の一部が測光用
フォトダイオード12に入射して該ダイオードの出力に
より主被写体の輝度が測定される。また、一部の光線は
メインミラー8を透過してサブミラー9で反射した後、
集光レンズ10を透過してフォトダイオード11に入射
する。
【0029】次いで、撮影時にはメインミラー8が図6
(b)のように上昇し、主被写体からの光線は撮影レン
ズ3を通った後にシャッター5の開口を通ってフィルム
4に入射し、撮影露光が行われる。また、一部の光線は
フィルム4の表面で反射した後に集光レンズ10を介し
て調光用フォトダイオード11に入射する。
【0030】次に図1を参照して前記カメラ本体1とス
トロボ装置2とに内蔵されている電気的構成要素につい
て説明する。
【0031】図1において、1はカメラ本体であり、2
はストロボ装置である。
【0032】以下には先ず、カメラ本体1内の電気的構
成について説明する。
【0033】17はカメラ本体1に搭載されているマイ
クロコンピュータ(以下にはカメラマイコンと略記す
る)、18は測光用フォトダイオード12(図6)の出
力に基づいて被写体の輝度を測定する測光回路、19は
カメラ本体1に設けられた不図示の表示器及びファイン
ダー内表示などの表示を制御する表示回路、20はメイ
ンミラー8を昇降させるミラー駆動回路、21は撮影レ
ンズ3内に設けられた不図示の絞り装置を駆動する絞り
駆動回路、22はシャッター5を制御するシャッター制
御回路、23はフィルムの巻上げ及び巻き戻しを制御す
るフィルム給送制御回路、24はカメラ本体1に設けら
れた不図示のシャッターレリーズボタンの第一ストロー
クの押し下げ操作に連動してオンになるスイッチ(以下
にはSW1と記載する)、25は該SW1の信号を増大
するためのプルアップ抵抗、26は該シャッターレリー
ズボタンの第二ストロークの押し下げ操作に連動してオ
ンとなるスイッチ(以下にはSW2と略記する)、27
はSW2の信号を増大するためのプルアップ抵抗、28
はストロボ装置2のプリ発光を行わせる時に操作される
不図示のプリ発光ボタンの操作に連動してオンとなるス
イッチ(以下にはSWPREと略記する)、11はスト
ロボ装置2の発光時に被写体の輝度を測定するための調
光用フォトダイオード、30は演算増幅器31に並列接
続されていて該演算増幅器31とともに対数圧縮回路を
構成しているダイオード、33は該対数圧縮回路の出力
により駆動されるトランジスタ、32は該トランジスタ
33の出力電流をカメラマイコン17からの信号に応じ
て設定するD/A変換器、34はトランジスタ33のコ
レクタ電流の電荷を蓄積する調光用コンデンサ、35は
カメラマイコン17からの信号によってオンとなった時
に該コンデンサ34を短絡することにより該コンデンサ
34の蓄積電荷を放出させて該コンデンサをリセットさ
せるアナログスイッチ、36は該コンデンサ34の蓄積
電荷による電圧(すなわちトランジスタ33のコレクタ
電圧)を基準電圧源37の基準電圧と比較するコンパレ
ータ、40は警告用表示器としてのLED(発光ダイオ
ード)、39は該LED40に対する電流を制限する電
流制限抵抗、41はシャッター5の先幕の走行が完了し
たことに応じてオンとなるX接点、である。
【0034】ダイオード30と演算増幅器31とから成
る対数圧縮回路はフォトダイオード11の出力電流を対
数圧縮した出力を発生してトランジスタ33を駆動する
ようになっており、トランジスタ33のエミッタ電流は
D/A変換器32により可変設定されるようになってい
る。
【0035】カメラマイコン17は内部にシリアル通信
回路を有するとともに、シリアルクロック出力ポートS
CLK、シリアルデータ入力ポートSIN、シリアルデ
ータ出力ポートSOUT、入力ポートCCC_IN、P
SWPRE、PSW1、PSW2、出力ポートPWLE
D、STSP_EN、FSTART、DA_OUT、を
有し、ポートSCLK及びSIN並びにSOUTはカメ
ラ本体1とストロボ装置2との装着部に設けられた信号
伝送用端子42〜44を介してストロボ装置2内のマイ
コン68(以下にはストロボマイコンと略記する)のポ
ートSCLK及びSOUT並びにSINにそれぞれ接続
されている。
【0036】42はカメラマイコン17からストロボマ
イコン68にクロック信号を伝送するための端子、43
はストロボマイコン68からカメラマイコン17へデー
タ伝送を行うための端子、44はカメラマイコン17か
らストロボマイコン68へデータ伝送を行うための端
子、である。
【0037】また、カメラ本体1とストロボ装置2との
装着部には、カメラ本体1内のORゲート38の出力を
ストロボ装置2内の回路に伝送するための端子45、カ
メラマイコン17の入力ポートCCC_INにストロボ
装置2内の回路の出力信号を伝送するための端子47、
カメラ本体1内のX接点41の出力をストロボ装置2内
の回路に伝送するための端子46、カメラ本体1とスト
ロボ装置2とを接地するためのグランド端子48、等が
設けられている。
【0038】次に、同図を参照してストロボ装置2内の
電気的構成要素について説明する。
【0039】68はカメラマイコン17との間でシリア
ルデータ通信を行うとともにストロボ装置2内の回路の
制御を行うストロボマイコン、49はストロボ装置2内
に装填される電池、50はストロボ装置2に設けられた
電源スイッチ、51は電池49の出力電圧を更に昇圧し
た出力を発生するDC−DCコンバータ、52は逆流防
止用ダイオード、53は後述する発光管(キセノン放電
管)14のための発光用電荷を蓄積するためのメインコ
ンデンサ、54及び55は該コンデンサ53の充電電圧
を検出するための電圧検出用分圧抵抗、57は該検出用
分圧抵抗により検出された充電電圧を基準電圧源56の
電圧と比較するコンパレータ、59は該コンパレータ5
7の出力により点灯される充電完了(充完)表示用のL
ED、58は該LED59の電流制限用抵抗、14はキ
セノン放電管等から成る発光管、60は該発光管14の
放電を開始させるためのトリガ回路、61は該発光管1
4の放電を停止させるための発光停止回路、63は演算
増幅器62に並列に接続されていて該演算増幅器62と
ともに積分回路を構成しているコンデンサ、64はスト
ロボマイコン68の出力信号によってオンされた時に該
コンデンサ63を短絡させて該積分回路をリセットさせ
るアナログスイッチ、16は前記したように発光管14
の発光量を検出するためのフォトダイオード(演算増幅
器62の入力端子に接続されている)、65は演算増幅
器62とコンデンサ63とで構成される積分回路の出力
をA/D変換してストロボマイコン68に入力させるA
/D変換器、67はストロボマイコン68の出力信号を
D/A変換するD/A変換器、66は前記積分回路の出
力とD/A変換器67の出力とを比較して結果をストロ
ボマイコン68に入力するコンパレータ、である。
【0040】ORゲート69、ANDゲート70及び7
1、インバータ76から成る論理回路は、ストロボマイ
コン68の出力信号及びコンパレータ66の出力信号並
びにカメラ本体1内のORゲート38の出力とに基づい
て発光停止回路61を制御する機能を持った発光停止制
御回路を構成している。
【0041】75はワンショットパルスを出力するワン
ショット回路、72はORゲート、73及び74はAN
Dゲート、77〜79はインバータであり、これらはス
トロボマイコン68の出力信号とカメラ本体1内のOR
ゲート38の出力とX接点41の出力とによって制御さ
れるとともに発光管トリガ回路61を制御するようにな
っている。
【0042】ストロボマイコン68には、カメラマイコ
ン17との間でシリアルデータ通信を行うための入出力
ポートSCLK、SOUT、SINのほかに、ストロボ
装置2内の回路を制御するための以下のポートが設けら
れている。
【0043】すなわち、FR_STARTはアナログス
イッチ64をオン/オフさせる信号を出力するポート、
ADINはA/D変換器65の出力を取り入れる入力信
号ポート、FRCOMPはコンパレータ66の出力信号
が入力されるポート、DAF_OUTはD/A変換器6
7に与える信号を出力する出力ポート、MEMO_OU
Tはインバータ76とANDゲート70とに入力を与え
るための出力ポート、PRE_OUTはインバータ79
とANDゲート74とに入力信号を与えるための出力ポ
ート、である。
【0044】図2はストロボマイコン68の動作を示し
たフローチャートであり、図3はカメラマイコン17の
動作を示したフローチャートである。
【0045】以下には、先ず、図1及び図2を参照して
ストロボマイコン68の動作について説明する。
【0046】電源スイッチ50が投入されると、電池4
9がDC−DCコンバータ51に接続されてストロボ回
路に電気的エネルギーが供給されるとともにストロボマ
イコン68にも不図示の給電回路により電気的エネルギ
ーが供給されて該マイコン68が図2の(100)から
動作を開始する。
【0047】(101):ポートPRE_OUT、ポー
トFR_START、ポートMEMO_OUTに0を出
力する。
【0048】ポートFR_STARTに0を出力すると
アナログスイッチ64がオンになり、積分コンデンサ6
3の両端を短絡し、積分コンデンサ63に蓄積されてい
る電荷を0にする。
【0049】ポートPRE_OUT、ポートMEMO_
OUTに0を出力することでストロボマイコン68を初
期化する。この状態をストロボ装置の「通常発光モー
ド」と称する。
【0050】(102):送信レジスタに0をセットす
る。
【0051】(103):カメラマイコン17から通信
されるのを待つ。カメラマイコン17が1バイトデータ
転送をしたい場合、送信レジスタに送信したいデータを
ストアして、カメラマイコン17内のシリアル通信回路
を起動する。すると、シリアル通信回路はシリアルクロ
ック端子42からの8クロック信号に同期して送信レジ
スタのデータを1ビットずつSOUT出力にデータを送
り出す。この時、ストロボマイコン68内のシリアル通
信回路はシリアルクロック端子42を通して伝送される
シリアルクロックに同期してシリアルデータ端子44を
通してポートSINカメラマイコン17からのデータを
受信レジスタに取り込む。同時にストロボマイコン68
は内部の送信レジスタのデータをカメラマイコン17の
シリアルクロックに同期して送り出し、カメラマイコン
17はシリアルデータ端子43を通してポートSINか
ら取り込む。このようにして、シリアル通信1回ごと
に、双方の送信レジスタにある8ビットのデータがお互
いの受信レジスタに転送され、お互いにデータを交換す
る。
【0052】(104):カメラマイコン17から受信
したデータをレジスタAに転送する。
【0053】(105):レジスタAが00Hに等しい
ときは(106)に分岐。
【0054】(106):これはストロボマイコン68
の初期化のコマンド。(101)と同様にポートを初期
化してストロボマイコンを「通常発光モード」に設定し
て(102)に戻る。
【0055】(107):レジスタAが01Hに等しい
時は(108)に分岐。
【0056】(108):これはストロボマイコン68
の最大ガイドナンバー送信要求のコマンド。最大ガイド
ナンバーを送信レジスタにセットする。ここでは説明の
ため、最大ガイドナンバーが32であるとする。ガイド
ナンバー32のコードは以下の表1では30Hなので、
30Hを送信レジスタにセットする。
【0057】
【表1】
【0058】(109):シリアル通信待ちをする。デ
ータがカメラマイコン17に転送されたら(102)に
戻る。
【0059】(110):レジスタAが02Hに等しい
時は(111)に分岐。
【0060】(111):これはストロボマイコン68
の予備発光準備要求のコマンド。ポートFR_STAR
Tに1を出力し、アナログスイッチ64をオフにしてコ
ンデンサ63を積分可能状態にする。また、ポートPR
E_OUTに1を出力し、ポートMEMO_OUTに0
を出力してストロボマイコン68の状態を予備発光モー
ドに切り換えた後、すぐに(102)に戻る。
【0061】(112):レジスタAが03Hに等しい
時は(113)に分岐。
【0062】(113):これはストロボマイコン68
の予備発光終了要求のコマンド。予備発光の発光量に対
応するフォトダイオード16の電流が積分コンデンサ6
3に充電され、該コンデンサ63の電圧が演算増幅器6
2の出力にあらわれるのでA/D変換器65を介して取
り込む。
【0063】(114):A/D変換した電圧値をガイ
ドナンバーに換算する。例えば予備発光でガイドナンバ
ー16の光量だけ発光したなら28Hを与える。
【0064】(115):ガイドナンバーをレジスタP
GNRに格納する。
【0065】(116):ポートFR_STARTに0
を出力し、アナログスイッチ64をオンしてコンデンサ
63に蓄積された電荷を0にする。また、PRE_OU
Tに0を出力し、ポートMEMO_OUTに0を出力。
ストロボ装置の状態を通常発光モードに戻して(10
2)に戻る。
【0066】(117):レジスタAが04Hに等しい
時、(118)に分岐。
【0067】(118):これはストロボマイコン68
の予備発光ガイドナンバー送信要求のコマンド。予備発
光したガイドナンバーが格納されているレジスタPGN
Rの値を送信レジスタにセットする。
【0068】(119):シリアル通信待ちをする。デ
ータがカメラマイコン17に転送されたら(102)に
戻る。
【0069】(120):レジスタAが05Hに等しい
時は(121)に分岐。それ以外のデータは誤送信なの
で(102)へ戻る。
【0070】(121):ストロボマイコン68の設定
ガイドナンバー発光準備要求コマンド。送信レジスタに
0をセットする。
【0071】(122):カメラマイコン17からのデ
ータ送信待ちをする。データ送信があったら(123)
へ。
【0072】(123):受信したガイドナンバーを電
圧値に変換。D/A変換器67に設定する。
【0073】(124):ポートFR_STARTに1
を出力し、アナログスイッチ64をオフにしてコンデン
サ63を積分可能状態にする。また、PRE_OUTに
0を出力するとともにポートMEMO_OUTに1を出
力し、ストロボ装置の状態をガイドナンバー発光モード
に切り換えて(102)に戻る。
【0074】ストロボマイコンは以上の動作を行い、カ
メラマイコン17から通信されたコマンドに従って動作
する。
【0075】次に、図3のフローチャートと図1を参照
してカメラマイコン17の動作を説明する。
【0076】不図示のカメラ本体の電源スイッチが投入
されることで、カメラマイコン17はリセット(20
0)から動作を開始する。まず、通常の閃光撮影につい
て説明する。
【0077】(201):ポートSTSP_ENに1を
出力することにより発光スタート・ストップ信号端子4
5に1を出力する。ポートFSTARTに0を出力して
アナログスイッチ35をオンさせる。フラグPREOK
をクリアし、レジスタAFBに00Hをストアする。ポ
ートPWLEDに0を出力して警告用LEDを消灯す
る。
【0078】(202):カメラマイコン17内の送信
レジスタに00Hをセット。
【0079】(203):ストロボマイコン68とシリ
アル通信を1バイト行う。これによってストロボマイコ
ンは「通常発光モード」に設定される。
【0080】(204):ポートPSW1の状態を判別
し、SW1がオンなら(206)へ、オフなら(20
5)へ。
【0081】(205):ポートPSWPREの状態を
判別。SWPREがオンならば(206)へ、オフなら
ば(204)に戻る。SW1、SWPREがオフならば
(204)と(205)を繰り返し実行するので、この
ループを回りながらカメラが操作されるまで待ち続け
る。撮影者がカメラ本体1を主被写体に向けてレリーズ
釦を第1ストロークまで押し込むと、SW1がオンす
る。SW1がオンされると(206)に制御が移る。
【0082】(206):測光回路18を起動し、被写
体の明るさを測光してEV値に変換する。
【0083】(207):ポートCCC_INの状態が
ハイならば(208)へ分岐。ポートCCC_INは充
完(充電完了)信号端子47を介してストロボ装置のメ
インコンデンサ53の充電状態を検出する。電源スイッ
チ50がオンされると電池49がDC/DCコンバータ
51に接続され、DC/DCコンバータ51は閃光発光
に必要な電圧を発生する。ダイオード52を介してDC
/DCコンバータ51の電圧がメインコンデンサ53に
充電される。該スイッチ50の投入当初はメインコンデ
ンサ53に電荷が充電されていないので充完検知用分圧
抵抗54及び55で分圧された電圧も充完検知用基準電
圧源56の電圧より低い。従って充完検知用コンパレー
タ57の出力はロウレベルとなり充完表示LED59は
消灯している。時間が経過するにしたがってDC/DC
コンバータ51はメインコンデンサ53に充電を続け、
該コンデンサ53の電圧は閃光発光に十分な電圧にな
る。このとき、充完検知用分圧抵抗54及び55で分圧
された電圧も充完検知用基準電圧源56の電圧よりも高
くなるように充完検知用分圧抵抗54及び55の抵抗値
と充完検知用基準電圧源56の電圧を設定してあるの
で、充完検知用コンパレータ57の出力がハイに反転す
る。従って充完表示LED59に電流が流れ、充完表示
LED59が点灯する。以下のフローチャートでは、充
電が完了して充完信号端子47がハイになっている場合
を先ず説明する。
【0084】(208):EF(ストロボ撮影のための
露出量決定)演算。(207)で得られた測光値から閃
光撮影に適切な絞り値とシャッター秒時を演算する。例
えば、シャッター秒時は、シャッターが全開する同調秒
時、絞りはF4にすれば、周辺光の暗いときの閃光撮影
が可能である。また、外光の明るさに従ってシャッター
秒時と絞り値が変化するような閃光撮影用プログラム線
図を用いることも可能である。
【0085】(209):SWPREの状態判別。オフ
ならば(210)へ。
【0086】(210):(208)で演算した絞り値
とシャッター秒時を表示する。
【0087】(211):SW2の状態を判別。オフな
らば(204)から(210)までを繰り返し実行し、
SW1オンの間は被写体の明るさを測光し、適切な絞り
値とシャッター秒時を刻々と測光及び演算し、且つ表示
する。ここで撮影者が露光するためにレリーズ釦をさら
に押し込んでSW2をオンすると(211)から(21
2)に進む。
【0088】(212):ミラー駆動回路20を駆動。
ミラー8をアップさせて撮影可能状態にする。
【0089】(213):(208)で演算された絞り
値まで絞りを駆動する。
【0090】(214):充完信号端子47の状態判
別。いまメインコンデンサ53が充完している状態なの
で充完信号端子47はハイだから(215)へ。
【0091】(215):閃光撮影設定サブルーチンを
コールする。(閃光撮影設定サブルーチンのフローチャ
ートは図4に示されている。)閃光撮影設定サブルーチ
ンがコールされると、図4の閃光撮影設定(300)に
制御が移る。
【0092】(301):フラグPREOKが(20
1)でクリアされているので(302)へ。
【0093】(302):D/A変換器32のしきい値
設定。D/A変換器32に不図示のISO設定部材より
設定されたフィルム4のISO感度に対応したしきい値
を設定する。設定値の詳しい説明は(217)で行う。
【0094】(303):送信レジスタに00Hセット
する。
【0095】(304):1バイトシリアル通信する。
ストロボマイコン68はこの通信を受け取って、ストロ
ボ装置を通常発光モードに設定する。
【0096】(305):FSTARTに1を出力して
アナログスイッチ35をオフする。いままでアナログス
イッチ35はオンであったので調光量積分用コンデンサ
34は放電された状態である。従ってコンパレータ36
の負入力は電源電圧と同じで基準電圧源37より高いの
でコンパレータ36はロウを出力する。
【0097】(306):リターンでメインのルーチン
(図3のフローチャート)の(216)に戻る。
【0098】(216):ポートSTSP_ENをロウ
に引き落とす。コンパレータ36の出力もロウなので発
光スタート・ストップ信号端子45にはロウが出力され
る。
【0099】(217):シャッター制御でシャッター
先幕を走行させ、(218)で演算された時間だけフィ
ルムを露光する。
【0100】シャッター5の先幕が走行を終わると、X
接点41がオンする。
【0101】ストロボ装置内ではストロボマイコン68
のポートPREOUTが(304)でロウにセットされ
るのでインバータ79の出力はハイ、発光スタート・ス
トップ信号端子45は(216)でロウになっているの
でインバータ77の出力もハイとなる。また、X接点4
1がオンしてX同調信号端子46がロウに落ちるとイン
バータ78の出力がハイに切り替わり、ANDゲート7
3の出力がハイ、ORゲート72の出力もハイに切り替
わるのでワンショット回路75は一定時間ハイを出力
し、トリガー回路60を起動して閃光発光用キセノン管
14の発光を開始させる。キセノン管14の発光した閃
光が被写体を照明し、反射光が撮影レンズを通してフィ
ルム面に露光されると、閃光調光用フォトダイオード1
1はそのフィルム面の反射光を測光し、光の強さに応じ
た電流を生じる。
【0102】対数圧縮回路の演算増幅器31の出力Vop
は閃光調光用フォトダイオード11に発生する光電流を
spc とすると、(1)式で表される。
【0103】
【数1】
【0104】q:電子の電荷 k:ボルツマン定数
T:絶対温度 IS :トランジスタのコレクタ飽和電流 Vc :閃光調光用フォトダイオード11のアノード側の
基準電圧 DAコンバータの出力電圧をVDAとすると、トランジス
タ33に流れる電流ICE
【0105】
【数2】
【0106】となる。
【0107】式(1)、(2)により
【0108】
【数3】
【0109】になる。したがってD/A変換器32の出
力が18mVのN倍だけVC より下がると充電電流は2
のN乗倍になる。
【0110】アナログスイッチ35がオフになってから
t秒後のトランジスタ33のコレクタ電圧Vcol
(3)式となる。
【0111】
【数4】
【0112】C:調光量積分用コンデンサ34の容量
CC:電源電圧 時間の経過とともにトランジスタ33のコレクタの電圧
col が下がってゆき、基準電圧源37の出力電圧より
低くなると、コンパレータ36の出力はロウからハイに
反転する。この信号はORゲート38、発光スタート・
ストップ信号端子45を通ってストロボ装置のANDゲ
ート71に入る。ポートMEMO_OUTの出力はロウ
なのでインバータ76の出力はハイになっている。した
がってANDゲート71の出力もハイに反転し、ORゲ
ート69を通って発光停止回路61を駆動し、閃光発光
用キセノン管14の発光を停止する。
【0113】ここでD/A変換器32の出力をVC ボル
トとし、フィルム面に0.1 lux・secの光が当
たった時にコンパレータ36の出力が反転するように調
光量積分用コンデンサ34の容量及び基準電圧源37の
電圧を設定すると、ISO100のフィルムに対して閃
光を適量だけ発光させることができる。たとえばD/A
変換器32の出力をVC +19mVに設定した場合、フ
ィルム面に0.2 lux・secの光が照射されたと
きに閃光の発光を停止させる。これはISO50のフィ
ルムの適正光量に相当する。
【0114】また、D/A変換器32の出力をVC −1
9mVに設定した場合はフィルム面に0.05 lux
・secの光が照射されたときに閃光の発光を停止させ
る。これはISO200のフィルムの適正光量に相当す
る。
【0115】このようにして、フィルムのISO感度に
対応した閃光撮影の露光量を与えることができる。
【0116】(208)で演算された時間だけフィルム
を露光するとシャッター5の後幕を走行させ(218)
へ。
【0117】(218):ポートSTSP_EN=1で
閃光発光信号をハイにする。適正光量がフィルムに照射
されていれば、ORゲート38の出力はハイのまま変わ
らないが、被写体距離が大きいなどでストロボ装置がフ
ル発光しても適正光量がフィルムに照射されなかったと
きはここでハイに切り替わる。
【0118】ポートFSTART=0にすることにより
調光量積分用コンデンサ34に蓄積されていた電荷を放
電する。
【0119】(219):給送回路23を起動しフィル
ム4を1駒巻き上げ、シャッター5をチャージする。
【0120】(220):フラグPREOKのフラグを
チェック。(201)で0になっているから(204)
へ戻る。
【0121】以上のようにして通常の閃光撮影を行うこ
とができる。
【0122】つぎに、AE撮影(ストロボ不使用の自動
露出制御撮影)の場合のカメラマイコン17の動作につ
いて説明する。
【0123】撮影者がストロボ装置2を装着しなかった
り、ストロボ装置2の電源スイッチ50をオンにしなか
ったりすると、充完信号端子47がロウになる。
【0124】この場合、撮影者がレリーズ釦を押し込み
SW1をオンすると、(206)で測光し、(207)
から(221)へ進む。
【0125】(221):WLEDに0を出力して警告
用LEDを消灯させる。AE撮影時は警告しない。
【0126】(222):AE演算。測光調光に基づい
て絞り値、シャッター秒時を演算する。
【0127】(210):演算した絞り値、シャッター
秒時を表示する。
【0128】(211):SW2がオンしていなければ
(206)から(210)を繰り返し実行し、測光及び
演算並びに表示を繰り返す。SW2がオンされると(2
12)でミラーアップ、(213)で絞り込みを行い、
(214)から(223)に進む。
【0129】(223):ポートSTSP_EN=1。
(201)で設定されているが再度1に設定する。これ
で、発光スタート・ストップ信号端子45はハイのまま
である。
【0130】(217):シャッター駆動。(222)
で演算したシャッター秒時だけフィルムを露光する。X
接点41がオンになっても発光スタート・ストップ信号
端子45はハイなのでANDゲート73の出力はロウの
ままとなり、従ってストロボ装置2は発光しない。以
後、フィルムの巻き上げを行い(204)へ戻る。
【0131】このようにして、ストロボ装置を使用しな
い撮影もできる。
【0132】次に、本発明のカメラにおける重要機能で
ある閃光ブラケット撮影の場合のカメラマイコン17の
動作を説明する。
【0133】メインコンデンサ53が充完に達している
ときに撮影者が予備発光スイッチSW_PREをオンす
ると(205)から(206)へ進む。
【0134】(206):測光を行い、(207)から
(208)へ行きEF演算する。
【0135】(209):SWPREがオンなので(2
24)に進んで予備発光サブルーチンをコールする。予
熱発光サブルーチンのフローチャートは図5である。予
備発光サブルーチンがコールされると、図5の(40
0)に制御が移る。
【0136】(401):送信レジスタに02Hをセッ
トする。
【0137】(402):ストロボマイコン68に送信
する。ストロボマイコン68は02Hを受信すると、ポ
ートPRE_OUT=1、ポートMEMO_OUT=0
として、ストロボマイコンは回路を予備発光に設定、ポ
ートFR_START=1でアナログスイッチ64をオ
フにする。
【0138】(403):D/A変換器32のしきい値
設定。D/Aコンバータにフィルム感度のISOに相応
した値をセットする。このとき、上記フィルム反射でI
SO100はVc に設定したが、予備発光の時にはフォ
トダイオード11はフィルム面反射でなくサブミラー9
で反射した光を受けるのでその差分を補正する必要があ
る。また、予備発光時は絞りは開放状態にあり、実際の
撮影では(208)で演算された絞り値に絞り込まれる
ので、その絞り込み段数分の差も補正する必要がある。
例えば、予備発光で調光センサ11に入射する光量が実
際の撮影時のフィルム面反射の4倍とすると、Vc +3
6mVに設定する。このようにして、予備発光で光路や
絞り値が異なっても閃光はフィルム面で適正になる光量
に制御される。
【0139】(404):ポートFSTART=1にす
ることによりアナログスイッチ35をオフにして照射光
量の積分を開始する。
【0140】(405):ポートSTSP_EN=0を
出力して発光スタート・ストップ信号端子45をロウに
落とす。
【0141】ストロボマイコンは予備発光モードになっ
ているのでPRE_OUTが1、従って発光スタート・
ストップ信号端子45がロウになるとANDゲート74
がハイになり、ORゲート72を介してトリガー回路6
0を駆動し、閃光発光用キセノン管14を発光させる。
【0142】発光した閃光は被写体を照明。反射光が撮
影レンズ3、主ミラー8を通してサブミラー9に入射す
る。閃光調光用フォトダイオード11はそのサブミラー
の反射光を測光し、光の強さに応じた電流を生じる。閃
光が適正量発光されるとコンパレータ36がハイに反転
し、発光スタート・ストップ信号端子45をハイに立ち
あげるのでANDゲート71がハイ、ORゲート69も
ハイになり発光停止回路61を駆動し、閃光発光用キセ
ノン管14の発光を停止させる。
【0143】ストロボ装置2の閃光発光量測定用フォト
ダイオード16が閃光量に応じた電流を発生すると、発
生した電流の電荷は積分コンデンサ63を充電していく
ので演算増幅器62の出力は積分コンデンサ63の充電
電荷量に比例した値となる。例えば、このストロボ装置
がガイドナンバー32でフル発光した時に演算増幅器6
2の出力が2Vになるように設定したとすると、ガイド
ナンバー16で発光した場合は演算増幅器62の出力は
1V、ガイドナンバー8では0.5Vになる。
【0144】(406):ストロボ装置が発光するに充
分な時間(10ms)だけ待つ。
【0145】(407):ポートSTSP_EN=1に
して発光スタート・ストップ信号端子45をハイに戻
す。
【0146】(408):送信レジスタに03Hセッ
ト。
【0147】(409):ストロボマイコン68とシリ
アル通信。ストロボマイコンはカメラマイコン17から
のコマンド03Hを受けて演算増幅器62の出力をA/
D変換する。コンデンサ63の電圧のA/D変換値をス
トロボマイコンはガイドナンバーに変換してレジスタP
GNRにストアし、通常発光モードに戻る。
【0148】(410):送信レジスタに01Hセッ
ト。
【0149】(411):ストロボマイコン68とシリ
アル通信。
【0150】(412):最大発光ガイドナンバーをス
トロボマイコン68から読み出してレジスタMXGNR
にストア。
【0151】(413):送信レジスタに04Hセッ
ト。
【0152】(414):ストロボマイコン68とシリ
アル通信。
【0153】(415):予備発光ガイドナンバーをス
トロボマイコン68から読み出してレジスタPGNRに
ストア。
【0154】(416):ポートFSTART=0。コ
ンデンサ34に蓄積された電荷を放電する。
【0155】(417):MXGNR−PGNRを計算
する。
【0156】(418):MXGNR−PGNRが1段
より小さければ、1段オーバーのブラケット露光には閃
光量がたりないので(419)へ進む。
【0157】(419):フラグPREOKに0をセッ
トする。
【0158】(420):WLEDに1を出力して警告
用LEDを点灯させる。すなわち、予備発光したため閃
光ブラケット撮影できないことを警告する。
【0159】(421):リターンでメインフローの
(210)に戻る。
【0160】そして、これ以後にSW2をオンしてもい
ままで説明した通常の閃光撮影を行う。
【0161】一方、(418)でMXGNRが1段以上
大きければ1段オーバーのブラケット(段階露光)が可
能なので(422)へ進む。
【0162】(422):フラグPREOKに1をセッ
ト。予備発光が成功したことを記録するフラグである。
【0163】(423):ポートWLEDに0を出力。
警告表示は点灯しない。
【0164】(424):リターンでメインのフローに
戻る。
【0165】以上のようにして、予備発光を行い、スト
ロボ装置が発光した光量をガイドナンバーで得ることが
できる。なお、本実施例では予備発光量を適正光量発光
するように構成したが、もちろん、より少ない光量、例
えば16分の1の光量で調光し、得られたガイドナンバ
ーを16倍にして適正量を求めることも可能である。
【0166】予備発光サブルーチンの(421)からメ
インルーチンの(210)に戻った場合は、(210)
で表示。(211)でレリーズ釦の第2ストロークSW
2を判別する。
【0167】撮影のためSW2がオンされると(21
2)へ進み、(212)でミラーアップを行い、(21
3)で絞りを絞り込み、(214)で(215)へ分岐
して閃光撮影設定サブルーチンをコールする。
【0168】閃光撮影設定サブルーチンでは以下の動作
を行う。
【0169】(301):フラグPREOKが1なので
(307)に分岐する。
【0170】(307):送信レジスタに05Hをセッ
ト。
【0171】(308):ストロボマイコン68とシリ
アル通信。ストロボマイコンは次の通信待ちに入る。
【0172】(309):レジスタAFBの値判別。
【0173】(201)で0に設定されているので(3
01)へ。
【0174】(310):送信レジスタにPGNR−1
段をセット。
【0175】(311):ストロボマイコン68とシリ
アル通信。
【0176】ストロボマイコン68に予備発光したガイ
ドナンバーの1段低い値を送信する。ストロボマイコン
68は受信したデータを電圧値に変換してD/A変換器
67に設定する。つまり、予備発光でA/D変換した電
圧の半分の値をD/A変換器67に出力させる。
【0177】(312):PRE_OUT=0、ポート
MEMO_OUT=1にして、ガイドナンバー発光モー
ドにする。
【0178】(306):リターンでメインフローの
(216)に戻る。
【0179】メインフローの(216)に戻ってからは
以下の動作を行う。
【0180】(216):ポートSTSP_ENを0に
する。
【0181】(217):シャッター駆動をする。
【0182】シャッター先幕が走行完了すると、X接点
41がオンになる。
【0183】通常の閃光撮影と同様に発光スタート・ス
トップ信号端子45がロウになることで、ANDゲート
73及びORゲート72がハイになり、トリガー回路6
0が駆動されて閃光発光用キセノン管14が発光を開始
する。今回はFSTARTが0のままであるのでフィル
ム面の反射光によって発光スタート・ストップ信号端子
45はハイにならない。そのかわり、ストロボ装置の閃
光発光量測定用フォトダイオード16がキセノン管14
の発光量を測光し、フォトダイオード16の発生電流の
電荷が積分コンデンサ63に蓄積していく。そして、演
算増幅器62の出力がコンパレート電圧出力用D/A変
換器67の出力と等しくなるとコンパレータ66の出力
が反転し、ANDゲート70、ORゲート69がハイに
なって発光停止回路61を駆動して閃光発光用キセノン
管14の発光を停止させる。この結果、カメラマイコン
17が(310)で設定したガイドナンバー分だけスト
ロボ装置の発光が行われる。設定したガイドナンバーが
適正値よりも1段低い値なのでフィルムは1段アンダー
で露光される。
【0184】フィルム巻き上げ後、フラグPREOKが
1なので(220)から(225)に進む。
【0185】(225):レジスタAFBの値を判定。
0だから(226)へ。
【0186】(226):レジスタAFBを1増やす。
【0187】(227):充完信号端子47が1になる
まで待つ。つまり、メインコンデンサ53が充完するま
で待って(212)へ戻る。
【0188】このようにして予備発光後のレリーズで
は、自動的に連続して露光が行われる。2駒目のミラー
アップ、絞り込み後は再び閃光撮影設定サブルーチンへ
進む。
【0189】今回はメインルーチンの(226)にてレ
ジスタAFBが1になっているからサブルーチンでは
(313)から(314)へ進む。
【0190】(314):送信レジスタにレジスタPG
NRの値をセットし、ガイドナンバーを予備発光と同量
に設定する。
【0191】この結果、ストロボ装置は2駒目は予備発
光と同量だけ発光する。したがって、適正光量でフィル
ム露光される。同様に、3駒目はミラーアップ(21
2)、絞り込み(213)を経て(214)で(21
5)に分岐、閃光撮影設定サブルーチンに入り、(31
3)まで進み、レジスタAFBが2になってから(31
5)へ分岐する。
【0192】(315):送信レジスタにPGNR+1
段をセットし、ガイドナンバーを予備発光より1段多く
設定する。
【0193】従ってストロボ装置は3駒目は予備発光よ
りも1段大きなガイドナンバーで発光する。したがっ
て、1段オーバーにフィルム露光される。
【0194】(225)でレジスタAFBが2になって
いるので(228)へ分岐する。つまり、3駒連続の閃
光ブラケット撮影が行われると(228)に分岐する。
【0195】(228):フラグPREOK=0予備発
光のフラグをクリア、レジスタAFBを00Hに設定、
通常の閃光撮影モードに戻る。
【0196】このようにして、第1の実施例において
は、予備発光の発光量に基づいて撮影時のストロボ装置
の光量が決定され、その後、レリーズ釦を押し込むこと
で三駒連続に閃光撮影される。このとき、フィルムは撮
影順に1段アンダー、適正、1段オーバーに露光される
ことになる。こうして1段ごとの閃光ブラケット撮影を
行うことができる。また、予備発光で得られた発光量に
基づいて演算した1段オーバーの発光量がストロボ装置
の最大発光量より大きい場合には事前に撮影者に警告を
行い、閃光ブラケット撮影を禁止することができる。
【0197】本実施例では、1段ごとのブラケットを行
ったが、もちろん2分の1段、3分の1段などでも可能
であり、また、その段数をユーザーが設定するようにも
構成可能である。さらに、露光の順番もアンダー、適
正、オーバーの順に限らず、適正、オーバー、アンダー
の順あるいは適正、アンダー、オーバーなどの順で構成
することも可能である。
【0198】また、本実施例のカメラでは、予備発光を
レリーズ釦とは別のスイッチにて行うように構成した
が、もちろんレリーズ釦の第1ストローク、あるいは第
2ストロークにて発光するようにも構成可能である。
【0199】<実施例2>図7〜図11を参照して第2
の実施例を説明する。以下には第1の実施例と異なる部
分について説明する。
【0200】図7は第2の実施例のカメラの回路図であ
る。第1の実施例と同じ機能の素子には同じ番号がふっ
てある。
【0201】本実施例のストロボ装置の回路では、第1
実施例の構成からゲート71、72、73、78が削除
されるとともに新たにANDゲート80が追加される一
方、ストロボマイコン68はPRE_OUTのポートが
削除された構成となっている。
【0202】また、カメラ側の回路では、第1実施例の
構成から抵抗39とLED49が廃止され、演算増幅器
36の出力がカメラマイコン17に入力されるように接
続され、出力ポートPWLEDが削除されて新たに入力
ポートCOMP_ENDが追加された構成となってい
る。
【0203】まず、ストロボマイコン68の動作を図8
のフローチャートに従い説明する。ストロボ装置2のス
イッチ50による電源投入に応じてストロボマイコン6
8は図8のリセット(500)から動作を開始する。
【0204】(501):ポートFR_START及び
ポートMEMO_OUTに0を出力する。ポートFR_
STARTに0を出力するとアナログスイッチ64がオ
ンになり、積分コンデンサ63の両端を短絡し、積分コ
ンデンサ63に蓄積されている電荷は0になる。ポート
MEMO_OUTに0を出力することで回路を初期化す
る。
【0205】この状態をストロボ装置の「発光記憶モー
ド」と呼ぶ。
【0206】(502)から(509)までは第1の実
施例の図2の(102)〜(109)までの動作と同じ
動作であるから記載を省略する。
【0207】(511):これはストロボマイコン68
のメイン発光記憶準備要求のコマンド。ポートFR_S
TARTに1を出力しアナログスイッチ64をオフにし
てコンデンサ63を積分可能状態にする。また、ポート
MEMO_OUTに0を出力、ストロボマイコン68の
状態を発光記憶モードに切り換えて(502)に戻る。
【0208】(512):レジスタAが03Hに等しい
時は(513)に進む。
【0209】(513):これはストロボマイコン68
のメイン発光記憶終了要求のコマンド。メイン発光して
フォトダイオード16の発生電流により積分コンデンサ
63に充電された電荷に応じた電圧が演算増幅器62の
出力にあらわれるので、A/D変換器65でA/D変換
して取り込む。
【0210】(514):A/D変換した電圧値をガイ
ドナンバーに換算する。例えば予備発光でガイドナンバ
ー16の光量だけ発光したなら28Hを与える。
【0211】(515):ガイドナンバーをストロボマ
イコン68のレジスタPGNRに格納する。
【0212】(516):ポートFR_STARTに0
を出力し、アナログスイッチ64をオンしてそれまでコ
ンデンサ63に蓄積されていた電荷を放電する。
【0213】また、ポートMEMO_OUTに0を出力
してストロボマイコンの状態を発光記憶モードに切り換
えた後、すぐに(502)に戻る。
【0214】(517):レジスタAが04Hに等しい
時は(518)に進む。
【0215】(518):これはストロボマイコンの予
備発光ガイドナンバー送信要求のコマンド。予備発光し
たガイドナンバーが格納されているレジスタPGNRの
値を送信レジスタにセットする。
【0216】(519):シリアル通信待ちをする。デ
ータがカメラマイコン17に転送されたら(502)に
戻る。
【0217】(520):レジスタAが05Hに等しい
時は(521)に進む。それ以外のデータは誤送信なの
で(502)へ戻る。
【0218】(521):ストロボマイコンの設定ガイ
ドナンバー発光準備要求コマンド。送信レジスタに0を
セットする。
【0219】(522):カメラマイコン17からのデ
ータ送信待ちをする。データ送信があったら(523)
へ。
【0220】(523):受信したガイドナンバーを電
圧値に変換、D/A変換器67に設定する。
【0221】(524):ポートFR_STARTに1
を出力。アナログスイッチ64をオフにして積分回路を
積分可能状態にする。また、ポートMEMO_OUTに
1を出力してストロボマイコンの状態をガイドナンバー
発光モードに切り換えた後、(502)に戻る。
【0222】ストロボマイコンは以上の動作を行い、カ
メラマイコン17から通信されたコマンドに従って動作
する。
【0223】次に図9のフローチャートに従いカメラマ
イコン17の動作を説明する。
【0224】不図示のカメラの電源が投入されること
で、カメラマイコン17は図9のリセット(600)か
ら動作を開始する。まず、通常の閃光撮影について説明
する。
【0225】(601):ポートSTSP_ENに1を
出力し、発光スタート・ストップ信号端子45に1を出
力する。また、ポートFSTARTに0を出力してアナ
ログSW35をオンさせる。レジスタAFBに00Hを
ストアする。
【0226】(602):カメラマイコン17内の送信
レジスタに00Hをセット。
【0227】(603):ストロボマイコン68とシリ
アル通信を1バイト行う。これによって、ストロボマイ
コンは発光記憶状態に設定される。
【0228】(604):PSW1の状態の判別を繰り
返し実行する。このループを回りながらカメラが操作さ
れるまで待ち続ける。SW1がオンされると(605)
に制御が移る。
【0229】(605):測光回路18を起動し、被写
体の明るさを測光してEV値に変換する。
【0230】(606):充完信号端子47の状態判
別。ポートCCC_INの状態がハイならば(607)
へ分岐し、ロウならば(608)へ進む。
【0231】(607):メインコンデンサ53が充完
していればEF演算。すなわち、(607)で得られた
測光値から閃光撮影に適切な絞り値とシャッター秒時を
演算する。
【0232】(608):メインコンデンサ53が充完
していなければAE演算を行い、測光値から適正な絞り
値、シャッター秒時を演算する。
【0233】(609):(608)で演算した、絞り
値とシャッター秒時を表示器に表示する。
【0234】(610):レリーズ釦の第2ストローク
に応じてSW2のチェック。SW2オンするまでは(6
04)から(610)までを繰り返し実行し、SW1オ
ンの間は被写体の明るさを測光し、適切な絞り値、シャ
ッター秒時を刻々と演算表示する。
【0235】ここで撮影者がレリーズ釦をさらに押し込
み、SW2をオンするとカメラマイコン17は(61
0)から(611)に進む。
【0236】(611):ミラー駆動回路20を駆動
し、ミラーをアップさせて撮影可能状態にする。
【0237】(612):(607)か(608)で演
算された絞り値まで絞りを絞り込む。
【0238】(613):充完信号端子47の状態判
別。メインコンデンサ53が充完していなければ(61
4)へ分岐する。
【0239】(614):ポートSTSP_EN=1に
する。(601)で設定されているが再度1に設定す
る。従って発光スタート・ストップ信号端子45(OR
ゲート38の出力)はハイのまま保持される。
【0240】(615):シャッター駆動を行い、(6
08)で演算したシャッター秒時だけフィルムを露光す
る。X接点41がオンになっても発光スタート・ストッ
プ信号端子45がハイなのでANDゲート73の出力は
ロウのままであり、従ってストロボ装置は発光しない。
【0241】(616):フィルム巻き上げを行い(6
04)へ戻る。AE撮影は以上のように行われる。
【0242】(613)で充完信号端子47がハイなら
ば(617)へ進み、閃光撮影設定サブルーチンをコー
ルする。
【0243】閃光撮影設定サブルーチンがコールされる
と図10の(700)から制御が始まる。
【0244】(701):AFBレジスタの判別。(6
01)で0になっているので(702)へ。
【0245】(702):送信レジスタに02Hセット
する。
【0246】(703):ストロボマイコン68と1バ
イトシリアル通信する。ストロボマイコンはこの通信を
受け取ってストロボマイコン68は発光記憶準備状態に
入る。
【0247】(704):D/A変換器32のしきい値
設定。D/A変換器32に不図示のISO設定部材より
設定されたISO感度に対応した値よりも1段オーバー
の値を設定する。
【0248】(705):FSTARTに1を出力して
アナログSW35をオフする。いままでアナログSW3
5はオンであったので調光量積分用コンデンサ34は電
荷をクリアされた状態である。従ってコンパレータ36
の負入力は電源電圧と同じで基準電圧源37より高いた
め、コンパレータ36はロウを出力する。
【0249】(706):リターン。メインルーチンの
(618)に戻る。
【0250】(618):ポートSTSP_ENをロウ
に引き落とす。コンパレータ36の出力もロウなので発
光スタート・ストップ信号端子45にはロウが出力され
る。
【0251】(619):シャッターを駆動してシャッ
ター5を走行させ、(607)で演算された時間だけフ
ィルムを露光する。シャッター5の先幕が走行を終わる
と、X接点41がオンする。発光スタート・ストップ信
号端子45は(618)でロウになっているのでインバ
ータ77の出力もハイ、X接点41がオンしてX同調信
号端子46がロウに落ちるとインバータ78の出力がハ
イに切り替わり、ANDゲート80の出力がハイに切り
替わるのでワンショット回路75は一定時間ハイを出力
し、トリガー回路60を起動して閃光発光用キセノン管
14を発光させる。発光した閃光が被写体を照明し、反
射光が撮影レンズを通してフィルム面に当たる。閃光調
光用フォトダイオード11にはそのフィルム面の反射光
が入射し、該ダイオード11には入射光の強さに応じた
電流が生じる。演算増幅器31の出力で駆動されるトラ
ンジスタ33のコレクタ電流は最初は大きいがコンデン
サ34が放電されるのに伴って下がってゆき、コレクタ
電圧が基準電圧源37の出力電圧より低くなると、コン
パレータ36の出力はロウからハイに反転する。この信
号はORゲート38、発光スタート・ストップ信号端子
45を通って、ストロボ装置のANDゲート71に入
る。この時、ストロボマイコン68のポートMEMO_
OUTの出力はロウなのでインバータ76の出力はハイ
になっている。したがってANDゲート71の出力もハ
イに反転し、ORゲート69を通って発光停止回路61
を駆動し、適正値よりも1段オーバーの露光をフィルム
に与えた時点で閃光発光用キセノン管14の発光を停止
する。ストロボ装置の発光量は閃光発光量測定用フォト
ダイオード16の発生電流を積分回路で積分することに
より行われる。そして、(608)で演算された時間だ
けフィルムを露光するとシャッター後幕を走行させた
後、(620)へ進む。
【0252】(620):STSP_EN=1とするこ
とによりORゲート38の出力をハイにする。適正光量
がフィルムに露光されていれば、ORゲート38の出力
はハイのまま変わらないが、被写体距離が大きいなどで
ストロボ装置がフル発光しても適正光量がフィルムに露
光されないときはここでハイに切り替わる。
【0253】(621):給送回路23を起動しフィル
ムを1駒巻き上げ、シャッターをチャージする。
【0254】(622):AFBレジスタの値をチェッ
ク。(601)で00Hに設定されているので(62
3)へ。
【0255】(623):AFBレジスタの値をチェッ
ク。00Hなので(624)へ。
【0256】(624):サブルーチン発光量読み込み
をコールする。
【0257】サブルーチン発光量読み込みがコールされ
ると、図11の(800)から実行開始する。
【0258】(801):送信レジスタに03H設定。
【0259】(802):ストロボマイコン68とシリ
アル通信。ストロボマイコンはコマンド03Hを受けて
演算増幅器62の出力をA/D変換する。
【0260】演算増幅器62はストロボ装置の発光量に
比例した電圧を発生する。電圧のA/D変換値をストロ
ボマイコンはガイドナンバーに変換してレジスタPGN
Rにストアした後、通常モードに戻る。
【0261】(803):送信レジスタに01Hセッ
ト。
【0262】(804):ストロボマイコンとシリアル
通信。
【0263】(805):最大発光ガイドナンバーをス
トロボマイコンから読み出してレジスタMXGNRにス
トア。
【0264】(806):送信レジスタに04Hセッ
ト。
【0265】(807):ストロボマイコンとシリアル
通信。
【0266】(808):記憶したメイン発光ガイドナ
ンバーをストロボマイコンから読み出してレジスタPG
NRにストア。
【0267】(809):リターン。メインフローチャ
ート(図9)の(625)へ進む。
【0268】(625):COMP_ENDポートをチ
ェックし、コンパレータ36の出力を調べる。もしロウ
のままならば、(626)へ分岐する。予め設定した1
段オーバーまで発光量が達しなかったので閃光ブラケッ
ト撮影を中止する。
【0269】(626):FSTART=0にして積分
コンデンサ34に蓄積した電荷を放電し、AFBレジス
タの00Hを設定して(604)に戻る。
【0270】(625):閃光発光量が1段オーバーで
露光できたなら(627)へ進む。
【0271】(627):FSTART=0にして積分
コンデンサ34の蓄積電荷を放電。
【0272】(628):AFBを1増やす。
【0273】(629):充完信号端子47が1になる
まで待つ。つまりメインコンデンサ53が充完するまで
待って(611)へ戻る。
【0274】2駒目のミラーアップ(611)、絞り込
み(612)後、(613)から(617)へ進み、
(617)で図10の閃光撮影設定サブルーチンに入
る。
【0275】(701):(628)にてAFBが1に
なっているから(707)へ分岐。
【0276】(707):送信レジスタに05H設定。
【0277】(708):ストロボマイコンとシリアル
通信。ストロボマイコンをガイドナンバー発光モードに
する。
【0278】(709):AFBの値をチェック。AF
B=1なので(710)へ。
【0279】(710):送信レジスタにPGNR−1
段をセットし、ガイドナンバーを1段オーバー発光分の
1段アンダー、つまり適正に設定する。この結果、スト
ロボ装置は2駒目は適正光量で発光し、フィルム露光さ
せる。同様に3駒目はミラーアップ(611)、絞り込
み(612)から(613)、(617)を経て閃光撮
影設定サブルーチンへ進み、そして、(701)、(7
07)、(708)を経て(709)に進む。
【0280】(709)では(628)にてAFBが2
になっているから(713)へ分岐する。
【0281】(713):送信レジスタにPGNR−2
段をセットし、ガイドナンバーを1駒目より2段アンダ
ーに設定する。つまり、3駒目は1段アンダーのガイド
ナンバーで発光する。したがって、1段アンダーにフィ
ルム露光される。
【0282】このようにして、連続3駒の撮影が終了す
ると、(711)、(712)を経て(706)からメ
インルーチンの(618)に進み、以後は(622)で
(626)に分岐する。
【0283】(626):AFBを00Hに設定し、
(604)に戻る。
【0284】このようにして、第2の実施例において
は、1駒目に1段オーバーの露光を行い、1段オーバー
の光ができれば以後連続して1段ずつ発光量を減少させ
た3駒の撮影を行う。したがって撮影に1段オーバー、
適正、1段アンダーの閃光ブラケット撮影を行うことが
できる。また、1駒目オーバーに露光できないときには
閃光ブラケット撮影を中止することで、ブラケット効果
の無い撮影を防止することができる。
【0285】実施例では、1段ごとのブラケットを行っ
たが、もちろん2分の1段、3分の1段などでも可能で
あり、また、その段数をユーザーが設定するようにも構
成可能である。さらに、露光の順番をアンダー、適正、
オーバーに限らず、適正、オーバー、アンダーあるいは
適正、アンダー、オーバーなどの順で構成することも可
能である。
【0286】<発明と実施例との対応>請求項1及び2
における「測光手段」は実施例において「測光用フォト
ダイオード12」及び「測光回路18」に該当する。
【0287】請求項1及び2における「露出条件決定手
段」は実施例において「カメラマイコン17のプログラ
ムのステップ208及び222(図3)とステップ60
7及び608(図9)とに示される機能により表される
構成に該当する。
【0288】請求項1、2における「ストロボ制御手
段」は実施例において「ストロボ装置2の全体を制御す
るカメラ本体1の回路(カメラマイコン17を含む)
と、ストロボマイコン68及びそれに関連する回路(発
光開始及び発光停止制御回路と発光量検出回路)とを含
めた構成」に該当する。
【0289】請求項1、2における「ストロボ発光時被
写体輝度検出手段」は実施例のフォトダイオード11で
ある。
【0290】請求項1、2における「ストロボ発光量検
出手段」は実施例におけるフォトダイオード16であ
る。
【0291】請求項1、2における「適正発光量決定手
段」は実施例において「D/A変換器32と、該変換器
32に対するしきい値を設定するカメラマイコン17の
機能と、コンパレータ36と、D/A変換器67と、該
D/A変換器67に対する設定値を設定するストロボマ
イコン68の出力ポートDAF_OUTを含む構成」に
該当する。
【0292】請求項1、2における「段階発光制御手
段」は実施例において「カメラマイコン17の動作プロ
グラムのステップ225及び226(図3)とステップ
307〜315(図4)及びステップ628(図9)と
ステップ701〜706とステップ707〜713(図
10)の機能を表す構成と、カメラ本体1内のORゲー
ト38の制御手段と、ストロボ装置2内の発光停止回路
61の制御のための回路(ORゲート69、ANDゲー
ト70及び71、インバータ76、コンパレータ66、
ストロボマイコン68の出力ポート)と、を含めた構成
に該当する。
【0293】請求項2の「予備発光制御手段」は実施例
において「カメラマイコン17の動作プログラムのステ
ップ224(図3)の機能すなわち図5のプログラムの
動作で表される機能と、カメラマイコン17の動作にス
トロボ予備発光量の設定(D/A変換器32及び67の
しきい値設定)及びストロボ発光停止時期の制御を行う
ための回路構成(ORゲート38及び69の出力の制御
を行う回路構成)と、を含めた構成に該当する。
【0294】制御1、2の「記憶手段」は、「A/D変
換器65の出力をストロボマイコン68に入力させるし
きい値を設定するコンパレータ66とストロボマイコン
68のレジスタPGNR」に該当する。
【0295】請求項3の「警告手段」は実施例の「警告
表示用LED40と該LEDを発光させるカメラマイコ
ン17の機能」に該当する。
【0296】請求項4の「段階露光撮影の禁止手段」は
実施例においてカメラマイコン17の動作プログラムの
ステップ626(図9)の機能を表す構成に該当する。
【0297】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、該記憶手段に
記憶された該適正発光量を基準として一回の撮影毎に所
定の露出段数だけずらしたストロボ段階発光が行われる
カメラが提供される。
【0298】請求項2の発明によれば、撮影に先立って
行われるストロボの予備発光により決定された適正発光
量に基づいて段階露光撮影時のストロボ発光量が定めら
れるので、確実に段階露光撮影を行うことができるカメ
ラが提供される。
【0299】請求項3の発明によれば、ストロボ装置の
最大発光量を越える段階発光が必要な時には段階露光撮
影不可能であることを撮影者に知らせることにより撮影
失敗を未然に防止することができるカメラが提供され
る。
【0300】請求項4の発明によれば、ストロボ装置の
最大発光量を越える段階発光が必要な時にはカメラ自身
が段階露光撮影を行わないので、撮影者は失敗写真の撮
影を行う危険性を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のカメラの電気的構成の概
略図。
【図2】図1に示したストロボ装置2に内蔵されたマイ
クロコンピュータ(ストロボマイコン)68の機能及び
制御動作を示すフローチャート。
【図3】図1に示したカメラ本体1に内蔵されているカ
メラマイコン17の機能及び制御動作を示すメインフロ
ーチャート。
【図4】図3のフローチャートのステップ215の内容
を示すサブルーチンのフローチャート。
【図5】図3のステップ224の内容を示すサブルーチ
ンのフローチャート。
【図6】(a)は本実施例のカメラの撮影前の状態にお
ける機械的構造の概略図、(b)は該カメラの撮影露光
時の状態における機械的構造の概略図。
【図7】本発明の第二実施例のカメラの電気的構成の概
略図。
【図8】図7に示したストロボマイコン68の機能及び
制御動作を示すフローチャート。
【図9】図7に示したカメラマイコン17の機能及び制
御動作を示すメインルーチンのフローチャート。
【図10】図9のステップ617の内容を示すサブルー
チンのフローチャート。
【図11】図9のステップ624の内容を示すサブルー
チンのフローチャート。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…ストロボ装
置 3…撮影レンズ 4…フィルム 5…シャッター 6…ペンタゴナ
ルダハミラー 7…ピント板 8…メインミラ
ー 9…サブミラー 10…集光レン
ズ 11…調光用フォトダイオード 12…測光用フ
ォトダイオード 13…ファインダー接眼レンズ 14…発光管
(キセノン管) 15…反射笠 16…発光量測定用フォトダイオード 17…カメラマ
イコン 18…測光回路 19…表示回路 20…ミラー駆動回路 21…絞り駆動
回路 22…シャッター駆動回路 23…フィルム
給送回路 24…スイッチ 25…プルアッ
プ抵抗 26…スイッチ 27…プルアッ
プ抵抗 28…スイッチ 29…プルアッ
プ抵抗 30…ダイオード 31…演算増幅
器 32…D/A変換器 33…トランジ
スタ 34…コンデンサ 35…アナログ
スイッチ 36…コンパレータ 37…基準電圧
源 38…ORゲート 39…抵抗 40…警告表示用発光ダイオード 41…ストロボ
スイッチ 42〜48…端子 49…電池 50…電源スイッチ 51…DC−D
Cコンバータ 52…ダイオード 53…メインコ
ンデンサ 54,55…メインコンデンサの電圧検出用分圧抵抗 56…基準電圧源 57…コンパレ
ータ 58…抵抗 59…充電完了
表示用LED 60…発光トリガ回路 61…発光停止
回路 62…演算増幅器 63…コンデン
サ 64…アナログスイッチ 65…A/D変
換器 66…コンパレータ 67…D/A変
換器 68…ストロボマイコン 69…ORゲー
ト 70,71…ANDゲート 72…ORゲー
ト 73,74…ANDゲート 75…ワンショ
ット回路 76〜79…インバータ 80…ANDゲ
ート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ光を照射しない時の被写体輝度
    を測定する測光手段と、該測光手段による測光結果に基
    づいて非ストロボ撮影時の露出条件とストロボ撮影時の
    露出条件とを決定する露出条件決定手段と、ストロボ光
    発光時の被写体輝度を測定するストロボ発光時被写体輝
    度検出手段と、ストロボ発光量を検出するストロボ発光
    量検出手段と、ストロボ装置の発光制御を行うストロボ
    制御手段と、を有しているカメラにおいて、 該ストロボ制御手段は、第一回目のストロボ発光時のス
    トロボ発光量検出結果に基づいて適正露光に必要な適正
    発光量を決定する適正発光量決定手段と、該適正発光量
    を記憶する手段と、該適正発光量を基準として一回の撮
    影毎に所定の露出段数だけずらしたストロボ段階発光を
    行わせる段階発光制御手段と、を有していることを特徴
    とするカメラ。
  2. 【請求項2】 ストロボ光を照射しない時の被写体輝度
    を測定する測光手段と、該測光手段による測光結果に基
    づいて非ストロボ撮影時の露出条件とストロボ撮影時の
    露出条件とを決定する露出条件決定手段と、ストロボ光
    発光時の被写体輝度を測定するストロボ発光時被写体輝
    度検出手段と、ストロボ発光量を検出するストロボ発光
    量検出手段と、ストロボ装置の発光制御を行うストロボ
    制御手段と、を有しているカメラにおいて、 該ストロボ制御手段は、ストロボ撮影の実施に先立って
    被写体に対して予備発光をストロボ装置に行わせる予備
    発光制御手段と、該予備発光による発光量の検出結果に
    基づいて適正露光に必要な適正発光量を決定する適正発
    光量決定手段と、該適正発光量を記憶する適正発光量記
    憶手段と、該記憶手段に記憶させた該適正発光量を基準
    として一回の撮影毎に所定の露出段数だけずらしたスト
    ロボ段階発光を行わせる段階発光制御手段と、を有して
    いることを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 該ストロボ段階発光における発光量が該
    ストロボ装置の最大発光量よりも大きな値である時に警
    告を行う警告手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は2のカメラ。
  4. 【請求項4】 該ストロボ段階発光における発光量が該
    ストロボ装置の最大発光量よりも大きな値である時に段
    階露光撮影を禁止する禁止手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2のカメラ。
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