JPH08304586A - 使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプール - Google Patents
使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールInfo
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- JPH08304586A JPH08304586A JP7113489A JP11348995A JPH08304586A JP H08304586 A JPH08304586 A JP H08304586A JP 7113489 A JP7113489 A JP 7113489A JP 11348995 A JP11348995 A JP 11348995A JP H08304586 A JPH08304586 A JP H08304586A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプール
とキャスク洗浄プールとをオーバーフロー装置を介して
直接連通することで、スキマサージタンクを不要とした
使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールを提供す
る。 【構成】本発明は、使用済燃料貯蔵プール１及び原子炉
ウェルプール２のそれぞれと、キャスク洗浄ピット10と
をオーバーフロー装置である可動堰４と排水口５を設け
た排水路６で直接連通するか、使用済燃料貯蔵プール１
内に原子炉ウェルプール２と直接連通するオーバーフロ
ー装置を備えたタンク室12を設けて、スキマサージタン
ク９を不要としたことを特徴とする。
とキャスク洗浄プールとをオーバーフロー装置を介して
直接連通することで、スキマサージタンクを不要とした
使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールを提供す
る。 【構成】本発明は、使用済燃料貯蔵プール１及び原子炉
ウェルプール２のそれぞれと、キャスク洗浄ピット10と
をオーバーフロー装置である可動堰４と排水口５を設け
た排水路６で直接連通するか、使用済燃料貯蔵プール１
内に原子炉ウェルプール２と直接連通するオーバーフロ
ー装置を備えたタンク室12を設けて、スキマサージタン
ク９を不要としたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所における
燃料交換に係り、特に使用済燃料貯蔵プールと原子炉ウ
ェルプールにおける冷却水のオーバーフローラインを改
善した使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールに
関する。
燃料交換に係り、特に使用済燃料貯蔵プールと原子炉ウ
ェルプールにおける冷却水のオーバーフローラインを改
善した使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の原子力発電所においては、図３
（ａ）の平面図、及び図３（ｂ）の（ａ）のＣ−Ｃ矢視
断面図に示すように、定期検査時及び使用済燃料貯蔵プ
ール１と原子炉ウェルプール２における冷却水の浄化運
転に際して、先ず系統解列後で原子炉開放後に原子炉ウ
ェルプール２に冷却水を張る。
（ａ）の平面図、及び図３（ｂ）の（ａ）のＣ−Ｃ矢視
断面図に示すように、定期検査時及び使用済燃料貯蔵プ
ール１と原子炉ウェルプール２における冷却水の浄化運
転に際して、先ず系統解列後で原子炉開放後に原子炉ウ
ェルプール２に冷却水を張る。
【０００３】次に図示しない燃料交換機により炉内から
使用済燃料を取出して、この使用済燃料を使用済燃料貯
蔵プール１に移動し、予め使用済燃料貯蔵プール１内に
据付られた図示しない貯蔵ラックに収容して保管する。
使用済燃料を取出して、この使用済燃料を使用済燃料貯
蔵プール１に移動し、予め使用済燃料貯蔵プール１内に
据付られた図示しない貯蔵ラックに収容して保管する。
【０００４】その後に、キャスクに保管された新燃料を
図示しない原子炉建屋の大物搬入口より原子炉オペレー
タフロアの天井クレーンを使用して搬入し、キャスクご
とキャスクプール３内に沈める。
図示しない原子炉建屋の大物搬入口より原子炉オペレー
タフロアの天井クレーンを使用して搬入し、キャスクご
とキャスクプール３内に沈める。
【０００５】このキャスクプール３においては、水中で
キャスクの蓋をあけると共に、前記燃料交換機にて新燃
料を取り出して炉内に装荷する。この作業に際して、キ
ャスクをキャスクプール３に沈める時に、キャスクプー
ル３内の冷却水が溢れて使用済燃料貯蔵プール１に流入
する。
キャスクの蓋をあけると共に、前記燃料交換機にて新燃
料を取り出して炉内に装荷する。この作業に際して、キ
ャスクをキャスクプール３に沈める時に、キャスクプー
ル３内の冷却水が溢れて使用済燃料貯蔵プール１に流入
する。
【０００６】また、新燃料を炉内に装荷する際には原子
炉ウェルプール２の冷却水が溢れ出る。このオーバーフ
ロー水を処理するために、使用済燃料貯蔵プール１及び
原子炉ウェルプール２の側壁に、オーバーフロー装置で
ある可動堰４付きの排水口５と排水路６を設けている。
炉ウェルプール２の冷却水が溢れ出る。このオーバーフ
ロー水を処理するために、使用済燃料貯蔵プール１及び
原子炉ウェルプール２の側壁に、オーバーフロー装置で
ある可動堰４付きの排水口５と排水路６を設けている。
【０００７】それぞれの排水路６は各スキマサージタン
ク７に連通されていて、オーバーフロー水はこのスキマ
サージタンク７に一旦受けて、浄化処理系配管８を介し
て図示しない浄化処理系にて浄化した後に、再び使用済
燃料貯蔵プール１へ戻している。
ク７に連通されていて、オーバーフロー水はこのスキマ
サージタンク７に一旦受けて、浄化処理系配管８を介し
て図示しない浄化処理系にて浄化した後に、再び使用済
燃料貯蔵プール１へ戻している。
【０００８】前記各スキマサージタンク７は、原子炉オ
ペレータフロアにおける占拠場所の関係から、一般に２
カ所に分けて設置されている。また、使用後のキャスク
については、キャスク洗浄ピット９において洗浄を行
う。
ペレータフロアにおける占拠場所の関係から、一般に２
カ所に分けて設置されている。また、使用後のキャスク
については、キャスク洗浄ピット９において洗浄を行
う。
【０００９】なお、冷却水の一部で各プール面より蒸発
した分は、図示しない補給水系より補われ、逆にスキマ
サージタンク７に流入したオーバーフロー水は、スキマ
サージタンク７から浄化処理系配管８を経由して浄化処
理系に移送して、浄化した後に図示しない復水貯槽へ貯
溜される。
した分は、図示しない補給水系より補われ、逆にスキマ
サージタンク７に流入したオーバーフロー水は、スキマ
サージタンク７から浄化処理系配管８を経由して浄化処
理系に移送して、浄化した後に図示しない復水貯槽へ貯
溜される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上記オーバーフロー水
の一時受け場所であるスキマサージタンク７について
は、通常は直径1.95ｍ×高さ 7.2ｍの円筒型タンクで、
原子炉建屋のコンクリート内に埋設されている。
の一時受け場所であるスキマサージタンク７について
は、通常は直径1.95ｍ×高さ 7.2ｍの円筒型タンクで、
原子炉建屋のコンクリート内に埋設されている。
【００１１】しかしこのスキマサージタンク７は、その
高さが高いことから原子炉建屋においては、２層階に亘
たって設置されることになるから、原子炉建屋の建設に
際して、上層階ができるまで搬入することができなかっ
た。
高さが高いことから原子炉建屋においては、２層階に亘
たって設置されることになるから、原子炉建屋の建設に
際して、上層階ができるまで搬入することができなかっ
た。
【００１２】また、下層階の建屋施工時には、仮開口要
求となり、このために工程調整と共に多くの時間と労力
を要する支障があった。本発明の目的とするところは、
使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールのそれぞ
れをキャスク洗浄プールとをオーバーフロー装置を介し
て直接連通することで、スキマサージタンクを不要とし
た使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールを提供
することにある。
求となり、このために工程調整と共に多くの時間と労力
を要する支障があった。本発明の目的とするところは、
使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールのそれぞ
れをキャスク洗浄プールとをオーバーフロー装置を介し
て直接連通することで、スキマサージタンクを不要とし
た使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールを提供
することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１記載の発明に係る使用済燃料貯蔵プール及び原
子炉ウェルプールは、使用済燃料貯蔵プール及び原子炉
ウェルプールのそれぞれとキャスク洗浄ピットとを連通
する排水路にオーバーフロー装置を設けたことを特徴と
する。
請求項１記載の発明に係る使用済燃料貯蔵プール及び原
子炉ウェルプールは、使用済燃料貯蔵プール及び原子炉
ウェルプールのそれぞれとキャスク洗浄ピットとを連通
する排水路にオーバーフロー装置を設けたことを特徴と
する。
【００１４】請求項２記載の発明に係る使用済燃料貯蔵
プール及び原子炉ウェルプールは、キャスク洗浄ピット
に浄化処理系を連結したことを特徴とする。請求項３記
載の発明に係る使用済燃料貯蔵プールは、使用済燃料貯
蔵プール内に原子炉ウェルプールと連通するオーバーフ
ロー装置を備えたタンク室を設けたことを特徴とする。
請求項４記載の発明に係る使用済燃料貯蔵プールは、使
用済燃料貯蔵プール内に設けたタンク室に浄化処理系を
連結したことを特徴とする。
プール及び原子炉ウェルプールは、キャスク洗浄ピット
に浄化処理系を連結したことを特徴とする。請求項３記
載の発明に係る使用済燃料貯蔵プールは、使用済燃料貯
蔵プール内に原子炉ウェルプールと連通するオーバーフ
ロー装置を備えたタンク室を設けたことを特徴とする。
請求項４記載の発明に係る使用済燃料貯蔵プールは、使
用済燃料貯蔵プール内に設けたタンク室に浄化処理系を
連結したことを特徴とする。
【００１５】
【作用】請求項１記載の発明は、使用済燃料貯蔵プール
及び原子炉ウェルプールにおけるオーバーフロー水は、
オーバーフロー装置を越えて排水路から直接キャスク洗
浄ピットに流下する。これにより、スキマサージタンク
を設けなくても支障なく使用済燃料貯蔵プール及び原子
炉ウェルプールの水位を所定値に維持できる。
及び原子炉ウェルプールにおけるオーバーフロー水は、
オーバーフロー装置を越えて排水路から直接キャスク洗
浄ピットに流下する。これにより、スキマサージタンク
を設けなくても支障なく使用済燃料貯蔵プール及び原子
炉ウェルプールの水位を所定値に維持できる。
【００１６】請求項２記載の発明は、使用済燃料貯蔵プ
ール及び原子炉ウェルプールからのオーバーフロー水
は、キャスク洗浄ピットを経由し、浄化処理系に移送し
て浄化される。
ール及び原子炉ウェルプールからのオーバーフロー水
は、キャスク洗浄ピットを経由し、浄化処理系に移送し
て浄化される。
【００１７】請求項３記載の発明は、使用済燃料貯蔵プ
ールのオーバーフロー水はオーバーフロー装置を介し
て、また、原子炉ウェルプールからのオーバーフロー水
は直接、使用済燃料貯蔵プール内のタンク室に流入する
ので、スキマサージタンクがなくても支障なく使用済燃
料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールの水位を所定値に
維持することができる。請求項４記載の発明は、タンク
室に流入したオーバーフロー水は、浄化処理系に移送さ
れて浄化される。
ールのオーバーフロー水はオーバーフロー装置を介し
て、また、原子炉ウェルプールからのオーバーフロー水
は直接、使用済燃料貯蔵プール内のタンク室に流入する
ので、スキマサージタンクがなくても支障なく使用済燃
料貯蔵プール及び原子炉ウェルプールの水位を所定値に
維持することができる。請求項４記載の発明は、タンク
室に流入したオーバーフロー水は、浄化処理系に移送さ
れて浄化される。
【００１８】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。なお、上記した従来技術と同じ構成部分には同一符
号を付して詳細な説明を省略する。第１実施例は、図１
（ａ）の平面図及び図１（ｂ）の（ａ）のＡ−Ａ矢視断
面図に示すように、原子炉オペレータフロアには、キャ
スクプール３を接続した使用済燃料貯蔵プール１と連通
した原子炉ウェルプール２が、また、使用済燃料貯蔵プ
ール１及び原子炉ウェルプール２のそれぞれと、排水路
６により連通されたキャスク洗浄ピット10が設置されて
いる。
る。なお、上記した従来技術と同じ構成部分には同一符
号を付して詳細な説明を省略する。第１実施例は、図１
（ａ）の平面図及び図１（ｂ）の（ａ）のＡ−Ａ矢視断
面図に示すように、原子炉オペレータフロアには、キャ
スクプール３を接続した使用済燃料貯蔵プール１と連通
した原子炉ウェルプール２が、また、使用済燃料貯蔵プ
ール１及び原子炉ウェルプール２のそれぞれと、排水路
６により連通されたキャスク洗浄ピット10が設置されて
いる。
【００１９】さらに、前記各排水路６の使用済燃料貯蔵
プール１及び原子炉ウェルプール２側には、可動堰４と
排水口５からなるオーバーフロー装置が設置されてい
て、この排水口５における溢水高さを可動堰４で調節
し、使用済燃料貯蔵プール１及び原子炉ウェルプール２
の水位をキャスク洗浄ピット10側より高く設定して、そ
れぞれからのオーバーフロー水はキャスク洗浄ピット10
に流下させる。
プール１及び原子炉ウェルプール２側には、可動堰４と
排水口５からなるオーバーフロー装置が設置されてい
て、この排水口５における溢水高さを可動堰４で調節
し、使用済燃料貯蔵プール１及び原子炉ウェルプール２
の水位をキャスク洗浄ピット10側より高く設定して、そ
れぞれからのオーバーフロー水はキャスク洗浄ピット10
に流下させる。
【００２０】なお、キャスク洗浄ピット10には冷却水の
浄化処理を行う浄化処理系に結合する浄化処理系配管８
が接続されて構成している。次に上記構成による作用に
ついて説明する。毎年１回の定期検査時には、系統各部
を解列後に原子炉を開放して炉内の燃料交換を実施す
る。これには、使用済燃料からの放射線を遮へいするた
めに、予め原子炉ウェルプール２及び使用済燃料貯蔵プ
ール１に冷却水を張っておく。
浄化処理を行う浄化処理系に結合する浄化処理系配管８
が接続されて構成している。次に上記構成による作用に
ついて説明する。毎年１回の定期検査時には、系統各部
を解列後に原子炉を開放して炉内の燃料交換を実施す
る。これには、使用済燃料からの放射線を遮へいするた
めに、予め原子炉ウェルプール２及び使用済燃料貯蔵プ
ール１に冷却水を張っておく。
【００２１】先ず使用済燃料の取出しは、燃料交換機に
より炉内の使用済燃料を取出し、冷却水中を原子炉ウェ
ルプール２を経由して使用済燃料貯蔵プール１に移送
し、使用済燃料貯蔵プール１内に予め据付られている図
示しない貯蔵ラックの中に収容する。
より炉内の使用済燃料を取出し、冷却水中を原子炉ウェ
ルプール２を経由して使用済燃料貯蔵プール１に移送
し、使用済燃料貯蔵プール１内に予め据付られている図
示しない貯蔵ラックの中に収容する。
【００２２】この時に、原子炉ウェルプール２における
冷却水の水位は、燃料交換機による作業により変動する
が、この水位が前記原子炉ウェルプール２のオーバーフ
ロー装置の排水口５において可動堰４を越えると、この
オーバーフロー水は排水路６からキャスク洗浄ピット10
に流下する。
冷却水の水位は、燃料交換機による作業により変動する
が、この水位が前記原子炉ウェルプール２のオーバーフ
ロー装置の排水口５において可動堰４を越えると、この
オーバーフロー水は排水路６からキャスク洗浄ピット10
に流下する。
【００２３】一方、使用済燃料の収容作業により使用済
燃料貯蔵プール１の水位が前記使用済燃料貯蔵プール１
の可動堰４を越えると、このオーバーフロー水も排水路
６からキャスク洗浄ピット10に流下する。
燃料貯蔵プール１の水位が前記使用済燃料貯蔵プール１
の可動堰４を越えると、このオーバーフロー水も排水路
６からキャスク洗浄ピット10に流下する。
【００２４】次に原子炉へ新燃料を装荷する際には、キ
ャスクに保管された新燃料を図示しない原子炉オペレー
タフロアの天井クレーンを使用して搬入し、キャスクご
とキャスク洗浄ピット10内に沈めて、キャスク洗浄ピッ
ト10の水中でキャスクの蓋を開いて、前記燃料交換機に
て新燃料を取り出して炉内に装荷する。
ャスクに保管された新燃料を図示しない原子炉オペレー
タフロアの天井クレーンを使用して搬入し、キャスクご
とキャスク洗浄ピット10内に沈めて、キャスク洗浄ピッ
ト10の水中でキャスクの蓋を開いて、前記燃料交換機に
て新燃料を取り出して炉内に装荷する。
【００２５】この時も、新燃料の炉内に装荷作業による
原子炉ウェルプール２からのオーバーフロー水、及び使
用済燃料貯蔵プール１からのオーバーフロー水は、いず
れも、それぞれの排水路６を介してキャスク洗浄ピット
10に流下する。
原子炉ウェルプール２からのオーバーフロー水、及び使
用済燃料貯蔵プール１からのオーバーフロー水は、いず
れも、それぞれの排水路６を介してキャスク洗浄ピット
10に流下する。
【００２６】このキャスク洗浄ピット10に流下したオー
バーフロー水は、浄化処理系配管８を経由して冷却水を
浄化するための図示しない浄化処理系に移送される。こ
の浄化処理系は絶えず浄化処理運転を行なっていること
から、これにより浄化された冷却水は再び使用済燃料貯
蔵プール１へ戻される。
バーフロー水は、浄化処理系配管８を経由して冷却水を
浄化するための図示しない浄化処理系に移送される。こ
の浄化処理系は絶えず浄化処理運転を行なっていること
から、これにより浄化された冷却水は再び使用済燃料貯
蔵プール１へ戻される。
【００２７】なお、使用済燃料貯蔵プール１及び原子炉
ウェルプール２における、それぞれの水位、及びオーバ
ーフロー量はそれぞれの可動堰４の高さを調節すること
で行われる。また、浄化処理系で浄化処理された後の余
剰冷却水は、図示しない復水貯槽に貯溜される。なお、
蒸発などにより不足した冷却水は、図示しない補給水系
より補充される。
ウェルプール２における、それぞれの水位、及びオーバ
ーフロー量はそれぞれの可動堰４の高さを調節すること
で行われる。また、浄化処理系で浄化処理された後の余
剰冷却水は、図示しない復水貯槽に貯溜される。なお、
蒸発などにより不足した冷却水は、図示しない補給水系
より補充される。
【００２８】第２実施例は、図２（ａ）の平面図及び図
２（ｂ）の（ａ）のＢ−Ｂ矢視断面図に示すように、原
子炉オペレータフロアには、使用済燃料貯蔵プール１と
キャスクプール３を接続した原子炉ウェルプール２が設
置され、さらに、別途キャスク洗浄ピット９が設置され
ている。
２（ｂ）の（ａ）のＢ−Ｂ矢視断面図に示すように、原
子炉オペレータフロアには、使用済燃料貯蔵プール１と
キャスクプール３を接続した原子炉ウェルプール２が設
置され、さらに、別途キャスク洗浄ピット９が設置され
ている。
【００２９】さらに、前記使用済燃料貯蔵プール１内の
原子炉ウェルプール２側には、可動堰４と排水口５から
なるオーバーフロー装置を備えた仕切壁11で形成したタ
ンク室12が設けられていて、このタンク室12を介して排
水路６により原子炉ウェルプール２と連通している。
原子炉ウェルプール２側には、可動堰４と排水口５から
なるオーバーフロー装置を備えた仕切壁11で形成したタ
ンク室12が設けられていて、このタンク室12を介して排
水路６により原子炉ウェルプール２と連通している。
【００３０】このタンク室12は、使用済燃料貯蔵プール
１及び原子炉ウェルプール２よりも水位が低く設定して
あり、特に使用済燃料貯蔵プール１の溢水高さは、前記
オーバーフロー装置の可動堰４により調節できる。
１及び原子炉ウェルプール２よりも水位が低く設定して
あり、特に使用済燃料貯蔵プール１の溢水高さは、前記
オーバーフロー装置の可動堰４により調節できる。
【００３１】さらにタンク室12には、冷却水の浄化処理
を行う浄化処理系に結合した浄化処理系配管８が接続さ
れて構成している。上記構成による作用は、原子炉ウェ
ルプール２からのオーバーフロー水は排水路６を介して
直接にタンク室12に流下する。若しもタンク室12がオー
バーフローすると、可動堰４を越えて排水口５から使用
済燃料貯蔵プール１に流入する。
を行う浄化処理系に結合した浄化処理系配管８が接続さ
れて構成している。上記構成による作用は、原子炉ウェ
ルプール２からのオーバーフロー水は排水路６を介して
直接にタンク室12に流下する。若しもタンク室12がオー
バーフローすると、可動堰４を越えて排水口５から使用
済燃料貯蔵プール１に流入する。
【００３２】また、使用済燃料貯蔵プール１のオーバー
フロー水は、オーバーフロー装置の可動堰４及び排水口
５からタンク室12に流下する。なお、この使用済燃料貯
蔵プール１の溢水高さは、可動堰４により調節される。
フロー水は、オーバーフロー装置の可動堰４及び排水口
５からタンク室12に流下する。なお、この使用済燃料貯
蔵プール１の溢水高さは、可動堰４により調節される。
【００３３】キャスク洗浄ピット10に流下した冷却水
は、浄化処理系配管８を介し、図示しない浄化処理系に
移送され、浄化されて使用済燃料貯蔵プール１へ戻され
る。また、浄化後の余剰水の貯溜、及び蒸発分に対する
補充は上記第１実施例と同様に行われる。
は、浄化処理系配管８を介し、図示しない浄化処理系に
移送され、浄化されて使用済燃料貯蔵プール１へ戻され
る。また、浄化後の余剰水の貯溜、及び蒸発分に対する
補充は上記第１実施例と同様に行われる。
【００３４】以上本発明では、キャスク洗浄ピット10あ
るいは使用済燃料貯蔵プール１内のタンク室12によりス
キマサージタンク７の機能を代行させることから、高さ
が高いスキマサージタンク７が不要であることと、原子
炉オペレータフロアや浄化処理系が簡素化されるので、
建屋建設が簡素化されてスキマサージタンク７設置との
工程干渉が生じない。
るいは使用済燃料貯蔵プール１内のタンク室12によりス
キマサージタンク７の機能を代行させることから、高さ
が高いスキマサージタンク７が不要であることと、原子
炉オペレータフロアや浄化処理系が簡素化されるので、
建屋建設が簡素化されてスキマサージタンク７設置との
工程干渉が生じない。
【００３５】
【発明の効果】以上本発明によればスキマサージタンク
のようにオーバーフロー水専用のタンクの設置が不要と
なり、キャスク洗浄ピット若しくは使用済燃料貯蔵プー
ルにて代行することができ、原子炉建屋のコストダウ
ン、及びスキマサージタンクの設置に際しての建屋側と
の干渉と工程調整が不要となり、建屋の建設工期が短縮
できる。
のようにオーバーフロー水専用のタンクの設置が不要と
なり、キャスク洗浄ピット若しくは使用済燃料貯蔵プー
ルにて代行することができ、原子炉建屋のコストダウ
ン、及びスキマサージタンクの設置に際しての建屋側と
の干渉と工程調整が不要となり、建屋の建設工期が短縮
できる。
【図１】本発明に係る第１実施例の使用済燃料貯蔵プー
ル及び原子炉ウェルプールで、（ａ）は平面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図。
ル及び原子炉ウェルプールで、（ａ）は平面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図。
【図２】本発明に係る第２実施例で、（ａ）は平面図、
（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ矢視断面図。
（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ矢視断面図。
【図３】従来の使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェル
プールで、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ矢
視断面図。
プールで、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ矢
視断面図。
１…使用済燃料貯蔵プール、２…原子炉ウェルプール、
３…キャスクプール、４…可動堰、５…排水口、６…排
水路、７…スキマサージタンク、８…浄化処理系配管、
９，10…キャスク洗浄ピット、11…仕切壁、12…タンク
室。
３…キャスクプール、４…可動堰、５…排水口、６…排
水路、７…スキマサージタンク、８…浄化処理系配管、
９，10…キャスク洗浄ピット、11…仕切壁、12…タンク
室。
Claims (4)
- 【請求項１】 使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェル
プールのそれぞれとキャスク洗浄ピットとを連通する排
水路にオーバーフロー装置を設けたことを特徴とする使
用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプール。 - 【請求項２】 前記キャスク洗浄ピットに浄化処理系を
連結したことを特徴とする請求項１記載の使用済燃料貯
蔵プール及び原子炉ウェルプール。 - 【請求項３】 使用済燃料貯蔵プール内に原子炉ウェル
プールと連通するオーバーフロー装置を備えたタンク室
を設けたことを特徴とする使用済燃料貯蔵プール。 - 【請求項４】 前記使用済燃料貯蔵プール内に設けたタ
ンク室に浄化処理系を連結したことを特徴とする請求項
３記載の使用済燃料貯蔵プール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113489A JPH08304586A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113489A JPH08304586A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08304586A true JPH08304586A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14613603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7113489A Pending JPH08304586A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 使用済燃料貯蔵プール及び原子炉ウェルプール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08304586A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104183282A (zh) * | 2013-05-22 | 2014-12-03 | 中国核电工程有限公司 | 一种基于“外部干预”设计的乏燃料水池 |
| JP2015517648A (ja) * | 2012-05-04 | 2015-06-22 | アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＡｒｅｖａ ＧｍｂＨ | 原子力発電所の燃料プール |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP7113489A patent/JPH08304586A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015517648A (ja) * | 2012-05-04 | 2015-06-22 | アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＡｒｅｖａ ＧｍｂＨ | 原子力発電所の燃料プール |
| CN104183282A (zh) * | 2013-05-22 | 2014-12-03 | 中国核电工程有限公司 | 一种基于“外部干预”设计的乏燃料水池 |
| CN104183282B (zh) * | 2013-05-22 | 2017-02-08 | 中国核电工程有限公司 | 一种基于“外部干预”设计的乏燃料水池 |
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