JP2000206284A - 復水貯蔵設備とその運転制御方法 - Google Patents
復水貯蔵設備とその運転制御方法Info
- Publication number
- JP2000206284A JP2000206284A JP11001773A JP177399A JP2000206284A JP 2000206284 A JP2000206284 A JP 2000206284A JP 11001773 A JP11001773 A JP 11001773A JP 177399 A JP177399 A JP 177399A JP 2000206284 A JP2000206284 A JP 2000206284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- condensate
- storage facility
- condensate storage
- emergency
- water level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
くとも1基の常用復水貯蔵設備をそれぞれ機能毎に分離
して配置した復水貯蔵設備において、通常運転中に待機
状態にある前記非常用復水貯蔵設備の浄化及び水位制御
を行う。 【解決手段】 非常用復水貯蔵設備12と常用復水貯蔵
設備11の間に配管34、35、ポンプ22、止め弁4
1、50を設け、非常用復水貯蔵設備12の復水の一部
を前記常用復水貯蔵設備11に回収し、浄化できるよう
にし、常用復水貯蔵設備11から非常用復水貯蔵設備1
2に補給ができるようする。 【効果】 通常運転中は、常用復水貯蔵設備11の復水
は復水器4へ供給されるとき、復水ろ過脱塩装置6によ
り浄化されているので、上記の処理により非常用復水貯
蔵設備12の復水も浄化され、また同じ系統で水位制御
を行うこともできる。
Description
の運転制御方法に係わり、特に原子力発電プラントの復
水器へ補給する復水及び非常用炉心冷却設備の水源とな
る復水等を貯蔵するための復水貯蔵設備とその運転制御
方法に関する。
トの復水貯蔵設備としては、常用水源としての復水と非
常用水源としての復水を同一設備内に貯蔵した常用・非
常用復水貯蔵設備を、少なくとも1基、原子炉建屋の外
に設置している。図3は、その代表的な常用・非常用復
水貯蔵設備を示したものである。原子炉建屋2内の原子
炉圧力容器1で発生した蒸気は、建屋2の外に設置され
たタービン3に導かれ、復水器4で冷却、回収された
後、復水ポンプ5で昇圧され、復水ろ過脱塩装置6で浄
化された後、給水ポンプ7で昇圧され、再び原子炉圧力
容器1に戻される。
下部領域には非常用水源の復水が貯蔵され、上部領域に
は常用水源として通常運転中に使用する復水が貯蔵され
ている。このうち常用水源としての復水は、復水器4へ
の補給、燃料交換時の原子炉ウェル9への水張り用水な
どに用いられる。特に復水器4に使用される復水は、通
常運転中に復水器4内の水位を一定範囲内に制御する必
要があるので、復水器4内の水位が低下した場合には、
常用・非常用復水貯蔵設備10の復水を復水供給ポンプ
21、復水器供給配管30を介し復水器4に供給する。
また、復水器4内で余剰水が発生した場合には、復水ろ
過脱塩装置6で浄化した復水の一部を復水貯蔵設備戻り
配管32を介して常用・非常用復水貯蔵設備10に回収
し、復水器4内の水位を一定範囲内に制御している。ま
た、燃料交換時には、復水供給ポンプ21、原子炉ウェ
ル供給配管31を介して、常用・非常用復水貯蔵設備1
0内の復水の一部を原子炉ウェル9の水張り用水として
供給する。
は、事故時に非常用炉心冷却設備8の水源として常用・
非常用復水貯蔵設備10内の復水を非常用炉心冷却設備
供給配管33を介して非常用炉心冷却設備8に供給す
る。この非常用に用いる復水は、必ず一定の量以上を確
保しておく必要がある。
用水源のための復水貯蔵設備を原子炉建屋の外へ、非常
用水源のための復水貯蔵設備を原子炉建屋内へ設置した
復水貯蔵設備が開示されている。非常用復水貯蔵設備
は、その信頼性に対する要求から、原子炉建屋なみの非
常用設計グレードで作成された基礎上に設置する必要が
あるが、前記したような常用と非常用が一体型のもので
は大型化し、復水貯蔵設備全体を原子炉建屋に入れてし
まうと建屋自体が大型化する。また一体型の復水貯蔵設
備を原子炉建屋の外に設置するには、非常用設計グレー
ドによる大がかりな基礎を別途設けることになる。いず
れにしても経済性の面で問題があるが、前記の公知例で
は、比較的小型な非常用復水貯蔵設備を常用復水貯蔵設
備から分離し、その非常用復水貯蔵設備のみを原子炉建
屋内に設置することで上記の問題を改善している。
設備を一体としたときは、通常運転中にその中の復水が
復水器4の水位制御に伴い復水ろ過脱塩装置6で浄化さ
れるから、すべての復水は復水器4と同等の水質に維持
され、特に復水貯蔵設備内の復水浄化のための運転を必
要としない。しかし特開昭61ー59295号の公知例
のように、非常用復水貯蔵設備を常用復水貯蔵設備と分
離して設置したときは、通常運転中は待機状態にある非
常用復水貯蔵設備の浄化及び水位制御を必要とするが、
その技術は上記公知例に開示されていない。
用復水貯蔵設備とを分離して設置し、かつ通常運転中に
待機状態にある非常用復水貯蔵設備の浄化及び水位制御
を容易に行えるようにした原子力プラントの復水貯蔵設
備とその運転制御方法を提供することにある。
基の非常用復水貯蔵設備を原子炉建屋内に設置し、また
少なくとも1基の常用復水貯蔵設備を原子炉建屋外に設
置した原子力プラントの復水貯蔵設備において、非常用
復水貯蔵設備から常用復水貯蔵設備に復水を送るための
回収ポンプ及び止め弁を備えた戻り配管と、前記常用復
水貯蔵設備の復水を非常用復水貯蔵設備へ送るための供
給ポンプ及び止め弁を備えた供給配管とを備えたことを
特徴とする復水貯蔵設備を開示する。
位を計測するための水位計測手段と、この手段により計
測された水位が規定水位より高くなったときに非常用復
水貯蔵設備の復水を常用復水貯蔵設備へ前記回収ポンプ
及び戻り配管を介して送るように制御し、前記水位計測
手段により計測された非常用復水貯蔵設備内の水位が規
定水位より低くなったときに常用復水貯蔵設備の復水を
非常用復水貯蔵設備へ前記供給ポンプ及び供給配管を介
して送るように制御するための水位制御手段と、を備え
たことを特徴とする復水貯蔵設備を開示する。
水貯蔵設備を原子炉建屋内に設置し、また少なくとも1
基の常用復水貯蔵設備を原子炉建屋外に設置した原子力
プラントの復水貯蔵設備において、非常用復水貯蔵設備
の復水を燃料プール浄化用ろ過脱塩装置を介して循環さ
せるための、止め弁を備えた配管及び循環ポンプを設け
たことを特徴とする復水貯蔵設備を開示する。
を計測するための水位計測手段と、常用復水貯蔵設備か
ら非常用復水貯蔵設備へ復水を送るための供給ポンプ及
び止め弁を備えた供給配管と、前記計測手段により計測
された非常用復水貯蔵設備の水位が規定水位より低くな
ったとき前記供給配管を介して常用復水貯蔵設備から非
常用復水貯蔵設備へ復水を供給するように制御する水位
制御手段とを備えたことを特徴とする復水貯蔵設備を開
示する。
循環ポンプの出口側に、非常用復水貯蔵設備に復水の一
部を戻すための止め弁を備えた攪拌用配管を備えたこと
を特徴とする復水貯蔵設備を開示する。
記回収ポンプまたは循環ポンプの出口から原子炉ウェル
へ復水を送るための、止め弁を備えた原子炉ウェル供給
配管を備えたことを特徴とする復水貯蔵設備を開示す
る。
水貯蔵設備を原子炉建屋内に設置し、また少なくとも1
基の常用復水貯蔵設備を原子炉建屋外に設置した原子力
プラントの復水貯蔵設備を運転するための運転制御方法
であって、常用復水貯蔵設備から非常用復水貯蔵設備へ
復水を送るための止め弁を備えた供給配管とその逆方向
へ復水を送るための止め弁を備えた戻り配管とを設け、
非常用復水貯蔵設備と常用復水貯蔵設備の間で通常の運
転時に復水を循環させることによって非常用復水貯蔵設
備の復水を浄化し、また前記供給配管もしくは戻り配管
を介して復水を非常用復水貯蔵設備と常用復水貯蔵設備
の間で流すことにより非常用復水貯蔵設備の水位を制御
するようにしたことを特徴とする復水貯蔵設備の運転制
御方法を開示する。
水貯蔵設備を原子炉建屋内に設置し、また少なくとも1
基の常用復水貯蔵設備を原子炉建屋外に設置した原子力
プラントの復水貯蔵設備を運転するための運転制御方法
であって、燃料プール浄化用ろ過脱塩装置を介して非常
用復水貯蔵設備の復水を循環させるための復水循環手段
を設け、この手段により非常用復水貯蔵設備復水を循環
させて浄化するようにしたことを特徴とする復水貯蔵設
備の運転制御方法を開示する。
する。図1は、本発明になる復水貯蔵設備の構成例を示
すもので、原子力発電プラントに組み込まれた状態を示
している。原子炉1とタービン3、復水器4、及び原子
炉ウェル9を結ぶ系統は図3の従来構成と同様で、その
動作も同じであるが、非常用復水貯蔵設備12は原子炉
建屋2内に、常用復水貯蔵設備11は建屋2の外に、そ
れぞれ機能毎に分離し、設置されている。そして常用復
水貯蔵設備11には、常用水源として使用される復水を
貯蔵し、復水器4への補給、原子炉ウェル9への水張り
用水などに使用する。即ち、図3の場合と同様に、復水
器4内の水位が低下した場合には常用復水貯蔵設備11
の復水を復水供給ポンプ21、復水器供給配管30を介
し復水器4に供給し、また、復水器4内で余剰水が発生
した場合には、復水ろ過脱塩装置6で浄化した復水の一
部を復水貯蔵設備戻り配管32を介して常用復水貯蔵設
備11に回収し、復水器4内の水位を一定範囲内に制御
する。この過程で常用復水貯蔵設備11の復水は常に一
定の水質を保つ。また、原子炉ウェル9の水張り用水と
して、燃料交換時に復水供給ポンプ21、原子炉ウェル
供給配管31を介して、常用復水貯蔵設備11内の復水
の一部を原子炉ウェル9の水張り用水として供給する。
は、事故時に非常用炉心冷却設備8の水源として非常用
復水貯蔵設備12内の復水を非常用炉心冷却設備供給配
管33を介して非常用炉心冷却設備8に供給する。ま
た、燃料交換時に、回収ポンプ22の出口側より、原子
炉ウェル供給配管36、供給止め弁42を介して、非常
用復水貯蔵設備12内の復水を原子炉ウェル9に供給す
ることもある。しかし、燃料交換は年一回程度であり、
また非常用炉心冷却設備は常に待機状態にあることか
ら、非常用復水貯蔵設備12内の復水は、何もしなけれ
ば水質の劣化や水位の変化が生じる。そこで図1の構成
では、非常用復水貯蔵設備12と常用復水貯蔵設備11
の間で定期的に復水を循環させ、水質の浄化を行う。こ
の作業は少なくとも年に1回以上行う。
きは、戻り弁41を開け、回収ポンプ22を起動して非
常用復水貯蔵設備12から常用復水貯蔵設備11に連絡
する戻り配管35を通して、非常用復水貯蔵設備12内
の復水の一部を常用復水貯蔵設備11に回収する。この
とき、攪拌止め弁51も開け、回収ポンプ22の出口側
より非常用復水貯蔵設備12に戻る攪拌配管37を介し
て、回収ポンプ22にて回収した復水の一部を非常用復
水貯蔵設備12に戻し、その中の復水を攪拌することに
より、沈殿していた異物等が復水とともに常用復水貯蔵
設備11へ送られるようにする。また、供給止め弁50
も開け、復水供給ポンプ21により常用復水貯蔵設備1
1から非常用復水貯蔵設備12に連絡する供給配管34
を介して非常用復水貯蔵設備12内に復水を戻す。こう
して必要な水質をもつ復水が非常用復水貯蔵設備12へ
送られることでその中の水が浄化される。また、常用復
水貯蔵設備11へ送られた復水中の異物は、前述のよう
に復水ろ過脱塩装置6の浄化作用で除去される。こうし
て、常用復水貯蔵設備12の復水の浄化が簡単に行え
る。
の水位変化を計測するための水位計60と水位検出配管
61及び制御装置100を用いて行われる。水位計60
により非常用復水貯蔵設備12内の水位が規程水位より
高いことが検出されたときは、制御装置100は、常用
復水貯蔵設備戻り配管35に設けた回収ポンプ22を起
動し、戻り止め弁41を開とし、一方供給止め弁50が
閉状態にあることを確認するとともに、供給止め弁50
が開状態にある場合には閉として、非常用復水貯蔵設備
12内の復水を戻り配管35を介して常用復水貯蔵設備
11へ回収するように制御する。逆に水位計60によ
り、非常用復水貯蔵設備12の水位が規程水位より低い
ことが検出されたときは、制御装置100は、非常用復
水貯蔵設備供給配管34に設けた供給止め弁50を開と
し、また回収ポンプ22が停止状態か、また戻り止め弁
41が閉状態かを確認するとともに、回収ポンプ22が
運転状態にある場合には停止させ、戻り止め弁41が開
状態にある場合には閉として、非常用復水貯蔵設備12
へ常用復水貯蔵設備11から復水を供給し、水位制御が
規定値となるように制御する。この制御は自動的に常時
行われ、水位制御とともに非常用復水貯蔵設備の復水浄
化も同時に行われる。なお、この水位制御で非常用復水
貯蔵設備12から復水を常用復水貯蔵設備11へ送ると
きに、攪拌止め弁51を開けておけば、水位制御のとき
にも非常用復水貯蔵設備12内の復水の浄化に一層の効
果がある。
構成例を示す系統図で、原子炉、タービン、復水器等は
図示を省略している。一方、この構成では、建屋2内に
設けられた燃料プール70と、この中の水を循環させて
冷却、浄化するためのスキマサージタンク71、浄化用
ポンプ72a、72b、ろ過脱塩装置入口弁80a、8
0b、燃料プール用のろ過脱塩装置73a、73b、そ
の出口弁81a、81b、冷却用熱交換器82a、82
bが図示されており、本構成では非常用復水貯蔵設備1
2の復水を燃料プール用ろ過脱塩装置73bを利用して
浄化するようにしている。ここで、ろ過脱塩装置73a
は常用、同73bは予備系として用いられているとす
る。
化するときは、供給止め弁45、戻り止め弁46を開け
て循環ポンプ23を運転し、通常運転中に待機状態にあ
る燃料プール用ろ過脱塩装置73bへ供給配管38、戻
り配管39を介して非常用復水貯蔵設備12内の復水を
供給、循環させる。これによって非常用復水貯蔵設備1
2内の復水が浄化される。非常用復水貯蔵設備12内に
は、戻り配管39に接続された攪拌配管37が設けられ
ており、復水浄化時の循環水により非常用復水貯蔵設備
12内の復水が攪拌される。これにより非常用復水貯蔵
設備12の底部の異物が攪拌され、効率よくろ過脱塩装
置73bへ送られ、除去される。また、循環ポンプ23
の出口側より、原子炉ウェルに連絡する供給配管36、
供給止め弁42を設け、燃料交換時に非常用復水貯蔵設
備12内の復水を循環ポンプ23を用いて、原子炉ウェ
ル9に供給できるようにしている。
は次のように行われる。水位計60及び水位検出配管6
1により、非常用復水貯蔵設備12の水位が規程水位よ
り低いことが検出されると、制御装置100は、供給配
管34に設けた供給止め弁50を開として復水を常用復
水貯蔵設備11より供給し、非常用復水貯蔵設備12の
水位が規程水位より高いことが検出されると、制御装置
100は、供給配管34に設けた供給止め弁50を閉と
し、常用復水貯蔵設備11からの復水の供給を停止する
ように制御する。なお、水位が規定以上というのは通常
は生じないが、これに対する対応が必要であれば、ポン
プ23により復水を常用復水貯蔵設備11へ送る配管を
設ければよい。
水貯蔵設備は1基づつとしたが、それぞれ複数基が原子
炉の建屋内外に配置された構成でもよいことは明らかで
ある。
原子炉建屋内、常用復水貯蔵設備を原子炉建屋外に配置
した復水貯蔵設備において、通常運転中に待機状態にあ
る前記非常用復水貯蔵設備の浄化及び水位制御を行うこ
とが可能となる。
図である。
系統図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも1基の非常用復水貯蔵設備を
原子炉建屋内に設置し、また少なくとも1基の常用復水
貯蔵設備を原子炉建屋外に設置した原子力プラントの復
水貯蔵設備において、非常用復水貯蔵設備から常用復水
貯蔵設備に復水を送るための回収ポンプ及び止め弁を備
えた戻り配管と、前記常用復水貯蔵設備から非常用復水
貯蔵設備へ復水を送るための供給ポンプ及び止め弁を備
えた供給配管と、 を備えたことを特徴とする復水貯蔵設備。 - 【請求項2】 請求項1に記載の復水貯蔵設備におい
て、 非常用復水貯蔵設備内の水位を計測するための水位計測
手段と、 この手段により計測された水位が規定水位より高くなっ
たときに非常用復水貯蔵設備の復水を常用復水貯蔵設備
へ前記回収ポンプ及び戻り配管を介して送るように制御
し、前記水位計測手段により計測された非常用復水貯蔵
設備内の水位が規定水位より低くなったときに常用復水
貯蔵設備の復水を非常用復水貯蔵設備へ前記供給ポンプ
及び供給配管を介して送るように制御するための水位制
御手段と、 を備えたことを特徴とする復水貯蔵設備。 - 【請求項3】 少なくとも1基の非常用復水貯蔵設備を
原子炉建屋内に設置し、また少なくとも1基の常用復水
貯蔵設備を原子炉建屋外に設置した原子力プラントの復
水貯蔵設備において、非常用復水貯蔵設備の復水を燃料
プール浄化用ろ過脱塩装置を介して循環させるための、
止め弁を備えた配管及び循環ポンプを設けたことを特徴
とする復水貯蔵設備。 - 【請求項4】請求項3に記載の復水貯蔵設備において、 非常用復水貯蔵設備の水位を計測するための水位計測手
段と、 常用復水貯蔵設備から非常用復水貯蔵設備へ復水を送る
ための、供給ポンプ及び止め弁を備えた供給配管と、 前記計測手段により計測された非常用復水貯蔵設備の水
位が規定水位より低くなったとき前記供給配管を介して
常用復水貯蔵設備から非常用復水貯蔵設備へ復水を供給
するように制御する水位制御手段と、 を設けたことを特徴とする復水貯蔵設備。 - 【請求項5】 請求項1または3に記載の復水貯蔵設備
において、前記回収ポンプまたは前記循環ポンプの出口
側に、非常用復水貯蔵設備に復水の一部を戻すための止
め弁を備えた攪拌用配管を備えたことを特徴とする復水
貯蔵設備。 - 【請求項6】 請求項1または3に記載の復水貯蔵設備
において、前記回収ポンプまたは循環ポンプの出口から
原子炉ウェルへ復水を送るための、止め弁を備えた原子
炉ウェル供給配管を備えたことを特徴とする復水貯蔵設
備。 - 【請求項7】 少なくとも1基の非常用復水貯蔵設備を
原子炉建屋内に設置し、また少なくとも1基の常用復水
貯蔵設備を原子炉建屋外に設置した原子力プラントの復
水貯蔵設備を運転するための運転制御方法であって、 常用復水貯蔵設備から非常用復水貯蔵設備へ復水を送る
ための止め弁を備えた供給配管とその逆方向へ復水を送
るための止め弁を備えた戻り配管とを設け、非常用復水
貯蔵設備と常用復水貯蔵設備の間で通常の運転時に復水
を循環させることによって非常用復水貯蔵設備の復水を
浄化し、また前記供給配管もしくは戻り配管を介して復
水を非常用復水貯蔵設備と常用復水貯蔵設備の間で流す
ことにより非常用復水貯蔵設備の水位を制御するように
したことを特徴とする復水貯蔵設備の運転制御方法。 - 【請求項8】 少なくとも1基の非常用復水貯蔵設備を
原子炉建屋内に設置し、また少なくとも1基の常用復水
貯蔵設備を原子炉建屋外に設置した原子力プラントの復
水貯蔵設備を運転するための運転制御方法であって、 燃料プール浄化用ろ過脱塩装置を介して非常用復水貯蔵
設備の復水を循環させるための復水循環手段を設け、こ
の手段により非常用復水貯蔵設備復水を循環させて浄化
するようにしたことを特徴とする復水貯蔵設備の運転制
御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00177399A JP3909973B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 復水貯蔵設備とその運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00177399A JP3909973B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 復水貯蔵設備とその運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000206284A true JP2000206284A (ja) | 2000-07-28 |
JP3909973B2 JP3909973B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
ID=11510904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00177399A Expired - Fee Related JP3909973B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 復水貯蔵設備とその運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3909973B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018009A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Toshiba Corp | 原子力発電所の復水貯蔵設備 |
JP2014089139A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 核燃料冷却方法及び核燃料冷却装置 |
GB2567042A (en) * | 2017-08-03 | 2019-04-03 | Hitachi Ge Nuclear Energy Ltd | Condensate storage facility |
-
1999
- 1999-01-07 JP JP00177399A patent/JP3909973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018009A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Toshiba Corp | 原子力発電所の復水貯蔵設備 |
JP2014089139A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 核燃料冷却方法及び核燃料冷却装置 |
GB2567042A (en) * | 2017-08-03 | 2019-04-03 | Hitachi Ge Nuclear Energy Ltd | Condensate storage facility |
GB2567042B (en) * | 2017-08-03 | 2019-10-09 | Hitachi Ge Nuclear Energy Ltd | Condensate storage facility |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3909973B2 (ja) | 2007-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4753771A (en) | Passive safety system for a pressurized water nuclear reactor | |
US20020101951A1 (en) | Boiling water reactor nuclear power plant | |
JPH0659087A (ja) | 原子炉 | |
EP0598787A1 (de) | Sekundärseitiges nachwärmeabfuhrsystem für druckwasser-kernreaktoren. | |
JP2000206284A (ja) | 復水貯蔵設備とその運転制御方法 | |
JP4896527B2 (ja) | 原子力プラントの制御棒水圧供給システム | |
JP2000275380A (ja) | 非常用炉心冷却系及びその取水設備 | |
JP3874884B2 (ja) | 原子力発電所の復水貯蔵槽浄化装置 | |
CN1076713C (zh) | 改进的电厂水灰处理系统 | |
RU2102800C1 (ru) | Энергетическая установка | |
JP2644949B2 (ja) | 原子炉の炉水補給方法 | |
JP2685204B2 (ja) | 給水ポンプ制御方法および装置 | |
CN114920315B (zh) | 除氧装置、除氧系统及其水处理方法 | |
CN217357591U (zh) | 高温水定压补水装置 | |
EP0139001A1 (en) | BOILER SYSTEM. | |
CN216384146U (zh) | 一种用于煤气发电机组的高压给水系统 | |
JP2003090895A (ja) | 復水脱塩処理方法と装置 | |
KR20020089956A (ko) | 고압/저압 열교환기겸용 스팀보일러의 저압 열교환기응축수 배출 장치 | |
JP2933334B2 (ja) | 沸騰水型原子力発電所の非常用炉心冷却系統とその運転方法 | |
JPH0347720B2 (ja) | ||
JPH0534494A (ja) | 原子炉水位制御方法 | |
JP2003149380A (ja) | プール水浄化設備 | |
JPH03100496A (ja) | 非常用冷却水補給設備を有する原子炉 | |
JPH10142379A (ja) | 原子炉設備における残留熱除去系 | |
JPH10319174A (ja) | 沸騰水型原子力プラント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |