JP3454924B2 - 中空糸膜濾過装置 - Google Patents

中空糸膜濾過装置

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JP3454924B2 JP17287994A JP17287994A JP3454924B2 JP 3454924 B2 JP3454924 B2 JP 3454924B2 JP 17287994 A JP17287994 A JP 17287994A JP 17287994 A JP17287994 A JP 17287994A JP 3454924 B2 JP3454924 B2 JP 3454924B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は例えば原子力発電プラン
トで発生する放射性廃液または原子炉復水給水系の復水
などの被処理液中に含まれている不溶性不純物例えば懸
濁物(以下、クラッドと記す)を分離するために使用さ
れる中空糸膜濾過装置に係り、特に中空糸膜の長寿命化
等が図れる中空糸膜濾過装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図9〜図11によって、この種の中空糸
膜濾過装置の従来例を説明する。 【0003】図9は、中空糸膜濾過装置の全体構成を示
している。この中空糸膜濾過装置は、濾過装置本体を構
成する容器1を有し、この容器1内の上方位置に水平な
仕切板2が設けられ、この仕切板2の下側に濾過室3、
上側に濾液室4がそれぞれ区画形成されている。 【0004】仕切板2には、濾液室4側にそれぞれ一端
が開口する複数本の中空糸膜モジュール5が、吊り下げ
状態で組み込まれ、各中空糸膜モジュール5は外周部に
保護管6をそれぞれ有している。なお、各保護管6の下
端部は連結部7を介して相互に連結されている。 【0005】容器1の底板1aは球面状をなしており、
この底板1aの中心からずれた位置に、復水等の被処理
液を容器1内に導入する被処理液入口ノズル8が設けら
れている。この被処理液入口ノズル8は被処理液供給ラ
イン8aに接続され、そのライン上に入口弁8bが設け
られている。また、底板1aの中心部には逆洗水排出ノ
ズル9が設けられている。この逆洗水排出ノズル9は逆
洗水排出ライン9aに接続され、そのライン上に逆洗水
排出弁9bが設けられている。 【0006】容器1は球面状の上蓋1bを有し、この上
蓋1bには逆洗空気止め弁10aを有する逆洗用空気ラ
イン10が接続され、この逆洗空気止め弁10aの出口
側から分岐した濾液出口ライン11に濾液出口弁11a
が設けられている。 【0007】また、容器1の周壁下部にはバブリング空
気入口ノズル12が設けられ、このバブリング空気入口
ノズル12はバブリング空気ライン12aに接続されて
いる。バブリング空気ライン12aにはバブリング空気
止め弁12bが設けられている。そして、中空糸膜モジ
ュール5の下方に位置してバブリング空気入口ノズル1
2にバブリング装置13が接続されている。このバブリ
ング装置13は、容器1の中心部を通る太径の水平な1
本のバブリング母管13aと、このバブリング母管13
aから枝状に分岐した複数のバブリング分岐管13bと
からなり、各バブリング分岐管13bの下面側の管壁に
気泡吹出し用のバブリング孔が多数穿設されている。 【0008】容器1の濾過室3の周壁上部にはオーバー
フロー止め弁15aを有するオーバーフローライン15
が接続されている。このオーバーフローライン15の開
口部に位置した容器1の内面には、その開口部への流入
水位を高める堰板15bが取付けられている。この堰板
15bによって、容器1内の液が直接オーバーフローラ
イン15へ流れ込むことが防止され、また、後述する濾
過再生時において中空糸膜モジュール5が気中に晒され
て、疏水化することが防止される。 【0009】図10は容器1の内部を横断面で示してい
る。各バリブング分岐管13bは容器1の内壁間に亘る
長さとされ、容器1の内壁に円周方向に沿って取付けた
鋸歯状の邪魔板17の上に支持されている。この邪魔板
17の機能については後述する。 【0010】図11は、中空糸膜モジュール5の構成を
拡大断面で示している。この図示の例では、複数(三
つ)の中空糸膜モジュール構造体5aが長手方向に沿っ
て接続され、その接続体の一端が仕切板2に吊下げ状態
で取付けられている。 【0011】即ち、各中空糸膜モジュール構造体5a
は、平行に配置された多数本の細長繊維状の中空糸膜5
bと、この中空糸膜5bと同一長さでその群の中央に平
行に配置された両端が開口する集水管21と、これら中
空糸膜5bおよび集水管21の両端部を充填材23で固
化する環状の端栓22とによって構成されている。端栓
22の外周面には雄ねじ24aが形成されている。そし
て、互いに隣接する中空糸膜モジュール構造体5aの端
栓22同士が、その両端側内周面に雌ねじ24bを有す
る短筒状の継ぎ具25によって螺合接続されている。こ
うして、三つの中空糸膜モジュール構造体5aが中空糸
膜5bおよび集水管21を連通させた状態で一本化さ
れ、その一端側(上端側)に位置する端栓22が、雌ね
じ24bを有する異径筒状の固定部材26に螺合された
状態で、この固定部材26を介して仕切板2に吊下げら
れている。なお、固定部材26は、仕切板2上にあけた
貫通孔2aに上方から挿入されて段部を介して載置さ
れ、この固定部材26の上面が、仕切板2上に押え板2
7によって押えられるとともに、その押え板27を仕切
板2にボルト28で締付けることにより固定保持されて
いる。 【0012】また、接続体となったモジュール構造体5
aの他端(下端)は、雌ねじ24b付き有底筒状の閉止
栓29の螺着により塞がれている。 【0013】このように複数の中空糸膜モジュール構造
体5aの連結体としての中空糸膜モジュール5が、仕切
板2に溶接等により接合して吊下げた下端開口の保護管
6により、若干の隙間6aを有する状態で外周側から被
覆されている。なお、保護管6には、中空糸膜モジュー
ル構造体5aの継ぎ具25部位に該当する位置に絞り部
6bを有するとともに、上端部周壁にトップベントホー
ル18を有している。 【0014】上記構成の中空糸膜濾過装置によって被処
理液中のクラッド等を濾過する場合には、次の操作を行
う。 【0015】まず、被処理液を被処理液供給ライン8a
から入口弁8bを通して被処理液入口ノズル8に供給
し、容器1の底部1aから濾過室3に流入させる。これ
により、被処理液は保護管6の底部から保護管6の内部
に流れ込み、中空糸膜モジュール5に達する。被処理液
中のクラッドは中空糸膜5aの表面で捕獲され、中空糸
膜5a内に浸透した濾過液、例えば濾過水は、中空糸膜
モジュール5の内部を通過して仕切板2の上側の濾液室
4に流れる。そして、この濾過水は上蓋1bに接続した
濾液出口ライン11から流出する。 【0016】この濾過装置によって被処理液の濾過運転
を長時間実施すると、中空糸膜5aの表面には濾過され
て残ったクラッドなどの異物が多く付着し、中空糸膜5
aの濾過性能が低下する。 【0017】そこで、中空糸膜5aの濾過性能を回復さ
せるための逆洗操作が一定期間毎に行われる。この逆洗
操作は、入口弁8bおよび濾液出口弁11aを閉じて、
濾過操作を中断して行う。即ち、容器1の上蓋1bに接
続された逆洗用空気ライン10上の逆洗空気止め弁10
aを開け、容器1の上蓋1b内に高圧空気を注入し、濾
液室4の濾過水を中空糸膜5aの内側から外側に流通さ
せて行う。 【0018】この際、濾過室3の上部側面のオーバーフ
ローライン15のオーバーフロー止め弁15aを開き、
逆流によって増加した水を排出すると共にバブリング空
気ライン12のバブリング空気止め弁12aを開き、バ
ブリング分岐管13bの下側の空気吹き出しノズル14
から低圧の空気を流出させ、保護管6内に気泡を生じさ
せて中空糸膜5aを振動させる。保護管6内の気泡はそ
の保護管6の上部に設けたトップベントホール18から
保護管6外に放出され、保護管6内が空気で満たされる
ことが防止される。 【0019】この逆洗操作によって、中空糸膜5aの表
面に捕獲されたクラッドは除去され、中空糸膜5aは正
規の濾過性能を回復する一方、容器1内の被処理水は底
板1aの逆洗水排出ノズル9から逆洗水排出ライン9a
の逆洗水排出弁9bを開いて排出され、ドレン処理され
る。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の中空糸
膜濾過装置では、中空糸膜モジュール5へ被処理水を流
入させる被処理水入口ノズル8が容器1の底板1aの中
心からずれた位置に設けられ、また、逆洗水排出ノズル
9が容器1の中心線に沿った真下の底板1aに設けられ
ている。 【0021】さらに、被処理液が被処理液供給ライン8
aを通して、被処理液入口ノズル8から流入して中空糸
膜モジュール5へ直撃しないように容器1の底板1a内
部に門型の平面バッフル板16が張り出して設けられて
いる。そこで、被処理水は平面バッフル板16の下側で
門型の両側開口から流出し、容器1の底板1aの内周面
に沿って斜め上方へ流れる。 【0022】しかしながら、被処理液入口ノズル8は容
器1の中心に位置していないため、容器1と保護管6と
の下端で偏流を生じ、各中空糸膜モジュール5における
流量が不均一となる問題がある。即ち、被処理液はバッ
フル板16によりまず下向きの流れとなり、容器1の底
面に衝突した後に横向き流れとなり、その後底板1aの
上部内周面に沿う上昇流となるが、この時、図10に矢
印cで示すように、容器1の内壁の鋸歯状の邪魔板17
に当接して向きを容器1の中心側に変える。この時、全
ての流れが容器1の中央に集中することになり、容器1
の中央部の中空糸膜に多量の被処理水が流入するという
偏流の問題が生じる。 【0023】一方、中空糸膜モジュール5は図11に示
すように、多数の中空糸膜5aの軸心部に集水管21を
有し、この集水管21の両端が多数の中空糸膜5aとと
もに充填材23で固定されている。このため、前記の如
く被処理液入口ノズル8から流入した被処理液が偏流し
た状態で保護管6内に流入すると、中空糸膜モジュール
5が大きく横揺れし、軸心部の集水管21と充填材23
との接着部にクラックが入り、破損し易くなるという問
題も生じる。この中空糸膜モジュール5を例えば原子力
発電所の復水濾過に適用する場合、大容量の復水を処理
するため非常に多くの本数が必要となり、もし上述のよ
うに破損が生じて全数を交換するような事態になっては
莫大な費用が発生する。 【0024】また、上述した従来の装置では被処理液入
口ノズル8が容器1の中心に位置していないため、バッ
フル板16の高さが容器1の底部からかなり高くなり、
これにより容器1の全体の高さが余分に大きくなり、建
屋内の装置据付け用の空間を十分に確保するためには、
例えば建屋の梁を逆梁にするなど、建屋耐震計算やコン
ポジット調整等に多大な時間とコストが費される。 【0025】さらに、バブリング装置13を容器1内に
支持する手段として、従来では図示しないが例えば横長
なL形鋼からなる支持梁をバブリング分岐管13bの下
側に交差状態で配置し、これによりバブリング分岐管1
3bを支持している。そして、この支持梁は中空糸膜モ
ジュール5の配列ピッチに対応してバブリング分岐管1
3bに設けられた空気吹き出しノズル14の間に、その
ノズル孔を塞がないように配置してあるが、L形鋼を用
いた場合には水平な板部の幅が広いため、空気吹き出し
ノズル14から噴出した気泡が、そのL形鋼の水平な板
部と干渉して保護管6内に流入しにくくなって分散状態
となる。このため、気泡による中空糸膜5aの振動が得
にくくなって、直接的なクラッドの剥離作用が十分に行
われず、濾過性能が低下するという問題がある。 【0026】一方、前記のように、個々のバブリング分
岐管13bの端部の支持と、被処理液の容器1壁面に沿
う上昇流の阻止とを行うため、容器1内の円周方向で分
割された邪魔板17を設けた場合には、中空糸膜5aの
濾過再生によって中空糸膜5aから剥離したクラッド
が、この邪魔板17に堆積して容器1内から逆洗水を排
出した時に完全に排出されない事態が生じ得る。このよ
うな事態が生じた場合には、原子炉用復水を処理する装
置では容器1内が高放射線量となり、定期検査時等の作
業能率が非常に低下するなどの問題がある。 【0027】以上のように、従来の中空糸膜濾過装置で
は、容器1内における被処理液の流れが偏流となって中
空糸膜モジュール毎の濾過作用が不均一となったり、耐
用寿命を短かくする場合があり、また被処理液入口の配
置関係等により容器やその収納用建屋の設計,施工に不
都合を生じたり、逆洗やバブリングによる中空糸の再生
に支障が生じる場合もあり、特に原子力設備等に適用し
た場合には放射性クラッド処理の不十分さにより検査作
業等に支障が及ぶなど、種々の運用上の問題が生じてい
たものである。 【0028】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、濾過時から再生処理時等に亘る一連の作用が
均一かつ能率よく行えるとともに中空糸膜モジュールの
耐用寿命や関連設備の構造上の問題、ならびに検査等に
ついての支障等を解消して、中空糸膜濾過装置の機能性
をより一層向上させることを目的とする。 【0029】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、容器内を水平な仕切板によって下部の
濾過室と上部の濾液室とに区画し、前記濾液室内に一端
を開口した複数本の中空糸膜モジュールを前記仕切板に
支持して前記濾過室内に垂設するとともに、前記中空糸
膜モジュールの下方にバブリング装置を配設し、かつ前
記濾過室の底部に被処理液入口、前記濾液室の上部に濾
液出口をそれぞれ設けた中空糸膜濾過装置において、前
記被処理液入口を前記濾過室の底部中心位置に配置する
とともに、その被処理液入口の上方に、その被処理液入
口を覆う略円形で下面が凹んだバッフル板をその外周端
が略水平となる配置で設け、前記バブリング装置を、水
平に設けられた複数の縦形の連結板で前記容器に支持し
ことを特徴とする。 【0030】本発明において、バッフル板は球面状また
は円錐状をなしており、このバッフル板を被処理液入口
の上方に固定支持するための支持脚は、前記被処理液入
口から上方に噴出する被処理液を容器の外周側に向ける
ガイド機能を有する間隔で配置された複数の板体または
流路孔付きの筒体からなるものとすることが望ましい。 【0031】本発明において、バブリング装置は、中空
糸膜モジュールの下方における容器中心位置を通る水平
な1本の給気用のバブリング母管と、このバブリング母
管と略直交する配置で水平方向に連通接続された複数の
バブリング分岐管と、これらの各バブリング分岐管と格
子状をなす配置でそれぞれ水平方向に沿って複数平行に
設けられ、前記各バブリング分岐管を前記容器に固定す
る一定上下幅の平板状の連結板とからなり、前記各バブ
リング分岐管の下面側に穿設される気泡吹出し用のバブ
リング孔の多数を前記中空糸膜モジュールの略直下に対
応する配置とするとともに、前記連結板の多数を前記中
空糸膜モジュールから横にずれた配置とすることが望ま
しい。 【0032】本発明において、バッフル板の上面部とバ
ブリング装置の下面部との間の間隔を、前記バブリング
装置から下向きに吹出される気泡が前記バッフル板に衝
突しない距離に設定することが望ましい。 【0033】本発明において、被処理液入口には、被処
理液供給ラインとともに排液ラインを接続し、これら両
ラインを選択的に前記被処理液入口に連通させる弁を設
けることにより、前記被処理液入口を逆洗時その他にお
ける排液口として適用可能とすることが望ましい。 【0034】 【作用】本発明の中空糸膜濾過装置によれば、被処理液
入口を容器底部の中心位置に配置し、円形バッフル板の
外周端を水平に形成したことにより、被処理液の十分な
噴流抑止効果が得られるとともに容器周壁に沿う上昇流
が減少するので、被処理液の中空糸膜への流入流量が均
一になる。これによって被処理液の流れが均一となり、
中空糸膜によるクラッドなどの除去量の一定化が図れ
る。また、全ての中空糸膜モジュール構造体の処理クラ
ッドの負荷が殆ど同一となるため、中空糸膜の長寿命化
を図ることができる。 【0035】一方、被処理液が偏流せずに保護管内に流
入するため、中空糸膜モジュール自身の横揺れを低減ま
たは阻止することができ、これにより軸心部の集水管と
充填材との接着部へのクラックの発生が防止され、これ
によっても中空糸膜の長寿命化が図られる。 【0036】また、被処理液入口を容器の中心位置に配
置することで、バッフル板を高所で傾斜させる等の余分
な高さ要因がなくなるため容器全体の高さが低下でき、
また建屋の梁を逆梁にするなどの必要がなくなり、建屋
耐震計算やコンポジット調整時間が節約される。 【0037】さらに、バブリング分岐管を固定する連結
板を水平な縦形の板で構成した場合には、バブリング孔
から噴出する上昇気泡の干渉が殆どなく、分散すること
なく保護管6内に流入するので、気泡による中空糸膜の
振動が効果的に作用する。したがって、逆洗時における
クラッドの剥離効果が向上できるようになる。 【0038】一方、容器内には、円周上に分割された邪
魔板が不要となるので、中空糸膜の濾過再生により中空
糸膜から剥離するクラッドがこの邪魔板に堆積すること
もなく、容器内から排出できるようになり、原子力プラ
ントの復水処理に適用した場合などにおいて容器が高放
射線量となることが防止され、定期検査時等における作
業員の放射線被曝低減、作業効率の向上等が有効に図れ
る。 【0039】また、配管システム上からみた場合、逆洗
水排出ノズルと被処理液入口ノズルとを兼用することに
より、配管構成が簡素化でき、配管設備コストの大幅な
低減も図れるなど、経済的な効果も奏される。 【0040】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。図1は本実施例による中空糸膜濾過装置
の要部を示す縦断面図、図2は全体の系統構成を示す
図、図3は図1のA−A線断面図、図4は容器底部を拡
大して示す縦断面図である。 【0041】本実施例の中空糸膜濾過装置では、図2に
示すように、濾過装置本体を構成する容器31を有し、
この容器31内の上方位置に水平な仕切板32が設けら
れ、この仕切板32の下側に濾過室33、上側に濾液室
34がそれぞれ区画形成されている。 【0042】仕切板32には、濾液室34側にそれぞれ
一端が開口する複数本の中空糸膜モジュール35が、吊
り下げ状態で組み込まれ、各中空糸膜モジュール35は
外周部に保護管36をそれぞれ有している。なお、各保
護管36の下端部は連結部37を介して相互に連結され
ている。 【0043】容器31の底板31aは球面状をなしてお
り、この底板31aの中心位置に、復水等の被処理液を
容器31内に導入する被処理液入口ノズル38が設けら
れている。この被処理液入口ノズル38は被処理液供給
ライン38aに接続され、そのライン上に入口弁38b
が設けられている。この被処理液入口ノズル38は逆洗
水排出ノズルを兼用しており、逆洗水排出ライン39a
に接続されている。逆洗水排出ライン39a上には、逆
洗水排出弁39bが設けられている。 【0044】容器31は球面状の上蓋31bを有し、こ
の上蓋31bには逆洗空気止め弁40aを有する逆洗用
空気ライン40が接続され、この逆洗空気止め弁40a
の出口側から分岐した濾液出口ライン41に濾液出口弁
41aが設けられている。 【0045】また、容器31の周壁下部にはバブリング
空気入口ノズル42が設けられ、このバブリング空気入
口ノズル42はバブリング空気ライン42aに接続され
ている。バブリング空気ライン42aにはバブリング空
気止め弁42bが設けられている。そして、中空糸膜モ
ジュール35の下方に位置してバブリング空気入口ノズ
ル42にバブリング装置43が接続されている。このバ
ブリング装置43は、容器31の中心部を通る太径の水
平な1本のバブリング母管43aと、このバブリング母
管43aから枝状に分岐した複数のバブリング分岐管4
3bとからなり、各バブリング分岐管43bの下面側の
管壁に気泡吹出し用のバブリング孔が多数穿設されてい
る。このバブリング孔等については後に詳しく説明す
る。 【0046】このような基本的構成の下で、本実施例に
おいては図1に示すように、被処理液入口ノズル38の
上方に、その被処理液入口ノズル38を覆う略円形で下
面が凹んだバッフル板51が、その外周端が略水平とな
る配置で設けられている。 【0047】詳述すると、バッフル板51は球面状をな
しており、このバッフル板51を被処理液入口ノズル3
8の上方に固定支持するための支持脚52が、被処理液
入口ノズル38から上方に噴出する被処理液を容器31
の外周側に向けるガイド機能を有する間隔で配置された
複数の板体によって構成されている。即ち、バッフル板
51の支持脚52は、被処理液入口ノズル38の周囲に
複数本、例えば4本、等角度間隔(90度間隔)で起立
した板状のものであり、図3および図4に示すように、
板幅がバブリング分岐管43bと平行な方向およびこれ
と直交する方向に沿う配置とされている。これにより、
支持脚52は、被処理液入口ノズル38から容器31内
に流入した被処理液を図3に矢印aで示す如く、平面視
でバブリング分岐管43bの管軸に対して約45度交差
する方向にガイドするようになっている。 【0048】一方、バブリング装置43は、中空糸膜モ
ジュール35の下方における容器31中心位置を通る水
平な1本の給気用のバブリング母管43aと、このバブ
リング母管43aと略直交する配置で水平方向に連通接
続された複数のバブリング分岐管43bと、これらの各
バブリング分岐管43bと格子状をなす配置でそれぞれ
水平方向に沿って複数平行に設けられ、各バブリング分
岐管43bを固定する一定上下幅の平板状の連結板44
と、この連結板44を容器31に支持する小形の支持片
44aとからなっている。 【0049】そして、図3に示すように、各バブリング
分岐管43bの下面側に穿設される気泡吹出し用のバブ
リング孔39の多数が、中空糸膜モジュール5の略直下
に対応する配置とされている。さらに、連結板44の多
数は、中空糸膜モジュール5から横にずれた配置とされ
ている。 【0050】一方、バッフル板51の上面部とバブリン
グ分岐管43bの下面部との間の間隔は、バブリング孔
39から下向きに吹出される気泡がバッフル板51に衝
突しない距離に設定されている。 【0051】また、前述したように、被処理液入口ノズ
ル38には、被処理液供給ライン38aとともに排液ラ
イン39aが接続されており、これら両ライン38a,
39aを選択的に被処理液入口ノズル38に連通させる
弁53が設けられ、これにより、被処理液入口ノズル3
8が逆洗時その他における排液口として適用可能とされ
ている。 【0052】次に作用を説明する。 【0053】濾過時においては、被処理液が容器31の
中心線に沿った真下の底板中央最下部の被処理液入口ノ
ズル38から流入する。この被処理液は、図4に矢印b
で示すように、被処理液入口ノズル38の上部の球面円
形バッフル板51の内面に衝突して流れが緩和され、バ
ッフル板51の内面外周端の水平部分において、全周に
亘って一様に大きく緩やかな渦状となる。 【0054】緩やかで大きくなった渦状の被処理液流
は、球面円形バッフル板51の支持脚52の開口部から
容器1内の半径方向に拡がり、上部で、バブリング分岐
管43bおよび連結管44に沿って整流され、水平方向
に拡がる流れとなる。そして、さらに上昇する被処理液
は保護管36内に流入し、中空糸膜モジュール35内に
流入する。 【0055】この中空糸膜モジュール35の中空糸膜の
表面で被処理液中のクラッドが捕捉され、中空糸膜を通
過した処理液は、濾過液として容器31の上蓋31bに
接続した濾液出口ライン41から容器1外に流出する。 【0056】この濾過装置によって被処理液の濾過運転
を長時間実施すると、中空糸膜の表面には濾過されて残
ったクラッドなどの異物が多く付着し、中空糸膜の濾過
性能が低下する。 【0057】そこで、中空糸膜の濾過性能を回復させる
ための逆洗操作が一定期間毎に行われる。この逆洗操作
は、入口弁38bおよび濾液出口弁41aを閉じて、濾
過操作を中断して行う。即ち、容器1の上蓋31bに接
続された逆洗用空気ライン40上の逆洗空気止め弁40
aを開け、容器31の上蓋31b内に高圧空気を注入
し、濾液室34の濾過液を中空糸膜の内側から外側に流
通させて行う。 【0058】この際、濾過室33の上部側面のオーバー
フローライン45のオーバーフロー止め弁45aを開
き、逆流によって増加した水を排出すると共にバブリン
グ空気ライン42のバブリング空気止め弁42aを開
き、バブリング分岐管43bの下側の空気吹き出しノズ
ル39から低圧の空気を流出させ、保護管36内に気泡
を生じさせて中空糸膜を振動させる。保護管36内の気
泡はその保護管36の上部に設けたトップベントホール
から保護管36外に放出され、保護管36内が空気で満
たされることが防止される。 【0059】この逆洗操作によって、中空糸膜の表面に
捕獲されたクラッドは除去され、中空糸膜は正規の濾過
性能を回復する一方、容器31内の被処理液は弁53の
切換えにより逆洗水排出ノズルとなった被処理液入口ノ
ズル38から逆洗水排出ライン39aを経て排出され、
ドレン処理される。 【0060】以上の実施例によれば、被処理液入口ノズ
ル38を容器31底部の中心位置に配置するとともに、
その上方に球面状のバッフル板51を設け、このバッフ
ル板51の外周端を水平に形成したことにより、濾過時
においては容器31の中心部から上方に噴出する被処理
液がバッフル板51の周囲に渦流状態で十分に拡散し、
しかも支持脚52の開口部にガイドされた後、バブリン
グ分岐管43bおよび支持板44によって水平方向に広
く流動する。したがって、十分な噴流抑止効果が得られ
るとともに、被処理液の中空糸膜への流入流量が均一に
なる。これによって被処理液の流れが一層均一になり、
中空糸膜によるクラッドなどの除去量が一定になる。ま
た、全ての中空糸膜モジュール35の処理クラッドの負
荷が略一定となるため、中空糸膜の長寿命化を図ること
ができる。 【0061】一方、被処理液は偏流することなく保護管
36内に流入するため、中空糸膜モジュール35自身の
横揺れがなくなり、軸心部の集水管と充填材との接着部
にクラックが発生すること等が有効に防止され、中空糸
膜の長寿命化を図ることができる。 【0062】また、被処理液入口ノズル38が容器31
中心の最も低い位置に設置されるため、容器全体の高さ
が低くなり、建屋の梁を逆梁にするなどの建屋耐震計算
やコンポジット調整に必要な手間や時間が節約される。 【0063】さらに、バブリング装置43の支持がバブ
リング分岐管43bを固定した平板状の板で構成される
ため、バブリング孔39から噴出した気泡の干渉を回避
して分散を防止し、効率よく保護管36内に流入するこ
とができるので、気泡による中空糸膜の振動が効果的に
得られ、クラッドの剥離効果が均一に、かつ円滑に行え
るよになり、濾過性能を低下させるという問題が解決で
きる。 【0064】一方、本実施例によると容器31の内周面
に沿う液流が生じないので、従来用いられていた邪魔板
が不要となり、中空糸膜の濾過再生時に中空糸膜から剥
離したクラッドが、邪魔板に堆積すること等の不都合も
解消される。したがって、例えば原子炉の復水濾過に適
用した場合等において、クラッドが効果的に容器31内
から排出されるので容器31が高放射線量となることも
なく、したがって、例えば定期検査時の作業員の放射線
被曝量が低減され、作業性が大幅に改善される。また、
逆洗水排出ノズルと被処理液入口ノズルとを兼用するこ
とができるので、配管構成が簡素化できるとともに、配
管設備コストが大幅に低減できるなど経済的な利点も得
られる。 【0065】なお、上記実施例においては、被処理液入
口部分のバッフル板51の支持脚52を、複数の間隔的
に配置した起立板状のものとしたが、例えば図5および
図6に示すように、支持脚52を円筒状のものとし、そ
の周壁全体に亘って多数の整流用の小孔60および切欠
61等を形成した構成としてもよい。 【0066】また、上記実施例においては、バッフル板
51を球面状としたが、例えば図7および図8に示すよ
うに、円錐状のものとしてもよい。 【0067】さらに同図に示すように、支持脚52を平
面視十字状に交差するものとし、被処理液入口ノズル3
8の中心部と交差部を一致させるようしてもよい。 【0068】このような図5〜図8に示した構成によっ
ても、被処理液を容器1の中心位置から外周側に向っ
て、均一に分散させることができ、中空糸膜モジュール
への均一な液供給を可能とすることができる。 【0069】 【発明の効果】本発明の中空糸膜濾過装置によれば、被
処理液入口を容器底部の中心位置に配置し、円形バッフ
ル板の外周端を水平に形成したことにより、被処理液の
十分な噴流抑止効果が得られるとともに容器周壁に沿う
上昇流が減少するので、被処理液の中空糸膜への流入流
量が均一になる。これによって被処理液の流れが均一と
なり、中空糸膜によるクラッドなどの除去量の一定化が
図れる。また、全ての中空糸膜モジュール構造体の処理
クラッドの負荷が殆ど同一となるため、中空糸膜の長寿
命化を図ることができる。 【0070】一方、被処理液が偏流せずに保護管内に流
入するため、中空糸膜モジュール自身の横揺れを低減ま
たは阻止することができ、これにより軸心部の集水管と
充填材との接着部へのクラックの発生が防止され、これ
によっても中空糸膜の長寿命化が図られる。 【0071】また、被処理液入口を容器の中心位置に配
置することで、バッフル板を高所で傾斜させる等の余分
な高さ要因がなくなるため容器全体の高さが低下でき、
また建屋の梁を逆梁にするなどの必要がなくなり、建屋
耐震計算やコンポジット調整時間が節約される。 【0072】さらに、バブリング分岐管を固定する連結
板を水平な縦形の板で構成した場合には、バブリング孔
から噴出する上昇気泡の干渉が殆どなく、分散すること
なく保護管6内に流入するので、気泡による中空糸膜の
振動が効果的に作用する。したがって、逆洗時における
クラッドの剥離効果が向上できるようになる。 【0073】一方、容器内には、円周上に分割された邪
魔板が不要となるので、中空糸膜の濾過再生により中空
糸膜から剥離するクラッドがこの邪魔板に堆積すること
もなく、容器内から排出できるようになり、原子力プラ
ントの復水処理に適用した場合などにおいて容器が高放
射線量となることが防止され、定期検査時等における作
業員の放射線被曝低減、作業効率の向上等が有効に図れ
る。 【0074】また、配管システム上からみた場合、逆洗
水排出ノズルと被処理液入口ノズルとを兼用することに
より、配管構成が簡素化でき、配管設備コストの大幅な
低減も図れるなど、経済的な効果も奏される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る中空糸膜濾過装置の一実施例を示
す要部断面図。 【図2】本発明に係る中空糸膜濾過装置の一実施例を示
す全体系統図。 【図3】図1のA−A線断面図。 【図4】本発明に係る中空糸膜濾過装置の一実施例を示
す容器底部の拡大断面図。 【図5】本発明の他の実施例を示すもので、容器底部の
拡大断面図。 【図6】図5の平面図。 【図7】本発明のさらに他の実施例を示すもので、容器
底部の拡大断面図。 【図8】図7の平面図。 【図9】従来の中空糸膜濾過装置を示す全体系統図。 【図10】図9に示す容器を一部断面で示す平面図。 【図11】中空糸膜モジュールの構成を示す拡大断面
図。 【符号の説明】 31 容器 31a 底板 32 仕切板 33 濾過室 34 濾液室 35 中空糸膜モジュール 36 保護管 37 連結部 38 被処理液入口ノズル 38a 被処理液供給ライン 38b 入口弁 39 バブリング孔 39a 逆洗水排出ライン 39b 逆洗水排出弁 40 逆洗用空気ライン 40a 逆洗空気止め弁 41 濾液出口ライン 41a 濾液出口弁 42 バブリング空気入口ノズル 42a バブリング空気ライン 42b バブリング空気止め弁 43 バブリング装置 43a バブリング母管 43b バブリング分岐管44 連結板 45 オーバーフローライン 51 バッフル板 52 支持脚 60 小孔 61 切欠

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 容器内を水平な仕切板によって下部の濾
    過室と上部の濾液室とに区画し、前記濾液室内に一端を
    開口した複数本の中空糸膜モジュールを前記仕切板に支
    持して前記濾過室内に垂設するとともに、前記中空糸膜
    モジュールの下方にバブリング装置を配設し、かつ前記
    濾過室の底部に被処理液入口、前記濾液室の上部に濾液
    出口をそれぞれ設けた中空糸膜濾過装置において、前記
    被処理液入口を前記濾過室の底部中心位置に配置すると
    ともに、その被処理液入口の上方に、その被処理液入口
    を覆う略円形で下面が凹んだバッフル板をその外周端が
    略水平となる配置で設け、前記バブリング装置を、水平
    に設けられた複数の縦形の連結板で前記容器に支持した
    ことを特徴とする中空糸膜濾過装置。
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