JPH08304198A - ホース圧力検知装置 - Google Patents
ホース圧力検知装置Info
- Publication number
- JPH08304198A JPH08304198A JP11415095A JP11415095A JPH08304198A JP H08304198 A JPH08304198 A JP H08304198A JP 11415095 A JP11415095 A JP 11415095A JP 11415095 A JP11415095 A JP 11415095A JP H08304198 A JPH08304198 A JP H08304198A
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- JP
- Japan
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- hose
- pressure
- insulator
- longitudinal direction
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、生コンクリートを輸送するホース
に関し、特には生コンクリート打設用先端ホースの閉塞
による内圧の上昇を知らせ、ホースのバーストを未然に
防ぐものである。 【構成】 可撓性の耐摩耗性材料よりなる内面層および
外面層と、それらの間にコード角度がホース長手方向に
対して５４．７度以上で互いに交差している２層の耐圧
補強コード層を有するホースの圧力上昇の検知を、ホー
ス長手方向の長さの変化として検知する手段を用いたこ
とを特徴とするホース圧力検知装置。
に関し、特には生コンクリート打設用先端ホースの閉塞
による内圧の上昇を知らせ、ホースのバーストを未然に
防ぐものである。 【構成】 可撓性の耐摩耗性材料よりなる内面層および
外面層と、それらの間にコード角度がホース長手方向に
対して５４．７度以上で互いに交差している２層の耐圧
補強コード層を有するホースの圧力上昇の検知を、ホー
ス長手方向の長さの変化として検知する手段を用いたこ
とを特徴とするホース圧力検知装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、生コンクリートを輸送
するホースに関し、特には生コンクリート打設用先端ホ
ースの閉塞による内圧の上昇を知らせ、ホースのバース
トを未然に防ぐものである。
するホースに関し、特には生コンクリート打設用先端ホ
ースの閉塞による内圧の上昇を知らせ、ホースのバース
トを未然に防ぐものである。
【０００２】
【従来の技術】生コンクリートの打設箇所への圧送は、
コンクリートポンプ車からブームを介して一旦持ち上げ
られた後、金属管や中間ホースを経由しテーパー管を通
り実際に作業者が操作する先端ホースへと行われる。先
端ホースは通常口径３．５〜４インチ（約φ９０〜１０
０）で長さ７〜８ｍのものが使用されるが、要求性能と
して耐摩耗性、柔軟性、軽量であることが望まれてい
る。打設作業においては作業者がホースを鉄筋の上を引
き回したり、無理やり曲げたりして狭い場所に持ち込ん
だりするため、ホースの損傷例えば、外面層ゴムの摩耗
やホースの偏平化、ホースのキンク（ホースの折れ）が
著しい。
コンクリートポンプ車からブームを介して一旦持ち上げ
られた後、金属管や中間ホースを経由しテーパー管を通
り実際に作業者が操作する先端ホースへと行われる。先
端ホースは通常口径３．５〜４インチ（約φ９０〜１０
０）で長さ７〜８ｍのものが使用されるが、要求性能と
して耐摩耗性、柔軟性、軽量であることが望まれてい
る。打設作業においては作業者がホースを鉄筋の上を引
き回したり、無理やり曲げたりして狭い場所に持ち込ん
だりするため、ホースの損傷例えば、外面層ゴムの摩耗
やホースの偏平化、ホースのキンク（ホースの折れ）が
著しい。
【０００３】打設作業で特に問題になるのはホースの偏
平化やキンクに伴うコンクリートのホース内の閉塞であ
る。通常ポンプ車の元圧は２５〜５０ｋｇ／ｃｍ2 で圧
送しているが、先端ホースが閉塞した場合、オペレータ
ーがラジコンでポンプ車からの圧送を停止させるもの
の、タイミングを逸すると先端ホースがバーストしてし
まうことがある。先端ホースの新品時の破壊圧は３０〜
４０ｋｇ／ｃｍ2 程度であるが、使用によってホース内
面および外面の摩耗が進行してくるとそれより低い圧力
でもバーストする。バーストはホースを２分割し、ホー
スを持っている作業者を飛ばすこともあり大変危険であ
る。
平化やキンクに伴うコンクリートのホース内の閉塞であ
る。通常ポンプ車の元圧は２５〜５０ｋｇ／ｃｍ2 で圧
送しているが、先端ホースが閉塞した場合、オペレータ
ーがラジコンでポンプ車からの圧送を停止させるもの
の、タイミングを逸すると先端ホースがバーストしてし
まうことがある。先端ホースの新品時の破壊圧は３０〜
４０ｋｇ／ｃｍ2 程度であるが、使用によってホース内
面および外面の摩耗が進行してくるとそれより低い圧力
でもバーストする。バーストはホースを２分割し、ホー
スを持っている作業者を飛ばすこともあり大変危険であ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ホースが閉
塞して、先端ホースの内圧が上昇した際、従来の圧力測
定器では生コンクリートのような流体の圧力を測定でき
なかったところを、ホースの長さの変化を検知して、そ
れを電気的にオペレーターに知らせたり、直接圧力源で
あるポンプ車のポンプを停止させようというものであ
る。
塞して、先端ホースの内圧が上昇した際、従来の圧力測
定器では生コンクリートのような流体の圧力を測定でき
なかったところを、ホースの長さの変化を検知して、そ
れを電気的にオペレーターに知らせたり、直接圧力源で
あるポンプ車のポンプを停止させようというものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次の構成を採用したものである。即ち、
可撓性の耐摩耗性材料よりなる内面層および外面層と、
それらの間にコード角度がホース長手方向に対してホー
スコードの臨界角（この角度を持たせた場合、内圧によ
る長さと半径変化が最も小さくなる。この角度以上であ
ると、内圧増加により長さが増加し、この角度以下であ
ると半径が増加する。）である５４．７度以上で互いに
交差している２層の耐圧補強コード層を有するホースの
ホース圧力検知装置であって、前記ホース内の圧力上昇
検知を、ホース長手方向の長さの変化として検知する手
段を用いている。
達成するために次の構成を採用したものである。即ち、
可撓性の耐摩耗性材料よりなる内面層および外面層と、
それらの間にコード角度がホース長手方向に対してホー
スコードの臨界角（この角度を持たせた場合、内圧によ
る長さと半径変化が最も小さくなる。この角度以上であ
ると、内圧増加により長さが増加し、この角度以下であ
ると半径が増加する。）である５４．７度以上で互いに
交差している２層の耐圧補強コード層を有するホースの
ホース圧力検知装置であって、前記ホース内の圧力上昇
検知を、ホース長手方向の長さの変化として検知する手
段を用いている。
【０００６】さらに、前記ホース長手方向の長さの変化
として検知する手段は、ホースの長手方向に添い離間し
て配設された固定部同士をつなぐ実質的に伸びないロー
プとその中間に接続された、ロープの間隔が所定以上に
なった時に電気信号を発する信号発生部からなってい
る。電気信号の種類としては、ロープの間隔が所定の間
隔以上になった時に作動するスイッチによって、光、音
あるいはポンプ車のポンプを停止する信号等を任意に選
んでよい。
として検知する手段は、ホースの長手方向に添い離間し
て配設された固定部同士をつなぐ実質的に伸びないロー
プとその中間に接続された、ロープの間隔が所定以上に
なった時に電気信号を発する信号発生部からなってい
る。電気信号の種類としては、ロープの間隔が所定の間
隔以上になった時に作動するスイッチによって、光、音
あるいはポンプ車のポンプを停止する信号等を任意に選
んでよい。
【０００７】
【作用】本発明の生コンクリート打設用先端ホースにあ
っては、ホースコードの角度をホースの臨界角度である
５４．７度以上としているため、ホースの内圧が高まる
と、ほぼ線形にホース長が増加するため、ホース長の変
化を検知するだけで生コンクリートのような流体の圧力
を測定できる。
っては、ホースコードの角度をホースの臨界角度である
５４．７度以上としているため、ホースの内圧が高まる
と、ほぼ線形にホース長が増加するため、ホース長の変
化を検知するだけで生コンクリートのような流体の圧力
を測定できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明について図面に基づいて説明す
る。図１は、本発明の実施例を示す図であり、図２はホ
ースＨの補強コード層の角度θが５４．７度以上で配設
されているのを示す図である。さて、この実施例におけ
るホースＨの構造は、内径１００ｍｍの生コンクリート
打設用先端ホースとして使用に供されるものであって、
内面層として内面ゴムを厚さ３ｍｍで配している。そし
てこの上に耐圧補強コード層としてナイロンコードの簾
をホース長手方向に対して５８度の角度で巻き付け、こ
の上に２．６ｍｍ径の補強ワイヤーをスパイラル状に巻
き上げてある。そして、さらにその上に、ナイロンコー
ドの簾を前記ナイロンコードの簾と交差するように５８
度の角度で巻き付け、外傷からの保護のために外面層と
して外面ゴムを２ｍｍの厚さで配した構造である。
る。図１は、本発明の実施例を示す図であり、図２はホ
ースＨの補強コード層の角度θが５４．７度以上で配設
されているのを示す図である。さて、この実施例におけ
るホースＨの構造は、内径１００ｍｍの生コンクリート
打設用先端ホースとして使用に供されるものであって、
内面層として内面ゴムを厚さ３ｍｍで配している。そし
てこの上に耐圧補強コード層としてナイロンコードの簾
をホース長手方向に対して５８度の角度で巻き付け、こ
の上に２．６ｍｍ径の補強ワイヤーをスパイラル状に巻
き上げてある。そして、さらにその上に、ナイロンコー
ドの簾を前記ナイロンコードの簾と交差するように５８
度の角度で巻き付け、外傷からの保護のために外面層と
して外面ゴムを２ｍｍの厚さで配した構造である。
【０００９】圧力検知装置Ｋは、本実施例では図１に示
すようにコンクリートポンプ車側のテーパー管のすぐ近
くに取付けられており、固定部３、ロープ４および検知
部２よりなっている。検知部２は、図３（ａ）に示すよ
うにロープに連結された絶縁体（スイッチ）５とそれを
筐体に付勢するバネ６、電源７および信号発生器８とか
らなっている。
すようにコンクリートポンプ車側のテーパー管のすぐ近
くに取付けられており、固定部３、ロープ４および検知
部２よりなっている。検知部２は、図３（ａ）に示すよ
うにロープに連結された絶縁体（スイッチ）５とそれを
筐体に付勢するバネ６、電源７および信号発生器８とか
らなっている。
【００１０】本発明において、先端ホースが閉塞してそ
の圧力が上昇すると、ホースはその圧力に比例して伸び
ることになり、固定部３間に張設されたロープ４ａ、４
ｂは、検知部２を引っ張るようになり、圧力が１５ｋｇ
／ｃｍ2 になると図３（ｂ）のように絶縁体５を検知部
６から引き離してしまうように設定されている。これと
同時に絶縁体５を付勢しているバネ６は跳ね上がり回路
に電流を流し、信号発生器が信号を発生することにな
る。本実施例では、光の信号を発生してオペレーターに
知らせるようにしているが、その他音やポンプ車のポン
プを停止させる電波等を発生することや、これらを組み
合わせた信号を発生してもよい。また、信号発生の設定
圧力は、ホースの種類や使用による疲労程度によって適
宜決めることができる。
の圧力が上昇すると、ホースはその圧力に比例して伸び
ることになり、固定部３間に張設されたロープ４ａ、４
ｂは、検知部２を引っ張るようになり、圧力が１５ｋｇ
／ｃｍ2 になると図３（ｂ）のように絶縁体５を検知部
６から引き離してしまうように設定されている。これと
同時に絶縁体５を付勢しているバネ６は跳ね上がり回路
に電流を流し、信号発生器が信号を発生することにな
る。本実施例では、光の信号を発生してオペレーターに
知らせるようにしているが、その他音やポンプ車のポン
プを停止させる電波等を発生することや、これらを組み
合わせた信号を発生してもよい。また、信号発生の設定
圧力は、ホースの種類や使用による疲労程度によって適
宜決めることができる。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたところ明らかなように、本発
明によれば、ホース閉塞時の内圧上昇を確実に知ること
ができるため未然にホースバーストの事故を防ぐことが
可能である。
明によれば、ホース閉塞時の内圧上昇を確実に知ること
ができるため未然にホースバーストの事故を防ぐことが
可能である。
【図１】本発明の実施例を示す図である。
【図２】補強コード層を示す部分拡大図である。
【図３】検知部の一例を示す概略図である。
Ｈ ホース Ｋ 圧力検知装置 θ コード角度 １ 耐圧補強コード層 ２ 検知部 ３ 固定部 ４ ロープ ５ 絶縁体（スイッチ） ６ バネ ７ 電源 ８ 信号発生器
Claims (2)
- 【請求項１】 可撓性の耐摩耗性材料よりなる内面層お
よび外面層と、それらの間にコード角度がホース長手方
向に対して５４．７度以上で互いに交差している２層の
耐圧補強コード層を有するホースのホース圧力検知装置
であって、前記ホース内の圧力上昇検知を、ホース長手
方向の長さの変化として検知する手段を用いたことを特
徴とするホース圧力検知装置。 - 【請求項２】 前記ホース長手方向の長さの変化として
検知する手段として、前記ホースの長手方向に添い離間
して配設された固定部同士をつなぐ実質的に伸びないロ
ープとその中間に接続された、前記ロープの間隔が所定
以上になった時に電気信号を発する信号発生部からなる
ことを特徴とする請求項１記載のホース圧力検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11415095A JPH08304198A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | ホース圧力検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11415095A JPH08304198A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | ホース圧力検知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08304198A true JPH08304198A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14630408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11415095A Pending JPH08304198A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | ホース圧力検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08304198A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020030053A (ko) * | 2002-03-08 | 2002-04-22 | 최성철 | 펌프카에서의 콘크리트 수송관로 파열방지 시스템 |
| WO2011004982A3 (ko) * | 2009-07-09 | 2011-04-07 | 현대건설주식회사 | 콘크리트 공급 설비의 안전 운전 시스템 및 안전 운전 방법 |
| JP2011207624A (ja) * | 2011-07-25 | 2011-10-20 | Kaneka Corp | 粉体の加圧輸送方法及び粉体の加圧輸送装置 |
| WO2014048026A1 (zh) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | 湖南三一智能控制设备有限公司 | 泵车疏导控制系统、泵车疏导控制方法和泵车 |
| DE102018111120A1 (de) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | J. Wagner Gmbh | Verfahren zum Betrieb einer Fördervorrichtung und Fördervorrichtung |
| CN114459664A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-05-10 | 中裕软管科技股份有限公司 | 一种自动水压测试装置 |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP11415095A patent/JPH08304198A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020030053A (ko) * | 2002-03-08 | 2002-04-22 | 최성철 | 펌프카에서의 콘크리트 수송관로 파열방지 시스템 |
| WO2011004982A3 (ko) * | 2009-07-09 | 2011-04-07 | 현대건설주식회사 | 콘크리트 공급 설비의 안전 운전 시스템 및 안전 운전 방법 |
| JP2011207624A (ja) * | 2011-07-25 | 2011-10-20 | Kaneka Corp | 粉体の加圧輸送方法及び粉体の加圧輸送装置 |
| WO2014048026A1 (zh) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | 湖南三一智能控制设备有限公司 | 泵车疏导控制系统、泵车疏导控制方法和泵车 |
| DE102018111120A1 (de) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | J. Wagner Gmbh | Verfahren zum Betrieb einer Fördervorrichtung und Fördervorrichtung |
| US11897699B2 (en) | 2018-05-09 | 2024-02-13 | J. Wagner Gmbh | Method for operating a delivery apparatus, and delivery apparatus |
| CN114459664A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-05-10 | 中裕软管科技股份有限公司 | 一种自动水压测试装置 |
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