JPH08303528A - 伝動ベルト及びその製造方法 - Google Patents
伝動ベルト及びその製造方法Info
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- JPH08303528A JPH08303528A JP7112906A JP11290695A JPH08303528A JP H08303528 A JPH08303528 A JP H08303528A JP 7112906 A JP7112906 A JP 7112906A JP 11290695 A JP11290695 A JP 11290695A JP H08303528 A JPH08303528 A JP H08303528A
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Abstract
層に埋設し、背面掛け使用時に伝動ベルトの異常振動や
異音の発生をなくす。 【構成】 心線2を境に接着ゴム層1の上側ゴム部1a
を構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム用シート
1´aと背面帆布3とを積層して帯状積層体5とする。
帯状積層体5を構成する背面帆布3及び接着ゴム用シー
ト1´aの長手方向両端を背面帆布3上面及び接着ゴム
用シート1´a下面で段差が生じないように互いに突き
合わせて接合する。
Description
造方法に関し、特に背面掛けで使用する場合の異常振動
及び異音対策に関するものである。
た伝動ベルトにおいては、一般に、背面帆布は帯状の布
の両端を上下に重ね合わせた重ね継ぎにより筒状に形成
されているため、重ね継ぎ部分で段差が生じている。こ
のように段差が生じた背面帆布を用いて伝動ベルトを成
形する場合、図7に示すように、成形ドラムaに外嵌合
させた背面帆布bの上に順次、接着ゴム用シートc、心
線d、同じく接着ゴム用シートe、リブゴム用シートf
を巻き付けていくと、心線dが背面帆布bの重ね継ぎ接
合箇所hでその段差に相当して上下方向に変位し、加硫
成形された伝動ベルトでは上記心線dが正規の位置から
ずれた状態で接着ゴム層に埋設されることとなる。この
ような伝動ベルトをプーリに背面掛けで使用すると、伝
動ベルトの走行が不自然となり、段差部分がプーリを通
過する際に伝動ベルトが異常に振動したり、異音が発生
するという問題があった。なお、図7では伝動ベルトが
Vリブドベルトである場合を示し、図7中、iはゴム等
の弾性体からなるスリーブであり、その内周面にはリブ
形成用の凹部j及び凸部kが形成されている。
公報に開示されているように、背面帆布を構成する帯状
の布の両端を突き合わせて接合することにより、心線の
位置ずれの原因となる背面帆布の上下方向の重なりをな
くして接合部分に段差が生じないようにし、伝動ベルト
の異常振動及び異音を防止するようにした伝動ベルト及
びその製造方法が提案されている。
例のような突き合わせ接合によって背面帆布の接合箇所
に段差をなくすようにしても、成形時にその上に巻き付
けられる接着ゴム用シートは上記従来例の前者の背面帆
布の如く両端を上下に重ね合わせて重ね継ぎされるのが
一般的なやり方であるため、図8に示すように、成形時
に心線dが接着ゴム用シートeの重ね継ぎ接合箇所mで
その段差に相当して上下方向に変位し、上記従来例の後
者(提案例)の場合と同様に、加硫成形された伝動ベル
トでは上記心線dが正規の位置からずれた状態で接着ゴ
ム層に埋設されることとなり、背面掛け使用時に伝動ベ
ルトが異常に振動したり、異音が発生することになる。
背面帆布bの突き合わせ接合箇所を符号nで付して示
す。図8において、図7で表れる箇所と同一の箇所には
同一の符号を付して示す。
接合するとはいっても、背面帆布は薄物であり、厚物を
突き合わせ接合する場合に比べて非常に難しく非能率的
である。したがって、従来より、背面帆布を重ね継ぎに
よって接合することが一般的に行われていることはこの
ことに由来するものと思われる。
あり、その目的とするところは、薄物である背面帆布を
単独で突き合わせ接合するのではなく接着ゴム用シート
と一緒に厚物として突き合わせ接合することにより、背
面帆布及び接着ゴム用シートの各々の両端の重なり(段
差)に起因する心線の上下方向の変位をなくし、加硫成
形された伝動ベルトにおいて心線を接着ゴム層の正規の
位置に埋設して背面掛け使用時のベルト駆動をスムーズ
に行わせ、伝動ベルトの異常振動や異音の発生をなくそ
うとすることにある。さらには、背面帆布の突き合わせ
接合を簡単に行って異常振動や異音の発生しない伝動ベ
ルトを容易に得ようとすることにある。
め、本発明は、複数本の心線がベルト長手方向に埋設さ
れた接着ゴム層を備え、該接着ゴム層の上面に背面帆布
が被着された伝動ベルト及びその製造方法を対象とし、
次のような解決手段を講じた。
は、伝動ベルトに関するものであり、第1の解決手段
は、上記背面帆布を上記心線を境に接着ゴム層の上側ゴ
ム部を構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム用シ
ートと一体に積層し、該接着ゴム用シートと共に長手方
向両端を背面帆布上面及び接着ゴム用シート下面で段差
が生じないように互いに突き合わせて接合したことを特
徴とする。
段において、帯状積層体の突き合わせ接合を縫合により
行ったことを特徴とする。
段において、帯状積層体の突き合わせ接合を溶着により
行ったことを特徴とする。
トの製造方法に関するものであり、第4の解決手段は、
前提として、上記心線を境に接着ゴム層の上側ゴム部を
構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム用シートが
上記背面帆布の片面に一体に積層された帯状積層体を用
意する。そして、製造に際しては、まず、該帯状積層体
の長手方向両端を背面帆布上面及び接着ゴム用シート下
面で段差が生じないように互いに突き合わせて接合す
る。次いで、この突き合わせ接合により筒状に形成され
た筒状積層体を背面帆布を成形ドラム側に向けた状態で
該成形ドラムに外嵌合した後、その上から心線をスパイ
ラルに巻き付け、さらに、心線を境に接着ゴム層の下側
ゴム部を構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム用
シート及び他のベルト構成部材を順に巻き付けて加硫成
形する。その後、この加硫成形体を脱型して所定幅に幅
切りして伝動ベルトを得ることを特徴とする。
段において、帯状積層体の突き合わせ接合を縫合により
行うことを特徴とする。
段において、帯状積層体の突き合わせ接合を溶着により
行うことを特徴とする。
段では、背面帆布は、心線を境に接着ゴム層の上側ゴム
部を構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム用シー
トと一体に積層され、該接着ゴム用シートと共に長手方
向両端が背面帆布上面及び接着ゴム用シート下面で段差
が生じないように互いに突き合わされて縫合もくしは溶
着により接合されていることから、成形時に上記接着ゴ
ム用シートと接触する心線には上記段差に起因する位置
ずれがなく、加硫成形された伝動ベルトの接着ゴム層に
は上記心線が上下方向に変位することなく正規の位置に
埋設され、背面掛け使用時において伝動ベルトがスムー
ズに走行して伝動ベルトに異常振動や異音が発生しな
い。
積層された厚物の状態で突き合わせ接合されることか
ら、薄物として単独で突き合わせ接合する場合に比べて
突き合わせ接合がやり易く、異常振動や異音の発生しな
い伝動ベルトが容易に得られる。
する。
してのVリブドベルトAを示し、1は複数本の心線2,
2,…がベルト長手方向に埋設された接着ゴム層であっ
て、該接着ゴム層1の上面には背面帆布3が一体に被着
されているとともに、下面には3つのリブゴム層4,
4,4がベルト長手方向に延びるように一体に設けら
れ、これらによってVリブドベルトAが構成されてい
る。
ところで明らかとなるが、上記背面帆布3は、上記心線
2を境に接着ゴム層1の上側ゴム部1aを構成する未加
硫ゴムシートからなる接着ゴム用シート1´aと一体に
積層され、該接着ゴム用シート1´aと共に長手方向両
端が背面帆布3上面及び接着ゴム用シート1´a下面で
段差が生じないように互いに突き合わされて接合されて
いる。つまり、上記背面帆布3は、上記心線2を境に接
着ゴム層1の上側ゴム部1aを構成する未加硫ゴムシー
トからなる接着ゴム用シート1´aと一体に積層されて
帯状積層体5の形態で用いられるものである(図2参
照)。そして、この帯状積層体5は、成形に際してはそ
れを構成する背面帆布3及び接着ゴム用シート1´aの
長手方向両端を互いに突き合わせて接合され、背面帆布
3上面及び接着ゴム用シート1´a下面で段差が生じな
いようになされている。その突き合わせ接合は、例えば
オーバーロックミシンによる縫合により行ったり、ある
いは接着ゴム用シート1´aの両端を突き合わせた状態
で該突き合わせ部に熱を加える溶着により行えばよい。
突き合わせ接合箇所を符号Jを付して示す。なお、図1
ではこの突き合わせ接合が、ベルト長手方向に対して斜
めに突き合わせて接合されたいわゆる斜め突き合わせ接
合であるが、ベルト長手方向に対して直角に突き合わせ
て接合してもよい。
ル、ポリアミド、アラミド、ガラス等の繊維を撚り合せ
て、ベルトの用途に応じて適当なコードに形成し、熱延
伸処理及び接着処理が施されているものである。
硫ゴムシートからなる接着ゴム用シート1´a,1´b
(図5参照)の形態であり、これらのシートを構成する
未加硫ゴムは、例えばクロロプレンゴム(CR)、スチ
レンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NB
R)、天然ゴム(NR)、又はこれらのブレンドゴムに
ベルトの用途に応じて適宜添加剤を加えた配合ゴムから
なるゴム弾性体で構成されている。なお、上記上側ゴム
部1aを構成する接着ゴム用シート1´aの厚さは、例
えば0.4〜0.6mmに設定すればよいが、これに限
られず、要は突き合わせ接合する際の作業性を考慮して
設定すればよい。また、この接着ゴム用シート1´aを
背面帆布3に積層するやり方は、例えば一対のカレンダ
ーロール6,6間に背面帆布3及び接着ゴム用シート1
´aを通過させるトッピング等により行えばよい(図2
参照)。
イロン糸等を織成してなるものであり、伝動ベルト用の
帆布として一般によく用いられるものを用いればよい。
同じ材質のゴムを用いればよい。
トAの製造要領について説明する。
ム部1aを構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム
用シート1´aが背面帆布3の片面に積層された帯状積
層体5を用意する。図2に示すように、この帯状積層体
5は、背面帆布3及び接着ゴム用シート1´aを一対の
カレンダーロール6,6間に通過させることにより該カ
レンダーロール6,6で挟圧して一体に積層する。
体5を背面帆布3の経糸と緯糸がベルト長手方向に対し
て所定の角度で配向するようにバイアスカットし、この
バイアスカットされた素材5a,5a,…をオーバーロ
ックミシンによる縫合等によって順に突き合わせ接合
し、再度、帯状積層体5とする。突き合わせ接合箇所を
符号J´を付して示す。
帆布3及び接着ゴム用シート1´aの長手方向両端を背
面帆布3上面及び接着ゴム用シート1´a下面で段差が
生じないように互いに突き合わせてオーバーロックミシ
ンによる縫合等によって接合する。
の突き合わせ接合により筒状に形成された筒状積層体5
´を背面帆布3を円筒状の成形ドラム7側に向けた状態
で該成形ドラム7に外嵌合した後、その上から心線2を
スパイラルに巻き付け、さらに、心線2を境に接着ゴム
層1の下側ゴム部1bを構成する未加硫ゴムシートから
なる接着ゴム用シート1´b及び他のベルト構成部材と
してのリブゴム用シート4´を順に巻き付けた後、リブ
ゴム層4の形状に対応した凹部8aと凸部8bとからな
る凹凸部が内周面に形成されたゴム等の弾性体からなる
円筒状のスリーブ8を上記成形ドラム7に外嵌合して加
硫成形する。
型して所定幅に幅切りすることにより、図1に示すよう
に、複数本の心線2,2,…がベルト長手方向に埋設さ
れた接着ゴム層1の上面に背面帆布3が一体に被着され
るとともに、下面に3つのリブゴム層4,4,4がベル
ト長手方向に延びるように一体に設けられたVリブドベ
ルトAを得る。そして、このVリブドベルトAの背面帆
布3を構成する帆布素材の突き合わせ接合箇所Jは、段
差なくフラット面を呈している。また、帯状積層体5の
下層を構成する接着ゴム用シート1´aは、加硫成形に
より接着ゴム層1の下側ゴム部1bを構成する接着ゴム
用シート1´bと一体となって1つの接着ゴム層1を構
成している。
ベルトAのベルト背面からの心線位置は、設計値1.0
5mmに対し、表1に示すように1.02〜1.07m
mであった。このVリブドベルトAの背面掛けによる異
常振動及び異音を比較例1,2と共に確認したところ、
表1のようになった。なお、比較例1は背面帆布3及び
接着ゴム用シート1´a共に重ね継ぎ接合の場合であ
り、比較例2は接着ゴム用シート1´aは重ね継ぎ接合
であるが、背面帆布3は突き合わせ接合である場合であ
る。
実施例では、異常振動及び異音共に発生しなかったが、
比較例1では、ベルト背面からの心線位置は1.30〜
1.40mmと本実施例に比べて上下方向に大きく変位
しており、異常振動及び異音共に大きかった。比較例2
では、ベルト背面からの心線位置は1.10〜1.20
mmと比較例に比べて上下方向の変位量は小さかった
が、本実施例に比べると依然として大きく、異常振動及
び異音共に比較例1に比べて小さいものの、本実施例よ
りも大きかった。
った。
試体であるVリブドベルトAを駆動プーリ11及び従動
プーリ12,13に掛け渡し、アイドラー14で120
kgf のテンションを掛けた状態で走行させた。この走行
状態で背面掛けとなる上記アイドラー14の近くに集音
マイク15をセットし、該集音マイク15で集音した音
を騒音計16及びレコーダー17にて測定した。なお、
駆動プーリ11及び従動プーリ12,13は共に同じ大
きさでその直径は100mmであり、アイドラー14の
直径は70mmである。駆動プーリ11の回転速度は1
000rpmである。
異音が共に発生しなかったのは、背面帆布3及び接着ゴ
ム層1の上側ゴム部1a(接着ゴム用シート1´a)が
突き合わせ接合で該突き合わせ接合箇所Jがフラットで
段差がなく、したがって、成形時に心線2を巻き付けた
際に該心線2が上下方向に変位せずに真円を描き、成形
後のVリブドベルトAの接着ゴム層1に正規に位置付け
られ、異常な振動を起こさずに異音を発生することなく
スムーズにアイドラー15を通過することによるもので
ある。
び接着ゴム層1の上側ゴム部1a(接着ゴム用シート1
´a)が共に重ね継ぎ接合であり、比較例2では、接着
ゴム層1の上側ゴム部1a(接着ゴム用シート1´a)
が重ね継ぎ接合であって接合箇所がフラットにならずに
段差ができており、したがって、成形時に心線2を巻き
付けた際に該心線2が上下方向に変位して真円を描か
ず、成形後のVリブドベルトAの接着ゴム層2に正規に
位置付けられなくなり、その結果、異常な振動が起きて
異音を発生しスムーズにアイドラー15を通過し得なく
なることによるものである。
わせ接合を単独ではなく接着ゴム用シート1´aと共に
厚物の状態で行うことから、薄物である背面帆布3単独
で突き合わせ接合する場合に場合に比べて簡単に突き合
わせ接合を行うことができ、異常振動や異音の発生しな
いVリブドベルトAを容易に得ることができる。
ブドベルトAである場合を示したが、Vベルト等ベルト
背面に背面帆布3が設けられた伝動ベルトであればその
種類は問わない。
る本発明によれば、背面帆布を接着ゴム層の上側ゴム部
を構成する接着ゴム用シートと積層した状態で各々の両
端を段差が生じないように縫合もくしは溶着により突き
合わせ接合したので、心線を伝動ベルトの接着ゴム層に
上下方向に変位することなく正規の位置に埋設すること
ができ、背面掛け使用時のベルト走行を異常振動や異音
を発生することなくスムーズに行わせることができる。
さらに、背面帆布を接着ゴム用シートと一緒にして厚物
の状態で突き合わせ接合するので、背面帆布を単独の薄
物の場合に比べて突き合わせ接合を簡単に行うことがで
き、異常振動や異音の発生しない伝動ベルトを容易に得
ることができる。
工程図である。
る。
置を示す断面図である。
セットした状態を示す図4のV−V線における断面図で
ある。
試験装置の構成図である。
る。
4相当図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数本の心線がベルト長手方向に埋設さ
れた接着ゴム層を備え、該接着ゴム層の上面に背面帆布
が被着された伝動ベルトであって、 上記背面帆布は、上記心線を境に接着ゴム層の上側ゴム
部を構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム用シー
トと一体に積層され、該接着ゴム用シートと共に長手方
向両端が背面帆布上面及び接着ゴム用シート下面で段差
が生じないように互いに突き合わされて接合されている
ことを特徴とする伝動ベルト。 - 【請求項2】 帯状積層体の突き合わせ接合は、縫合に
より行われていることを特徴とする請求項1項記載の伝
動ベルト。 - 【請求項3】 帯状積層体の突き合わせ接合は、溶着に
より行われていることを特徴とする請求項1項記載の伝
動ベルト。 - 【請求項4】 複数本の心線がベルト長手方向に埋設さ
れた接着ゴム層を備え、該接着ゴム層の上面に背面帆布
が被着された伝動ベルトの製造方法であって、 上記心線を境に接着ゴム層の上側ゴム部を構成する未加
硫ゴムシートからなる接着ゴム用シートが上記背面帆布
の片面に一体に積層された帯状積層体を用意し、 該帯状積層体の長手方向両端を背面帆布上面及び接着ゴ
ム用シート下面で段差が生じないように互いに突き合わ
せて接合し、 次いで、この突き合わせ接合により筒状に形成された筒
状積層体を背面帆布を成形ドラム側に向けた状態で該成
形ドラムに外嵌合した後、その上から心線をスパイラル
に巻き付け、さらに、心線を境に接着ゴム層の下側ゴム
部を構成する未加硫ゴムシートからなる接着ゴム用シー
ト及び他のベルト構成部材を順に巻き付けて加硫成形
し、 その後、この加硫成形体を脱型して所定幅に幅切りして
伝動ベルトを得ることを特徴とする伝動ベルトの製造方
法。 - 【請求項5】 帯状積層体の突き合わせ接合は、縫合に
より行われていることを特徴とする請求項4項記載の伝
動ベルトの製造方法。 - 【請求項6】 帯状積層体の突き合わせ接合は、溶着に
より行われていることを特徴とする請求項4項記載の伝
動ベルトの製造方法。
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