JP3346731B2 - ベルトの連結構造、連結構造付きベルト及びそのベルトの製造方法 - Google Patents

ベルトの連結構造、連結構造付きベルト及びそのベルトの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトを用いた搬
送装置などで、プーリ間に巻き掛けたベルトの両端部を
連結するための連結構造に関し、さらにその連結構造を
付けたベルト、及びそのベルトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルト搬送装置などにベルトを装
着する場合、プーリ間に巻き掛けたベルトの両端部を連
結する方法として、ベルト両端をグラインダーで削るな
どして成形したのち、両端を突き合わせて溶融又は接着
するという方法が採られてきた。また、上記溶融又は接
着に代えて、或いはこれと併用する方法として、ベルト
の各端部の表層を剥し、この部位に補強用の織布を両端
間にわたって当ててステープル状の部材で止めることも
行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして連結さ
れたベルトでは、連結部分と他の部分とで硬度が異なる
し、補強用織布などのために段差ができるので、ベルト
がスムーズに周回し難くなり、ワークを安定的に搬送で
きなくなるおそれがある。また、連結部分は他の部分に
比して屈曲疲労により破損しやすく、これは即、ライン
ストップを招くことになる。しかも、ベルトの連結作業
は、搬送装置の側で手間と時間のかかる作業により行わ
れるものであり、その改善が切望されていた。
【0004】ところで、編織物の端縁に沿って螺旋状の
針材を通してなるレーシング部材(スパイラルレーシン
グ、メカファースト、スパイラルシーム、モノフィラメ
ントなど種々の名称がある)という部材があり、これを
用いてベルトを連結する方法が考えられる。すなわち、
上記補強用織布による連結方法にならい、ベルトの各端
部の表層を剥してレーシング部材の編織物を貼り又はス
テープル状の部材で止め、さらに必要に応じて編織物の
表面からベルト表面にかけて補強用織布を貼り、そして
ベルトの各端部から出てベルト幅方向に延びる針材を互
いに噛み合せ、両針材の螺旋中心に沿って棒材を嵌入し
て連結する方法である。この方法によれば、ベルト連結
作業を簡単に且つ短時間で行えると共に、棒材を支点に
して両側のレーシング部材が回動するから、連結部分の
屈曲疲労を軽減することが期待できる。
【0005】しかし、本発明者はこのような連結構造を
種々実験したものの、必ずしも充分な屈曲疲労強度が得
られず、また連結部分と他の部分との硬度差、段差をな
くすことも困難であった。
【0006】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、芯体の間に熱可
塑性素材よりなる中間層が形成されたベルトを対象と
し、この中間層にレーシング部材の編織物を一体化させ
ることにより、簡単に且つ短時間で連結作業を完了でき
ると共に、連結部分と他の部分とで硬度差及び段差が少
なく、全体的に高い屈曲疲労強度が得られるベルトの連
結構造を提供することにあり、さらにその連結構造を付
けたベルト、及びそのベルトの製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のベルトの連結構造は、芯体の間に熱可塑
性素材よりなる中間層が形成されたベルトの両端を連結
するための連結構造であって、ベルトの各端部の中間層
に、編織物の端縁に沿って螺旋状の針材を通してなるレ
ーシング部材の当該編織物が割り込み、これに上記中間
層が融着しており、ベルトの各端部から出てベルト幅方
向に延びる針材が互いに噛み合わされ、両針材の螺旋中
心に沿って棒材が嵌入されていることを特徴としてい
る。
【0008】このベルトの連結構造では、レーシング部
材の編織物は柔軟であり、良好な可撓性を有する。この
ような編織物が芯体の間に位置し、これに中間層が融着
して良く馴染んでいるから、ベルト端部から編織物にか
けて硬度の変化が少ないと共に、厚みの変化がなく段差
が生じない。また、編織物の両側に芯体があり、これら
が溶融した中間層により強く結合されるから、ベルト端
部から編織物にかけて高い屈曲疲労強度を示す。しか
も、棒材を支点にして両側のレーシング部材が回動する
から、連結部分の屈曲疲労も軽減される。従って、全体
の屈曲疲労強度が向上する。
【0009】請求項2のベルトの連結構造は、請求項1
の構成において、中間層に芯体が埋設されていると共
に、レーシング部材には複数枚の編織物が積層されてお
り、これらの編織物がベルトの各端部における中間層に
上記芯体を挟むように割り込み、これに上記中間層が融
着している。
【0010】このベルトの連結構造では、上記請求項1
と同様にベルト端部から編織物にかけて硬度の変化が少
なく、また厚みの変化がなく段差が生じない。さらに、
編織物の両側に芯体があり、これらが溶融した中間層に
より強く結合されるから、ベルト端部から編織物にかけ
て発揮される屈曲疲労強度が増し、しかも、棒材を支点
にした回動により連結部分の屈曲疲労も軽減されるか
ら、全体の屈曲疲労強度が大幅に向上する。
【0011】請求項3の連結構造付きベルトは、芯体の
間に熱可塑性素材よりなる中間層が形成されたベルトに
おいて、ベルトの各端部の中間層に、編織物の端縁に沿
って螺旋状の針材を通してなるレーシング部材の当該編
織物が割り込み、これに上記中間層が融着しており、ベ
ルトの各端部から、ベルト幅方向に延びる針材が出てい
ることを特徴としている。
【0012】この連結構造付きベルトをプーリ間に巻き
掛け、ベルトの両端部から出てベルト幅方向に延びる針
材を互いに噛み合わせ、両針材の螺旋中心に沿って棒材
を嵌入すれば、ベルトが連結される。
【0013】請求項4の連結構造付きベルトは、請求項
3の構成において、中間層に芯体が埋設されていると共
に、レーシング部材には複数枚の編織物が積層されてお
り、これらの編織物がベルトの各端部における中間層に
上記芯体を挟むように割り込み、これに上記中間層が融
着している。
【0014】この連結構造付きベルトをプーリ間に巻き
掛け、ベルトの両端部から出てベルト幅方向に延びる針
材を互いに噛み合わせ、両針材の螺旋中心に沿って棒材
を嵌入すれば、ベルトが連結される。
【0015】請求項5は、請求項3又は4記載の連結構
造付きベルトの製造方法として、ベルトの各端部の中間
層に切り込みを入れ、次に、この切り込みに、レーシン
グ部材の編織物を割り込ませ、その後に中間層を加熱し
て溶融させ、ベルトを厚み方向に加圧して溶融中間層を
編織物に融着させることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るベルトの連結
構造、連結構造付きベルト及びそのベルトの製造方法の
実施形態を説明するが、これらの実施形態により本願発
明が限定されるものではない。
【0017】図1及び図2は第1実施形態のベルトの連
結構造を示す。対象となるベルト11は、芯体12、1
2の間に熱可塑性素材よりなる中間層13が形成された
ものである。そして、連結構造にはレーシング部材15
が用いられる。このレーシング部材15は、編織物16
の端縁16aに沿って螺旋状の針材17を通してなるも
のである。編織物16としては、繊維を縦横又は斜めに
編んで面状にしたものが例示され、その繊維素材として
はポリエステル等の樹脂が例示される。また、針材17
の素材としては、ポリエステル等の樹脂が例示される。
針材17は、例えばその一端が編織物16の端縁16a
を裏から表へ貫通し、端縁16aの表から裏へ回り込
み、さらに裏から表へ貫通するということを繰り返すこ
とで編織物16の端縁16aを縫うようにして取り付い
ている。
【0018】この連結構造では、ベルト11の各端部1
1aの中間層13に、上記レーシング部材15の編織物
16が割り込み、これに上記中間層13が融着してい
る。そして、ベルト11の各端部11aから出てベルト
幅方向に延びる針材17のループ部分が互いに噛み合わ
され、両針材17の螺旋中心に沿って棒材18が嵌入さ
れている。この場合、レーシング部材15の幅はベルト
端部11aの幅よりも若干狭く設定するのが好ましく
(例えば片側で5mm程度)、そうすればプーリのガイ
ドとの干渉を防ぐことができる。
【0019】この第1実施形態のベルトの連結構造で
は、レーシング部材15の編織物16は柔軟であり、良
好な可撓性を有する。このような編織物16が芯体1
2、12の間に位置し、これに中間層13が融着して良
く馴染んでいるから、ベルト端部11aから編織物16
にかけて硬度の変化が少ないと共に、厚みの変化がなく
段差が生じない。また、編織物16の両側に芯体12、
12があり、これらが溶融した中間層13により強く結
合されるから、ベルト端部11aから編織物16にかけ
て充分な屈曲疲労強度を示す。しかも、棒材17を支点
にして両側のレーシング部材15、15が回動するか
ら、連結部分の屈曲疲労も軽減される。従って、全体の
屈曲疲労強度が向上する。
【0020】このベルトの連結構造は、連結構造付きベ
ルト19を棒材18を用いて連結したときに形成される
構造であるといえる。この場合、この連結構造付きベル
ト19は、ベルト11の各端部11a、11aの中間層
13に、レーシング部材15の編織物16が割り込み、
これに上記中間層13が融着しており、ベルト11の各
端部11aから、ベルト幅方向に延びる針材17が出て
いる構成を有している。次に、この連結構造付きベルト
19の製造方法を図3により説明する。まず、図3
(a)に示すように、ベルト11の各端部11aの中間
層13に、例えば切刃51で切り込み13aを入れ、次
に、図3(b)に示すように、この切り込み13aに、
レーシング部材15の編織物16を割り込ませ、その後
に図3(c)に示すように、例えば熱プレス52、52
で中間層13を加熱して溶融させると共に、ベルト11
を厚み方向に加圧して溶融中間層13を編織物16に馴
染ませ、全体を自然冷却又は強制冷却する。この場合、
加熱工程と加圧工程を別々の工程としてもよい。この製
造方法は従来の連結構造の製造方法に比して簡単であ
り、そのために比較的簡単な設備で効率よく連結構造付
きベルト19を製造することができる。
【0021】この連結構造付きベルト19をプーリ間に
巻き掛け、ベルト19の両端部から出てベルト幅方向に
延びる針材17、17を互いに噛み合わせ、両針材1
7、17、の螺旋中心に沿って棒材18を嵌入すれば、
ベルト19が連結される。
【0022】図4は、第2実施形態を示す。第2実施形
態の対象となるベルト21は、芯体22、22の間に熱
可塑性素材よりなる中間層23が形成されていると共
に、上記中間層23に更に芯体22’が埋設されている
ものである。また、連結構造に用いられるレーシング部
材25は、編織物26が二重になっており、この2枚の
編織物26、26がベルト21の各端部21aにおける
中間層23に上記芯体22を挟むように割り込み、これ
に上記中間層23が融着している。
【0023】この第2実施形態のベルトの連結構造で
は、上記第1実施形態と同様にベルト端部21aから編
織物26にかけて硬度の変化が少なく、また厚みの変化
がなく段差が生じない。さらに、2枚の編織物26、2
6の両側にそれぞれ芯体22、22’があり、これらが
溶融した中間層23により強く結合されるから、ベルト
端部21aから編織物26にかけて発揮される屈曲疲労
強度が倍増し、しかも、棒材28を支点にした回動によ
り連結部分の屈曲疲労も軽減されるから、全体の屈曲疲
労強度が大幅に向上する。
【0024】このベルトの連結構造は、連結構造付きベ
ルト29を棒材28を用いて連結したときに形成される
構造であるといえる。この場合、この連結構造付きベル
ト29は、ベルト21の各端部21a、21aの中間層
23に、レーシング部材25の編織物26が割り込み、
これに上記中間層23が融着しており、ベルト21の各
端部21aから、ベルト幅方向に延びる針材27が出て
いる構成を有している。この連結構造付きベルト29の
製造方法は上記第1実施形態における製造方法と同様で
ある。すなわち、ベルト21の各端部21aの中間層2
3に切り込みを上下2段に入れ、次に、この切り込み
に、レーシング部材25の編織物26、26をそれぞれ
割り込ませ、その後に、中間層23を加熱して溶融さ
せ、ベルト21を厚み方向に加圧して溶融中間層23を
編織物26に含浸させるなどして馴染ませ、全体を自然
冷却又は強制冷却する。この場合、加熱工程と加圧工程
を別々の工程としてもよい。この製造方法は従来の連結
構造の製造方法に比して簡単であり、そのために比較的
簡単な設備で効率よく連結構造付きベルト29を製造す
ることができる。
【0025】この連結構造付きベルト29をプーリ間に
巻き掛け、ベルト29の両端部から出てベルト幅方向に
延びる針材27、27を互いに噛み合わせ、両針材2
7、27、の螺旋中心に沿って棒材28を嵌入すれば、
ベルト29が連結される。
【0026】なお、この実施形態では編織物26を二重
としたが、さらに三重以上の多重構造としてもよい。そ
の場合には、中間層23に芯体22’を埋設すると共
に、レーシング部材25に複数枚の編織物26・・を積
層し、これらの編織物26・・をベルト21の各端部2
1aにおける中間層23に上記芯体22’を挟むように
割り込み、これに上記中間層23を融着させた構成とな
る。この実施形態には、中間層23に芯体22’を複数
枚埋設し、レーシング部材25の編織物26・・をベル
ト21の各端部21aにおける中間層23に上記芯体2
2’と交互に重ねるように割り込ませ、これに上記中間
層23を融着させた実施形態が含まれる。こうすれば、
さらに屈曲疲労強度が向上する。その連結構造付きベル
ト29の製造方法では、中間層23に入れる切り込みを
上下複数段にし、この切り込みに、レーシング部材25
の編織物26・・をそれぞれ割り込ませることになる。
【0027】本発明の対象となるベルトは、芯体の間に
熱可塑性素材よりなる中間層が形成されたものである。
上記実施形態では、芯体がそのまま表面及び裏面を形成
するベルトで例示したが、芯体が内方に埋設されたベル
トも対象となる。要するに、芯体の間に熱可塑性素材よ
りなる中間層が形成された積層構造が少なくとも一部に
含まれるベルトであれば、全て本発明の対象となる。
【0028】
【発明の効果】請求項1のベルトの連結構造によれば、
簡単に且つ短時間で連結作業を完了できるから連結作業
の作業性を飛躍的に高めることができる。また、連結部
分と他の部分とで硬度差及び段差が極めて少ないので、
ベルトがスムーズに周回し、ワークを安定的に搬送する
ことができる。さらに、全体的に高い屈曲疲労強度が得
られるので、屈曲疲労による破損を可及的に減らしてラ
インストップの頻度を少なくすることができる。
【0029】請求項2のようにすれば、屈曲疲労強度を
更に高めることができ、屈曲疲労による破損を飛躍的に
減らすことができる。
【0030】請求項3及び請求項4によれば、上記請求
項1及び請求項2のようなベルトの連結構造を実現する
のに好適な連結構造付きベルトを提供することができ
た。
【0031】請求項5によれば、従来の連結構造の製造
方法に比して簡単な製造方法を提供できた。従って比較
的簡単な設備で効率よく請求項3又は請求項4の連結構
造付きベルトを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のベルトの連結構造を示す斜視図
である。
【図2】第1実施形態のベルトの連結構造を示す拡大断
面図である。
【図3】第1実施形態の連結構造付きベルトの製造方法
を示す説明図であって、(a)は中間層に切り込みを入
れる工程、(b)は切り込みにレーシング部材の編織物
を割り込ませる工程、(c)は中間層を加熱して溶融さ
せ、ベルトを厚み方向に加圧して溶融中間層を編織物に
馴染ませる工程を示す。
【図4】第2実施形態のベルトの連結構造を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
11 ベルト 11a 端部 12 芯体 13 中間層 13a 切り込み 15 レーシング部材 16 編織物 16a 端縁 17 針材 18 棒材 19 連結構造付きベルト 21 ベルト 21a 端部 22 芯体 23 中間層 25 レーシング部材 26 編織物 26a 端縁 27 針材 28 棒材 29 連結構造付きベルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−51432(JP,A) 特開 平8−28630(JP,A) 特開 平4−236836(JP,A) 特開 平5−58421(JP,A) 実開 平1−148328(JP,U) 特公 平6−43105(JP,B2) 特公 昭49−20801(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 29/00 F16G 3/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯体の間に熱可塑性素材よりなる中間層
    が形成されたベルトの両端を連結するための連結構造で
    あって、ベルトの各端部の中間層に、編織物の端縁に沿
    って螺旋状の針材を通してなるレーシング部材の当該編
    織物が割り込み、これに上記中間層が融着しており、ベ
    ルトの各端部から出てベルト幅方向に延びる針材が互い
    に噛み合わされ、両針材の螺旋中心に沿って棒材が嵌入
    されていることを特徴とするベルトの連結構造。
  2. 【請求項2】 中間層に芯体が埋設されていると共に、
    レーシング部材には複数枚の編織物が積層されており、
    これらの編織物がベルトの各端部における中間層に上記
    芯体を挟むように割り込み、これに上記中間層が融着し
    ている請求項1記載のベルトの連結構造。
  3. 【請求項3】 芯体の間に熱可塑性素材よりなる中間層
    が形成されたベルトにおいて、ベルトの各端部の中間層
    に、編織物の端縁に沿って螺旋状の針材を通してなるレ
    ーシング部材の当該編織物が割り込み、これに上記中間
    層が融着しており、ベルトの各端部から、ベルト幅方向
    に延びる針材が出ていることを特徴とする連結構造付き
    ベルト。
  4. 【請求項4】 中間層に芯体が埋設されていると共に、
    レーシング部材には複数枚の編織物が積層されており、
    これらの編織物がベルトの各端部における中間層に上記
    芯体を挟むように割り込み、これに上記中間層が融着し
    ている請求項3記載の連結構造付きベルト。
  5. 【請求項5】 ベルトの各端部の中間層に切り込みを入
    れ、次に、この切り込みに、レーシング部材の編織物を
    割り込ませ、その後に中間層を加熱して溶融させ、ベル
    トを厚み方向に加圧して溶融中間層を編織物に融着させ
    ることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の連結
    構造付きベルトの製造方法。
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