JPH08303455A - 円筒ころ軸受および保持器付ころ - Google Patents
円筒ころ軸受および保持器付ころInfo
- Publication number
- JPH08303455A JPH08303455A JP7129182A JP12918295A JPH08303455A JP H08303455 A JPH08303455 A JP H08303455A JP 7129182 A JP7129182 A JP 7129182A JP 12918295 A JP12918295 A JP 12918295A JP H08303455 A JPH08303455 A JP H08303455A
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- JP
- Japan
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- cage
- roller
- retainer
- circumferential groove
- rollers
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/49—Cages for rollers or needles comb-shaped
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/34—Rollers; Needles
- F16C33/36—Rollers; Needles with bearing-surfaces other than cylindrical, e.g. tapered; with grooves in the bearing surfaces
- F16C33/363—Rollers; Needles with bearing-surfaces other than cylindrical, e.g. tapered; with grooves in the bearing surfaces with grooves in the bearing-surfaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/26—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with a single row of rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コスト低減、擦過音の防止、および負荷容量
の増大を図る。 【構成】 鍔無しの内外の軌道輪間１，２にころ３を配
置する。各ころ３は中央に円周溝６を有するものとし、
この溝６に保持器４を嵌めることで軌道輪１，２の鍔を
不要とする。保持器４は、周方向複数箇所に設けた各ポ
ケット７に各ころ３を円周溝６の形成部で嵌め込むもの
とする。いずれか一方の軌道輪１，２には保持器案内溝
５を設け、保持器４の周縁部を挿入する。
の増大を図る。 【構成】 鍔無しの内外の軌道輪間１，２にころ３を配
置する。各ころ３は中央に円周溝６を有するものとし、
この溝６に保持器４を嵌めることで軌道輪１，２の鍔を
不要とする。保持器４は、周方向複数箇所に設けた各ポ
ケット７に各ころ３を円周溝６の形成部で嵌め込むもの
とする。いずれか一方の軌道輪１，２には保持器案内溝
５を設け、保持器４の周縁部を挿入する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、各種の用途に使用さ
れる円筒ころ軸受および保持器付ころに関する。
れる円筒ころ軸受および保持器付ころに関する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、円
筒ころ軸受で、Ｎ型およびＮＵ型（ＪＩＳ規格）に代表
される自由側の円筒ころ軸受は、軌道輪の一方に鍔が付
いている。このため、限られた空間において、ころの長
さは制約を受け、負荷能力に限りが生じる。また、鍔に
よってころの両端面が滑り接触で案内されるため、ころ
の両端面と両側の鍔には研磨が必要で、長さ管理も必要
となる。また、軌道輪の素材の肉厚は、鍔の高さに応じ
て厚肉となり、且つ、溝を削り出す必要があり、これら
が円筒ころ軸受のコストを大きく押し上げている。一
方、電動モータ等に使用される場合、グリース潤滑で
は、擦過音と呼ばれる異音が発生する場合がある。
筒ころ軸受で、Ｎ型およびＮＵ型（ＪＩＳ規格）に代表
される自由側の円筒ころ軸受は、軌道輪の一方に鍔が付
いている。このため、限られた空間において、ころの長
さは制約を受け、負荷能力に限りが生じる。また、鍔に
よってころの両端面が滑り接触で案内されるため、ころ
の両端面と両側の鍔には研磨が必要で、長さ管理も必要
となる。また、軌道輪の素材の肉厚は、鍔の高さに応じ
て厚肉となり、且つ、溝を削り出す必要があり、これら
が円筒ころ軸受のコストを大きく押し上げている。一
方、電動モータ等に使用される場合、グリース潤滑で
は、擦過音と呼ばれる異音が発生する場合がある。
【０００３】この発明の目的は、コスト低減、擦過音の
抑制、および負荷容量の増大が図れる円筒ころ軸受およ
び保持器付ころを提供することである。
抑制、および負荷容量の増大が図れる円筒ころ軸受およ
び保持器付ころを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の円筒ころ軸受
は、鍔無しの内外の軌道輪間に複数のころを介在させ
る。各ころは軸方向の中間部に円周溝を有するものと
し、この溝に保持器を嵌める。すなわち、保持器は、周
方向複数箇所に設けた各ポケットに各ころを前記の円周
溝の形成部で嵌め込むものとし、ポケットの周縁部を前
記円周溝に嵌める。いずれか一方の軌道輪には保持器案
内溝を設け、保持器の周縁部を挿入する。保持器案内溝
は、内周側の軌道輪の軌道面に設けても良く、または外
周側の軌道輪の軌道面に設けても良い。この保持器付こ
ろは、ころと保持器のアッセンブリであり、軸方向の中
間部に円周溝を有する複数のころと、周方向複数箇所に
ポケットを有し各ポケットに前記ころを前記円周溝の形
成部で嵌め込んで前記ポケットの周縁部が前記円周溝に
嵌まる保持器とでなる。
は、鍔無しの内外の軌道輪間に複数のころを介在させ
る。各ころは軸方向の中間部に円周溝を有するものと
し、この溝に保持器を嵌める。すなわち、保持器は、周
方向複数箇所に設けた各ポケットに各ころを前記の円周
溝の形成部で嵌め込むものとし、ポケットの周縁部を前
記円周溝に嵌める。いずれか一方の軌道輪には保持器案
内溝を設け、保持器の周縁部を挿入する。保持器案内溝
は、内周側の軌道輪の軌道面に設けても良く、または外
周側の軌道輪の軌道面に設けても良い。この保持器付こ
ろは、ころと保持器のアッセンブリであり、軸方向の中
間部に円周溝を有する複数のころと、周方向複数箇所に
ポケットを有し各ポケットに前記ころを前記円周溝の形
成部で嵌め込んで前記ポケットの周縁部が前記円周溝に
嵌まる保持器とでなる。
【０００５】
【作用】保持器は、軌道輪の保持器案内溝に挿入されか
つ各ころに設けられた円周溝に嵌まることで、各ころを
内外の一方の軌道輪と分離できない状態に保持する。ま
た、保持器のポケット内にころを保持することで、各こ
ろの円周方向の間隔が保たれる。保持器のポケットは、
潤滑剤溜としても機能し、ころの円周溝や軌道輪の保持
器案内溝に対する潤滑剤供給を円滑に行う。ころの案内
と保持を保持器が行うため、軌道輪の鍔は不要となり、
また保持器がころの振動を抑制または減衰させるため、
擦過音の発生が抑制される。また、鍔が無くなるため
に、軸受の内部空間が広くなり、ころの長さは従来の鍔
付き型よりも長くできる。そのため負荷容量が増大す
る。しかも、保持器をころの円周溝に嵌めることから、
ポケット間のピッチを小さくしてころの本数を増加させ
ることも可能となり、これによっても負荷容量の増大が
可能となる。
つ各ころに設けられた円周溝に嵌まることで、各ころを
内外の一方の軌道輪と分離できない状態に保持する。ま
た、保持器のポケット内にころを保持することで、各こ
ろの円周方向の間隔が保たれる。保持器のポケットは、
潤滑剤溜としても機能し、ころの円周溝や軌道輪の保持
器案内溝に対する潤滑剤供給を円滑に行う。ころの案内
と保持を保持器が行うため、軌道輪の鍔は不要となり、
また保持器がころの振動を抑制または減衰させるため、
擦過音の発生が抑制される。また、鍔が無くなるため
に、軸受の内部空間が広くなり、ころの長さは従来の鍔
付き型よりも長くできる。そのため負荷容量が増大す
る。しかも、保持器をころの円周溝に嵌めることから、
ポケット間のピッチを小さくしてころの本数を増加させ
ることも可能となり、これによっても負荷容量の増大が
可能となる。
【０００６】保持器の保持器案内溝への挿入側の周縁部
に潤滑剤溜切欠部を設けた場合は、保持器に溜められる
潤滑剤量が増え、ころの円周溝や軌道輪の保持器案内溝
に対する潤滑剤供給が一層円滑に行われる。この発明の
保持器付ころは、前記の円筒ころ軸受の部品とされ、あ
るいは単独で機器に直接に組み込まれる。
に潤滑剤溜切欠部を設けた場合は、保持器に溜められる
潤滑剤量が増え、ころの円周溝や軌道輪の保持器案内溝
に対する潤滑剤供給が一層円滑に行われる。この発明の
保持器付ころは、前記の円筒ころ軸受の部品とされ、あ
るいは単独で機器に直接に組み込まれる。
【０００７】
【実施例】この発明の一実施例を図１および図２に基づ
いて説明する。各々軌道輪である内輪１および外輪２
は、いずれも鍔無しとし、内輪１にはその軌道面の中央
部に円周溝からなる保持器案内溝５を設けている。内外
輪１，２間に複数個のころ３を配置する。ころ３は、軸
方向の中央の外周に円周溝６が設けられている（図２
（Ａ））。保持器４は平板状のリングからなり、内径側
に開口した切欠状のポケット７（図２（Ｂ））が周方向
複数箇所に等配され、各ポケット７にころ３をその円周
溝６の底部外周で保持する。保持器４のポケット７の周
縁部はころ３の円周溝６に嵌まる。保持器４の内周縁は
内輪１の保持器案内溝５に挿入する。保持器４は、周方
向の１箇所に切断部４ａを有し、この切断部４ａで広げ
られて内輪１の保持器案内溝５に挿入される。これによ
り、内輪１と、保持器４と、各ころ３とは一体となる。
保持器４は、内輪１の保持器案内溝５の底面で案内さ
れ、または外輪２の軌道面で案内される。保持器４の切
断部４ａは、図２（Ｂ）のように相欠状に形成し、ある
いはテーパ状に形成してある。
いて説明する。各々軌道輪である内輪１および外輪２
は、いずれも鍔無しとし、内輪１にはその軌道面の中央
部に円周溝からなる保持器案内溝５を設けている。内外
輪１，２間に複数個のころ３を配置する。ころ３は、軸
方向の中央の外周に円周溝６が設けられている（図２
（Ａ））。保持器４は平板状のリングからなり、内径側
に開口した切欠状のポケット７（図２（Ｂ））が周方向
複数箇所に等配され、各ポケット７にころ３をその円周
溝６の底部外周で保持する。保持器４のポケット７の周
縁部はころ３の円周溝６に嵌まる。保持器４の内周縁は
内輪１の保持器案内溝５に挿入する。保持器４は、周方
向の１箇所に切断部４ａを有し、この切断部４ａで広げ
られて内輪１の保持器案内溝５に挿入される。これによ
り、内輪１と、保持器４と、各ころ３とは一体となる。
保持器４は、内輪１の保持器案内溝５の底面で案内さ
れ、または外輪２の軌道面で案内される。保持器４の切
断部４ａは、図２（Ｂ）のように相欠状に形成し、ある
いはテーパ状に形成してある。
【０００８】なお、保持器４のポケット７に、組立時の
ころ３の落ち止め用のかち込み代を設け、ころ３をかち
込んで仮止めすることで組込性が良くなる。
ころ３の落ち止め用のかち込み代を設け、ころ３をかち
込んで仮止めすることで組込性が良くなる。
【０００９】この構成によると、内輪１の保持器案内溝
５に挿入された保持器４がころ３の円周溝６に嵌まるこ
とで、ころ３の案内と保持を保持器４が行うため、内輪
１および外輪２に鍔を設けることが不要となる。保持器
４のポケット７は、潤滑剤溜としても機能し、ころ３の
円周溝６や内輪１の保持器案内溝５に対する潤滑剤供給
を円滑に行う。また、内輪１の保持器案内溝５で潤滑剤
が保持されるため、いわゆる擦過音の問題が発生し難
い。さらに、内輪１に鍔が無いため、同一寸法ではころ
の有効長さを大きくとることが可能で、負荷容量の増大
が可能となる。また、ころ３に円周溝６を形成して保持
器４を嵌めるため、ポケット７間のピッチを小さくして
ころ本数を増やすことができ、これによって負荷容量の
増大が可能となる。最大で、総ころ軸受と略同数のころ
３を組み込むことも可能となる。
５に挿入された保持器４がころ３の円周溝６に嵌まるこ
とで、ころ３の案内と保持を保持器４が行うため、内輪
１および外輪２に鍔を設けることが不要となる。保持器
４のポケット７は、潤滑剤溜としても機能し、ころ３の
円周溝６や内輪１の保持器案内溝５に対する潤滑剤供給
を円滑に行う。また、内輪１の保持器案内溝５で潤滑剤
が保持されるため、いわゆる擦過音の問題が発生し難
い。さらに、内輪１に鍔が無いため、同一寸法ではころ
の有効長さを大きくとることが可能で、負荷容量の増大
が可能となる。また、ころ３に円周溝６を形成して保持
器４を嵌めるため、ポケット７間のピッチを小さくして
ころ本数を増やすことができ、これによって負荷容量の
増大が可能となる。最大で、総ころ軸受と略同数のころ
３を組み込むことも可能となる。
【００１０】図３はこの発明の第２の実施例を示す。こ
の例は、内輪１に保持器案内溝を設けず、外輪２の軌道
面中央に保持器案内溝５を設けたものである。保持器４
は、各ポケット７を外径側に開口した切欠状とし、外周
縁を外輪２の保持器案内溝５に挿入する。内外輪１，２
間に配置する各ころ３は、前記実施例と同様に軸方向中
央に円周溝６を設け、この溝６の形成部で保持器４のポ
ケット７に保持させる。保持器４のポケット７の周縁部
はころ３の円周溝６に嵌める。その他の構成は前記実施
例と同様である。この実施例の場合も、保持器４のポケ
ット７に、組立時のころ３の落ち止め用のかち込み代を
設けても良い。この実施例のように保持器４の軌道輪へ
の挿入を外輪２側に行った場合も、前記実施例と同様な
各効果が得られる。
の例は、内輪１に保持器案内溝を設けず、外輪２の軌道
面中央に保持器案内溝５を設けたものである。保持器４
は、各ポケット７を外径側に開口した切欠状とし、外周
縁を外輪２の保持器案内溝５に挿入する。内外輪１，２
間に配置する各ころ３は、前記実施例と同様に軸方向中
央に円周溝６を設け、この溝６の形成部で保持器４のポ
ケット７に保持させる。保持器４のポケット７の周縁部
はころ３の円周溝６に嵌める。その他の構成は前記実施
例と同様である。この実施例の場合も、保持器４のポケ
ット７に、組立時のころ３の落ち止め用のかち込み代を
設けても良い。この実施例のように保持器４の軌道輪へ
の挿入を外輪２側に行った場合も、前記実施例と同様な
各効果が得られる。
【００１１】図４はこの発明の第３の実施例を示す。こ
の例は、図１の実施例において、保持器４の内周縁に各
ポケット７間において円弧形状の潤滑剤溜切欠部８を設
けたものである。その他の構成は図１の実施例と同じで
ある。このように潤滑剤溜切欠部８を設けた場合、保持
器４に溜められる潤滑剤量が増え、ころ３の円周溝６や
内輪１の保持器案内溝５に対する潤滑剤供給が一層円滑
に行われる。
の例は、図１の実施例において、保持器４の内周縁に各
ポケット７間において円弧形状の潤滑剤溜切欠部８を設
けたものである。その他の構成は図１の実施例と同じで
ある。このように潤滑剤溜切欠部８を設けた場合、保持
器４に溜められる潤滑剤量が増え、ころ３の円周溝６や
内輪１の保持器案内溝５に対する潤滑剤供給が一層円滑
に行われる。
【００１２】図５はこの発明の第４の実施例を示す。こ
の例は、図３の実施例において、保持器４の外周縁およ
び内周縁の両方に、各ポケット７間において円弧形状の
潤滑剤溜切欠部８Ａ，９を設けたものである。外輪２の
保持器案内溝５への挿入側となる保持器４の外周側の潤
滑剤溜切欠部８Ａは、内周側の潤滑剤溜切欠部９よりも
大きく形成してある。その他の構成は図３の実施例と同
じである。このように構成した場合、保持器４に溜めら
れる潤滑剤量がさらに増え、ころ３の円周溝６や内輪１
の保持器案内溝５に対する潤滑剤供給がより一層円滑に
行われる。
の例は、図３の実施例において、保持器４の外周縁およ
び内周縁の両方に、各ポケット７間において円弧形状の
潤滑剤溜切欠部８Ａ，９を設けたものである。外輪２の
保持器案内溝５への挿入側となる保持器４の外周側の潤
滑剤溜切欠部８Ａは、内周側の潤滑剤溜切欠部９よりも
大きく形成してある。その他の構成は図３の実施例と同
じである。このように構成した場合、保持器４に溜めら
れる潤滑剤量がさらに増え、ころ３の円周溝６や内輪１
の保持器案内溝５に対する潤滑剤供給がより一層円滑に
行われる。
【００１３】なお、前記実施例は単列の円筒ころ軸受に
適用した場合につき説明したが、この発明は複列の円筒
ころ軸受にも適用できる。
適用した場合につき説明したが、この発明は複列の円筒
ころ軸受にも適用できる。
【００１４】
【発明の効果】この発明の円筒ころ軸受は、鍔無しの内
外の軌道輪間に複数のころを介在させ、各ころは軸方向
の中間部に円周溝を有するものとし、周方向複数箇所に
設けた各ポケットに前記ころを前記円周溝の形成部で嵌
め込みかつポケットの周縁部が前記円周溝に嵌まる保持
器を設け、前記いずれか一方の軌道輪に保持器案内溝を
設けて前記保持器の周縁部を挿入したため、軌道輪の鍔
が不要となって、鍔の形成に必要な材料および加工の両
面のコストが低減され、またころ端面の研磨が不要とな
り、これによってもコストが低減される。また、軌道輪
の保持器案内溝で潤滑剤が保持されるため、いわゆる擦
過音の問題が発生し難い。さらに、軌道輪に鍔が無いた
め、同一寸法ではころの有効長さを大きくとることが可
能で、負荷容量の増大が可能となる。また、保持器を嵌
めるころの円周溝のために、ポケット間ピッチを小さく
してころ本数を増やすことができ、これによって負荷容
量の増大が可能となる。保持器の保持器案内溝への挿入
側の縁部に潤滑剤溜切欠部を設けた場合は、保持器に溜
められる潤滑剤量が増え、ころの円周溝や軌道輪の保持
器案内溝に対する潤滑剤供給が一層円滑に行われる。こ
の発明の保持器付ころも、前記円筒ころ軸受の部品とし
て使用され、あるいは単独で使用されるこで、前記と同
様な各効果が得られる。
外の軌道輪間に複数のころを介在させ、各ころは軸方向
の中間部に円周溝を有するものとし、周方向複数箇所に
設けた各ポケットに前記ころを前記円周溝の形成部で嵌
め込みかつポケットの周縁部が前記円周溝に嵌まる保持
器を設け、前記いずれか一方の軌道輪に保持器案内溝を
設けて前記保持器の周縁部を挿入したため、軌道輪の鍔
が不要となって、鍔の形成に必要な材料および加工の両
面のコストが低減され、またころ端面の研磨が不要とな
り、これによってもコストが低減される。また、軌道輪
の保持器案内溝で潤滑剤が保持されるため、いわゆる擦
過音の問題が発生し難い。さらに、軌道輪に鍔が無いた
め、同一寸法ではころの有効長さを大きくとることが可
能で、負荷容量の増大が可能となる。また、保持器を嵌
めるころの円周溝のために、ポケット間ピッチを小さく
してころ本数を増やすことができ、これによって負荷容
量の増大が可能となる。保持器の保持器案内溝への挿入
側の縁部に潤滑剤溜切欠部を設けた場合は、保持器に溜
められる潤滑剤量が増え、ころの円周溝や軌道輪の保持
器案内溝に対する潤滑剤供給が一層円滑に行われる。こ
の発明の保持器付ころも、前記円筒ころ軸受の部品とし
て使用され、あるいは単独で使用されるこで、前記と同
様な各効果が得られる。
【図１】（Ａ）はこの発明の一実施例の正面図、（Ｂ）
はそのＢ−Ｂ線断面図である。
はそのＢ−Ｂ線断面図である。
【図２】（Ａ）はそのころの側面図、（Ｂ）は保持器の
部分正面図、（Ｃ）は保持器の同部分の側面図、（Ｄ）
は保持器の同部分の変形例の側面図である。
部分正面図、（Ｃ）は保持器の同部分の側面図、（Ｄ）
は保持器の同部分の変形例の側面図である。
【図３】（Ａ）はこの発明の第２の実施例の正面図、
（Ｂ）はそのＣ−Ｃ線断面図である。
（Ｂ）はそのＣ−Ｃ線断面図である。
【図４】（Ａ）はこの発明の第３の実施例の正面図、
（Ｂ）はそのＤ−Ｄ線断面図である。
（Ｂ）はそのＤ−Ｄ線断面図である。
【図５】（Ａ）はこの発明の第４の実施例の正面図、
（Ｂ）はそのＥ−Ｅ線断面図である。
（Ｂ）はそのＥ−Ｅ線断面図である。
１…内輪（軌道輪）、２…外輪（軌道輪）、３…ころ、
４…保持器、５…保持器案内溝、６…円周溝、７…ポケ
ット、８…潤滑剤溜切欠部、９…潤滑剤溜切欠部
４…保持器、５…保持器案内溝、６…円周溝、７…ポケ
ット、８…潤滑剤溜切欠部、９…潤滑剤溜切欠部
Claims (5)
- 【請求項１】 鍔無しの内外の軌道輪間に複数のころを
介在させ、各ころは軸方向の中間部に円周溝を有するも
のとし、周方向複数箇所に設けた各ポケットに前記ころ
を前記円周溝の形成部で嵌め込みかつポケットの周縁部
が前記円周溝に嵌まる保持器を設け、前記いずれか一方
の軌道輪に保持器案内溝を設けて前記保持器の周縁部を
挿入した円筒ころ軸受。 - 【請求項２】 内周側の軌道輪の軌道面に前記保持器案
内溝を設けた請求項１記載の円筒ころ軸受。 - 【請求項３】 外周側の軌道輪の軌道面に前記保持器案
内溝を設けた請求項１記載の円筒ころ軸受。 - 【請求項４】 保持器の前記保持器案内溝への挿入側の
縁部に潤滑剤溜切欠部を設けた請求項１または請求項２
または請求項３記載の円筒ころ軸受。 - 【請求項５】 軸方向の中間部に円周溝を有する複数の
ころと、周方向複数箇所にポケットを有し各ポケットに
前記ころを前記円周溝の形成部で嵌め込んで前記ポケッ
トの周縁部が前記円周溝に嵌まる保持器とでなる保持器
付ころ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7129182A JPH08303455A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 円筒ころ軸受および保持器付ころ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7129182A JPH08303455A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 円筒ころ軸受および保持器付ころ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08303455A true JPH08303455A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15003178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7129182A Pending JPH08303455A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 円筒ころ軸受および保持器付ころ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08303455A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002098154A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-04-05 | Skf Gmbh | 円筒ころ軸受 |
| CN104033496A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-09-10 | 洛阳吉瑞特轴承制造有限公司 | 一种圆柱滚子轴承外圈 |
| CN104295636A (zh) * | 2014-10-23 | 2015-01-21 | 重庆从仁机电有限公司 | 一种分离簧片式摩托车超越离合器 |
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