JPH08303293A - 内燃機関の制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御方法

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JPH08303293A
JPH08303293A JP8109195A JP10919596A JPH08303293A JP H08303293 A JPH08303293 A JP H08303293A JP 8109195 A JP8109195 A JP 8109195A JP 10919596 A JP10919596 A JP 10919596A JP H08303293 A JPH08303293 A JP H08303293A
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intake
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    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
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    • F02D2200/0414Air temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダの体積効率の補正による内燃機関の
空燃比制御の精度の改善。 【解決手段】 体積効率の校正吸気温度と隔る吸気温度
の変動を勘案し、シリンダに対する導入に先立ちエンジ
ンの通路を通過する吸気の熱を勘案する。吸気通路に生
じる空気密度の変化および空気流ダイナミックスの変化
を体積効率の補正で勘案して、エンジン制御コマンドが
実際のシリンダの吸気質量について更に正確に勘案する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関制御に関
し、特に内燃機関の空燃比の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】望ましい自動車用の内燃機関(以下、エ
ンジンともいう)の化学量論比の如き空燃比を維持する
ため、エンジンへ供給される燃料量は、推定されたある
いは測定されたエンジンシリンダ吸気質量に応答して決
定される。吸気マニフォールドの充填または空乏が実質
的に無いことを特徴とする安定状態条件下でシリンダ吸
気質量を直接測定するために、空気流量センサが使用可
能であるが、例えば、エンジン吸気マニフォールドの空
気圧の著しい時間的変化率を特徴とする過渡的条件下で
は、空気流量センサは正確なシリンダ吸気質量情報を与
えるに足るほど応答性が一般に良くない。速度密度法
(speed density approache
s)は、苛酷な過渡的条件における正確なシリンダ吸気
質量情報を提供するのに充分に応答性が高く、従って、
過渡的条件における空気流量センサに基く方法を補うも
のとして有効であることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の速度密
度法は、あるエンジン運転条件下では吸気質量の測定精
度が低い。エンジンシリンダの吸気質量の不正確な測定
は、化学量論比の如き所望の空燃比とはほど遠いエンジ
ン空燃比のずれを招来し得、エンジンの排出物の増加お
よびエンジン性能の低下を招く。従来の速度密度法に基
くエンジン空燃比の制御法における精度不足を解決する
ことが望ましい。
【0004】速度密度法は、例えば、
【数1】m=MAP*V*VE/(R*T) で表わされる理想気体則を用いて、エンジンの吸気マニ
フォールド圧力MAPの関数としてのエンジンシリンダ
吸気質量mを提供する。ここで、Vはシリンダ体積、V
Eは体積効率、Rは理想気体定数、およびTは空気温度
である。理想気体則は空気温度項を含むが、エンジン吸
気質量を決定するために理想気体則に適用される体積効
率VE項は、静的校正パラメータを用いて従来どおり決
定される。VEが依存するエンジン弁タイミングおよび
エンジンシリンダ・ポートの形状の如きエンジンパラメ
ータは機関の運転中は実質的に変化しないが、エンジン
シリンダ吸気温度の如きVEが依存する他のパラメータ
はエンジンの運転中に著しく変化し得、実質的な開ルー
プ・エンジン空燃比のエラーを結果として生じる。例え
ば、吸気温度が校正温度より高くなると空燃比はリーン
になり、吸気温度が校正温度より低くなると空燃比はリ
ッチになる。吸気温度は、周囲気温に依存するのみなら
ずエンジンと吸気との間の熱移動にも依存して、エンジ
ンシリンダへ入って燃焼する前に吸気温度の変化が生じ
る結果となる。一般に、従来からボンネット下に一括し
て収容するスタイルとする傾向があるため、吸気経路に
おいて周囲空気が著しく加熱される結果となった。吸気
質量の加熱の大部分はシリンダ弁が原因である。この加
熱の結果、気体の膨張が生じて空気密度が減り、また、
気体の乱れが生じてシリンダの吸気ポートを介する吸気
流を乱す結果となる。このため、体積効率は校正値より
も著しく小さくなる。吸気の加熱量は、吸気流量に比例
し、かつ吸気とエンジンとの間の温度差に比例する。エ
ンジン空燃比の制御精度を改善するために、実際の体積
効率を校正値からかけ離れさせるような効果を補償する
ことが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気温度を変
化させることによって生じる体積効率の変化を直接補償
することによって、従来の空燃比制御の欠点を克服する
ものである。
【0006】更に、エンジン吸気温度は測定されあるい
は推定される。吸気とエンジンとの間の熱移動も同様に
推定される。吸気温度および吸気の熱移動の如きパラメ
ータの関数として体積効率モデルが提供され、このモデ
ルに対して測定あるいは推定値が適用されて、体積効率
の校正条件からのずれを勘案する体積効率補正係数を生
じる。この補正係数は、校正されたVE値に対する補正
として適用され、補正された値がシリンダ吸気質量の決
定において適用される。
【0007】本発明の更なる特質によれば、吸気と接触
して吸気に関する著しい熱移動量を生じる吸気弁の如き
エンジン構成要素の温度が、推定あるいは測定されて、
吸気がエンジンシリンダを通過する時に、吸気の潜在的
発熱を勘案して補正係数を調整するため用いられる。こ
れにより、エンジンと吸気との間の温度差が比較的小さ
い寒冷時始動中およびその後では、体積効率の補正はほ
とんどあるいは全く行われない。エンジン温度、および
特にシリンダ吸気弁の温度が寒冷時始動温度より高く上
昇する時、および更に極限の温度範囲まで上昇する時、
体積効率の補正は、実質的な吸気の熱上昇に対する可能
性の増加に従って更に顕著になり得る。本発明の更なる
特質において、吸気流量が推定されあるいは測定され、
吸気の熱移動の決定において適用されて比較的低い吸気
流量における吸気に対する熱移動の可能性の増加を勘案
し、この比較的低い吸気流量では比較的小さな吸気質量
がより長い時間エンジンと接触する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1において、内燃機関10は吸
気をスロットル孔12を介して受取る。このスロットル
孔内では従来のスロットル弁14が回動して、吸気マニ
フォールド18内へ吸気が流入する流量を制御する。ス
ロットル弁14は蝶型弁またはロータリ・バルブであ
り、その回動位置は吸気の流入がスロットル孔12によ
り制限される度合に対応する。スロットル弁14の回動
位置は、この回動位置を示す出力信号TPSを与える従
来の回転ポテンショメータでよいセンサ16によって変
換される。
【0009】吸気マニフォールド18内の空気の絶対圧
力は、従来の圧力トランスジューサ20によって変換さ
れ、信号MAPとして出力される。吸気マニフォールド
18内の吸気の温度は、通常の温度センサ22によって
変換され、信号MATとして出力される。内燃機関10
は、従来のクランク軸の如き出力軸30を回転させるよ
う動作し、このクランク軸の回転速度は通常のセンサ3
2によって変換される。センサ32は、センサ32によ
り変換されるフィールドが複数の隔てられた歯列または
切欠き(図示せず)の通過により測定可能に遮断される
ように出力軸30の周囲に設けられた前記歯列または切
欠きの近くに配置されたホール効果センサ又は可変磁気
抵抗センサでよい。このトランスジューサとしてのセン
サ32は、歯列または切欠きの間隔情報を用いて、当技
術において一般に理解されるように、出力軸30の相対
的角度位置と回転速度を示すように復号される周期的な
出力信号RPMを出力する。
【0010】エンジンシリンダの燃焼ガス生成物は、適
切な処理のため排気ガス管路34を介してエンジンシリ
ンダ(本文では、燃焼室とも呼ばれる)から排出され
る。排気ガスの一部は、EGR(排気ガス循環)管36
を介して吸気マニフォールド18へ再循環される。EG
R管36の絞り度は、EGR弁38′の制御された位置
決めによって、エンジン吸気の所望の希釈が行われて窒
素酸化物NOxの如きエンジン排気ガスを低減するよう
に、変更される。
【0011】中央処理装置、ランダム・アクセス・メモ
リ装置、および入出力装置の如き要素を含む市販の単一
チップ・マイクロコントローラの如き従来のコントロー
ラ38は、センサおよびトランスジューサの出力信号を
受取り、ソフトウエア命令の形態でコントローラの読出
し専用メモリに格納された一連の演算の実行により、エ
ンジン制御機能および診断機能を提供する複数の出力信
号を生じるために設けられる。例えば、コマンド信号F
UELは、燃料コントローラ40に対してコントローラ
38によって出力されて、以下に述べる所定のシリンダ
燃料噴射量を表わす。燃料コントローラ40は、単一チ
ップ・マイクロコントローラや相等のプロセッサまたは
従来の制御回路であって、出力コマンド信号FUELを
受取って、当技術において一般に知られるように、対応
するエンジンシリンダに対する吸気事象に先立って、個
々の燃料噴射器へ与えられる調時された噴射器コマンド
信号PWを生成する。
【0012】コントローラ38はまた、信号MAPおよ
びTPSの如きパラメータの関数としてEGR管36の
絞り度を提供するため、出力コマンド信号EGRをEG
R弁38′へ出力し、エンジン吸気の所望の希釈を行わ
せる。点火タイミング・コマンド信号および複数のエン
ジンシステムにおける障害条件を示す信号の如き他のエ
ンジン制御および診断コマンド信号は、周知の方法でコ
ントローラによって出力される。
【0013】本発明による体積効率補正を行う特定の制
御動作が、図2乃至図6に示される。このような動作
は、エンジンの運転中に周期的に実行される。例えば、
図2乃至図6の動作は、読出し専用メモリの如き不揮発
性メモリにおける一連のコントローラ命令の形態で格納
される。これら命令は、予め定めた頻度で、あるいは図
1のセンサ32の各歯または切欠きの通過時などの周期
的なエンジン事象の発生時に、ステップ単位で実行され
る。
【0014】このようなコントローラ動作をセットアッ
プするため、始動ルーチンが読出し専用メモリに格納さ
れ、コントローラ38をオンにするため電力が供給され
る毎に実行される。このような始動ルーチンの動作は、
図2に全体的に示される。図2のルーチンは、コントロ
ーラ38を始動する電力の印加時にステップ200で開
始し、次のステップ102へ進んで、ポインタ、カウン
タおよびフラグの予め確立された初期値へのセットアッ
プ、およびランダム・アクセス・メモリ装置の如き揮発
性記憶装置のクリアを含む周知のコントローラ初期設定
動作を実施する。
【0015】次に、ルーチンはステップ104へ進み、
時間ベースの動作および事象ベースの動作の実行をトリ
ガーするため用いられる割込みを可能にする。この割込
みは、その時のコントローラ動作を一時的に中断するた
めに、およびある時間の経過後あるいはある事象に続い
て生じるべき動作を含むサービス・ルーチンに割込むよ
うにコントローラの動作を再指令するために用いられ
る。幾つかの時間ベースの割込みは、ステップ104に
おいて、対応する予め定めた期間後に生じるように動作
可能にされる。幾つかの事象ベースの割込みもまた、図
1のセンサ32に対する歯または切欠きの通過と対応す
るクランク軸事象を含む事象に続いて起生するように動
作可能にされる。
【0016】ステップ104における割込みを動作可能
にした後、図2のルーチンがバックグラウンド動作を連
続的に実行するが、これら動作は保守および診断動作を
含む比較的低い優先順位の動作として一般的に記述され
る。図3は、かかる動作を一般的形態で例示し、図2の
ルーチンのステップ106で入り、ステップ120にお
いて開始する。バックグラウンド動作は次のステップ1
22へ進んで、周知のコントローラまたはシステムの診
断動作を実施し、次いでステップ124へ進んで、ディ
ジタル制御技術において周知である従来のコントローラ
およびシステムの保守動作を実施する。
【0017】ルーチンは次に、体積効率VEの更新時間
が、コントローラ38がパワーアップされてから、ある
いは最後のVE更新動作が実施されてから経過したかど
うかを判定する。一般に、少なくとも過渡的動作条件下
でのシリンダ吸気質量の生成において用いられるVE値
は、コントローラが動作中に周期的に生成される補償係
数に従って補正される。この補正係数は、吸気の温度お
よびこの温度における校正温度からのずれを勘案し、か
つ吸気がエンジンシリンダへと通過する時の吸気の加熱
を勘案する。更に、当該実施の形態の補償係数は、燃焼
室温度のモデル化へ及び、エンジン燃焼室とその内部で
受取る吸気と燃料供給分との間の熱移動のモデル化によ
って、燃焼室温度とこの燃焼室温度の校正温度からのず
れの度合とを勘案する。
【0018】当該実施の形態においては、エンジンの条
件とパラメータと共に補償係数は変化し、ステップ12
6において述べる更新時間(当実施の形態では約100
ミリ秒である)後のように、補償係数は周期的に更新さ
れることを要求する。従って、ステップ126におい
て、補償係数の最後の更新から上記更新時間が経過した
ならば、ステップ128が実行されて図4のルーチンに
より示される更新動作を実施する。このような動作に続
いて、あるいは更新時間がステップ126において経過
しなかったならば、当実施の形態のバックグラウンド動
作は完了され、図3のルーチンは図2へ戻るステップ1
30へ進み、バックグラウンド動作が上記の連続的な実
行のため再始動される。
【0019】図4は、体積効率の補償係数を更新する一
連の動作を示しており、図3の先に述べたステップ12
8で呼出されるとステップ140で開始され、ステップ
142へ進んで、先に述べたMAT、TEMP、RPM
およびMAPの如き信号を読取る。これらの検出された
信号の値は、VEの補償係数が更新される時点でのエン
ジン動作条件を表示するため用いられる。次に、エンジ
ンへの空気流量は
【数2】空気流量=MAP*RPM*K によりステップ144において決定される。ここで、K
は、特定の内燃機関10に対する従来の校正プロセスに
よって決定することができる定数である。
【0020】空気流量の決定の後、吸気温度補正係数
が、決定された空気流量と本発明の重要な特質における
MATの関数として次のステップ146で参照される。
これにより、校正温度からの温度のずれが勘案され、ま
た吸気の加熱に起因する、及びかかる加熱による吸気の
乱れとその結果のエンジンシリンダへの空気流の乱れと
に起因する吸気密度の減少の如き、体積効率に対するエ
ンジンと吸気質量との間の熱移動の影響が勘案される。
パラメータである信号MATは、図1の吸気マニフォー
ルド18における吸気温度の測定値を与え、空気流量
は、エンジンから吸気への熱移動のためエンジン吸気の
通過において得られる空気流量を示す。低い空気流量
は、より大きな吸気の滞在時間と対応し、吸気に対する
熱移動を増加させて体積効率が著しく低減する。吸気
(MAT)とエンジンとの間の温度差が増加するに伴
い、熱移動は所与の空気流量に対して増加することにな
って体積効率は低減する。補正係数TVEとMATや空
気流量のようなパラメータとの間の関係は、このような
関係を測定して推定することにより通常の校正プロセス
によって校正されねばならない。図7の1群のカーブ2
00〜216は、MATと空気流量とTVEとの間の典
型的な校正関係を示している。各カーブは、異なる静的
なMAT値に対する空気流量とTVEとの間の校正と対
応する。例えば、カーブ200は、約−28℃のMAT
と対応し、カーブ202は約−16℃のMATと対応
し、カーブ204は約−4℃のMATと対応し、カーブ
206は約8℃のMATと対応し、カーブ208は約2
0℃のMATと対応し、カーブ210は約32℃のMA
Tと対応し、カーブ212は約44℃のMATと対応
し、カーブ214は約56℃のMATと対応し、カーブ
216は約68℃のMATと対応する。補正係数TVE
は、体積効率値に対して乗法係数として適用される。カ
ーブ210と対応する単位補正係数は、当該実施の形態
の体積効率の校正が約32℃のMATにおいて実施され
たことを示す。校正温度より高いMATに対しては、T
VEは1より大きくなって、校正条件下の低いVE校正
について補正する。校正温度より低いMATの場合は、
TVEは1より小さくなって、吸気とエンジンとの間の
温度差における増加により、VEの校正において勘案さ
れた量より大きな吸気加熱量に対して補正する。その結
果は、吸気温度MATにおける著しい変化、空気流量の
大きな変化、およびこれによりVEの決定において生じ
たエンジンと吸気との間の熱移動に対する影響を勘案す
るVE補正係数である。
【0021】図7の関係は、、または通常の索引テーブ
ルの形態でコントローラの読出し専用メモリでその他の
不揮発性メモリ装置に格納される。この索引テーブル
は、MATおよび空気流量の索引パラメータを持ちかつ
TVEの出力値を持ち、その間の校正された関係を表わ
す。これについては当技術において一般に理解されるこ
とである。ステップ146でTVEを参照した後に、例
えば、エンジン冷媒温度TEMPにより示される如きエ
ンジン温度の予め定めた関数として、コントローラの読
出し専用メモリに格納された通常の索引テーブルから補
正係数を参照することにより、次のステップ148にお
いてエンジンの実際の温度補正がTVEに適用される。
先に述べたステップ146において参照されたTVE値
において規定される熱移動を考慮しても、エンジンのコ
ールドスタート、即ち、エンジンと吸気が実質的に同じ
温度であり、吸気のエンジンシリンダ通過中に吸気に対
するあるいは吸気からの実質的な熱移動が存在しない場
合に続く如き低いエンジン温度においては、VEは大き
くは影響されない。このため、低いTEMP値に対して
は、ステップ146において決定されるTVE値はステ
ップ148において1まで低減される。更にまた、非常
に大きなTEMP値で示される非常に高いエンジン温度
では、吸気がシリンダの吸気弁を通過する際に付加的な
熱移動が生じて、先に述べたステップ146で行われる
補償によってモデル化されない方法でVEを増加させ
る。従って、非常に高い冷媒温度では、TVEはステッ
プ148で行われる補償によって僅かに増加され、この
ような加熱作用を適正にモデル化する。
【0022】ステップ148で与えられるTVE補正値
は校正プロセスの間に生成される。この校正プロセスに
おいてはTEMPの極値の影響が計測され、このような
計測された影響を勘案するように値がコントローラの読
出し専用メモリに格納される。例えば、当該実施の形態
においては、TVE補正値は、80℃以上の冷媒温度に
対する僅かに単位利得より大きいTVE利得であって、
当該実施の形態においては約8℃以下の値の如き、吸気
温度とエンジン温度との間に小さな差が存在する条件と
対応する低いTEMP値に対して、TVEが単位利得に
なるよう低減される。
【0023】エンジン温度に対してTVEを補正した
後、図4のルーチンは次のステップ150へ進み、パラ
メータMAPおよびRPMを、MAPおよびRPMの関
数として通常の索引テーブルの形態で格納された燃焼温
度の校正モデルに適用するなどにより、定常状態の燃焼
温度値SSCTを参照する。このような索引テーブル
は、直接測定または推定により、あるいは種々の安定し
たRPMおよびMAP値が示す条件の如き種々の安定し
た機関運転条件における燃焼温度をモデル化することに
よって、従来の校正プロセスにおいて生成できる。
【0024】SSCTを参照した後、当該実施の形態に
おけるフィルタ係数として使用された時定数τair
が、先に述べたステップ144において決定された空気
流量の如き空気流量の関数として、次のステップ152
において参照される。例えばパラメータMAPまたはR
PMが急激に変化することがある過渡的条件下では、実
際の燃焼温度は、空気流量の関数として決定される時定
数τairを持つ従来の遅延フィルタの式により正確に
特徴付け得る遅延量だけ、その時のMAPおよびRPM
の値に対する定常状態の燃焼温度より遅れることにな
る。更に大きな空気流量に対しては、燃焼温度は、低い
空気流量値の場合よりも、その安定状態値へ向って、燃
焼室を通過する空気の熱移動特性により、急速に動かさ
れることになる。一般に当該実施の形態においては、時
定数τairの値は、数グラム/秒に過ぎない低い空気
流量値に対する約0.055から約80グラム/秒の高
い空気流量値に対する約0.14の値までの範囲にあ
る。このような値は、全て空気流量の関数としてのエン
ジン・パラメータの関数として決定される定常状態値か
らの燃焼温度の時間的変化率の校正により決定されるべ
きである。
【0025】ステップ152における空気流量の関数と
して時定数τairを参照した後、次のステップ154
が実行されて、動的フィルタ係数又は時定数τairを
有する従来の遅延フィルタ・プロセスに従って定常状態
の燃焼温度値SSCTおよび時定数τairを用いて実
際の燃焼温度ACTを
【数3】ACT=τair*SSCT+(1−τai
r)*ACT により推定する。
【0026】次に、燃焼温度差の項ΔCOMBTEMP
が、ステップ156においてSSCTとACTとの間の
差として生成される。この燃焼温度差は、更に詳細に述
べるように、安定状態のVE値が校正される温度からの
燃焼温度のずれの程度を補償するため用いられる。燃焼
温度差を決定した後、次のステップ158〜162にお
いて空気流量の関数として利得係数が参照される。一般
に、定常状態の温度値とその時の燃焼温度値との間の温
度遅れは、短い時間に燃焼室温度の熱に曝される多量の
空気により特徴付けられる大きい空気流量の条件下で
は、VEをあまり摂動させない。空気流量が低減する
時、吸気と燃焼室との間の温度差は、燃焼室内の空気が
少なくなって燃焼室内にこのような空気質量が滞在する
時間が長くなるので、燃焼室内に存在する空気に対する
燃焼室からの大きな熱移動によって、VEに対して大き
な影響を与える。
【0027】利得係数VEGAINは、当該実施の形態
において、VEに対する温度差のこのような変動する影
響を勘案するよう与えられる。利得係数VEGAIN
は、体験的観察により、空気流量の関数として、かつ燃
焼室の温度が上昇するか低下するかの関数として変動す
ることを特徴とする。従って、利得係数VEGAIN
は、当該実施の形態では、上昇する燃焼室温度に対する
ものと低下する燃焼室温度に対するものとの2つの校正
関係において校正され格納される。この校正関係は、コ
ントローラの読出し専用メモリに通常の索引テーブルの
形態で格納され、あるいは空気流量の関数及び燃焼温度
の変化の方向の関数の形で格納される。図8のカーブ2
30により示される第1の関係は、低下する燃焼温度に
対する空気流量の関数として体積効率の利得係数VEG
AINを提供する。図9のカーブ232は、上昇する燃
焼温度に対する関係を示す。このような関係から判るこ
とは、一般に、長い期間燃焼室に小量の吸気が滞在する
が故に、吸気温度に対して燃焼室温度が大きな影響を有
する時、温度差は低い空気流量の場合にはVEの変化に
対して大きな影響を与えるということである。図8およ
び図9の特定の関係は、通常の校正プロセスで校正さ
れ、読出し専用メモリーに標準的な索引テーブルの形態
で格納される。
【0028】図4において、燃焼温度が上昇しつつある
かどうかを判定する次のステップ158へ進むことによ
り、図8および図9の関係を先に述べたステップ156
に従って格納するテーブルから値が参照される。図4の
ルーチンの事前の反復の間に読出される燃焼温度より燃
焼温度が上昇して燃焼室が加熱されつつあることを示す
ならば、次のステップ160が実行されて、利得係数V
EGAINが図9のカーブ232と対応する索引テーブ
ルからその時の空気流量の関数として参照される。ある
いはまた、燃焼室温度が上昇しているのでなければ、利
得係数VEGAINが次のステップ162において索引
テーブルから参照されて、図8のカーブ230により示
される関係が空気流量の関数として格納される。利得係
数VEGAINの値は、上昇する燃焼室温度についてス
テップ160で参照されるか、あるいは低下する燃焼室
温度についてステップ162で参照されるかの如何に拘
わらず、次のステップ164においてVE補償係数VE
MODの校正時に適用される。VE補償係数VEMOD
は、当該実施の形態では
【数4】VEMOD=TVE+(ΔCOMBTEMP*
VEGAIN) のように校正されて、当該実施の形態によって、エンジ
ン温度モデル情報で補正された吸気温度の補償を燃焼室
温度の補償に盛込む。VE補償係数VEMODを生成し
た後、次のステップ166はコントローラ動作を、先に
述べた如く、当該実施の形態の標準的なバックグラウン
ド動作の継続的な実行のため図3のステップ128へ戻
す。
【0029】図5は、クランク事象割込みサービス・ル
ーチンの動作の流れを示している。この動作は、当技術
において周知の通り、図1のクランク軸位置のセンサ3
2による1つの歯または切欠きの通過あるいは予め定め
た数の歯列または切欠きの通過により通常は検出される
もので、エンジンシリンダ燃料供給事象毎に開始される
割込みの如きクランク事象割込みをサービスするため実
施される。当技術においては、このような割込みのサー
ビス動作はエンジン制御操作を含むものと一般的に理解
される。更に、当該実施の形態では、このような割込み
は、所望の燃料供給コマンドが化学量論比の如き望まし
い空燃比に従って発されるように、シリンダ吸気質量項
の決定における体積効率の補償情報を盛込むことによっ
て供される。
【0030】特に、割込みの発生に、図5のサービス・
ルーチンが実行されて、第1のステップ70で始まり、
図1の信号MAP、TPS、TEMP、RPM、MAT
およびBAROを含むその時の入力信号値のサンプルが
取られる次のステップ72へ進む。吸気温度は次に、
【数5】 AIRTEMP=K*MAT+(1−K)*TEMP によりステップ74で推定される。ここで、Kはエンジ
ンの冷媒温度値の範囲において空気が吸気マニフォール
ドへ通過する時に、吸気温度の変化の分析によって決定
される、吸気マニフォールドへ通る吸気に対するエンジ
ンの加熱効果を勘案する校正定数である。あるいはま
た、吸気は、この吸気に触れる市販の温度センサによっ
て直接測定することもできる。
【0031】吸気温度の推定または測定の後、次のステ
ップ76において、大気圧補償係数BAROVEが、予
め定めた関数に対して、あるいは格納された索引テーブ
ルに対して信号BAROを印加することにより、体積効
率補償値として参照され、理想気体則に従って大気圧と
体積効率との間の既知の関係を勘案する補償値を生じ
る。次いで、体積効率VE校正ルーチンが図6(後述す
る)の動作シーケンスを開始し実行することによりステ
ップ78において実施される。図6のルーチンの動作に
よりVEを計算した後、図5のルーチンの動作は、
【数6】Mair=(MAP*(K1/TEMP)*V
E*CYLVOL*BAROVE)/K2 によりシリンダ吸気質量Mairを計算する次のステッ
プ80へ続く。ここで、K1およびK2はスケーリング
定数であり、CYLVOLは当該実施の形態の内燃機関
10に対して測定されたシリンダ体積である。
【0032】次いで、総シリンダ吸気体積の百分率%E
GRとして表わされる再循環排気ガス量EGRが、当技
術で一般に知られるように、例えば吸気マニフォールド
圧力MAP、エンジン速度または負荷およびEGR弁の
位置の校正関数として、ステップ82において生成され
る。%EGRの値は、燃焼可能な空燃混合気に実質的に
寄与しない排気ガスにより置換される吸気量を示し、所
望の空燃比を得るための所望の燃料供給の決定において
勘案されねばならない。すなわち、次のステップ84が
実行されて、シリンダ内の再循環排気ガスで置換される
シリンダ内の空気体積量に対してMairを補正するよ
うに、
【数7】MCair=(1−%EGR)*Mair により可燃のシリンダ吸気質量MCairを生成する。
化学量論比の如き所望の空燃比を規定するため、次のス
テップ86は、可燃の吸気質量MCairと組合わされ
且つ
【数8】Mfuel=MCair/(A/F) により燃焼のためシリンダへ導入される所望の燃料質量
Mfuelを決定する。ここで、A/Fは、当該実施の
形態においては約14.6の如き所望の空燃比である。
【0033】燃料噴射器を開けるコマンド・パルスであ
るコマンドFUELが次に生成されて、
【数9】FUEL=Mfuel/FR によりステップ88で所望の燃料質量を生じる。ここ
で、当技術において一般に理解されるように、FRは燃
料噴射器のオリフィス形状および燃料減衰の如きパラメ
ータから決定される校正された燃料噴射器流量である。
コマンドFUELは、当技術において一般に実施される
ように、燃料供給されるシリンダの吸入弁の上流側の吸
気通路に対して加圧燃料を通過させるよう燃料噴射器が
開かれるべき時間と対応する。コマンドFUELは、次
にステップ90において図1の燃料コントローラ40へ
出力される。次に、燃料コントローラ40は、燃料噴射
器が燃料パルスを計量するために開かれる時間と対応す
る持続時間(パルス幅)の噴射器駆動電圧パルスPWに
FUELを変換し、吸入弁開事象へ進もうとするシリン
ダと対応する適切な燃料噴射器に対するパルスPWの印
加を調時する。当該実施の形態による種々の燃料噴射器
に対するパルスの印加のタイミングは、本願の譲受人に
譲渡され参考のため本文に援用される1995年4月1
3日出願の係属中の米国特許出願第08/422,23
8号に記載された方法で決定され実施される。
【0034】図5に戻って、コマンドFUELの形態の
所望のパルス幅を出力した後、次のステップ92が実行
されて、エンジンの点火または吸気制御、センサ、アク
チュエータまたはシステムの診断、各エンジン・クラン
ク事象に対して要求されるコントローラの診断の如き通
常の自動車制御を行うため要求される通常の制御または
診断の諸機能が実施される。このような制御および診断
動作の実行に続いて、ルーチンは次のステップ94へ進
んで、割込みサービスから出て、その時進行中でありか
つ図3のバックグラウンド動作の如き割込みの時点で一
時的に中断された動作の実行を再開する。
【0035】図6は、体積効率の値を計算するための一
連のコントローラ動作を示している。このような動作は
ステップ180で始まり、図5のステップ78で開始さ
れる。ルーチンは次のステップ182へ進んで、エンジ
ン速度RPMおよびエンジン吸気マニフォールドの絶対
圧力MAPの如きエンジン・パラメータの予め定めた校
正関数として、定常状態の体積効率値SSVEを決定す
る。所与の用途に対して、SSVEは、定常状態のエン
ジン運転条件における通常の校正プロセスに従って、実
質的に一定の吸気温度で実験的に決定される。RPMお
よびMAPの動作範囲にわたってSSVEを決定するた
め、体積効率を測定あるいは推定する通常の方法を用い
てもよい。SSVE値は、通常の索引テーブルの形態で
エンジン速度およびSSVE値を校正したMAPの関数
として格納される。ステップ182において、その時の
RPMおよびMAPと対応するSSVE値が参照され
る。
【0036】次に、その時のVE補償係数がステップ1
84において参照される。この参照された値は、図4の
ルーチンの最近の反復動作によって決定される如き最近
の更新されたVE補償係数でなければならない。次に、
体積効率VEは、ステップ182で検索されたSSVE
値の関数として決定され、補償係数は、この補償係数に
よりSSVEを乗じるなどによってステップ184で参
照される。ステップ186においてVEを決定した後、
ステップ188が実行されて図5の動作へ戻り、先に述
べたエンジン制御動作を継続する。
【0037】本発明を説明する目的のための望ましい実
施の形態は、本発明の範囲から逸脱することなく当技術
の通常の知識により多くの変更が可能であるので、本発
明を制限しあるいは限定するものと見做されてはならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内燃機関とその制御ハードウエア
を示す全体図である。
【図2】望ましい実施の形態のエンジン制御動作を提供
するコントローラ動作の流れを示すコンピュータのフロ
ーチャートである。
【図3】望ましい実施の形態のエンジン制御動作を提供
するコントローラ動作の流れを示すコンピュータのフロ
ーチャートである。
【図4】望ましい実施の形態のエンジン制御動作を提供
するコントローラ動作の流れを示すコンピュータのフロ
ーチャートである。
【図5】望ましい実施の形態のエンジン制御動作を提供
するコントローラ動作の流れを示すコンピュータのフロ
ーチャートである。
【図6】望ましい実施の形態のエンジン制御動作を提供
するコントローラ動作の流れを示すコンピュータのフロ
ーチャートである。
【図7】図2乃至図6の動作の実施のための各パラメー
タ関係を示すグラフである。
【図8】図2乃至図6の動作の実施のための各パラメー
タ関係を示すグラフである。
【図9】図2乃至図6の動作の実施のための各パラメー
タ関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 内燃機関、12 スロットル孔、14 スロット
ル弁、16 センサ、18 吸気マニフォールド、20
圧力トランスジューサ、22 温度センサ、30 出
力軸、32 センサ、34 排気ガス管路、36 EG
R管、38′ EGR弁、40 燃料コントローラ。
フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・ケヴィン・メインクイスト アメリカ合衆国ミシガン州48098,トロイ, デルタ 1566 (72)発明者 ラリー・セオドア・ニッツ アメリカ合衆国ミシガン州48306,ロチェ スター,オーク・トゥリー・サークル 4214

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過渡的なエンジン動作条件下でエンジン
    シリンダの吸気質量を推定する方法において、 エンジンの吸気温度を推定するステップと、 定常状態のエンジンシリンダ体積効率を参照するステッ
    プと、 推定された前記エンジン吸気温度の予め定めた関数とし
    て体積効率補正係数を生成するステップと、 前記の定常状態のエンジンシリンダ体積効率と前記体積
    効率補正係数との予め定めた関数として、前記エンジン
    シリンダの吸気質量を推定するステップとを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記エンジンが吸気を前記エンジンシリ
    ンダへ案内する吸気経路を含み、 吸気が前記吸気経路を通過する時の吸気温度の変化を推
    定するステップを更に含み、 体積効率補正係数を生成する前記ステップが、推定され
    た前記エンジン吸気温度と吸気温度の推定された変化と
    の予め定めた関数として、体積効率補正係数を生成する
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記エンジンが吸入弁を有する複数のシ
    リンダを含み、 エンジン冷媒温度を測定するステップと、 該エンジン冷媒温度の関数として、エンジンシリンダ吸
    入弁温度を推定するステップと、を更に含み、 吸気温度の変化を推定する前記ステップが、推定された
    前記エンジンシリンダ吸入弁温度の関数として吸気温度
    の変化を推定する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 エンジン吸気流量を検出するステップを
    更に含み、 吸気温度の変化を推定する前記ステップが、推定された
    前記エンジンシリンダ吸入弁温度と検出された前記エン
    ジン吸気流量との関数として吸気温度の変化を推定する
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 エンジン吸気流量を検出するステップを
    更に含み、 体積効率補正係数を生成する前記ステップが、推定され
    た吸気温度と検出された前記エンジン吸気流量との予め
    定めた関数として、体積効率補正係数を生成する請求項
    1記載の方法。
  6. 【請求項6】 定常状態体積効率値の予定を校正プロセ
    スにおいて種々のエンジン運転レベルで決定する実質的
    に一定の校正エンジン吸気温度からのエンジン吸気温度
    の変動を勘案するようにシリンダ体積効率を補正する方
    法において、 前記定常状態体積効率値が決定されるエンジン運転レベ
    ルの関数として、該定常状態体積効率値の予定を格納す
    るステップと、 その時のエンジン運転レベルを示す入力信号をサンプリ
    ングするステップと、 サンプルされた前記入力信号の関数として、前記の格納
    された予定からその時の定常状態体積効率値を参照する
    ステップと、 エンジン吸気温度を検出するステップと、 検出された前記エンジン吸気温度の予め定めた関数とし
    て体積効率利得を決定するステップと、 前記体積効率利得を印加することにより、前記校正エン
    ジン吸気温度からの吸気温度の変化に対するその時の定
    常状態体積効率値を補正するステップとを含む方法。
  7. 【請求項7】 エンジン吸気流量を検出するステップを
    更に含み、 利得を決定するステップが、検出された吸気温度と、検
    出された前記エンジン吸気流量との予め定めた関数とし
    て、体積効率利得を決定する請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 予め定めたエンジン温度入力信号を検出
    するステップと、 検出された前記エンジン温度入力信号の予め定めた関数
    としてエンジン吸気に対する熱移動を推定するステップ
    とを更に含み、 利得を決定する前記ステップが、検出されたエンジン吸
    気温度と、推定された熱移動との予め定めた関数として
    体積効率利得を決定する請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記エンジン温度入力信号が、エンジン
    冷媒温度を示す入力信号である請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 エンジン空燃比を制御する方法におい
    て、 エンジン吸気温度を推定するステップと、 定常状態エンジンシリンダ体積効率を参照するステップ
    と、 推定された前記エンジン吸気温度の予め定めた関数とし
    て体積効率補正係数を生成するステップと、 前記定常状態エンジンシリンダ体積効率と前記体積効率
    補正係数との予め定めた関数としてエンジンシリンダ吸
    気質量を推定するステップと、 予め定めた所望のエンジン空燃比を参照するステップ
    と、 前記所望のエンジン空燃比を得るため、推定された前記
    エンジンシリンダ吸気質量と対応する燃料コマンドを生
    成するステップと、 生成された前記燃料コマンドに従って前記エンジンに対
    して燃料を導入するステップとを含む方法。
  11. 【請求項11】 前記エンジンが、複数のシリンダと、
    該複数のシリンダに対して吸気を案内する吸気経路とを
    含み、 吸気が前記吸気経路を通過する時の吸気温度の変化を推
    定するステップを更に含み、 体積効率の補正係数を生成する前記ステップが、推定さ
    れた前記エンジン吸気温度と、吸気温度の推定された変
    化との予め定めた関数として、体積効率補正係数を生成
    する請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記複数のシリンダが吸入弁を含み、 前記エンジン冷媒温度を測定するステップと、 前記エンジン冷媒温度の関数としてエンジンシリンダ吸
    入弁温度を推定するステップとを更に含み、 吸気温度の変化を推定する前記ステップが、推定された
    前記エンジンシリンダ吸入弁温度の関数として吸気温度
    の変化を推定する請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 エンジン吸気流量を検出するステップ
    を更に含み、 吸気温度の変化を推定する前記ステップが、推定された
    前記エンジンシリンダ吸入弁温度と、検出された前記エ
    ンジン吸気流量との関数として吸気温度の変化を推定す
    る請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 エンジン吸気流量を検出するステップ
    を更に含み、 体積効率の補正係数を生成する前記ステップが、推定さ
    れた前記エンジン吸気温度と、検出された前記エンジン
    吸気流量との予め定めた関数として体積効率補正係数を
    生成する請求項10記載の方法。
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