JPH08303161A - 電動シャッタの安全装置 - Google Patents

電動シャッタの安全装置

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JPH08303161A
JPH08303161A JP11328895A JP11328895A JPH08303161A JP H08303161 A JPH08303161 A JP H08303161A JP 11328895 A JP11328895 A JP 11328895A JP 11328895 A JP11328895 A JP 11328895A JP H08303161 A JPH08303161 A JP H08303161A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知体20にてシャッタ7の下降を規制する下
降規制部11を検知した際に連動アーム41の作動に連動さ
れる遮蔽体36にて検知光を遮光すると同時に反射体34の
反射面35を確実に被覆でき、反射面35上に塵埃が付着す
ることを防いで検知光を反射する反射面35の反射率の不
足及び検知装置の誤動作を防止する。 【構成】 電動機8により昇降されるシャッタ7の下端
部に反射体34を固着する。反射面35に検知光を投光する
発光素子52及び反射面35にて反射された検知光を受光す
る受光素子53を有し検知光の遮光で電動機8に駆動を停
止または逆転させる信号を出力する検知手段51を設け
る。シャッタ7の下端部に下降規制部11を検知する検知
体20を上下動自在に設ける。反射体34の近傍部に反射面
35を被覆しかつ検知光を遮光する遮蔽体36を起伏自在に
設ける。検知体20に遮蔽体36を反射面35を被覆する位置
及び反射面35を開放する位置に連動する連動アーム41を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動シャッタの安全装置
に係り、たとえば、シャッタの下降中にこのシャッタの
下端部が障害物に当接した際にはシャッタの下降を停止
させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動シャッタの安全装置
としては、たとえば、特開平2−256785号公報に
記載されているように、電動機の駆動により昇降される
シャッタを設け、このシャッタの下端部に反射体を水平
状に設け、この反射体に検知光を投光する発光器及び前
記反射体にて反射された検知光を受光する受光器を有し
前記検知光が遮蔽された際に前記電動機に制御信号を出
力する検知装置を設け、前記シャッタの下端部にこのシ
ャッタの下降時に障害物(下框体)に当接することによ
りシャッタの下降を規制する検知体を設け、この検知体
に前記反射体の上方に位置して前記検知光を遮蔽する遮
蔽体を突設した構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載された
構成では、遮蔽体は検知体が障害物(下框体)に当接し
た際に反射体の上方に突出して検知光を遮蔽するもので
あるが、たとえば、シャッタの下端部が検知体を介して
開口部の下框体に当接して開口部を閉塞した際には遮蔽
体は反射体の上方に突出したままの状態となるため、こ
の反射体の反射面は開放されて露出することになり、こ
の反射面上には塵埃が付着し易く、この塵埃によって検
知光を反射する反射面の反射率が不足し、検知体が障害
物(下框体)を検知しないにも拘らず検知装置が誤動作
してシャッタの下降を停止させる原因になり易い、とい
う問題がある。
【0004】そこで、遮蔽体にて検知光を遮蔽するとと
もに反射体の反射面上を被覆するようにすると、シャッ
タの下端部の座板に支持部材を内側上方に向かって突出
し、この支持部材に反射体を固着し、この反射体とシャ
ッタとの間に検知体の動作に連動される遮蔽体を配設
し、この遮蔽体を反射体とシャッタとの間から反射体上
に突出させ、この遮蔽体にて検知光の遮蔽と反射体の反
射面の被覆とを行なうようにした場合には、シャッタの
座板に反射体及び遮蔽体を納めることができず、このシ
ャッタの座板の内側上部(部屋側)にはこのシャッタの
内側に突設した反射体及びこの反射面を被覆する遮蔽体
を進退自在に配設する広いスペースが必要になり、ガイ
ドレールを全体的に見込み方向に大きくしなければなら
ず、コストアップになる、という問題が生じる。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、遮蔽体にて検知光を遮光すると同時に反射体の
反射面を確実に被覆することができ、この反射面上に塵
埃が付着することを防止でき、塵埃によって検知光を反
射する反射面の反射率が不足する事態が生じることがな
く、検知体が障害物(下框体)を検知しないにも拘らず
検知装置が誤動作してシャッタの下降を停止させるよう
なことがなく、さらに、シャッタの下端部に反射体、遮
蔽体及び連動アームをコンパクトに納めることができ、
したがって、簡単な構成により反射体の反射面を塵埃か
ら確実に保護でき信頼性及び安全性の高い電動シャッタ
の安全装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電動シャ
ッタの安全装置は、電動機の駆動により昇降されるシャ
ッタと、このシャッタの下端部に水平状に固着され上面
を反射面とした反射体と、この反射体の反射面に向かっ
て検知光を投光する発光素子及び前記反射面にて反射さ
れた検知光を受光する受光素子を有し前記検知光が遮光
された際に前記電動機にこの電動機の駆動を停止または
逆転させる信号を出力する検知手段と、前記シャッタの
下端部に上下動自在に設けられシャッタの下降時に下降
規制部に当接することによりシャッタの下降を規制する
検知体とを具備し、前記反射体の近傍部にこの反射面を
被覆しかつ前記検知光を遮光する遮蔽体を起伏自在に設
け、前記検知体に前記遮蔽体を前記反射面を被覆する位
置及び前記反射面を開放する位置に連動する連動アーム
を設けたものである。
【0007】請求項2に記載の電動シャッタの安全装置
は、請求項1記載の電動シャッタの安全装置おいて、遮
蔽体は、反射体の近傍部に起伏自在に軸支され、その端
部に係合突片を有し、連動アームは、検知体に固着され
前記遮蔽体の係合突片を介してこの遮蔽体を起伏させる
連動突片を有し、前記検知体の動作に連動される前記連
動アームにて前記遮蔽体を前記反射体の反射面を被覆す
る位置及び前記反射面を開放する位置に起伏させるもの
である。
【0008】請求項3記載の電動シャッタの安全装置
は、請求項1または2記載の電動シャッタの安全装置お
いて、遮蔽体は、反射体の近傍部に起伏自在に軸支さ
れ、その端部に左右の係合突片及び左右の係合凹部をそ
れぞれ有し、連動アームは、検知体に固着された上下方
向の左右の支板を有し、この左右の支板の上端部間に前
記遮蔽体の左右の係合突片に係合してこの遮蔽体を前記
反射体の反射面を開放する位置に連動しかつ前記遮蔽体
の左右の係合凹部を押動してこの遮蔽体を前記反射面を
被覆する位置に連動する左右の連動突片をそれぞれ突設
したものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の電動シャッタの安全装置では、
シャッタにて開口部を閉塞する場合には、電動機が駆動
されると、シャッタが巻き戻されて下降される。また、
電動機が作動されるとともに、検知手段の発光素子から
検知光が反射体の反射面に向かって投光され、この検知
光は反射面にて反射されて反射光として受光素子に受光
される。そして、この受光素子からの信号により電動機
が引き続き作動し続け、シャッタは引き続き巻き戻され
て下降される。
【0010】つぎに、シャッタの下降中において、この
シャッタの下端部の検知体が下降規制部、たとえば人や
物品などの障害物に当接すると、この障害物にて検知体
が押動されて押上げられるとともに、この検知体にて連
動アームが反射体の反射面側に突出される。
【0011】また、この連動アームの突出移動に遮蔽体
が連動され、この遮蔽体が反射体の反射面を開放した位
置から反射面に向かって倒れるように伏動され、この遮
蔽体にて反射面が被覆されるとともに、この遮蔽体にて
検知光が遮光される。
【0012】また、遮蔽体にて検知光が遮光されると、
発光素子から投光される検知光は遮蔽体に対して投光さ
れるが、反射面に対しては投光されることがないので、
この検知光が反射面にて反射光として受光素子に向かっ
て反射されなくなり、受光素子にて発光素子から投光さ
れた検知光が遮光されたことが検知される。
【0013】そして、受光素子から電動機にこの電動機
の駆動を停止または逆転させる信号が出力され、この電
動機の駆動が停止または逆転され、この電動機にてシャ
ッタの巻き戻し下降を停止させるか、シャッタを巻き取
り上昇させる。
【0014】したがって、シャッタの下降中にこのシャ
ッタの下降を規制する障害物を検知体にて検知するとと
もに、この検知信号により電動機の駆動を制御してシャ
ッタの下降を停止するかシャッタを上昇させることがで
きるので、シャッタの下降中の緊急事態に迅速に対処し
て危険性が回避される。
【0015】つぎに、検知体にて検知された障害物を取
り除くことにより、検知体は自重により下降してシャッ
タの下端部の下方に突出するとともに、この検知体にて
連動アームが反射体の反射面から後退される。
【0016】また、この連動アームの後退移動に遮蔽体
が連動され、この遮蔽体が反射体の反射面を被覆した位
置から反射面を開放する方向に向かって起き上がるよう
に起動され、この遮蔽体が反射面を開放する位置に復帰
されて反射面の上方が開放される。そして、連動アーム
及び遮蔽体は発光素子から投光される検知光の光軸域か
ら外れるとともに、反射体の反射面が再び開放される。
【0017】つぎに、反射体の反射面が開放された状態
で、前記シャッタにて開口部を閉塞する場合と同様に電
動機が駆動されると、シャッタが下降される一方、検出
手段が作動され、この発光素子から検知光が反射体の反
射面に向かって投光され、この検知光は反射面にて反射
されて反射光として受光素子に受光される。そして、こ
の受光素子からの信号によりシャッタを引き続き下降さ
せる方向に電動機が作動し続け、シャッタは引き続き下
降される。
【0018】つぎに、シャッタが開口部を閉塞する位置
に下降され、その下端部の検知体が開口部の下降規制部
すなわち下框体に当接すると、この検知体は前記シャッ
タが下降中に障害物に当接した場合と同様に下框体にて
押上げられ、この検知体にて連動アームが反射面側に突
出される。また、この連動アームの突出移動に遮蔽体が
連動され、この遮蔽体が反射体の反射面を開放した位置
から反射面に向かって倒れるように伏動され、この遮蔽
体にて反射面が被覆されるとともに、この遮蔽体にて検
知光が遮光される。
【0019】また、遮蔽体にて検知光が遮光されると、
発光素子から投光される検知光は遮蔽体に対して投光さ
れるが、この検知光が反射面にて反射光として受光素子
に向かって反射されなくなり、受光素子にて発光素子か
ら投光された検知光が遮光されたことが検知される。そ
して、受光素子から電動機にこの電動機の駆動を停止さ
せる信号が出力され、この電動機の駆動が停止され、シ
ャッタの巻き戻し下降が停止される。
【0020】したがって、シャッタが下降されこのシャ
ッタの下降を規制する下降規制部としての下框体を検知
体にて検知するとともに、この検知信号により電動機の
駆動が制御されシャッタの下降が停止され、シャッタに
て開口部が閉塞される。
【0021】そして、遮蔽体にて反射体の反射面が検知
光の光軸域を確実に遮蔽して全面的に被覆されることに
より、シャッタにて開口部が閉塞された状態が続いて
も、このシャッタの下端部の反射体の反射面に塵埃が付
着することがなく、この反射体の反射面が塵埃によって
検知光の反射率が低下したり、検知手段が誤動作するこ
とが防止される。
【0022】請求項2記載の電動シャッタの安全装置で
は、検知体にてシャッタの下降を規制する下降規制部を
検知した際にはこの検知体の動作に連動される連動アー
ムの連動突片にて係合突片を介して遮蔽体が反射体の反
射面に向かって倒れるように伏動され、この遮蔽体にて
反射体の反射面が全面的に被覆される。
【0023】また、検知体にて検知された障害物を取り
除くことにより、検知体は自重により下降してシャッタ
の下端部の下方に突出するとともに、この検知体にて連
動アームが反射体の反射面から後退される。そして、こ
の連動アームの連動突片にて遮蔽体の係合突片が押動さ
れ、この遮蔽体が反射体の反射面を被覆した位置から反
射面を開放する方向に向かって起き上がるように起動さ
れ、この遮蔽体が反射面を開放する位置に復帰されて反
射面の上方が開放される。
【0024】請求項3記載の電動シャッタの安全装置で
は、検知体にてシャッタの下降を規制する下降規制部を
検知した際にはこの検知体の動作に連動される連動アー
ムの左右の連動突片にて左右の係合凹部の底部が押動さ
れ、この遮蔽体が反射体の反射面に向かって倒れるよう
に伏動され、この遮蔽体にて反射体の反射面が全面的に
被覆される。
【0025】また、検知体にて検知された障害物を取り
除くことにより、検知体は自重により下降してシャッタ
の下端部の下方に突出するとともに、この検知体にて連
動アームが反射体の反射面から後退される。そして、こ
の連動アームの左右の連動突片にて遮蔽体の左右の係合
突片が押動され、この遮蔽体が反射体の反射面を被覆し
た位置から反射面を開放する方向に向かって起き上がる
ように起動され、この遮蔽体が反射面を開放する位置に
復帰されて反射面の上方が開放される。
【0026】この際、連動アームは遮蔽体の左右の係合
突片及び左右の係合凹部に当接する左右の連動突片を有
するので、この連動アームの左右の連動突片にて左右の
係合突片及び左右の係合凹部を介して遮蔽体が全体とし
てスムーズに反射面を被覆する位置及び反射面を開放す
る位置に起伏される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0028】1は開口部2の左右の躯体3に相対して配
設固定された上下方向のガイドレールで、この左右のガ
イドレール1は相対する内側部に上下方向のレール溝4
をそれぞれ有している。また、前記左右のガイドレール
1の上端部間にはシャッタボックス5が配設固定され、
このシャッタボックス5の下端部には前記左右のレール
溝4にそれぞれ連通しかつ後述するシャッタの昇降を案
内する左右方向の案内溝6が開口して形成されている。
【0029】また、前記シャッタボックス5内には巻取
ドラムを有する左右方向の巻取軸(図示せず)が回転自
在に軸架され、この巻取軸の前記巻取ドラムには前記開
口部2を開閉するシャッタ7が巻き取り及び巻き戻し自
在に巻回され、このシャッタ7は前記案内溝6及び前記
左右のレール溝4に案内されて昇降自在に設けられてい
る。
【0030】さらに、前記シャッタボックス5内の一側
部には正逆転駆動用の電動機8が固定され、この電動機
8には連動媒体(図示せず)を介して前記巻取軸が連動
連結されている。そして、前記電動機8の正転駆動また
は逆転駆動により前記巻取軸が回転され、この巻取軸の
回転方向により前記シャッタ7が前記開口部2を開閉す
るように昇降されるようになっている。
【0031】つぎに、前記シャッタ7は、左右方向に長
い多数のスラット9を、それぞれの幅方向の上下縁部に
形成されたカール部10の相互を回動自在に連繋して上下
方向に連設して構成されている。また、前記最下端部の
スラット9の下縁部に形成されたカール部10には前記左
右のガイドレール1の下端部間の下降規制部としての下
框体11上に着座する着座体12のカール部13が回動自在に
連繋されている。
【0032】前記着座体12は、所定の幅で前記左右のガ
イドレール1間に位置する長さの座板14を有し、この座
板14の幅方向の中間上部にはこの座板14の長さ方向に沿
って前記各スラット9の長さと同長に形成された前後一
対の垂直板15が相対して一体に立設され、この前後の垂
直板15の上端部間には前記カール部13が一体に突出して
形成されている。
【0033】また、前記座板14の幅方向の前縁部にはこ
の前縁部に沿って前側板16が下方に向かって突設され、
この前側板16の下端部にはこの下端部に沿って係止片17
が後方に向かって水平状に一体に突設されている。ま
た、前記座板14の幅方向の後縁部にはこの後縁部に沿っ
て後側下面を開口した断面略C字状の軸受凹条18が一体
に形成されている。さらに、前記座板14の幅方向の略中
間下部には前記前側板16と前記軸受凹条18との間に位置
して座板14に沿ってストッパー19が下方に向かって一体
に突設されている。
【0034】つぎに、前記座板14の軸受凹条18には障害
物及び障害物としての前記下框体11を検知する検知体と
しての検知レバー20が上下方向に回動自在に軸支されて
いる。この検知レバー20は、所定の幅で前記座板14に相
当する長さで形成された検知板部21を有し、この検知板
部21の幅方向の後縁部にはこの後縁部に沿って後側板部
22が一体に立設され、この後側板部22の上端部にはこの
上端部に沿って前記軸受凹条18内に回動自在に嵌合した
軸杆23が一体に形成されている。
【0035】また、前記検知板部21の幅方向の前縁部に
はこの前縁部に沿って前記後側板部22より高さの高い前
側板部24が一体に立設され、この前側板部24の上端部に
はこの上端部に沿って前記着座体12の係止片17に上方か
ら係脱自在に係合する係合片25が前方に向かって一体に
突設されている。また、前記検知板部21の前側下部には
この前側下部に沿って障害物及び前記下框体11に当接す
る緩衝体26が下方に向かって突設されている。
【0036】そして、前記検知レバー20は、前記検知板
部21、後側板部22及び前側板部24にて断面略上向きコ字
形状に形成され、前記軸受凹条18内に回動自在に軸支さ
れた軸杆23を中心として上下動自在にすなわち上下方向
に回動自在に軸支され、常時は軸杆23を中心として下方
に向かって下降回動されているとともに、その前端上部
の係合片25が前記着座体12の係止片17に上方から係合さ
れ、かつ、前記着座体12の下方に突出するようになって
いる。
【0037】また、前記検知板部21が障害物に当接して
押動されることにより、検知レバー20は軸杆23を中心と
して上方に向かって回動され、その前端上部の係合片25
が前記座板14の下面部に当接して上方への回動が阻止さ
れるようになっている。
【0038】つぎに、前記座板14の幅方向の後側板部27
上には前記左側のガイドレール1の近傍に位置して合成
樹脂にて形成された反射板ベース28がねじ29にて固着さ
れている。この反射板ベース28は、前記後側板部27上に
沿って配設される左右方向の支持板部30を有し、この支
持板部30の左右部には前後方向の側枠31がそれぞれ一体
に突設され、この左右の側枠31の前端部間にはこの側枠
31の高さより低い板状の前枠32が一体に形成されてい
る。
【0039】また、前記前枠32の両端上部に位置して前
記左右の側枠31の内側部には相対して軸受凹部33がそれ
ぞれ形成されている。そして、前記左右の側枠31が前記
ねじ29にて前記座板14の後側板部27上に固着されてい
る。
【0040】また、前記反射板ベース28の支持板部30上
には前記左右の側枠31及び前記前枠32にて挟持された反
射体としての反射板34が水平状に一体に固着され、この
反射板34は上面部に後述する検知光を反射する反射面35
を有している。さらに、前記反射板ベース28には前記反
射板34の近傍に位置してこの反射板34の反射面35を開閉
する遮蔽体としての遮蔽板36が上下方向に起伏自在に軸
着されている。
【0041】前記遮蔽板36は、前記反射板34の反射面35
を全面的に被覆しかつこの反射面35に対する検知光を遮
光する形状に形成され、その前端左右部には前記反射板
ベース28の左右の軸受凹部33内に回動自在に軸支された
左右の支軸37がそれぞれ一体に突設されている。また、
前記左右の支軸37の近傍に位置して遮蔽板36の前端左右
部には係合凹部38がそれぞれ形成され、この左右の係合
凹部38の前端部には遮蔽板36に対して略直交する角度で
係合突片39がそれぞれ上方に向かって一体に突設されて
いる。
【0042】さらに、前記遮蔽板36は前記反射面35を被
覆した際に上面部となる表面部を後下方に向かって傾斜
したテーパー状の遮光面36a を有している。この遮光面
36aは、検知光を後述する受光素子に向かって反射しな
いようになっている。
【0043】そして、遮蔽板36は、前記左右の軸受凹部
33内に軸支された左右の支軸37を中心として上下方向に
回動自在に軸支され、かつ、前記反射板34の反射面35を
全面的に被覆する位置及び前記反射面35を全面的に開放
する位置に起伏自在に軸支されている。
【0044】つぎに、前記検知レバー20の後側板部22に
は、前記反射板34を有する反射板ベース28に対応した位
置に左右方向の取付凹部40が切欠して形成され、この取
付凹部40には前記遮蔽板36を回動させる合成樹脂にて形
成された連動アーム41が一体に固着され、この連動アー
ム41にて前記遮蔽板36を前記反射板34の反射面35を全面
的に被覆する位置及び前記反射面35を全面的に開放する
位置に連動するようになっている。
【0045】前記連動アーム41は、前記取付凹部40内か
ら挿入して前記検知板部21上に取り付ける左右方向の取
付板42を有し、この取付板42の左右方向の両端上部には
上下方向の支板43がそれぞれ一体に立設され、この左右
の支板43の上端部間には連動板44が一体に形成され、こ
の連動板44の下端左右部には前記遮蔽板36の左右の係合
凹部38内に突出しかつ前記左右の係合突片39を連動する
連動突片45がそれぞれ下方に向かって一体に突設されて
いる。
【0046】また、前記左右の支板43の下端外側部には
前記取付凹部40の左右方向の両端縁部に係合する係合段
部46を有する座板47がそれぞれ一体に突設され、この左
右の座板47にはこの座板47の後端部から前上方に向かっ
て前記着座体12の後側板部27上に突出した突片48が一体
に形成されている。そして、前記連動アーム41の取付板
42は検知板部21上に重合して複数のねじ49にて一体に固
着され、この取付板42は前記検知レバー20が上昇回動さ
れ係合片25が前記座板14の下面部に当接するとともに座
板14のストッパー19に当接されるようになっている。
【0047】そうして、前記着座体12の下方に前記検知
レバー20が突出された状態、すなわち、検知レバー20の
前側板部24に形成された係合片25が前記着座体12の係止
片17に係止された状態では、この検知レバー20に固着さ
れた前記連動アーム41の連動板44及びこの連動板44の左
右の連動突片45にて左右の係合突片39を介して連動され
る前記遮蔽板36は前記反射板ベース28の前枠32上に垂直
状に立設され、その反射板34の反射面35は全面的に開放
されるようになっている。
【0048】また、着座体12の下部に前記検知レバー20
が押動された状態、すなわち、着座体12の座板14の下面
部に検知レバー20の係合片25が当接されるとともに、座
板14のストッパー19に前記連動アーム41の取付板42が当
接された状態では、この連動アーム41の連動板44は検知
レバー20の小さい回動角度により所定の傾斜角度で傾斜
して反射板34の反射面35の上方に突出されるが、この連
動板44の左右の連動突片45にて左右の係合凹部38の底部
が押動されて連動される前記遮蔽板36は左右の支軸37を
中心として大きい回動角度で水平状に下降回動され、こ
の遮蔽板36にて前記反射板34の反射面35を全面的に被覆
するようになっている。
【0049】前記検知レバー20は安全装置としての機能
上から可能な限り小さい回動角度で、たとえば、検知レ
バー20は軸杆23を中心として20度前後の小さい回動角
度の回動で障害物を検知するようになっているが、この
検知レバー20に固着した連動アーム41にて連動回動され
る遮蔽板36は略90度の大きい回動角度の回動で前記反
射板34の反射面35上を被覆するようになっている。
【0050】つぎに、前記反射板34の上方に位置して前
記シャッタボックス5内には支持フレーム50が設けら
れ、この支持フレーム50には検知手段としての光検出器
51が固着されている。この光検出器51は、前記反射板34
の反射面35に向かって検知光を投光する発光素子52及び
前記検知光が前記反射面35にて反射される反射光を受光
する受光素子53を有している。また、前記光検出器51は
前記電動機8の作動を制御する制御装置54に接続されて
いる。
【0051】そして、前記シャッタ7を開閉するスイッ
チ(図示せず)を操作することにより前記制御装置54が
作動され、この制御装置54にて前記電動機8を正転また
は逆転駆動させるようになっており、前記反射板34の反
射面35上に下降回動して反射面35を被覆した前記遮蔽板
36にて前記検知光の光軸域が遮光された際には受光素子
53からの信号により前記制御装置54が作動され、この制
御装置54から前記電動機8にこの電動機8の駆動を停止
または逆転させる信号を出力するようになっている。
【0052】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0053】シャッタ7を上昇した開口部2の開放状態
及びシャッタ7の下降途中で開口部2の閉塞完了前の状
態では、検知レバー20は、自重により着座体12の軸受凹
条18内の軸杆23を中心として下降回動しその前側板部24
の係合片25が着座体12の前側板16の係止片17に係止され
て着座体12の下方に傾斜した状態で突出されている。
【0054】また、検知レバー20が自重により着座体12
の下方に突出することにより、この検知レバー20に固着
した連動アーム41の連動板44及びこの連動板44の左右の
連動突片45にて左右の係合突片39を介して回動された遮
蔽板36は反射板34の前方の前枠32の上方に垂直状に立設
され、その反射板34の反射面35は全面的に開放され、こ
の反射面35に対して検知光が入反射可能になっている。
【0055】つぎに、シャッタ7にて開口部2を閉塞す
る場合には、シャッタ閉塞用のスイッチをオンすると、
制御装置54が作動され、この制御装置54にて電動機8が
駆動されるとともに巻取軸がシャッタ7の巻き戻し方向
に回転され、この巻取軸の巻取ドラムにて巻き戻される
シャッタ7がシャッタボックス5の案内溝6及び左右の
ガイドレール1のレール溝4に案内されて下降される。
【0056】また、制御装置54にて電動機8の作動を制
御する一方、この制御装置54にて光検出器51が作動さ
れ、この光検出器51の発光素子52から検知光が反射板34
の反射面35に向かって投光され、この検知光は反射面35
にて反射されて反射光として受光素子53に受光される。
そして、この受光素子53から制御装置54に出力され、こ
の制御装置54にてシャッタ7を引き続き下降させる方向
に電動機8の作動を制御し続け、シャッタ7は引き続き
シャッタボックス5の案内溝6及び左右のガイドレール
1のレール溝4に案内されて下降される。
【0057】つぎに、シャッタ7の下降中において、こ
のシャッタ7の下端部の検知レバー20の検知板部21が下
降規制部、たとえば人や物品などの障害物に当接する
と、この障害物にて検知レバー20の検知板部21が上方に
向かって押動され、この検知レバー20は着座体12の軸受
凹条18内の支軸23を中心として図4時計方向に向かって
押上げ回動されるとともに、この検知レバー20に固着さ
れた連動アーム41が同様に図4時計方向に向かって回動
される。
【0058】そして、連動アーム41は反射板ベース28の
前枠32の上方から反射板34の反射面35上に向かって倒れ
るように回動されるとともに、この連動アーム41の連動
板44の下端部に突出した左右の連動突片45にて遮蔽板36
の左右の係合凹部38の底部が押動され、この遮蔽板36は
左右の軸受凹部33内の支軸37を中心として反射板ベース
28の前枠32の上方から反射板34の反射面35上に向かって
回動される。
【0059】そうして、図5に示すように、検知レバー
20の前側板部24の係合片25が着座体12の座板14の下面部
に当接され、かつこの検知レバー20に固着した連動アー
ム41の取付板42が座板14のストッパー19に当接されるこ
とにより、この検知レバー20の押上げ回動が阻止される
とともに、連動アーム41の連動板44が反射板34の反射面
35の上方に進出して所定の傾斜角度で傾斜した状態に突
出される。
【0060】また、連動アーム41の連動板44が反射面35
の上方に向かって進出されると、この連動板44の左右の
連動突片45が遮蔽板36の左右の係合突片39から離間して
反射板34側に移動されるとともに、この左右の連動突片
45にて左右の係合凹部38の底部が押動され、この遮蔽板
36は左右の軸受凹部33内の支軸37を中心として反射板34
の反射面35上に倒れて水平状に伏し、この遮蔽板36にて
反射面35が全面的に被覆され、かつ、この遮蔽板36の表
面部の遮光面36a にて発光素子52から投光される検知光
の光軸域が遮光される。
【0061】この際、着座体12の座板14の下面部に検知
レバー20の係合片25が当接されるとともに、座板14のス
トッパー19に連動アーム41の取付板42が当接されること
により、この検知レバー20は軸杆23を中心として小さい
回動角度の回動で障害物を検知することができる。
【0062】また、連動アーム41の連動板44は検知レバ
ー20の小さい回動角度により所定の傾斜角度で傾斜して
反射板34の反射面35の上方に突出されるが、この連動板
44の左右の連動突片45にて左右の係合凹部38の底部が押
動されて連動される遮蔽板36は左右の支軸37を中心とし
て大きい回動角度で下降回動される。そして、この伏動
した遮蔽板36にて反射板34の反射面35が確実に被覆され
るとともに、この遮光面36a にて検知光の光軸域が確実
に遮光される。
【0063】また、遮蔽板36にて検知光の光軸域が遮光
されると、発光素子52から投光される検知光は遮蔽板36
の遮光面36a に対して投光されるが、反射面35に対して
は投光されることがないので、この検知光が反射面35に
て反射光として受光素子53に向かって反射されなくな
り、受光素子53にて発光素子52から投光された検知光の
光軸域が遮光されたことが検知される。
【0064】そして、受光素子53からの信号により制御
装置54が作動され、この制御装置54から電動機8にこの
電動機8の駆動を停止または逆転させる信号が出力さ
れ、この電動機8の駆動が停止または逆転され、この電
動機8にて巻取軸を介してシャッタ7の巻き戻し下降を
停止させるか、シャッタ7を巻き取り上昇させる。
【0065】したがって、シャッタ7の下降中にこのシ
ャッタ7の下降を規制する障害物を検知レバー20にて検
知するとともに、この検知信号により制御装置54を作動
し、この制御装置54にて電動機8の駆動を制御してシャ
ッタ7の下降を停止するかシャッタ7を上昇させること
ができるので、シャッタ7の下降中の緊急事態に迅速に
対処して危険性が回避され、シャッタ7に挟まるような
不測の事態が生じることがなくシャッタ7の下降中の安
全性が確保されるとともに、障害物にてシャッタ7が損
傷されることが防止される。
【0066】つぎに、検知レバー20にて検知された障害
物を取り除くことにより、検知レバー20は自重により着
座体12の軸受凹条18内の支軸23を中心として図4反時計
方向に向かって自動的に下降回動して着座体12の下方に
突出するとともに、この検知レバー20に固着された連動
アーム41が同様に図4反時計方向に向かって回動され
る。
【0067】また、この連動アーム41の回動により、こ
の連動板44の左右の連動突片45にて遮蔽板36の左右の係
合突片39が前方に向かって押動され、この遮蔽板36は反
射板ベース28の左右の軸受凹部33に軸支された左右の支
軸37を中心として前方の垂直板15に向かって引上げ回動
される。
【0068】そして、着座体12の前側板16に突設された
係止片17に検知レバー20の前側板部24に突設された係合
片25が係合されることにより、この検知レバー20に固着
された連動アーム41の連動板44及びこの連動板44の左右
の連動突片45にて左右の係合突片39を介して引上げ回動
された遮蔽板36は反射板ベース28の前枠32の上方に垂直
状に起動復帰される。そうして、連動板44及び遮蔽板36
は発光素子52から投光される検知光の光軸域から外れる
とともに、反射板34の反射面35が再び全面的に開放され
る。
【0069】つぎに、反射板34の反射面35が開放された
状態でシャッタ閉塞用のスイッチを再びオンすると、前
記シャッタ7にて開口部2を閉塞する場合と同様に制御
装置54にて電動機8が駆動されるとともに巻取軸の巻取
ドラムにて巻き戻されるシャッタ7がシャッタボックス
5の案内溝6及び左右のガイドレール1のレール溝4に
案内されて下降される一方、この制御装置54にて光検出
器51が作動され、この光検出器51の発光素子52から検知
光が反射板34の反射面35に向かって投光され、この検知
光は反射面35にて反射されて反射光として受光素子53に
受光される。
【0070】そして、この受光素子53から制御装置54に
出力され、この制御装置54にてシャッタ7を引き続き下
降させる方向に電動機8の作動を制御し続け、この電動
機8にてシャッタ7は引き続きシャッタボックス5の案
内溝6及び左右のガイドレール1のレール溝4に案内さ
れて下降される。
【0071】つぎに、シャッタ7が開口部2を閉塞する
位置に下降され、その下端部の検知レバー20が開口部2
の下框体11に当接すると、この検知レバー20は前記シャ
ッタ7が下降中に障害物に当接した場合と同様に下框体
11にて押上げ回動され、この検知レバー20に固着された
連動アーム41及びこの連動アーム41の左右の連動突片45
にて左右の係合凹部38の底部が押動される遮蔽板36も同
様に反射板34の反射面35に向かって回動される。
【0072】そして、連動アーム41の連動板44は反射板
34の反射面35の上方に所定の傾斜角度に傾斜した状態に
突出されるとともに、遮蔽板36は大きい回動角度で下降
回動され、この伏動した遮蔽板36にて反射板34の反射面
35が全面的に確実に被覆されるとともに、この遮蔽板36
の表面部の遮光面36a にて検知光の光軸域が確実に遮光
される。
【0073】また、遮蔽板36にて検知光の光軸域が遮光
されると、発光素子52から投光される検知光は遮蔽板36
の遮光面36a に対して投光されるが、反射面35に対して
は投光されることがないので、この検知光が反射面35に
て反射光として受光素子53に向かって反射されなくな
り、受光素子53にて発光素子52から投光された検知光の
光軸域が遮光されたことが検知される。
【0074】そして、受光素子53からの信号により制御
装置54が作動され、この制御装置54から電動機8にこの
電動機8の駆動を停止させる信号が出力され、この電動
機8の駆動が停止され、この電動機8にて巻取軸を介し
てシャッタ7の巻き戻し下降が停止される。
【0075】したがって、シャッタ7が下降されこのシ
ャッタ7の下降を規制する障害物としての下框体11を検
知レバー20にて検知するとともに、この検知信号により
制御装置54が作動され、この制御装置54にて電動機8の
駆動を制御してシャッタ7の下降が停止され、このシャ
ッタ7にて開口部2が閉塞される。
【0076】そして、遮蔽板36にて反射板34の反射面35
が検知光の光軸域を確実に遮光して全面的に被覆される
ことにより、シャッタ7にて開口部2が閉塞された状態
が続いても、このシャッタ7の下端部の反射板34の反射
面35が開放されて露出されることがなく、この反射面35
に塵埃が付着したり、この反射板34の反射面35が塵埃に
よって検知光の反射率が低下したり、光検出器51が誤動
作することがない。
【0077】つぎに、前記実施例では、遮蔽板36にて反
射板34の反射面35を全面的に被覆すると同時にこの反射
面35を被覆した遮蔽板36の遮光面36a にて検知光を遮光
する場合について説明したが、この反射面35に対して投
光される検知光の遮光は遮蔽板36のみに限らず、この遮
蔽板36を反射面35を被覆する位置及び反射面35を開放す
る位置に連動して起伏させる連動アーム41にても反射面
35に対して投光される検知光を遮光するようにしてもよ
い。
【0078】この場合には、連動アーム41は左右の支板
43の上端部間に連動板44を有するので、この連動板44を
遮光面として反射面35に対して投光される検知光を遮光
するようにするとよい。すなわち、連動アーム41の連動
板44は、その左右の連動突片45にて遮蔽板36を反射面35
を被覆する位置に水平状に伏動した際には反射面35の上
方に所定の傾斜角度で傾斜して突出されるので、この連
動板44の傾斜した表面部を遮光面として検知光を遮光す
るようにするとよい。
【0079】このように、遮蔽板36の遮光面36a 及び連
動アーム41の連動板44の表面部の遮光面にて検知光を遮
光することにより、検知レバー20にてシャッタ7の下降
中の下降規制部としての障害物及び下降規制部としての
下框体11を検知した際にはシャッタ7の下降を更に確実
に停止またはシャッタ7を上昇させることができ、シャ
ッタ7の下降中の安全性が確保される。
【0080】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検知体にてシ
ャッタの下降を規制する下降規制部を検知した際には連
動アームの作動に連動される遮蔽体にて検知光を遮光す
ると同時に反射体の反射面を確実に被覆することがで
き、この反射面上に塵埃が付着することを防止でき、塵
埃によって検知光を反射する反射面の反射率が不足する
事態が生じることがなく、検知体にてシャッタの下降規
制部を検知しないにも拘らず検知装置が誤動作してシャ
ッタの下降を停止させるようなことがなく、さらに、シ
ャッタの下端部に反射体、遮蔽体及び連動アームをコン
パクトに納めることができ、したがって、簡単な構成に
より反射体の反射面を塵埃から確実に保護でき信頼性の
高い電動シャッタの安全装置を提供することができる。
【0081】請求項2の発明によれば、遮蔽体は反射体
の近傍部に起伏自在に軸支され、その端部に係合突片を
有し、連動アームは検知体に固着され前記遮蔽体の係合
突片を介してこの遮蔽体を起伏させる連動突片を有し、
前記検知体の動作に連動される前記連動アームにて前記
遮蔽体を前記反射体の反射面を被覆する位置及び前記反
射面を開放する位置に起伏させることにより、検知体及
び連動アームはコンパクトの動作で遮蔽体を反射面を被
覆する位置及び反射面を開放する位置に確実に起伏させ
ることができ、遮蔽体を狭いスペース内で反射面を有効
に開閉することができ、安全装置としての機能上きわめ
て好ましいものである。
【0082】請求項3の発明によれば、遮蔽体は反射体
の近傍部に起伏自在に軸支され、その端部に左右の係合
突片及び左右の係合凹部をそれぞれ有し、連動アームは
検知体に固着された上下方向の左右の支板を有し、この
左右の支板の上端部間に前記遮蔽体の左右の係合突片に
係合してこの遮蔽体を前記反射体の反射面を開放する位
置に連動しかつ前記遮蔽体の左右の係合凹部を押動して
この遮蔽体を前記反射面を被覆する位置に連動する左右
の連動突片をそれぞれ突設したことにより、この連動ア
ームの左右の連動突片にて左右の係合突片及び左右の係
合凹部を介して遮蔽体をスムーズに反射面を開放する位
置及び反射面を被覆する位置に連動することができ、こ
の反射面の開閉時に遮蔽体が撓むことを防止てきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電動シャッタの安全装置
の一部を切欠した斜視図である。
【図2】同上検知機構部の分解斜視図である。
【図3】同上安全装置を有する電動シャッタの正面図で
ある。
【図4】同上シャッタの下降規制部を検知しない状態の
検知機構部の断面図である。
【図5】同上シャッタの下降規制部を検知した状態の検
知機構部の断面図である。
【符号の説明】
7 シャッタ 8 電動機 11 下降規制部 20 検知体 34 反射体 35 反射面 36 遮蔽体 38 係合凹部 39 係合突片 41 連動アーム 43 支板 45 連動突片 51 検知手段 52 発光素子 53 受光素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の駆動により昇降されるシャッタ
    と、このシャッタの下端部に水平状に固着され上面を反
    射面とした反射体と、この反射体の反射面に向かって検
    知光を投光する発光素子及び前記反射面にて反射された
    検知光を受光する受光素子を有し前記検知光が遮光され
    た際に前記電動機にこの電動機の駆動を停止または逆転
    させる信号を出力する検知手段と、前記シャッタの下端
    部に上下動自在に設けられシャッタの下降時に下降規制
    部に当接することによりシャッタの下降を規制する検知
    体とを具備し、 前記反射体の近傍部にこの反射面を被覆しかつ前記検知
    光を遮光する遮蔽体を起伏自在に設け、前記検知体に前
    記遮蔽体を前記反射面を被覆する位置及び前記反射面を
    開放する位置に連動する連動アームを設けたことを特徴
    とする電動シャッタの安全装置。
  2. 【請求項2】 遮蔽体は、反射体の近傍部に起伏自在に
    軸支され、その端部に係合突片を有し、連動アームは、
    検知体に固着され前記遮蔽体の係合突片を介してこの遮
    蔽体を起伏させる連動突片を有し、前記検知体の動作に
    連動される前記連動アームにて前記遮蔽体を前記反射体
    の反射面を被覆する位置及び前記反射面を開放する位置
    に起伏させることを特徴とする請求項1記載の電動シャ
    ッタの安全装置。
  3. 【請求項3】 遮蔽体は、反射体の近傍部に起伏自在に
    軸支され、その端部に左右の係合突片及び左右の係合凹
    部をそれぞれ有し、連動アームは、検知体に固着された
    上下方向の左右の支板を有し、この左右の支板の上端部
    間に前記遮蔽体の左右の係合突片に係合してこの遮蔽体
    を前記反射体の反射面を開放する位置に連動しかつ前記
    遮蔽体の左右の係合凹部を押動してこの遮蔽体を前記反
    射面を被覆する位置に連動する左右の連動突片をそれぞ
    れ突設したことを特徴とする請求項1または2記載の電
    動シャッタの安全装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030873A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Meidensha Corp 着座検出装置
JP2013108238A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置及び該開閉装置の製造方法
KR200476751Y1 (ko) * 2011-03-14 2015-03-31 (주)우드림썬브라인드 광센서에 의한 전동 블라인드 승강 제어장치

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JP2013108238A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置及び該開閉装置の製造方法

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