JP2543471Y2 - 電動シャッターの突き上げ防止装置 - Google Patents

電動シャッターの突き上げ防止装置

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JP2543471Y2
JP2543471Y2 JP4760691U JP4760691U JP2543471Y2 JP 2543471 Y2 JP2543471 Y2 JP 2543471Y2 JP 4760691 U JP4760691 U JP 4760691U JP 4760691 U JP4760691 U JP 4760691U JP 2543471 Y2 JP2543471 Y2 JP 2543471Y2
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JP
Japan
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shutter curtain
sensing lever
plate
shutter
seat plate
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博之 武田
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Bunka Shutter Co Ltd
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Bunka Shutter Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シャッターカーテンの
上限位置での突き上げを防止する電動シャッターの突き
上げ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動シャッターには、シャッターカーテ
ンの上昇作動時におけるシャッターカーテンの上限位置
で、駆動装置を停止させるリミットスイッチが備えられ
ている。しかしながら、従来のリミットスイッチでは、
設定ミス等によりリミットスイッチが誤差動を生じ、シ
ャッターカーテンが上限位置で停止制御されないという
不都合を生じていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は係る事実を考
慮して、座板にシャッターカーテンの巻き上げ上限位置
を検知させる機能を持たせた電動シャッターの突き上げ
防止装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る電動シャッ
ターの突き上げ防止装置は、シャッターカーテンの最下
部に取付けられた座板と、前記座板の上面に取付けられ
た反射板と、まぐさ部に配置され前記反射板に照射しそ
の反射光を受光するセンサーと、前記座板に中央部が軸
支され上下方向へ回動可能とされた感知レバーと、前記
まぐさ部に設けられシャッターカーテンが上限位置に上
昇した時に当接し前記感知レバーの端部を押し下げるブ
ロックと、前記感知レバーに固定され感知レバーと一体
に回動して前記反射板を遮蔽する遮蔽部を有する遮蔽板
と、前記センサーの入力信号によりシャッターカーテン
の駆動を停止させる制御手段と、を有することを特徴と
している。
【0005】
【作用】上記構成の電動シャッターの突き上げ防止装置
では、座板に上下方向へ回動可能に軸支された感知レバ
ーの上方端部が、シャッターカーテンが巻き上げられ上
限に位置した時、まぐさ部に配置されたブロックと当接
する。これにより、感知レバーの一端部はブロックに押
し下げられ、中央の軸支部を中心として、下方向に回動
する。この回動により、感知レバーと一体に固定された
遮蔽板も回動して、遮蔽板の遮蔽壁が反射板を遮蔽す
る。反射板が遮蔽されると、センサーが受光不能とな
り、制御手段に信号を入力する。これにより、制御手段
がシャッターカーテンの駆動を停止させ、シャッターカ
ーテンの突き上げが防止される。
【0006】また、シャッターカーテンの下降時におい
ても、障害物が感知レバーの下方端部に接触すると、下
方端部が押し上げられ、軸支部を中心として、上方向に
回動する。これにより、シャッターカーテンの上昇時の
作動と同様に、遮蔽板の遮蔽壁が反射板を遮蔽し、セン
サーが受光不能となり、制御手段に信号を入力する。こ
れにより、制御手段がシャッターカーテンの駆動を停止
させ、電動シャッター使用時の安全性が担保される。
【0007】
【実施例】図1には、本考案が適用された電動シャッタ
ーが示されている。
【0008】シャッターカーテン10は、まぐさ部12
から床面14へ上下方向に配置された断面形が略コ字状
のガイドレール16にシャッターカーテン10の両端部
が案内されて上下移動するように構成されている。この
シャッターカーテン10の上端部は巻取りシャフト18
に取付けられており、この巻取りシャフト18を、チェ
ーン20を介して開閉機としてのモーター22により回
転させることによって、シャッターカーテン10が巻取
りまたは巻戻されて開閉されるようになっている。
【0009】また、まぐさ部12の上方には、モーター
22に接続された駆動装置24が配置されている。この
駆動装置24には、操作スイッチ26が接続されてい
る。この操作スイッチ26を操作することによって、シ
ャッターカーテン10を上下動及び停止させることがで
きる。また駆動装置24は、制御装置28に接続されて
いる。
【0010】シャッターカーテン10の最下部のスラッ
ト30の下端部には、スラット30の長さ方向に渡っ
て、座板32が取付けられている。図2及び図3に示さ
れるように、この座板32の幅方向の左端部には、下方
へ屈曲する鉛直部32Aと、この鉛直部32Aの先端か
ら右方に屈曲する突片32Bが形成されている。この突
片32Bには、感知レバー34の左端に形成されたアー
ム36のフック部38が掛け止められるようになってい
る。
【0011】一方、座板32の幅方向の右端部には、円
筒状で下方の側面部が軸方向に沿って切り取られたガイ
ド筒32Cが形成されている。このガイド筒32Cに
は、感知レバー34の略中央部から立設された軸材40
の先端部に形成された円柱体40Aが、回動自在に挿入
されている。この感知レバー34の右端部には、その先
端に向かって拡幅された感知部42が形成され、シャッ
ターカーテン10が上限に位置する時に、まぐさ部12
へ固定されたブロック46と当接するようになってい
る。なお、感知レバー34は重心が、軸材40の左側に
位置するように成形されているので、感知レバー34の
部位が物体に触れない限り、感知レバー34は左下方へ
傾くようになっている。
【0012】また、座板32の右側上面には、矩形状の
反射板48が固着された反射ベース50が固定されてい
る。この反射板48が、シャッターケース44内に配置
され制御装置28に接続された光電管52から照射され
た光を反射するようになっている。この反射された光
は、再び光電管52によって受光される。
【0013】この反射板48の周縁部、すなわちスラッ
ト30の長手方向及び幅方向の三方には、光の散乱を防
止または光を遮蔽する遮蔽壁54が立設された遮蔽板5
8が配置されている。なお反射ベース50は、この遮蔽
板58のベース部60に設けられた開口部62に挿入さ
れた状態で座板52に固定されているので、遮蔽板58
は反射ベース50によって移動を拘束されない。この遮
蔽板58のベース部60の端部には、感知レバー34に
固定される取付部62が形成されている。この取付部6
2は、感知レバー34の軸材40に穿設された長穴64
を貫通し、その先端部が感知レバー34に固定されてい
る(図3参照)。これによって、図3及び図4に示され
るように、遮蔽板58の遮蔽壁54が、感知レバー34
と一体となって、感知レバー34の回動方向(矢印A方
向)に移動し、遮蔽板58が矢印A方向に回動した時、
光電管52の照射を遮断するようになっている。
【0014】一方、図3に示されるように、座板32の
左側の上面には、ストッパー66が取付けられており、
モーター22の作動停止に関係なく、シャッターカーテ
ン10の下端部が上限に位置した時、シャッターカーテ
ン10の上昇を制止し、突き上げを防止している。
【0015】なお、図3及び図4の断面構造は、座板3
2の長手方向に延設されているが、反射板48及び遮蔽
板58は、光電管52と対応する位置にだけ配置されて
いる。
【0016】次に、本実施例に係る電動シャッターの突
き上げ防止装置の作動を説明する。図1に示すように、
シャッターカーテン10の開閉は、操作スイッチ26を
操作することにより、モーター22を正転または逆転さ
せ、巻取りシャフト18によって、シャッターカーテン
10を巻取りまたは巻戻すことにより行われる。
【0017】ここで、図3に示されるように、シャッタ
ーカーテン10の上昇時に、リミットの誤動作等でスラ
ット30の最下部がまぐさ部12に近づくと、図4に示
されるように、感知レバー34の感知部42がブロック
46と当接する。これにより、感知レバー34の感知部
42は、下方向に押し下げられ、円柱体40Aを中心と
して矢印A方向(図3参照)に回動する。この感知レバ
ー34が回動することにより、遮蔽板58は矢印B方向
に傾斜する。遮蔽板58が傾斜すると、図4に示すよう
に、遮蔽壁54が反射板48を遮蔽して、光電管52が
反射板48の反射光を受光できなくなる。このため、光
電管52が作動し、制御装置28に信号を入力する。こ
の入力信号により、制御装置28がモーター22の停止
制御を行い、シャッターカーテン10の上昇動作が停止
する。これにより、電動シャッター本体の開閉機の損傷
が防止される。
【0018】一方、シャッターカーテン10の下降時
に、障害物が感知レバー34の下方部すなわち図3の左
端部と接触すると、感知レバー34の左端部は、上方向
(矢印C方向)に押し上げられ、円柱体40Aを中心と
して矢印A方向に回動する。この感知レバー34が回動
することにより、上昇時と同様に、遮蔽壁54が反射板
48を遮蔽して、光電管52から制御装置28に信号が
入力され、停止制御が行われる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る電動
シャッターの突き上げ防止装置では、座板にシャッター
カーテンの上限位置を検知させる機能を持たせたので、
リミットスイッチの異常等でシャッターカーテンが停止
しない場合の突き上げを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る突き上げ防止装置が適用された
電動シャッター示す正面図である。
【図2】本実施例に係る突き上げ防止装置の座板部を示
した斜視図である。
【図3】本実施例に係る突き上げ防止装置が作動する前
の状態を示した断面図である。
【図4】本実施例に係る突き上げ防止装置が作動時の状
態を示した断面図である。
【符号の説明】
28 制御装置(制御手段) 32 座板 34 感知レバー 46 ブロック 48 反射板 52 光電管(センサー) 58 遮蔽板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターカーテンの最下部に取付けら
    れた座板と、前記座板の上面に取付けられた反射板と、
    まぐさ部に配置され前記反射板に照射しその反射光を受
    光するセンサーと、前記座板に中央部が軸支され上下方
    向へ回動可能とされた感知レバーと、前記まぐさ部に設
    けられシャッターカーテンが上限位置に上昇した時に当
    接し前記感知レバーの端部を押し下げるブロックと、前
    記感知レバーに固定され感知レバーと一体に回動して前
    記反射板を遮蔽する遮蔽部を有する遮蔽板と、前記セン
    サーの入力信号によりシャッターカーテンの駆動を停止
    させる制御手段と、を有する電動シャッターの突き上げ
    防止装置。
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