JPH08303112A - 車両用パワーウインドウ装置 - Google Patents

車両用パワーウインドウ装置

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JPH08303112A
JPH08303112A JP7103997A JP10399795A JPH08303112A JP H08303112 A JPH08303112 A JP H08303112A JP 7103997 A JP7103997 A JP 7103997A JP 10399795 A JP10399795 A JP 10399795A JP H08303112 A JPH08303112 A JP H08303112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
window
command value
window glass
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP7103997A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Watanabe
信夫 渡辺
Yoshio Sano
良男 佐野
Katsuhiro Katagiri
勝広 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP7103997A priority Critical patent/JPH08303112A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】開度調整を迅速に且つ容易に行う。 【構成】操作スイッチ4は回動軸5により回動自在に支
持されており、予め設定された全閉位置と全開位置との
間で変位する。操作スイッチ4の回動軸5には、操作ス
イッチ4の操作位置を検出するためのポテンショメータ
6が取り付けられている。コントローラ7は、ポテンシ
ョメータ6からの電圧信号を入力し、該電圧信号に基づ
きウインドウガラス2の開度指令値を演算する。そし
て、コントローラ7により演算された開度指令値は駆動
回路8に出力され、駆動回路8は開度指令値に基づきD
Cモータ9を駆動する。DCモータ9の駆動によりウイ
ンドウガラス2が上昇又は降下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用パワーウイン
ドウ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車の多くには、DCモータ等
によりウインドウガラスを電動で開閉させる、いわゆる
パワーウインドウ装置が搭載されており、そのウインド
ウガラスの開閉動作は車室内に設けられた操作スイッチ
により操作される。この場合、一般には回動式の操作ス
イッチが採用され、当該スイッチのノブを指で押してい
る間或いは引いている間だけ、DCモータが駆動してウ
インドウガラスが昇降する。そして、指をノブから離す
とノブは中立位置に復帰し、DCモータの駆動が停止す
ると共にウインドウガラスの昇降動作が停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
パワーウインドウ装置では、以下に示す問題を生ずる。
つまり、上記装置では、希望する位置にウインドウガラ
スが移動するまでノブを操作し続けなければならない。
全開全閉時にはオート機構が設けられているものも多い
が、中間的な位置でガラスを停止させる場合、位置の調
整に数秒間の時間がかかってしまう。
【0004】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、迅速に且つ容
易に開度調整を行うことができる車両用パワーウインド
ウ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、スライド式ウインドウガ
ラスを開閉させるための電動アクチュエータと、所定の
全閉操作位置と全開操作位置との間で操作される操作部
材と、前記操作部材の操作位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された操作位置に応じた開度指
令値を求め、該開度指令値に基づき前記電動アクチュエ
ータの駆動を制御するウインドウ制御手段とを備えたこ
とを要旨としている。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記ウインドウ制御手段は、開度制
御特性の異なる複数の設定モードを前記操作部材の操作
領域毎に記憶するメモリと、前記メモリ内の開度制御特
性に基づいて、開度指令値を設定する開度設定手段とを
含んでいる。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1又2
に記載の発明において、前記ウインドウ制御手段は、前
記操作部材が全閉操作位置付近の所定位置の間にあると
き、前記ウインドウガラスが微小開度域に保持されるよ
うに開度指令値を設定する。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ウインドウ制
御手段は、検出手段により検出された操作位置に応じた
開度指令値を求め、該開度指令値に基づき電動アクチュ
エータの駆動を制御する。つまり、一旦操作部材を操作
すれば、その操作位置に応じた開度にウインドウ開度が
調整される。この場合、迅速に且つ容易に開度調整を行
われる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、ウインド
ウ制御手段のメモリには、開度制御特性の異なる複数の
設定モードが操作部材の操作領域毎に記憶されており、
開度設定手段は、メモリ内の開度制御特性に基づいて開
度指令値を設定する。つまり、ウインドウガラスを開閉
操作する際、車両搭乗者は微小開度になるほど微妙な開
度調整が困難になり、例えばドライバにとっては希望す
る開度が得られない場合がある。また、開度が大きくな
れば、微妙な開度調整が不要となる。従って、上記構成
のように、操作部材の操作領域毎に異なる開度制御特性
を設定すれば、いかなる場合にも所望開度が容易に調整
可能となる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、ウインド
ウ制御手段は、操作部材が全閉操作位置付近の所定位置
の間にあるとき、ウインドウガラスが微小開度域に保持
されるように開度指令値を設定する。つまり、喫煙時等
多くの場合に、換気を行うべくウインドウ開度が微小開
度に調整されることがある。このような場合、従来はド
ライバにとって微小開度の調整が困難であったが、この
ような不都合が解消される。
【0011】
【実施例】以下、この発明における車両用パワーウイン
ドウ装置を具体化した一実施例について図面に従って説
明する。なお、本実施例のパワーウインドウ装置は、D
Cモータ(電動アクチュエータ)を中心に構成されるウ
インドウレギュレータを有し、DCモータの駆動に伴
い、ウインドウレギュレータに機械的に連結されたウイ
ンドウガラスが昇降動作するようになっている。
【0012】図3は自動車用ドアの外観構成を示す。図
3において、ドア1は昇降スライド式のウインドウガラ
ス2を有しており、同ウインドウガラス2の降下が「開
動作」を示し、上昇が「閉動作」を示す。ドア1の内装
面には、ドア開放レバー3及びウインドウ操作スイッチ
(操作部材)4が配設されており、操作スイッチ4の操
作位置に応じて前記ウインドウガラス2の位置が指示さ
れる。なお、ウインドウレギュレータの構成については
図示しないが、これは周知のものであり、例えばXアー
ム式ウインドウレギュレータ或いはワイヤ式ウインドウ
レギュレータが用いられる。
【0013】図1は、パワーウインドウ装置の電気的構
成を概略を示す図である。図1において、操作スイッチ
4は回動軸5により回動自在に支持されており、予め設
定された全閉位置と全開位置との間で変位する。かかる
場合、操作スイッチ4のノブ4aを押し込んで同スイッ
チ4を図の反時計周り方向に回動させると、ウインドウ
ガラス2が降下し(開動作)、ノブ4aを引き上げてス
イッチ4を図の時計周り方向に回動させると、ウインド
ウガラス2が上昇する(閉動作)。操作スイッチ4の操
作後には、その時の操作位置で操作スイッチ4が保持さ
れるようになっている。
【0014】操作スイッチ4の回動軸5には、操作スイ
ッチ4の操作位置を検出するためのポテンショメータ6
が取り付けられている。ポテンショメータ6は、回動軸
5に取着された摺動子と、それに接触する抵抗体とによ
り構成されており(図示略)、回動軸5の回動に伴う抵
抗値の変化を電圧値として出力する。この場合、操作ス
イッチ4の全閉位置からの角度を「θ」とすれば、ポテ
ンショメータ6は角度θに応じた電圧信号を出力する。
【0015】コントローラ7は、CPU7a,メモリ7
b(ROM,RAM)等を有するマイクロコンピュータ
を中心に構成され、前記ポテンショメータ6から出力さ
れる電圧信号を入力する。コントローラ7はウインドウ
ガラス2の開度指令値を求め、その開度指令値を駆動回
路8に出力する。駆動回路8は開度指令値に基づきDC
モータ9を駆動する。なお、本実施例では、ポテンショ
メータ6により検出手段が構成されている。また、コン
トローラ7によりウインドウ制御手段が構成されてお
り、コントローラ7内のCPU7aが開度設定手段に相
当する。
【0016】そして、上記構成のパワーウインドウ装置
は以下のように作用する。つまり、コントローラ7は、
ポテンショメータ6からの電圧信号を入力し、該電圧信
号に基づきウインドウガラス2の開度指令値を演算す
る。この場合、コントローラ7は、例えば図2に示す関
係を用いてポテンショメータ6の電圧信号(スイッチ操
作位置)をウインドウ開度(開度指令値)に変換する。
【0017】図2の縦軸には、ウインドウ全閉を「0」
で表し、ウインドウ全開を「100」で表す。また、図
2では、横軸(スイッチ操作位置)の全閉位置から全開
位置までの間に、「A」,「B」,「C」の3領域が設
定されている。詳しくは、A領域ではウインドウ微小開
度を得るべく傾きの小さな特性が与えられ、B領域では
略リニアな特性が与えられ、C領域ではウインドウ全開
となる特性が与えられている。なお、C領域に相当する
全開領域の設定は任意であって、これを省略してもよい
(この場合、B,C領域がリニア特性の領域となる)。
図2の関係は、例えば二次元マップとして予めメモリ7
b内のROMに記憶されている。
【0018】そして、このように求められた開度指令値
は、駆動回路8を経てDCモータ9に出力され、DCモ
ータ9の駆動によりウインドウガラス2が上昇又は降下
する。
【0019】上記作用によれば、ウインドウガラス2の
開度を迅速に且つ容易に、希望する開度に調整すること
ができる。即ち、従来のパワーウインドウ装置では、ウ
インドウガラス2が希望する開度に到達するまで操作ス
イッチを操作し続けなければならなかったが、本実施例
の構成によれば、一旦操作スイッチ4を所望の位置に操
作した後、ウインドウガラス2の開度調整が自動的にな
される。その結果、スイッチ4の操作時間が短縮でき、
操作性が大幅に向上する。
【0020】また、例えば喫煙時等、換気を行う多くの
場合には、ウインドウガラス2が微小開度(図3の二点
鎖線の開度)に調整されることがあるが、この場合、操
作者が単に図2のA領域に相当する位置に操作スイッチ
4を操作すれば、ウインドウガラス2が所望の微小開度
域に調整される。即ち、微小開度域のような調整が比較
的困難な場合であっても、ウインドウの開度調整を何度
も繰り返すような手間を省くことができる。しかも、車
両運転中のドライバにとっても容易に且つ迅速に開度調
整を行うことができる。
【0021】なお、本発明は、上記実施例の他に次のよ
うに具体化することもできる。 (1)上記実施例では、図2の関係を用いてスイッチ操
作位置を開度指令値に変換したが、この関係を例えば図
4,図5に示すように変更してもよい。即ち、図4の関
係では、全閉位置から全開位置までのスイッチ操作位置
とウインドウガラス2の開度指令値とが比例関係を有す
る。図5の関係では、スイッチ操作位置が〜の6領
域に区分され、各領域毎に開度指令値が設定されてい
る。なお、領域は不感帯であって、これを設けるか否
かは任意でよい。また、領域の数も任意でよい。
【0022】(2)上記実施例では、メモリ7b内の二
次元マップによる開度指令値の演算を説明したが、所定
の関係式を用いてスイッチ操作位置の入力毎に開度指令
値を演算するようにしてもよい。
【0023】(3)操作者がスイッチ操作位置を認識し
易いように、全閉位置と全開位置との間の複数箇所に係
合機構を設けてもよい。具体的には、図6に示すよう
に、操作スイッチ4の軸支部11に突起12を設けると
共に、その突起12に対向させて溝付き固定部材13を
設ける。かかる場合、操作者はスイッチ操作の際のクリ
ック感で所望の開度位置を認識できる。なお、溝付き固
定部材13の溝13aにて区画される操作域を、例えば
図5に示す〜の領域に対応させることもできる。
【0024】(4)ポテンショメータ6にて検出された
操作スイッチ4の操作位置に応じてDCモータ9に供給
する電流値を可変としてもよい。この場合、電流値に応
じてウインドウガラス2の昇降速度が調整される。つま
り、スイッチ操作量が多い場合には、大電流によりウイ
ンドウガラス2を高速動作させ、スイッチ操作量が少な
い場合には、ウインドウガラス2を定速動作される。こ
のような場合においてもスイッチ操作位置に応じたウイ
ンドウ開度調整が可能となり、適正なウインドウ制御が
実現できる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、迅速に
且つ容易に開度調整を行うことができるという優れた効
果を発揮する。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、いかなる
開度域であっても常に容易なる開度調整が実現できる。
請求項3に記載の発明によれば、換気時等において微小
開度の調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における車両用パワーウインドウ装置の
電気的構成を示す概略図。
【図2】スイッチ操作位置とウインドウガラスの開度指
令値との関係を示す線図。
【図3】ドアの外観構成を示す正面図。
【図4】他の実施例におけるスイッチ操作位置とウイン
ドウガラスの開度指令値との関係を示す線図。
【図5】他の実施例におけるスイッチ操作位置とウイン
ドウガラスの開度指令値との関係を示す線図。
【図6】他の実施例における操作スイッチの構成を示す
図。
【符号の説明】
2…ウインドウガラス、4…操作部材としての操作スイ
ッチ、6…検出手段としてのポテンショメータ、7…ウ
インドウ制御手段としてのコントローラ、7a…開度設
定手段としてのCPU、7b…メモリ、9…電動アクチ
ュエータとしてのDCモータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライド式ウインドウガラス(2)を開閉
    させるための電動アクチュエータ(9)と、 所定の全閉操作位置と全開操作位置との間で操作される
    操作部材(4)と、 前記操作部材(4)の操作位置を検出する検出手段
    (6)と、 前記検出手段(6)により検出された操作位置に応じた
    開度指令値を求め、該開度指令値に基づき前記電動アク
    チュエータ(9)の駆動を制御するウインドウ制御手段
    (7)とを備えたことを特徴とする車両用パワーウイン
    ドウ装置。
  2. 【請求項2】前記ウインドウ制御手段(7)は、 開度制御特性の異なる複数の設定モードを前記操作部材
    の操作領域毎に記憶するメモリ(7b)と、 前記メモリ(7b)内の開度制御特性に基づいて開度指
    令値を設定する開度設定手段(7a)とを含む請求項1
    に記載の車両用パワーウインドウ装置。
  3. 【請求項3】前記ウインドウ制御手段(7)は、前記操
    作部材(4)が全閉操作位置付近の所定位置の間にある
    とき、前記ウインドウガラス(2)が微小開度域に保持
    されるように開度指令値を設定する請求項1又は2に記
    載の車両用パワーウインドウ装置。
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