JPH08303068A - 桟組体の横桟連結装置 - Google Patents

桟組体の横桟連結装置

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JPH08303068A
JPH08303068A JP7129544A JP12954495A JPH08303068A JP H08303068 A JPH08303068 A JP H08303068A JP 7129544 A JP7129544 A JP 7129544A JP 12954495 A JP12954495 A JP 12954495A JP H08303068 A JPH08303068 A JP H08303068A
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horizontal rail
horizontal
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rail
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Mikio Ishii
幹雄 石井
Shoichi Sato
正一 佐藤
Shigeyuki Sugiyama
滋志 杉山
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Toyo Exterior Co Ltd
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Toyo Exterior Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 簡易且つ確実にフェンスの横桟を連結する。 [構成] 横桟1,1間に介設するジョイント部材10
の両側に挿入突起15を突設するとともにこの挿入突起
15の長手方向中間位置にボルト受孔16を透設する一
方,ウレタン樹脂7注入の横桟1に各挿入孔20を設け
て挿入突起15をこれに挿入し,横桟1を貫通し挿入孔
20に交差するボルト挿通孔22にボルトナット23を
通してボルト受孔16にボルトを螺装することによっ
て,ジョイント部材10で横桟1同士を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,フェンス,手摺等の桟
組体を幅方向に連結するに用いる桟組体の横桟連結装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種横桟の連結は,一般にアルミ押出
材による中空の横桟用に,基板の両側に横桟中空部に嵌
合する横桟嵌合部を突設した合成樹脂一体成型のジョイ
ント部材を用い,該ジョイント部材の基板両側にそれぞ
れ端面を突合せ状として各横桟嵌合部を横桟の中空部に
嵌入配設し,横桟の一側からジョイント部材の横桟嵌合
部に螺入したネジで固定することによって行うようにし
たものとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合ジョイント部
材は,アルミ押出材による中空部を備えた横桟を前提と
するものであるから,例えばアルミ押出材を可及的に薄
肉化して,その補強のために合成樹脂,例えば発泡樹脂
を充填したり,金属薄板をロールフォーミングによって
成型した成型外皮に,同じく補強のために同じく発泡樹
脂を充填したりした中実の横桟を用い,これを連結する
ものに用いるには,端部の補強を犠牲にして充填した発
泡樹脂を除去する煩雑な作業を必要とすることになる
上,ネジは薄肉の横桟外側面と密接した横桟嵌合部を引
寄せ状に固定するものとされるから,横桟や横桟嵌合部
の状態によっては,該部分の破断を招いたり,凹凸を招
いたりする可能性もある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,肉厚と形状で強度を確保
するアルミ押出材による中空の横桟にも,上記発泡樹脂
を補強手段とした薄肉中実の横桟のいずれにも好適に用
い得て,簡易且つ確実な横桟の連結を行うことができる
桟組体の横桟連結装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明
は,横桟外側面に密接することなく,該横桟内に中間浮
し状又は中間仕切状に受入れ配設した横桟挿入突起に横
桟貫通のボルトナットを螺装することによって,ジョイ
ント部材を介して横桟の連結を行うようにしたものであ
って,即ち請求項1を,基板の両側にそれぞれ棒状又は
板状の横桟挿入突起を突設し,該横桟挿入突起の長手方
向中間位置にボルト受孔を透設した一体成型のジョイン
ト部材と,該ジョイント部材の基板両側にそれぞれ端面
を突当て状として各横桟挿入突起を中間浮し状又は中間
仕切状に受入れ配設し且つ長手方向端部の上記ボルト受
孔に対応して対向壁に貫通するようにボルト挿通孔を透
設した被連結用の横桟と,該横桟のボルト挿通孔を貫通
し上記横桟挿入突起のボルト受孔に螺装するように配設
した各横桟端部のボルトナットとを備えてなることを特
徴とする桟組体の横桟連結装置とし,請求項2を,これ
に加えて横桟端部処理により外観を向上し,横桟挿入突
起と横桟との関係によって生じ得るジョイント部材転び
を防止し,横桟に対する転び止めにより連結強度を向上
するように,請求項1のジョイント部材の基板両側外周
側に横桟端縁を全周又は部分的に被覆する横桟被嵌部を
張出し突設してなることを特徴とする桟組体の横桟連結
装置とし,請求項3を,同じくこれに加えて,上記発泡
樹脂を補強手段として用いた薄肉中実の横桟に適用して
これを実用化するように,請求項1又は2の横桟を,発
泡樹脂を充填した中実の横桟とし,ジョイント部材の横
桟挿入突起受入れを,長手方向端部において発泡樹脂を
部分的に刳り抜き除去した挿入孔に横桟挿入突起嵌入状
に挿入して行い且つボルト挿通孔を挿入孔横断状に対向
壁に貫通するように透設してなることを特徴とする桟組
体の横桟連結装置とし,請求項4を,同じくこれに加え
て,ボルトナット使用によるも,その連結部分の外観を
損うことのないように,請求項1乃至3のいずれかのボ
ルトナットにおけるナットを,袋ナットとしてなること
を特徴とする桟組体の横桟連結装置とし,これらをそれ
ぞれ発明の要旨として上記課題又は更に各追加課題解決
の手段としたものである。
【0006】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,Aは桟組体のフェンス,1,2は
それぞれ該フェンスAの上下位の横桟,3は横桟1,2
間に架設した縦桟であり,本例においてフェンスAは,
発泡樹脂7を充填した中実の横桟1,2と縦桟3とを桟
組みしたものとしてある。
【0007】即ち本例の横桟1,2及び縦桟3は,アル
ミ薄板にロールフォーミングを施してそれぞれ金属薄肉
の成型外皮4を形成し,アルミ薄板端部接曲接合の直前
に,ウレタン樹脂を注入して,成形外皮4内でこれを発
泡させるようにした発泡充填の方法によって,上記発泡
樹脂7を充填したものとしてあり,またそのフェンスA
としての桟組みは,横桟1,2の対向面に起立した起立
フイン5に,図示省略の切欠溝を切欠加工し,これに縦
桟3の両端の接合突条6を圧入し,起立フイン5跨設状
に縦桟3を配設した上,パンチングの抜止めを施す等す
ることによって行ったものとしてある(その詳細は本出
願人の平成7年4月17日出願のP563−TO及び平
成7年4月26日出願のP566−TO参照)。
【0008】この桟組体A双方の上下位各横桟1,2の
連結は,基板11の両側にそれぞれ棒状の横桟挿入突起
15を突設し,該横桟挿入突起15の長手方向中間位置
にボルト受孔16を透設した一体成型のジョイント部材
10を用い,上記横桟1,2の端面をジョイント部材1
0の基板11両側にそれぞれ端面を突当て状とし各横桟
挿入突起15を中間浮し状にこれに受入れ配設し且つ上
記上下位各横桟1,2長手方向端部の上記ボルト受孔1
6に対して対向壁に貫通するようにボルト挿通孔20を
透設し,この横桟1,2のボルト挿通孔20を貫通し上
記横桟挿入突起15のボルト受孔16に螺装するように
各横桟1,2端部にボルトナット23を配設することに
よって行ったものとしてあり,このときジョイント部材
10は,その基板11両側外周側に横桟端縁を部分的に
被覆する横桟被嵌部13を張出し突設したものとし,各
横桟1,2に対するジョイント部材10の横桟挿入突起
15受入れは,これを横桟1,2の長手方向端部におい
て発泡樹脂7を部分的に刳り抜き除去した挿入孔20に
横桟挿入突起15嵌入状に挿入して行い且つボルト挿通
孔16を挿入孔20横断状に対向壁に貫通するように透
設したものとし,またボルトナット23におけるナット
はこれを袋ナットとしたものとしてある。
【0009】本例にあってジョイント部材10は,硬質
ナイロン樹脂を射出成型により一体成型した合成樹脂の
成型部品によるものとしてあり,基板11の両側中央に
断面円形太径の棒状にして中実の突出部をなす横桟挿入
突起15を突設するとともにその長手方向先端側に寄っ
た中間位置に,雌ネジ切りをしたボルト受孔16を透設
したものとし,基板11両側外周の横桟1,2対向面側
を除く部位にC字状をなす横桟被嵌部13を張出し突設
し,且つまた本例にあっては,横桟挿入突起15の外側
に複数のピンによる細径の転び止め突起14を,特に基
板11両側のコーナー位置に各4ケ所突設したものとし
て構成してある。
【0010】このとき上下位各横桟1,2にあっては,
その長手方向端部に上記横桟挿入突起15の径に合わせ
た円形太径にして矩形端面の中間,特に中央位置の挿入
孔20を,筒状カッターを備えた治具で,発泡樹脂4を
円形に刳り抜き除去して設けるとともに該治具の筒状カ
ッターの外側に設けたピン突起を発泡樹脂7に差し込ん
だ転び止め突起14用の差し込み孔21を設けたものと
してあり,この挿入孔20に上記ジョイント部材10の
横桟挿入突起15を嵌入状に挿入するとともに転び止め
突起14を差し込み孔21をガイドとして発泡樹脂7に
差し込み,併せてC字状の横桟被嵌部13に各横桟1,
2端縁を被覆するとともに基板11に各横桟1,2の端
面を突当てるようにして,各横桟1,2間にジョイント
部材10を介設して装着し,これに上記ボルトナット2
3を配設して横桟1,2の連結とこれによるフェンスA
の連結を行ったものとしてある。
【0011】このときボルト挿通孔22は成型外皮4,
発泡樹脂7を通り,挿入孔20を横断して対向壁を貫通
するものとして各横桟1,2に設けるものとしてあり,
ボルトナット23の配設は,ボルトを各横桟1,2の外
側面一方のボルト挿通孔22より,発泡樹脂7を通り,
挿入孔20に至るように挿入し,挿入孔20に挿入した
横桟挿入突起15に至って,そのボルト受孔16に螺入
するように回転させた上,反対側に突出させ,これに袋
ナットとしたナットを螺着することによって行うものと
してある。
【0012】これによりボルトナット23は各横桟1,
2を貫通状に挿通する一方,発泡樹脂7内に保持された
ジョイント部材10の横桟挿入突起15を各横桟1,2
にネジ固定して,特にその引張力に抗するように各横桟
1,2同志を強固に連結するものとする一方,基板11
側で横桟被嵌部13及び転び止め突起14が,各横桟
1,2とジョイント部材10との関係を保持するように
転び止め作用を行い,連結強度に優れたフェンスAの各
横桟1,2同志の連結を行うに至る。
【0013】図中12はジョイント部材10における起
立フイン5間の隙間を埋めるように基板11に突設した
スペーサー突起,24はボルト側,ナット側に必要に応
じて用いる横桟1,2の表面保護用のワッシャーであ
る。
【0014】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の実施に当っては,ジョイント部材の横桟挿入突起を
横桟に中間仕切り状に受入れ配設する板状のものとする
こと,横桟をアルミ押出材による中空のものとするこ
と,ジョイント部材をアルミ鋳造等の一体成型の金属鋳
造品によるものとすること,ジョイント部材に横桟被嵌
部を設けるとき,これを基板の全周に亘り横桟端縁を全
周被覆するものとすること等を含めて,桟組体,横桟,
ジョイント部材,ボルトナット等の各具体的形状,材
質,構造,これらの関係,これらに対する付加等は,上
記発明の要旨に反しない限り,様々な態様のものに変更
することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明請求項1は,基板の両側にそれぞ
れ棒状又は板状の横桟挿入突起を突設し,該横桟挿入突
起の長手方向中間位置にボルト受孔を透設した一体成型
のジョイント部材と,該ジョイント部材の基板両側にそ
れぞれ端面を突当て状として各横桟挿入突起を中間浮し
状又は中間仕切状に受入れ配設し且つ長手方向端部の上
記ボルト受孔に対応して対向壁に貫通するようにボルト
挿通孔を透設した被連結用の横桟と,該横桟のボルト挿
通孔を貫通し上記横桟挿入突起のボルト受孔に螺装する
ように配設した各横桟端部のボルトナットとを備えてな
ることを特徴とするから,横桟外側面に密接することな
く,該横桟内に中間浮し状又は中間仕切状に受入れ配設
した横桟挿入突起に横桟貫通のボルトナットを螺装する
ことによって,ジョイント部材を介して横桟の連結を行
うことができ,従って横桟の状況を問わず,肉厚と形状
で強度を確保するアルミ押出材による中空の横桟にも,
発泡樹脂を補強手段とした薄肉中実の横桟を含めて,簡
易且つ確実な横桟の連結を行う桟組体の横桟連結装置を
提供できる。
【0016】請求項2は,請求項1のジョイント部材の
基板両側外周側に横桟端縁を全周又は部分的に被覆する
横桟被嵌部を張出し突設してなることを特徴とするか
ら,上記に加えて横桟端部処理により外観を向上し,横
桟挿入突起と横桟との関係によって生じ得るジョイント
部材の転びを防止し,横桟に対する転び止めにより連結
強度を向上したものとすることができる。
【0017】請求項3は,請求項1又は2の横桟を,発
泡樹脂を充填した中実の横桟とし,ジョイント部材の横
桟挿入突起受入れを,長手方向端部において発泡樹脂を
部分的に刳り抜き除去した挿入孔に横桟挿入突起嵌入状
に挿入して行い且つボルト挿通孔を挿入孔横断状に対向
壁に貫通するように透設してなることを特徴とするか
ら,同じく上記に加えて,発泡樹脂を補強手段として用
いた薄肉中実の横桟に適用してこれを実用化することが
できる。
【0018】請求項4は,請求項1乃至3のいずれかの
ボルトナットにおけるナットを,袋ナットとしてなるこ
とを特徴とするから,同じく上記に加えて,ボルトナッ
トを使用するも,その連結部分の外観を損うことのない
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェンスの連結状態を示す正面図
【図2】横桟と縦桟の関係を示す横断面図
【図3】横桟とジョイント部材の関係を示す分解斜視図
【図4】ジョイント部材の中央部横断面図
【図5】横桟とジョイント部材の関係を示す横断面図
【符号の説明】
A フェンス 1 横桟 2 縦桟 7 発泡樹脂 10 ジョイント部材 11 基板 13 横桟被嵌部 15 横桟挿入突起 16 ボルト受孔 20 挿入孔 22 ボルト挿通孔 23 ボルトナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の両側にそれぞれ棒状又は板状の横
    桟挿入突起を突設し,該横桟挿入突起の長手方向中間位
    置にボルト受孔を透設した一体成型のジョイント部材
    と,該ジョイント部材の基板両側にそれぞれ端面を突当
    て状として各横桟挿入突起を中間浮し状又は中間仕切状
    に受入れ配設し且つ長手方向端部の上記ボルト受孔に対
    応して対向壁に貫通するようにボルト挿通孔を透設した
    被連結用の横桟と,該横桟のボルト挿通孔を貫通し上記
    横桟挿入突起のボルト受孔に螺装するように配設した各
    横桟端部のボルトナットとを備えてなることを特徴とす
    る桟組体の横桟連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のジョイント部材の基板両側外
    周側に横桟端縁を全周又は部分的に被覆する横桟被嵌部
    を張出し突設してなることを特徴とする桟組体の横桟連
    結装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の横桟を,発泡樹脂を充
    填した中実の横桟とし,ジョイント部材の横桟挿入突起
    受入れを,長手方向端部において発泡樹脂を部分的に刳
    り抜き除去した挿入孔に横桟挿入突起嵌入状に挿入して
    行い且つボルト挿通孔を挿入孔横断状に対向壁に貫通す
    るように透設してなることを特徴とする桟組体の横桟連
    結装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかのボルトナッ
    トにおけるナットを,袋ナットとしてなることを特徴と
    する桟組体の横桟連結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016030898A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 株式会社オークマ フェンス構成体、フェンスおよびフェンスの設置方法

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