JPH08302144A - 軟質シートの製造に対するアルキルアクリレート及びアクリロニトリルをベースとするゴム状共重合体の使用 - Google Patents
軟質シートの製造に対するアルキルアクリレート及びアクリロニトリルをベースとするゴム状共重合体の使用Info
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- JPH08302144A JPH08302144A JP8134172A JP13417296A JPH08302144A JP H08302144 A JPH08302144 A JP H08302144A JP 8134172 A JP8134172 A JP 8134172A JP 13417296 A JP13417296 A JP 13417296A JP H08302144 A JPH08302144 A JP H08302144A
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- C08L33/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C08L33/06—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
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- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は軟質シートに対するアルキルアクリ
レート及びアクリロニトリルをベースとする共重合体の
使用を課題とする。 【解決手段】 アルキルアクリレート及びアクリロニト
リルをベースとする粒状の、部分的に交叉結合したゴム
状共重合体を軟質シート、殊に皮革状の外観を有するも
のの製造に使用できる。
レート及びアクリロニトリルをベースとする共重合体の
使用を課題とする。 【解決手段】 アルキルアクリレート及びアクリロニト
リルをベースとする粒状の、部分的に交叉結合したゴム
状共重合体を軟質シート、殊に皮革状の外観を有するも
のの製造に使用できる。
Description
【0001】本発明は軟質シート、殊に皮革状の外観を
有するものの製造に対するアルキルアクリレート及びア
クリロニトリルをベースとする粒状の、部分的に交叉結
合したゴム状共重合体の使用に関する。
有するものの製造に対するアルキルアクリレート及びア
クリロニトリルをベースとする粒状の、部分的に交叉結
合したゴム状共重合体の使用に関する。
【0002】皮革状の外観を有するプラスチックシート
は例えば自動車の内張に用いられる。これらのものは殆
んど原料シートのカレンダー掛け及び続いての深絞りに
より製造される。用いるプラスチック材料は殆んど種々
のビニル重合体及び可塑剤と混合されたポリ塩化ビニル
である。これらのシートは昇温下でのエージングに対し
て完全には安定でなく、そして泳動する傾向がある揮発
性成分並びにハロゲンを含む。これらの欠点は主にポリ
塩化ビニルに寄因し得る。
は例えば自動車の内張に用いられる。これらのものは殆
んど原料シートのカレンダー掛け及び続いての深絞りに
より製造される。用いるプラスチック材料は殆んど種々
のビニル重合体及び可塑剤と混合されたポリ塩化ビニル
である。これらのシートは昇温下でのエージングに対し
て完全には安定でなく、そして泳動する傾向がある揮発
性成分並びにハロゲンを含む。これらの欠点は主にポリ
塩化ビニルに寄因し得る。
【0003】ポリ塩化ビニルを含まぬ重合体混合物はシ
ートの特性を改善するための原材料として既に使用され
ている。これらの混合物はエラストマーグラフト化され
たスチレン−アクリロニトリル共重合体(例えばAS
A)に加えてアクリロニトリル−アクリル酸エステルゴ
ム(NAR)及びスチレン−アクリロニトリル共重合体
(SAN)を含む。軟質シートの製造用のかかる重合体
混合物は例えばドイツ国特許出願公開第3,811,8
99号から公知である。一般にASA重合体混合物と称
されるこれらのアロイ(alloy)の特性はモノマー性、
オリゴマー性及びポリマー性可塑剤並びにポリマー性改
質剤の添加によりある範囲内で変え得る。しかしなが
ら、高比率の液体の、モノマー性またはオリゴマー性可
塑剤をASA重合体混合物中に用いる場合、泳動による
問題が生じ、そして高比率のポリマー性可塑剤を用いる
場合、材料の熱処理装置への付着により処理速度が減少
することが見い出された。更に、高比率の上記の可塑剤
では熱成形特性、粒子構造、熱成形処理後のシートの壁
厚の均一性分布及び混合物の溶融粘度が悪影響を及ぼさ
れる。従ってASA重合体混合物をベースとする公知の
シートは35〜45のショア硬さD(=90〜95のシ
ョア硬さA)が達成される条件でのみ改善され得る。し
かしながら、多くの用途に対してより快適なシートに対
する感じを与えるために70〜85のショア硬さAが必
要とされる。
ートの特性を改善するための原材料として既に使用され
ている。これらの混合物はエラストマーグラフト化され
たスチレン−アクリロニトリル共重合体(例えばAS
A)に加えてアクリロニトリル−アクリル酸エステルゴ
ム(NAR)及びスチレン−アクリロニトリル共重合体
(SAN)を含む。軟質シートの製造用のかかる重合体
混合物は例えばドイツ国特許出願公開第3,811,8
99号から公知である。一般にASA重合体混合物と称
されるこれらのアロイ(alloy)の特性はモノマー性、
オリゴマー性及びポリマー性可塑剤並びにポリマー性改
質剤の添加によりある範囲内で変え得る。しかしなが
ら、高比率の液体の、モノマー性またはオリゴマー性可
塑剤をASA重合体混合物中に用いる場合、泳動による
問題が生じ、そして高比率のポリマー性可塑剤を用いる
場合、材料の熱処理装置への付着により処理速度が減少
することが見い出された。更に、高比率の上記の可塑剤
では熱成形特性、粒子構造、熱成形処理後のシートの壁
厚の均一性分布及び混合物の溶融粘度が悪影響を及ぼさ
れる。従ってASA重合体混合物をベースとする公知の
シートは35〜45のショア硬さD(=90〜95のシ
ョア硬さA)が達成される条件でのみ改善され得る。し
かしながら、多くの用途に対してより快適なシートに対
する感じを与えるために70〜85のショア硬さAが必
要とされる。
【0004】驚くべきことに、必要とされる特性を有す
る軟質シートはアルキルアクリレート及びアクリロニト
リルをベースとする粒状の、部分的に交叉結合したゴム
状重合体の使用により得ることができることが見い出さ
れた。
る軟質シートはアルキルアクリレート及びアクリロニト
リルをベースとする粒状の、部分的に交叉結合したゴム
状重合体の使用により得ることができることが見い出さ
れた。
【0005】従って本発明はC2〜C8アルキルアクリレ
ート50〜95重量%、好ましくは60〜80重量%及
びアクリロニトリル5〜50重量%、好ましくは40〜
20重量%をベースとし、0.08〜1.0μm、好ま
しくは0.1〜0.8μmの平均粒径(d50)、ジメチ
ルホルムアミド中にて23℃で測定する際に10より大
きい膨潤インデックス及び20〜99重量%、好ましく
は40〜80重量%のゲル含有量を有する粒状の、部分
的に交叉結合したゴム状共重合体の軟質シートの製造に
対する使用を提供する。
ート50〜95重量%、好ましくは60〜80重量%及
びアクリロニトリル5〜50重量%、好ましくは40〜
20重量%をベースとし、0.08〜1.0μm、好ま
しくは0.1〜0.8μmの平均粒径(d50)、ジメチ
ルホルムアミド中にて23℃で測定する際に10より大
きい膨潤インデックス及び20〜99重量%、好ましく
は40〜80重量%のゲル含有量を有する粒状の、部分
的に交叉結合したゴム状共重合体の軟質シートの製造に
対する使用を提供する。
【0006】殊に挙げられるC2〜C8アルキルアクリレ
ートは次のものである:アクリル酸ブチル、メタクリル
酸メチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、
アクリル酸2−エチルヘキシル、殊にアクリル酸ブチ
ル。
ートは次のものである:アクリル酸ブチル、メタクリル
酸メチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、
アクリル酸2−エチルヘキシル、殊にアクリル酸ブチ
ル。
【0007】アルキルアクリレートはアルキルアクリレ
ートの全含有量に対して5重量%まで、好ましくは0.
05〜15重量%、最も好ましくは0.1〜10重量%
のブタジエンを含有し得る。更に、アクリロニトリルは
スチレン、α−メチルエチルスチレン及び/またはC1
〜C4アルキルメタクリレート例えばメタクリル酸メチ
ルにより部分的に(全アクリロニトリル含有量に対して
2〜60重量%、好ましくは5〜10重量%)置換し得
る。
ートの全含有量に対して5重量%まで、好ましくは0.
05〜15重量%、最も好ましくは0.1〜10重量%
のブタジエンを含有し得る。更に、アクリロニトリルは
スチレン、α−メチルエチルスチレン及び/またはC1
〜C4アルキルメタクリレート例えばメタクリル酸メチ
ルにより部分的に(全アクリロニトリル含有量に対して
2〜60重量%、好ましくは5〜10重量%)置換し得
る。
【0008】アルキルアクリレート及びアクリロニトリ
ルをベースとするこれらのゴム状共重合体は公知であ
り、そして30℃より高い温度でラジカル乳化重合によ
り製造し得る。特殊な条件は部分的交叉結合の調節に対
して関連しなければならない。比較的低い交叉結合密度
(膨潤インデックスにより表わされる)を有する交叉結
合(ゲル含有量により表わされる)が必要とされる。例
えば1重量%までの多官能性の、共重合可能なアリル化
合物、殊にトリアリル化合物例えばトリアリルイソシア
ヌレートを乳化重合中に一緒に用いる場合、この特性の
組合せが得られる。これに関してはドイツ国特許出願公
開第3,922,103号(米国特許第5,112、9
10号)及び上記の同第3,811,899号を参照さ
れたい。
ルをベースとするこれらのゴム状共重合体は公知であ
り、そして30℃より高い温度でラジカル乳化重合によ
り製造し得る。特殊な条件は部分的交叉結合の調節に対
して関連しなければならない。比較的低い交叉結合密度
(膨潤インデックスにより表わされる)を有する交叉結
合(ゲル含有量により表わされる)が必要とされる。例
えば1重量%までの多官能性の、共重合可能なアリル化
合物、殊にトリアリル化合物例えばトリアリルイソシア
ヌレートを乳化重合中に一緒に用いる場合、この特性の
組合せが得られる。これに関してはドイツ国特許出願公
開第3,922,103号(米国特許第5,112、9
10号)及び上記の同第3,811,899号を参照さ
れたい。
【0009】勿論、例えば処理特性を最適化するために
アルキルアクリレート及びアクリロニトリルをベースと
する該共重合体を更にまたエラストマーまたは重合体と
混合することも可能である。
アルキルアクリレート及びアクリロニトリルをベースと
する該共重合体を更にまたエラストマーまたは重合体と
混合することも可能である。
【0010】例えば、本発明により用いるアルキルアク
リレート及びアクリロニトリルをベースとする共重合体
を他のエラストマーまたは熱プラスチックと混合するこ
とが可能である。例えば、本発明により用いる共重合体
は例えばR.ビューウェグ(Vieweg)、クンストストッ
フ−ハンドブフ(Kunststoff−Handbuch)、第5巻、カ
ール・ハンサー(Carl Hanser)出版会社(196
9)、ミュンヘン、及びウルマンズ・エンサイクロペデ
ィア・オブ・インダストリアル・ケミストリー(Ullman
n′s Encyclopedia of Industrial Chemistry)、
第A21巻、VCH出版社、ワインハイム(1992)
に記載されるスチレン−アクリロニトリル共重合体と混
合し得る。C2〜C8アルキルアクリレート及びアクリロ
ニトリルをベースとする粒状の、部分的に交叉結合した
ゴム状共重合体80〜98重量%並びにスチレン−アク
リロニトリル共重合体20〜2重量%の混合物は流動特
性を改善するために有利であることが判明した。
リレート及びアクリロニトリルをベースとする共重合体
を他のエラストマーまたは熱プラスチックと混合するこ
とが可能である。例えば、本発明により用いる共重合体
は例えばR.ビューウェグ(Vieweg)、クンストストッ
フ−ハンドブフ(Kunststoff−Handbuch)、第5巻、カ
ール・ハンサー(Carl Hanser)出版会社(196
9)、ミュンヘン、及びウルマンズ・エンサイクロペデ
ィア・オブ・インダストリアル・ケミストリー(Ullman
n′s Encyclopedia of Industrial Chemistry)、
第A21巻、VCH出版社、ワインハイム(1992)
に記載されるスチレン−アクリロニトリル共重合体と混
合し得る。C2〜C8アルキルアクリレート及びアクリロ
ニトリルをベースとする粒状の、部分的に交叉結合した
ゴム状共重合体80〜98重量%並びにスチレン−アク
リロニトリル共重合体20〜2重量%の混合物は流動特
性を改善するために有利であることが判明した。
【0011】流動特性並びにこれを用いてのアルキルア
クリレート及びアクリロニトリルをベースとする共重合
体の処理性を改善するために、勿論また本発明により用
いる共重合体を更に有機離型剤例えばワックス状エステ
ルまたはアミド、無機粉末化剤例えばシリカ、チョー
ク、タルクまたは高級カルボン酸の塩例えばステアリン
酸カルシウムと混合することも可能である。上記の添加
剤の量は共重合体中のアルキルアクリレート及びアクリ
ロニトリルの含有量に対して30重量%まで、好ましく
は0.2〜10重量%であり得る。本発明により用いる
共重合体は更にスチレン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエンスチレングラフト共重合
体、アクリロニトリル−スチレンアルキルアクリレート
共重合体、ポリウレタン、ゴム状アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体、エチレン−アルキルアクリレート共
重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン酢酸ビ
ニル−一酸化炭素ターポリマー及びポリカプロラクト
ン、好ましくはスチレン−アクリロニトリル−共重合体
と混合し得る。またPVCとの混合物は本発明による共
重合体の極性特性により製造し得る。PVC混合物の弾
性は光及び熱老化に対する耐久性は損なわずにNARの
添加により改善される。
クリレート及びアクリロニトリルをベースとする共重合
体の処理性を改善するために、勿論また本発明により用
いる共重合体を更に有機離型剤例えばワックス状エステ
ルまたはアミド、無機粉末化剤例えばシリカ、チョー
ク、タルクまたは高級カルボン酸の塩例えばステアリン
酸カルシウムと混合することも可能である。上記の添加
剤の量は共重合体中のアルキルアクリレート及びアクリ
ロニトリルの含有量に対して30重量%まで、好ましく
は0.2〜10重量%であり得る。本発明により用いる
共重合体は更にスチレン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエンスチレングラフト共重合
体、アクリロニトリル−スチレンアルキルアクリレート
共重合体、ポリウレタン、ゴム状アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体、エチレン−アルキルアクリレート共
重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン酢酸ビ
ニル−一酸化炭素ターポリマー及びポリカプロラクト
ン、好ましくはスチレン−アクリロニトリル−共重合体
と混合し得る。またPVCとの混合物は本発明による共
重合体の極性特性により製造し得る。PVC混合物の弾
性は光及び熱老化に対する耐久性は損なわずにNARの
添加により改善される。
【0012】これらの添加剤の量は通常の予備試験によ
り容易に測定することができ、そしてシートのそれぞれ
の使用目的及びこれらに必要とされる特性のスペクトル
に依存する。通常2〜30重量%の重合体が加えられ
る。
り容易に測定することができ、そしてシートのそれぞれ
の使用目的及びこれらに必要とされる特性のスペクトル
に依存する。通常2〜30重量%の重合体が加えられ
る。
【0013】本発明により用いる共重合体の軟質性はモ
ノマー性、オリゴマー性またはポリマー性可塑剤の添加
により必要とされるように改質化することができ、その
際にその重量部に対応する可塑剤が公知のASA重合体
混合物と比較してより効果的である。これは必要とされ
るシートの硬さ範囲である70〜85のショア硬さが今
日まで観察された外観の欠点例えば泳動、低過ぎる溶融
粘度、粒子構造の損失及び熱成形中の壁厚の不均一分布
なしに容易に達成され得る。
ノマー性、オリゴマー性またはポリマー性可塑剤の添加
により必要とされるように改質化することができ、その
際にその重量部に対応する可塑剤が公知のASA重合体
混合物と比較してより効果的である。これは必要とされ
るシートの硬さ範囲である70〜85のショア硬さが今
日まで観察された外観の欠点例えば泳動、低過ぎる溶融
粘度、粒子構造の損失及び熱成形中の壁厚の不均一分布
なしに容易に達成され得る。
【0014】用いる可塑剤は通常のモノマー性、オリゴ
マー性及びポリマー性可塑剤並びに可塑剤の混合物例え
ばエチレン酢酸ビニル、アジペート、トリメリテート、
フタレート及びホスフェートであり得る。可塑剤の量は
一般に重合体100部に対して3〜40重量%、好まし
くは5〜25重量%である。
マー性及びポリマー性可塑剤並びに可塑剤の混合物例え
ばエチレン酢酸ビニル、アジペート、トリメリテート、
フタレート及びホスフェートであり得る。可塑剤の量は
一般に重合体100部に対して3〜40重量%、好まし
くは5〜25重量%である。
【0015】本発明により用いる共重合体からのシート
の製造は通常の方法でカレンダー掛け、押出または熱成
形により行い得る。本発明により用いる共重合体から製
造されるシートは通常の方法により反応性ポリウレタン
システムを用いてフォーム−バック(foam−back)し得
るか、または接着層を逆サイドに塗布した後に適当なフ
ォーム層を敷くことができる。更にシートの表面への保
護層及び印刷装飾の塗布は共重合体の極性特性により行
われる。
の製造は通常の方法でカレンダー掛け、押出または熱成
形により行い得る。本発明により用いる共重合体から製
造されるシートは通常の方法により反応性ポリウレタン
システムを用いてフォーム−バック(foam−back)し得
るか、または接着層を逆サイドに塗布した後に適当なフ
ォーム層を敷くことができる。更にシートの表面への保
護層及び印刷装飾の塗布は共重合体の極性特性により行
われる。
【0016】特記せぬ限り、ゲル含有量及び膨潤インデ
ックスはジメチルホルムアミド中にて23℃で測定した
[M.ホフマン(Hoffmann)ら、ポリメルアナリティク
(Polymeranalytik)II、ゲオルグ・チーメ(Georg
Thieme)出版社、シュツッツガルト、1977参照]。
粒径は平均粒径d50である[これに関しては、「ウルト
ラゼントリフーゲンメッスング(Ultrazentrifugenmess
ung)」、W.ショルタン(Scholtan)ら、Kolloid
Z.and Z.Polymere 250(1972)783〜7
96頁参照]。
ックスはジメチルホルムアミド中にて23℃で測定した
[M.ホフマン(Hoffmann)ら、ポリメルアナリティク
(Polymeranalytik)II、ゲオルグ・チーメ(Georg
Thieme)出版社、シュツッツガルト、1977参照]。
粒径は平均粒径d50である[これに関しては、「ウルト
ラゼントリフーゲンメッスング(Ultrazentrifugenmess
ung)」、W.ショルタン(Scholtan)ら、Kolloid
Z.and Z.Polymere 250(1972)783〜7
96頁参照]。
【0017】
重合体混合物の製造及び特性 下のリストは実施例に用いられる重合体及び改質剤の要
約を与える。
約を与える。
【0018】実施例に示されるアクリロニトリル−アク
リル酸エステルゴム(NAR)はドイツ国特許出願公開
第3,922,103号に記載のとおりにアクリロニト
リル30%及びアクリル酸ブチル70%から製造した。
殆んどの場合にSANの水性エマルジョンをNARの流
動特性を改善するために混合した。
リル酸エステルゴム(NAR)はドイツ国特許出願公開
第3,922,103号に記載のとおりにアクリロニト
リル30%及びアクリル酸ブチル70%から製造した。
殆んどの場合にSANの水性エマルジョンをNARの流
動特性を改善するために混合した。
【0019】SAN物質:アクリロニトリル28%及び
スチレン72%からバルク重合法により製造したスチレ
ン−アクリロニトリル共重合体。
スチレン72%からバルク重合法により製造したスチレ
ン−アクリロニトリル共重合体。
【0020】EVA:酢酸ビニル63%を含むエチレン
−酢酸ビニル共重合体。
−酢酸ビニル共重合体。
【0021】ASA共重合体:アクリル酸ブチル60%
を含むスチレン−アクリロニトリル−アクリレート共重
合体。
を含むスチレン−アクリロニトリル−アクリレート共重
合体。
【0022】ASA重合体混合物:アクリル酸ブチル5
4%を含むスチレン−アクリロニトリル−アクリレート
共重合体混合物。
4%を含むスチレン−アクリロニトリル−アクリレート
共重合体混合物。
【0023】実験 本発明の範囲内で製造した重合体アロイを最初に170
〜185℃で10分間混合ローラー上で可塑化し、次に
圧縮板(大きさ200×200×1mm)に処理した。
圧縮板の製造に対して180乃至195℃間の温度(各
々の場合にローラーの温度の10℃上)を達成させた。
〜185℃で10分間混合ローラー上で可塑化し、次に
圧縮板(大きさ200×200×1mm)に処理した。
圧縮板の製造に対して180乃至195℃間の温度(各
々の場合にローラーの温度の10℃上)を達成させた。
【0024】試験片の特性を表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】熱成形実験 混合ローラー上で製造したシート(長さ300mm、幅
300mm、厚さ1mm)を深絞り装置中にはさみ、そ
して160、175及び190℃に加熱した(表面温度
の測定は溶融塩を用いた)。図1に示す切断(truncate
d)コーンを真空にすることによりシート中に21cm
の深さに圧縮した。実施例1〜6の全ての場合において
シートは160℃の比較的低い温度でも完全なままであ
った。
300mm、厚さ1mm)を深絞り装置中にはさみ、そ
して160、175及び190℃に加熱した(表面温度
の測定は溶融塩を用いた)。図1に示す切断(truncate
d)コーンを真空にすることによりシート中に21cm
の深さに圧縮した。実施例1〜6の全ての場合において
シートは160℃の比較的低い温度でも完全なままであ
った。
【0028】実施例を表3に示し、このものは本発明に
よる重合体混合物が可塑剤及び改質剤により改質化し得
ることを示す。比較例に対するように、用いた可塑剤の
より大きな効果が明らかに減少したショア硬さにより示
される。
よる重合体混合物が可塑剤及び改質剤により改質化し得
ることを示す。比較例に対するように、用いた可塑剤の
より大きな効果が明らかに減少したショア硬さにより示
される。
【0029】実施例14はPVCとの適合性を示す。ア
クリロニトリル−ブタジエンゴムと対照して、混合物の
光及び熱老化に対する耐久性はNARにより損なわれな
かった。
クリロニトリル−ブタジエンゴムと対照して、混合物の
光及び熱老化に対する耐久性はNARにより損なわれな
かった。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】熱成形試験 混合ローラー上で製造したシート(長さ300mm、幅
300mm、厚さ1mm)を深絞り装置中にはさみ、そ
して160、175及び190℃に加熱した(表面温度
の測定は溶融塩を用いた)。切断コーン(実施例1〜7
参照)を真空にすることによりシート中に21cmの深
さまで圧縮した。全ての場合にシートは160℃でも完
全なままであった。
300mm、厚さ1mm)を深絞り装置中にはさみ、そ
して160、175及び190℃に加熱した(表面温度
の測定は溶融塩を用いた)。切断コーン(実施例1〜7
参照)を真空にすることによりシート中に21cmの深
さまで圧縮した。全ての場合にシートは160℃でも完
全なままであった。
【図1】図1は切断コーンを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン・トリムバツハ ドイツ50859ケルン・ブツペルシユトラー セ73
Claims (3)
- 【請求項1】 軟質シートの製造に対する、C2〜C8−
アルキルアクリレート50〜95重量%及びアクリロニ
トリル5〜50重量%をベースとし、0.08〜1.0
μmの平均粒径(d50)、10より大きい膨潤インデッ
クス及び20〜99重量%のゲル含有量を有する粒状
の、部分的に交叉結合したゴム状共重合体の使用。 - 【請求項2】 アルキルアクリレートがアルキルアクリ
レートの全含有量に対して0.05〜15重量%のブタ
ジエンを含み、そしてアクリロニトリルを全アクリロニ
トリル含有量に対して2〜60重量%のスチレン、α−
メチルスチレン及び/またはC1〜C4アルキルメタクリ
レートで置換することを特徴とする、請求項1に記載の
粒状の、部分的に交叉結合したゴム状共重合体の使用。 - 【請求項3】 粒状の、部分的に交叉結合したゴム状共
重合体をスチレン−アクリロニトリル共重合体2〜30
重量%と混合することを特徴とする、請求項1に記載の
粒状の、部分的に交叉結合したゴム状共重合体の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19517188A DE19517188A1 (de) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | Verwendung von kautschukartigen Copolymerisaten auf Basis von Alkylacrylaten und Acrylnitril zur Herstellung von flexiblen Folien |
DE19517188.8 | 1995-05-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302144A true JPH08302144A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=7761587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8134172A Pending JPH08302144A (ja) | 1995-05-11 | 1996-05-02 | 軟質シートの製造に対するアルキルアクリレート及びアクリロニトリルをベースとするゴム状共重合体の使用 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0742247A3 (ja) |
JP (1) | JPH08302144A (ja) |
KR (1) | KR960041271A (ja) |
CA (1) | CA2176085A1 (ja) |
DE (1) | DE19517188A1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56157413A (en) * | 1980-05-08 | 1981-12-04 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Acrylic copolymer and film therefrom |
DE3622736A1 (de) * | 1986-07-05 | 1988-01-07 | Bayer Ag | Thermoplastische formmassen aus vinylchloridpolymerisaten und pfropfpolymerisaten mit verbesserten eigenschaften |
DE3811899A1 (de) * | 1988-04-09 | 1989-10-19 | Bayer Ag | Polymerisatmischung fuer flexible folien |
DE4028888A1 (de) * | 1990-09-12 | 1992-03-19 | Bayer Ag | Mehrschichtenfolien |
-
1995
- 1995-05-11 DE DE19517188A patent/DE19517188A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-04-29 EP EP96106719A patent/EP0742247A3/de not_active Withdrawn
- 1996-05-02 JP JP8134172A patent/JPH08302144A/ja active Pending
- 1996-05-08 CA CA002176085A patent/CA2176085A1/en not_active Abandoned
- 1996-05-10 KR KR1019960015383A patent/KR960041271A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0742247A2 (de) | 1996-11-13 |
CA2176085A1 (en) | 1996-11-12 |
KR960041271A (ko) | 1996-12-19 |
DE19517188A1 (de) | 1996-11-14 |
EP0742247A3 (de) | 1998-10-28 |
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