JPH08301789A - 活性化合物の調節された放出性を有する製剤およびそれらの製造方法 - Google Patents
活性化合物の調節された放出性を有する製剤およびそれらの製造方法Info
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- JPH08301789A JPH08301789A JP8132548A JP13254896A JPH08301789A JP H08301789 A JPH08301789 A JP H08301789A JP 8132548 A JP8132548 A JP 8132548A JP 13254896 A JP13254896 A JP 13254896A JP H08301789 A JPH08301789 A JP H08301789A
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- A61K9/146—Intimate drug-carrier mixtures characterised by the carrier, e.g. ordered mixtures, adsorbates, solid solutions, eutectica, co-dried, co-solubilised, co-kneaded, co-milled, co-ground products, co-precipitates, co-evaporates, co-extrudates, co-melts; Drug nanoparticles with adsorbed surface modifiers with organic macromolecular compounds
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全性および患者のコンプライアンスを改良
するために、特に長期処置で1日当たりの投与頻度を減
少させることができる製剤を得ること。 【解決手段】 0.5〜10重量部の約15,000〜
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンまたは他の共沈物生成性重合体中の共沈物として
の1重量部の無定形の活性化合物、並びに適宜本質的に
0.01〜15.0重量部のゲル−生成性重合体からなる
放出−遅延性成分、並びに適宜他の助剤および添加剤を
含有することを特徴とする、長期にわたり持続する調節
された放出性および高い貯蔵安定性を有する経口的に投
与可能な固体製剤。
するために、特に長期処置で1日当たりの投与頻度を減
少させることができる製剤を得ること。 【解決手段】 0.5〜10重量部の約15,000〜
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンまたは他の共沈物生成性重合体中の共沈物として
の1重量部の無定形の活性化合物、並びに適宜本質的に
0.01〜15.0重量部のゲル−生成性重合体からなる
放出−遅延性成分、並びに適宜他の助剤および添加剤を
含有することを特徴とする、長期にわたり持続する調節
された放出性および高い貯蔵安定性を有する経口的に投
与可能な固体製剤。
Description
【0001】本発明は、特に問題になるバイオアビリテ
ィを有する微溶性活性化合物のための、活性化合物の調
節された放出性を有する製剤およびそれらの製造方法に
関する。
ィを有する微溶性活性化合物のための、活性化合物の調
節された放出性を有する製剤およびそれらの製造方法に
関する。
【0002】低い水溶解度を有する多数の製薬的に活性
な化合物は貯蔵時に十分なほど安定であり且つ適切なバ
イオアビリティを有する製剤調合物に調剤するのが非常
に困難である。適切なバイオアビリティを得るために
は、微溶性活性化合物、例えばジヒドロピリジン類、は
短時間内に高い放出速度を示す調合物として供給されて
適切な血漿水準を得る。
な化合物は貯蔵時に十分なほど安定であり且つ適切なバ
イオアビリティを有する製剤調合物に調剤するのが非常
に困難である。適切なバイオアビリティを得るために
は、微溶性活性化合物、例えばジヒドロピリジン類、は
短時間内に高い放出速度を示す調合物として供給されて
適切な血漿水準を得る。
【0003】無定形のまたは溶解された形状の活性化合
物は対応する結晶性活性化合物より高いバイオアビリテ
ィをしばしば有することが知られている。特に、再結晶
化する傾向を有する化合物は、しばしばそれらのバイオ
アビリティが再現性がないかまたは比較的長期間の貯蔵
時間後に相当減じられるため、問題を起こす。
物は対応する結晶性活性化合物より高いバイオアビリテ
ィをしばしば有することが知られている。特に、再結晶
化する傾向を有する化合物は、しばしばそれらのバイオ
アビリティが再現性がないかまたは比較的長期間の貯蔵
時間後に相当減じられるため、問題を起こす。
【0004】安全性および患者のコンプライアンスを改
良するためには、特に長期処置用には1日当たりの投与
頻度を例えば1日に1回または2回に減少させることが
望ましい。
良するためには、特に長期処置用には1日当たりの投与
頻度を例えば1日に1回または2回に減少させることが
望ましい。
【0005】本発明は、0.5〜10重量部の、好適に
は1.0〜5.0重量部の、約15,000〜1,000,
000の、好適には100,000までの、平均分子量
を有するポリビニルピロリドン中の共沈物としての1重
量部の無定形の活性化合物、並びに本質的に0.01〜
15.0重量部のゲル−生成性重合体からなる放出−遅
延性成分、並びに適宜他の助剤および充填剤を含んでな
る、高いバイオアビリティおよび調節された長期にわた
り持続する放出性を有する経口的に投与可能な安定な製
剤に関する。
は1.0〜5.0重量部の、約15,000〜1,000,
000の、好適には100,000までの、平均分子量
を有するポリビニルピロリドン中の共沈物としての1重
量部の無定形の活性化合物、並びに本質的に0.01〜
15.0重量部のゲル−生成性重合体からなる放出−遅
延性成分、並びに適宜他の助剤および充填剤を含んでな
る、高いバイオアビリティおよび調節された長期にわた
り持続する放出性を有する経口的に投与可能な安定な製
剤に関する。
【0006】活性化合物共沈物およびそれを含んでなる
調節された放出性の製剤の貯蔵安定性におけるこの予期
せぬ改良は微水溶性の活性化合物に関する一般的原理と
して見いだされた。
調節された放出性の製剤の貯蔵安定性におけるこの予期
せぬ改良は微水溶性の活性化合物に関する一般的原理と
して見いだされた。
【0007】例として挙げられるものは、ジヒドロピリ
ジン類、例えばニフェジピン(nifedipine)、ニモジピン
(nimodipine)、ニトレンジピン(nitrendipine)、ニソル
ジピン(nisoldipine)、フェロジピン(felodipine)もし
くはニカルジピン(nicardipine)、非−ステロイド系抗
炎症活性化合物、例えばケトプロフェン(ketoprofen)、
イブプロフェン(ibuprofen)もしくはフルルビプロフェ
ン(flurbiprofen)、または抗細菌活性化合物、例えばス
フォナミド(suphonamide)、キノロン(quinolone)、テト
ラサイクリン(tetracycline)もしくはマクロリド(macro
lide)種類からのものである。特に代表例として挙げら
れるものはニモジピンおよびニフェジピン活性化合物で
ある。ニモジピンおよびニフェジピンは約1.0および
7.0mg/lの溶解度しか有していない。現在までに
市販されているニモジピン錠剤は活性化合物の急速放出
性を示しそして適切な血漿水準を保証するためには1日
3回の投与が必要である(DE 32 05 399)。
本発明に従うニモジピンの調節された放出性の錠剤は長
期にわたり持続する活性を示しそして1日2回の投与を
必要とする。
ジン類、例えばニフェジピン(nifedipine)、ニモジピン
(nimodipine)、ニトレンジピン(nitrendipine)、ニソル
ジピン(nisoldipine)、フェロジピン(felodipine)もし
くはニカルジピン(nicardipine)、非−ステロイド系抗
炎症活性化合物、例えばケトプロフェン(ketoprofen)、
イブプロフェン(ibuprofen)もしくはフルルビプロフェ
ン(flurbiprofen)、または抗細菌活性化合物、例えばス
フォナミド(suphonamide)、キノロン(quinolone)、テト
ラサイクリン(tetracycline)もしくはマクロリド(macro
lide)種類からのものである。特に代表例として挙げら
れるものはニモジピンおよびニフェジピン活性化合物で
ある。ニモジピンおよびニフェジピンは約1.0および
7.0mg/lの溶解度しか有していない。現在までに
市販されているニモジピン錠剤は活性化合物の急速放出
性を示しそして適切な血漿水準を保証するためには1日
3回の投与が必要である(DE 32 05 399)。
本発明に従うニモジピンの調節された放出性の錠剤は長
期にわたり持続する活性を示しそして1日2回の投与を
必要とする。
【0008】例えば非常に微細に粉砕されたニモジピン
結晶を使用する一般的技術に基づくいてニモジピン遅延
放出性調剤を製造するためのこれまでの試みは成功を収
めなかった。この微溶性活性化合物を用いる全ての試み
は非常に低いバイオアビリティをもたらした。
結晶を使用する一般的技術に基づくいてニモジピン遅延
放出性調剤を製造するためのこれまでの試みは成功を収
めなかった。この微溶性活性化合物を用いる全ての試み
は非常に低いバイオアビリティをもたらした。
【0009】加熱により液化される重合体の中に無定形
の活性化合物を溶解させるための既知の方法(溶融方法
または溶融押し出し方法)は非常に複雑でありそして相
対的に大きい割合の補助賦形剤を必要とする(EP 0
240 904およびEP−A−0 240 906)。
の活性化合物を溶解させるための既知の方法(溶融方法
または溶融押し出し方法)は非常に複雑でありそして相
対的に大きい割合の補助賦形剤を必要とする(EP 0
240 904およびEP−A−0 240 906)。
【0010】微溶性活性化合物の放出速度を増加させる
他の方法は架橋結合された重合体上への薬理学的に不活
性の製剤助剤と一緒にした活性化合物の吸着である。全
てのこれらの吸着剤の必須成分は水−不溶性の橋かけ結
合された重合体である。調節された放出性の調剤を製造
するためにはこれらの吸着剤が膨潤性重合体と混合され
る(EP 0 429 187およびUS 5 128 14
2)。
他の方法は架橋結合された重合体上への薬理学的に不活
性の製剤助剤と一緒にした活性化合物の吸着である。全
てのこれらの吸着剤の必須成分は水−不溶性の橋かけ結
合された重合体である。調節された放出性の調剤を製造
するためにはこれらの吸着剤が膨潤性重合体と混合され
る(EP 0 429 187およびUS 5 128 14
2)。
【0011】驚くべきことに、架橋結合された重合体を
用いずに微溶性活性化合物を含有する遅延−放出性錠剤
を製造できることが見いだされた。従って錠剤中の助剤
物質の割合は顕著に減じられそして比較的小さい飲み易
い錠剤を製造することができる。
用いずに微溶性活性化合物を含有する遅延−放出性錠剤
を製造できることが見いだされた。従って錠剤中の助剤
物質の割合は顕著に減じられそして比較的小さい飲み易
い錠剤を製造することができる。
【0012】この方法で製造された調節された放出性の
錠剤は、驚異的に高い貯蔵安定性も示すようである。試
験管内試験を行う時には、それらはほぼ直線状の放出性
を示し、そして結晶性活性化合物は、各々共沈物または
薬用量の形態では、例えばX線分析の如き一般的方法に
よってはもはや検出できない。
錠剤は、驚異的に高い貯蔵安定性も示すようである。試
験管内試験を行う時には、それらはほぼ直線状の放出性
を示し、そして結晶性活性化合物は、各々共沈物または
薬用量の形態では、例えばX線分析の如き一般的方法に
よってはもはや検出できない。
【0013】本発明に従う調節された放出性の製剤は活
性化合物および助剤の一般的組成を有することができ
る。それらは好適には1重量部の無定形の活性化合物、
0.5〜10重量部の、好適には1〜4重量部の、共沈
物−生成性重合体、特に15,000〜1,000,00
0の平均分子量を有するポリビニルピロリドン(PV
P)、および場合により0.01〜15.0重量部の、好
適には0.1〜4重量部の、ゲル生成剤、好適にはヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)を含有す
る。調節された放出形を与えるためのその後の処理も同
様に一般的方法により、例えば必要なら1種もしくはそ
れ以上のゲルを生成する重合体を水の存在下で追加使用
することにより、行われる。必要なゲル−生成性重合体
の合計量は望まれる遅延効果に依存しており、そしてそ
れは一般的方法で適当に変えることができる。
性化合物および助剤の一般的組成を有することができ
る。それらは好適には1重量部の無定形の活性化合物、
0.5〜10重量部の、好適には1〜4重量部の、共沈
物−生成性重合体、特に15,000〜1,000,00
0の平均分子量を有するポリビニルピロリドン(PV
P)、および場合により0.01〜15.0重量部の、好
適には0.1〜4重量部の、ゲル生成剤、好適にはヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)を含有す
る。調節された放出形を与えるためのその後の処理も同
様に一般的方法により、例えば必要なら1種もしくはそ
れ以上のゲルを生成する重合体を水の存在下で追加使用
することにより、行われる。必要なゲル−生成性重合体
の合計量は望まれる遅延効果に依存しており、そしてそ
れは一般的方法で適当に変えることができる。
【0014】活性化合物−重合体共沈物の場合には、活
性化合物および重合体を同時に溶解させる有機溶媒が好
適に使用される。活性化合物および重合体を異なる溶媒
の中に別個に溶解させそしてそれらを混合することもで
きる。特に適する溶媒は、各々の炭素数が6までの、特
に4までの、低分子量のハロゲン化された炭化水素類、
ケトン類および/またはアルコール類である。特に興味
あるものは、簡単な方法で除去および再回収できる溶
媒、例えばアセトン、塩化メチレン、クロロホルム、エ
タノール、メタノールおよびイソプロパノールまたはそ
れらの混合物である。
性化合物および重合体を同時に溶解させる有機溶媒が好
適に使用される。活性化合物および重合体を異なる溶媒
の中に別個に溶解させそしてそれらを混合することもで
きる。特に適する溶媒は、各々の炭素数が6までの、特
に4までの、低分子量のハロゲン化された炭化水素類、
ケトン類および/またはアルコール類である。特に興味
あるものは、簡単な方法で除去および再回収できる溶
媒、例えばアセトン、塩化メチレン、クロロホルム、エ
タノール、メタノールおよびイソプロパノールまたはそ
れらの混合物である。
【0015】適する共沈物生成剤は一般的な重合体、特
に15,000〜1,000,000の平均分子量を有す
るPVP、好適には商品名KOLLIDON12PF、
−17PF、−25、−30、−90または−VA64
として市販されているそれらの共重合体を含む市販のP
VPタイプである。
に15,000〜1,000,000の平均分子量を有す
るPVP、好適には商品名KOLLIDON12PF、
−17PF、−25、−30、−90または−VA64
として市販されているそれらの共重合体を含む市販のP
VPタイプである。
【0016】適するゲル生成剤も一般的な重合体、好適
には低い、平均的なまたは高い粘度を有するセルロース
エーテル類、例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース、カルシウムカルボキシメチルセルロース、メチル
セルロース、エチルセルロースおよび/またはポリエチ
レングリコール類である。セルロースエーテル類は放出
−遅延性成分および共沈物生成剤として使用することが
できる。
には低い、平均的なまたは高い粘度を有するセルロース
エーテル類、例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース、カルシウムカルボキシメチルセルロース、メチル
セルロース、エチルセルロースおよび/またはポリエチ
レングリコール類である。セルロースエーテル類は放出
−遅延性成分および共沈物生成剤として使用することが
できる。
【0017】共沈物の可能な製造方法は、1重量部の活
性化合物を0.5〜10重量部の、好適には1〜4重量
部の、共沈物−生成性重合体(PVP)および場合によ
りセルロースエーテルと共に両成分が溶解する量の有機
溶媒の中に溶解させるかまたは活性化合物および重合体
の異なる溶液を製造しそしてこれらの溶液を組み合わせ
て1つの溶液を与える方法である。この溶液を0.01
〜13重量部の、好適には0.1〜2重量部の、ゲル生
成剤および/または他の助剤の顆粒化のために直接使用
することもでき、或いは他の助剤/ゲル生成剤をこの溶
液中に加えそして有機溶媒を次に除去することもでき
る。溶媒の除去は一般的方法により、例えば70〜15
0℃の間の、好適には90〜120℃の間の、高められ
た温度において5〜200ミリバールの圧力下で行われ
る。一般的な噴霧−乾燥方法もこの目的のために適す
る。必要なら、この乾燥を窒素雰囲気下で行うこともで
きる。乾燥期間は溶媒および他の成分の性質および量に
より決められ、そして30分間〜3日間の間であってよ
い。乾燥は好適には2〜48時間内で行われる。得られ
た乾燥共沈物を場合によりさらに乾燥圧縮段階にかけて
例えば約1.5〜3.5ml/gの所望するかさ容量を得
ることもできる。
性化合物を0.5〜10重量部の、好適には1〜4重量
部の、共沈物−生成性重合体(PVP)および場合によ
りセルロースエーテルと共に両成分が溶解する量の有機
溶媒の中に溶解させるかまたは活性化合物および重合体
の異なる溶液を製造しそしてこれらの溶液を組み合わせ
て1つの溶液を与える方法である。この溶液を0.01
〜13重量部の、好適には0.1〜2重量部の、ゲル生
成剤および/または他の助剤の顆粒化のために直接使用
することもでき、或いは他の助剤/ゲル生成剤をこの溶
液中に加えそして有機溶媒を次に除去することもでき
る。溶媒の除去は一般的方法により、例えば70〜15
0℃の間の、好適には90〜120℃の間の、高められ
た温度において5〜200ミリバールの圧力下で行われ
る。一般的な噴霧−乾燥方法もこの目的のために適す
る。必要なら、この乾燥を窒素雰囲気下で行うこともで
きる。乾燥期間は溶媒および他の成分の性質および量に
より決められ、そして30分間〜3日間の間であってよ
い。乾燥は好適には2〜48時間内で行われる。得られ
た乾燥共沈物を場合によりさらに乾燥圧縮段階にかけて
例えば約1.5〜3.5ml/gの所望するかさ容量を得
ることもできる。
【0018】このようにして得られる共沈物予備混合物
(premixture)を直接または追加の放出−遅延性成分も
しくは助剤の添加により完成製剤にすることができる。
調節された放出性の調剤を製造する時には、これは例え
ば1重量部の予備混合物を10重量部までのゲル−生成
性重合体および適宜他の助剤と混合することにより行わ
れる。必要な場合のみ追加のゲル生成剤が使用され、す
なわち、合計量のゲル生成剤が放出速度を調節する。こ
の混合物を次に一般的方法によりさらに処理して錠剤ま
たは他の固体薬用量形を与える。
(premixture)を直接または追加の放出−遅延性成分も
しくは助剤の添加により完成製剤にすることができる。
調節された放出性の調剤を製造する時には、これは例え
ば1重量部の予備混合物を10重量部までのゲル−生成
性重合体および適宜他の助剤と混合することにより行わ
れる。必要な場合のみ追加のゲル生成剤が使用され、す
なわち、合計量のゲル生成剤が放出速度を調節する。こ
の混合物を次に一般的方法によりさらに処理して錠剤ま
たは他の固体薬用量形を与える。
【0019】放出−遅延性成分のゲル−生成性重合体と
して挙げられるものは好適には、ヒドロキシエチルセル
ロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(H
PC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPM
C)、ナトリウムカルボキシメチルセルロース(NaC
MC)、メチルセルロース(MC)およびエチルセルロ
ース(EC)である。特に適するセルロース誘導体はH
PMCを基にしたものである。他のゲル生成剤、例えば
アルギン酸ナトリウム、カラゲナン類、ガラクトマンナ
ン、寒天、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム
およびカルボキシポリメチレンまたは澱粉の誘導体、ペ
クチン、キチン、ポリエチレングリコール、ポリビニル
アルコール、アクリルおよびメタクリル酸エステル類の
共重合体並びにそれらの混合物を使用することもでき
る。好適には20℃における少なくとも15mPa−s
-1の2重量/重量%溶液の粘度を有するこれらの重合体
が使用される。
して挙げられるものは好適には、ヒドロキシエチルセル
ロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(H
PC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPM
C)、ナトリウムカルボキシメチルセルロース(NaC
MC)、メチルセルロース(MC)およびエチルセルロ
ース(EC)である。特に適するセルロース誘導体はH
PMCを基にしたものである。他のゲル生成剤、例えば
アルギン酸ナトリウム、カラゲナン類、ガラクトマンナ
ン、寒天、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム
およびカルボキシポリメチレンまたは澱粉の誘導体、ペ
クチン、キチン、ポリエチレングリコール、ポリビニル
アルコール、アクリルおよびメタクリル酸エステル類の
共重合体並びにそれらの混合物を使用することもでき
る。好適には20℃における少なくとも15mPa−s
-1の2重量/重量%溶液の粘度を有するこれらの重合体
が使用される。
【0020】本発明に従う調節された放出性の製剤は適
切には1個の個別製剤当たり10〜400mgの活性化
合物を含有する。調節された放出性の製剤の場合には、
薬用量は1つの個別薬用量当たり20〜400mg、好
適には30〜120mgの活性化合物である。
切には1個の個別製剤当たり10〜400mgの活性化
合物を含有する。調節された放出性の製剤の場合には、
薬用量は1つの個別薬用量当たり20〜400mg、好
適には30〜120mgの活性化合物である。
【0021】本発明に従う調節された放出性の製剤は特
に共沈物中の残存溶媒含有量が高すぎない限り陽性効果
を生ずる。好適には、この残存溶媒含有量は、共沈物の
重量に基づいて、1重量%より多くなくすべきであり、
好適には0.8重量%より少なくすべきである。
に共沈物中の残存溶媒含有量が高すぎない限り陽性効果
を生ずる。好適には、この残存溶媒含有量は、共沈物の
重量に基づいて、1重量%より多くなくすべきであり、
好適には0.8重量%より少なくすべきである。
【0022】例えば90mgの無定形ニモジピンを含有
する本発明に従う調節された放出性の共沈物錠剤は非常
に良好な貯蔵安定性を示す。先行技術の知識では、例え
ばニモジピンまたはニフェジピンの如き微溶性活性化合
物用の満足のいくバイオアビリティを有する安定で且つ
小型の遅延−放出性の共沈物を水−不溶性の橋かけ結合
された重合体を用いずに製造できるということは予期さ
れなかった(EP 0429 187およびUS 5 12
8 142参照)。
する本発明に従う調節された放出性の共沈物錠剤は非常
に良好な貯蔵安定性を示す。先行技術の知識では、例え
ばニモジピンまたはニフェジピンの如き微溶性活性化合
物用の満足のいくバイオアビリティを有する安定で且つ
小型の遅延−放出性の共沈物を水−不溶性の橋かけ結合
された重合体を用いずに製造できるということは予期さ
れなかった(EP 0429 187およびUS 5 12
8 142参照)。
【0023】例えばニフェジピンおよびニモジピンの如
き感光性の活性化合物の場合には、活性化合物が光によ
り変性しないようにするために次に調節された放出性の
錠剤に光−保護コーテイングを付与すべきである。この
コーテイングは例えばHMPC(膜生成剤)、PEG
(可塑剤)、二酸化チタンおよび酸化鉄(光−拡散性お
よび吸収性顔料)からなる水性懸濁液を噴霧することに
より行われる。コーテイング工程中に、熱い空気が錠剤
床上に吹き込まれる。
き感光性の活性化合物の場合には、活性化合物が光によ
り変性しないようにするために次に調節された放出性の
錠剤に光−保護コーテイングを付与すべきである。この
コーテイングは例えばHMPC(膜生成剤)、PEG
(可塑剤)、二酸化チタンおよび酸化鉄(光−拡散性お
よび吸収性顔料)からなる水性懸濁液を噴霧することに
より行われる。コーテイング工程中に、熱い空気が錠剤
床上に吹き込まれる。
【0024】下記の実施例は本発明の主題を説明するも
のでありそれを限定するものではない。
のでありそれを限定するものではない。
【0025】
【実施例】活性化合物−共沈物/中間体の製造 実施例1 1kgのニモジピンを2.5kgのPVP(分子量29,
000)と一緒に十分量のアセトン中に溶解させる。ア
セトンを次に高められた温度および減じられた圧力にお
いて除去して0.6%以下の残存溶媒含有量に下げる。
乾燥された共沈物をふるいにかけ、そして得られた微細
粉末を一般的方法によりさらに処理して錠剤を与えるこ
とができる。
000)と一緒に十分量のアセトン中に溶解させる。ア
セトンを次に高められた温度および減じられた圧力にお
いて除去して0.6%以下の残存溶媒含有量に下げる。
乾燥された共沈物をふるいにかけ、そして得られた微細
粉末を一般的方法によりさらに処理して錠剤を与えるこ
とができる。
【0026】実施例2 実施例1と同様にして、1部のニモジピンおよび2.5
部のPVPおよび1部のHPMC 50 CPを含有する
共沈物を製造する。アセトンの代わりにイソプロパノー
ル溶媒を使用する。
部のPVPおよび1部のHPMC 50 CPを含有する
共沈物を製造する。アセトンの代わりにイソプロパノー
ル溶媒を使用する。
【0027】実施例3 実施例2と同様にして、HPMC 50 CPの代わりに
HPMC 1500 CP重合体を使用する。
HPMC 1500 CP重合体を使用する。
【0028】実施例4 実施例2と同様にして、HPMC 50 CPの代わりに
HPMC 4000 CP重合体を使用する。
HPMC 4000 CP重合体を使用する。
【0029】実施例5 実施例1と同様にして、2.5kgの平均分子量45,0
00のPVPを使用する。
00のPVPを使用する。
【0030】実施例6 実施例2と同様にして、1.5kgの分子量1,000,
000のPVPを使用しそしてさらにイソプロパノール
の代わりにエタノール溶媒を使用する。HPMC 50
CPを加える前にニモジピンおよびPVPのエタノール
溶液は透明である。
000のPVPを使用しそしてさらにイソプロパノール
の代わりにエタノール溶媒を使用する。HPMC 50
CPを加える前にニモジピンおよびPVPのエタノール
溶液は透明である。
【0031】実施例7 組成は実施例4の通りである。ニモジピンおよびPVP
をアセトン中に溶解させるか、またはニモジピンをアセ
トン中にそしてPVPをエタノール中に別個に溶解させ
そしてこれらの溶液を次に混合する。この透明な溶液を
HPMC 4000 CPとの顆粒化用に使用する。溶媒
を次に一般的方法により除去する。
をアセトン中に溶解させるか、またはニモジピンをアセ
トン中にそしてPVPをエタノール中に別個に溶解させ
そしてこれらの溶液を次に混合する。この透明な溶液を
HPMC 4000 CPとの顆粒化用に使用する。溶媒
を次に一般的方法により除去する。
【0032】実施例8 実施例7と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェジ
ピン活性化合物を使用する。
ピン活性化合物を使用する。
【0033】実施例9 実施例8と同様にして、1.5kgの分子量1,000,
000のPVPを使用する。
000のPVPを使用する。
【0034】実施例10 実施例8と同様にして、HPMC 4000 CPの代わ
りにHPMC 100,000 CP重合体を使用する。
3.0kgのPVP(分子量29,000)を使用する。
りにHPMC 100,000 CP重合体を使用する。
3.0kgのPVP(分子量29,000)を使用する。
【0035】実施例11 実施例8と同様にして、PVPの代わりにコポリビドン
/コリドンVA64共重合体を使用する。
/コリドンVA64共重合体を使用する。
【0036】実施例12 実施例1と同様にして、アセトンの代わりにエタノール
溶媒を使用しそしてPVPの代わりにHPMC 15,0
00 CP重合体を使用する。
溶媒を使用しそしてPVPの代わりにHPMC 15,0
00 CP重合体を使用する。
【0037】実施例13 実施例1と同様にして、アセトンの代わりにイソプロパ
ノール溶媒を使用する。
ノール溶媒を使用する。
【0038】実施例14 実施例1と同様にして、アセトンの代わりに塩化メチレ
ン溶媒を使用する。
ン溶媒を使用する。
【0039】実施例15 実施例7と同様にして得られた共沈物を減圧(<300
ミリバール)下で流動床顆粒器の中で60〜120℃の
間の温度において噴霧顆粒化により調合する。
ミリバール)下で流動床顆粒器の中で60〜120℃の
間の温度において噴霧顆粒化により調合する。
【0040】実施例16 実施例1と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェジ
ピン活性化合物を使用しそして2.0kgのPVP(分
子量29,000)を使用する。
ピン活性化合物を使用しそして2.0kgのPVP(分
子量29,000)を使用する。
【0041】実施例17 実施例1と同様にして、ニモジピンの代わりにケトプロ
フェン活性化合物を使用する。
フェン活性化合物を使用する。
【0042】実施例18 実施例1と同様にして、1.5kgの平均分子量1,00
0,000のPVPを使用する。アセトンの代わりにエ
タノールを使用する。
0,000のPVPを使用する。アセトンの代わりにエ
タノールを使用する。
【0043】実施例19 実施例12と同様にして、HPMCの代わりにヒドロキ
シプロピルセルロース(HPC)重合体を使用する。
シプロピルセルロース(HPC)重合体を使用する。
【0044】実施例20 実施例19と同様にして、HPCの代わりにメチルセル
ロース(MC)重合体を使用する。
ロース(MC)重合体を使用する。
【0045】実施例21 実施例20と同様にして、MCの代わりにヒドロキシエ
チルセルロース(HEC)重合体を使用する。
チルセルロース(HEC)重合体を使用する。
【0046】実施例22 実施例18と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェ
ジピン活性化合物を使用する。
ジピン活性化合物を使用する。
【0047】実施例23 実施例5と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェジ
ピン活性化合物を使用する。
ピン活性化合物を使用する。
【0048】実施例24 実施例12と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェ
ジピン活性化合物を使用する。
ジピン活性化合物を使用する。
【0049】実施例25 実施例19と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェ
ジピン活性化合物を使用する。
ジピン活性化合物を使用する。
【0050】実施例26 実施例20と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェ
ジピン活性化合物を使用する。
ジピン活性化合物を使用する。
【0051】実施例27 実施例21と同様にして、ニモジピンの代わりにニフェ
ジピン活性化合物を使用する。
ジピン活性化合物を使用する。
【0052】放出−遅延性成分の加入および/または相
乗作用付与並びに固体製剤薬用量形としてのその後の処
理 実施例28 75.76重量部の実施例1に従い得られた共沈物粉末
を24.05重量部のHPMC−4000CPと混合し
そして次に0.19重量部のステアリン酸マグネシウム
と混合し、そしてその後に圧縮して各々が90mgのニ
モジピンを含有する錠剤を与える。得られた錠剤を次に
コーテイングする。
乗作用付与並びに固体製剤薬用量形としてのその後の処
理 実施例28 75.76重量部の実施例1に従い得られた共沈物粉末
を24.05重量部のHPMC−4000CPと混合し
そして次に0.19重量部のステアリン酸マグネシウム
と混合し、そしてその後に圧縮して各々が90mgのニ
モジピンを含有する錠剤を与える。得られた錠剤を次に
コーテイングする。
【0053】実施例29 74.12重量部の実施例1に従い得られた共沈物粉末
を21.74重量部のHPMC−4000CP、3.95
重量部のHPMC−1500CPおよび0.19重量部
のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてその後に
圧縮して各々が90mgのニモジピンを含有する錠剤を
与える。得られた錠剤を実施例28と同様にしてコーテ
イングする。
を21.74重量部のHPMC−4000CP、3.95
重量部のHPMC−1500CPおよび0.19重量部
のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてその後に
圧縮して各々が90mgのニモジピンを含有する錠剤を
与える。得られた錠剤を実施例28と同様にしてコーテ
イングする。
【0054】実施例30 67.15重量部の実施例18に従い得られた共沈物粉
末を32.6重量部のHPMC1500CPおよび0.2
5重量部のステアリン酸マグネシウムと混合し、そして
その後に圧縮して各々が90mgのニモジピンを含有す
る錠剤を与える。得られた錠剤を実施例28と同様にし
てコーテイングする。
末を32.6重量部のHPMC1500CPおよび0.2
5重量部のステアリン酸マグネシウムと混合し、そして
その後に圧縮して各々が90mgのニモジピンを含有す
る錠剤を与える。得られた錠剤を実施例28と同様にし
てコーテイングする。
【0055】実施例31 84.2重量部の実施例2に従い得られた共沈物粉末を
15.6重量部のHPMC−4000CPと混合し、乾
燥形態に圧縮し、ふるいにかけそして次に0.2重量部
のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてその後に
圧縮して錠剤を与える。得られた錠剤を次にコーテイン
グする。
15.6重量部のHPMC−4000CPと混合し、乾
燥形態に圧縮し、ふるいにかけそして次に0.2重量部
のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてその後に
圧縮して錠剤を与える。得られた錠剤を次にコーテイン
グする。
【0056】実施例32 53.8重量部の実施例23に従い得られた共沈物粉末
を41重量部のHPMC−4000CPおよび5重量部
のラクトースおよび0.2重量部のステアリン酸マグネ
シウムと混合し、そしてその後に圧縮して錠剤を与え
る。得られた錠剤を次にコーテイングする。
を41重量部のHPMC−4000CPおよび5重量部
のラクトースおよび0.2重量部のステアリン酸マグネ
シウムと混合し、そしてその後に圧縮して錠剤を与え
る。得られた錠剤を次にコーテイングする。
【0057】実施例33 49.9重量部の実施例16に従い得られた共沈物粉末
を同量のHPMC−15,000CPおよび0.2重量部
のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてその後に
圧縮して錠剤を与える。得られた錠剤を次にコーテイン
グする。
を同量のHPMC−15,000CPおよび0.2重量部
のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてその後に
圧縮して錠剤を与える。得られた錠剤を次にコーテイン
グする。
【0058】実施例34 88重量部の実施例10に従い得られた共沈物粉末を1
1.7重量部のHPMC100,000CPおよび0.3
重量部のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてそ
の後に圧縮して錠剤を与える。得られた錠剤を次にコー
テイングする。
1.7重量部のHPMC100,000CPおよび0.3
重量部のステアリン酸マグネシウムと混合し、そしてそ
の後に圧縮して錠剤を与える。得られた錠剤を次にコー
テイングする。
【0059】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
おりである。
【0060】1.0.5〜10重量部の約15,000〜
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンまたは他の共沈物生成性重合体中の共沈物として
の1重量部の無定形の活性化合物、並びに適宜本質的に
0.01〜15.0重量部のゲル−生成性重合体からなる
放出−遅延性成分、並びに適宜他の助剤および添加剤を
含んでなる、長期にわたり持続する調節された放出性お
よび高い貯蔵安定性を有する経口的に投与可能な固体製
剤。
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンまたは他の共沈物生成性重合体中の共沈物として
の1重量部の無定形の活性化合物、並びに適宜本質的に
0.01〜15.0重量部のゲル−生成性重合体からなる
放出−遅延性成分、並びに適宜他の助剤および添加剤を
含んでなる、長期にわたり持続する調節された放出性お
よび高い貯蔵安定性を有する経口的に投与可能な固体製
剤。
【0061】2.活性化合物が無定形で1.0〜4重量部
の約15,000〜100,000の平均分子量を有する
ポリビニルピロリドンとの共沈物として存在することを
特徴とする、上記1に従う経口的に投与可能な固体製
剤。
の約15,000〜100,000の平均分子量を有する
ポリビニルピロリドンとの共沈物として存在することを
特徴とする、上記1に従う経口的に投与可能な固体製
剤。
【0062】3.放出−遅延性成分として、それが0.1
〜10重量部のゲル−生成性セルロースエーテルを含有
することを特徴とする、上記1に従う経口的に投与可能
な固体製剤。
〜10重量部のゲル−生成性セルロースエーテルを含有
することを特徴とする、上記1に従う経口的に投与可能
な固体製剤。
【0063】4.それがジヒドロピリジン群からの活性
化合物を含有することを特徴とする、上記1に従う経口
的に投与可能な固体製剤。
化合物を含有することを特徴とする、上記1に従う経口
的に投与可能な固体製剤。
【0064】5.0.5〜10重量部の約15,000〜
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンおよび1重量部の活性化合物を適当な有機溶媒の
中に溶解させ、そしてこの溶液を直接0.01〜15.0
重量部のゲル−生成性重合体および/または他の助剤の
顆粒化のために使用するか、或いは該ゲル生成剤および
/または助剤をこの溶液中に懸濁させそして溶媒を次に
一般的方法により除去し、そして得られる共沈物予備混
合物を一般的方法により必要に応じて他の助剤を用いて
適当な固体製剤に転化させることを特徴とする、上記1
に従う製剤の製造方法。
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンおよび1重量部の活性化合物を適当な有機溶媒の
中に溶解させ、そしてこの溶液を直接0.01〜15.0
重量部のゲル−生成性重合体および/または他の助剤の
顆粒化のために使用するか、或いは該ゲル生成剤および
/または助剤をこの溶液中に懸濁させそして溶媒を次に
一般的方法により除去し、そして得られる共沈物予備混
合物を一般的方法により必要に応じて他の助剤を用いて
適当な固体製剤に転化させることを特徴とする、上記1
に従う製剤の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス・オーム ドイツ41468ノイス・ザンクト−ゲオルク −シユトラーセ36 (72)発明者 ペーター・クルカ ドイツ40764ランゲンフエルト・シユリー パーシユトラーセ22 (72)発明者 ゲルト・トツペル ドイツ51519オーデンタール・ハイデベー ク7
Claims (2)
- 【請求項1】 0.5〜10重量部の約15,000〜
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンまたは他の共沈物生成性重合体中の共沈物として
の1重量部の無定形の活性化合物、並びに適宜本質的に
0.01〜15.0重量部のゲル−生成性重合体からなる
放出−遅延性成分、並びに適宜他の助剤および添加剤を
含有することを特徴とする、長期にわたり持続する調節
された放出性および高い貯蔵安定性を有する経口的に投
与可能な固体製剤。 - 【請求項2】 0.5〜10重量部の約15,000〜
1,000,000の平均分子量を有するポリビニルピロ
リドンおよび1重量部の活性化合物を適当な有機溶媒の
中に溶解させ、そしてこの溶液を直接0.01〜15.0
重量部のゲル−生成性重合体および/または他の助剤の
顆粒化のために使用するか、或いは該ゲル生成剤および
/または助剤をこの溶液中に懸濁させそして溶媒を次に
一般的方法により除去し、そして得られる共沈物予備混
合物を一般的方法により必要に応じて他の助剤を用いて
適当な固体製剤に転化させることを特徴とする、請求項
1に従う製剤の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19515972.1 | 1995-05-02 | ||
DE1995115972 DE19515972A1 (de) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | Arzneizubereitungen mit kontrollierter Freisetzung und Verfahren zu ihrer Herstellung |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08301789A true JPH08301789A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=7760805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8132548A Pending JPH08301789A (ja) | 1995-05-02 | 1996-05-01 | 活性化合物の調節された放出性を有する製剤およびそれらの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0740934A1 (ja) |
JP (1) | JPH08301789A (ja) |
CA (1) | CA2175293A1 (ja) |
DE (1) | DE19515972A1 (ja) |
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WO2004113451A1 (ja) * | 2003-06-20 | 2004-12-29 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 難溶性物質と水溶性高分子との共沈物およびその製造方法 |
JP2010505901A (ja) * | 2006-10-13 | 2010-02-25 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | イオン性水不溶性ポリマー中に微細に埋め込まれた化合物を含む医薬固形製剤の剤形 |
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HN1998000115A (es) * | 1997-08-21 | 1999-06-02 | Warner Lambert Co | Formas de dosificación farmacéuticas sólidas |
DE19747261A1 (de) | 1997-10-25 | 1999-04-29 | Bayer Ag | Osmotisches Arzneimittelfreisetzungssystem |
IL154370A0 (en) * | 2003-02-10 | 2003-09-17 | Chemagis Ltd | Solid amorphous mixtures, processes for the preparation thereof and pharmaceutical compositions containing the same |
JP2008514691A (ja) | 2004-09-29 | 2008-05-08 | ケマジス リミティド | 薬学的に純粋な非晶質塩酸ドネペジルを製造するための精製されたマレイン酸ドネペジルの使用 |
DE102007048705A1 (de) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Bayer Healthcare Ag | Amorphe Formulierung |
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-
1995
- 1995-05-02 DE DE1995115972 patent/DE19515972A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-04-19 EP EP96106143A patent/EP0740934A1/de not_active Withdrawn
- 1996-04-29 CA CA 2175293 patent/CA2175293A1/en not_active Abandoned
- 1996-05-01 JP JP8132548A patent/JPH08301789A/ja active Pending
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JPH05262642A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-10-12 | Fujisawa Pharmaceut Co Ltd | 難溶性薬物の固体分散体の製造方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19515972A1 (de) | 1996-11-07 |
CA2175293A1 (en) | 1996-11-03 |
EP0740934A1 (de) | 1996-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070807 |