JPH08300976A - 車速センサの故障検出方法 - Google Patents

車速センサの故障検出方法

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JPH08300976A
JPH08300976A JP12911595A JP12911595A JPH08300976A JP H08300976 A JPH08300976 A JP H08300976A JP 12911595 A JP12911595 A JP 12911595A JP 12911595 A JP12911595 A JP 12911595A JP H08300976 A JPH08300976 A JP H08300976A
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JP
Japan
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vehicle speed
speed sensor
deceleration
sensor
failure
Prior art date
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Pending
Application number
JP12911595A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Imai
淳一 今井
Makoto Takeuchi
誠 竹内
Masaki Sanada
雅規 真田
Shinichi Inoue
信一 井上
Tadashi Uchiyama
正 内山
Takashi Makimoto
隆 槙本
Koichi Kuroda
浩一 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Priority to JP12911595A priority Critical patent/JPH08300976A/ja
Publication of JPH08300976A publication Critical patent/JPH08300976A/ja
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の走行中に車速センサが故障したこと
を、1個の車速センサからの検出信号を基にして検出す
る車速センサの故障検出方法を提供すること。 【構成】 まず、1つの車速センサから所定の時間T秒
の間隔をおいて検出される車速間での、単位時間当たり
の減速度ΔVを算出する。次に、ドライバーが加速動作
をしているにもかかわらず、この減速度ΔVが所定値よ
り大である時には、車速センサは故障と判定する。即
ち、減速度ΔVが設定値Kより大であり、且つブレーキ
ペダルが踏まれた時にオンするブレーキスイッチがオフ
であり、且つアクセルペダルが踏まれた時にオフするア
イドルスイッチがオフである時に、車速センサは故障と
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行中に車速セ
ンサが故障したことを検出する、車速センサの故障検出
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子制御されている車両にあっては、車
速センサからの車速検出信号はコントローラに送られ、
定速走行制御(オートクルーズ制御)とかアンチロック
ブレーキ制御とか排気ガス再循環制御(EGR制御)等
をする際に、その制御を決定する要素の1つとして用い
られている。車速センサの構造は、公知のように、突起
を有する回転体と、その突起の通過を電気信号として取
り出す電磁ピックアップとを組み合わせたものとなって
おり、この電磁ピックアップからの電気信号が、コント
ローラへ伝えられる。
【0003】ところが、車両の走行中に、振動や何らか
の原因により、車速センサが故障することがある。故障
の形態としては、例えば、電気配線が切断されたり、あ
るいは電気配線が短絡したりといった形態がある。この
ような場合には、コントローラへ伝えられる電気信号は
0であるから、検出車速はゼロということになる。走行
中に車速センサが故障した場合、コントローラがそれに
気がつかずにいると、前記したような制御は誤った車速
検出信号に基づいて行われることとなり、制御が適切に
行われなくなる。
【0004】そこで、走行中に車速センサが故障した場
合、その故障を検出し、直ちに運転者に知らせる必要が
ある。しかし、設けられている車速センサが1個だけで
あれば、車速検出信号が0となった場合、コントローラ
にしてみれば、速度が0になったのか、それとも車速セ
ンサが故障したのかの区別ができず、結局、車速センサ
の故障検出をすることは出来なかった。
【0005】そこで、走行中での車速センサの故障検出
を行うために、従来は、車速検出装置を構成するに際
し、に車速センサを2個設けておくことが行われてい
た。図3は、そのような従来の車速検出装置を示す図で
ある。図3において、1はエンジン、2はクラッチ、3
はトランスミッション、4はプロペラシャフト、5A,
5Bは車速センサ、6はコントローラ(ECU…Electr
ic Control Unit )である。車速センサ5A,5Bは、
トランスミッションの出力軸の部分に設けられている。
【0006】車速センサ5A,5Bが共に正常な場合に
は、コントローラ6には同じ値の車速検出信号が入力さ
れて来る。しかし、もし、走行中に一方の車速センサ5
Aが故障したとすると、正常な車速センサ5Bからの車
速検出信号は、その時の走行速度に応じた値(0でない
値)であるが、故障した車速センサ5Aからの車速検出
信号は0であるというように、両者の値は異なる。そこ
で、前記した従来の車速検出装置にあっては、走行中、
2つの車速センサからの検出信号が同じであれば両方と
も正常であると判断し、異なっていれば車速検出信号が
0である方の車速センサが故障していると判断するとい
う方法により、故障を検出していた。
【0007】そのほかの車速センサの故障検出方法とし
ては、基本燃料噴射量とエンジン回転速度を利用して行
う方法が提案されている(例、特開平4−358744号公
報)。この方法では、基本燃料噴射量TP とエンジン回
転速度Nとで形成されるマップの所定の領域(故障診断
領域)内に、検出したTP ,Nで決まる動作点が所定時
間以上とどまる場合、車速検出信号が0であれば、車速
センサは故障していると診断する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術の内、車速センサを2個設けるものには、コ
ストが高くなるという問題点があった。また、基本燃料
噴射量とエンジン回転速度を利用して故障検出を行うも
のの場合には、車両が停止していて(車速検出信号=
0)空吹かしをした時に、基本燃料噴射量とエンジン回
転速度で決まる動作点が所定の故障診断領域に所定時間
以上とどまってしまうと、誤って故障と判定してしまう
という問題点があった。本発明は、以上のような問題点
を解決することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の車速センサの故障検出方法では、コントロ
ーラに車速センサの検出信号を入力して第1の車速を検
出した後設定時間後に第2の車速を検出するステップ
と、該第1の車速から該第2の車速への単位時間あたり
の減速度を算出するステップと、前記減速度が設定値よ
り大であり、且つブレーキペダルが踏まれた時にオンす
るブレーキスイッチがオフであり、且つアクセルペダル
が踏まれた時にオフするアイドルスイッチがオフである
時に車速センサは故障と判定するステップとを有するも
のとした。
【0010】
【作 用】1つの車速センサから所定の時間間隔をお
いて検出される検出信号を利用して、車速センサの故障
を検出するようにしたので、設置する車速センサは1個
で済む。従って、2個設置していた従来例に比べてコス
トが安くなる。また、故障検出に基本燃料噴射量とエン
ジン回転速度とで形成されるマップなど利用しないの
で、空吹かしがあった時に誤って故障と判定してしまう
こともない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2は、本発明の方法を適用する車速検出
装置を示す図である。符号は図3のものに対応し、5は
車速センサ、6−1はタイマ、7はブレーキスイッチ、
8はアイドルスイッチ、9は警報灯である。タイマ6−
1は、コントローラ6の外部に設置してもよいが、この
例ではコントローラ6内に設定している。ブレーキスイ
ッチ7は、ブレーキペダルを踏まない時にはオフしてお
り、踏んだらオンするスイッチである。アイドルスイッ
チ8は、アクセルペダルを踏まない時にはオンしてお
り、踏んだらオフするスイッチである。
【0012】設置する車速センサは1個だけ(車速セン
サ5だけ)であり、これが走行中に故障したかどうか
を、ブレーキスイッチ7およびアイドルスイッチ8から
のスイッチ信号を併用して検出する。次に、その故障検
出方法を説明する。
【0013】図1は、本発明の方法を説明するフローチ
ャートである。 ステップ1…車速センサ5からの車速検出信号を読み込
む。 ステップ2…その車速検出信号を基に、車速を算出す
る。ここで算出した車速をV1 とする。 ステップ3…V1 が正の値かどうかチェックする。走行
中であれば正である。
【0014】ステップ4…タイマ6−1の計時を開始す
る。 ステップ5…タイマの計時により、予め定めてある設定
時間T秒の時間が経過したかどうか調べる。 ステップ6…T秒経過した時に、車速センサ5から車速
検出信号を読み込む。 ステップ7…その車速検出信号を基に、車速を算出す
る。ここで算出した車速をV2 とする。 ステップ8…前記T秒間における1秒当たりの車速の減
少割合(つまり、減速度)ΔVを求める。ΔVは、(V
1 −V2 )/Tで求められる。
【0015】ステップ9…減速度ΔVが、予め定めてあ
る設定値Kより大きいかどうか調べる。正常であった車
速センサ5が故障したとすると、そこからの車速検出信
号のパルス変化がなくなるので、車速検出信号に基づい
て算出した車速も急激に減少する。算出した車速の急激
な減少は、車速センサ5の故障時以外の時にも起こるか
も知れないが、少なくとも故障した時に起こることは間
違いない。そこで、減速度を監視するのである。Kの値
は、故障した時の減速度(車速減少割合)を実験等によ
り求めておき、それより若干小さい値に設定しておく。
なお、ΔVがKより小さければ、故障ではないと判断
し、ステップ1に戻る。
【0016】ステップ10…このステップと次のステッ
プ11は、ドライバーが減速動作を行っているか、それ
とも加速動作を行っているかを調べるステップである。
減速動作を行っている時に減速度ΔVがKより大となっ
ても、それはあり得ることであるから、その時には、故
障とは判定しない。しかし、加速動作を行っている時に
減速度ΔVが大となるのは理に合わないから、この時に
は故障と判定する。言い換えれば、ΔVがKより大とな
っている場合の、妥当性を問うステップである。さて、
減速度ΔVがKより大きければ、ステップ10では、ブ
レーキスイッチ7からのスイッチ信号がオンかどうか調
べる。オンであれば、ドライバーはブレーキペダルを踏
んでブレーキをかけている最中ということであるから、
ΔVがKより大きくても、それは有り得る現象である。
従って、その場合には車速センサ5は故障ではないと判
定し、ステップ1に戻る。
【0017】ステップ11…ブレーキスイッチ7がオフ
であると、ドライバーはブレーキペダルを踏んでいな
い。その場合には、アイドルスイッチ8からのスイッチ
信号がオンかどうか調べる。オンであれば、ドライバー
はアクセルペダルを踏んでいないということであるか
ら、ドライバーに加速する意志はなく、エンジンブレー
キで減速中である。その場合にΔVがKより大きくて
も、それは有り得る現象である。従って、この場合にも
車速センサ5は故障ではないと判定し、ステップ1に戻
る。なお、ステップ10,11があることにより、雪や
氷等の低μ路を走行中にブレーキをかけて車輪がロック
した場合などに、誤って車速センサ故障と判定してしま
うことが回避される(この場合、減速度は大となるが、
ブレーキスイッチはオンなので、故障と判定することな
くステップ1に戻る。)。
【0018】ステップ12…アイドルスイッチ8がオフ
だと、アクセルペダルを踏んでいるということになる
が、その状態では燃料が噴射され車両は加速状態にあ
る。にも係わらず、T秒の間隔をおいて検出された車速
が減少を示しており、しかもその減速度ΔVが設定値K
より大というのは、理に合わない。従って、この場合に
は、車速センサ5は故障したと判定すると共に、警報灯
9を点灯してドライバーに故障検出を知らせる。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の車速センサの
故障検出方法によれば、1つの車速センサから所定の時
間間隔をおいて検出される検出信号を利用して、車速セ
ンサの故障を検出するようにしたので、設置する車速セ
ンサは1個で済む。従って、2個設置していた従来例に
比べてコストが安くなる。また、故障検出に基本燃料噴
射量とエンジン回転速度とのマップなど利用しないの
で、空吹かし時に誤診を生ずることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を説明するフローチャート
【図2】 本発明の方法を適用する車速検出装置を示す
【図3】 従来の車速検出装置を示す図
【符号の説明】
1…エンジン、2…クラッチ、3…トランスミッショ
ン、4…プロペラシャフト、5,5A,5B…車速セン
サ、6…コントローラ、6−1…タイマ、7…ブレーキ
スイッチ、8…アイドルスイッチ、9…警報灯
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 23/02 302 7531−3H G05B 23/02 302P 7531−3H 302R (72)発明者 井上 信一 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会社 藤沢工場内 (72)発明者 内山 正 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会社 藤沢工場内 (72)発明者 槙本 隆 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会社 藤沢工場内 (72)発明者 黒田 浩一 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会社 藤沢工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントローラに車速センサの検出信号を
    入力して第1の車速を検出した後設定時間後に第2の車
    速を検出するステップと、該第1の車速から該第2の車
    速への単位時間あたりの減速度を算出するステップと、
    前記減速度が設定値より大であり、且つブレーキペダル
    が踏まれた時にオンするブレーキスイッチがオフであ
    り、且つアクセルペダルが踏まれた時にオフするアイド
    ルスイッチがオフである時に車速センサは故障と判定す
    るステップとを有することを特徴とする車速センサの故
    障検出方法。
JP12911595A 1995-04-28 1995-04-28 車速センサの故障検出方法 Pending JPH08300976A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101242222B1 (ko) * 2006-12-11 2013-03-12 현대자동차주식회사 자동차의 제어 방법
CN111255623A (zh) * 2020-01-16 2020-06-09 东方电气自动控制工程有限公司 一种水轮机调速器接力器双传感器冗余的故障检测方法
CN111660738A (zh) * 2019-03-05 2020-09-15 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种tpms多车速信号并存的处理及失效判定方法

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