JPH08300263A - ショットブラスト装置用ドラム - Google Patents
ショットブラスト装置用ドラムInfo
- Publication number
- JPH08300263A JPH08300263A JP12891195A JP12891195A JPH08300263A JP H08300263 A JPH08300263 A JP H08300263A JP 12891195 A JP12891195 A JP 12891195A JP 12891195 A JP12891195 A JP 12891195A JP H08300263 A JPH08300263 A JP H08300263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- product
- cleaning material
- shot blasting
- polishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボルトや小ネジ等軸部を有する小物製品をド
ラム内で撹伴しながら研掃処理するショットブラスト装
置における研掃材回収用孔への製品の突き刺さり防止を
可能とするドラムの提供を目的とする。 【構成】 内側ドラム1と外側ドラム2を製品Wの軸部
の長さ寸法よりも短い寸法の間隔をおいて嵌装し、かつ
両ドラム1,2の研掃材回収用孔5,6を同芯にならな
いように位置ずれさせて設けたショットブラスト装置用
ドラム
ラム内で撹伴しながら研掃処理するショットブラスト装
置における研掃材回収用孔への製品の突き刺さり防止を
可能とするドラムの提供を目的とする。 【構成】 内側ドラム1と外側ドラム2を製品Wの軸部
の長さ寸法よりも短い寸法の間隔をおいて嵌装し、かつ
両ドラム1,2の研掃材回収用孔5,6を同芯にならな
いように位置ずれさせて設けたショットブラスト装置用
ドラム
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルトや小ネジ等のよ
うに軸部と頭部とを有する小物製品をドラム内で撹拌し
ながら研掃処理するショットブラスト装置用のドラムに
関する。
うに軸部と頭部とを有する小物製品をドラム内で撹拌し
ながら研掃処理するショットブラスト装置用のドラムに
関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来のドラム型ショットブラスト
装置において、ボルト,小ネジ,釘等のような軸部と頭
部とを有する小物製品を撹拌しながらブラスト処理する
場合、研掃材回収用孔にこれらの製品の軸部が突き刺さ
り、研掃材の目詰まりが発生するので毎回処理の終了後
に目詰まりの清掃を必要としていた。また、製品が突き
刺さった状態で撹拌、研掃材投射を行うので製品の中に
は曲がりが生じる等不良品が発生するという問題もあっ
た。一方、このようなショットブラスト装置は、ドラム
内に投射された研掃材を研掃材回収用孔からドラム外へ
排出し研掃材循環装置を経て再び投射機に供給されるよ
うに構成されているが、上述の様に研掃材回収用孔に製
品がある一定数以上突き刺さった状態では、該突き刺さ
った製品がドラムの回転によって抜け落ちない限りドラ
ム内の投射された研掃材はドラムの外へは排出されず次
第に堆積し、時間の経過とともに研掃材の循環量が低下
していくので研掃処理能力が著しく低下するという問題
があった。本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたも
ので製品をブラスト処理するに当たって製品が研掃材回
収用孔に突き刺さって抜けなくなるのを防止すると共に
研掃材の循環量が低下するのを防止することを可能にす
るドラムの提供を目的とする。
装置において、ボルト,小ネジ,釘等のような軸部と頭
部とを有する小物製品を撹拌しながらブラスト処理する
場合、研掃材回収用孔にこれらの製品の軸部が突き刺さ
り、研掃材の目詰まりが発生するので毎回処理の終了後
に目詰まりの清掃を必要としていた。また、製品が突き
刺さった状態で撹拌、研掃材投射を行うので製品の中に
は曲がりが生じる等不良品が発生するという問題もあっ
た。一方、このようなショットブラスト装置は、ドラム
内に投射された研掃材を研掃材回収用孔からドラム外へ
排出し研掃材循環装置を経て再び投射機に供給されるよ
うに構成されているが、上述の様に研掃材回収用孔に製
品がある一定数以上突き刺さった状態では、該突き刺さ
った製品がドラムの回転によって抜け落ちない限りドラ
ム内の投射された研掃材はドラムの外へは排出されず次
第に堆積し、時間の経過とともに研掃材の循環量が低下
していくので研掃処理能力が著しく低下するという問題
があった。本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたも
ので製品をブラスト処理するに当たって製品が研掃材回
収用孔に突き刺さって抜けなくなるのを防止すると共に
研掃材の循環量が低下するのを防止することを可能にす
るドラムの提供を目的とする。
【0003】
【問題解決のための手段】上記目的を達成するための本
発明におけるショットブラスト装置用ドラムは、回転す
るドラムの中で製品を撹拌しながら研掃材を投射するこ
とによってブラスト処理を行うショットブラスト装置用
ドラムであって、製品の軸部が貫入可能な口径の研掃材
回収用孔を多数穿孔した内側ドラムと、該内側ドラムの
外周側に前記製品の軸部の長さ寸法よりも短い寸法の間
隔をおいて嵌装した外側ドラムと、該外側ドラムの周壁
に設けられて前記内側ドラムの研掃材回収用孔の位置に
対し同芯にならないように位置ずれさせて穿孔した研掃
材回収用孔と、からなることを特徴とする。
発明におけるショットブラスト装置用ドラムは、回転す
るドラムの中で製品を撹拌しながら研掃材を投射するこ
とによってブラスト処理を行うショットブラスト装置用
ドラムであって、製品の軸部が貫入可能な口径の研掃材
回収用孔を多数穿孔した内側ドラムと、該内側ドラムの
外周側に前記製品の軸部の長さ寸法よりも短い寸法の間
隔をおいて嵌装した外側ドラムと、該外側ドラムの周壁
に設けられて前記内側ドラムの研掃材回収用孔の位置に
対し同芯にならないように位置ずれさせて穿孔した研掃
材回収用孔と、からなることを特徴とする。
【0004】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において一端が開放されている円筒状の
ドラムDが図示されないブラスト処理室内に所定の角度
で開放端側を上向きにして傾斜させてモ−タ3と接続さ
れることによって垂直方向に回転可能となって設けられ
ている。該ドラムDの上方の図示されないブラスト処理
室内にはドラムD内の製品Wに研掃材を投射するための
投射機4が固定されている。また、図2に示すように該
ドラムDは内径の小さい内側ドラム1の外側に外径が相
似的に大きい外側ドラム2を製品Wの軸部の長さ寸法よ
りも短い寸法の間隔をおいて嵌装した二重構造とされ底
板2Aを介して連結され一体的に回転されるように構成
されている。該内側ドラム1の全面に亘って孔明けされ
た研掃材回収用孔5と該外側ドラム2の全面に亘って孔
明けされた研掃材回収用孔6とが同芯にならないように
位置ずれさせて穿孔されている。尚、研掃材回収用孔
5,6は製品Wの軸部が貫入可能な大きさの口径にされ
ている。
説明する。図1において一端が開放されている円筒状の
ドラムDが図示されないブラスト処理室内に所定の角度
で開放端側を上向きにして傾斜させてモ−タ3と接続さ
れることによって垂直方向に回転可能となって設けられ
ている。該ドラムDの上方の図示されないブラスト処理
室内にはドラムD内の製品Wに研掃材を投射するための
投射機4が固定されている。また、図2に示すように該
ドラムDは内径の小さい内側ドラム1の外側に外径が相
似的に大きい外側ドラム2を製品Wの軸部の長さ寸法よ
りも短い寸法の間隔をおいて嵌装した二重構造とされ底
板2Aを介して連結され一体的に回転されるように構成
されている。該内側ドラム1の全面に亘って孔明けされ
た研掃材回収用孔5と該外側ドラム2の全面に亘って孔
明けされた研掃材回収用孔6とが同芯にならないように
位置ずれさせて穿孔されている。尚、研掃材回収用孔
5,6は製品Wの軸部が貫入可能な大きさの口径にされ
ている。
【0005】実際にこの構造のドラムDを有するショッ
トブラスト装置によって製品Wをブラスト処理するに
は、内側ドラム1内に製品Wを投入した後、モ−タ3を
駆動させることによって該ドラムDを垂直方向に回転
(内外側ドラム1、2を一体的に回転)させながら前記
投射機4によって製品Wへ向けて研掃材を投射する。こ
のとき図2に示すように仮に内側ドラム1の研掃材回収
用孔5へ製品Wがはまり込み突き刺さりかかっても、内
外側ドラム1,2の間隔が狭いことから製品Wの先端が
前記外側ドラム2の内面に当接するので深く突き刺さっ
てはまり込み前記研掃材回収用孔5から抜けなくなるよ
うなことはなく、この突き刺さりかかった製品Wはドラ
ムDが回転することによって内側ドラム1内部に落下す
るので、該研掃材回収用孔5が塞がれることはなく投射
された研掃材はこの研掃材回収用孔5を通過し、続いて
前記外側ドラム2の研掃材回収用孔6を通過することに
よってドラムD外へ排出し循環使用される。
トブラスト装置によって製品Wをブラスト処理するに
は、内側ドラム1内に製品Wを投入した後、モ−タ3を
駆動させることによって該ドラムDを垂直方向に回転
(内外側ドラム1、2を一体的に回転)させながら前記
投射機4によって製品Wへ向けて研掃材を投射する。こ
のとき図2に示すように仮に内側ドラム1の研掃材回収
用孔5へ製品Wがはまり込み突き刺さりかかっても、内
外側ドラム1,2の間隔が狭いことから製品Wの先端が
前記外側ドラム2の内面に当接するので深く突き刺さっ
てはまり込み前記研掃材回収用孔5から抜けなくなるよ
うなことはなく、この突き刺さりかかった製品Wはドラ
ムDが回転することによって内側ドラム1内部に落下す
るので、該研掃材回収用孔5が塞がれることはなく投射
された研掃材はこの研掃材回収用孔5を通過し、続いて
前記外側ドラム2の研掃材回収用孔6を通過することに
よってドラムD外へ排出し循環使用される。
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、内側ドラムと外側ドラムを製品の軸部の長さ寸法よ
りも短い寸法の間隔をおいて嵌装し、かつ両ドラムの研
掃材回収用孔を同芯にならないように位置ずれさせて設
けた構成としたから、研掃材回収用孔へ製品が完全に突
き刺さることがなくなり製品の曲がり及び研掃材の詰ま
り等の不良が発生せず、ブラスト処理終了後の清掃も必
要でなくなるとともに研掃能力が低下することもない。
に、内側ドラムと外側ドラムを製品の軸部の長さ寸法よ
りも短い寸法の間隔をおいて嵌装し、かつ両ドラムの研
掃材回収用孔を同芯にならないように位置ずれさせて設
けた構成としたから、研掃材回収用孔へ製品が完全に突
き刺さることがなくなり製品の曲がり及び研掃材の詰ま
り等の不良が発生せず、ブラスト処理終了後の清掃も必
要でなくなるとともに研掃能力が低下することもない。
【図1】本発明の実施例を示す要部断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視拡大図である。
1 内側ドラム 2 外側ドラム 5 研掃材回収用孔 6 研掃材回収用孔 W 製品
Claims (1)
- 【請求項1】回転するドラムの中で製品を撹拌しながら
研掃材を投射することによってブラスト処理を行うショ
ットブラスト装置用ドラムであって、製品Wの軸部が貫
入可能な口径の研掃材回収用孔5を多数穿孔した内側ド
ラム1と、該内側ドラム1の外周側に前記製品Wの軸部
の長さ寸法よりも短い寸法の間隔をおいて嵌装した外側
ドラム2と、該外側ドラム2の周壁に設けられて前記内
側ドラム1の研掃材回収用孔5の位置に対し同芯になら
ないように位置ずれさせて穿孔した研掃材回収用孔6
と、からなることを特徴とするショットブラスト装置用
ドラム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12891195A JPH08300263A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ショットブラスト装置用ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12891195A JPH08300263A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ショットブラスト装置用ドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300263A true JPH08300263A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14996421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12891195A Pending JPH08300263A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ショットブラスト装置用ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08300263A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017208621A1 (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 新東工業株式会社 | ショット処理装置 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12891195A patent/JPH08300263A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017208621A1 (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 新東工業株式会社 | ショット処理装置 |
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