JPH0733828Y2 - メダル研磨装置 - Google Patents

メダル研磨装置

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JPH0733828Y2
JPH0733828Y2 JP1990051094U JP5109490U JPH0733828Y2 JP H0733828 Y2 JPH0733828 Y2 JP H0733828Y2 JP 1990051094 U JP1990051094 U JP 1990051094U JP 5109490 U JP5109490 U JP 5109490U JP H0733828 Y2 JPH0733828 Y2 JP H0733828Y2
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drum
medal
polishing
granular abrasive
medals
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JP1990051094U
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JPH0411080U (ja
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秋雄 川端
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Sanden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ゲーム機用のメダルに付着した汚れを研磨し
除去するメダル研磨装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の研磨装置を開示する第1の例として、実
開昭63−40983号公報が知られている。
同公報に開示された研磨装置は、端部夫々にメダル導入
口及び導出口を有し、内周面に螺旋状の案内突条を有す
る網目状の収容ドラムを水平状態に回転自在に軸支する
と共に、収容ドラムの内部中央に該ドラム全域に亘る回
転ブラシを回転自在に配置して構成されている。
この研磨装置では、収容ドラムと回転ブラシとをモータ
により互いに逆方向に回転させることで、メダル導入口
から収納ドラム内に導入されたメダルを、案内突条によ
ってメダル導出口側に送りつつ回転ブラシで研磨するよ
うにしている。
第2の従来例として、実開昭63−79984号公報が知られ
ている。この研磨装置は、上方のホッパより投入したメ
ダルを傾斜して設けた攪拌移送筒内で、研磨材と混合
し、攪拌移送しながらメダルに付着している汚物を研磨
材に吸着させると共に、メダルと研磨材とのぶつかり合
いによりメダル表面を研磨する。
攪拌移送筒内の上部排出口より研磨材とメダルを出し、
選択樋で研磨材とメダルを分離し、研磨材と選別樋の下
方の循環路から再び攪拌移送筒内の下部に循環誘導しな
がら、研磨したメダルを取り出せるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記第1の従来例の研磨装置では、収容
ドラム内に設置された回転ブラシによってメダルを研磨
しているため、メダル全てにブラシが均等に接触し難い
ことから研磨ムラを生じ易い欠点がある。また、回転ブ
ラシが長尺で、しかも収容ドラム内に組み込まれている
ため、ブラシの交換及び洗浄が煩わしい欠点がある。
第2の従来例の研磨装置では、ドラム外に出したメダル
と研磨材を選別するための選別樋が必要であり、構造が
複雑になると共に選別樋と研磨材を攪拌移送筒の下部に
ある循環誘導する循環路に汚れが付着したり、塵埃がた
まるため、樋の清掃を頻繁にしなければならないという
煩わしさがあった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、研磨能力に優れ、しかも保守に有利な
メダル研磨装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、傾斜状態で回転
自在に支持され、外側ドラムと隙間を介して配置され、
メダルよりも小径で粒状研磨材より大径の多数の孔を内
側ドラムとを配され、内部に収容されたメダル及び粒状
研磨材を回転に伴って上方に移動可能な螺旋状送り板を
前記内側ドラムの内周面に備えた回転ドラムと、回転ド
ラムを所定方向に回転させる回転駆動源と、回転ドラム
の回転によって該ドラムからメダルを排出させるメダル
排出口と、前記外側ドラムと前記内側ドラムとの間の隙
間を周方向に複数に分割する仕切板とにより形成され、
回転ドラムから排出された粒状研磨材を該ドラム内に戻
す研磨材循環路とから、メダル研磨装置を構成してい
る。
(作用) 本考案に係るメダル研磨装置では、回転駆動源によって
回転ドラムを所定方向に回転させると、ドラム内部に収
容されたメダル及び粒状研磨材はドラム回転に伴って攪
拌されながら送り板によって上方に移動する。
メダルの研磨は上記の攪拌時に接触する粒状研磨材によ
って行なわれ、研磨後のメダルはメダル排出口から排出
される。また、粒状研磨材は研磨材循環路を通じて回転
ドラムから排出されて再び該ドラム内に戻される。
(実施例) 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はメダル研磨装置の断面図、第2図は第1図のII−
II線断面図である。
同図において、1は30°程度右上がりに傾斜した状態で
回転自在に軸支された研磨ドラム、11は研磨ドラム1を
回転駆動するモータ、Mはスロットマシン等のゲーム機
に使用される直径30mm前後の円板形のメダル、Kは米粒
大の樹脂製の粒状研磨材、例えば径が約2mmで長さが約4
mmのポリロン(商品名)である。
研磨ドラム1は、断面円形の外側ドラム2と、外側ドラ
ム2よりも径が小さく、且つ外側ドラム2の内側に該ド
ラム2と環状の隙間Sを介して同軸上に配置された断面
円形の内側ドラム3と、両ドラム間の環状の隙間Sを周
方向に8糖分に分割する仕切部材4と、両ドラム2、3
の右端開口を閉塞する右側板5と、両ドラム2、3の左
端開口を閉塞する左側板6とから構成されている。
上記内側ドラム3は、メダルMよりも小径で粒状研磨材
Kよりも大径の多数の通孔3aを周面に有しており、また
メダルMの直径とほぼ等しい高さ及びピッチで(ピッチ
はメダルMの直径よりやや大きい方がメダルが引掛から
なくてよい)右巻き螺旋状に立設された送り板3bをその
内周面に有している。
上記右側板5は、内側ドラム3内と連通する円筒状の軸
部材5aを中心部に備えており、該軸部材5aを、装置取付
用架台(図示装置)の上側の取付板21に設けられた軸受
22に回転自在に軸支されている。この軸部材5aには従動
用スプロケット5bが同心状に固定されている。また、右
側板5は、送り板3bに対応する周縁部にメダルMよりも
大形のメダル排出口5cを有している。
また、上記取付板材21には、メダルMよりも内径が大き
く、且つL字形に屈曲したメダル投入管7が固定され、
該投入管7は軸部材5aの穴を非接触状態で貫通してその
下端部を内側ドラム3の内部中央に挿入配置されてい
る。
上記左側板6は軸部材6aを中心部に備えており、該軸部
材6aを、装置取付用架台の下側の取付板21に設けられた
軸受22に回転自在に軸支されている。また、左側板6
は、内側ドラム3の内部と環状の隙間S夫々に対応する
扇形の孔6bを90°間隔で各々4個宛有し、またその外側
面に該孔6bを開閉可能な蓋板6cを回転自在に有してい
る。この蓋板6cはネジ6dを暖めることで90°程度回転可
能であり、孔6bを適宜開放し、また開放位置で固定でき
るようになっている。
一方、モータ11の回転軸11aには駆動用スプロケット12
が固定されており、該駆動用スプロケット12と上記従動
用スプロケット5bは無端チェーン13によって連結されて
いる。即ち、研磨ドラム1はこのモータ11の作動によっ
て傾斜状態のままその軸線を中心として回転できるよう
になっている。
次に、上述のメダル研磨装置の動作について説明する。
まず、研磨ドラム1を停止した状態で、メダル投入管7
を通じて内側ドラム3内に粒状研磨材Kを図中の2点鎖
線位置まで、つまり収容された粒状研磨材Kの上面が投
入管7の下端に当接しない程度投入する。
次いで、モータ11を正転させて研磨ドラム1を同一方向
に回転させ、コンベア等の搬送手段(図示省略)を使用
して、汚れたメダルMをメダル投入管7を通じて内側ド
ラム3内に順次投入する。
内側ドラム3内に投入されたメダルMは研磨ドラム1の
回転に伴って粒状研磨材Kと共に攪拌され、該メダルM
はその表面に接触する粒状研磨材Kによって研磨され
る。具体的には、メダルMに付着している手垢、塵埃等
の汚れが粒状研磨材Kに移行するようにして該メダルM
の汚れが除去される。
上記の攪拌時には研磨ドラム1の回転に伴って位相を変
化する案内板3bによってメダルMが徐々に右側板方向に
移動し、該メダルMは右側板5のメダル排出口5cが下位
位置にきたときに該排出口5cから外部に排出される(図
中白抜矢印参照)。
また、上記の攪拌時には通孔3aを通じて粒状研磨材Kが
内側ドラム3から隙間Sに入り込むが、該粒状研磨材K
は仕切板4によって周方向の移動を抑制されつつ内側ド
ラム3の上側に導かれ、同部分の通孔3aを通じて再び内
側ドラム3内に送り込まれる(図中実線矢印参照)。
研磨によって粒状研磨材Kの汚れが顕著になった場合に
は、メダルMの投入を停止し、ドラム内のメダルMが全
て排出された段階で一旦研磨ドラム1を停止させ、左側
板6の蓋板6cを開き孔6bを開放した状態で該蓋板6cを固
定し、モータ11を逆転させて研磨ドラム1を同一方向に
回転させ、研磨ドラム1内の粒状研磨材Kを孔6bを通じ
て排出させる。粒状研磨材Kが完全に排出された後に左
側板6の孔6bを閉塞し、新しい粒状研磨材Kを内側ドラ
ム3に投入して上記同様の研磨作業を行なう。尚、汚れ
た粒状研磨材Kは洗剤等を用いて洗浄した後、再利用さ
れる。
このように、上述のメダル研磨装置によれば、内側ドラ
ム2内に収容したメダルMを粒状研磨材Kと共に攪拌
し、該攪拌時に粒状研磨材KをメダルMに接触させその
表面を研磨することができるので、メダルM全てに粒状
研磨材Kを均等に接触させて研磨ムラをなくし優れた研
磨能力を発揮できる。
また、上記の攪拌時には通孔3aを通じて粒状研磨材Kを
内側ドラム2及び隙間Sとの間で循環させることができ
るので、常に適当量の粒状研磨材KをメダルMに接触さ
せることができ、また同一の粒状研磨材Kを用いて研磨
をメダル継続して行なえる。
更に、メダル投入管7によってメダルMを内側ドラム3
内の攪拌位置に投入することができるので、投入された
メダルMを粒状研磨材K内で確実に研磨でき、研磨不良
のメダルMが排出されるようなこともない。
尚、実施例では図中右側の軸部材にメダル投入管を貫通
させたものを示したが、該メダル投入管を排除し、軸部
材の軸穴をメダル投入口として用いるようにしてもよ
く、また粒状研磨材及びメダルの投入を研磨ドラムの一
部を開放して一括で行なえるようにしてもよい。また、
研磨ドラムを構成する外側ドラム及び内側ドラムとして
断面多角形ものを使用したり、内側ドラムを粒状研磨材
の通過を許容する網材から構成するようにしてもよい。
更に、送り板の高さ及びピッチは、傾斜状態で搬送され
るメダルが零れ落ちない程度であれば種々変更可能であ
る。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、回転ドラム内に
収容したメダルを粒状研磨材と共に攪拌し、該攪拌時に
粒状研磨材をメダルに接触させてその表面を研磨するこ
とができるので、メダル全てに粒状研磨材を均等に接触
させて研磨ムラをなくし優れた研磨能力を発揮できる。
また、上記の攪拌時には前記外側ドラムと前記内側ドラ
ムとの隙間を周方向に複数に分割する仕切板とにより形
成され、回転ドラムから排出された研磨材循環路を通じ
て粒状研磨材を循環させることができるので、常に適当
量の粒状研磨材をメダルに接触させることができ、また
同一の研磨材を用いてメダル研磨を継続して行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はメダル研磨装置の断面図、第2図は第1図のII−
II線断面図である。 図中、1……研磨ドラム、2……外側ドラム、3……内
側ドラム、3a……通孔、3b……送り板、4……仕切板、
S……隙間、5……右側板、5c……排出口、6……左側
板、7……投入管、11……モータ、M……メダル、K…
…粒状研磨材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜状態で回転自在に支持され、外側ドラ
    ムと隙間を介して配置され、メダルよりも小径で粒状研
    磨材より大径の多数の孔を周面に有する内側ドラムとを
    配され、内部に収容されたメダル及び粒状研磨材を回転
    に伴って上方に移動可能な螺旋状送り板を前記内側ドラ
    ムの内周面に備えた回転ドラムと、 回転ドラムを所定方向に回転させる回転駆動源と、 回転ドラムの回転によって該ドラムからメダルを排出さ
    せるメダル排出口と、 前記外側ドラムと前記内側ドラムとの間の隙間を周方向
    に複数に分割する仕切板とにより形成され、回転ドラム
    から排出された粒状研磨材を該ドラム内に戻す研磨材循
    環路とを具備した、 ことを特徴とするメダル研磨装置。
JP1990051094U 1990-05-16 1990-05-16 メダル研磨装置 Expired - Lifetime JPH0733828Y2 (ja)

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JP1990051094U JPH0733828Y2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 メダル研磨装置

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JPH0411080U JPH0411080U (ja) 1992-01-29
JPH0733828Y2 true JPH0733828Y2 (ja) 1995-08-02

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ID=31570220

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379984U (ja) * 1986-11-13 1988-05-26

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JPH0411080U (ja) 1992-01-29

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