JPH08299007A - スリッパ用消音装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリッパの底面が床面とあたるとき発生する
騒音を、スリッパの底面に消音装置本体が密着するよう
装着部でスリッパに装着し同底面が床面との直接接触を
防止し緩衝と吸音の効果により著しく消音する。 【構成】 消音装置本体（１）を消音装置装着部（２）
でスリッパ本体（３）に装着する。上記本体（１）はス
リッパ本体底面（３１）に密着され床面との間に介在し
効果をはっきする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、スリッパ使用時の歩行
において発生しやすい騒音を低減し、生活環境の改善に
寄与し、ひいては近隣との騒音紛争の発生を未然に抑止
する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、スリッパ使用時の騒音の低減に
は特に効果的な技術はなく、使用方法で注意する程度で
あった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】スリッパの騒音は主に
スリッパ本体の底面が、使用者の歩行時に床面に打ち付
けられて発生する。この音は打ち付け合う両者の面の材
料が硬いほど高音となり使用者にとって不愉快なだけで
なく、床面階下に隣室のある場合耐え難い騒音となるこ
とがあった。使用方法での騒音低減にも限りがあり簡単
で確実な方法が求められていた。本発明は、上記の打ち
付け合う両者の面の間に簡単な方法で緩衝材料を介在さ
せ、発生すべき騒音を積極的に吸収軽減して消音し課題
を解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、主に上記緩衝
効果を発揮するための緩衝部とこれをスリッパに取りつ
けるための装着部より構成される。

【０００５】

【作用】このように構成し、対象とする騒音発生源のス
リッパ本体の底面に本装置の上記緩衝部が密着するよう
に上記装着部を用いて装着する。この結果従来床面に打
ち付けられていた上記底面は介在する緩衝材の緩衝効果
で著しく衝撃力が軽減され、従って発生騒音も低減す
る。

【０００６】

【実施例】以下、本発明を図１に示す実施例について説
明する。図において（１）は消音装置本体、（２）は消
音装置装着部、（３）スリッパ本体、（３１）はスリッ
パ本体底面、及び（３２）はスリッパ本体袋部であり全
体を下面より眺めた位置で示す。

【０００７】今本例について作動を説明すると、（１）
の消音装置本体が（３１）のスリッパ底面に密着するよ
うに（２）の消音装置装着部を用いて（３）のスリッパ
本体に装着する。本例では本装置は説明の便宜上（３
２）のスリッパ本体袋部以外の部位に装着されている
が、最適位置に適宜装着すれば良い。なお、スリッパ関
連部分は説明の便宜上描かれているので一点鎖線で図示
する。（１）の消音装置本体はスポンジあるいは柔らか
いゴム材料で生成され、（３１）のスリッパ本体底面が
床面などに打ちあたる際の衝撃を軽減すると同時に発生
騒音を吸収し、全体として消音をはかる。（２）の消音
装置装着部は前記消音装置本体の一部をなし、スリッパ
本体（３）に簡単に装着できるようにかつスリッパをは
いたとき足に違和感のないような薄い伸縮性のある布あ
るいはゴム膜で生成される。本例では帯形状の本部分
が、スリッパ本体（３）に図１のごとくはめあわされそ
の緊迫力で所定の位置に固定装着される。

【０００８】上記に加えて（１）の消音装置本体にはそ
の面部に溝あるいは突起を設けたり内部に空洞を設けた
りして消音効果を高めることが可能である（図示省
略）。

【０００９】また（２）の消音装置装着部は説明図とは
異なり、直接（３１）のスリッパ本体底面に篏入あるい
は磁力等により添着することも可能である（図示せ
ず）。

【００１０】図１は、本発明の装置の構成図を示す。

【００１１】

【発明の効果】本発明によれば消音装置本体が従来のス
リッパに簡単かつ確実に装着でき、これにより従来発生
していたスリッパと床面が打ち付けられて発生していた
騒音が大幅に軽減され消音される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わるスリッパ消音装置の図である。

【符号の説明】

（１） 消音装置本体 （２） 消音装置装着部 （３） スリッパ本体 （３１） スリッパ本体底面 （３２） スリッパ本体袋部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 スリッパ本体の床に接すべき底面に密着
   し消音効果を発揮する緩衝部と、そのような取りつけを
   可能にする装着部より成るスリッパ用消音装置。