JPH10148362A - 空気調和機の吸音材 - Google Patents
空気調和機の吸音材Info
- Publication number
- JPH10148362A JPH10148362A JP8308872A JP30887296A JPH10148362A JP H10148362 A JPH10148362 A JP H10148362A JP 8308872 A JP8308872 A JP 8308872A JP 30887296 A JP30887296 A JP 30887296A JP H10148362 A JPH10148362 A JP H10148362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- absorbing material
- air conditioner
- sound absorbing
- inner layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和機の吸音材に係り、取付作業性と吸
音性能を向上した空気調和機の吸音材を提供する。 【解決手段】 空気調和機の室外機本体1のベース2上
に配設され、音源となる圧縮機3、アキュムレータ4な
どを包み込み、前記音源からの発生音を吸収する内層5
aと外層5bとの二層構造の空気調和機の吸音材5にお
いて、前記吸音材5の音源側の内層5aは、フェルト材
を用いており、プレスにより前記圧縮機3、アキュムレ
ータ4の円周方向に沿って波形に折曲形成し、その山を
塩化ビニール製の外層5bと接着してなるようにする。
音性能を向上した空気調和機の吸音材を提供する。 【解決手段】 空気調和機の室外機本体1のベース2上
に配設され、音源となる圧縮機3、アキュムレータ4な
どを包み込み、前記音源からの発生音を吸収する内層5
aと外層5bとの二層構造の空気調和機の吸音材5にお
いて、前記吸音材5の音源側の内層5aは、フェルト材
を用いており、プレスにより前記圧縮機3、アキュムレ
ータ4の円周方向に沿って波形に折曲形成し、その山を
塩化ビニール製の外層5bと接着してなるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の吸音材
に係り、詳しくは圧縮機の発生音を吸収する吸音材の構
造に関する。
に係り、詳しくは圧縮機の発生音を吸収する吸音材の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の空気調和機の吸音材の一
例を示す要部平面図、図4は、図3における吸音材の要
部拡大斜視図である。従来の空気調和機の吸音材は、図
4に示すように前記音源側の内層をフェルト、外層を塩
化ビニールまたは、ゴムを用い、それらを互いに接着し
て構成した内層と外層との二層構造のものが用いられて
いた。この構造の吸音材では、図3に示すように圧縮
機、アキュムレータなどの外周を覆い取付ける場合に、
吸音材の厚みがあるため、前記フェルトの弾性により腰
が強く、作業性が向上しない問題があった。
例を示す要部平面図、図4は、図3における吸音材の要
部拡大斜視図である。従来の空気調和機の吸音材は、図
4に示すように前記音源側の内層をフェルト、外層を塩
化ビニールまたは、ゴムを用い、それらを互いに接着し
て構成した内層と外層との二層構造のものが用いられて
いた。この構造の吸音材では、図3に示すように圧縮
機、アキュムレータなどの外周を覆い取付ける場合に、
吸音材の厚みがあるため、前記フェルトの弾性により腰
が強く、作業性が向上しない問題があった。
【0003】一方、吸音材としての効果は、十分ではな
く取付け方によっては吸音不足のおそれがある問題があ
った。
く取付け方によっては吸音不足のおそれがある問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、空気調和機の圧縮機の発
生音をより内層吸収するとともに、その取付け作業を容
易にした空気調和機の吸音材を提供することを目的とす
る。
問題点に鑑みなされたもので、空気調和機の圧縮機の発
生音をより内層吸収するとともに、その取付け作業を容
易にした空気調和機の吸音材を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、音源となる圧縮機、アキュムレータなどを包み込
み、前記音源からの発生音を吸収する内層と外層との二
層構造の空気調和機の吸音材において、前記音源側の内
層を波形に折曲形成し、その山を外層と接着してなるよ
うにする。
に、音源となる圧縮機、アキュムレータなどを包み込
み、前記音源からの発生音を吸収する内層と外層との二
層構造の空気調和機の吸音材において、前記音源側の内
層を波形に折曲形成し、その山を外層と接着してなるよ
うにする。
【0006】そして、前記内層の波形を、前記圧縮機、
アキュムレータの円周方向に沿って形成してなるように
する。
アキュムレータの円周方向に沿って形成してなるように
する。
【0007】また、前記内層の波形の間隔と高さを、前
記圧縮機の発生する特定周波数帯域の発生音を吸収可能
な長さにしてなるようにする。一方、前記内層の波形
を、プレスにより形成してなるようにする。他方、前記
内層の材質が、フェルトであるようにする。あるいは、
前記外層の材質が、塩化ビニールまたはゴムであるよう
にする。
記圧縮機の発生する特定周波数帯域の発生音を吸収可能
な長さにしてなるようにする。一方、前記内層の波形
を、プレスにより形成してなるようにする。他方、前記
内層の材質が、フェルトであるようにする。あるいは、
前記外層の材質が、塩化ビニールまたはゴムであるよう
にする。
【0008】
【発明の実施の形態】音源となる圧縮機、アキュムレー
タなどを包み込み、前記音源からの発生音を吸収する内
層と外層との二層構造の空気調和機の吸音材において、
前記音源側の内層を波形に折曲形成し、その山を外層と
接着してなるようにする。
タなどを包み込み、前記音源からの発生音を吸収する内
層と外層との二層構造の空気調和機の吸音材において、
前記音源側の内層を波形に折曲形成し、その山を外層と
接着してなるようにする。
【0009】このようにして、空気調和機の吸音材の取
付け作業性と、吸音効果を向上することができる。
付け作業性と、吸音効果を向上することができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。なお、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。図1は、本発明による空気調和機の吸音材の一実施
例を示す要部平面図、図2は、図1における吸音材の要
部拡大斜視図である。
説明する。なお、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。図1は、本発明による空気調和機の吸音材の一実施
例を示す要部平面図、図2は、図1における吸音材の要
部拡大斜視図である。
【0011】本発明による吸音材5を用いた空気調和機
の室外機は、図1に示すように室外機本体1のベース2
上に配設され、音源となる圧縮機3、アキュムレータ4
などを包み込み、前記音源からの発生音を吸収する内層
と外層を接着した内層と外層との二層構造の吸音材5を
設けている。
の室外機は、図1に示すように室外機本体1のベース2
上に配設され、音源となる圧縮機3、アキュムレータ4
などを包み込み、前記音源からの発生音を吸収する内層
と外層を接着した内層と外層との二層構造の吸音材5を
設けている。
【0012】ここで、前記吸音材5の音源側の内層5a
は、フェルト材を用いており、プレスにより前記圧縮機
3、アキュムレータ4の円周方向に沿って波形に折曲形
成し、その山を塩化ビニール製の外層5bと接着してな
るようにする。
は、フェルト材を用いており、プレスにより前記圧縮機
3、アキュムレータ4の円周方向に沿って波形に折曲形
成し、その山を塩化ビニール製の外層5bと接着してな
るようにする。
【0013】そして、この間隔dは、出来るだけ小さく
する方が、外層5bとの接着点が多くなるので、作業性
がよくなる。また、前記内層の波形の間隔dと高さh
を、前記圧縮機3の発生する特定周波数帯域の発生音を
吸収可能な長さにしてなるようにする。この場合の間隔
dと高さhの値は、前記発生音を最も吸収できる実験デ
ータにより決定している。なお、前記外層の材質にはゴ
ムを用いてもよい。
する方が、外層5bとの接着点が多くなるので、作業性
がよくなる。また、前記内層の波形の間隔dと高さh
を、前記圧縮機3の発生する特定周波数帯域の発生音を
吸収可能な長さにしてなるようにする。この場合の間隔
dと高さhの値は、前記発生音を最も吸収できる実験デ
ータにより決定している。なお、前記外層の材質にはゴ
ムを用いてもよい。
【0014】次いで、本発明の効果について説明する。
前記吸音材5の音源側の内層5aは、前記圧縮機3、ア
キュムレータ4の円周方向に沿って波形に折曲形成され
ているので、その取付作業時に曲げ易くなり作業性が向
上する。
前記吸音材5の音源側の内層5aは、前記圧縮機3、ア
キュムレータ4の円周方向に沿って波形に折曲形成され
ているので、その取付作業時に曲げ易くなり作業性が向
上する。
【0015】また、前記波形に折曲された内層5aと外
層5bの間に形成された空気層により、前記圧縮機3の
発生音を減衰させ、吸音効果を向上させることができ
る。
層5bの間に形成された空気層により、前記圧縮機3の
発生音を減衰させ、吸音効果を向上させることができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明においては、音源と
なる圧縮機、アキュムレータなどを包み込み、前記音源
からの発生音を吸収する内層と外層との二層構造の空気
調和機の吸音材において、前記音源側の内層を波形に折
曲形成し、その山を外層と接着してなるようにした。
なる圧縮機、アキュムレータなどを包み込み、前記音源
からの発生音を吸収する内層と外層との二層構造の空気
調和機の吸音材において、前記音源側の内層を波形に折
曲形成し、その山を外層と接着してなるようにした。
【0017】この結果、空気調和機の圧縮機の発生音を
より内層吸収するとともに、その取付け作業を容易にし
た空気調和機の吸音材を提供することができる。
より内層吸収するとともに、その取付け作業を容易にし
た空気調和機の吸音材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の吸音材の一実施例を
示す要部平面図である。
示す要部平面図である。
【図2】図1における吸音材の要部拡大斜視図である。
【図3】従来の空気調和機の吸音材の一例を示す要部平
面図である。
面図である。
【図4】図3における吸音材の要部拡大斜視図である。
1 室外機本体 2 ベース 3 圧縮機 4 アキュムレータ 5 吸音材 5a 内層 5b 外層 d 波形の間隔 h 波形の高さ
Claims (6)
- 【請求項1】 音源となる圧縮機、アキュムレータなど
を包み込み、前記音源からの発生音を吸収する内層と外
層との二層構造の空気調和機の吸音材において、 前記音源側の内層を波形に折曲形成し、その山を外層と
接着してなることを特徴とする空気調和機の吸音材。 - 【請求項2】 前記内層の波形を、前記圧縮機、アキュ
ムレータの円周方向に沿って形成してなることを特徴と
する請求項1記載の空気調和機の吸音材。 - 【請求項3】 前記内層の波形の間隔と高さを、前記圧
縮機の発生する特定周波数帯域の発生音を吸収可能な長
さにしてなることを特徴とする請求項2記載の空気調和
機の吸音材。 - 【請求項4】 前記内層の波形を、プレスにより形成し
てなることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の空
気調和機の吸音材。 - 【請求項5】 前記内層の材質が、フェルトであること
を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の空気調和機の
吸音材。 - 【請求項6】 前記外層の材質が、塩化ビニールまたは
ゴムであることを特徴とする請求項1記載の空気調和機
の吸音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8308872A JPH10148362A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 空気調和機の吸音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8308872A JPH10148362A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 空気調和機の吸音材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148362A true JPH10148362A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17986285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8308872A Pending JPH10148362A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 空気調和機の吸音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10148362A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100368710B1 (ko) * | 1999-08-17 | 2003-01-24 | 차승식 | 방음용 방진패드 |
EP1300635A2 (en) * | 2001-10-05 | 2003-04-09 | Lg Electronics Inc. | Noise reduction structure of outdoor unit of large-sized air conditioner |
ES2199634A1 (es) * | 2000-05-16 | 2004-02-16 | Lg Electronice Inc | Estructura y procedimiento para atenuar el ruido de una unidad de aire acondicionado al aire libre. |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP8308872A patent/JPH10148362A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100368710B1 (ko) * | 1999-08-17 | 2003-01-24 | 차승식 | 방음용 방진패드 |
ES2199634A1 (es) * | 2000-05-16 | 2004-02-16 | Lg Electronice Inc | Estructura y procedimiento para atenuar el ruido de una unidad de aire acondicionado al aire libre. |
EP1300635A2 (en) * | 2001-10-05 | 2003-04-09 | Lg Electronics Inc. | Noise reduction structure of outdoor unit of large-sized air conditioner |
EP1300635A3 (en) * | 2001-10-05 | 2006-11-02 | Lg Electronics Inc. | Noise reduction structure of outdoor unit of large-sized air conditioner |
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