JPH08298900A - 中通し釣竿 - Google Patents

中通し釣竿

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JPH08298900A
JPH08298900A JP13599295A JP13599295A JPH08298900A JP H08298900 A JPH08298900 A JP H08298900A JP 13599295 A JP13599295 A JP 13599295A JP 13599295 A JP13599295 A JP 13599295A JP H08298900 A JPH08298900 A JP H08298900A
Authority
JP
Japan
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fishing line
rod
mirror
fishing
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP13599295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kurano
豊 蔵野
Tomoyoshi Tsurufuji
友義 鶴藤
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69518551T priority patent/DE69518551T2/de
Priority to DE69517711T priority patent/DE69517711T2/de
Priority to EP98109795A priority patent/EP0864253B1/en
Priority to US08/558,661 priority patent/US6408562B1/en
Priority to EP95118065A priority patent/EP0712572B1/en
Priority to DE69507771T priority patent/DE69507771T2/de
Priority to EP98109780A priority patent/EP0872181B1/en
Publication of JPH08298900A publication Critical patent/JPH08298900A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釣糸を円滑に挿通させると共に、釣糸や竿管
内面を損傷させ難い中通し釣竿を提供する。 【構成】 釣糸ガイドを配設していない領域であって、
釣糸12の挿通する領域の竿管10内側表面10Sを、
又は竿管内側に突出した釣糸ガイドの釣糸の接触する表
面を鏡面状の平滑な面に形成するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は竿管内部に環状釣糸ガイ
ドや螺旋状の釣糸ガイドを配設するか、或いはこうした
ガイドの無い中通し釣竿に関する。但し、中通し釣竿以
外の一般の釣竿にも適用できる。
【0002】
【従来の技術】竿管内面への釣糸の付着を阻止し、釣糸
を円滑に案内するために、竿管内面にフッ素樹脂粒子を
混入した樹脂層、又は超高分子量ポリエチレンの樹脂層
を形成した中通し釣竿が特開平5−268858号公報
に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】中通し釣竿は竿管内部
の空間に釣糸を通すため、小さな空間内を釣糸が通るこ
とになり、一般に釣糸は竿管内側表面に接触しながら移
動する。この場合、内側表面が粗面状態であると、釣糸
との摩擦抵抗の増大が生じたり、摩擦熱の上昇によって
釣糸が損傷し、また竿管内面に傷が付き易く、傷が付け
ばこれによって再び釣糸が損傷する。上記公報に開示の
釣竿では、撥水性が良好であって低摩擦係数の材料を使
用しているため、竿管内面は水滴が付着し難く、水滴に
よる釣糸抵抗は大きくならないが、低摩擦係数のフッ素
樹脂粒子を使用していても、竿管内側表面が粗面状態で
あると、フッ素樹脂粒子を樹脂塗材に混入させた混合物
を竿管内面に塗布させても粗面であることに変りはな
く、上述したように釣糸の挿通抵抗が増大する。また、
超高分子量ポリエチレンのフィルムを芯金に巻回してプ
リプレグと共に焼成する場合は、芯金表面の粗面状態に
依存した粗面状態の竿管内側表面になり、釣糸の挿通抵
抗が増大する。
【0004】依って本発明は、釣糸を円滑に挿通させる
と共に、釣糸や竿管内面を損傷させ難い中通し釣竿の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、釣糸ガイドを配設していない領域であって、釣糸の
挿通する領域の竿管内側表面を、又は竿管内側に突出し
た釣糸ガイドの釣糸の接触する表面を鏡面状の平滑な面
に形成したことを特徴とする中通し釣竿を提供する。
【0006】
【作用】釣糸の挿通、接触する表面を鏡面状の平滑面に
形成しておけば、釣糸の挿通抵抗は低減し、摩擦が少な
く釣糸や竿管内面の損傷も生じ難い。ここで、鏡面状平
滑面とは平均粗さが2ミクロン程度以下、好ましくは1
ミクロン程度以下の面粗さをいい、面粗さに比較して大
きな間隔をもって繰り返される起伏である所謂ウネリは
ここでは問題としていない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る竿管10
の部分縦断面図であり、図2はこのB部の拡大図であ
る。竿管10は、炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維に
エポキシ樹脂等を含浸させたプリプレグによって形成し
た竿管本体10Hの外側表面には塗膜層10Eが、内側
表面には合成樹脂、金属、セラミックス等による極薄被
膜層10Aが形成されている。この極薄被膜層10Aに
よって、竿管を焼成した後に芯金から抜き取る際に、竿
管内面が芯金の表面粗さの凹凸によって引っかかれ、強
化繊維が損傷することが防止できる。また、竿管本体1
0Hは3層に構成されており、強化繊維が略長手方向に
指向した厚い中間層10Cと、その内外に強化繊維が略
円周方向に指向した薄い内側層10B、外側層10Dが
配設されており、竿管の撓み剛性を確保すると共に竿管
の潰れに対する強度の向上を図っている。
【0008】この竿管10、又は竿管10の前方領域は
上記極薄被膜層10Aの内側表面10S側には図3に示
すような釣糸ガイドGが配設されておらず、釣糸12は
この竿管内側表面10Sに接触する。従って、釣糸の接
触抵抗を低減させるべく、また、水滴が付着した状態で
釣糸が接触しても水滴が移動し易く、釣糸抵抗を低減す
べく、竿管内側表面10Sを鏡面状平滑面に構成してい
る。この極薄被膜層10Aが合成樹脂であって混合材で
ない場合は、樹脂フィルムにしてプリプレグの内側に位
置するよう芯金に巻回し、焼成して芯金を抜いたその内
面をバフによる内面研磨や、研磨材を竿管素材内面に入
れて振動を付与したり、その他空気や液体に混合した研
磨材を竿管素材内面に吹付けたりし、竿管内面と研磨材
との相対運動によって鏡面状平滑面に形成する。
【0009】極薄被膜層10Aが金属やセラミックス等
の場合は、鏡面状平滑面のフィルム状基台の上に、蒸着
等によって鏡面状の薄膜を形成し、これをプリプレグの
内側に位置するよう芯金に巻回し、焼成して芯金を抜け
ば、鏡面状平滑面を有する竿管となる。勿論、上記のよ
うに研磨することにより鏡面状平滑面を得ることもでき
る。金属やセラミックスは合成樹脂の場合よりも硬質で
あって耐摩耗性を有するため、釣糸が接触通過する中通
し釣竿の内面として適する。
【0010】以上の他、芯金の表面の仕上げの面粗さを
三角記号4個として鏡面状平滑面に仕上げ、焼成後に竿
管素材を芯金から引き抜いた状態において竿管内面が鏡
面状平滑面となる方法でもよい。従来の芯金表面の仕上
げは三角記号2個か3個の加工仕上げであって、面粗さ
は10〜5ミクロン程度であったが、それを2ミクロン
以下、好ましくは1〜0.2ミクロン程度にするために
は、三角記号が4個(面粗さが0.8ミクロン程度以
下)の研磨加工仕上げにする。この面粗さはJISにい
う最大高さを基準とするが、測定の便利さによっては平
均粗さとしてもよい。
【0011】強化繊維によって強化されて樹脂をマトリ
ックスとするFRPや、強化繊維によって強化されて金
属をマトリックスとするFRM等の複合材が竿管の内側
表面層である場合、並びにセラミックス粒子,フッ素系
樹脂粒子,金属粒子等を混合させた混合樹脂層が竿管の
内側表面層である場合は、上記と同様に芯金表面を三角
記号4個の仕上げとすることによって、竿管を焼成した
後に芯金から引き抜いて鏡面状平滑面を得ることができ
る。また、FRMの場合は母材が比較的硬い金属である
ため、成形後に上述した研磨によって鏡面状平滑面にす
ることもできる。このFRM等の母材が硬質な複合材が
竿管内側表面層となる場合は、釣糸による摩耗等が防止
され、結果的に釣糸の損傷や糸抵抗も低減される。
【0012】プリプレグの焼成温度では溶融しない、溶
融温度の比較的高い樹脂フィルムを予め鏡面状平滑面に
形成しておき、プリプレグと共に焼性形成しても竿管内
面に鏡面状平滑面は得られる。また、セラミックス粒
子,フッ素樹脂粒子,金属粒子等を混合させた混合樹脂
フィルムの場合も、既述のように芯金表面を鏡面状平滑
面に仕上げておき、プリプレグの内側になるように巻回
して焼成したり、或いは、母材樹脂がプリプレグの焼成
温度では溶融しない、溶融温度の比較的高い樹脂の場合
は、芯金表面の状態が鏡面状でなくても、混合樹脂フィ
ルムを予め鏡面状平滑面に形成しておき、プリプレグと
共に焼成形成しても竿管内面に鏡面状平滑面が得られ
る。
【0013】以上のようにして形成した鏡面状内側表面
に、3フッ化塩化エチレン、4フッ化塩化エチレンの重
合体等のフッ素系樹脂を配設して水滴の接触角度が11
0度以上の撥水性表面にしたり、また逆にアルミニウム
の酸化表面層にしたり、界面活性剤を施して接触角度が
80度以下の親水性表面にすれば、更に糸抵抗が低減す
る。即ち、水滴による糸抵抗の大部分は、水滴と空気と
の界面を釣糸が出入りして受ける。撥水性面では水滴が
付着し難く、また付着しても釣糸と共に移動し易く、釣
糸の抵抗が小さくなる。親水性面では水滴が連続して膜
状になり易く、水滴と空気との界面を釣糸が出入りする
ことが少なくなり、水膜中を走行移動する状態となるた
め、釣糸の抵抗が低減する。
【0014】図3は本発明に係る他の実施例を示し、図
2に対応する部分拡大図である。この例では竿管内面に
螺旋状やリング状の釣糸ガイドGが突出配設されてお
り、釣糸の接触するその内側面GSを鏡面状平滑面に仕
上げている。また、極薄被膜層10Aの内側表面10S
も鏡面状の平滑面に仕上げており、釣糸は釣糸ガイドG
のみならずこの極薄被膜層10Aにも接触することがあ
り、釣糸抵抗を尚一層低減させるために極薄被膜層10
Aを鏡面状に仕上げているが、釣糸ガイドGの内側面G
Sのみを鏡面状に仕上げたのでもよい。
【0015】上記釣糸ガイドG付きの竿管を製造するに
は、螺旋状やリング状の凹溝を形成したシリコン樹脂等
の変形可能な管を芯金に被管させ、主として長手方向に
指向した炭素繊維等を強化繊維とするプリプレグ条体を
この溝に沿って配設し、その上から合成樹脂の極薄フィ
ルムを巻回し、更に竿管本体用のプリプレグを巻回して
加圧焼成し、芯金を引抜いた後、シリコン樹脂等の変形
可能な管を変形させて抜き取る。こうして釣糸ガイドが
内側に突出した竿管が形成できる。この場合、凹溝を含
めて変形管の外側表面を鏡面状に仕上げておけば、竿管
成形時に自動的に鏡面状の平滑面GS,10Sが得られ
る。
【0016】こうして釣糸接触面を鏡面状の平滑面にし
た竿管に釣糸を挿通させれば、釣糸の接触抵抗が低減
し、水滴による抵抗も少なく、また摩擦が少ないため釣
糸も竿管内面も損傷し難い。以上の実施例における極薄
被膜層10Aは無くてもよい。また、竿管本体10Hの
構造は任意である。更には、以上説明した鏡面状平滑面
を中通し釣竿以外の一般の釣竿の内面に適用してもよ
く、また全ての釣竿の外側面に適用してもよい。こうし
た鏡面状平滑面では、汚れが付着し難く、また汚れた場
合でも除去が容易である。従って、清潔であり、汚れに
起因する異臭の残留防止ができる他、竿管の亀裂発生の
元を防止でき、強度の強い丈夫な釣竿が提供できる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、釣糸の当る表面を鏡面状平滑面に形成したの
で、釣糸接触時の摩擦抵抗が低減でき、また、表面に水
滴が付着した状態で釣糸が接触しても水滴は移動し易
く、糸抵抗への影響を低減できる。更には、摩擦抵抗が
小さいため、擦られず、また摩擦熱も小さく、釣糸や竿
管内面を損傷させ難い中通し釣竿の提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る中通し釣竿の竿管の部分縦
断面図である。
【図2】図2は図1のB部の拡大図である。
【図3】図3は本発明に係る第2実施例の中通し釣竿要
部の縦断面図であり、図2に対応する図である。
【符号の説明】
10 竿管 10S 竿管内側表面 G 釣糸ガイド GS 釣糸ガイドの釣糸接触表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣糸ガイドを配設していない領域であっ
    て、釣糸の挿通する領域の竿管内側表面を、又は竿管内
    側に突出した釣糸ガイドの釣糸の接触する表面を鏡面状
    の平滑な面に形成したことを特徴とする中通し釣竿。
JP13599295A 1994-11-16 1995-05-10 中通し釣竿 Pending JPH08298900A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13599295A JPH08298900A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 中通し釣竿
DE69518551T DE69518551T2 (de) 1994-11-16 1995-11-16 Angelrute mit Schnurinnenführung
DE69517711T DE69517711T2 (de) 1994-11-16 1995-11-16 Angelrute mit Schnurinnenführung
EP98109795A EP0864253B1 (en) 1994-11-16 1995-11-16 Intra-line fishing rod
US08/558,661 US6408562B1 (en) 1994-11-16 1995-11-16 Intra-line fishing rod
EP95118065A EP0712572B1 (en) 1994-11-16 1995-11-16 Intra-line fishing rod
DE69507771T DE69507771T2 (de) 1994-11-16 1995-11-16 Angelrute mit Schnurinnenführung
EP98109780A EP0872181B1 (en) 1994-11-16 1995-11-16 Intra-line fishing rod
US09/983,089 US6543178B2 (en) 1994-11-16 2001-10-23 Intra-line fishing rod

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