JPH08298407A - プリントアンテナ - Google Patents
プリントアンテナInfo
- Publication number
- JPH08298407A JPH08298407A JP7101821A JP10182195A JPH08298407A JP H08298407 A JPH08298407 A JP H08298407A JP 7101821 A JP7101821 A JP 7101821A JP 10182195 A JP10182195 A JP 10182195A JP H08298407 A JPH08298407 A JP H08298407A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric substrate
- antenna
- view
- printed antenna
- low dielectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリントアンテナにおいて、広帯域でかつ軽
量化を図る。 【構成】 アンテナパターン2形成用誘電体基板12と
アースパターン形成用誘電体基板13との間の距離を保
つための低誘電体基板11に、貫通孔15を穿設する。
これにより、従来の孔のない広帯域プリントアンテナに
比較して軽量のプリントアンテナが得られる。
量化を図る。 【構成】 アンテナパターン2形成用誘電体基板12と
アースパターン形成用誘電体基板13との間の距離を保
つための低誘電体基板11に、貫通孔15を穿設する。
これにより、従来の孔のない広帯域プリントアンテナに
比較して軽量のプリントアンテナが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリントアンテナに関
し、特に広帯域特性を有するプリントアンテナの構造に
関するものである。
し、特に広帯域特性を有するプリントアンテナの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリントアンテナの例を図3に示
しており、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は
裏面図である。図3において、低誘電率でかつ低誘電体
損のプリント基板1の主表面にアンテナパターン導体2
が形成されており、プリント基板1の他表面である裏面
にアース導体3が形成されている。
しており、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は
裏面図である。図3において、低誘電率でかつ低誘電体
損のプリント基板1の主表面にアンテナパターン導体2
が形成されており、プリント基板1の他表面である裏面
にアース導体3が形成されている。
【0003】同軸コネクタ等の同軸線路4の中心導体5
を、このプリント基板1の裏面によりアンテナパターン
2に半田付等で直結させることにより、同軸部から入力
された電磁波をアンテナパターン2から自由空間に放射
する構造となっている。
を、このプリント基板1の裏面によりアンテナパターン
2に半田付等で直結させることにより、同軸部から入力
された電磁波をアンテナパターン2から自由空間に放射
する構造となっている。
【0004】この様な構造のプリントアンテナにおい
て、広帯域特性を得るためには、アンテナパターン2と
アース面3との距離を大きくし、更にこの距離の部分の
誘電率を空気に近い低誘電率とすることが必要である。
そこで、図4に示す様な構造のプリントアンテナが提案
されている。
て、広帯域特性を得るためには、アンテナパターン2と
アース面3との距離を大きくし、更にこの距離の部分の
誘電率を空気に近い低誘電率とすることが必要である。
そこで、図4に示す様な構造のプリントアンテナが提案
されている。
【0005】図4において、(A)は平面図、(B)は
側面図、(C)は裏面図であり、図3と同等部分は同一
符号にて示されている。
側面図、(C)は裏面図であり、図3と同等部分は同一
符号にて示されている。
【0006】図4を参照すると、2つの誘電体基板12
と13との間に、厚みのある低誘電体基板11を挟止す
る構造とし、誘電体基板12の主表面上にアンテナパタ
ーン導体2を形成し、誘電体基板13の裏面にアースパ
ターン導体3を形成する。そして、同軸線路4の中心導
体5をアンテナパターン導体2に直結させる構造となっ
ている。
と13との間に、厚みのある低誘電体基板11を挟止す
る構造とし、誘電体基板12の主表面上にアンテナパタ
ーン導体2を形成し、誘電体基板13の裏面にアースパ
ターン導体3を形成する。そして、同軸線路4の中心導
体5をアンテナパターン導体2に直結させる構造となっ
ている。
【0007】低誘電体基板11は、アンテナパターン2
とアース面3との距離により周波数と比帯域とが変化す
るために、一定の厚みを確保する目的で使用されてい
る。その材料としては、ペーパーハニカム、発泡材等が
多く用いられている。ペーパハニカムは発泡材の約10
0倍の価格差があり、高価であるために、一般の低価格
のプリントアンテナには発泡材が使用されている。
とアース面3との距離により周波数と比帯域とが変化す
るために、一定の厚みを確保する目的で使用されてい
る。その材料としては、ペーパーハニカム、発泡材等が
多く用いられている。ペーパハニカムは発泡材の約10
0倍の価格差があり、高価であるために、一般の低価格
のプリントアンテナには発泡材が使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のプリントアンテ
ナにおいて、比帯域を3%以上(リターンロス:15d
B以上)の広帯域とするには、図4に示した如く、厚み
のある低誘電体基板11を用いて、アンテナパターン2
用の誘電体基板12とアース面3用の誘電体基板13と
の3種類の基板を積層した構造とする必要があり、重量
が大になるという欠点がある。広帯域化すればするほど
低誘電体基板11の厚みを大とすることが必要であり、
よってそれだけ重量が増大するという問題がある。
ナにおいて、比帯域を3%以上(リターンロス:15d
B以上)の広帯域とするには、図4に示した如く、厚み
のある低誘電体基板11を用いて、アンテナパターン2
用の誘電体基板12とアース面3用の誘電体基板13と
の3種類の基板を積層した構造とする必要があり、重量
が大になるという欠点がある。広帯域化すればするほど
低誘電体基板11の厚みを大とすることが必要であり、
よってそれだけ重量が増大するという問題がある。
【0009】本発明の目的は、広帯域特性を維持しつつ
軽量化を図ることが可能な広帯域プリントアンテナを提
供することである。
軽量化を図ることが可能な広帯域プリントアンテナを提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、主表面
にアンテナパターンが形成された第1の誘電体基板と、
主表面にアースパターンが形成された第2の誘電体基板
と、前記第1及び第2の誘電体基板の間に設けられこれ
等誘電体基板の誘電体よりも小なる誘電率を有する低誘
電体基板とを含むプリントアンテナであって、前記低誘
電体基板に孔を設けたことを特徴とするプリントアンテ
が得られる。
にアンテナパターンが形成された第1の誘電体基板と、
主表面にアースパターンが形成された第2の誘電体基板
と、前記第1及び第2の誘電体基板の間に設けられこれ
等誘電体基板の誘電体よりも小なる誘電率を有する低誘
電体基板とを含むプリントアンテナであって、前記低誘
電体基板に孔を設けたことを特徴とするプリントアンテ
が得られる。
【0011】
【作用】アンテナパターン用誘電体基板とアースパター
ン用誘電体基板との間の距離を保つための低誘電体基板
に貫通孔を穿設することで、軽量の広帯域プリントアン
テナを得る。
ン用誘電体基板との間の距離を保つための低誘電体基板
に貫通孔を穿設することで、軽量の広帯域プリントアン
テナを得る。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の構造を示してお
り、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は裏面図
であ、(D)は低誘電体基板11の平面図を示す。尚、
図4と同等部分は同一符号により示されている。
り、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は裏面図
であ、(D)は低誘電体基板11の平面図を示す。尚、
図4と同等部分は同一符号により示されている。
【0014】図4と異なる部分についてのみ述べると、
アンテナパターン2が表面に形成された誘電体基板12
とアースパターンが表面に形成された誘電体基板13と
の間の距離を維持するための低誘電体基板11に複数個
の貫通孔15を穿設し、軽量化を図っている。
アンテナパターン2が表面に形成された誘電体基板12
とアースパターンが表面に形成された誘電体基板13と
の間の距離を維持するための低誘電体基板11に複数個
の貫通孔15を穿設し、軽量化を図っている。
【0015】この貫通孔15の数は1個でもよく、また
図1の(D)に示す様に複数個(例では9個)としても
良い。要するに、厚みの大なる低誘電体基板11の軽量
化を図るものであれば良いものである。
図1の(D)に示す様に複数個(例では9個)としても
良い。要するに、厚みの大なる低誘電体基板11の軽量
化を図るものであれば良いものである。
【0016】例として、80mm×80mmの正方形
で、厚さ5mmの低誘電体基板である発泡材11に、φ
20mmの孔15を9個穿設することで、従来の図4の
ものに比較して約44%の軽量化が実現できることにな
る。
で、厚さ5mmの低誘電体基板である発泡材11に、φ
20mmの孔15を9個穿設することで、従来の図4の
ものに比較して約44%の軽量化が実現できることにな
る。
【0017】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
アンテナ給電部に、図1の同軸給電型の代わりにスロッ
ト給電型を用いた例であり、図1と同等部分は同一符号
により示されている。
アンテナ給電部に、図1の同軸給電型の代わりにスロッ
ト給電型を用いた例であり、図1と同等部分は同一符号
により示されている。
【0018】図2(A)はアース面用の誘電体基板13
の表面を示しており、表面全面にアース導体3を形成
し、その中央に長さ約λ/4(λは信号波長)のスロッ
ト部14を設ける。そして、その裏面には、図2(B)
に示す如く、ストリップ線路16を形成してRF給電パ
ターンとし、その端部16aをRF入出力端子とするの
である。
の表面を示しており、表面全面にアース導体3を形成
し、その中央に長さ約λ/4(λは信号波長)のスロッ
ト部14を設ける。そして、その裏面には、図2(B)
に示す如く、ストリップ線路16を形成してRF給電パ
ターンとし、その端部16aをRF入出力端子とするの
である。
【0019】図2(C),(D)に積層体として組立て
た場合の平面図及び側面図を夫々示しており、アンテナ
パターン2と,スロット14と,ストリップ線路16と
の位置関係を示すものである。
た場合の平面図及び側面図を夫々示しており、アンテナ
パターン2と,スロット14と,ストリップ線路16と
の位置関係を示すものである。
【0020】上記各実施例では、アンテナパターン2と
して円形のものを示したが、矩形のものでも良いことは
明らかである。
して円形のものを示したが、矩形のものでも良いことは
明らかである。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、低誘
電体基板に1若しくは複数の孔を設けることにより、広
帯域でありながら、孔のないものと比較して軽量化が図
れるという効果がある。
電体基板に1若しくは複数の孔を設けることにより、広
帯域でありながら、孔のないものと比較して軽量化が図
れるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(A)は平面
図、(B)は側面図、(C)は裏面図、(D)は低誘電
体基板11の平面図である。
図、(B)は側面図、(C)は裏面図、(D)は低誘電
体基板11の平面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すもので、(A)はア
ース面用誘電体基板の表面図、(B)は同じくその裏面
図、(C)は全体構造の平面図、(D)はその側面図で
ある。
ース面用誘電体基板の表面図、(B)は同じくその裏面
図、(C)は全体構造の平面図、(D)はその側面図で
ある。
【図3】従来のプリントアンテナの一例を示し、(A)
は正面図、(B)は側面図、(C)は裏面図である。
は正面図、(B)は側面図、(C)は裏面図である。
【図4】従来のプリントアンテナの他の例を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は裏面図であ
る。
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は裏面図であ
る。
2 アンテナパターン導体 3 アース導体 4 同軸コネクタ 5 中心導体 11 低誘電体基板 12 アンテナパターン用誘電体基板 13 アース面用誘電体基板 14 スロット 15 孔 16 ストリップ線路
Claims (3)
- 【請求項1】 主表面にアンテナパターンが形成された
第1の誘電体基板と、主表面にアースパターンが形成さ
れた第2の誘電体基板と、前記第1及び第2の誘電体基
板の間に設けられこれ等誘電体基板の誘電体よりも小な
る誘電率を有する低誘電体基板とを含むプリントアンテ
ナであって、前記低誘電体基板に孔を設けたことを特徴
とするプリントアンテナ。 - 【請求項2】 前記アンテナパターンは円形若しくは矩
形であることを特徴とする請求項1記載のプリントアン
テナ。 - 【請求項3】 同軸給電型若しくはスロット給電型の構
成とされていることを特徴とする請求項1または2記載
のプリントアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7101821A JPH08298407A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | プリントアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7101821A JPH08298407A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | プリントアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08298407A true JPH08298407A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14310790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7101821A Withdrawn JPH08298407A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | プリントアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08298407A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008536357A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-09-04 | ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン | Rfidトランズポンダアンテナの丈夫な取付け |
KR102005548B1 (ko) * | 2018-04-27 | 2019-07-30 | 정윤화 | 모바일 통신 장치용 안테나 모듈과 그 제조방법 |
JP2021153330A (ja) * | 2016-05-10 | 2021-09-30 | ノヴァテル インコーポレイテッドNOVATEL Inc. | パターン化されたキャビティを有する誘電体基板を用いた積層パッチアンテナ |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP7101821A patent/JPH08298407A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008536357A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-09-04 | ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン | Rfidトランズポンダアンテナの丈夫な取付け |
JP2021153330A (ja) * | 2016-05-10 | 2021-09-30 | ノヴァテル インコーポレイテッドNOVATEL Inc. | パターン化されたキャビティを有する誘電体基板を用いた積層パッチアンテナ |
US11888242B2 (en) | 2016-05-10 | 2024-01-30 | Novatel Inc. | Stacked patch antennas using dielectric substrates with patterned cavities |
KR102005548B1 (ko) * | 2018-04-27 | 2019-07-30 | 정윤화 | 모바일 통신 장치용 안테나 모듈과 그 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |