JPH08298198A - メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプラズマ - Google Patents
メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプラズマInfo
- Publication number
- JPH08298198A JPH08298198A JP7134634A JP13463495A JPH08298198A JP H08298198 A JPH08298198 A JP H08298198A JP 7134634 A JP7134634 A JP 7134634A JP 13463495 A JP13463495 A JP 13463495A JP H08298198 A JPH08298198 A JP H08298198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma
- mesoscopic
- nanoscale
- size
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】材料合成などに広くもちいられている現在のプ
ラズマは、その大きさが、数mmから数十cmの大きさ
を持つため、そのナノメータースケールの材料合成、処
理といった局所的材料プロセシグへの応用においては、
レジストやマスクの必要性など、数々の制限を受け、そ
の解決策が望まれている。その制約、限界を凌駕する新
しいプラズマとしてのメゾスコピックプラズマおよびナ
ノスケールプラズマを提供するとともに、そのユニーク
なプラズマ材料プロセシングへの応用を行うことを目的
とする。 【構成】放電プラズマの大きさの少なくとも1つのデイ
メンションが、プラズマガスの平均自由行程の大きさ以
上で、かつ10μm以下10nm以上といったメゾスコ
ピック領域あるいはナノスケール領域の極微小の大きさ
をもつプラズマ、つまり、本発明で呼ぶところの、メゾ
スコピックプラズマおよびナノスケールプラズマ。そし
てまた、本プラズマを用いた、プラズマ反応、および、
成膜、エッチング、表面処理を含む表面改質などのプラ
ズマ材料プロセシングへの応用。
ラズマは、その大きさが、数mmから数十cmの大きさ
を持つため、そのナノメータースケールの材料合成、処
理といった局所的材料プロセシグへの応用においては、
レジストやマスクの必要性など、数々の制限を受け、そ
の解決策が望まれている。その制約、限界を凌駕する新
しいプラズマとしてのメゾスコピックプラズマおよびナ
ノスケールプラズマを提供するとともに、そのユニーク
なプラズマ材料プロセシングへの応用を行うことを目的
とする。 【構成】放電プラズマの大きさの少なくとも1つのデイ
メンションが、プラズマガスの平均自由行程の大きさ以
上で、かつ10μm以下10nm以上といったメゾスコ
ピック領域あるいはナノスケール領域の極微小の大きさ
をもつプラズマ、つまり、本発明で呼ぶところの、メゾ
スコピックプラズマおよびナノスケールプラズマ。そし
てまた、本プラズマを用いた、プラズマ反応、および、
成膜、エッチング、表面処理を含む表面改質などのプラ
ズマ材料プロセシングへの応用。
Description
【0001】
【産業上の利用】本発明はプラズマ技術に関し、より詳
しくは、メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプ
ラズマ、そして、これらのプラズマを用いたプラズマ材
料プロセシングに関する。
しくは、メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプ
ラズマ、そして、これらのプラズマを用いたプラズマ材
料プロセシングに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとしている課題】
現代の材料開発、生産技術において、多くの分野で、プ
ラズマ材料プロセシング技術が用いられており、今後、
益々その地位は重要なものになっていくものと考えられ
ている。
現代の材料開発、生産技術において、多くの分野で、プ
ラズマ材料プロセシング技術が用いられており、今後、
益々その地位は重要なものになっていくものと考えられ
ている。
【0003】とりわけ、半導体などの電子デバイスプロ
セシングなどにおいて、プラズマプロセシング技術は不
可欠なものとなっている。しかしながら、従来、プラズ
マプロセシングに用いられているプラズマは、主にその
大きさが、数mmから数十cmといったマクロスケール
(巨視的)のデイメンションをもっため、マイクロデバ
イスプロセスのような、μm、nmスケールの空間的局
所プロセシングが必要になる際には、レジストやマスキ
ングのプロセスが要となり、プロセシング全体の繁雑
化、制限、限界を与えている。
セシングなどにおいて、プラズマプロセシング技術は不
可欠なものとなっている。しかしながら、従来、プラズ
マプロセシングに用いられているプラズマは、主にその
大きさが、数mmから数十cmといったマクロスケール
(巨視的)のデイメンションをもっため、マイクロデバ
イスプロセスのような、μm、nmスケールの空間的局
所プロセシングが必要になる際には、レジストやマスキ
ングのプロセスが要となり、プロセシング全体の繁雑
化、制限、限界を与えている。
【0004】本発明は、かかる状況のもとで、新しいプ
ラズマとしてのメゾスコピックプラズマおよびナノスケ
ールプラズマを提供するとともに、そのユニークなプラ
ズマ材料プロセシングへの応用を行うことを目的とす
る。
ラズマとしてのメゾスコピックプラズマおよびナノスケ
ールプラズマを提供するとともに、そのユニークなプラ
ズマ材料プロセシングへの応用を行うことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために、放電プラズマの大きさの少なくとも1
つのデイメンションが、プラズマガスの平均自由行程の
大きさ以上で、かつ10μm以下10nm以上といった
メゾスコピック領域あるいはナノスケール領域の極微小
の大きさをもつプラズマ、つまり本発明で呼ぶところ
の、メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプラズ
マを提案、提供するものである。また、それらのユニー
クなプラズマ材料プロセシングへの応用を行う。
解決するために、放電プラズマの大きさの少なくとも1
つのデイメンションが、プラズマガスの平均自由行程の
大きさ以上で、かつ10μm以下10nm以上といった
メゾスコピック領域あるいはナノスケール領域の極微小
の大きさをもつプラズマ、つまり本発明で呼ぶところ
の、メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプラズ
マを提案、提供するものである。また、それらのユニー
クなプラズマ材料プロセシングへの応用を行う。
【0011】
【実施例】図1は本発明プラズマの実施例を示す概略図
である。図において、1、2はプラズマ生成用電極であ
る。電極(1、2)の間に、プラズマ電源3により、適
当な電圧を加えることによりこの空隙中に、プラズマ
(メゾスコピックプラズマあるいはナノスケールプラズ
マ)が生成される(4)。但しこの時、電極間距離は、
プラズマガスの平均自由行程の大きさ以上で、かつ、1
0μm以下10nm以上といったメゾスコピック領域あ
るいはナノスケール領域の極微小の大きさをもつよう制
御されている。これらは、プラズマ容器5の中に収めら
れ、ガス導入口6、同排出口7が設置されている。図面
は本研究の実施例であり、本発明の範囲がこれにより限
定されるものでないことは勿論である。
である。図において、1、2はプラズマ生成用電極であ
る。電極(1、2)の間に、プラズマ電源3により、適
当な電圧を加えることによりこの空隙中に、プラズマ
(メゾスコピックプラズマあるいはナノスケールプラズ
マ)が生成される(4)。但しこの時、電極間距離は、
プラズマガスの平均自由行程の大きさ以上で、かつ、1
0μm以下10nm以上といったメゾスコピック領域あ
るいはナノスケール領域の極微小の大きさをもつよう制
御されている。これらは、プラズマ容器5の中に収めら
れ、ガス導入口6、同排出口7が設置されている。図面
は本研究の実施例であり、本発明の範囲がこれにより限
定されるものでないことは勿論である。
【0012】
【発明の効果】プラズマの大きさが、10nmから10
μmといったμm、nmスケールのデイメンションをも
つため、μm、nmスケールの空間的局所プロセシング
において、レジストやマスキングなどのプロセスが不必
要となり、プロセシング全体の繁雑化、制限、限界から
解放される。
μmといったμm、nmスケールのデイメンションをも
つため、μm、nmスケールの空間的局所プロセシング
において、レジストやマスキングなどのプロセスが不必
要となり、プロセシング全体の繁雑化、制限、限界から
解放される。
【図1】本発明プラズマの実施例を示す概略図である
1、2 プラズマ電極 3 プラズマ電源 4 発生したプラズマ(メゾスコピックプラズマある
いはナノスケールプラズマ) 5 プラズマ容器 6 ガス導入口 7 ガス排出口
いはナノスケールプラズマ) 5 プラズマ容器 6 ガス導入口 7 ガス排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05H 1/46 H01L 21/302 C
Claims (2)
- 【請求項1】 放電プラズマのうち、その大きさの少な
くとも1つのデイメンションが、プラズマガスの平均自
由行程の大きさ以上で、かつ10μm以下10nm以上
といったメゾスコピック領域あるいはナノスケール領域
の極微小の大きさをもつプラズマ。 - 【請求項2】 上記プラズマを用いた、プラズマ反応方
法、プラズマ成膜,プラズマエッチング,プラズマ表面
改質などのプラズマ表面処理といったプラズマ材料プロ
セシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7134634A JPH08298198A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプラズマ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7134634A JPH08298198A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプラズマ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08298198A true JPH08298198A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=15132965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7134634A Pending JPH08298198A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | メゾスコピックプラズマおよびナノスケールプラズマ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08298198A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006001455A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | The University Of Tokyo | プラズマ発生装置並びにこれを使用した生体内プラズマ処理装置及び表面処理装置 |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP7134634A patent/JPH08298198A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006001455A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | The University Of Tokyo | プラズマ発生装置並びにこれを使用した生体内プラズマ処理装置及び表面処理装置 |
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