JPH0829760B2 - パイプ結合構造 - Google Patents

パイプ結合構造

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JPH0829760B2
JPH0829760B2 JP63017652A JP1765288A JPH0829760B2 JP H0829760 B2 JPH0829760 B2 JP H0829760B2 JP 63017652 A JP63017652 A JP 63017652A JP 1765288 A JP1765288 A JP 1765288A JP H0829760 B2 JPH0829760 B2 JP H0829760B2
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JP
Japan
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pipe
joint
pipes
viscoelastic material
butted
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JP63017652A
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一英 留目
瑞穂 池田
一守 浜
忠彦 菊池
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NEC Corp
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NEC Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パイプ結合構造に関し、特に宇宙空間にお
ける宇宙基地等の宇宙構造物の振動減衰力を高め得るパ
イプ結合構造に関する。
(従来の技術) 人工衛星,プラットホーム,宇宙基地等の宇宙構造物
は、軌道上で各種の外乱を受けて振動する。これにより
観測装置やアンテナ等の指向方向が乱される。従来の技
術としては、アンテナ取付部にポインティングメカニズ
ムを設けて指向させる例等もあるが、一般には宇宙構造
物の有する振動減衰力に頼っていた。
(発明が解決しようとする課題) 前述したアンテナのポインティングメカニズム等はセ
ンサ,制御回路,駆動メカニズム等複雑なシステム構成
となり、装置の信頼度を低下させ、また重量,電力が増
大するので宇宙航行体システム設計上も問題となってい
た。
一方、微小重力環境を利用する実験装置や製造装置の
場合、宇宙構造物の振動により微小重力環境が破壊され
るから、振動が実験等に影響を与えない程度に減衰する
まで実験や製造が中断をよぎなくされるという問題があ
る。一般に宇宙構造物の振動減衰力は小さく、振動減衰
には相当な時間がかかる。
(課題を解決するための手段) 前述の問題点を解決するために本願の第1の発明が提
供する手段は、径を同じくする第1及び第2の円筒形パ
イプを共通の軸上に直線状に結合してなり、宇宙航行体
のフレームをなすパイプ結合構造において、 前記第1のパイプの片方の端面と前記第2のパイプの
片方の端面とは軸方向にわずかな間隙を置いて互いに突
き合わされており、 前記第1及び第2のパイプの互いに突き合わされた側
の端部には、該第1のパイプの端部から該第2のパイプ
の端部に架けてゴム等の粘弾性材料が巻着され、 さらに、前記巻着された粘弾性材料の外側には、シー
ト状アルミが巻き付けられ、接着されている ことを特徴とするパイプ結合構造である。
また、前述の問題点を解決するために本願の第2の発
明が提供する手段は、第1及び第2の円筒形パイプを共
通の軸上に直線状に結合してなり、宇宙航行体のフレー
ムをなすパイプ結合構造において、 前記第1のパイプの片方の端面と前記第2のパイプの
片方の端面とは軸方向にわずかな間隙を置いて互いに突
き合わされており、 互いに突き合わされた側の前記第1及び第2のパイプ
の端部は、剛性のある継手及びゴム等の粘弾性材料で互
いに連結され、 前記継手は前記第1及び第2のパイプと同軸の円筒形
内壁を有し、該継手の片端部は前記第1のパイプの端部
の外側に嵌着され、該継手の他端部は径方向に一定寸法
の間隙を置いて該第2のパイプの端部を覆い、該間隙は
前記粘弾性材料で充填されている ことを特徴とするパイプ結合構造である。
(実施例) 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のパイプ結合構造を示す断
面図、第2図は第1図のパイプ結合構造をプラットホー
ムに適用した例を示す正面図、第3図は第1図のパイプ
結合構造を宇宙基地に適用した例を示す側面図である。
図中、1,2はアルミニウムパイプ(パイプに対応す
る。)、3,13はゴム(粘弾性材料に対応する。)、4,14
は継手、5,11はフレーム、6は太陽電池パドル、7は小
型アンテナ、8は大型アンテナ、9はスラスタ、10は与
圧モジュール、12は実験・製造装置である。
本実施例のパイプ結合構造の場合、第1図に示すよう
に、2本のアルミニウムパイプ1,2がわずかなすき間を
もたせて互いに突き合わせてあり、アルミニウムパイプ
1,2の結合端部にゴム3が巻着してあり、更にアルミニ
ウムパイプ1,2を結合するアルミ製の継手4がアルミニ
ウムパイプ1,2の結合端部間に巻き付けてある。
本実施例においては、粘弾性材料(又は制振材)とし
てゴム3を用いている。アルミニウムパイプ1,2に加わ
った振動は、各アルミニウムパイプ1,2及び継手4間に
挾まれたゴム3のせん断変形により減衰する。すなわ
ち、アルミニウムパイプ1,2の振動エネルギーがゴム3
により熱エネルギーに変換されて消費され、振動が減衰
する。
ゴム3の外側にシート状のアルミを継手4として巻き
付けて接着し、アルミニウムパイプ1,2の結合端部間を
結合している。
第2図のプラットホームは、本実施例のパイプ結合構
造を採用したアルミニウムパイプ1,2により組み立てた
フレーム5に、太陽電池パドル6,小型アンテナ7及び大
型アンテナ8を取り付けてなる。
プラットホームの軌道や姿熱の制御をスラスタ9で行
うとき、プラットホームはその全体の固有振動数で振動
するが、フレーム5に第1図のパイプ結合構造を採用し
ているので、プラットホーム全体の振動減衰力が向上し
ており、従来に較べ振動が治まるまでの時間が短かくな
る。
第3図の宇宙基地の一部は、与圧モジュール10にフレ
ーム11を突き出して設けてあり、このフレーム11に実験
・製造装置12を取り付けてなる。
実験・製造装置12は、宇宙基地全体を振動伝達及び与
圧モジュール10内の人間や機械の動きにより振動する。
このフレーム11にも第1図のパイプ結合構造を採用して
いるので、従来に較べ振動が早く治まる。したがって、
宇宙基地の振動に基づく微少重力環境の破壊による実験
・製造の中断時間が短縮する。
第4図は、本発明の他の実施例のパイプ結合構造を示
す断面図である。
本実施例の場合、ゴム13が一方のアルミニウムパイプ
2にだけ巻着してあり、このようにしても第1図の実施
例について前述したと同様の効果を得ることができる。
(発明の効果) 以上に説明したように本発明のパイプ結合構造によれ
ば、宇宙構造物の振動減衰力が高まるとともに、ポイン
ティングメカニズムを用いないのでシステム構成が複雑
化せず、重量や消費電力が増大しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のパイプ結合構造を示す断面
図、第2図は第1図のパイプ結合構造をプラットホーム
に適用した例を示す正面図、第3図は第1図のパイプ結
合構造を宇宙基地に適用した例を示す側面図、第4図は
本発明の他の実施例のパイプ結合構造を示す断面図であ
る。 1,2……アルミニウムパイプ(パイプに対応する。)、
3,13……ゴム(粘弾性材料に対応する。)、4,14……継
手、5,11……フレーム、6……太陽電池パドル、7……
小型アンテナ、8……大型アンテナ、9……スラスタ、
10……与圧モジュール、12……実験・製造装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 忠彦 東京都港区西新橋3丁目20番4号 日本電 気エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−109687(JP,A) 実開 昭60−107109(JP,U) 特公 昭56−16743(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】径を同じくする第1及び第2の円筒形パイ
    プを共通の軸上に直線状に結合してなり、宇宙航行体の
    フレームをなすパイプ結合構造において、 前記第1のパイプの片方の端面と前記第2のパイプの片
    方の端面とは軸方向にわずかな間隙を置いて互いに突き
    合わされており、 前記第1及び第2のパイプの互いに突き合わされた側の
    端部には、該第1のパイプの端部から該第2のパイプの
    端部に架けてゴム等の粘弾性材料が巻着され、 さらに、前記巻着された粘弾性材料の外側には、シート
    状アルミが巻き付けられ、接着されている ことを特徴とするパイプ結合構造。
  2. 【請求項2】第1及び第2の円筒形パイプを共通の軸上
    に直線状に結合してなり、宇宙航行体のフレームをなす
    パイプ結合構造において、 前記第1のパイプの片方の端面と前記第2のパイプの片
    方の端面とは軸方向にわずかな間隙を置いて互いに突き
    合わされており、 互いに突き合わされた側の前記第1及び第2のパイプの
    端部は、剛性のある継手及びゴム等の粘弾性材料で互い
    に連結され、 前記継手は前記第1及び第2のパイプと同軸の円筒形内
    壁を有し、該継手の片端部は前記第1のパイプの端部の
    外側に嵌着され、該継手の他端部は径方向に一定寸法の
    間隙を置いて該第2のパイプの端部を覆い、該間隙は前
    記粘弾性材料で充填されている ことを特徴とするパイプ結合構造。
JP63017652A 1988-01-28 1988-01-28 パイプ結合構造 Expired - Lifetime JPH0829760B2 (ja)

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JPH01192937A JPH01192937A (ja) 1989-08-03
JPH0829760B2 true JPH0829760B2 (ja) 1996-03-27

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