JPH08296763A - 自動混合水栓における湯水混合機能部 - Google Patents

自動混合水栓における湯水混合機能部

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JPH08296763A
JPH08296763A JP12318995A JP12318995A JPH08296763A JP H08296763 A JPH08296763 A JP H08296763A JP 12318995 A JP12318995 A JP 12318995A JP 12318995 A JP12318995 A JP 12318995A JP H08296763 A JPH08296763 A JP H08296763A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動混合水栓Aを用いて湯を取り出して使用
しているときに、湯の使用を短い時間中断し、再び湯を
取り出して使用する際に、湯が適温であるか否かの確認
を行なわずに、直ちに、取出す湯を使用するようにして
も、高温の湯を浴びる事故が生じないようにする。 【構成】 自動混合水栓Aのボディa内に収蔵せしめる
湯水混合機能部uのケース4の周壁に設ける水入口4b
を、そのケース4の周壁の側面の一側に偏在させて開設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯配管により導かれ
る湯と給水配管により導かれる水とを、所望に設定した
割合に混合して所望の設定温度の混合水として取出す自
動混合水栓において、それの水栓のボディ内に対し装脱
自在のカートリッジ状に組立てて、そのボディ内に装入
する湯水混合機能部についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の自動混合水栓Aは、従前のものに
あっては、図1に示している如く、給湯配管Xに対して
接続する湯取入口用の接続口10と、給水配管Yに対し
て接続する水取入口用の接続口11と、混合水を導く混
合水取出用の接続口12とを具備せしめた筒状の外筒1
内に、一端側が湯取入用の接続口10と接続し、中間部
が混合水取出用の接続口12と接続し、外周面と前記外
筒1の内周面との間に水取入用の接続口11と連通する
ウオータージャケット状の流路13を形成する内筒2
を、前記外筒1とで二重管を形成するように嵌装してボ
ディaを組立てる。
【0003】次いで、このボディaの内筒2の内腔に、
カートリッジ状に組立てた湯水混合機能部uを、ボディ
aの外筒1の一方の端部の開口1aに開放する内筒2の
他端側の開放口20から装入して組付け、その開放口2
0の外側に、湯水混合機能部uの作動を調節する調節機
能部3を組付け、それの作動軸30の外端側に、調節作
動の操作を行なうハンドルHを組付け、これにより、自
動混合水栓Aを組立てるようにしている。
【0004】そして、この自動混合水栓Aのボディa内
に組込む湯水混合機能部uは、図2および図3に示して
いる如く、筒状に形成したケース4内に、それの軸方向
の一端側には、ワックスサーモエレメント5を、それの
主体部となる感温部50が内端側に位置し、その感温部
50内に封入したワックス類の温度変化による体積変化
によって出入作動するロッド51が外端側に位置する状
態として装入し、前記ロッド51の出入作動をガイドす
るガイド筒部52を、ケース4の前記一端側の内腔に組
付けた支持部材40の中心穴部に嵌挿して、水密を保持
せしめて軸方向に自在に摺動するよう支持せしめ、これ
により、ロッド51がそれの突出端部を衝合部sに突き
当てた状態で押し出されてきたときに、ガイド筒部52
および感温部50らのワックスサーモエレメント5の主
体部が、逆に、ケース4内に押し込まれるようにする。
【0005】また、ケース4内の他端側(図2および図
3において下端側)には、筒状に形成して、内端側とな
る上端縁に水用の弁部6aを設け、外端側となる下端縁
に湯用の弁部6bを設けた混合弁6を、それの軸芯線を
ケース4の軸芯線に揃えて装入し、それの内腔に設けた
通水口を具備する支持金具60を、連結金具61を介し
て前述のワックスサーモエレメント5の感温部50の内
端部に連結し、かつ、ケース4の他端部に螺合する蓋部
材41の内面と前記支持金具60との間にバネ7を張設
して混合弁6をワックスサーモエレメント5の側に押し
出すように付勢し、これにより、常態において、混合弁
6がそれの水用の弁部6aを閉弁させ湯用の弁部6bを
開弁させるように、連結金具61およびワックスサーモ
エレメント5を押し上げるように付勢する。
【0006】そして、ケース4には、それの胴部で、ワ
ックスサーモエレメント5の感温部50の基端部位に臨
む部位に、混合水出口4aを開設し、混合弁6の水用の
弁部6aに臨む部位に水入口4bを開設し、混合弁6の
湯用の弁部6bに臨む部位に湯入口4cを開設し、ワッ
クスサーモエレメント5の感温部50の外面とケース4
の胴部の内面との間に混合室mを形成するようにして、
これにより、湯入口4cと水入口4bとから湯用の弁部
6bおよび水用の弁部6aを経て混合弁6の内腔に流入
してくる湯と水とが、混合室m内に流入して混合し、そ
こから混合水出口4aを経て流出するようになり、この
とき、混合室m内の混合水の温度に応じてワックスサー
モエレメント5のロッド51が出入する作動で、混合弁
6が動いて、水用の弁部6aおよび湯用の弁部6bの開
度を変更して、流入してくる湯と水との割合を変え、混
合水出口4aから流出していく混合水の温度を設定した
一定の温度に保持させるように構成してある。
【0007】そして、この湯水混合機能部uを前述のボ
ディa内の内筒2内に装入し、それのワックスサーモエ
レメント5のロッド51の先端側を、組付けられる調節
機能部3の内端側に設けられる衝合部sに衝合させるこ
とで、ハンドルHの回動操作により、前記衝合部sが変
位して、設定温度が所望に変更されるようにしてある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く構成される
自動混合水栓Aは、ボディaに設けた接続口10・11
・12が、給湯配管Xおよび給水配管Yならびにシャワ
ー・給湯栓等に接続する混合水配管Zに接続している状
態で、ハンドルHの操作で所望の温度を設定して、混合
水配管Zに設けられた止水弁を開弁すれば、シャワーま
たは給湯栓から所望に設定した温度の湯を取出して使用
できるようになるが、その使用を短い時間をおいて繰返
したときに、高温の湯がシャワーまたは給湯栓から放出
されることで、火傷を起すようになる問題がでてくる。
【0009】これは、ハンドルHの操作で所望の温度に
設定してあっても、湯を使用するために、まず止水弁を
開いて湯を取り出すときには、放冷により冷い水が出た
りすることで、取り出す湯の温度を確認して使用する。
しかし止水弁を開いて湯を使用し始めた後に、止水弁を
閉じて一たん湯の使用を中断し、短い時間をおいて再び
湯を使用するときは、通常、取り出す湯が適温であるか
否かの確認を行なわずに使用する。このため、この中断
の間に、混合弁6が高温の側に移行していて、高温の混
合水が取り出されるようになっていると、熱湯を浴びる
ようになることで起きてくる問題である。
【0010】本発明は、従来手段に生じているこの問題
を解消せしめるためになされたものであって、自動混合
水栓Aを用いて湯を取り出して使用しているときに、湯
の使用を短い時間中断し、再び湯を取り出して使用する
際に、湯が適温であるか否かの確認を行なわずに、直ち
に、取出す湯を使用するようにしても、高温の湯を浴び
る事故が生じないようにする新たな手段を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明手段
は、上述の目的のために種々の実験を繰返して得られた
知見に基づいてなされたものである。
【0012】即ち、上述の問題について種々の検討を行
ったところ、ハンドルHの操作で取出す湯の温度を所望
の温度に設定した状態で、湯(混合水)を取り出して使
用している際に、その湯の使用を、短い時間中断して、
再び使用するようにしたときに生ずる高温の湯の流出
は、湯の取り出しをストップしたときに、ワックスサー
モエレメント5の感温部50のまわりの混合室m内の混
合水が、混合弁6の水用の弁部6aの周辺の水の影響に
より冷却されて温度を降下させることにより、感温部5
0が冷却されて、混合弁6が水用の弁部6aの開度を狭
め湯用の弁部6bの開度を拡げるように動き、この状態
で混合水が取り出されるようになることに起因している
ことが判った。
【0013】このことから、湯の取出しの中断により、
ワックスサーモエレメント5が冷却されても、混合弁6
の水用の弁部6aが閉弁しない状態に保持されるように
すれば、中断後の湯の再使用の際の水の流入量が多くな
って、瞬間的な高温水の流出の防止が可能となるという
ことに想到した。
【0014】そして、この考えに基づき種々の実験を行
なったところ、 湯水混合機能部uのケース4に設ける水入口4bの
開口面積を小さくすることで、湯の使用を一時中断し、
僅かの時間において再び湯を使用するようにしたとき
に、一時的に高温の湯が流出するようになる現象を効果
的に防止し得るようになること、 湯水混合機能部uのケース4に対しそれの略全周に
渡るように設けられる水入口4bを、ケース4の周壁の
周方向において、半周に渡る範囲に局限して開設し、そ
の水入口4bからのケース4内に対する水の流入が一側
方向から流入していくようにすることで、上述の高温の
湯が一時的に流出するようになる現象を防止し得るよう
になること、 ボディaの内筒2内に収蔵する湯水混合機能部uの
ケース4の周壁に開設せる水入口4bに対して水を導入
するために、その内筒2の周壁に水の流入口vを開設す
るときに、その水の流入口vを、内筒2内に収蔵する湯
水混合機能部uのケース4に開設する前記水入口4bに
重合して隣接する位置に装設することで、上述の高温の
湯が一時的に流出するようになる現象を効果的に防止し
得るようになる、という結果が得られた。
【0015】そして、このことから、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、自動混合
水栓のボディ内に収蔵せしめる湯水混合機能部のケース
の周壁に設ける水入口を、そのケースの周壁の側面の一
側に偏在させて開設したことを特徴とする自動混合水栓
における湯水混合機能部を提起し、またこれに併せて自
動混合水栓のボディ内に収蔵せしめる湯水混合機能部の
ケースの周壁に設ける水入口を、そのケースの周壁の側
面の一側に偏在させて開設し、かつ、その水入口を、ボ
ディの内筒の周壁に開設する水の流入口と隣接して対向
するように配設したことを特徴とする自動混合水栓にお
ける湯水混合機能部を提起するものである。
【0016】
【作用】上述の如く構成せる本発明手段は、湯の使用中
に、湯の使用を一時中断して、極く短い時間をおいて、
再び湯を取り出して使用するようにしたとき、一時的に
高温の湯が流出してくる現象が効果的に抑止されるよう
になる。
【0017】湯水混合機能部uのケース4の周壁に、そ
れの周方向において略全周に渡るように開設されていた
水入口4bを、ケース4の周壁の周方向において半周に
渡る範囲に局限して開設し、かつ、その水入口4bと、
湯水混合機能部uを収蔵せしめるボディaの内筒2に開
設する水の流入口vとを、隣接して重合するように装設
した例について、前述の図1乃至図3に示している従来
手段のものと比較試験を行なったところ、次表に示して
いる結果となった。
【0018】この試験は、従前の自動混合水栓および本
発明を実施せる自動混合水栓とを、それぞれ、取り出す
混合水の湯温が40度Cとなるようにセットした状態に
おいて、閉弁により湯の取り出しをストップさせた後、
1秒・5秒・10秒・60秒の各時間をおいて再び開弁
して湯を取り出すようにしたときに、それぞれ取り出さ
れる湯の温度を測定した試験である。 閉弁後から開弁までの時間 1 秒 5 秒 10 秒 60 秒 従来品の出湯温度(C) 41.5 48.3 48.7 52.4 本発明の実施品の出湯温度(C) 40.3 41.7 42.3 44.3
【0019】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0020】図4は、本発明を実施せる自動混合水栓A
の縦断側面図で、同図において、Xは給湯配管、Yは給
水配管、Zは混合水取出用の配管を示す。
【0021】また、aは外筒1と内筒2とからなるボデ
ィ、10は外筒1に給湯配管Xと接続するように設けた
湯取入用の接続口、11は外筒1に給水配管Yと接続す
るように設けた水取入用の接続口、12は外筒1に混合
水取出用の配管Zと接続するように設けた接続口、uは
ボディaの内筒2内に組込んだ湯水混合機能部、3は前
記湯水混合機能部uの作動を調節するよう内筒2の外端
側に組付けた調節機能部、Hはその調節機能部3の調節
作動の設定条件を所望に変更操作するようその調節機能
部3の外端側に設けたハンドルで、これらは、基本的な
構成については図1に示している従前手段のものと変わ
りがない。
【0022】また、外筒1の内腔に装入して組付ける内
筒2は、湯水混合機能部uを収蔵せしめる筒状の主体部
2aの一端側に、外筒1の湯取入用の接続口10の内端
と接続する湯の流路2bが接続し、前記主体部2aの周
壁には、外筒1の内面と内筒2の外面との間に形成され
るウオータージャケット状の流路13と連通させる水の
流入口vが開設してあり、主体部2aの外周側には、そ
の主体部2aの周壁に開設した混合水の流出口wを、外
筒1の混合水取出用の接続口12に連通させる混合水の
流路2cが形設してある。また、該内筒2の他端側は、
前述の湯水混合機能部uを装脱自在に組付ける装入口と
なる開放口20として開放してある。
【0023】前記湯水混合機能部uは、図5および図6
に示している如く、筒状に形成したケース4内の一半側
(図において上半側)に、ワックスサーモエレメント5
を、それの感温部50が下方に位置し、出入作動するロ
ッド51が、ケース4の上端から上方に突出する姿勢と
して装入し、前記ロッド51の出入作動をガイドするガ
イド筒部52を、ケース4の内腔の上端側に固定装設し
た支持部材40の中心穴部に、水密を保持して軸方向
(上下方向)に自在に摺動するよう嵌挿して組付支持せ
しめ、ケース4内の他半側である下半側には、上縁側に
水用の弁部6aを形成し下縁側に湯用の弁部6bを形成
した混合弁6を、上下方向に可動に装入して、それの支
持金具60を連結金具61を介して前記ワックスサーモ
エレメント5の感温部50の下端部に連繋し、それの支
持金具60とケース4の下端部に螺合せる蓋部材41の
内面との間に、押し上げる方向に作用するバネ7を張設
し、ケース4の周壁には、ワックスサーモエレメント5
の感温部50の基端部と対応する部位に混合水出口4a
を開設し、混合弁6の水用の弁部6aと対向する部位に
水入口4bを開設し、混合弁6の湯用の弁部6bと対応
する部位に湯入口4cを開設し、ケース4の胴部の内側
で、ワックスサーモエレメント5の感温部50の外周を
囲む部位に混合室mを形成するようにして構成したもの
で、これらの基本的な構成は図2および図3に示してい
る従前手段のものと変わりがない。
【0024】また、これらにより、湯入口4cと水入口
4bとから流入して混合室mを経て混合水出口4aから
流出する混合水の温度を、混合室m内において感温部5
0が検出する感温部50の作動で、混合弁6が動いて、
その混合弁6の水用の弁部6aおよび湯用の弁部6bを
経て流入してくる水と湯の割合を変えて、混合水出口4
aから流出してくる混合水の温度を、ワックスサーモエ
レメント5のロッド51の突出端と衝合させる衝合部s
の位置により設定される所定の温度に保持するように作
動することもに、前述の図1および図2に示す従来手段
のものと変わりがない。
【0025】しかし、ケース4の周壁に、混合弁6の水
用の弁部6aと対応させて設ける水入口4bは、図5乃
至図7に示している如く、ケース4の周壁の径方向にお
ける側方の一側に、ケース4の周方向の略半周に渡るよ
うに開設してあって、これにより、図2・図3に示す従
来手段のものの水入口4bに対して開口面積を半減させ
てあり、かつ、ケース4内に対する水の流入が、この水
入口4bを開設した側の一側方向から行なわれるように
してある。
【0026】そしてまた、この湯水混合機能部uのケー
ス4に設ける水入口4bは、図4にあるように、湯水混
合機能部uを内筒2内に挿入して、内筒2の内面に設け
てあるストッパー21に突き当たるまで押し込み、ケー
ス4の外端側の端面を、内筒2の開放口20に装着する
セット部材22により押え込んで、湯水混合機能部uを
内筒2内の所定の位置にセットしたときに、この水入口
4bが、内筒2の周壁に開設する水の流入口vと隣接し
て対向する位置を占めるように配位して装設する。
【0027】調節機能部3は、図4にあるように、内筒
2の開放口20の内周面に螺合する有底の筒状の主体3
1の内腔に、筒状に形成した調節筒32を嵌挿して、そ
れの外面側を主体31の内面にスプラインを介し軸方向
に摺動自在に嵌合し、その調節筒32の内周側に、ハン
ドルHの操作により回動する作動軸30の内端側に設け
たねじ部を螺合し、調節筒32の内端側に、ワックスサ
ーモエレメント5のロッド51の突出端を衝合させる衝
合部sを組付けている構成のもので、図2および図3に
ある従前手段のものと変わりがなく、ハンドルHの回動
操作により作動軸30を回転させて調節筒32を軸方向
に動かすことで、衝合部sの位置を変更して設定温度の
調節を行なうこと前述の手段のものと同様である。
【0028】また、図4において、23は外筒1の一端
側の開放口、24はその開放口23を水密に蓋するよう
組付けた蓋板である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自動
混合水栓Aの湯水混合機能部uは、それのケース4に開
設する水入口4bを、ケース4の周壁の一側の側面に局
限した状態に設けていることで、湯の使用を中断したと
きのケース4内に対する水の流入が抑えられるようにな
って、混合室m内の混合水に対する水の影響が少なくな
り、湯の使用の中断時にワックスサーモエレメント5の
感温部50の温度降下で、混合弁6が、水用の弁部6a
の開度を狭め湯用の弁部6bの開度を拡げるように動く
のを抑えて、再び湯を取り出すときに一時的に高温の湯
を流出させるのを効果的に防止するようになる。
【0030】また、ケース4に設ける水入口4bを、ボ
ディaの内筒2の周壁に開設する水の流入口vと、隣接
して対向する位置に装設していることで、湯の使用を中
断したときの水入口4bの周辺の水を静止状態に保持し
て、混合室mの混合水に対する影響を抑え、かつ、中断
後に少しの時間をおいて再び湯を使用するよう止水弁を
開弁したときのケース4内に対する水の流入を迅速にし
て、この再使用時に一時的に高温の湯が流出するのを効
果的に防止するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の自動混合水栓の縦断正面図である。
【図2】同上の湯水混合機能部の正面図である。
【図3】同上の湯水混合機能部の縦断正面図である。
【図4】本発明を実施せる自動混合水栓の縦断正面図で
ある。
【図5】同上の湯水混合機能部の正面図である。
【図6】同上の湯水混合機能部の縦断正面図である。
【図7】同上の湯水混合機能部の図5におけるA−A線
断面図である。
【符号の説明】
A…自動混合水栓、a…ボディ、m…混合室、s…衝合
部、u…湯水混合機能部、v…水の流入口、w…混合水
の流出口、H…ハンドル、X…給湯配管、Y…給水配
管、Z…混合水配管、1…外筒、1a…開口、10・1
1・12…接続口、13…流路、2…内筒、2a…主体
部、2b…流路、2c…混合水の流路、20…開放口、
21…ストッパー、22…セット部材、23…開放口、
24…蓋板、3…調節機能部、30…作動軸、31…主
体、32…調節筒、4…ケース、4a…混合水出口、4
b…水入口、4c…湯入口、40…支持部材、41…蓋
部材、5…ワックスサーモエレメント、50…感温部、
51…ロッド、52…ガイド筒部、6…混合弁、6a…
水用の弁部、6b…湯用の弁部、60…支持金具、61
…連結金具、7バネ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動混合水栓Aのボディa内に収蔵せし
    める湯水混合機能部uのケース4の周壁に設ける水入口
    4bを、そのケース4の周壁の側面の一側に偏在させて
    開設したことを特徴とする自動混合水栓における湯水混
    合機能部。
  2. 【請求項2】 自動混合水栓Aのボディa内に収蔵せし
    める湯水混合機能部uのケース4の周壁に設ける水入口
    4bを、そのケース4の周壁の側面の一側に偏在させて
    開設し、かつ、その水入口4bを、ボディaの内筒2の
    周壁に開設する水の流入口vと隣接して対向するように
    配設したことを特徴とする自動混合水栓における湯水混
    合機能部。
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