JPH08296642A - 直線運動案内装置 - Google Patents

直線運動案内装置

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JPH08296642A
JPH08296642A JP12559995A JP12559995A JPH08296642A JP H08296642 A JPH08296642 A JP H08296642A JP 12559995 A JP12559995 A JP 12559995A JP 12559995 A JP12559995 A JP 12559995A JP H08296642 A JPH08296642 A JP H08296642A
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JP
Japan
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seal member
side lid
linear motion
guide device
motion guide
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Masashi Kimoto
政志 木本
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/08Arrangements for covering or protecting the ways
    • F16C29/084Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
    • F16C29/086Seals being essentially U-shaped, e.g. for a U-shaped carriage

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シール部材の交換が容易で、しかもシール部材
を確実に固定し得る直線運動案内装置を提供する。 【構成】側蓋6端面の軌道レール2との対向縁には、シ
ール部材9が抜き差し自在に嵌合可能な凹部10を設け
ると共に、側蓋6に凹部10に嵌合されたシール部材9
の端縁にシール部材9の抜き差し方向に係合してシール
部材9の抜け出しを阻止する爪部11と、爪部11を側
蓋に支持する弾性支持片12と、を備えた弾性係止部材
13を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機械の直線運動部
に用いられる転がり接触型の直線運動案内装置に関し、
特に軌道レールと移動ブロック間の隙間をシールするシ
ール部材の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の直線運動案内装置として
は、たとえば、図に示すようなものがある(米国特許第
4,743,124号公報)。すなわち、軌道レール1
00と、軌道レール100に沿って多数の転動体101
を介して移動自在に設けられる移動ブロック102と、
を備えている。移動ブロック102両端には転動体10
1を無限循環させるための側蓋103が設けられ、側蓋
103の両端には、前記軌道レール100に摺動自在に
密封接触して側蓋103と軌道レール100間の隙間を
シールするシール部材104が取り付けられている。
【0003】このシール部材104の着脱を容易化する
ために、シール部材104の側蓋103との当接面に係
止凸部105を設け、一方、側蓋103には係止凸部1
05を側方から弾性的に抱持する一対の弾性片106を
設け、係止凸部105をこの弾性片103にスナップ係
合させるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術では、シール部材104の係止凸部105を弾性支
持片105の間に抜き差しするだけで交換できるので、
交換作業が容易であるものの、係止凸部105に一対の
弾性片103が抜き差し方向に対して側方からスナップ
係合しているだけなので、移動ブロック102の移動時
に軌道レール100とシール部材104間に生じる摩擦
力によって、係止凸部105が弾性片106から外れる
おそれがあった。
【0005】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
シール部材の交換が容易で、しかもシール部材を確実に
固定し得る直線運動案内装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、軌道レールと、該軌道レールに
沿って多数の転動体を介して移動自在に設けられる移動
ブロックと、を備え、移動ブロック両端には転動体を無
限循環させるための側蓋が設けられ、側蓋の両端には、
前記軌道レールに摺動自在に密封接触して側蓋と軌道レ
ール間の隙間をシールするシール部材が取り付けられた
直線運動案内装置において、前記側蓋端面の前記軌道レ
ールとの対向縁には、前記シール部材が抜き差し自在に
嵌合可能な凹部を設けると共に、さらに、前記側蓋に
は、前記凹部に嵌合されたシール部材の端縁に抜き差し
方向に係合してシール部材の凹部からの抜け出しを阻止
する爪部と、該爪部を側蓋に対して支持する弾性支持片
と、を備えた弾性係止部材を設けたことを特徴とする。
【0007】シール部材の弾性係止部材の爪部が係合す
る部分は硬質であることを特徴とする。
【0008】側蓋の凹部周縁には弾性係止部材を収納す
る切欠きが設けられていることを特徴とする。
【0009】側蓋は型成形された樹脂成形品であり、弾
性係止部材が側蓋と一体成形されていることを特徴とす
る。
【0010】側蓋は下方に開いた断面略コ字形状で、シ
ール部材も側蓋のコ字形内側縁に倣った断面コ字形状で
あって、側蓋の内側縁にシール部材が嵌合する断面コ字
形状の凹部が設けられ、弾性係止部材は側蓋の上部内側
縁と左右内側縁の内の少なくとも1側縁に設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明にあっては、シール部材を側蓋の凹部内
周に差し込むことによって装着する。シール部材が凹部
内に嵌合した状態で弾性支持片の弾性力によて爪部がシ
ール部材の端縁に係合され、この爪部によって凹部から
のシール部材の抜け落ちが阻止される。
【0012】一方、シール部材の取り外し作業は、弾性
係止部材の爪部を弾性支持片の弾性力に抗してシール部
材の端縁から外し、シール部材を凹部から抜き出す。
【0013】また、弾性係止部材を側蓋の凹部内周に設
けた切欠き内に収納しておけば、弾性係止部材が側蓋内
に隠れ、側蓋によって弾性係止部材が保護され破損する
おそれがない。
【0014】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0015】図1は本発明の一実施例に係る直線運動案
内装置を示している。図において、1は直線運動案内装
置全体を示すもので、概略、軌道レール2と、この軌道
レール2に沿って多数の転動体としてのボール3を介し
て移動自在に設けられる移動ブロック4と、を備えてい
る。
【0016】軌道レール2は略断面四角形状の直線状の
長尺レールで、その上側面左右角部21,21の上面と
側面に、2条ずつ計4条のボール転走溝2aが設けられ
ている。
【0017】移動ブロック4は、軌道レール2の上側面
から左右側面に跨るように挿入される断面コ字形状のブ
ロック体で、移動ブロック本体5と、この移動ブロック
本体5の両端に固定される断面コ字形状の側蓋6,6
と、から構成されている。移動ブロック本体5の内側上
面と内側左右側面には、上記軌道レール2のボール転走
溝2aと対向する4条のボール転走溝5aが設けられ、
軌道レール2と移動ブロック4のボール転走溝2a,5
a間に多数のボール3が介装されている。また、このボ
ール転走溝2a,5a間に介装されたボール3を保持す
るためのボール保持部51が、移動ブロック本体5の内
側面に形成されたボール転走溝5aの左右両側に設けら
れている。このボール保持部51は樹脂で成形され、移
動ブロック本体5を構成する金属ブロック52と一体成
形されている。
【0018】また、移動ブロック本体5には、これら4
条のボール転走溝5aと対応して負荷域のボール3を逃
がすための4条のボール逃げ通路7が設けられている。
このボール逃げ通路7も金属ブロック51に一体的に接
合された樹脂部53によって成形されている。
【0019】なお、図1(a)では右半部をのみを示して
いるが、左半部も右半部と対称であり図示を省略してい
る。
【0020】一方、側蓋6も移動ブロック本体5の断面
形状に倣った下方に開いた断面略コ字形状の樹脂部材
で、移動ブロック本体5との接合端面に、ボール転走溝
5aとボール逃げ通路7間を接続するU字状に曲げられ
たチューブ状の方向転換路8が設けられている。側蓋6
に形成されるのは、チューブ状の方向転換路8の外周部
81のみであって、方向転換路内周部82は移動ブロッ
ク本体5の端面に樹脂によって一体成形されている。
【0021】この側蓋6の軌道レール2との対向縁であ
る内側縁には、側蓋6内周と軌道レール2外周との隙間
をシールするためのシール部材9が取り付けられてい
る。側蓋6の内側縁は水平の上部内側縁61と、下端側
が上端側よりも狭くなるように傾斜する左右内側縁6
2,63とから構成されており、これら側蓋6の上部,
左右内側縁61〜63に沿ってコ字形状の凹部10が設
けられ、この凹部10にシール部材9が軌道レール2の
軸方向に抜き差し自在に嵌合されている。
【0022】シール部材9も、図3に示すように、側蓋
6の内側縁61〜63に倣った断面コ字形状で、水平部
91と、水平部の左右側端から下方に向かって内側に狭
まる方向に傾斜して延びる傾斜部92,93と、から構
成されている。このシール部材9は、その外周縁が凹部
10に固定され、内周縁には軌道レール2に対して摺動
自在に密封接触するリップ部92が設けられている。ま
た、構造的には、断面コ字形状の金属等で成形される硬
質の補強プレート9aと、この補強プレート9aに一体
的に接合されるゴムや樹脂等の弾性材9bと、から構成
されるもので、凹部10に嵌め込まれる部分が補強プレ
ート9aで補強され、リップ部94が弾性材9bのみに
よって構成されている。
【0023】一方、側蓋6には、凹部10に嵌合された
シール部材9の端縁に抜き差し方向に係合して凹部10
からの抜け出しを規制する爪部11と、爪部11を側蓋
6に対して支持する軸方向に延びる弾性支持片12と、
を備えた弾性係止部材13が設けられている。
【0024】弾性係止部材13は、側蓋6の上部内側縁
61と左右内側縁62,63に設けられている。上部内
側縁61には1つ、左右内側縁62,63には上下端部
に一つずつ、合計5箇所に設けられている。ただ、上部
内側縁61と左右内側縁62,63の内の一側縁に設け
ておけば、凹部10からのシール部材9の抜け落ちを阻
止することができる。このように上部,左右内側縁61
〜63の3箇所で固定するば、シール部材9の脱落を確
実に防止できる。
【0025】また、シール部材9のリップ部94とは反
対側の固定側端縁には、弾性係止部材13の爪部11が
係合する係合部9cが設けられ、この係合部9cは、補
強プレート9bに被覆された弾性材9bが部分的に開口
して金属等の硬質の補強プレート9bが露出している。
このように係合部9cを硬質にしておけば、爪部11が
確実に固定される。もっとも、弾性材9bを介して爪部
11を係合させてもよい。
【0026】弾性係止部材13は側蓋6と一体成形され
た樹脂成形品で、弾性支持片12は、一端が側蓋6に固
定され他端が自由端となる直線状部材で、シール部材9
の外周面に沿ってシール部材9の抜き差し方向に平行に
延びており、その先端の自由端部に爪部11が設けられ
ている。
【0027】また、この弾性係止部材13は、凹部10
内周縁に設けられた切欠き14内に収納されている。切
欠き14の奥端面と爪部11との間には、シール部材9
の端縁から爪部11を離脱可能とするだけの弾性支持片
12の弾性変形を許容する隙間が設けられている。
【0028】この弾性係止部材13も側蓋6と同一の樹
脂製で、型成形によって側蓋6と一体成形されている。
爪部11を成形するために、側蓋6には、腕部12の側
面から爪部11の突出部分11aと対応する部位に側蓋
6の前後方向に貫通するような逃げ部16が設けられて
いる。
【0029】本発明にあっては、シール部材9を側蓋6
の凹部10内周に差し込むことによって装着する。シー
ル部材9が凹部10内に嵌合した状態で弾性支持片12
の弾性力によって爪部11がシール部材9の端縁に係合
され、この爪部11によって凹部10からのシール部材
9の抜け落ちが阻止される。
【0030】一方、シール部材9の取り外し作業は、弾
性係止部材13の爪部11を弾性支持片12の弾性力に
抗してシール部材9の端縁から外し、シール部材9を凹
部10から抜き出す。
【0031】また、弾性係止部材13を側蓋6の凹部1
0内周に設けた切欠き14内に収納しておけば、弾性係
止部材13が側蓋6内に隠され、側蓋6によって弾性係
止部材13が保護されて破損が防止される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、シール部材の端縁にシール部材の抜き差し方向に係
合する爪部を備えた弾性係止部材を設けたので、シール
部材が脱落するおそれはない。
【0033】また、交換する際には弾性支持片を弾性変
形させてシール部材の端縁から爪部を外すことによっ
て、シール部材を簡単に交換することができる。
【0034】さらに、弾性係止部材を側蓋の凹部内周に
設けた切欠き内に収納しておけば、側蓋によって弾性係
止部材が保護され、破損するおそれがない。
【0035】また、断面略コ字形状のシール部材を固定
する場合に、弾性係止部材を側蓋の上部内側縁と左右内
側縁の3箇所の内の少なくとも1箇所に設ければ、シー
ル部材の抜け止めを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る直線運動案内装
置を示す図である。
【図2】図2は図1の直線運動案内装置の側蓋を示す図
である。
【図3】図3は図1の直線運動案内装置のシール部材を
示す図である。
【図4】図4は従来の直線運動案内装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 直線運動案内装置 2 軌道レール 2a ボール転走溝(転動体転走溝) 3 ボール(転動体) 4 移動ブロック 5 移動ブロック本体 5a ボール転走溝(転動体転走溝) 6 側蓋 61 上部内側縁 62,63 左右内側縁 7 ボール逃げ通路 8 方向転換路 81 方向転換路外周部 82 方向転換路内周部 9 シール部材 91 水平部 92,93 傾斜部 94 リップ部 9a 補強プレート 9b 弾性材 9c 硬質部 10 凹部 11 爪部 12 弾性支持片 13 弾性係止部材 14 切欠き 16 逃げ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道レールと、該軌道レールに沿って多数
    の転動体を介して移動自在に設けられる移動ブロック
    と、を備え、 該移動ブロック両端には転動体を無限循環させるための
    側蓋が設けられ、該側蓋の両端には、前記軌道レールに
    摺動自在に密封接触して側蓋と軌道レール間の隙間をシ
    ールするシール部材が取り付けられた直線運動案内装置
    において、 前記側蓋端面の前記軌道レールとの対向縁には、前記シ
    ール部材が抜き差し自在に嵌合可能な凹部を設けると共
    に、 さらに、前記側蓋には、前記凹部に嵌合されたシール部
    材の端縁に抜き差し方向に係合してシール部材の凹部か
    らの抜け出しを阻止する爪部と、該爪部を側蓋に対して
    支持する弾性支持片と、を備えた弾性係止部材を設けた
    ことを特徴とする直線運動案内装置。
  2. 【請求項2】シール部材の弾性係止部材の爪部が係合す
    る部分は硬質である請求項1に記載の直線運動案内装
    置。
  3. 【請求項3】側蓋の凹部周縁には弾性係止部材を収納す
    る切欠きが設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の直線運動案内装置。
  4. 【請求項4】側蓋は型成形された樹脂成形品であり、弾
    性係止部材が側蓋と一体成形されている請求項1,2ま
    たは3に記載の直線運動案内装置。
  5. 【請求項5】側蓋は下方に開いた断面略コ字形状で、シ
    ール部材も側蓋のコ字形内側縁に倣った断面コ字形状で
    あって、側蓋の内側縁にシール部材が嵌合する断面コ字
    形状の凹部が設けられ、弾性係止部材は側蓋の上部内側
    縁と左右内側縁の内の少なくとも1側縁に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の
    直線運動案内装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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